JP3348012B2 - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP3348012B2
JP3348012B2 JP08347198A JP8347198A JP3348012B2 JP 3348012 B2 JP3348012 B2 JP 3348012B2 JP 08347198 A JP08347198 A JP 08347198A JP 8347198 A JP8347198 A JP 8347198A JP 3348012 B2 JP3348012 B2 JP 3348012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料に塗装して
優れた防食性能を付与する塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】金属材料の外面塗装は、通常、合成樹脂
塗装単独で、または、たとえばジンクリッチペイントや
ZnあるいはZn系合金および擬合金を用いた溶射など
のZn系プライマー塗装と合成樹脂塗装とを組み合わせ
て行なわれている。Zn系プライマー塗装と合成樹脂塗
装とを組み合わせた後者の塗装方法は、合成樹脂塗装の
みの塗装の欠点をカバーする方法であり、Znの陰極防
食力の働きを利用して鉄管を防食する方法である。
【0003】前記合成樹脂塗装に使用される合成樹脂塗
料としては、溶剤系塗料のタールエポキシ樹脂塗料、エ
ポキシ樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗
料、フタル酸樹脂塗料などが主に使用されている。
【0004】前記合成樹脂塗装は塗膜が強固で吸水率が
小さく、密着性がよい塗膜を形成し、水分や空気を鉄管
と接触させないことにより鉄管を防食する。さらに効果
的に防食するために、塗料に種々の防食剤を添加する方
法が知られている。
【0005】前記防食剤としては、鉄鋼用に用いられ
る、たとえば鉛丹、亜酸化鉛、酸化亜鉛などのアルカリ
性顔料、亜鉛末のような金属粉顔料、クロム酸亜鉛顔
料、クロム酸ストロンチウム顔料などが、また、軽金属
用に用いられる、たとえばクロム酸亜鉛顔料、クロム酸
ストロンチウム顔料などが具体例としてあげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記塗装法に
より防食加工しても、時間が経つにつれて被塗物の腐食
が進行し、充分に腐食を抑制できないばあいがある。た
とえば被塗物が鉄のばあいには、鉄イオンの溶出、被塗
物にZn系プライマー層を形成したばあいには、Zn系
プライマー層を構成する金属イオン(亜鉛イオンやアル
ミニウムイオンなど)の溶出がおこり、これらが原因と
なって腐食が進行することがある。
【0007】したがって、従来知られていた防食剤を添
加する方法のみでは、これらの金属イオンの溶出にとも
なう腐食の抑制、とくに使用環境の厳しい条件下におけ
る腐食の抑制はまだまだ充分とはいえない。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
塗膜の防食性能を改良するために鋭意検討を重ねた結
果、陽イオン捕捉剤を塗料組成物に含有させることによ
り、防食性能に優れた被膜層を形成しうることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、共役ジエン系単量体
単位100重量%(以下、%という)以上および共重合
可能な単量体単位90%以下を含有するジエン系ラテッ
クスとして用いられる塗料用樹脂であり、かつ、該共重
合可能な単量体単位の一部または全部として(メタ)ア
クリル系単量体単位を該塗料用樹脂中に5〜80%含む
樹脂100重量部(以下、部という)に対して、数平均
粒子径が100μm以下の陽イオン交換樹脂またはキレ
ート樹脂0.350部を含んでなる鉄材料用塗料組成
物に関する。
【0010】塗料組成物に用いられる料用樹脂として
は、従来から知られている塗料用に用いられている樹脂
使用しうる。
【0011】前記塗料用樹脂の具体例としては、(メ
タ)アクリル系エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョ
ンなどのエマルジョンとして用いられる樹脂(以下、エ
