JP3348347B2 - 苗移植機 - Google Patents
苗移植機Info
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は左右往復移動させる苗載
台の苗トレイより、苗取出爪により苗を取出しホッパ形
苗植付爪に受継ぎ供給して、1株分毎のポット苗を順次
圃場に植付けるようにした苗移植機に関する。
台の苗トレイより、苗取出爪により苗を取出しホッパ形
苗植付爪に受継ぎ供給して、1株分毎のポット苗を順次
圃場に植付けるようにした苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平3−41518号公報に示
す如く、複数組の苗取出爪と苗植付爪を設け、苗取出爪
と苗植付爪20に駆動入力を分岐して伝え、苗載台の苗
トレイから苗取出爪によって取出した苗を苗植付爪によ
って植付ける技術がある。
す如く、複数組の苗取出爪と苗植付爪を設け、苗取出爪
と苗植付爪20に駆動入力を分岐して伝え、苗載台の苗
トレイから苗取出爪によって取出した苗を苗植付爪によ
って植付ける技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、苗植
付爪をエンジン動力によって駆動し、苗取出爪をモータ
動力によって駆動するから、前記各爪の駆動構造の簡略
化または作動タイミングの調整の簡略化などを容易に行
い得ない等の問題がある。
付爪をエンジン動力によって駆動し、苗取出爪をモータ
動力によって駆動するから、前記各爪の駆動構造の簡略
化または作動タイミングの調整の簡略化などを容易に行
い得ない等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、複数
組の苗取出爪と苗植付爪を設け、苗取出爪と苗植付爪2
0に駆動入力を分岐して伝え、苗載台の苗トレイから苗
取出爪によって取出した苗を苗植付爪によって植付ける
苗移植機において、苗取出爪に株間調節機構を介して苗
取駆動力を伝えると共に、苗取出爪の苗取出しタイミン
グに一致させるように苗植付爪の植付け動作を制御する
タイミングカムと、苗取出爪に伝える苗取駆動力を入切
するユニットクラッチを、苗取駆動ケースに内設させる
もので、苗取出爪と苗植付爪を同一の駆動入力により駆
動する構造で、苗取出爪の駆動速度を変更して株間調節
すると共に、苗取出爪動作に苗植付爪動作を同期させる
タイミングカムと、複数の苗取出爪の一部を停止させる
ユニットクラッチの両方を苗取駆動ケースに配設させる
から、苗取出爪と苗植付爪を用いた苗の株間調節及び植
付け条数の変更などを容易に行わせ得、苗取出爪及び苗
植付爪の駆動構造または夫々の作動タイミングの調整な
どの簡略化並びに取扱い性向上を容易に図り得るもので
ある。
組の苗取出爪と苗植付爪を設け、苗取出爪と苗植付爪2
0に駆動入力を分岐して伝え、苗載台の苗トレイから苗
取出爪によって取出した苗を苗植付爪によって植付ける
苗移植機において、苗取出爪に株間調節機構を介して苗
取駆動力を伝えると共に、苗取出爪の苗取出しタイミン
グに一致させるように苗植付爪の植付け動作を制御する
タイミングカムと、苗取出爪に伝える苗取駆動力を入切
するユニットクラッチを、苗取駆動ケースに内設させる
もので、苗取出爪と苗植付爪を同一の駆動入力により駆
動する構造で、苗取出爪の駆動速度を変更して株間調節
すると共に、苗取出爪動作に苗植付爪動作を同期させる
タイミングカムと、複数の苗取出爪の一部を停止させる
ユニットクラッチの両方を苗取駆動ケースに配設させる
から、苗取出爪と苗植付爪を用いた苗の株間調節及び植
付け条数の変更などを容易に行わせ得、苗取出爪及び苗
植付爪の駆動構造または夫々の作動タイミングの調整な
どの簡略化並びに取扱い性向上を容易に図り得るもので
ある。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図1は移植駆動系の説明図、図2は移植機の全
体側面図、図3は同全体平面図で、図中(1)は前後輪
(2)(3)・操向ハンドル(4)・運転席(5)など
を備える走行車体であるトラクタ、(6)はトラクタ
(1)の後部に平行な昇降リンク(7)を有する平行リ
