JP3347075B2 - データ回線終端装置とこれを用いた通信システムおよびデータ回線終端装置における同期系回路診断方法 - Google Patents

データ回線終端装置とこれを用いた通信システムおよびデータ回線終端装置における同期系回路診断方法

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JP3347075B2 JP28279098A JP28279098A JP3347075B2 JP 3347075 B2 JP3347075 B2 JP 3347075B2 JP 28279098 A JP28279098 A JP 28279098A JP 28279098 A JP28279098 A JP 28279098A JP 3347075 B2 JP3347075 B2 JP 3347075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多チャネルを有す
るデータ回線終端装置(Digital Servic
e Unit:DSU)とこれを用いた通信システムお
よびデータ回線終端装置における同期系回路診断方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DSUは、通常宅内に設置され、
ユーザ側のデータ端末(以降ユーザ端末と呼称)からの
信号とISDN交換機等に接続された加入者線の伝送信
号との相互交換を行っている。このDSUで通信データ
エラーが発生した場合の問題箇所の切り分け方法とし
て、例えば、特開平5−260138号公報に示される
ように、ISDN回線側ループ試験およびユーザ端末側
回線ループ試験などによるデータの折り返し試験が行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
DSUでは、通信データエラーが発生した場合には、I
SDN回線側ループ試験およびユーザ端末側回線ループ
試験などによるデータの折り返し試験を行って、エラー
が発生した箇所を探索しているが、これらの折り返し試
験だけではDSU内部の同期系回路に不具合が発生した
とき、この障害となった同期系回路を特定することがで
きないという問題がある。
【0004】本発明の目的は、ISDN回線に接続され
たインタフェースモジュールのうち2つを選択し、これ
らの回線同期クロック状態を監視比較することにより、
同期系回路の良否を判定することができるデータ回線終
端装置とこれを用いた通信システムおよびデータ回線終
端装置における同期系回路診断方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ回線終端
装置は、ISDN交換機とユーザ端末との回線交換機能
を有する複数の通信チャネルモジュールと、前記複数の
通信チャネルモジュールのうち任意の2つの通信チャネ
ルモジュールを選択するための選択手段と、前記選択手
段によって選択された2つの通信チャネルモジュールが
抽出した同期タイミング信号を入力し比較してその結果
を前記通信チャネルモジュールに通知する位相比較手段
と、前記結果を表示する表示手段とを備え、前記通信チ
ャネルモジュール各々は、ISDN交換機とユーザ端末
との通信状態を出力する通信データ交換部と、ISDN
交換機より送出される連続データの中のフレーム信号と
同期したクロックタイミングを抽出する回線同期タイミ
ング抽出回路と、前記通信データ交換部でのデータ乗せ
替えのために使用するISDN回線に同期した各種クロ
ックを生成するクロック生成回路と、選択された2つの
通信チャネルモジュールがともに使用状態であって前記
位相比較手段の比較結果が不一致のときには2つの通信
チャネルモジュール内のいずれかの同期系回路を異常と
診断しユーザ端末に通知する試験制御部とを有する。
【0006】また、本発明のデータ回線終端装置は、I
SDN交換機とユーザ端末との回線交換機能を有する複
数の通信チャネルモジュールと、前記複数の通信チャネ
ルモジュールのうち任意の2つの通信チャネルモジュー
ルを選択するための選択手段と、前記選択手段によって
選択された2つの通信チャネルモジュールが抽出した同
期タイミング信号を入力し比較してその結果を前記通信
チャネルモジュールに通知する位相比較手段と、前記結
果を表示する表示手段とを備え、前記通信チャネルモジ
ュール各々は、ISDN交換機とユーザ端末との通信状
態を出力する通信データ交換部と、ISDN交換機より
送出される連続データの中のフレーム信号と同期したク
