JP3348973B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、半導体装置が実装されてい
る機器の高度化、多機能化などに伴い半導体チップの高
集積化、大規模化が進み、この半導体チップと回路基板
を接続する電気的接続部の数が非常に多数のものになっ
てきている。そして、特に近年において半導体チップを
回路基板に半田バンプを用いて直接実装するフリップチ
ップ(flip−chip)実装が一般化しつつある。
フリップチップ実装は、実装面積が半導体チップ寸法と
ほとんど同じものとすることができるため小形化に適し
ている。
【0003】以下、フリップチップ実装によって形成さ
れた従来の樹脂封止型半導体装置について図3を参照し
て説明する。図3は縦断面図であり、図3において、樹
脂封止型半導体装置1は、半導体チップ2が回路基板3
の上に実装されて構成される。
【0004】この実装される半導体チップ2は、その電
極パッドに半田バンプ4が設けられていて、この半田バ
ンプ4を回路基板3の対応する電極パッド5に押し付け
るようにして接続される。そして半導体チップ2が接続
された後、エポキシ樹脂などの封止材6で半導体チップ
2全体を覆うようにして樹脂封止が行われる。
【0005】このように構成された樹脂封止型半導体装
置1では、半導体チップ2と回路基板3の機械的な接続
が、樹脂封止を行わない場合と比較して、より剛に行わ
れている。
【0006】すなわち、フリップチップ実装では、半導
体チップの動作の有無、あるいは環境温度の変動に起因
して半導体装置に温度変動が繰り返し生じ、半導体チッ
プと回路基板の間には両者の線膨張率に起因した相対変
形が生じる。そして、樹脂封止が行われていない場合に
は、半導体チップと回路基板の接続部である半田バンプ
に熱応力が繰り返し生じ、熱疲労破壊する可能性も高く
なり、機械的、電気的な接続の信頼性は著しく低下す
る。こうした接続部信頼性低下に対して実装後に半導体
チップを樹脂などの封止材で封止することで、半導体チ
ップと回路基板の接続を機械的に剛とし、接続の信頼性
を高めるようにしている。
【0007】したがって、半導体装置1の温度が、半導
体チップ2の動作に伴って変動したり、あるいは使用し
ている環境の温度が変化することなどで変動した際、こ
れらの温度変動に起因して半導体チップ2と回路基板3
との間に相対変形が生じようとするが、両者は剛に接続
されているためその間の変形量が低減され、半田バンプ
4に加わる熱応力が低減される。
【0008】しかしながら、半田バンプ4は封止材6と
接触し、周囲が囲まれた構造となっているため、繰り返
しの温度変動と、半田バンプ4の材料と封止材6の線膨
張率差に起因して、半田バンプ4には引張・圧縮の熱応
力が発生して半田バンプ4が最終的に破断に至る等、熱
疲労の信頼性の面から望ましいものではなかった。
【0009】また上述の状況は、半導体チップ2を直接
回路基板3に実装するフリップチップ実装等の場合のみ
ならず、図示しないがプリント基板に半導体チップを搭
載して形成されたICパッケージを、プリント基板に設
けた半田バンプを回路基板の電極パッドに接続して直接
実装し、それを覆うように樹脂などの封止材で封止する
場合についても、全く同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は樹
脂封止したものにおいても、半導体チップ等と回路基板
を接続する半田バンプの機械的、電気的な接続の信頼性
は十分に高いものではなかった。このような状況に鑑み
て本発明はなされたもので、その目的とするところは、
温度変動と線膨張率の差に起因して発生するバンプの熱
応力をより低減させ、機械的、電気的な接続の信頼性を
向上させた半導体装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体チップを回路基板にバンプを用いて実装し且つ封
止材により封止した半導体装置において、前記回路基板
に、前記バンプと略同一の線膨張率を有する材料で形成
され、該バンプの高さと略同じ高さとなるように形成さ
れた介在構造部材を、前記半導体チップの実装部位全周
を取り囲むように設けると共に、前記半導体チップと前
記介在構造部材のみを覆うよう前記封止材を設けて封止
したことを特徴とするものであり、また、半導体チップ
が組み込まれたICパッケージを回路基板にバンプを用
いて実装し且つ封止材により封止した半導体装置におい
て、前記回路基板に、前記バンプと略同一の線膨張率を
有する材料で形成され、該バンプの高さと略同じ高さと
なるように形成された介在構造部材を、前記ICパッケ
ージの実装部位全周を取り囲むように設けると共に、
記ICパッケージと前記介在構造部材のみを覆うよう