ンク機構(8)を介し昇降自在に装備する苗植付部であ
り、平行リンク機構(8)の後端に取付ける植付ヒッチ
部材(9)にメインフレーム(10)を取付け、該メイ
ンフレーム(10)に植付駆動用センタケース(11)
及び苗取駆動系である苗取駆動ケース(12)を支持す
ると共に、メインフレーム(10)と一体のサイドフレ
ーム(13)に2条用左右移植ユニット(14a)(1
4b)の苗載台(15)の支持部材(16)及び苗取出
爪(17)の支持部材(18)を連結支持させている。
述する。図1は移植駆動系の説明図、図2は移植機の全
体側面図、図3は同全体平面図で、図中(1)は前後輪
(2)(3)・操向ハンドル(4)・運転席(5)など
を備える走行車体であるトラクタ、(6)はトラクタ
(1)の後部に平行な昇降リンク(7)を有する平行リ
ンク機構(8)を介し昇降自在に装備する苗植付部であ
り、平行リンク機構(8)の後端に取付ける植付ヒッチ
部材(9)にメインフレーム(10)を取付け、該メイ
ンフレーム(10)に植付駆動用センタケース(11)
及び苗取駆動系である苗取駆動ケース(12)を支持す
ると共に、メインフレーム(10)と一体のサイドフレ
ーム(13)に2条用左右移植ユニット(14a)(1
4b)の苗載台(15)の支持部材(16)及び苗取出
爪(17)の支持部材(18)を連結支持させている。
【0006】各移植ユニット(14a)(14b)は、
苗載台(15)上の苗トレイ(19)より1株分のポッ
ト苗を取出す苗取出爪(17)と、該苗取出爪(17)
によって取出された1株分のポット苗を植付けるホッパ
形苗植付爪(20)と、植付け後の苗に覆土を行う培土
ローラ(21)とを備え、略楕円軌跡を描いて昇降する
植付爪(20)の上昇時、前記苗取出爪(17)より供
給落下される苗を受取って、下降時畝面に開成する移植
孔にこの植付けを行うように構成している。
苗載台(15)上の苗トレイ(19)より1株分のポッ
ト苗を取出す苗取出爪(17)と、該苗取出爪(17)
によって取出された1株分のポット苗を植付けるホッパ
形苗植付爪(20)と、植付け後の苗に覆土を行う培土
ローラ(21)とを備え、略楕円軌跡を描いて昇降する
植付爪(20)の上昇時、前記苗取出爪(17)より供
給落下される苗を受取って、下降時畝面に開成する移植
孔にこの植付けを行うように構成している。
【0007】図4乃至図6に示す如く、前記苗載台(1
5)は各ユニット(14a)(14b)の左右2条分の
苗台(15a)(15b)を連結部材(20c)を介し
て一体連結して、左右2条分の弾性状苗トレイ(19)
を略鉛直状で且つ縦長手方向にそれぞれ搭載して機体の
左右方向に一体に横送りするように設けたもので、植付
部(6)の後位で前記サイドフレーム(13)の左右支
持部材(16)間に連結する上下ガイドレール(22
a)(22b)に、前面を取出し側とする苗載台(1
5)を左右摺動自在に支持させると共に、横送りネジ軸
(23)に台移動子(24)を結合させて、前記ネジ軸
(23)の回転でもって苗載台(15)の左右往復の横
送りを行うように構成している。
5)は各ユニット(14a)(14b)の左右2条分の
苗台(15a)(15b)を連結部材(20c)を介し
て一体連結して、左右2条分の弾性状苗トレイ(19)
を略鉛直状で且つ縦長手方向にそれぞれ搭載して機体の
左右方向に一体に横送りするように設けたもので、植付
部(6)の後位で前記サイドフレーム(13)の左右支
持部材(16)間に連結する上下ガイドレール(22
a)(22b)に、前面を取出し側とする苗載台(1
5)を左右摺動自在に支持させると共に、横送りネジ軸
(23)に台移動子(24)を結合させて、前記ネジ軸
(23)の回転でもって苗載台(15)の左右往復の横
送りを行うように構成している。
【0008】図1にも示す如く前記苗載台(15)は、
下部及び上部間に縦送り駆動及び遊動スプロケット軸
(25)(26)を介して縦送り駆動及び遊動スプロケ
ット(27)(28)を設けると共に、各スプロケット
(27)(28)間に苗トレイ(19)の各セル外底陥
没部に掛合させる縦送りピン(29a)を有する縦送り
チェン(29)を張架させて、苗載台(15)の左右横