ロックタイミングを抽出する回線同期タイミング抽出回
路と、前記通信データ交換部でのデータ乗せ替えのため
に使用するISDN回線に同期した各種クロックを生成
するクロック生成回路と、前記通信データ交換部に対し
折り返し回路を形成するように制御する回線ループ制御
部と、所定のパターンデータを発生出力し前記回線ルー
プ制御部で折り返えしたデータを受信して前記パターン
データと照合するパターン発生照合部と、選択された2
つの通信チャネルモジュールのうち自己ではない他方の
通信チャネルモジュールのパターン発生照合部の照合結
果が一致することと前記位相比較手段の比較結果が不一
致のときには自己の通信チャネルモジュールの同期系回
路を異常と診断しユーザ端末に通知する試験制御部とを
有する構成としてもよい。
【0007】本発明の通信システムは、ISDN交換機
とユーザ端末との回線交換機能を有する複数の通信チャ
ネルモジュールと、前記複数の通信チャネルモジュール
のうち任意の2つの通信チャネルモジュールを選択する
ための選択手段と、前記選択手段によって選択された2
つの通信チャネルモジュールが抽出した同期タイミング
信号を入力し比較してその結果を前記通信チャネルモジ
ュールに通知する位相比較手段と、前記結果を表示する
表示手段とを備え、前記通信チャネルモジュール各々
は、ISDN交換機とユーザ端末との通信状態を出力す
る通信データ交換部と、ISDN交換機より送出される
連続データの中のフレーム信号と同期したクロックタイ
ミングを抽出する回線同期タイミング抽出回路と、前記
通信データ交換部でのデータ乗せ替えのために使用する
ISDN回線に同期した各種クロックを生成するクロッ
ク生成回路と、選択された2つの通信チャネルモジュー
ルがともに使用状態であって前記位相比較手段の比較結
果が不一致のときには2つの通信チャネルモジュール内
のいずれかの同期系回路を異常と診断しユーザ端末に通
知する試験制御部とを有するデータ回線終端装置、ある
いは、ISDN交換機とユーザ端末との回線交換機能を
有する複数の通信チャネルモジュールと、前記複数の通
信チャネルモジュールのうち任意の2つの通信チャネル
モジュールを選択するための選択手段と、前記選択手段
によって選択された2つの通信チャネルモジュールが抽
出した同期タイミング信号を入力し比較してその結果を
前記通信チャネルモジュールに通知する位相比較手段
と、前記結果を表示する表示手段とを備え、前記通信チ
ャネルモジュール各々は、ISDN交換機とユーザ端末
との通信状態を出力する通信データ交換部と、ISDN
交換機より送出される連続データの中のフレーム信号と
同期したクロックタイミングを抽出する回線同期タイミ
ング抽出回路と、前記通信データ交換部でのデータ乗せ
替えのために使用するISDN回線に同期した各種クロ
ックを生成するクロック生成回路と、前記通信データ交
換部に対し折り返し回路を形成するように制御する回線
ループ制御部と、所定のパターンデータを発生出力し前
記回線ループ制御部で折り返えしたデータを受信して前
記パターンデータと照合するパターン発生照合部と、選
択された2つの通信チャネルモジュールのうち自己では
ない他方の通信チャネルモジュールのパターン発生照合
部の照合結果が一致することと前記位相比較手段の比較
結果が不一致のときには自己の通信チャネルモジュール
の同期系回路を異常と診断しユーザ端末に通知する試験
制御部とを有するデータ回線終端装置を用いている。
【0008】本発明のデータ回線終端装置における同期
系回路診断方法は、ISDN交換機とユーザ端末との通
信を行う通信チャネルモジュールを2つ選択し、それぞ
れの通信チャネルモジュールに対応する第1および第2
の通信の状態を受信し通信中状態か否かを判定し、双方
とも通信状態であることを確認し、前記第1および第2
の通信の同期タイミングを抽出し、抽出した双方の同期
タイミングの位相が一致しているか否かを判定し、双方
の同期タイミングの位相が一致しているときにはこれら
双方の通信チャネルモジュールの同期系回路が正常であ
ると認識し、不一致のときにはいずれか一方の通信チャ
ネルモジュールの同期系回路が異常であると認識し、こ
れら不一致の生じた通信モジュールそれぞれを他の正常
な通信モジュールと組み合わせ同様の処理を行う構成で
ある。
【0009】また、本発明のデータ回線終端装置におけ
る同期系回路診断方法は、ISDN交換機とユーザ端末
との通信を行う通信チャネルモジュールを2つ選択し、
それぞれの通信チャネルモジュールに対応する所定の第
1および第2のパターンデータを発生させ、それらを通
