JPH10107871A - Dチャネル共有通信装置試験器および試験方法 - Google Patents

Dチャネル共有通信装置試験器および試験方法

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JPH10107871A
JPH10107871A JP8262989A JP26298996A JPH10107871A JP H10107871 A JPH10107871 A JP H10107871A JP 8262989 A JP8262989 A JP 8262989A JP 26298996 A JP26298996 A JP 26298996A JP H10107871 A JPH10107871 A JP H10107871A
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line
communication device
lines
channel
synchronization
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JP8262989A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Miyata
裕章 宮田
Tei Shiina
悌 椎名
Kenji Maki
健志 槇
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】Dチャネル共有通信装置とMDF等端子盤との
間の複数の回線の接続確認及びDチャネルの有無の識別
を効率良く行う。 【解決手段】Dチャネル共有通信装置(4)とU点LT
回路(300、301)間を接続切替回路(200)を
介して接続し、規定時間以内にレイヤ1の同期確立が行
われない場合には、変更制御回路(220)の指示によ
り回線接続の組合せを変更し、接続組合せの誤りがない
かの識別及び修正箇所の表示を行う。また、LAPDに
おける特定パタ−ンを検出するLAPDフラグ検出回路
(500、501)及び回線品質測定回路(700、7
01)を設け、通信可能な回線においてDチャネルの有
無の識別及び回線品質の測定を簡易な回路構成で実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、通信装置と、MDF
(主配線フレ−ム)等の端子盤の線路側端子部との間に
接続されている複数のペア線の、接続正常性確認および
回線品質測定を行なうための測定器および測定方法に係
り、特に、ISDNにおけるDチャネル共有通信装置に
収容された複数のペア線の、接続正常性確認および回線
品質測定を行なうための試験器および試験方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信装置とMDF等の端子盤の線
路側端子部との接続確認は、各回線単位で行なっている
ため、ペア線の接続誤りによる通信不良が発生した場
合、ペア線の接続誤りによる不良か通信装置の故障によ
る不良かの切り分けを行なう必要があった。このため、
作業者は通信装置を交換したりMDF等端子盤の線路側
端子部におけるペア線の接続付け替え等を行ない、その
都度通信装置との接続確認を行なう必要があり、不良原
因を切り分けるための作業効率が悪いと言う問題があっ
た。
【0003】従来、上記の接続確認の手段として、特開
平5−344182号公報におけるISDN回線の接続
極性検査装置では、通信装置とMDF等端子盤との接続
確認を行なうために通信装置の代わりに試験器を接続
し、各ペア線が正しく接続されているかの確認をペア線
単位で行なう方法があるが、この方法では各ペア線が正
しく接続されているという前提条件があり、また、各回
線毎に接続確認を行なうために、レイヤ1における動作
確認のみを行ない、正常性確認後に試験器を通信装置に
付け換えなければならないという問題があった。
【0004】特に、Dチャネル共有通信装置が、Dチャ
ネルを共有して使用している、複数の収容回線(ペア
線)が正しく接続されていることを確認する手段とし
て、従来、上記複数の収容回線を、交換機等ネットワー
ク装置と接続し、各回線毎にレイヤ2におけるLAPD
(Dチャネル・リンク・アクセス手順)の終端を行なう
ことで確認できる。しかし、LAPDの終端を行ないD