マルジョン樹脂という)、ジエン系ラテックス(ブタジ
エン系ラテックス、イソプレン系ラテックス、クロロプ
レン系ラテックスなど)などのラテックスとして用いら
れる樹脂(以下、ラテックス樹脂という)、水溶性アル
キド樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、水溶
性フェノール樹脂、水溶性(メタ)アクリル樹脂、水溶
性エポキシ樹脂、水溶性ポリブタジエン樹脂などの水溶
性合成樹脂、水分散型ウレタン樹脂、水分散型エポキシ
樹脂、水分散型(メタ)アクリル樹脂などの各種樹脂の
水分散体などの水系樹脂;フェノール樹脂、タールエポ
キシ樹脂、フタル酸樹脂、アルキド樹脂、アミノアルキ
ド樹脂、ビニル樹脂、塩化ゴム樹脂、エポキシ樹脂、
(メタ)アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレ
タン樹脂、ケイ素樹脂、フッ素樹脂などの溶剤系樹脂;
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂などの
粉体塗料用樹脂などがあげられる。これらは単独で用い
てもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。これら
のなかでは、水系樹脂、とくに(メタ)アクリル系エマ
ルジョン樹脂および(または)ジエン系ラテックス樹脂
が水との親和性がよく適度の吸水性があり、また、分子
量が比較的大きいために塗膜強度が大きく、かつ密着性
が良好である点から好ましい。
【0012】前記(メタ)アクリル系エマルジョン樹脂
は、(メタ)アクリル系単量体と必要に応じて用いられ
る(メタ)アクリル系単量体と共重合可能な単量体とを
乳化重合することによりえられる。
【0013】ここで、前記(メタ)アクリル系エマルジ
ョン樹脂における(メタ)アクリル系とは、通常、(メ
タ)アクリル系単量体単位を20%以上、前記必要に応
じて用いられる(メタ)アクリル系単量体と共重合可能
な単量体単位を80%以下含有することをいう。(メ
タ)アクリル系単量体単位が20%以上含有されるの
で、強靭でかつ密着性に優れるという特徴のある塗膜が
えられる。
【0014】前記(メタ)アクリル系単量体の具体例と
しては、たとえばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
など炭素数1〜10の飽和あるいは不飽和の炭化水素
基、好ましくはアルキル基を有するアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタリル酸イソブチル、メタクリ
ル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルな
ど炭素数1〜10の飽和あるいは不飽和の炭化水素基、
好ましくはアルキル基を有するメタクリル酸エステルな
どがあげられる。これらは単独で用いてもよく2種以上
を組み合わせて用いてもよい。これらのなかでは、アク
リル酸n−ブチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸n−ブチルが重合反応
性、塗膜の耐水性の点から好ましい。
【0015】前記必要に応じて用いられる(メタ)アク
リル系単量体と共重合可能な単量体の具体例としては、
後述する共役ジエン系単量体のほか、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、2,
4−ジブロモスチレンなどの芳香族ビニル系単量体、ビ
ニルピロリドンなどの複素環式ビニル化合物、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル
類、酢酸ビニル、バーサティック酸ビニルなどのビニル
エステル類、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
イタコン酸モノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノ
エステル、フマル酸、フマル酸モノエステルなどのカル
ボキシル基含有モノマー類、無水マレイン酸などの酸無
水物類、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミドなどの
アミド基含有ビニル系単量体、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸グリシジル
などの官能基含有モノマー類やエチレンジ(メタ)アク
リレート、1,4−ブチレンジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキシレンジ(メタ)アクリレート、オリゴエ
チレンオキサイドジ(メタ)アクリレート、ジビニルベ
ンゼン、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ートなどの架橋剤などがあげられる。これらは単独で用
いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。これ
らのなかでは、芳香族ビニル系単量体およびカルボキシ
ル基含有モノマー類から選ばれる単量体が好ましい。
【0016】前記芳香族ビニル系単量体から選ばれる単
量体は、塗膜の耐水性、耐アルカリ性、強度、硬度の向
上のために用いられる成分であり、使用したことによる
明確な効果をうる点から(メタ)アクリル系エマルジョ
ン樹脂中に5〜90%含まれるのが好ましい。
【0017】また、前記カルボキシル基含有モノマー類
から選ばれる単量体は塗料の分散安定性および塗膜の密
着性の向上のために用いられる成分であり、使用したこ
とによる明確な効果をうる点から(メタ)アクリル系エ
マルジョン樹脂中に1〜20%含まれるのが好ましい。
【0018】前記ジエン系ラテックス樹脂は、共役ジエ
ン系単量体と必要に応じて用いられる共役ジエン系単量
体と共重合可能な単量体とを乳化重合することによりえ
られる。
【0019】ここで、前記ジエン系ラテックス樹脂にお
けるジエン系とは、通常、共役ジエン系単量体単位を1
0%以上で、前記必要に応じて用いられる共重合可能な
単量体単位を90%以下含有することをいう。共役ジエ
ン系単量体単位が10%以上含有されるので、ゴム弾性
を有し、強靭で傷つきにくいという特徴のある塗膜がえ
られる。
【0020】前記共役ジエン系単量体の具体例として
は、たとえば1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3
−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン
などがあげられる。これらは単独で用いてもよく2種以
上を組み合わせて用いてもよい。これらのなかでは、
1,3−ブタジエンが経済性の点から好ましく用いられ
る。
【0021】前記共役ジエン系単量体と共重合可能な単
量体の具体例としては、前記(メタ)アクリル系単量体
のほか、前記(メタ)アクリル系エマルジョン樹脂の重
合の際に必要に応じて用いられる(メタ)アクリル系単
量体と共重合可能な単量体(共役ジエン系単量体を除
く)と同じものが同じ理由であげられる。なお、(メ
タ)アクリル系単量体を使用するばあいには、使用する
ことによる明確な効果をうる点から、ジエン系ラテック
ス樹脂中に5〜80%含まれるのが好ましい。他の単量
体については、(メタ)アクリル系エマルジョン樹脂の
ばあいと同様である。
【0022】前記(メタ)アクリル系エマルジョンの具
体例としては、たとえばアクリル酸n−ブチル10〜9
0%、メタクリル酸メチル10〜90%、スチレン0〜
90%、アクリル酸0〜20%からなる重合体を含むも
の、またはアクリル酸2−エチルヘキシル10〜90
%、メタクリル酸メチル10〜90%、スチレン0〜9
0%、アクリル酸0〜20%からなる重合体を含むも
の、ジエン系ラテックスの具体例としては、ブタジエン
10〜90%、スチレン10〜80%、アクリル酸1〜
20%を含むもの、(メタ)アクリルエマルジョンお
よびジエン系ラテックスの両方に属するものの具体例と
しては、アクリル酸n−ブチル5〜80%、ブタジエン
10〜90%、スチレン0〜90%、アクリル酸0〜2
0%を含むもの、またはメタクリル酸メチル5〜80
%、ブタジエン10〜90%、スチレン0〜90%、ア
クリル酸0〜20%を含むものなどがあげられる。本発
明に用いられる共役ジエン系単量体単位10%以上およ
び共重合可能な単量体単位90%以下を含有するジエン