記封止材を設けて封止したことを特徴とするものであ
り、さらに、前記介在構造部材が、前記バンプと同一の
材料で構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された半導体装置は、半導体
チップあるいは半導体チップを組み込んだICパッケー
ジがバンプによって実装される回路基板上に、実装部位
を取り囲むようにバンプと略同一の線膨脹率の材料でバ
ンプと略同じ高さの介在構造物が設けられると共に、半
導体チップあるいはICパッケージと介在構造物とを覆
うように封止材による封止が行われている。これによ
り、半導体チップあるいは半導体チップを組み込んだI
Cパッケージは、封止材によって回路基板に対して固定
され、半導体チップあるいはICパッケージと回路基板
のバンプによる接続はより剛な機械的なものとなり、半
導体チップの動作に伴って温度変動が生じても回路基板
との間の相対変形量を低減され、バンプに加わる熱応力
が低減される。また、封止材はバンプに直接接触した状
態でなく、さらに封止材はバンプと略同じ線膨張率の介
在構造物を介して回路基板に上に固着されているので、
繰り返し温度変動と、バンプと封止材の線膨張率差によ
ってバンプに生じる熱応力は著しく低減されたものとな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0014】先ず、第1の実施例のフリップチップ実装
によって形成された樹脂封止型半導体装置を図1により
説明する。図1は縦断面図であり、図1において、樹脂
封止型半導体装置11は、半導体チップ12を回路基板
13の上に実装して構成されている。
【0015】半導体チップ12は、例えば1辺が2mm
〜5mm程度の所定寸法をもって形成された方形状のも
ので、その回路基板13への実装面に設けられた多数の
電極パッド14には、それぞれに直径が約50μm程度
で高さが100μm以下の所定寸法に略々揃えられた半
田バンプ15が、互いに所定の空間距離を設けるように
して立設されている。
【0016】また、回路基板13は、その半導体チップ
12の実装部位表面に半導体チップ12の半田バンプ1
5に対応して電極パッド16が設けられており、さらに
半導体チップ12の実装部位には、この実装部位を全周
に亘り取り囲むように介在構造部材17が設けられてい
る。なお、介在構造部材17で取り囲まれた内側の実装
部位に半導体チップ12を実装した際には、介在構造部
材17と半導体チップ12の外周との間に微小間隙aが
できるようになっている。
【0017】また、介在構造部材17は、断面形状が方
形の堤状であって、高さが半田バンプ15の高さと略等
しく、幅が半田バンプ15の直径より十分大きな寸法と
なっており、さらに半田バンプ15と同じ材料で形成さ
れ、同じ線膨張率を有するものとなっている。
【0018】そして、回路基板13の上面に実装された
半導体チップ12に対し、半導体チップ12と介在構造
部材17を覆うようにエポキシ樹脂やガラスフィラー入
りのエポキシ樹脂などの封止材18による成形が行わ
れ、樹脂封止が行われている。
【0019】このような回路基板13に半導体チップ1
2を実装するに当たっては、先ず半導体チップ12を回
路基板13の実装部位に載置する。その際、半田バンプ
15が対応する電極パッド16上に来るようにする。そ
の後、加熱し、半田バンプ15を電極パッド16に押し
付けることによって半田バンプ15を電極パッド16に
溶着し、接続が行われる。
【0020】そして、電極パッド14と電極パッド16
とが半田バンプ15を介して接続された後、封止材18
で半導体チップ12と介在構造部材17の全体を覆うよ
うに成形が行われ、樹脂封止が完了する。
【0021】このとき、介在構造部材17で取り囲まれ
ている回路基板13の半導体チップ12の実装部位表面
と、半導体チップ12の下面との間の空隙19には、介
在構造部材17と半導体チップ12の外周との間が微小
間隙aしか開いていないので封止材18は流入せず、ま
た封止材18の流入が有ったとしても流入量は抑制され
たものとなる。このため、半田バンプ15は、その周囲
が封止材18によって埋められてしまうことがなく、中
空状態のままとなっている。
【0022】このように構成されたものでは、樹脂封止
を行っていないものに比較して半導体チップ12と回路
基板13とが封止材18と介在構造部材17を介して固
着され、機械的な接続が剛となっている。それ故、半導
体装置11の温度が、半導体チップ12の動作に伴って
変動したり、あるいは使用している環境の温度が変化す
ることなどで変動した際に、温度変動によって半導体チ
ップ12と回路基板13との間に相対変形が生じても、
両者の反り効果によって相対変形量が低減され、半田バ