チャネル上のデ−タをモニタ−する機能を有すると、回
路構成及びソフトウェアの規模が大きくなってしまうと
共に、ペア線の接続工程と別工程となるため、Dチャネ
ルを共有して使用しているISDN回線がMDF等端子
盤の線路側端子部にて別回線の端子に接続されているの
を検出した時点で、ペア線の接続をし直す作業が発生す
るという問題がある。すなわち、レイヤ2におけるLA
PDを終端する機能を持つ試験器を用いることで接続確
認と同時にDチャネルの確認はできるが、試験器の構成
規模が大きくなると共に回線単位に確認を行なうため作
業効率が悪いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、Dチ
ャネル共有通信装置とMDF等端子盤の線路側端子部と
の間に接続されている複数のペア線の接続組み合わせに
誤りが無いかを自動的に識別し、また、通信可能な複数
回線においてDチャネルを共有して使用しているISD
N回線の識別を行うと共に、品質試験も併せて行うこと
により、回線工事時の接続確認および回線品質試験の作
業効率の向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通信装置とMDF等端子盤の線路側端子
部間に接続されている複数のペア線の接続を確認し、誤
接続による通信不良が起こっても接続を正しい接続に切
り替えることにより通信可能な状態にすると共に、一部
の回線に障害が発生しても通信可能な複数回線について
Dチャネル共有通信装置がDチャネルを有しているIS
DN回線の識別及び品質確認を行うことができ、作業が
効率的に行なえるようにしたものである。
【0007】本発明による解決手段をより具体的に述べ
れば、Dチャネル共有通信装置に収容されたN回線の各
ペア回線に対してレイヤ1における同期が確立できるよ
うにN回線分の送受信回路及び制御回路を設け、また、
Dチャネル共有通信装置に収容されたN回線の各ペア回
線と上記N回線分の送受信回路とを単線単位で切り替え
接続可能なマトリクススイッチを設けたものである。こ
れにより、N回線分のペア線をMDF等端子盤の線路側
端子部に対して仕様通りに接続された状態で、N回線分
の接続ケーブルを介してMDF等端子盤の線路側端子部
に接続し、Dチャネル共有通信装置が収容する各ISD
N回線におけるレイヤ1の同期確認がN回線分同時にで
き、また、ISDN回線のレイヤ1における同期が規定
時間以内に確立しない不良回線に対しては、外部回路に
より上記マトリクススイッチを制御することにより、M
DF等端子盤の線路側端子部に接続されているN回線分
のペア線を単線単位で切り替え接続することにより、ペ
ア線の誤接続を識別することが可能となる。また、各回
線の状態を表示する外部表示回路を設けることもでき
る。
【0008】また、本発明によれば、上記手段に加え
て、レイヤ1における同期が確立したISDN回線に対
するLAPD通信の有無の識別手段として、レイヤ2に
おけるLAPDの特定パタ−ンを検出する手段を設ける
ことができる。これにより、Dチャネル識別のための回
路構成およびソフトウェアの規模を簡略化することがで
き、また、外部表示回路を設けることで各回線の状態を
表示することが可能となる。
【0009】さらに、本発明によれば、上記手段に加え
て、回線品質試験回路および制御回路を設けることによ
り、レイヤ1における同期が確立したISDN回線に対
して回線品質試験を併せて行なうことができ、また、各
回線の試験データを表示する外部表示回路を設けること
もできる。
【0010】本発明の上記構成によれば、Dチャネル共
有通信装置とMDF等端子盤の線路側端子部間に接続さ
れている複数のペア線の接続組み合わせに誤りが無いか
の識別を自動的に行なうと共に、誤りが検出された場合
自動的に組合せの変更を行ない接続修正個所の表示を行
ない、また、通信可能な複数回線においてDチャネルを
共有して使用しているISDN回線の識別を行うと共
に、品質試験を併せて行うことができ、効率の良い接続
確認および回線品質の試験が可能となる。
【0011】また、本発明の上記構成によれば、上記接
続確認および回線品質の試験が、MDF等端子盤の位置
の一個所で、一人で行うことができ、この意味でも効率
の良い接続確認および回線品質の試験が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施の形態につ
いて説明する。