系ラテックスとして用いられる塗料用樹脂であり、か
つ、該共重合可能な単量体単位の一部または全部として
(メタ)アクリル系単量体単位を該塗料用樹脂中に5〜
80%含む樹脂は、前記(メタ)アクリル酸エマルジョ
ンおよびジエン系ラテックスの両方に属するものであ
る。
【0023】前記乳化重合においては、通常用いられる
公知の乳化剤およびラジカル重合開始剤が用いられる。
【0024】前記乳化剤の具体例としては、たとえばド
デシルベンゼン硫酸ソーダ、ドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダ、アルキルアリールポリエーテル硫酸塩、アル
キルジフェニルエーテルジスルホン酸ソーダ、スルホコ
ハク酸エステル塩などのような陰イオン性界面活性剤、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレンブロック共重合体などの非イオン性
界面活性剤、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、
ラウリルピリジニウムクロリドなどの陽イオン性界面活
性剤などがあげられる。これらは単独で用いてもよく2
種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのなかで
は、陰イオン性界面活性剤から選ばれる乳化剤が重合安
定性、エマルジョンやラテックスの分散安定性の点から
好ましい。
【0025】また、前記界面活性剤のかわりに、または
これらと併用して、水溶性オリゴマーを分散剤として使
用してもよい。さらに、ポリビニルアルコール、ヒドロ
キシエチルセルロースなどのような水溶性高分子物質を
前記界面活性剤と併用することも有効である。
【0026】前記ラジカル重合開始剤としては、過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、ア
ゾビスイソブチロニトリル、その塩酸塩などの無機過酸
化物、クメンハイドロパーオキサイド、tert−ブチ
ルハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物などがあ
げられる。これらは単独で用いてもよく2種以上を組み
合わせて用いてもよい。これらのなかでは、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウムなどの過
硫酸塩が重合反応性および取り扱いの安全性の点から好
ましい。
【0027】また、前記過硫酸塩または過酸化物と、鉄
イオンなどの金属イオンおよびナトリウムスルホキシレ
ートホルムアルデヒド、ピロ亜硫酸ソーダ、L−アスコ
ルビン酸などの還元剤を組み合わせて用いる公知のレド
ックス系開始剤を用いてもよい。
【0028】前記乳化剤、ラジカル重合開始剤のほかに
も、必要に応じてアルキルメルカプタンなどの分子量調
節剤、粒子径調整のための電解質、金属イオン封鎖のた
めのキレート剤などを用いてもよい。
【0029】前記乳化重合によりえられた(メタ)アク
リル系エマルジョン樹脂および(または)ジエン系ラテ
ックス樹脂に対して、必要に応じて残留モノマーの除去
やたとえばアルカリ水溶液などによるpH調整などを行
なってもよい。
【0030】前記(メタ)アクリル系エマルジョン樹脂
および(または)ジエン系ラテックス樹脂の数平均粒子
径は、通常0.02μm以上、さらには0.05μm以
上で、1μm以下、さらには0.5μm以下であるのが
好ましい。前記数平均粒子径が0.02μm未満のばあ
いには樹脂の粘度が高くなって極端に低濃度としなけれ
ば取り扱いが困難となり、1μmをこえるばあいにはポ
リマー粒子が沈降または分離する傾向がある。
【0031】また、前記(メタ)アクリル系エマルジョ
ン樹脂および(または)ジエン系ラテックス樹脂の固形
分含有率は、通常30%以上、さらには40%以上で、
70%以下、さらには60%以下であるのが好ましい。
前記固形分含有率が30%未満のばあいには塗料の濃度
が低くなって塗膜形成時の乾燥性が不良となり、70%
をこえるばあいには樹脂の粘度が著しく高くなり、取り
扱いが困難で安定性も不良となる傾向がある。
【0032】前記溶剤系塗料用樹脂としては、前記のな
かではとくに、(メタ)アクリル樹脂が耐食性、耐候性
