JP2005024402A - 通信機能付きケーブルチェッカ - Google Patents

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Abstract

【課題】検査対象であるケーブル自体を通信ラインとして使用することで別途、通信ラインを敷設する必要のないケーブルチェッカを提供する。
【解決手段】少なくとも1本の被検査ケーブルの導通チェックのため、被検査ケーブル1の一端から導通チェック用信号を送信する送信器2、他端で導通チェック用信号を検出し被検査ケーブルの導通をチェックする受信器3を備え、送信器2および受信器3が、受信する信号に基づいて同期をとって半二重通信方式で被検査ケーブルを介して通信用信号を互いに送受信する送信手段7a,7b及び受信手段8a,8b、被検査ケーブルの両端を通常、接地しておき、送受信に同期して送信する場合に被検査ケーブルの自らの側の接地を切り離し送信手段からの送信が行えるようにする接地切換え手段10a,10b、通信内容の判定、制御を行う判定・制御手段9a,9b,12a,12bを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケーブルの導通チェック等を行うケーブルチェッカ、特に通信機能付きケーブルチェッカに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のケーブルチェッカでは、導通チェックの結果等の通信(通話)を行うために、被検査ケーブルの他に通信用ケーブルを用いており、また作業者は導通チェックの結果を音声にて確認している(特許文献1参照)。
【0003】
また、検査する対象のラベル(ピン番号)をシリアルデータとして単純に送信し、これを受信することで通信を行っている(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−113568号公報(段落番号0018、0027、0039)
【特許文献2】
特開2000−338165号公報(段落番号0025、0027)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようなケーブルチェッカにあっては、
被検査ケーブル検査対象のケーブルが1本であった場合、通信する方法がなく、別途通信ケーブルを準備する必要がある、
通信用に使用している被検査ケーブルも検査対象であるため、初期段階で通信に使用できる配線であると判断することはできない、
また、導通チェックの結果を、音声信号にて通信しているため全自動で複数の被検査ケーブルの検査を行うことができない、
さらに通信信号に単純な信号配列(シリアルデータ)を送信しているため、周辺機器によるノイズによって、導通チェックおよび通信の精度が低下する、
等の問題があった。
【0006】
本発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、検査対象であるケーブル自体を通信ラインとして使用することで別途、通信ラインを敷設する必要のない通信機能付きケーブルチェッカを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に鑑み、本発明は、少なくとも1本の被検査ケーブルの導通をチェックするため、被検査ケーブルの一端に設けられ前記被検査ケーブルに導通チェック用信号を送信する送信器と、前記被検査ケーブルの他端に設けられ導通チェック用信号を検出することで前記被検査ケーブルの導通をチェックする受信器と、を備えたケーブルチェッカにおいて、前記送信器および受信器が、受信する信号に基づいて同期をとって半二重通信方式で前記被検査ケーブルを介して通信用信号を互いに送受信する送信手段および受信手段、前記被検査ケーブルの両端を通常、接地しておき、前記送受信に同期して送信する場合に前記被検査ケーブルの自らの側の接地を切り離し送信手段からの送信が行えるようにする接地切換え手段、および通信内容の判定、制御を行う判定・制御手段を備えたことを特徴とする通信機能付きケーブルチェッカにある。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による通信機能付きケーブルチェッカの構成を示す図である。被検査ケーブル1は導通をチェックするためケーブルであり、送信器2は被検査ケーブル1の一端に設けられてこれに導通チェック用信号や通信用信号を送信するもの、受信器3は被検査ケーブル1の他端に設けられて導通チェック用信号や通信用信号を検出するものである。送信器2および受信器3の端子台20a、30aは全ての被検査ケーブル1を送信器本体2aと接地切換え装置10a、また受信器本体3aと接地切換え装置10bへそれぞれ接続する。そして端子台20a、30aには後述する各送信機能部4、7a、7bが接続された送信プローブ21a、31aが取り付けられる。また後述する各受信機能部8a、5、8bが接続されている受信プローブ11a、11bは取り付けられた被検査ケーブル1での信号を検出する。
【0009】