信チャネルモジュール内で折り返し受信し元のパターン
データと照合し、双方とも照合結果が正常であることを
確認し、前記第1および第2ののパターンデータの通信
における同期タイミングを抽出し、抽出した双方の同期
タイミングの位相が一致しているか否かを判定し、双方
の同期タイミングの位相が一致しているときにはこれら
双方の通信チャネルモジュールの同期系回路が正常であ
ると認識し、不一致のときには自己ではない他方の通信
チャネルモジュールのパターンデータ照合結果が正常で
あることを確認することにより、自己の通信チャネルモ
ジュールの同期系回路が異常であると認識する構成とし
てもよい。
【0010】本発明によるDSUは、ISDN回線交換
機との回線交換機能を備えた複数の通信チャネルモジュ
ールを有し、各通信チャネルモジュールは、ISDN網
に同期したタイミングで、ユーザ端末に対してデータを
送出する機能も合わせ持つ。この通信チャネルモジュー
ルにおけるクロックの位相は、ISDN網の伝送データ
転送タイミングに同期しているため、どのチャネルでも
位相が一定の範囲内にある。この位相が一定の範囲内に
あることに着目し、一定以上の位相ずれがないかどうか
各チャネルが送出するクロック位相を監視し比較するこ
とにより、DSUが行う回線同期クロック引き込み動作
が正常状態か否か、すなわち通信チャネルモジュール内
の同期系回路に不具合が発生していないかどうかを検知
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0012】図1を参照すると、本発明のDSUを用い
た通信システムが例示され、ISDN交換機1a,1b
と、ユーザ端末2a,2bと、ISDN交換機とユーザ
端末との回線交換機能を有する複数の通信チャネルモジ
ュール4,5を備えた多チャネルのDSU3とから構成
される。DSU3は、複数の通信チャネルモジュールの
うち任意の2つの通信チャネルモジュールを選択するた
めの操作入力部6および選択回路7と、選択回路7によ
って選択された2つの通信チャネルモジュールが抽出し
た同期タイミング信号を入力し比較してその結果を通信
チャネルモジュールに通知する位相比較器8と、比較結
果を表示する表示部9とを備える。
【0013】1つのDSU内には通常、4つあるいは8
つの通信チャネルモジュールを備えるが、本例では4つ
の場合を例示しそのうちの2つの通信チャネルモジュー
ルが示されている。以下に通信チャネルモジュール4の
場合の構成を説明し、通信チャネルモジュール5は参照
番号以外は通信チャネルモジュール4と同様構成なので
説明を省略する。
【0014】通信チャネルモジュール4は、ISDN交
換機1aとユーザ端末2aとの通信状態を出力する通信
データ交換部11と、ISDN交換機1aより送出され
る連続データの中のフレーム信号と同期したクロックタ
イミングを抽出する回線同期タイミング抽出回路12
と、通信データ交換部11でのデータ乗せ替えのために
使用するISDN回線に同期した各種クロックを生成す
るクロック生成回路13と、選択された2つの通信チャ
ネルモジュールがともに使用状態であって位相比較器8
の比較結果が不一致のときには2つの通信チャネルモジ
ュール内のいずれかの同期系回路を異常と診断しユーザ
端末に通知する試験制御部14とを有する。本例では、
同期系回路には、回線同期タイミング抽出回路12とク
ロック生成回路13とが該当する。
【0015】図2は図1における位相比較器でのフレー
ムビット位相差検出を説明するための図である。位相比
較は図2に示すように各チャネル(ch)のデータ中の
フレームビット(F)の0クロス点にて行う。以下に位
相ずれについて、DSUとユーザ端末間の伝送路規定が
CCITT勧告のI.430の場合を例として説明す
る。
【0016】DSUの出力データ列(192kHz)に
おいて、最大ジッタはビット周期の5%以下と規定され
ており、したがって同期確立後の複数のDSUの位相比
較を行ったとき、図2に示されるdλが(1/192k
Hz)x5%≒260ns(ナノ秒)より大きい値を検
出したときには「位相ずれ有り」、一方この値が260
ns未満のときには「位相ずれ無し」と定義している。
【0017】図3は本発明の第1の実施の形態のデータ
回線終端装置における同期系回路診断方法の処理の流れ
を示すフローチャートである。以下に図1および図3を
参照して動作を説明する。
【0018】始めに、操作入力部6の指示に基づきIS
DN交換機とユーザ端末との通信を行う通信チャネルモ
ジュールのなかから診断対象の2つ選択を選択回路7に