ンプ15に加わる熱応力も低減されたものとなってい
る。
【0023】さらに、半導体チップ12の下面側の空隙
19は中空状態のままで、半田バンプ15が封止材18
と接触した状態になっておらず、また封止材18は半田
バンプ15と同じ材料の介在構造部材17に固着してい
るものであるので、繰り返しの温度変動と半田バンプ1
5の材料と封止材18の線膨張率の差とによって直接半
田バンプ15に生じる熱応力は著しく低減される。
【0024】またさらに、封止材18は線膨張率の異な
る介在構造部材17に固着しているが、介在構造部材1
7が半田バンプ15に比べて十分大きい幅寸法を有して
いるので、繰り返しの温度変動が加わっても破断に至る
等の虞は少なくなっている。
【0025】次に、第2の実施例の樹脂封止型半導体装
置を図2により説明する。図2は縦断面図であり、図2
において、樹脂封止型半導体装置21は、半導体チップ
22が組み込まれたICパッケージ23を回路基板24
の上に実装して構成されている。
【0026】ICパッケージ23は、例えば1辺が2c
m〜5cm程度の所定寸法をもって形成された方形状の
プリント基板25の上表面に、例えば1辺が2mm〜5
mm程度の所定寸法をもって形成された方形状の半導体
チップ22を搭載し、それぞれの対応する図示しない電
極パッドをボンディングワイヤ26で接続するようにし
ている。さらにICパッケージ23は、プリント基板2
5上に搭載された半導体チップ22を覆うようにエポキ
シ樹脂などの封止材27による成形が行われている。
【0027】そして、プリント基板25の半導体チップ
22の搭載面の裏面である下面には、多数の電極パッド
28が設けられており、それらの電極パッド28には、
直径が約100μm〜200μm程度で高さが500μ
m以下の所定寸法に略々揃えられた半田バンプ29が、
互いに所定の空間距離を設けるようにして立設されてい
る。
【0028】また、回路基板24は、そのICパッケー
ジ23の実装部位表面にICパッケージ23の半田バン
プ29に対応して電極パッド30が設けられており、さ
らにICパッケージ23の実装部位には、この実装部位
を全周に亘り取り囲むように介在構造部材31が設けら
れている。なお、介在構造部材31で取り囲まれた内側
の実装部位にICパッケージ23を実装した際には、介
在構造部材31とICパッケージ23の外周との間に微
小間隙bができるようになっている。
【0029】また、介在構造部材31は、断面形状が方
形の堤状であって、高さが半田バンプ29の高さと略等
しく、幅が半田バンプ29の直径より十分大きな寸法と
なっており、さらに半田バンプ29と同じ材料で形成さ
れ、同じ線膨張率を有するものとなっている。
【0030】そして、回路基板24の上面に実装された
ICパッケージ23に対し、ICパッケージ23と介在
構造部材31を覆うようにエポキシ樹脂やガラスフィラ
ー入りのエポキシ樹脂などの封止材32による成形が行
われ、樹脂封止が完了する。
【0031】このような回路基板24に半導体チップ2
2が組み込まれたICパッケージ23を実装するに当た
っては、先ず半導体チップ22をプリント基板25の上
表面に搭載し、さらに半導体チップ22を覆うように封
止材27による成形を行ってICパッケージ23を形成
する。続いて、このように形成されたICパッケージ2
3を回路基板24の実装部位に載置する。その際、半田
バンプ29が対応する電極パッド30上に来るようにす
る。その後、加熱し、半田バンプ29を電極パッド30
に押し付けることによって半田バンプ29を電極パッド
30に溶着し、接続が行われる。
【0032】そして、電極パッド28と電極パッド30
とが半田バンプ29を介して接続された後、封止材32
でICパッケージ23と介在構造部材17の全体を覆う
ように成形が行われ、樹脂封止が完了する。
【0033】このとき、第1の実施例と同様に、介在構
造部材31で取り囲まれている回路基板24のICパッ
ケージ23の実装部位表面と、ICパッケージ23の下
面との間の空隙33には、介在構造部材31とICパッ
ケージ23の外周との間が微小間隙bしか開いていない
ので封止材32は流入せず、また封止材32の流入が有
ったとしても流入量は抑制されたものとなる。このた
め、半田バンプ29は、その周囲が封止材32によって
埋められてしまうことがなく、中空状態のままとなって
いる。
【0034】このため、このように構成された本実施例
においても、第1の実施例と同様に、樹脂封止を行って
いないものに比較してICパッケージ23と回路基板2
4とが封止材32と介在構造部材31を介して固着さ
れ、機械的な接続が剛となっている。それ故、半導体装
置21の温度が、半導体チップ22の動作に伴って変動
したり、あるいは使用している環境の温度が変化するこ