また、送信器本体2a、受信器本体3aにおいて、導通チェック用信号送信機能部4は導通チェック用の電圧信号を被検査ケーブル1に送信し、導通チェック用信号受信機能部5は受信器3側に取り付けられた受信プローブ11bにて検出したこの導通チェック用の電圧信号を受信する。この受信結果を受け、導通判定機能部6は被検査ケーブル1の導通を判断する。通信用信号送信機能部7a、7bおよび通信用信号受信機能部8a、8bは、通信用信号送信機能部7a(7b)から通信用信号を被検査ケーブル1に送信して通信用信号受信機能部8b(8a)で受信する。通信判定機能部12a、12bは通信用信号受信機能部8b、8aの受信結果により通信の判定を行う。制御機能部9a、9bは、通信および導通チェックの状態に応じて、送信器2および受信器3とグランド間にそれぞれ接続された接地切換え装置10a、10bを操作してそれぞれのグランド接続を制御する。
【0010】
被検査ケーブル1の一端に送信器2の端子台20a、他端に受信器3の端子台30aが接続され、さらにこれらにプログラム制御されるコンピュータを含むようにして構成可能な送信器本体2a、受信器本体3aがそれぞれ接続されている。被検査ケーブル1の導通チェックでは、送信器本体2aの導通チェック用信号送信機能部4からは導通チェック用の電圧信号を被検査ケーブル1に送信し、この導通チェック用信号を受信器3側に取り付けられた受信プローブ11bにて検出し、導通チェック用信号受信機能部5にて受信する。この受信結果を受け、導通判定機能部6にて被検査ケーブル1の導通を判断する。
【0011】
また、送信器本体2aおよび受信器本体3aは、別途、通信用信号送信機能部7a、7bおよび通信用信号受信機能部8a、8bをそれぞれ持ち、一方の通信用信号送信機能部7a(7b)から所定の法則に基づいた通信用信号を被検査ケーブル1に送信し、他方の通信用信号受信機能部8b(8a)で受信する。送信器2と受信器3の間で通信用信号を送受信することで、諸処の情報通信を行うことができる。このために受信プローブ11aが送信器2側にも設けられる。そして制御機能部9a、9bは、これらの通信および導通チェックの状態に応じて、送信器2および受信器3(実際にはこれらの端子台20a、30a)とグランド間にそれぞれ接続された接地切換え装置10a、10bを操作し、それぞれのグランド接続を制御する。また通信判定機能部12a、12bは通信の判定を行う。なお、制御機能部9a、9b、通信判定機能部12a、12bが判定・制御手段を構成する。制御機能部9a、9bは後述する本発明による通信機能を使用した導通チェックを各機能部を制御して行う。また実際には信号を受信する側では例えば、受信プローブ11a、11bを図示のように装着して信号の受信を行う。
【0012】
本実施の形態で記載の装置を用いた場合、導通チェック用信号および通信用信号を送信する側は常にグランドから切り離され、受信する側は常にグランドに接地される。より詳しく言えば、送信時のみグランドから切り離され、他の時間はグランドに接地された受信状態となっている。そして信号を受信するとこれに応答するようにしてグランドを切り離して送信状態に切り換えて送信を行う。このようにグランド状態を切換えることで導通チェック用信号および通信用信号の送受信を行う。
【0013】
図2に本発明による通信機能により導通チェックを行うケーブルチェッカの動作フローチャートを示し、これに従って動作の流れを説明する。本発明によるケーブルチェッカでは半二重方式で送受信を行う。まず、送信器2および受信器3の送信プローブ21a、31a、受信プローブ11a、11bを被検査ケーブル1の両端や端子台20a、30aにそれぞれ取り付ける(S1、S6)。また本発明においては送信器2および受信器3(実際には送信器2側、受信器3側の端子台20a、30a上の被検査ケーブル1の端)は通常、接地切換え装置10a、10bによりグランドに接地されており、送信時にグランドを切り離す。ここではまず導通チェック用信号を送信するために送信器2の制御機能部9aは接地切換え装置10aを操作して、送信器2のグランドを切り離す(S1)。
【0014】
次に送信器2の導通チェック用信号送信機能部4より導通チェック用信号を送信する(S2)。この導通チェック用信号は、受信器3にて検出した信号が送信器2より送信された信号であることが判別できるならば、どのような信号でも良い。例えば、実施の形態5で説明するようにスペクトル拡散方式を用いて信号のS/N比を向上させること等が考えられる。
【0015】
そして送信器2の導通チェック用信号送信機能部4が信号の送信を終了すると、送信器2の制御機能部9aは接地切換え装置10aを操作し、送信器2をグランドに接地する(S3)。受信器3は導通チェック用信号受信機能部5にて導通チェック用信号を受信後、導通判定機能部6にて送信器2より送信された予め定められた信号であることを確認、判定し、被検査ケーブル1の導通を確認する(S7)。導通が確認できなかった場合の対処方法については後述の実施の形態にて記載する。被検査ケーブル1の導通確認を受け、受信器3の制御機能部9bは接地切換え装置10bを操作して、受信器3のグランドを切り離す(S8)。そして受信器3の通信用信号送信機能部7bは通信用信号を被検査ケーブル1に送信する(S9)。