【0013】図1は、本発明による試験器と試験方法の
実施形態を示すシステム構成図で、U点インタフェ−ス
においてISDN回線を2回線収容するDチャネル共有
通信装置及びその回線試験器の回路ブロック構成を示
す。
【0014】図1に示すように、Dチャネル共有通信装
置試験器(1)とDチャネル共有通信装置(4)との間
は、ISDN回線が回線0及び回線1の2回線ある。回
線0は、接続ケ−ブル(10a、10b)をMDFの線
路側端子部(20a、20b)に接続し、MDFの線路
側端子部(20a、20b)に接続されているDチャネ
ル共有通信装置(4)のU点NT(網終端装置)回路
(40)とその間のペア線伝送ライン(30a、30
b)とを含む回線の接続状況及びその品質を、回線品質
試験回路0(700)を用いて試験することが可能であ
る。同様に、回線1は、接続ケ−ブル(11a、11
b)をMDFの線路側端子部(21a、21b)に接続
し、MDFの線路側端子部(21a、21b)に接続さ
れているDチャネル共有通信装置(4)のU点NT回路
(41)とその間の伝送ライン(31a、31b)の回
線品質を回線品質試験回路1(701)を用いて試験す
ることが可能である。
【0015】図2は、接続切替回路(200)のブロッ
ク図を示す。図2に示すように、接続切替回路(20
0)は、接続ケ−ブル(10a、10b、11a、11
b)とU点LT回路(300、301)の回線側入出力
端子(300a、300b、301a、301b)との
間を切り替え接続するマトリクススイッチ回路(21
0)と、マトリクススイッチ回路(210)を制御する
変更制御回路(220)とで構成され、接続ケ−ブル
(10a、10b、11a、11b)と回線側入出力端
子(300a、300b、301a、301b)間の接
続の組合せを変更可能とする。初期状態における接続構
成は接続ケ−ブル(10a)と回線側入出力端子(30
0a)間、接続ケ−ブル(10b)と回線側入出力端子
(300b)間、接続ケ−ブル(11a)と回線側入出
力端子(301a)間、接続ケ−ブル(11b)と回線
側入出力端子(301b)間で各々接続されている。こ
のため、図1に示すように伝送ライン(30a、30
b、31a、31b)がMDF等端子盤の線路側端子部
(20a、20b、21a、21b)と正しく接続され
ていれば、回線0と回線1のレイヤ1における同期は確
立する。
【0016】しかし、伝送ライン(30a、30b、3
1a、31b)とMDFの線路側端子部(20a、20
b、21a、21b)との接続が、図3に示すように、
伝送ライン(30b)とMDFの線路側端子部(21
a)、伝送ライン(31a)とMDFの線路側端子部
(20b)と誤って接続されている場合、回線0と回線
1のレイヤ1における同期が確立しないため、変更制御
回路(220)は、回線0と回線1のレイヤ1における
同期が確立しないことを検知すると、図4に示すように
マトリクススイッチ回路(210)の接続を自動的に変
更し、正常な接続形態を検出できるようにすると共に、
伝送ライン(30a、30b、31a、31b)とMD
Fの線路側端子部(20a、20b、21a、21b)
間の接続組み合わせ修正個所を接続変更表示回路(23
0)にて表示する。
【0017】また、マトリクス接続回路(210)の接
続変更を全て行なってもレイヤ1における同期が確立し
なかった場合や、図5に示すように伝送ライン(30
a、30b、31a、31b)がMDFの線路側端子部
(20a、20b、21a、21b)に正しく接続され
ているが伝送ライン(30a)が切断されているために
回線1のみ同期が確立している場合等、伝送ライン(3
0a、30b、31a、31b)とMDFの線路側端子
部(20a、20b、21a、21b)間の接続誤りに
よる原因ではないときはDチャネル共有通信装置(4)
のU点NT回路(40、41)または伝送ライン(30
a、30b、31a、31b)の障害と、接続変更表示
回路(230)に表示する。
【0018】図6はU点LT回路(300、301)の
ブロック図を示す。図6に示すように、U点LT回路
(300、301)は、U点NT回路(40、41)と
通信を行なうために、U点通信回路(310、311)
において、通信デ−タ並びに制御デ−タ及び制御ビット
等の信号を、U点インタフェ−スに規定されているレイ
ヤ1の特性にて送受信を行なう機能を持つと共に、起動