となどで変動した際に、半導体チップ22を組み込んで
いるICパッケージ23と回路基板13との間に温度変
動によって相対変形が生じても、両者の反り効果によっ
て相対変形量が低減され、半田バンプ29に加わる熱応
力も低減されたものとなっている。
【0035】さらに、ICパッケージ23の下面側の空
隙33は中空状態のままで、半田バンプ29が封止材3
2と接触した状態となっておらず、また封止材32は半
田バンプ29と同じ材料の介在構造部材31に固着して
いるものであるので、繰り返しの温度変動と半田バンプ
29の材料と封止材32の線膨張率の差とによって直接
半田バンプ29に生じる熱応力は著しく低減される。
【0036】またさらに、封止材32は線膨張率の異な
る介在構造部材31に固着しているが、介在構造部材3
1が半田バンプ29に比べて十分大きい幅寸法を有して
いるので、繰り返しの温度変動が加わっても破断に至る
等の虞は少なくなっている。
【0037】なお、上記の各実施例では介在構造部材1
7,31を半田バンプ15,29と同じ材料で形成して
いるが、これに限るものではなく、半田バンプ15,2
9と略同一の線膨脹率を有する材料、例えばエポキシ樹
脂に半田と略同一の線膨脹率が得られるようガラスフィ
ラーを混入させた樹脂材料等で形成してもよい。また半
田バンプ15,29に替えて、例えば半田以外の他のろ
う材や導電性樹脂材料によって形成されたバンプを用い
て構成し、同時にこのバンプと略同一の線膨脹率を有す
る材料を用いて介在構造部材を構成するようにしてもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、半導体チップあるいは半導体チップを組み込んだI
Cパッケージがバンプによって実装される回路基板上
に、実装部位を取り囲むようにバンプと略同一の線膨脹
率の材料でバンプと略同じ高さの介在構造物が設けられ
ると共に、半導体チップあるいはICパッケージと介在
構造物とを覆うように封止材による封止が行われるよう
構成したことにより、バンプの熱応力がより低減され、
機械的、電気的な接続の信頼性が向上する等の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
12…半導体チップ 13…回路基板 15…半田バンプ 17…介在構造部材 18…封止材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップを回路基板にバンプを用い
    て実装し且つ封止材により封止した半導体装置におい
    て、前記回路基板に、前記バンプと略同一の線膨張率を
    有する材料で形成され、該バンプの高さと略同じ高さと
    なるように形成された介在構造部材を、前記半導体チッ
    プの実装部位全周を取り囲むように設けると共に、前記
    半導体チップと前記介在構造部材のみを覆うよう前記封
    止材を設けて封止したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体チップが組み込まれたICパッケ
    ージを回路基板にバンプを用いて実装し且つ封止材によ
    り封止した半導体装置において、前記回路基板に、前記
    バンプと略同一の線膨張率を有する材料で形成され、該
    バンプの高さと略同じ高さとなるように形成された介在
    構造部材を、前記ICパッケージの実装部位全周を取り
    囲むように設けると共に、前記ICパッケージと前記介
    在構造部材のみを覆うよう前記封止材を設けて封止した
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記介在構造部材が、前記バンプと同一
    の材料で構成されていることを特徴とする請求項1及び
    請求項2のいずれかに記載の半導体装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7471521B2 (en) 2005-03-04 2008-12-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device, circuit board and convex member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7471521B2 (en) 2005-03-04 2008-12-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device, circuit board and convex member

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