送り終端時前記ネジ軸(23)に連動する縦送り駆動軸
(30)の縦送りカム(31)により縦送り駆動機構
(32)を動作させ、スプロケット(27)を一定量回
転させて苗トレイ(19)の縦送りを行うように構成し
ている。
下部及び上部間に縦送り駆動及び遊動スプロケット軸
(25)(26)を介して縦送り駆動及び遊動スプロケ
ット(27)(28)を設けると共に、各スプロケット
(27)(28)間に苗トレイ(19)の各セル外底陥
没部に掛合させる縦送りピン(29a)を有する縦送り
チェン(29)を張架させて、苗載台(15)の左右横
送り終端時前記ネジ軸(23)に連動する縦送り駆動軸
(30)の縦送りカム(31)により縦送り駆動機構
(32)を動作させ、スプロケット(27)を一定量回
転させて苗トレイ(19)の縦送りを行うように構成し
ている。
【0009】またトラクタ(1)のPTO軸(33)か
らの駆動力をドライブ軸(34)及び入力軸(35)及
びベベルギヤ(36)を介し入力するセンタケース(1
1)の植付駆動軸(37)と植付出力軸(38)と間
を、スプライン噛合せ式1回転クラッチ(上部停止カ
ム)(39)及び減速カウンタ軸(40)及び減速ギヤ
機構(41)を介して連動連結させると共に、前記植付
出力軸(38)に入出力スプロケット(42)(43)
及びチェン(44)を介し連結する植付伝動ケース(4
5)の出力軸(45a)にリミッタ式安全クラッチ(4
6)及びロータリケース(47)及び植付アーム(4
8)などを介して植付爪(20)を連動連結させて、苗
載台(15)の後方位置でこれら植付駆動系(49)に
よって植付爪(20)の上下植付動作を行わしめるよう
に構成している。
らの駆動力をドライブ軸(34)及び入力軸(35)及
びベベルギヤ(36)を介し入力するセンタケース(1
1)の植付駆動軸(37)と植付出力軸(38)と間
を、スプライン噛合せ式1回転クラッチ(上部停止カ
ム)(39)及び減速カウンタ軸(40)及び減速ギヤ
機構(41)を介して連動連結させると共に、前記植付
出力軸(38)に入出力スプロケット(42)(43)
及びチェン(44)を介し連結する植付伝動ケース(4
5)の出力軸(45a)にリミッタ式安全クラッチ(4
6)及びロータリケース(47)及び植付アーム(4
8)などを介して植付爪(20)を連動連結させて、苗
載台(15)の後方位置でこれら植付駆動系(49)に
よって植付爪(20)の上下植付動作を行わしめるよう
に構成している。
【0010】さらに、前記苗取出爪(17)の苗取出ア
ーム(50)及びロータリケース(51)をチェン伝動
機構(52a)を介し駆動する苗取駆動系(52)と、
該苗取駆動系(52)に出力連結する苗取駆動ケース
(12)の苗取駆動軸(53)と、前記駆動軸(53)
に連動連結して横送りネジ軸(23)の変速切替えを行
う切替ギヤケース(54)と、苗載台(15)の左右横
送り終端毎に縦送りチェン(29)の駆動スプロケット
軸(25)並びに苗取出爪(17)の苗取出時に苗載台
(15)下方から作用させる苗押出ピン(55)の苗押
出カム(56)をそれぞれ回転する縦送り駆動軸(3
0)などを有する苗台駆動系(57)と、前記センタケ
ース(11)の植付駆動軸(37)に、苗取駆動ケース
(12)の苗取駆動軸(53)を植付クラッチ(58)
を介し連動連結する株間調節機構である株間調節用無段
変速ベルト(59)と、前記1回転クラッチ(39)を
操作する操作カム(60)と苗取駆動軸(53)間に設
けて苗取出爪(17)と苗植付爪(20)との動作タイ
ミングを適正維持させる植付タイミング機構(61)な
どを有する苗取駆動系(62)とをこの移植駆動系は備
え、前記無段変速ベルト(59)を介し苗取駆動軸(5
3)に入力される駆動力を苗取駆動系(52)と苗台駆
動系(57)の2つに分離してそれぞれの駆動を行うよ
うに構成している。
ーム(50)及びロータリケース(51)をチェン伝動
機構(52a)を介し駆動する苗取駆動系(52)と、
該苗取駆動系(52)に出力連結する苗取駆動ケース
(12)の苗取駆動軸(53)と、前記駆動軸(53)
に連動連結して横送りネジ軸(23)の変速切替えを行
う切替ギヤケース(54)と、苗載台(15)の左右横