時に同期を確立させるためのトレ−ニング機能等を持
つ。通信制御回路(320、321)は、U点通信回路
(310、311)を介して、U点NT回路(40、4
1)に同期確立要求および制御ビット等の信号の送信を
行なうとともに、受信した制御ビットを解読する機能を
持つ。同期検出回路(330、331)は、U点通信回
路(310、311)が同期を確立させるためのトレ−
ニングを開始してから、規定時間以内に同期確立信号が
出力されるかを監視し、同期が確立すれば同期状態表示
回路(400、401)に通知することで、同期確立の
表示を行なう。また、同期が確立しなければ変更制御回
路(220)に対して接続変更要求の通知を行なう。
【0019】図7はLAPDフラグ検出回路(500、
501)のブロック図を示す。図7に示すように、LA
PDフラグ検出回路(500、501)は、回線0と回
線1におけるDチャネルにてLAPDの信号の有無の識
別を行なうために、特定パタ−ン指定回路(510、5
11)にLAPDの起動信号(SABME)等に必ず含
まれるフラグパタ−ンを記憶させておく。Dチャネル抽
出回路(520、521)はU点LT回路(300、3
01)におけるU点通信回路(310、311)を経由
し、データ送受信回路(340、340)が受信した通
信デ−タからDチャネルの信号を抽出し、1オクテット
のデ−タに変換する機能を持つ。比較回路(530、5
31)にて特定パタ−ン指定回路(510、511)に
記憶されているフラグパタ−ンと、Dチャネル抽出回路
(520、521)が抽出した1オクテットのデ−タと
を比較し、ビットパタ−ンが一致した場合にはLAPD
有の表示を行なう。いまの場合は、図1のように、回線
0がDチャネルを共用して使用しているため、誤接続が
なければ、比較回路0(530)にてLAPD有と検出
し、Dチャネル表示回路(600)にてDチャネル有の
表示を行なう。
【0020】図8は回線品質試験回路(700、70
1)のブロック図を示す。図8に示すように、回線品質
試験回路(700、701)は、回線0と回線1のビッ
トエラ−レ−トの試験を行なうために、制御信号送信回
路(710、711)は、U点NT回路(40、41)
に対してル−プバック設定要求の指示を、U点LT回路
(300、301)における通信制御回路(320、3
21)を介して行なう。また、制御信号受信回路(72
0、721)は、U点NT回路(40、41)からのル
−プバック設定完の通知を、U点LT回路(300、3
01)における通信制御回路(320、321)を介し
て受信すると共に、パタ−ン生成回路(730、73
1)に対して測定開始の通知を行なう。
【0021】パタ−ン生成回路(730、731)は、
測定開始の通知を受信すると、テストパタ−ンを生成す
ると共に回線0および回線1の各Bチャネルにて通信デ
−タとして、U点LT回路(300、301)における
データ送受信回路(340、341)を介し、U点NT
回路(40、41)への転送を行なう。パタ−ン受信回
路(740、741)はU点NT回路(40、41)か
らU点LT回路(300、301)におけるデータ送受
信回路(340、341)を介して戻ってきたテストパ
タ−ンの受信を行なう。演算回路(750、751)
は、パタ−ン生成回路(730、731)にて生成した
送信テストパタ−ンとパタ−ン受信回路(740、74
1)が受信した受信テストパタ−ンとの比較を行い、ビ
ットエラ−数の計測を行なうと共に送信ビット数の計測
を行なう。また、ビットエラ−数と送信ビット数からビ
ットエラ−レ−トの演算を行なう。測定表示回路(80
0、801)は演算回路(750、751)から通知さ
れるビットエラ−数及びビットエラ−レ−トの表示を行
なう。
【0022】以上述べた、本発明の実施の形態によるD
チャネル共有通信装置試験器における回線自動試験機能
のフロ−チャ−トを、図9に示す。次に、図9に沿っ
て、本発明の試験手順を説明する。
【0023】試験にあたり、図1において説明したよう
に、Dチャネル共有通信装置(4)に接続された2回線
のISDN回線、ペア線(30a、30b)及びペア線
(31a、31b)は、MDFにおけるクリップ接続を
経由し、接続ケ−ブル(10a、10b、11a、11
b)、接続切替回路(200)を通り、U点LT(回線
終端装置)回路(300、301)に接続される。
【0024】試験器(1)のU点LT回路(300、3
