JP2710182B2 - 通信装置内ケーブルの接続異常の検出方式 - Google Patents

通信装置内ケーブルの接続異常の検出方式

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JP2710182B2
JP2710182B2 JP1740492A JP1740492A JP2710182B2 JP 2710182 B2 JP2710182 B2 JP 2710182B2 JP 1740492 A JP1740492 A JP 1740492A JP 1740492 A JP1740492 A JP 1740492A JP 2710182 B2 JP2710182 B2 JP 2710182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信装置内のケーブルの
接続異常を検出する方式に関し、特に、搬送端局装置、
中継装置、ATM伝送網用のノード局装置などの装置内
ケーブルのコネクタ接触不良やケーブル断線などの異常
を検出する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】互いに対向する一対の通信装置の間ある
いは互いに縦続的に配置された複数の中継装置を含む通
信システムで回線障害が発生した場合、障害発生地点や
発生個所の特定はさまざまの手法で行なわれている。海
底中継回線あるいは長距離中継回線などにおいては、所
定のビットパターンの信号を送信端局から発信しその反
射波を検出して送信端局から障害発生地点までの距離を
測定し、障害個所を特定する。同様に、送信端局からの
前記ビットパターンの信号を各中継局が検出して自局に
至る途中の中継局または中継局間回線の障害を検出す
る。
【0003】ある中継局または中継装置(中継装置等と
いう)が上記の手法により障害発生地点であると特定さ
れると、その中継装置等の多数の構成部品(通常は多数
の電子部品を搭載したプリント配線基板からなるパッケ
ージ単位)が所定の手順により試験され、障害発生の原
因となった部品を含む構成部分が新品と交換され回線復
旧が達成される。
【0004】中継装置等の上記構成部分単位の故障検出
手法は著しく進歩しそのための試験装置も数多く市販さ
れているが、これに対応する発展を遂げていない分野が
残されている。すなわち、中継装置等の装置内に収容さ
れた諸機能ユニット間の多芯ケーブルおよびコネクタに
よる接続の障害検出、すなわちケーブル断線やコネクタ
の接触不良などの障害検出の分野がそれである。
【0005】一般にこれら中継装置等は、複数のサブラ
ックに区分されたラックと、これらサブラックにプラグ
イン方式でとりつけられた複数の機能ユニットとで構成
される。機能ユニット(以下、単にユニットという)の
各各はLSIなどの部品を搭載したプリント配線板から
各各が構成される1枚または複数枚のパッケージを含
む。サブラックの各各の後側の面にはワイヤリング バ
ック ボードが固定してあり、そのボードの表面にはそ
のサブラックにプラグインされる多数のパッケージの相
互間の配線が印刷配線により形成してある。
【0006】一つのサブラックに収容されるユニット
(またはパッケージ)どうしの間の接続はこのようにワ
イヤリング バック ボードで形成できるが、二つ以上
のサブラックにまたがるユニット間の接続(以下、サブ
ラック間ユニット・ユニット接続という)は多芯ケーブ
ルによらざるをえない。しかも、この種中継装置等にお
ける多数のユニットは周波数分割または時分割多重化し
た伝送信号の性格上、下層から上層へ階層状に群分けさ
れ、それら階層に対応してサブラックが割り当てられる
ので、サブラック間ユニット・ユニット接続の数は多く
なり、使用される多芯ケーブルの数もそれに従って多く
なる。
【0007】それら多数に及ぶ多芯ケーブルの各各の少
なくとも一方の端部(通常は両端とを)の接続はコネク
タによる。したがって、それら多芯ケーブルの各各の品
質、ケーブル・コネクタ間接続の品質だけでなくコネク
タの装着状態も装置の動作を左右する。このようなリス
クを内包する構成部品であるにもかかわらず、従来のこ
の種中継装置等においては、サブラック間ユニット・ユ
ニット接続を形成する上記多芯ケーブルおよびコネクタ
の接続異常を検出する手段が備えられていない。そのた
めに上記多芯ケーブルおよびコネクタの接続異常に起因