送り終端毎に縦送りチェン(29)の駆動スプロケット
軸(25)並びに苗取出爪(17)の苗取出時に苗載台
(15)下方から作用させる苗押出ピン(55)の苗押
出カム(56)をそれぞれ回転する縦送り駆動軸(3
0)などを有する苗台駆動系(57)と、前記センタケ
ース(11)の植付駆動軸(37)に、苗取駆動ケース
(12)の苗取駆動軸(53)を植付クラッチ(58)
を介し連動連結する株間調節機構である株間調節用無段
変速ベルト(59)と、前記1回転クラッチ(39)を
操作する操作カム(60)と苗取駆動軸(53)間に設
けて苗取出爪(17)と苗植付爪(20)との動作タイ
ミングを適正維持させる植付タイミング機構(61)な
どを有する苗取駆動系(62)とをこの移植駆動系は備
え、前記無段変速ベルト(59)を介し苗取駆動軸(5
3)に入力される駆動力を苗取駆動系(52)と苗台駆
動系(57)の2つに分離してそれぞれの駆動を行うよ
うに構成している。
【0011】図7にも示す如く、前記苗取出爪(17)
の苗取駆動系(52)は、チェン駆動機構(52a)の
出力駆動軸(63)に、ロータリケース(51)・クラ
ンクアーム(64)・カム軸(65)を介し左右1対の
苗取出爪(17)を有する苗取出アーム(50)を連結
支持させ、前記クランクアーム(64)の回転時苗取出
アーム(50)をアームガイド板(66)のガイド溝に
沿って苗取出位置まで移動させ、苗取出爪(17)先端
を苗トレイ(19)に突入させるとき、爪開閉カム(6
7)によって爪(17)先端を閉状態とさせて苗(A)
を挾持して取出す一方、取出アーム(50)をガイド板
(66)のガイド溝に沿って植付爪(20)上方の苗放
出位置まで移動させるとき、爪開閉カム(67)によっ
て苗取出爪(17)先端を開状態とさせて該爪(17)
に挾持する苗(A)の放出を行うように構成している。
の苗取駆動系(52)は、チェン駆動機構(52a)の
出力駆動軸(63)に、ロータリケース(51)・クラ
ンクアーム(64)・カム軸(65)を介し左右1対の
苗取出爪(17)を有する苗取出アーム(50)を連結
支持させ、前記クランクアーム(64)の回転時苗取出
アーム(50)をアームガイド板(66)のガイド溝に
沿って苗取出位置まで移動させ、苗取出爪(17)先端
を苗トレイ(19)に突入させるとき、爪開閉カム(6
7)によって爪(17)先端を閉状態とさせて苗(A)
を挾持して取出す一方、取出アーム(50)をガイド板
(66)のガイド溝に沿って植付爪(20)上方の苗放
出位置まで移動させるとき、爪開閉カム(67)によっ
て苗取出爪(17)先端を開状態とさせて該爪(17)
に挾持する苗(A)の放出を行うように構成している。
【0012】また前記苗植付爪(20)の植付駆動系
(49)は、植付伝動ケース(45)の出力軸(45
a)に、ロータリケース(47)・クランクアーム(6
8)・カム軸(69)を介し2つの分割爪体(20a)
(20b)を有する植付アーム(48)を連結支持さ
せ、クランクアーム(68)の回転時植付アーム(4
8)を昇降ガイド(70)に沿って苗受継ぎ位置まで上
動させるとき、カム軸(69)のカム(71)及び開閉
ロッド(72)及び開閉アーム(73a)(73b)を
介して爪体(20a)(20b)を閉状態とさせて苗取
出爪(17)からの苗(A)を受取る一方、植付アーム
(48)先端を昇降ガイド(70)に沿って土内の苗植
付位置まで下動させるとき、爪体(20a)(20b)
を開状態とさせて土内に苗植付けを行うように構成して
いる。
(49)は、植付伝動ケース(45)の出力軸(45
a)に、ロータリケース(47)・クランクアーム(6
8)・カム軸(69)を介し2つの分割爪体(20a)
(20b)を有する植付アーム(48)を連結支持さ
せ、クランクアーム(68)の回転時植付アーム(4
8)を昇降ガイド(70)に沿って苗受継ぎ位置まで上
動させるとき、カム軸(69)のカム(71)及び開閉
ロッド(72)及び開閉アーム(73a)(73b)を
介して爪体(20a)(20b)を閉状態とさせて苗取
出爪(17)からの苗(A)を受取る一方、植付アーム
(48)先端を昇降ガイド(70)に沿って土内の苗植