01)は、Dチャネル共有通信装置(4)のU点NT回
路(40、41)に対して周期的に起動要求を行ない、
レイヤ1における同期を確立するための制御を行なうと
共に、U点NT回路(40、41)からの起動要求に対
しても、レイヤ1における同期が確立するように制御を
行なう(F1)。U点NT回路(40、41)との同期
確立を検出すると(F2、F4)、同期状態表示回路
(400、401)に表示する(F3、F5)。
【0025】また、U点NT回路(40、41)と同期
が確立しない場合(F14)は、接続切替回路(20
0)の変更制御回路(220)に対して接続切替要求を
行ない接続組合せの変更を行なう(F15)。
【0026】U点NT回路(40、41)との同期が確
立し、Dチャネルの通信が可能な状態になると、LAP
Dフラグ検出回路(500、501)は、LAPDの通
信に必ず含まれるフラグパタ−ンの検出を行ない(F
6、F8)、フラグパタ−ンを検出した場合は、Dチャ
ネル表示回路(600、601)にて表示をする(F
7、F9)。なお、上記にはDチャネルの有無の検出を
LAPDのフラグパタ−ンが規定の条件下で受信される
かにて判定する場合を示したが、この判定はLAPDの
起動信号(SABME)に含まれる他のパタ−ンまたは
組み合わせにより実現することも可能である。
【0027】図1では、回線0をDチャネル共有回線と
して使用しているため、LAPDフラグ検出回路(50
0)がフラグパタ−ンを検出し(F6)、Dチャネル表
示回路(600)にて表示する(F7)。回線1のDチ
ャネルは未使用となり、LAPDフラグ検出回路(50
1)ではフラグパタ−ンを検出しないため(F8)、D
チャネル表示回路(601)には表示されない。なお、
回線1をDチャネル共有回線として使用している場合、
Dチャネル表示回路(601)には表示される(F
9)。
【0028】レイヤ1における同期確立の確認およびL
APDフラグの確認後、ビットエラ−レ−トの測定を行
なう回線品質測定回路(700、701)により回線品
質の測定を行なう(F10、F11)。2回線分の回線
品質測定回路(700、701)を設けることにより回
線0と回線1の回線品質の測定を同時に行なうことが可
能となる。測定状況および測定情報は測定表示回路(8
00、801)にて表示される(F12、F13)。
【0029】一方、伝送ライン(30a、30b、31
a、31b)とMDFの線路側端子部(20a、20
b、21a、21b)との接続が、図3に示すように、
伝送ライン(30b)とMDFの線路側端子部(21
a)、伝送ライン(31a)とMDFの線路側端子部
(20b)と誤って接続されている場合、回線0と回線
1のレイヤ1における同期が確立しないため、変更制御
回路(220)は、回線0と回線1のレイヤ1における
同期が確立しないことを検知すると、図4に示すように
マトリクススイッチ回路(210)の接続を変更し、正
常な接続形態を検出すると(F15)、伝送ライン(3
0a、30b、31a、31b)とMDFの線路側端子
部(20a、20b、21a、21b)間の接続組み合
わせ修正個所を接続変更表示回路(230)にて表示す
る(F16)。また、マトリクス接続回路(210)の
接続変更を全て行なってもレイヤ1における同期が確立
しなかった場合(F14)や、図5に示すように伝送ラ
イン(30a、30b、31a、31b)がMDFの線
路側端子部(20a、20b、21a、21b)に正し
く接続されているが伝送ライン(30a)が切断されて
いるために回線1のみ同期が確立している場合等、伝送
ライン(30a、30b、31a、31b)とMDFの
線路側端子部(20a、20b、21a、21b)間の
接続誤りによる原因ではないときはDチャネル共有通信
装置(4)のU点NT回路(40、41)または伝送ラ
イン(30a、30b、31a、31b)の障害と、接
続変更表示回路(230)に表示する(F17、F1
8)。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、D
チャネル共有通信装置とつなぐ複数のペア線をMDF等
端子盤の線路側端子部に順番に接続し、接続ケーブルを
介してMDF等端子盤の線路側端子部に接続すること
で、複数のペア線の接続確認および回線品質の測定を自
動的に行なうと共に、回線品質不良時における障害切り
分けを自動的に行なうことで作業を効率的に行なうこと