する回線障害が一旦発生するとその復旧には長時間を要
していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におい
て、発展が遅れている分野の通信装置内ケーブルの接続
異常検出を容易に、しかも製造コストへの悪影響を与え
ずに実現することが課題となっている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置内ケー
ブルの接続異常検出方式は、物理的に区分された複数の
領域をもつ筺体と、この筺体の内部の第1の領域に配置
され第1の複数のディジタル信号を生ずる第1の機能ユ
ニットと、前記筺体の内部の第2の領域に配置され前記
複数のディジタル信号を第1の多芯ケーブルの複数のケ
ーブル芯線経由で受信する第2の機能ユニットとを
え、通信装置の前記第1の多芯ケーブルによる接続の異
常状態を検出する。
【0010】 上記通信装置内ケーブルの接続異常検出
方式においては、前記複数のディジタル信号の予め定め
た時間幅のサンプルを順次的に抽出してディジタル信号
サンプル列を前記プローブ信号として生ずるサンプリン
グ手段を前記第1の機能ユニットが備え、前記多芯ケー
ブル経由の前記複数のディジタル信号から前記サンプル
列対応の受信ディジタル信号サンプル列を生ずる手段と
前記受信ディジタル信号サンプル列と前記プローブ信号
との不一致を表わす信号を接続異常表示信号として生ず
る手段とを前記第2の機能ユニットが備える。
【0011】更に、前記第1の機能ユニットと実質的に
同一の機能および構成を備え前記第2の領域以外の前記
領域に配置された第3の機能ユニットが前記第1の機能
ユニットと並列に設けられ、前記第3の機能ユニットと
前記第2の機能ユニットとの電気的接続が第2の複数の
ディジタル信号伝送用の第2の多芯ケーブルで構成され
ている通信装置の場合は、前記第2の複数のディジタル
信号の予め定めた時間幅のサンプルを順次的に抽出して
第2のディジタル信号サンプル列を生じ前記第2の多芯
ケーブルのケーブル芯線のうちの特定の1つを通じてそ
のサンプル列を前記第2の機能ユニットに送出する手段
を前記第3の機能ユニットが備え、前記第1および第2
の多芯ケーブル経由の前記第1および第2の複数のディ
ジタル信号から前記サンプル列対応の受信ディジタル信
号サンプル列を生ずる手段と前記受信ディジタル信号サ
ンプル列と前記第1および第2のディジタル信号サンプ
ル列との不一致を表わす信号を第1および第2の接続異
常表示信号として生ずる手段とを前記第2の機能ユニッ
トが備えている。
【0012】又、前記第2の機能ユニットから第3の複
数のディジタル信号を第3の多芯ケーブルを経て受ける
第4の機能ユニットをさらに含む場合は、前記第3の複
数のディジタル信号の予め定めた時間幅のサンプルを順
次的に抽出して第3のディジタル信号サンプル列を発生
するサンプリング手段と、このサンプリング手段の出力
を前記第1および第2の接続異常表示信号とともに時分
割的に前記第3の多芯ケーブルのケーブル芯線の特定の
1つに送出する手段とを前記第2の機能ユニットがさら
に備え、前記第3の多芯ケーブル経由の前記第3の複数
のディジタル信号から前記サンプル列対応の受信ディジ
タル信号サンプル列を生ずる手段と前記受信ディジタル
信号サンプル列と前記第3の多芯ケーブル経由の前記第
3のディジタル信号サンプンル列との不一致を表わす信
号を発生する手段と前記第1および第2の接続異常表示
信号および前記不一致表示信号発生手段の出力信号とを
表示する手段とを前記第4の機能ユニットが備えても良
い。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0014】この発明の実施例のブロック図を示す図1
を参照すると、このケーブルの接続異常の検出方式は、
4個の第1層ユニット11〜14と、ユニット11およ
び12から多芯ケーブルC11およびC12をそれぞれ
通じて複数のディジタル信号の供給をそれぞれ受ける第
1の第2層ユニット21と、ユニット13および14か
ら同様に多芯ケーブルC13およびC14をそれぞれ通
じて複数のディジタル信号の供給をそれぞれ受ける第2
の第2層ユニット22と、これら第1および第2の第2
層ユニット21および22から多芯ケーブルC21およ
びC22をそれぞれ通じて複数のディジタル信号の供給
をそれぞれ受ける第3層ユニット31と、ユニット31