付位置まで下動させるとき、爪体(20a)(20b)
を開状態とさせて土内に苗植付けを行うように構成して
いる。
【0013】図8乃至図9にも示す如く、前記1回転ク
ラッチ(39)は左右2条の移植ユニット(14a)
(14b)にそれぞれ備えるもので、左右ユニット(1
4a)(14b)の1回転クラッチ(39)を操作する
クラッチ操作カム(60)のカム軸(74)にアーム
(75)・植付タイミング機構(61)のタイミングロ
ッド(61a)・アーム(76)・タイミングカム軸
(77)・従動カム(78)を介して前記苗取駆動軸
(53)のタイミングカム(79)を連動連結させて、
苗取出爪(17)における1回転毎にタイミングロッド
(61a)により「植付入」信号として植付爪(20)
側に入力させて、苗取出爪(17)に動作タイミングを
適正に対応させての苗植付爪(20)の間欠植付動作を
行わしめるように構成している。
ラッチ(39)は左右2条の移植ユニット(14a)
(14b)にそれぞれ備えるもので、左右ユニット(1
4a)(14b)の1回転クラッチ(39)を操作する
クラッチ操作カム(60)のカム軸(74)にアーム
(75)・植付タイミング機構(61)のタイミングロ
ッド(61a)・アーム(76)・タイミングカム軸
(77)・従動カム(78)を介して前記苗取駆動軸
(53)のタイミングカム(79)を連動連結させて、
苗取出爪(17)における1回転毎にタイミングロッド
(61a)により「植付入」信号として植付爪(20)
側に入力させて、苗取出爪(17)に動作タイミングを
適正に対応させての苗植付爪(20)の間欠植付動作を
行わしめるように構成している。
【0014】また、前記無段変速ベルト(59)の入力
変速プーリ軸(80)に苗取駆動ケース(12)の入力
軸(81)をチェン伝達機構(82)を介し連動連結さ
せると共に、該入力軸(81)にカウンタ軸(83)及
び減速ギヤ機構(84)及び植付クラッチ(58)を介
して前記苗取駆動軸(53)を入切自在に連動連結させ
ている。
変速プーリ軸(80)に苗取駆動ケース(12)の入力
軸(81)をチェン伝達機構(82)を介し連動連結さ
せると共に、該入力軸(81)にカウンタ軸(83)及
び減速ギヤ機構(84)及び植付クラッチ(58)を介
して前記苗取駆動軸(53)を入切自在に連動連結させ
ている。
【0015】そして前記苗取駆動軸(53)の苗取駆動
系(52)及びタイミングカム(79)側と、この上流
側となる苗台駆動系(57)及び植付クラッチ(58)
側との間に、左右移植ユニット(14a)(14b)の
ユニットクラッチ(85a)(85b)をそれぞれ設け
ると共に、苗取駆動軸(53)と縦送り軸(30)間
に、前記ユニットクラッチ(85a)(85b)に連動
する縦送りクラッチ(86a)(86b)を設けて、こ
の移植駆動系の無段変速ベルト(59)と植付クラッチ
(58)の下流側でこれらクラッチ(85a)(85
b)・(86a)(86b)により各条毎の苗取駆動系
(52)及び苗台駆動系(57)の駆動停止や縦送りの
停止を可能とさせるように構成している。
系(52)及びタイミングカム(79)側と、この上流
側となる苗台駆動系(57)及び植付クラッチ(58)
側との間に、左右移植ユニット(14a)(14b)の
ユニットクラッチ(85a)(85b)をそれぞれ設け
ると共に、苗取駆動軸(53)と縦送り軸(30)間
に、前記ユニットクラッチ(85a)(85b)に連動
する縦送りクラッチ(86a)(86b)を設けて、こ
の移植駆動系の無段変速ベルト(59)と植付クラッチ
(58)の下流側でこれらクラッチ(85a)(85
b)・(86a)(86b)により各条毎の苗取駆動系
(52)及び苗台駆動系(57)の駆動停止や縦送りの
停止を可能とさせるように構成している。
【0016】上記から明らかなように、複数組の苗取出
爪(17)と苗植付爪(20)を設け、苗取出爪(1
7)と苗植付爪(20)に駆動入力を分岐して伝え、苗
載台(15)の苗トレイ(19)から苗取出爪(17)
によって取出した苗を苗植付爪(20)によって植付け
る苗移植機において、苗取出爪(17)に株間調節機構
である無段変速ベルト(59)を介して苗取駆動力を伝
えると共に、苗取出爪(17)の苗取出しタイミングに
