JP3348393B2 - ガスこんろ - Google Patents

ガスこんろ

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JP3348393B2
JP3348393B2 JP11126097A JP11126097A JP3348393B2 JP 3348393 B2 JP3348393 B2 JP 3348393B2 JP 11126097 A JP11126097 A JP 11126097A JP 11126097 A JP11126097 A JP 11126097A JP 3348393 B2 JP3348393 B2 JP 3348393B2
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burner head
top plate
burner
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gas stove
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英行 冨浦
匡順 猪股
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Rinnai Corp
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Rinnai Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス製の天板を
備えたガスこんろに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス製の天板を備えた従来のこんろ
は、天板の下方に赤外線ランプを配設し、該赤外線ラン
プから発生される赤外線を天板越しに鍋底に照射させて
鍋を加熱するものである。この場合、鍋は天板上に直接
載置し、そのため五徳は必要とされない。
【0003】一方、ガスバーナを加熱源とするガスこん
ろでは天板を鋼板で形成している。ガスバーナを加熱源
とするためには鍋をバーナヘッドから少し浮かした状態
で保持する必要があり、そのため五徳を用いる。該五徳
は鍋が載置されるため鍋を動かしたとき五徳がつられて
動かないように位置決めする必要がある。鋼板で天板を
形成するため、プレス形成により天板を比較的自由な形
状に成形できる。従って、五徳を天板に載置する場合に
五徳が天板に接地する位置に窪みを形成し、五徳を天板
上に載置すると窪みによって五徳の水平方向の位置決め
がされるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記天板を鋼板で形成
する従来のものでは、天板の形状はフラットではなく、
油汚れや煮こぼれ等を掃除しにくいという不具合があ
る。これに対して、天板をガラス製にすると清掃がしや
すく、そのためガラス製の天板に窓穴を開設し、該窓穴
からバーナヘッドを突出させたガスこんろのニーズが近
年高まっている。この場合、加熱源としてガスバーナを
用いるため五徳を天板上に載置し、鍋底をバーナヘッド
から浮かす必要がある。ところがガラス製の天板は熱歪
みを軽減し、また応力集中部分を形成しないようにする
必要から、フラットな板状のガラス板を天板として使用
し、天板上面に窪み等を形成できない。すると五徳の水
平方向の位置決めができないという不具合が生じる。
【0005】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、ガ
ラス製の天板を備えたガスこんろで五徳の水平方向の位
置決めを成し得るガスこんろを提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ガラス製の天板を備え、該天板に開設され
た窓穴から天板の上方にガスバーナのバーナヘッドが突
設されたガス器具において、複数の脚部が一体に連結さ
れた五徳を、各脚部の外側端部で天板上面に接地させ垂
直方向の位置決めを行うと共に、五徳の中央部分をバー
ナヘッドに係合させ五徳の水平方向の位置決めを行うよ
うにしたことを特徴とする。
【0007】五徳の水平方向の位置決めはバーナヘッド
に対して行う必要がある。そこで、五徳を直接バーナヘ
ッドに対して位置決めさせることとした。バーナヘッド
は一般に金属製であるため五徳を係合させる形状に成形
しても破損等のおそれはない。
【0008】ところで、五徳がバーナの炎により加熱さ
れると五徳が高温になり望ましくない。そこで、バーナ
ヘッドに炎孔を形成する際に五徳に対応する箇所の炎孔
を他の炎孔より小さくし、あるいは炎孔を設けない部分
を設ける。そしてその場合には、五徳がその部分からず
れないようにバーナヘッドに対して五徳の位相決めを行
うようにすることが望ましい。
【0009】五徳を係合させるためにはバーナヘッドに
凹凸を形成しなければないが、煮こぼれ等がバーナヘッ
ドにかかると凹凸のため掃除しにくい。その場合には、
煮こぼれが生じてもバーナヘッドにかからないようにバ
ーナヘッドを覆うカバー部を形成すればよい。
【0010】尚、カバー部を設ける際にバーナヘッドと
カバー部との間に隙間を形成して、燃焼用2次空気がバ
ーナの炎に供給されるようにすることが望まれる。
【0011】ところで、鍋底温度を検知するセンサを設
ける場合には、バーナヘッドの中央及びカバー部にセン
サを挿通する開口を開設すればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1はガステーブ
ルの上面を形成する天板であり、耐熱性を有するガラス
板から構成されている。該天板1には円形の窓穴11が
開設されており、該窓穴11には下方からバーナボディ
2が挿入されている。窓穴11の直径をバーナボディ2
の外径より若干大きく形成し、バーナボディ2の位置が
窓穴11に対して多少ずれてもバーナボディ2が窓穴1
1に挿入できるようにしたため、窓穴11とバーナボデ
ィ2との間の隙間を埋める金属製のリング部材12を取
り付けている。バーナボディ2には混合管21を介して