などの点から好ましく用いられ、エポキシ樹脂が耐食性
などの点から好ましく用いられる。
【0033】前記(メタ)アクリル樹脂としては通常知
られてものが、とくに限定なく使用され、たとえばメタ
クリル酸メチル、アクリル酸n−ブチルなどの共重合体
などがあげられる。また前記エポキシ樹脂としては通常
知られているものなら、とくに限定なく使用され、たと
えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂などがあげられる。
【0034】本発明で用いられる陽イオン交換樹脂また
はキレート樹脂(以下、陽イオン捕捉剤ともいう)は、
被塗物から溶出した金属イオンを捕捉することにより防
食性に優れた塗膜層を形成させるために用いられる成分
であり、溶出した金属イオンを捕捉することにより、金
属イオンが塗膜表面に析出し、塗膜性能を低下させるの
を抑制することができる。これらは単独で用いてもよく
2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらは、化
的安定性、塗料化の容易さの点から好ましい。
【0035】前記陽イオン交換樹脂とは、架橋した3次
元網目構造の高分子基体に、陽イオンを交換する機能を
有するイオン交換基が導入された樹脂であり、このよう
なものである限りとくに限定なく使用しうる。
【0036】前記架橋した3次元網目構造の高分子基体
としては、陽イオン交換樹脂が加えられる塗料用樹脂に
分散し均一な塗膜を形成しやすいものであればとくに限
定なく使用しうる。通常、化学的安定性や物理的強度の
点から、スチレンなどの重合体などが使用される。
【0037】前記陽イオンを交換する機能を有するイオ
ン交換基の具体例としては、スルホン酸基、カルボキシ
ル基、硫酸エステル基、リン酸エステル基、酸性水酸基
などがあげられる。これらは単独で導入されていてもよ
く2種以上を組み合わせて導入されていてもよい。これ
らのなかでは、スルホン酸基が、幅広いpH領域で、イ
オン交換性があり、被塗物から溶出した金属イオンを捕
捉する能力が高く、被塗物の腐食を抑制する効果が高い
点から好ましい。
【0038】なお、陽イオン交換樹脂は、陽イオンを交
換する機能を有する官能基の酸性度により、強酸性陽イ
オン交換樹脂、弱酸性陽イオン交換樹脂に分類される
が、前記スルホン酸基を有するものは強酸性陽イオン交
換樹脂の代表例であり、前記カルボキシル基を有するも
のは弱酸性陽イオン交換樹脂の代表例である。
【0039】前記陽イオン交換樹脂の具体例としては、
たとえばDIAION SK1B(ゲル型、三菱化学
(株)製)、アンバーライト IR−120B(ゲル
型、ローム・アンド・ハース社製)、アンバーライト
200C(ポーラス型、ローム・アンド・ハース社製)
などの強酸性陽イオン交換樹脂、DIAION WK4
0(ハイポーラス型、三菱化学(株)製)、DIAIO
N PK216(ポーラス型、三菱化学(株)製)、ア
ンバーライト IRC−50(ポーラス型、ローム・ア
ンド・ハース社製)などの弱酸性陽イオン交換樹脂など
があげられる。これらは単独で用いてもよく2種以上を
組み合わせて用いてもよい。これらのなかでは、強酸性
陽イオン交換樹脂が不可逆性があり、一旦捕捉した金属
イオンを放出し難い点から好ましく用いられる。
【0040】前記分子内でキレートを形成してイオンを
捕捉するキレート樹脂とは、前記陽イオン交換樹脂のイ
オン交換基のかわりに金属イオンとキレートをつくる官
能基を導入した樹脂であり、金属イオンとキレートを形
成することにより金属イオンを捕捉するものである。
【0041】前記金属イオンとキレートをつくる官能基
の構成としては、近接して導入された複数のカルボキシ
ル基、カルボキシル基とケト基、カルボキシル基と水酸
基などがあげられる。これらは単独で導入されていても
よく2種以上を組み合わせて導入されていてもよい。こ
れらのなかでは、近接して導入された複数のカルボキシ
ル基からなるものが、被塗物から溶出した金属イオンを
捕捉する能力が高いため、被塗物の腐食を抑制する効果
が高い点から好ましく用いられる。
【0042】前記分子内でキレートを形成してイオンを
捕捉するキレート樹脂の具体例としてはDIAION
CR11(ポーラス型、三菱化学(株)製)、アンバー
ライトIRC−718(ポーラス型、ローム・アンド・