一致させるように苗植付爪(20)の植付け動作を制御
するタイミングカム(79)と、苗取出爪(17)に伝
える苗取駆動力を入切するユニットクラッチ(85a)
(85b)を、苗取駆動ケース(12)に内設させる。
そして、苗取出爪(17)と苗植付爪(20)を同一の
駆動入力により駆動する構造で、苗取出爪(17)の駆
動速度を変更して株間調節すると共に、苗取出爪(1
7)動作に苗植付爪(20)動作を同期させるタイミン
グカム(79)と、複数の苗取出爪(17)の一部を停
止させるユニットクラッチ(8 5a)(85b)の両方
を苗取駆動ケース(12)に配設させ、苗取出爪(1
7)と苗植付爪(20)を用いた苗の株間調節及び植付
け条数の変更などを行わせ、苗取出爪(17)及び苗植
付爪(20)の駆動構造または夫々の作動タイミングの
調整などの簡略化並びに取扱い性向上を図る。
爪(17)と苗植付爪(20)を設け、苗取出爪(1
7)と苗植付爪(20)に駆動入力を分岐して伝え、苗
載台(15)の苗トレイ(19)から苗取出爪(17)
によって取出した苗を苗植付爪(20)によって植付け
る苗移植機において、苗取出爪(17)に株間調節機構
である無段変速ベルト(59)を介して苗取駆動力を伝
えると共に、苗取出爪(17)の苗取出しタイミングに
一致させるように苗植付爪(20)の植付け動作を制御
するタイミングカム(79)と、苗取出爪(17)に伝
える苗取駆動力を入切するユニットクラッチ(85a)
(85b)を、苗取駆動ケース(12)に内設させる。
そして、苗取出爪(17)と苗植付爪(20)を同一の
駆動入力により駆動する構造で、苗取出爪(17)の駆
動速度を変更して株間調節すると共に、苗取出爪(1
7)動作に苗植付爪(20)動作を同期させるタイミン
グカム(79)と、複数の苗取出爪(17)の一部を停
止させるユニットクラッチ(8 5a)(85b)の両方
を苗取駆動ケース(12)に配設させ、苗取出爪(1
7)と苗植付爪(20)を用いた苗の株間調節及び植付
け条数の変更などを行わせ、苗取出爪(17)及び苗植
付爪(20)の駆動構造または夫々の作動タイミングの
調整などの簡略化並びに取扱い性向上を図る。
【0017】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、苗取駆動系(52)及び苗台駆動系(57)の駆動
を単一の無段変速ベルト(59)からの出力で行うこと
によって、2条同時の株間調節が可能にでき、また植付
クラッチ(58)の切時にあっては2条同時の苗取り及
び植付けの停止が行え、さらにユニットクラッチ(85
a)(85b)の切時にあっては各条毎の苗取り及び植
付けの停止が行え、そして復帰時には自動的にタイミン
グも合って機能性を向上させることができる。
て、苗取駆動系(52)及び苗台駆動系(57)の駆動
を単一の無段変速ベルト(59)からの出力で行うこと
によって、2条同時の株間調節が可能にでき、また植付
クラッチ(58)の切時にあっては2条同時の苗取り及
び植付けの停止が行え、さらにユニットクラッチ(85
a)(85b)の切時にあっては各条毎の苗取り及び植
付けの停止が行え、そして復帰時には自動的にタイミン
グも合って機能性を向上させることができる。
【0018】図10乃至図11は左右移植ユニット(1
4a)(14b)のタイミングカム(79)のうち、一
方のカム(79)を同位相のカム体(87)と、180
度逆位相のカム体(88)とを有する切換カム(79
a)に設けて、従動カム(78)に対しカム体(87)
(88)を切換自在に接合させて一方のカム(79)と
同位相のカム体(87)でもってタイミングロッド(6
1a)を動作させるときには、図10(1)に示す如く
苗(A)を左右に並列に植える並木植え(B)を、また
逆位相のカム体(88)でもってタイミングロッド(6
1a)を動作させるとき、同図(2)に示す如く苗
(A)を千鳥状に植える千鳥植え(C)を行って、作型
に合わせた移植作業を可能とさせるように構成したもの
である。
4a)(14b)のタイミングカム(79)のうち、一
方のカム(79)を同位相のカム体(87)と、180
度逆位相のカム体(88)とを有する切換カム(79