よって選択する(ステップ1:S1と略称する)。試験
制御部14,24は、それぞれの通信チャネルモジュー
ルに対応する第1および第2の通信の状態を受信して
(S2、S3)、通信中状態か否かを判定し、双方の通
信チャネルモジュールとも通信状態であることを確認す
る(S4、S5)。回線同期タイミング抽出回路12,
22はそれぞれ第1および第2の通信の同期タイミング
を抽出し(S6、S7)、位相比較器8は抽出した双方
の同期タイミングの位相が一致しているか否かを判定す
る(S8)。
【0019】位相比較器8は、その結果を表示部9に表
示させるとともに試験制御部14,24にその情報を伝
達する。試験制御部14,24は双方の同期タイミング
の位相が一致しているときにはこれら双方の通信チャネ
ルモジュールの同期系回路が正常であると認識し(S
9)、不一致のときにはいずれか一方の通信チャネルモ
ジュールの同期系回路が異常であると認識する。この場
合、保守者は他の2つの通信チャネルモジュールを新た
に選択して、上述した方法と同様な方法で正常な通信チ
ャネルモジュールをまず特定する。そして、これら不一
致の生じた通信モジュールそれぞれをこの正常な通信チ
ャネルモジュールと組み合わせ再度同様の処理を行い、
同期系回路に異常が発生している通信チャネルモジュー
ルを特定検知し(S10)、その結果をユーザ端末に通
知する。
【0020】上述したように試験制御部14は、通信デ
ータ交換部11より通信状態通知を受け取り、通信状態
となっているならば、通信チャネルモジュール5に対し
て通知し、同様に通信チャネルモジュール5の試験制御
部24からも通信状態通知を受けることができる。双方
が通信状態でかつ、位相比較器8から位相不一致である
と通知を受けた場合、DSU3内の回線同期タイミング
抽出回路12,クロック生成回路13,あるいは回線同
期タイミング抽出回路22,クロック生成回路23のい
ずれか一方に異常があると判断することができる。その
理由は、同一網であるISDN回線では、位相は決めら
れた範囲内で一致していると規程されているからであ
る。
【0021】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0022】図4を参照すると、本発明のDSUの第2
の実施の形態が示されており、DSU10は、ISDN
交換機とユーザ端末との回線交換機能を有する通信チャ
ネルモジュール20と、同一DSU内の複数の通信チャ
ネルモジュールのうち任意の2つの通信チャネルモジュ
ールを選択するための操作入力部6および選択回路7
と、選択回路7によって選択された2つの通信チャネル
モジュールが抽出した同期タイミング信号を入力し比較
してその結果を通信チャネルモジュールに通知する位相
比較器8と、比較結果を表示する表示部9とを備える。
【0023】通信チャネルモジュール20は、ISDN
交換機とユーザ端末との通信状態を出力する通信データ
交換部31と、ISDN交換機より送出される連続デー
タの中のフレーム信号と同期したクロックタイミングを
抽出する回線同期タイミング抽出回路32と、通信デー
タ交換部31でのデータ乗せ替えのために使用するIS
DN回線に同期した各種クロックを生成するクロック生
成回路33と、通信データ交換部31に対し折り返し回
路を形成するように制御する回線ループ制御部34と、
所定のパターンデータを発生出力し回線ループ制御部3
4で折り返えしたデータを受信してパターンデータと照
合するパターン発生照合部35と、選択された2つの通
信チャネルモジュールのうち自己ではない他方の通信チ
ャネルモジュールのパターン発生照合部の照合結果が一
致することと位相比較器8の比較結果が不一致のときに
は自己の通信チャネルモジュールの同期系回路を異常と
診断しユーザ端末に通知する試験制御部36とを有す
る。なお、図4では4つ通信チャネルモジュールの場合
を例示し、そのうちの1つの通信チャネルモジュールが
示されている。他の通信チャネルモジュールは、この通
信チャネルモジュール20と同様構成なので図示および
説明を省略する。
【0024】図5は本発明の第2の実施の形態のデータ
回線終端装置における同期系回路診断方法の処理の流れ
を示すフローチャートである。以下に図4および図5を
参照して動作を説明する。
【0025】始めに、操作入力部6の指示に基づきIS
DN交換機とユーザ端末との通信を行う通信チャネルモ
ジュールのなかから診断対象の2つを選択する(S1
1)。パターン発生照合部はそれぞれの通信チャネルモ
ジュールに対応する所定の第1および第2のパターンデ