ハース社製)などがあげられる。これらは単独で用いて
もよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0043】前記陽イオン捕捉剤(陽イオン交換樹脂ま
たはキレート樹脂)の数平均粒子径は100μm以下、
さらには90μm以下、とくには80μm以下であり、
0.1μm以上、さらには1μm以上であるのが好まし
い。100μmをこえるばあいには塗膜を薄くしたばあ
いに塗膜表面の平滑性が失われる傾向があり、0.1μ
m未満のばあいには塗料化時の均一分散性が問題となる
傾向がある。
【0044】なお、陽イオン捕捉剤が前記数平均粒子径
の範囲をこえているばあいには、粉砕するなどして前記
範囲のものになるようにして使用するのが好ましい。
【0045】前記陽イオン捕捉剤の使用量は、塗料組成
物の固形分100部に対して0.3部以上であるのが好
ましく、50部以下であるのが好ましい。50部をこえ
るばあいには塗料組成物の塗装性が低下し、0.3部未
満のばあいには防食効果が小さくなる傾向がある。
【0046】本発明の塗料組成物には、塗料組成物に一
般に含有せしめられる、たとえば顔料、添加剤などが含
まれていてもよい。
【0047】前記顔料としては、カーボンブラック、二
酸化チタンなどの着色顔料;鉛丹、亜酸化鉛、酸化亜鉛
などのアルカリ性顔料、亜鉛末のような金属粉顔料、ク
ロム酸亜鉛顔料、クロム酸ストロンチウム顔料、クロム
酸亜鉛顔料、クロム酸ストロンチウム顔料などの防食顔
料;炭酸カルシウム、タルク、クレー、水酸化アルミニ
ウムなどの体質顔料などがあげられる。
【0048】前記添加剤としては、たとえば粘度調整
剤、コロイド安定剤、分散剤、湿潤剤、顔料沈降防止
剤、消泡剤、造膜助剤、レベリング剤、垂れ防止剤など
があげられる。
【0049】前記粘度調整剤の具体例としては、たとえ
ばメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ポリビニルピロリドン、アンモニアカゼイ
ン、ポリビニルアルコール、アルカリ可溶性ポリアクリ
ル酸エステル、ポリアクリル酸塩、ポリアクリルアミ
ド、ポリエチレンオキサイドなどの水溶性高分子があげ
られる。
【0050】本発明の塗料組成物の製法には、とくに限
定はなく、通常の方法で製造すればよい。
【0051】本発明の塗料組成物の塗装法としては、塗
料組成物をそのまま塗布し、乾燥させてもよいが、たと
えば鉄管に塗布するばあいには鉄管をあらかじめ60〜
90℃程度に加熱しておき、これに塗料組成物をスプレ
ー塗装、ハケ塗り、ロール塗りなどの方法で塗装する方
法が、塗料が速やかに乾燥し、鉄管表面と塗料との密着
性が良好となり、強勒で弾性に富んだ均一な塗膜が形成
される点から好ましい。
【0052】本発明の塗料組成物を塗装してえられる塗
膜厚は、通常40μm以上、さらには50μm以上であ
って、150μm以下、さらには120μm以下である
のが好ましい。前記塗膜厚が40μm未満のばあいには
均一な効果がえられにくくなり、150μmをこえるば
あいには耐衝撃性の低下となる傾向がある。
【0053】本発明の塗料組成物を、鉄材料、たとえば
鉄管、橋梁、水門などの鉄材料に塗装したものは、防食
性能、とくに使用環境の厳しい条件下において優れた防
食性能をあらわすものである。
【0054】本発明の塗料組成物は、たとえば地下埋設
でよく用いられるダクタイル鋳鉄管、鋼管、バルブ類な
どの防食などのような用途に好ましく用いられる。
【0055】
【実施例】つぎに、本発明の塗料組成物を実施例および
比較例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0056】(評価方法)あらかじめ脱脂してサンドブ
ラストした軟鋼板(70×150×2.0(mm))に
えられた塗料組成物または塗料をエアスプレーで膜厚が
約80μmになるように塗布した。これを80℃で10
分間乾燥し、5日間室温で放置したのち、以下の評価を
おこなった。
【0057】(1)耐水性:水道水に60日間浸漬し、
錆の発生、塗膜のふくれなどの有無を調べ、以下の評価
基準にしたがって判定した。