ガスと空気の混合気が供給される。また、バーナボディ
2の上部には回転方向に位相決めされた状態でバーナヘ
ッド3が載置される。バーナヘッド3に周設された炎孔
Fから混合気が噴出し、点火プラグ6とターゲット30
との間に生じるスパークにより点火される。該バーナヘ
ッド3の中央には、鍋底センサ5が挿通される開口31
が形成されている。また、バーナヘッド3の上面には、
環状の凸部を設け、該凹部より外側は外側に広がるにつ
れ下るように勾配を設け、凹部の内側には図2に示すよ
うに、互いに対向する位置に内側に向かって突出する1
対の大突起32と、両方の大突起32を挟む各1対の小
突起33とを形成した。尚、炎孔Fは調理用の大炎孔と
火移り点火用の小炎孔とからなる。大炎孔は後述する五
徳4の脚部43に挟まれた空間Aに位置するように設
け、小炎孔は脚部43の下方に位置するように設けた。
これにより、大炎孔からの炎が脚部43を直接加熱せ
ず、且つ隣合う空間Aの大炎孔相互間の火移りは小炎孔
により行われる。また、五徳4は、上記鍋底センサ5が
挿通される開口41が中央に開設された円板状のカバー
部42と、該カバー部42から等間隔を存して放射状に
延びる6個の脚部43とから構成されている。各脚部4
3は互いに同じ形状に形成されており、外側に向かって
一旦水平に延びた後、下方に向かってL字状に折れ曲が
っている。五徳4は、脚部43の外側端部44で天板1
の上面に接地し、五徳4の荷重は全て各脚部43の外側
端部44に分散される。尚、外側端部44にゴムやその
他ガラスより硬度の低い材料からなるブッシュ45を取
り付け、外側端部44によって天板1を傷つけないよう
にした。また、カバー部42の下面には6個の位置決め
突起46が、開口41を囲むように等間隔で周設されて
いる。位置決め突起46の相互の間隔はバーナヘッド3
に形成した大突起32が遊嵌されるように設定されてい
る。従って、五徳4を天板1上に載置すると、図4に示
すように、位置決め突起46の相互間に大突起32が遊
嵌され、バーナヘッド3に対する五徳4の水平方向の位
置決めと回転方向の位相決めとが行われる。また、各小
突起33の先端が位置決め突起46の外側面に接するよ
うに設定しており、各小突起33によりバーナヘッド3
に対する五徳4の水平方向のずれが防止される。このよ
うに大突起32及び小突起33と位置決め突起46との
協働により五徳4の水平方向の位置決めがされる。尚、
図4に示すように、五徳4の水平方向の位相決めのため
には、位置決め突起46は4個あれば十分であるが、上
記の如く位置決め突起46を6個等間隔で形成している
ので、五徳4をバーナヘッド3に係合させる際には五徳
4の位相を60度ずつ回動させてもかまわない。
【0013】五徳4の荷重は全て脚部43で受けるた
め、五徳4をバーナヘッド3に対して上下方向に接触さ
せる必要はない。そこで、カバー部42をバーナヘッド
3の上面から浮かせて両者の間に隙間を形成した。調理
中は炎のドラフトにより両開口31・41を通って空気
が上昇する。該空気は鍋底センサ5の周囲に沿って上昇
するので、調理中に鍋底センサ5を冷却することができ
る。また、開口31を通って上昇してきた空気の一部
は、カバー部42とバーナヘッド3との間の隙間を通っ
て水平方向に放射状に拡がり、燃焼用2次空気となる。
ところで上記実施の形態では鍋底センサ5を設けたが、
鍋底センサを設けないガステーブルに本発明を適用して
も良く、その際には開口41を設ける必要はない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、バーナヘッドに五徳の一部を係合させて五徳の水平
方向の位置決めを行うようにしたので、天板がガラス製
のガスこんろでも五徳の水平方向の位置決めを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】バーナヘッドの形状を示す斜視図
【図3】五徳の形状を示す部分斜視図
【図4】バーナヘッドと五徳との係合状態を示すIV−IV
断面図
【符号の説明】
1 (ガラス製の)天板 2 バーナボディ 3 バーナヘッド 4 五徳 42 カバー部 43 脚部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−42955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 15/10 F24C 3/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス製の天板を備え、該天板に開設
    された窓穴から天板の上方にガスバーナのバーナヘッド
    が突設されたガス器具において、複数の脚部が一体に連
    結された五徳を、各脚部の外側端部で天板上面に接地さ
    せ垂直方向の位置決めを行うと共に、五徳の中央部分を
    バーナヘッドに係合させ五徳の水平方向の位置決めを行
    うようにしたことを特徴とするガスこんろ。
  2. 【請求項2】 上記バーナヘッドに対して五徳の位相
    決めを行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    ガスこんろ。
  3. 【請求項3】 上記五徳の中央部分にバーナヘッドを
    覆うカバー部を形成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のガスこんろ。
  4. 【請求項4】 上記カバー部とバーナヘッドとの間に
    隙間を形成し、該隙間を通してバーナの炎へ燃焼用2次
    空気を供給し得るように構成したことを特徴とする請求
    項3記載のガスこんろ。
  5. 【請求項5】 上記バーナヘッドの中央及びカバー部
    に、五徳に載置された鍋の鍋底温度を検出するセンサが
    挿通される開口を開設したことを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4に記載のガスこんろ。
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