ータを発生させ(S12、S13)、それらを通信チャ
ネルモジュール内で折り返し受信し元のパターンデータ
と照合し(S14、S15)、双方とも照合結果が正常
であることを確認する(S16、S17)。
【0026】次に、回線同期タイミング回路は第1およ
び第2ののパターンデータの通信における同期タイミン
グを抽出し(S18、S19)、抽出した双方の同期タ
イミングの位相が一致しているか否かを判定し(S2
0)、試験制御部は双方の同期タイミングの位相が一致
しているときにはこれら双方の通信チャネルモジュール
の同期系回路が正常であると認識する(S21)。一
方、不一致のときには自己ではない他方の通信チャネル
モジュールのパターンデータ照合結果が正常であること
を確認する(S22)ことにより、自己の通信チャネル
モジュールの同期系回路が異常であると認識する(S2
3)。
【0027】上述したように、ループ試験のエラー原因
を切り分けるために、図4のように、ISDN回線側で
データをループさせ、ユーザ端末側でエラー照合を行
う。しかしながら、データの不一致を検出したとき、通
信データ交換部31の故障か、あるいは回線同期タイミ
ング抽出回路32,クロック生成回路33の同期系回路
の故障かを特定することができない。そこで、本発明の
示す他方ャンネルとの位相が不一致という結果と、他方
チャネルのループ試験結果が正常であるとの情報を得る
ことにより、自己側の同期系回路が故障したと判定する
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
チャネルを有するDSUで、通信データエラー発生時に
DSU内の障害箇所が不明なとき、通信チャネルモジュ
ール毎の回線同期クロックの位相差を監視する位相比較
器を設け、2つの通信チャネルモジュール間で比較する
ことにより、ISDN回線同期系回路に不具合がある場
合には、これを特定し検知することができ、障害探索を
迅速化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ回線終端装置の第1の実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】図1における位相比較器でのフレームビット位
相差検出を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のデータ回線終端装
置における同期系回路診断方法の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明のデータ回線終端装置の第2の実施の形
態を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のデータ回線終端装
置における同期系回路診断方法の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1a,1b ISDN交換機 2a,2b ユーザ端末 3,10 DSU 4,5 通信チャネルモジュール 6 操作入力部 7 選択回路 8 位相比較器 9 表示部 11,21,31 通信データ交換部 12,22,32 回線同期タイミング抽出回路 13,23,33 クロック生成回路 14,24,36 試験制御部 34 回線ループ制御部 35 パターン発生照合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/14 H04L 7/00 H04M 3/30 H04M 11/00 302

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN交換機とユーザ端末との回線交
    換機能を有する複数の通信チャネルモジュールと、前記
    複数の通信チャネルモジュールのうち任意の2つの通信
    チャネルモジュールを選択するための選択手段と、前記
    選択手段によって選択された2つの通信チャネルモジュ
    ールが抽出した同期タイミング信号を入力し比較してそ
    の結果を前記通信チャネルモジュールに通知する位相比
    較手段と、前記結果を表示する表示手段とを備え、前記
    通信チャネルモジュール各々は、ISDN交換機とユー
    ザ端末との通信状態を出力する通信データ交換部と、I
    SDN交換機より送出される連続データの中のフレーム
    信号と同期したクロックタイミングを抽出する回線同期
    タイミング抽出回路と、前記通信データ交換部でのデー
    タ乗せ替えのために使用するISDN回線に同期した各