ができ、また、LAPDにおける特定のビットパタ−ン
の検出を行なうことで、Dチャネルを有している回線を
識別することにより、回路構成およびソフトウェアの規
模の簡略化が実現できるとともに、広範な試験を、MD
F等端子盤の位置で一人で行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1の接続切替回路のブロック図。
【図3】図1の伝送ラインとMDFの誤接続例を示した
図。
【図4】図1のマトリクス接続回路による接続切替例を
示した図。
【図5】図1の伝送ラインの切断による障害例を示した
図。
【図6】図1のU点LT回路のブロック図。
【図7】図1のLAPDフラグ検出回路のブロック図
【図8】図1の回線品質測定回路のブロック図。
【図9】実施の形態における動作を示すフロ−チャ−
ト。
【符号の説明】
1…Dチャネル共有通信装置試験器、4…Dチャネル共
有通信装置、(10a、10b)…回線0用接続ケ−ブ
ル、(11a、11b)…回線1用接続ケ−ブル、(2
0a、20b)…回線0用MDFの線路側端子部、(2
1a、21b)…回線1用MDFの線路側端子部、(3
0a、30b)…回線0用伝送ライン、(31a、31
b)…回線1用伝送ライン、40…回線0用U点NT回
路、41…回線1用U点NT回路、200…接続切替回
路、210…マトリクススイッチ回路、220…変更制
御回路、230…接続変更表示回路、300…回線0用
U点LT回路、310…回線0用U点LT回路、(30
0a、300b)…回線0用回線側入出力端子、(30
1a、301b)…回線1用回線側入出力端子、310
…回線0用U点通信回路、311…回線1用U点通信回
路、320…回線0用通信制御回路、321…回線1用
通信制御回路、330…回線0用同期検出回路、331
…回線1用同期検出回路、340…回線0用送受信回
路、341…回線1用送受信回路、400…回線0用同
期状態表示回路、401…回線1用同期状態表示回路、
500…回線0用LAPDフラグ検出回路、501…回
線1用LAPDフラグ検出回路、510…回線0用特定
パタ−ン指定回路、511…回線1用特定パタ−ン指定
回路、520…回線0用Dチャネル抽出回路、521…
回線1用Dチャネル抽出回路、530…回線0用比較回
路、531…回線1用比較回路、600…回線0用Dチ
ャネル表示回路、601…回線1用Dチャネル表示回
路、700…回線0用回線品質測定回路、701…回線
1用回線品質測定回路、710…回線0用制御信号送信
回路、711…回線1用制御信号送信回路、720…回
線0用制御信号受信回路、721…回線1用制御信号受
信回路、730…回線0用パタ−ン生成回路、731…
回線1用パタ−ン生成回路、740…回線0用パタ−ン
受信回路、741…回線1用パタ−ン受信回路、750
…回線0用演算回路、751…回線1用演算回路、80
0…回線0用測定表示回路、801…回線1用測定表示
回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペア線を単位としたU点インタフェースI
    SDN回線を複数回線収容し、前記複数のISDN回線
    の任意の回線のDチャネルを共有してLAPD通信を行
    うU点インタフェース対応型のDチャネル共有通信装置
    に対して、ISDN回線レイヤ1の同期確立のための信
    号を送受信するレイヤ1同期確立信号送受信回路を備え
    ISDN回線レイヤ1の同期確立を検出する同期確立検
    出手段を、少なくとも前記通信装置が収容する複数回線
    数分有し、さらに、前記各同期確立検出手段と前記通信
    装置が収容する複数回線の各々とを1対1対応で同時接
    続する接続手段を有することを特徴とするDチャネル共
    有通信装置試験器。
  2. 【請求項2】前記接続手段は、マトリクススイッチとそ
    の制御回路とからなり、前記通信装置が収容する複数回
    線を、前記同期確立検出手段へ接続する接続組合せを、
    前記ペア線の単線単位で任意の組み合わせが得られるよ
    うに切り替え接続するものであることを特徴とする請求
    項1記載のDチャネル共有通信装置試験器。
  3. 【請求項3】前記マトリクススイッチの制御回路は、前
    記同期確立検出手段において前記ISDN回線のレイヤ
    1における同期確立が規定時間以内に検出されない場合