からの接続異常検出出力を表示する表示部41とを備え
る。
【0015】ユニット11は、多芯ケーブルC11の複
数の芯線のうちモニタ芯線を構成する一本の芯線111
以外のすべての芯線を通じて並列的にそれぞれ伝送され
ている上記複数のディジタル信号の供給を入力側に受
け、それらディジタル信号を所定のモニタフレーム周期
で所定幅のサンプリングパルスでスキャンニングして時
分割多重化して形成した芯線プローブ信号を抽出する芯
線プローブ信号発生回路112と、この芯線プローブ信
号をモニタ芯線111に所定のタイミングで供給するプ
ローブ信号挿入回路113とを備える。
【0016】このプローブ信号挿入回路113は、ケー
ブルC11の接続状態をケーブル単位で検出するための
ケーブルプローブ信号を時分割方式で併せて挿入する。
ユニット12,13および14の構成要素もユニット1
1の上述の構成要素と共通であるので図示は省略してあ
る。
【0017】第2層ユニット21は多芯ケーブルC11
の上記モニター芯線111以外の芯線をそれぞれ通じて
並列に伝送されてきた上記複数のディジタル信号を上記
芯線プローブ信号と同期的にサンプリングして上記芯線
プローブ信号発生回路112と同じシークェンスのディ
ジタル信号サンプル列を発生するサンプリング回路21
1と、ディジタル信号サンプル列とモニタ芯線111経
由の上記芯線プローブ信号とをビットごとに比較する比
較回路212と、ケーブルC12に接続され上記回路2
11および212とそれぞれ共通の構成を備えるサンプ
リング回路213および比較回路214と、ケーブルC
21のモニタ芯線215以外の芯線をそれぞれ通じて並
列に伝送される複数のディジタル信号から時分割多重化
した芯線プローブ信号を発生する上記発生回路112と
同様の芯線プローブ信号発生回路216と、上記比較回
路212および214の出力および上記回路216から
の芯線プローブ信号およびケーブルC21全体の接続異
常検出のためのケーブルプローブ信号とを時分割多重方
式でモニタ芯線215に送出するプローブ信号挿入回路
217とを備える。もう一つの第2層ユニット22の構
成も上記ユニット21と共通であるので図示は省略して
ある。
【0018】これら第2層ユニット21および22の出
力をケーブルC21およびC22を通じて受ける第3層
ユニット31は、ケーブルC21のモニタ芯線以外の芯
線を通じてユニット21から並列的に伝送されてきた複
数のデジタル信号を上記モニタ芯線215経由の芯線プ
ローブ信号と同期的にサンプリングしてディジタル信号
サンプル列を発生するサンプリング回路311と、時分
割式に伝送されてきた上記比較回路212および214
の比較出力を分離する分岐回路312と、この分岐回路
からの芯線プローブ信号と上記サンプル列とをビットご
とに比較する比較回路313とを含む。分岐回路312
は比較回路313におけるビットごとの比較をケーブル
C11,C12およびC21からの3つの芯線プローブ
信号についてタイムシェアリング方式で実現するための
手段である。
【0019】同様に、ユニット31にユニット22から
ケーブルC22を通じて並列的に伝送されてきた複数の
ディジタル信号およびプローブ信号にそれぞれ共通の構
成を備えるサンプリング回路314、分岐回路315お
よび比較回路316とを備える。分岐回路315も上述
の分岐回路312と同様に比較回路316におけるビッ
ト毎の比較をケーブルC13,C14およびC22から
の3つの芯線プローブ信号についてタイムシェアリング
方式で行うための手段である。
【0020】比較回路313および316の出力および
分岐回路312および315の各々のもう一方の出力
(すなわちユニット21および22からの芯線プローブ
信号)は、接続異常検出を各ケーブル芯線ごとおよび各
ケーブルごとに表示するためのシリアルパラレル変換回
路を含む表示信号発生回路317を経て表示部41に供
給される。ケーブルC11を通じて並列的に伝送されて
きた複数のデジタル信号が正常であるかぎり、それらデ
ィジタル信号の上記サンプル列とモニタ芯線111経由
の芯線プローブ信号との間の比較を行なう比較回路21
2の出力は「0」に留まる。両者間に不一致を生じる
と、比較回路212は出力「1」を生じ、その出力は挿
入回路217、ケーブルC21のモニタ芯線215、分
岐回路312および変換回路317を通じて表示部41
に送られる。