a)に設けて、従動カム(78)に対しカム体(87)
(88)を切換自在に接合させて一方のカム(79)と
同位相のカム体(87)でもってタイミングロッド(6
1a)を動作させるときには、図10(1)に示す如く
苗(A)を左右に並列に植える並木植え(B)を、また
逆位相のカム体(88)でもってタイミングロッド(6
1a)を動作させるとき、同図(2)に示す如く苗
(A)を千鳥状に植える千鳥植え(C)を行って、作型
に合わせた移植作業を可能とさせるように構成したもの
である。
【0019】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、複数組の苗取出爪(17)と苗植付爪(20)を設
け、苗取出爪(17)と苗植付爪(20)に駆動入力を
分岐して伝え、苗載台(15)の苗トレイ(19)から
苗取出爪(17)によって取出した苗を苗植付爪(2
0)によって植付ける苗移植機において、苗取出爪(1
7)に株間調節機構(59)を介して苗取駆動力を伝え
ると共に、苗取出爪(17)の苗取出しタイミングに一
致させるように苗植付爪(20)の植付け動作を制御 す
るタイミングカム(79)と、苗取出爪(17)に伝え
る苗取駆動力を入切するユニットクラッチ(85a)
(85b)を、苗取駆動ケース(12)に内設させるも
ので、苗取出爪(17)と苗植付爪(20)を同一の駆
動入力により駆動する構造で、苗取出爪(17)の駆動
速度を変更して株間調節すると共に、苗取出爪(17)
動作に苗植付爪(20)動作を同期させるタイミングカ
ム(79)と、複数の苗取出爪(17)の一部を停止さ
せるユニットクラッチ(85a)(85b)の両方を苗
取駆動ケース(12)に配設させるから、苗取出爪(1
7)と苗植付爪(20)を用いた苗の株間調節及び植付
け条数の変更などを容易に行わせることができ、苗取出
爪(17)及び苗植付爪(20)の駆動構造または夫々
の作動タイミングの調整などの簡略化並びに取扱い性向
上を容易に図ることができるものである。
は、複数組の苗取出爪(17)と苗植付爪(20)を設
け、苗取出爪(17)と苗植付爪(20)に駆動入力を
分岐して伝え、苗載台(15)の苗トレイ(19)から
苗取出爪(17)によって取出した苗を苗植付爪(2
0)によって植付ける苗移植機において、苗取出爪(1
7)に株間調節機構(59)を介して苗取駆動力を伝え
ると共に、苗取出爪(17)の苗取出しタイミングに一
致させるように苗植付爪(20)の植付け動作を制御 す
るタイミングカム(79)と、苗取出爪(17)に伝え
る苗取駆動力を入切するユニットクラッチ(85a)
(85b)を、苗取駆動ケース(12)に内設させるも
ので、苗取出爪(17)と苗植付爪(20)を同一の駆
動入力により駆動する構造で、苗取出爪(17)の駆動
速度を変更して株間調節すると共に、苗取出爪(17)
動作に苗植付爪(20)動作を同期させるタイミングカ
ム(79)と、複数の苗取出爪(17)の一部を停止さ
せるユニットクラッチ(85a)(85b)の両方を苗
取駆動ケース(12)に配設させるから、苗取出爪(1
7)と苗植付爪(20)を用いた苗の株間調節及び植付
け条数の変更などを容易に行わせることができ、苗取出
爪(17)及び苗植付爪(20)の駆動構造または夫々
の作動タイミングの調整などの簡略化並びに取扱い性向
上を容易に図ることができるものである。
【図1】移植駆動系の説明図。
【図2】移植機の全体側面図。
【図3】移植機の全体平面図。
【図4】植付部の側面説明図。
【図5】苗載台部の側面説明図。
【図6】苗載台部の正面説明図。
【図7】爪部の平面説明図。
【図8】1回転クラッチ部の説明図。
【図9】タイミングカム部の説明図。
【図10】苗の移植状態の説明図。
【図11】移植駆動系の説明図。
【符号の説明】(12) 苗取駆動ケース (15) 苗載台 (17) 苗取出爪 (19) 苗トレイ (20) 苗植付爪 (59) 無段変速ベルト(株間調節機構)(79) タイミングカム (85a)(85b) ユニットクラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−115204(JP,A) 特開 平4−320611(JP,A) 特開 平6−315305(JP,A) 実開 平5−67212(JP,U) 実開 平3−41518(JP,U) 実開 昭62−169916(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】 複数組の苗取出爪(17)と苗植付爪