    に、前記通信装置が収容する複数回線のペア線に対する
    別の接続組合せに変更する制御を行うことを特徴とする
    請求項2記載のDチャネル共有通信装置試験器。
  4. 【請求項4】ペア線を単位としたU点インタフェースI
    SDN回線を複数回線収容し、任意の前記ISDN回線
    のDチャネルを共有してLAPD通信を行うU点インタ
    フェース対応型のDチャネル共有通信装置に対して、I
    SDN回線レイヤ2のLAPDの信号の有無を識別する
    ためのLAPD信号識別手段を、少なくとも前記通信装
    置が収容する複数回線数分有し、さらに、各LAPD信
    号識別手段と前記通信装置が収容する複数回線とを1対
    1対応で同時接続する接続手段を有することを特徴とす
    るDチャネル共有通信装置試験器。
  5. 【請求項5】前記LAPD信号識別手段は、LAPDの
    起動信号(SABME)等に含まれる特定のビットパタ
    −ンの指定手段と入力信号のビット列を上記指定手段の
    内容と比較するための比較手段とからなることを特徴と
    する請求項4記載のDチャネル共有通信装置試験器。
  6. 【請求項6】ペア線を単位としたU点インタフェースI
    SDN回線を複数回線収容し、前記複数のISDN回線
    の任意の回線のDチャネルを共有してLAPD通信を行
    うU点インタフェース対応型のDチャネル共有通信装置
    に対して、送受信回路を備えISDN回線レイヤ1の同
    期確立を検出する同期確立検出手段と、ISDN回線レ
    イヤ2のLAPDの信号の有無を識別するためのLAP
    D信号識別手段とを、それぞれ、少なくとも前記通信装
    置が収容する複数回線数分有し、さらに、前記各同期確
    立検出手段及び前記各LAPD信号識別手段からなる試
    験手段と、前記通信装置が収容する複数回線の各々とを
    1対1対応で同時接続する接続手段を有することを特徴
    とするDチャネル共有通信装置試験器。
  7. 【請求項7】前記Dチャネル共有通信装置が、4線を単
    位としたS点インタフェ−スISDN回線を複数回線収
    容し、任意の前記ISDN回線のDチャネルを共有して
    LAPD通信を行うS点インタフェース対応型のDチャ
    ネル共有通信装置であることを特徴とする請求項1ない
    し請求項6のいずれかに記載のDチャネル共有通信装置
    試験器。
  8. 【請求項8】前記ISDN回線のレイヤ1における同期
    が確立した回線に対して、擬似ランダムパタ−ンまたは
    特定ビットパタ−ン等の回線品質試験パターン信号を送
    受信する回線品質試験パターン信号送受信回路と、全回
    線同時に回線ビットエラ−レ−トの試験を行なう回線品
    質試験回路と、試験結果データを表示する表示手段とを
    設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3、請求
    項6及び請求項7のいずれかに記載のDチャネル共有通
    信装置試験器。
  9. 【請求項9】ペア線を単位としたU点インタフェースI
    SDN回線を複数回線収容し、任意の前記ISDN回線
    のDチャネルを共有してLAPD通信を行うU点インタ
    フェース対応型のDチャネル共有通信装置に対する試験
    方法であって、前記通信装置に接続されている複数回線
    の各ペア線をレイヤ1における同期確立のための同期制
    御及び確認を行う送受信回路に接続するステップと、前
    記送受信回路により起動制御したペア線において規定時
    間以内にレイヤ1における同期が確立しない場合、規定
    時間以内に同期が確立するまで前記送受信回路に対する
    前記ペア線の単線単位による接続の変更および再起動制
    御を行なうステップと、レイヤ1における同期が確立し
    た場合には接続修正箇所の表示を行ない、また、レイヤ
    1における同期が確立しない場合にはペア線の断線また
    は前記通信装置不良の表示を行なうステップとからなる
    ことを特徴とするDチャネル共有通信装置試験方法。
  10. 【請求項10】ペア線を単位としたU点インタフェース
    ISDN回線を複数回線収容し、任意の前記ISDN回