【0058】 良好:錆の発生、塗膜のふくれがないこと 赤錆発生小:赤い錆の発生が少ないもの 赤錆発生大:赤い錆の発生が多いもの 白錆発生小:白い錆の発生が少ないもの 白錆発生大:白い錆の発生が多いもの ふくれ小:塗膜にふくれが少し生じたもの ふくれ大:塗膜にふくれが多く生じたもの
【0059】(2)耐塩水性:3%食塩水に60日間浸
漬し、錆の発生、塗膜のふくれなどの有無を調べ、以下
の評価基準にしたがって判定した。
【0060】 良好:錆の発生、塗膜のふくれがないこと 赤錆発生小:赤い錆の発生が少ないもの 赤錆発生大:赤い錆の発生が多いもの 白錆発生小:白い錆の発生が少ないもの 白錆発生大:白い錆の発生が多いもの ふくれ小:塗膜にふくれが少し生じたもの ふくれ大:塗膜にふくれが多く生じたもの
【0061】(3)耐塩水噴霧性:JIS K 540
0に準じて、480時間塩水噴霧を行ない、錆の発生、
塗膜のふくれなどの有無を調べ、以下の評価基準にした
がって判定した。
【0062】 良好:錆の発生、塗膜のふくれがないこと 赤錆発生小:赤い錆の発生が少ないもの 赤錆発生大:赤い錆の発生が多いもの 白錆発生小:白い錆の発生が少ないもの 白錆発生大:白い錆の発生が多いもの ふくれ小:塗膜にふくれが少し生じたもの ふくれ大:塗膜にふくれが多く生じたもの
【0063】(4)密着性:JIS K 5400に準
じて調べ、以下の評価方法にしたがって判定した。すな
わち試験片の塗面上に、塗膜を貫通して素地面に達する
切り傷を1×1(mm)の基盤目状に100個になるよ
うにカッターナイフでつけ、セロテープをその基盤目上
に貼り合せ90°方向にひきはがし、100個のうち剥
離しなかった数を調べることにより密着性を評価した。
【0064】実施例1 表1に示した単量体100部に対して乳化剤(ニューコ
ール 271A:日本乳化剤(株)製の陰イオン性界面
活性剤)0.5部、第3級ドデシルメルカプタン1.0
部、エチレンジアミン四酢酸アンモニウム0.05部、
過硫酸カリウム0.1部およびイオン交換水150部を
チッ素置換した攪拌機つきオートクレーブに仕込み、6
0℃で重合させた。重合率が98%以上になるまで重合
を続けた。重合終了後、ストリッピングにより未反応単
量体を除去し、つづいてアンモニアでpH7.5に調整
し、固形分40%、数平均粒子径0.15μmの共重合
体エマルジョンをえた。なお、えられた共重合体エマル
ジョンは、(メタ)アクリル系エマルジョンおよびジエ
ン系エマルジョンの両方に属するものである。
【0065】つぎにえられた共重合体エマルジョン10
0部(固形分)に対して陽イオン捕捉剤として、キレー
ト樹脂であるDIAION CR11(平均粒子径80
μm、三菱化学(株)製)を0.4部(固形分)配合し
た。
【0066】えられた塗料組成物を前記評価方法にした
がって評価した。
【0067】結果を表1に示す。
【0068】実施例2〜3、比較例a〜cおよび比較例
1 表1に示した種類、量の単量体および陽イオン捕捉剤を
用いた以外は、実施例1と同様にして塗料組成物をえ、
評価した。
【0069】えられた共重合体エマルジョンは、比較
のものは(メタ)アクリル系エマルジョン、その他の
ものは(メタ)アクリル系エマルジョンおよびジエン系
エマルジョンの両方に属するものである。
【0070】なお、表中、SK1Bは陽イオン捕捉剤
で、強酸性陽イオン交換樹脂であるDIAION SK
1B(平均粒子径80μm、三菱化学(株)製)であ
る。
【0071】結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】実施例6、比較例d〜fおよび比較例
2 実施例1〜3、比較例a〜cおよび比較例1でえられた
それぞれの塗料組成物100部に対して、タルク(平均
粒子径50μm)100部、炭酸カルシウム(平均粒子
径50μm)50部および消泡剤(ノプコNXZ、サン
ノプコ(株)製)0.5部を加えたものに、イオン交換
水およびアンモニア水を適量くわえてPHが8.0±
0.5になるようにし、かつ固形分60%になるように
調整し、サンドグラスターミルで30分間練肉し、塗料
をえた。
【0074】えられた塗料を前記評価方法にしたがって
評価した。
【0075】なお、貯蔵安定性は、えられた塗料1Kg
を、20℃で30日間放置したのち、撹拌して、ゲル状
物の有無などを調べた。
【0076】判定はゲル状物がなく、また分離がないも
のを良好とした。