【0021】ユニット21のもう一つの比較回路214
の出力も、ユニット22に含まれる2つの対応する比較
回路(図示しない)の出力も、上記比較回路212の出
力と時分割式にケーブルC21経由で表示部41に送ら
れる。第2のユニット22の対応比較回路についても同
様である。
【0022】このようにして、ケーブルC11〜C14
およびC21〜C22のいずれかにおける接続異常は発
生後ただちに表示部41に表示される。なお、表示部4
1は接続異常を表示するパルスを保持するラッチ回路
と、パイロットランプ、LCDなど通常の表示素子とに
より構成できることが一般的に明らかであるので詳述し
ない。また、サンプリング回路211,213,31
1,314等におけるサンプリングパルスのパルス幅お
よび周期(フレーム長)はケーブル芯線の各各を通じて
伝送されるディジタル信号のビットレートとは独立に選
択できる。ケーブル芯線の各各またはケーブル全体とし
ての接続状態が短時間に変化することは稀であるので、
上記パルス幅は10〜100μs、フレーム長は芯線数
数50としてそのパルス巾の50数倍の値に選ぶのが通
常である。
【0023】次にユニット11の構成要素の回路図を示
す図2を参照すると、このユニット11はクロックパル
スCLKの供給を受けて時間軸上の互いにずれた位置で
上記サンプリングパルスの時間幅と同じ期間だけONと
なる複数のパルスすなわちチャネルパルスと、ケーブル
単位の接続異常検出のためのケーブルプローブパルス
と、後述のフレーム同期パルスとを発生する同期パルス
源11Kを備える。芯線プローブ信号発生回路112
は、ケーブルC11のモニタ芯線111以外の50本の
芯線に各各の入力端子の一方がそれぞれ接続され他方が
前記同期パルス源11Kの前記チャネルパルス対応の複
数の出力端子にそれぞれ接続された50個のAND回路
から成るAND回路群112Pと、これらAND回路の
出力の論理和を生ずるOR回路112Rとを備える。一
方、芯線プローグ信号挿入回路113は同期パルス源1
1Kからの上記ケーブルプローブパルスおよびフレーム
同期パルスとOR回路112Rの出力との供給を受けこ
れら信号の論理和をモニタ芯線111に送出する。
【0024】上述のチャネルパルス、ケーブルプローブ
パルスおよびフレーム同期パルスのパルス幅は10〜1
00us程度に選ぶ。1つのフレームの時間的長さはし
たがって520μs〜5200μs程度とする。図2に
示したユニット11の回路構成は他の第1層ユニット1
2〜14にも共通であるのでこれらユニットの回路構成
は詳述しない。
【0025】上述のとおり、時分割多重化されモニタ芯
線111(図2)に送出されるプローブ信号およびフレ
ーム同期信号の時間軸の配列を示す図3を参照すると、
このプローブ信号は各フレームに上記サンプリングパル
スと同じパルス巾の52個のタイムスロットをもち、第
1乃至第50番目のタイムスロットWは芯線プローブ信
号に、第51番目のタイムスロットCはケーブルプロー
ブ信号に、第52番目のタイムスロットS1はフレーム
同期信号にそれぞれ割り当ててある。この1つのフレー
ムの伝送は必要に応じて連続的または間欠的に繰り返し
行う。ケーブルC12,C13,およびC14にそれぞ
れ接続された他の第1層ユニットC12,C13,およ
びC14についても同様のタイムスロット配分が行われ
る。
【0026】第二層ユニット21の構成要素の回路図を
示す第4図を参照すると、このユニット21は、ケーブ
ルC11およびC12経由の前記フレーム同期信号とク
ロックパルスとに応答して、受信側チャネルパルスA1
およびA2を含む一連の同期パルスを生ずる同期パルス
源21Kを備える。受信側チャネルパルスA1は51個
/フレームのパルスから成り、サンプリング回路211
における上記ディジタル信号サンプル列発生を制御する
とともに、OR回路212RおよびEX−NOR回路2
12Nから成る比較回路212におけるビット単位の比
較を制御する。もう一つの受信側チャネルパルスA2
(A1を同じく51個/フレーム)による制御を受ける
ケーブルC12対応のサンプリング回路213および比
較回路214の構成は上述の回路211および比較回路
212とそれぞれ共通であるので詳述しない。
【0027】これら比較回路212および214におい
て、EX−NOR回路212Nおよび214Nの各各へ
の2つの入力が共に「0」あるいは「1」のときは出力