    線のDチャネルを共有してLAPD通信を行うU点イン
    タフェース対応型のDチャネル共有通信装置に対する試
    験方法であって、前記通信装置に接続されている複数回
    線の各ペア線をレイヤ2におけるLAPDの信号の特定
    のビット列識別回路に接続するステップと、規定時間以
    内に前記通信装置から前記通信装置に接続されている複
    数回線の各ペア線から送られてくるビット列を抽出し
    て、予め記憶してある前記ビットパタ−ンと比較するス
    テップと、上記比較結果が一致した場合はLAPDの信
    号有りと判断し、一致しない場合はLAPDの信号無し
    と判断するステップとからなり、前記通信装置に接続さ
    れている複数回線のうちDチャネルを共有している特定
    のISDN回線の識別を可能とすることを特徴とするD
    チャネル共有通信装置試験方法。
  11. 【請求項11】ペア線を単位としたU点インタフェース
    ISDN回線を複数回線収容し、任意の前記ISDN回
    線のDチャネルを共有してLAPD通信を行うU点イン
    タフェース対応型のDチャネル共有通信装置に対する試
    験方法であって、前記通信装置に接続されている複数回
    線の各ペア線をレイヤ1における同期確立のための同期
    制御及び確認を行う送受信回路に接続するステップと、
    前記送受信回路により起動制御したペア線において規定
    時間以内にレイヤ1における同期が確立しない場合、規
    定時間以内に同期が確立するまで前記送受信回路に対す
    る前記ペア線の単線単位による接続の変更および再起動
    制御を行なうステップと、レイヤ1における同期が確立
    した場合には接続修正箇所の表示を行ない、また、レイ
    ヤ1における同期が確立しない場合にはペア線の断線ま
    たは前記通信装置不良の表示を行なうステップと、前記
    通信装置に接続されている複数回線の各ペア線をレイヤ
    2におけるLAPDの信号の特定のビット列識別回路に
    接続するステップと、規定時間以内に前記通信装置から
    前記通信装置に接続されている複数回線の各ペア線から
    送られてくるビット列を抽出して、予め記憶してある前
    記ビットパタ−ンと比較するステップと、上記比較結果
    が一致した場合はLAPDの信号有りと判断し、一致し
    ない場合はLAPDの信号無しと判断するステップとか
    らなり、前記通信装置に接続されている複数回線のうち
    Dチャネルを共有している特定のISDN回線の識別を
    可能とすることを特徴とするDチャネル共有通信装置試
    験方法。
  12. 【請求項12】前記Dチャネル共有通信装置が、4線を
    単位としたS点インタフェ−スISDN回線を複数回線
    収容し、任意の前記ISDN回線のDチャネルを共有し
    てLAPD通信を行うS点インタフェース対応型のDチ
    ャネル共有通信装置であることを特徴とする請求項9な
    いし請求項11のいずれかに記載のDチャネル共有通信
    装置試験方法。
  13. 【請求項13】前記ステップに加えて、前記ISDN回
    線のレイヤ1における同期が確立した回線に対して、擬
    似ランダムパタ−ンまたは特定ビットパタ−ン等の回線
    品質試験パターン信号を送受信し、全回線同時に回線ビ
    ットエラ−レ−トの試験を行なうするステップと、試験
    データを表示するステップとを備え、回線品質の試験を
    可能としたことを特徴とするDチャネル共有通信装置試
    験方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4480798B1 (ja) * 2008-12-08 2010-06-16 株式会社アドバンテスト 試験装置、試験方法、およびプログラム
JP2011071762A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Nomura Research Institute Ltd 配線盤、配線盤検査制御装置、配線盤検査処理装置、配線盤検査方法および構内配線システム

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