(20)を設け、苗取出爪(17)と苗植付爪(20)
に駆動入力を分岐して伝え、苗載台(15)の苗トレイ
(19)から苗取出爪(17)によって取出した苗を苗
植付爪(20)によって植付ける苗移植機において、苗
取出爪(17)に株間調節機構(59)を介して苗取駆
動力を伝えると共に、苗取出爪(17)の苗取出しタイ
ミングに一致させるように苗植付爪(20)の植付け動
作を制御するタイミングカム(79)と、苗取出爪(1
7)に伝える苗取駆動力を入切するユニットクラッチ
(85a)(85b)を、苗取駆動ケース(12)に内
設させることを特徴とする苗移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36283097A JP3348347B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 苗移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36283097A JP3348347B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 苗移植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5350405A Division JP2984970B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 苗移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10164921A JPH10164921A (ja) | 1998-06-23 |
JP3348347B2 true JP3348347B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=18477841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36283097A Expired - Fee Related JP3348347B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 苗移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348347B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5937325B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-06-22 | ヤンマー株式会社 | 苗移植機 |
JP2013074834A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Yanmar Co Ltd | 苗移植機の苗載台 |
CN108370692A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-08-07 | 无锡悦田农业机械科技有限公司 | 一种基于物联网蔬菜移栽系统及其移栽方法 |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP36283097A patent/JP3348347B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10164921A (ja) | 1998-06-23 |
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Legal Events
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