「0」を生じ、それら入力の一方が「0」他方が「1」
の場合だけ「1」を生ずる。従って、ケーブルC11お
よびC12に接続障害がない場合は両方とも「0」の状
態を持続する。ケーブルC11の芯線の何れか1本が断
線している場合はモニタ芯線111の信号には異常はな
いもののサンプリング回路211の出力は、その断線し
た芯線対応のタイムスロットで信号が欠落するので、そ
のタイムスロットでEX−NOR回路212Nの出力は
「1」となり接続異常を表わす。ケーブルC12の芯線
の何れか1本に断線がある場合は比較回路214の出力
が同様に異常を表わす。これら比較回路212および2
14の出力は、上記同期パルス源21Kからの送信側チ
ャネルパルスC1を各各の入力端子の一方にそれぞれ受
けるAND回路217P1および217P2の各各の入
力端子の他方に加えられる。
【0028】一方、出力側ケーブルC21の30本の芯
線に入力端子をそれぞれ接続された芯線プローブ信号発
生回路216(図2の回路112と共通の構成であるた
め回路図は省略)は、同期パルス源21Kからの出力側
チャネルパルスB1による制御の下にサンプリングを行
ってディジタル信号サンプル列から成る芯線プローブ信
号を発生し、プローブ信号挿入回路217の3入力OR
回路217R1を経てAND回路217P3にその芯線
プローブ信号を供給する。なお、OR回路217R2の
他の2つの入力端子には、ケーブルC21のケーブル全
体の接続異常検出のためのケーブルプローブ信号および
第3層ユニット31の同期をとるためのフレーム同期パ
ルスとして、上記送信チャンネルパルスB1の最後尾の
2つがそれぞれ加えられる。上記AND回路217P
1,217P2,および217P3の出力は同期パルス
源32Kからのフレーム同期パルスとともにOR回路2
17R2を通じてケーブルC21のモニタ芯線215に
加えられる。
【0029】図4を参照して上に述べた第2層ユニット
21の各構成要素の回路構成はもう一つの第2層ユニッ
ト22にも共通であるので説明を省略する。
【0030】次に、第3層ユニット31の回路構成をよ
り詳細に示す図5を参照すると(サンプリング回路31
1および比較回路313はユニット21における対応構
成要素と共通な構成を備えているのでブロックで示すに
留める)、このユニット31はケーブルC21およびC
22のモニタ芯線をそれぞれ経て供給されたフレーム同
期パルスおよびクロックパルスCLKに応答してチャネ
ルパルスA1〜A4,B1〜B2およびC1〜C2を生
ずる同期パルス源31Kを備える。分岐回路312はチ
ャネルパルスC1を各各の入力端子の一方に受けケーブ
ルC21のモニタ芯線215からの信号を各各の入力端
子の他方に受けるAND回路312P1〜312P3を
備える。AND回路312P2および312P3の出力
は第2層ユニット21の比較回路212および214の
出力にそれぞれ対応し、ケーブルC11/C12および
ケーブルC13/C14のモニタ結果を表示する信号で
あるので表示信号発生回路317を直接に加える。
【0031】一方、AND回路312P1 の出力はケー
ブルC21を対象とする芯線プローブ信号およびケーブ
ルプローブ信号であるので、これらプルーブ信号はサン
プリング回路311からのディジタル信号サンプル列と
比較回路313においてビットごとに比較され、比較出
力は変換回路317に加えられる。
【0032】ケーブルC22に接続されたサンプリング
回路314、分岐回路315、および比較回路316は
上述の回路311、312および313とそれぞれ同じ
構成を備えるので回路構成の詳細は省略し、分岐回路3
12へのチャネルパルスC1対応の分岐回路315への
チャネルパルスC2 を示すに留める。表示信号発生回路
317を構成するシリアルパラレル変換回路は、分岐回
路312の上記AND回路312P2の出力を各各の入
力端子の一方に共通に受け同期パルス源31Kからのチ
ャネルパルスA1 (時間軸上で互いにずれた位置にある
50個/フレームのパルスから成る)を各各の入力端子
の他方にそれぞれ受ける50個のAND回路から成る第
1のAND回路群317P2と、分岐回路312の上記
AND回路312P3の出力を各各の入力端子の一方に
共通に受けチャネルパルスA2 を各各の入力端子の他方
にそれぞれ受ける50個のAND回路から成る第2のA
ND回路群317P3と、比較回路313の出力を各各