【0077】また、塗膜外観は塗装時の塗膜のブツやク
ラックなどの発生の有無について調べた。判定は塗膜の
ブツ、クラック、フクレなどがないばあいを良好とし
た。
【0078】結果を表2に示す。
【0079】
【表2】
【0080】実施例9、比較例g〜iおよび比較例
3 あらかじめ脱脂してサンドブラストした軟鋼板(70×
150×2.0(mm))に亜鉛が溶射(130g/m
2)されたものに、実施例6、比較例d〜fおよび
比較例2でえられたそれぞれの塗料をエアスプレーで膜
厚が約80μmになるように塗布した。これを80℃で
10分間乾燥し、5分間室温で放置したのち、前記評価
方法に準じて評価した。
【0081】結果を表3に示す。
【0082】
【表3】
【0083】比較 溶剤系塗料として、アクリル樹脂塗料クリモトコートA
C−1(アクリル樹脂ワニス43%、顔料26%、塗料
比重1.16、日本ペイント(株)製)100部(樹脂
分)に対し陽イオン補足剤としてCR11 4部(固形
分)を添加してえられた塗料を、あらかじめ脱脂してサ
ンドブラストした軟鋼板にエアスプレーで膜厚が約80
μmになるように塗布した。これを25℃で1週間乾燥
したのち、前記評価方法に準じて評価を行なった。
【0084】結果を表4に示す。
【0085】比較 溶剤系塗料として、アクリル樹脂塗料クリモトコートA
C−1のかわりにクリモトコートAC(アクリル樹脂ワ
ニス54%、顔料2%、塗料比重0.93、日本ペイン
ト(株)製)を用いた以外は実施例19と同様に行なっ
た。
【0086】結果を表4に示す。
【0087】比較L 溶剤系塗料としてアクリル樹脂塗料クリモトコートAC
−1のかわりに
【0088】
【外1】
【0089】(エポキシ樹脂ワニス54%、顔料17
%、塗料比重1.05、日本ペイント(株)製)を用い
た以外は比較と同様に行なった。
【0090】結果を表4に示す。
【0091】比較例4〜6 陽イオン捕捉剤CR11を添加しなかったほかは、それ
ぞれ実施例と同様に行なった。結果を表4に示
す。
【0092】結果を表4に示す。
【0093】
【表4】
【0094】表4の結果より溶剤系塗料においても陽イ
オン捕捉剤を添加することにより耐食性の向上の効果が
あることがわかる。
【0095】
【発明の効果】本発明者の塗料組成物は、陽イオン捕捉
剤を塗料組成物に含有させることにより、防食性能に優
れた被膜層を形成しうる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09D 111/02 C09D 111/02 133/06 133/06 201/02 201/02 (72)発明者 杉村 誠司 大阪市西区北堀江一丁目12番19号 株式 会社栗本鐵工所内 (72)発明者 吉岡 真一 千葉市中央区浜野町961−1−301 (72)発明者 重松 康博 千葉県市原市郡本1−227 (56)参考文献 特開 平9−272823(JP,A) 特開 平9−199207(JP,A) 特開 平9−249737(JP,A) 特開 昭63−295682(JP,A) 特開 昭60−102978(JP,A) 特開 平8−254298(JP,A) 特開 平8−245926(JP,A) 特開 昭52−148826(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 109/10 C09D 5/00 C09D 5/02 C09D 5/08 C09D 7/12 C09D 111/02 C09D 133/06 C09D 201/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共役ジエン系単量体単位10重量%以上
    および共重合可能な単量体単位90重量%以下を含有す
    るジエン系ラテックスとして用いられる塗料用樹脂であ
    り、かつ、該共重合可能な単量体単位の一部または全部
    として(メタ)アクリル系単量体単位を該塗料用樹脂中
    に5〜80重量%含む樹脂100重量部に対して、数平
    均粒子径が100μm以下の陽イオン交換樹脂またはキ
    レート樹脂0.350重量部を含んでなる鉄材料用塗
    料組成物。
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