    種クロックを生成するクロック生成回路と、選択された
    2つの通信チャネルモジュールがともに使用状態であっ
    て前記位相比較手段の比較結果が不一致のときには2つ
    の通信チャネルモジュール内のいずれかの同期系回路を
    異常と診断しユーザ端末に通知する試験制御部とを有す
    ることを特徴とするデータ回線終端装置。
  2. 【請求項2】 ISDN交換機とユーザ端末との回線交
    換機能を有する複数の通信チャネルモジュールと、前記
    複数の通信チャネルモジュールのうち任意の2つの通信
    チャネルモジュールを選択するための選択手段と、前記
    選択手段によって選択された2つの通信チャネルモジュ
    ールが抽出した同期タイミング信号を入力し比較してそ
    の結果を前記通信チャネルモジュールに通知する位相比
    較手段と、前記結果を表示する表示手段とを備え、前記
    通信チャネルモジュール各々は、ISDN交換機とユー
    ザ端末との通信状態を出力する通信データ交換部と、I
    SDN交換機より送出される連続データの中のフレーム
    信号と同期したクロックタイミングを抽出する回線同期
    タイミング抽出回路と、前記通信データ交換部でのデー
    タ乗せ替えのために使用するISDN回線に同期した各
    種クロックを生成するクロック生成回路と、前記通信デ
    ータ交換部に対し折り返し回路を形成するように制御す
    る回線ループ制御部と、所定のパターンデータを発生出
    力し前記回線ループ制御部で折り返えしたデータを受信
    して前記パターンデータと照合するパターン発生照合部
    と、選択された2つの通信チャネルモジュールのうち自
    己ではない他方の通信チャネルモジュールのパターン発
    生照合部の照合結果が一致することと前記位相比較手段
    からの比較結果が不一致のときには自己の通信チャネル
    モジュールの同期系回路を異常と診断しユーザ端末に通
    知する試験制御部とを有することを特徴とするデータ回
    線終端装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のデータ回線終端
    装置を用いたことを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 ISDN交換機とユーザ端末との通信を
    行う通信チャネルモジュールを2つ選択し、それぞれの
    通信チャネルモジュールに対応する第1および第2の通
    信の状態を受信し通信中状態か否かを判定し、双方とも
    通信状態であることを確認し、前記第1および第2の通
    信の同期タイミングを抽出し、抽出した双方の同期タイ
    ミングの位相が一致しているか否かを判定し、双方の同
    期タイミングの位相が一致しているときにはこれら双方
    の通信チャネルモジュールの同期系回路が正常であると
    認識し、不一致のときにはいずれか一方の通信チャネル
    モジュールの同期系回路が異常であると認識し、これら
    不一致の生じた通信モジュールそれぞれを他の正常な通
    信モジュールと組み合わせ同様の処理を行うことを特徴
    とするデータ回線終端装置における同期系回路診断方
    法。
  5. 【請求項5】 ISDN交換機とユーザ端末との通信を
    行う通信チャネルモジュールを2つ選択し、それぞれの
    通信チャネルモジュールに対応する所定の第1および第
    2のパターンデータを発生させ、それらを通信チャネル
    モジュール内で折り返し受信し元のパターンデータと照
    合し、双方とも照合結果が正常であることを確認し、前
    記第1および第2のパターンデータの通信における同期
    タイミングを抽出し、抽出した双方の同期タイミングの
    位相が一致しているか否かを判定し、双方の同期タイミ
    ングの位相が一致しているときにはこれら双方の通信チ
    ャネルモジュールの同期系回路が正常であると認識し、
    不一致のときには自己ではない他方の通信チャネルモジ
    ュールのパターンデータ照合結果が正常であることを確
    認することにより、自己の通信チャネルモジュールの同
    期系回路が異常であると認識することを特徴とするデー
    タ回線終端装置における同期系回路診断方法。
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