の入力端子の一方に共通に受けチャネルパルスB1 を各
各の入力端子の他方に受ける第3のAND回路群317
P1とを含む。
【0033】これらAND回路群317P1、317P
2および317P3は、上述のとおりケーブルC21,
C11およびC12経由の芯線プローブ信号およびケー
ブルプローブ信号による時分割方式の接続異常モニタ結
果を空間分割方式に変換して接続障害個所の特定を上記
表示部41により可能にする。
【0034】ケーブルC22の対応の比較回路316お
よび分岐回路315の出力を各各の入力端子の一方にそ
れぞれ入力するAND回路群317P4、317P5、
および317P6は、各各の入力端子の他の一方に供給
されるチャネルパルスB2、A3およびA4に応答し
て、ケーブルC22、C13およびC14における接続
異常モニタ結果を空間分割方式に変換して接続障害個所
の特定を上記表示部により可能にする。
【0035】ケーブルC21のモニタ芯線215を経て
供給されるプローブ信号およびフレーム同期信号の時間
軸上の配列を示す図6を参照すると、この信号は、ケー
ブルC11経由の芯線プローブ信号およびケーブルプロ
ーブ信号に基づく比較器212の出力CW11、ケーブ
ルC12経由の芯線プローブ信号およびケーブルプロー
ブ信号に基づく比較器214の出力CW12、およびケー
ブルC21のプローブ信号出力CW21、およびフレー
ム同期信号S2とから成る拡大フレームの繰返しにより
構成されている。この拡大フレームの構成は、ケーブル
C22のモニタ芯線を経て供給されるケーブルC13、
C14およびC22経由のプローブ信号に基づく各出力
信号についても同様であるので図示を省略する。
【0036】これら拡大フレームの時分割変換信号とし
て第三層ユニット31に供給された接続異常検出結果は
上述のとおり表示装置41に表示され、接続異常状態に
ある芯線またはケーブルの特定を容易にする。上に述べ
てきた実施例において、モニタ芯線に送出する時分割多
重化した芯線/ケーブルプローブ信号の1フレームあた
りのタイムスロット数は芯線の数を応じて適宜選ぶこと
ができる。また、本明細書の冒頭にも述べたとおり、芯
線の導通試験を経たケーブルを使用する場合は、上記芯
線プローブ信号の発生および伝送を省略してケーブルプ
ローブ信号だけをモニタ芯線経由で伝送する。その場合
は芯線プローブ信号発生回路が各ユニットにおいて不要
となり、その分だけ装置構成が単純になる。さらに、表
示部41の表示手段は可視的表示だけでなく警報音伴な
う表示にすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、監視する
ケーブルの各芯線経由のディジタル信号をサンプリング
し時分割多重化した信号をプローブ信号とし、各ケーブ
ルごとのプローブ信号あるいはプローブ信号に基ずいた
比較出力信号を更に時分割多重化し最上階層のユニット
に伝送し、ここで集中的にこれらを監視しているので、
各ケーブルごと、および芯線ごとの接続異常を容易に検
出でき、かつこのための装置を低価格で実現する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1の一部の回路図である。
【図3】図1の特定の点における信号のフレーム構成図
である
【図4】図1の他の一部の回路図である。
【図5】図1の他の特定の点における信号のフレーム構
成図である。
【図6】図1のさらに他の一部の回路図である。
【符号の説明】
11〜14 ユニット(第1層) 21,22 ユニット(第2層) 31 ユニット(第3層) C11〜C14 ケーブル(第1層ユニット・第2層
ユニット間) C21,C22 ケーブル(第2層ユニット・第3層
ユニット間) 41 表示部 11K,21K,31K 同期パルス発生源 112,216 芯線プローブ信号発生回路 113,217 プローブ信号挿入回路 211,213,311,314 サンプリング回路 212,313,214,、316 比較回路 312,315 分岐回路 317 表示信号発生回路 111,215 モニタ芯線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的に区分された複数の領域をもつ筺
    体と、この筺体の内部の第1の領域に配置され第1の複
    数のディジタル信号を生ずる第1の機能ユニットと、前
    記筺体の内部の第2の領域に配置され前記複数のディジ
    タル信号を第1の多芯ケーブルの複数のケーブル芯線経
    由で受信する第2の機能ユニットとを備える通信装置の
    前記第1の多芯ケーブルによる接続の異常状態を検出す
    る装置内ケーブルの接続異常検出方式において、前記多芯ケーブルのケーブル芯線の中の特定の1つを通
    じて予め定めた波形のプローブ信号を送出する手段を前
    記第1の機能ユニットが備え、前記プローブ信号と前記
    複数のディジタル信号との所定部分との一致の有無に応
    答して接続異常表示信号を発生する手段を前記第2の機
    能ユニットが備え、 前記複数のディジタル信号の予め定
    めた時間幅のサンプルを順次的に抽出してディジタル信
    号サンプル列を前記プローブ信号として生ずるサンプリ
    ング手段を前記第1の機能ユニットが備え、前記多芯ケ
    ーブル経由の前記複数のディジタル信号から前記サンプ
    ル列対応の受信ディジタル信号サンプル列を生ずる手段
    と前記受信ディジタル信号サンプル列と前記プローブ信
    号との不一致を表わす信号を接続異常表示信号として生
    ずる手段とを前記第2の機能ユニットが備えることを特
    徴とする装置内ケーブルの接続異常検出方式。
  2. 【請求項2】 前記第1の機能ユニットと実質的に同一
    の機能および構成を備え前記第2の領域以外の前記領域
    に配置された第3の機能ユニットが前記第1の機能ユニ
    ットと並列に設けられ、前記第3の機能ユニットと前記
    第2の機能ユニットとの電気的接続が第2の複数のディ
    ジタル信号伝送用の第2の多芯ケーブルで構成されてい
    る通信装置の前記多芯ケーブルによる接続の異常状態を
    検出する装置内ケーブルの接続異常検出方式において、
    前記第2の複数のディジタル信号の予め定めた時間幅の
    サンプルを順次的に抽出して第2のディジタル信号サン
    プル列を生じ前記第2の多芯ケーブルのケーブル芯線の
    うちの特定の1つを通じてそのサンプル列を前記第2の
    機能ユニットに送出する手段を前記第3の機能ユニット
    が備えることと、前記第1および第2の多芯ケーブル経
    由の前記第1および第2の複数のディジタル信号から前
    記サンプル列対応の受信ディジタル信号サンプル列を生
    ずる手段と前記受信ディジタル信号サンプル列と前記第
    1および第2のディジタル信号サンプル列との不一致を
    表わす信号を第1および第2の接続異常表示信号として
    生ずる手段とを前記第2の機能ユニットが備えることと
    を特徴とする請求項1記載の装置内ケーブルの接続異常
    検出方式。
  3. 【請求項3】 前記第2の機能ユニットから第3の複数
    のディジタル信号を第3の多芯ケーブルを経て受ける第
    4の機能ユニットをさらに含むことと、前記第3の複数
    のディジタル信号の予め定めた時間幅のサンプルを順次
    的に抽出して第3のディジタル信号サンプル列を発生す
    るサンプリング手段と、このサンプリング手段の出力を
    前記第1および第2の接続異常表示信号とともに時分割
    的に前記第3の多芯ケーブルのケーブル芯線の特定の1
    つに送出する手段とを前記第2の機能ユニットがさらに
    備えることと、前記第3の多芯ケーブル経由の前記第3
    の複数のディジタル信号から前記サンプル列対応の受信
    ディジタル信号サンプル列を生ずる手段と前記受信ディ
    ジタル信号サンプル列と前記第3の多芯ケーブル経由の
    前記第3のディジタル信号サンプンル列との不一致を表
    わす信号を発生する手段と前記第1および第2の接続異
    常表示信号および前記不一致表示信号発生手段の出力信
    号とを表示する手段とを前記第4の機能ユニットが備え
    ることとを特徴とする請求項2記載の装置内ケーブル接
    続異常検出方式。
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JPH01164150A (ja) * 1987-12-19 1989-06-28 Pfu Ltd データ伝送装置

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