【0016】
通信用信号送信後、受信器3の制御機能部9bは接地切換え装置10bを操作して、受信器3をグランドに接地する(S10)。そして送信器2の通信用信号受信機能部8aが、通信用信号(アンサーバック)を受信すると通信判定機能部12aにて通信結果を判定し、被検査ケーブル1が導通したことを確認する(S4)。これにより送信器2は、被検査ケーブル1の導通チェックが終了したことを確認できる。その後再び、送信器2は導通チェック用信号を送信するために制御機能部9aが接地切換え装置10aを操作して、送信器2のグランドを切り離す(S5)。
【0017】
なお、本実施の形態では、導通チェック用の機能(導通チェック用信号送信機能部4、導通チェック用信号受信機能部5、導通判定機能部6)と通信用の機能(通信用信号送信機能部7a、7b、通信用信号受信機能部8a、8b、および通信判定機能部12a、12b)を別々に記載しているが、同一の手段で両方の機能を兼ねることが可能である。また、送信器2側から所定の通信用信号を送信することで送信器2より受信器3へ情報を伝達することが可能である。
【0018】
また、上記説明では送信器2および受信器3間の通信が確立するところまでのみ記載しているが、これを作業者に伝達する手段としては、モニタに表示する、音声信号を発する等々が考えられる。
【0019】
また、本発明では受信側では被検査ケーブル1をグランドに接続しているため、受信器3側では図3の(a)に示すようにグランドを経た信号ループが形成され、現在検査を行っている被検査ケーブル1を経た信号すなわち図3の(a)の導通チェック用信号Aと、他のケーブルから回り込んできた信号すなわち端子台30aに接続された他の機器を経て回り込んできた信号Bでは、図3の(b)に示すようにグランドで信号が反転するために電波波形が異なる。このため特に導通チェック用信号に関しては、電流波形を観測することで、被検査ケーブル1を端子台20a、30aから解線せずに被検査ケーブル1の導通チェックを行うことが可能となる。
【0020】
本実施の形態記載の装置を採用することで、検査対象であるケーブルを通信ラインとして使用することが可能であり、検査対象である被検査ケーブルの他、別途通信用のケーブルの敷設等、通信用の設備を必要とせず、送信器側と受信器側で通信を行うことが可能となる。また、送信器が受信器からの導通チェック終了を示す通信信号を受信することで、被検査ケーブルの導通チェックが終了したことを確認することが可能となる。
【0021】
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1記載のケーブルチェッカと同様な方式のケーブルチェッカにおいて、通信ラインを確保する通信方式について記載する。
【0022】
図4は本発明の実施の形態2による通信機能付きケーブルチェッカの構成を示す図である。複数の被検査ケーブル1の両端には送信器2側、受信器3側の、各被検査ケーブル1の端が別々に接続されるそれぞれ端子台20a、30aが接続される。端子台20a、30aの外側には、送信器2の送信器本体2aおよび受信器3の受信器本体3aと接続する被検査ケーブル1を切り換えるケーブル切換え装置13a、13bが接続されている。ケーブル切換え装置13a、13bと送信器本体2a、受信器本体3aの間にはグランドの接地状態を切換える接地切換え装置10a、10bが設置されている。接地切換え装置10a、10bには信号の送信の際に使用する信号送信用端子14とグランドへ接地するためのグランド接地用端子15がそれぞれあり、被検査ケーブル1をこれらに切り換えて接続する。通信用信号および導通チェック用信号を検出するための受信プローブ11a、11bは、ケーブル切換え装置13a、13bと接地切換え装置10a、10bの間にそれぞれ取り付ける。
【0023】
なお送信器本体2aおよび受信器本体3a内の構成は基本的に上記実施の形態のものとほぼ同様であり、送信器本体2a内には、導通チェック用信号送信機能部4、通信用信号送信機能部7a、通信用信号受信機能部8a、制御機能部90aおよび通信判定機能部12aが、受信器本体3a内には、導通チェック用信号受信機能部5、導通判定機能部6、通信用信号送信機能部7b、通信用信号受信機能部8b、制御機能部90bおよび通信判定機能部12bが備えられている。なお、ケーブル切換え装置13a、13bと接地切換え装置10a、10bは送信器本体2aおよび受信器本体3a内の制御機能部90a、90bにより制御される。制御機能部90a、90bは後述する本発明による通信機能を使用した導通チェックを各機能部を制御して行う。
【0024】
送信器本体2aの導通チェック用信号送信機能部4からは導通チェック用の電圧信号を被検査ケーブル1に送信し、この導通チェック用信号を受信部3側に取り付けられた受信プローブ11bにて検出し、導通チェック用信号受信機能部5にて受信する。この受信結果を受けて導通判定機能部6にて例えば受信した信号と予め定められた導通チェック用信号との波形比較等から被検査ケーブル1の導通を判断する。
【0025】
また、送信器本体2aおよび受信器本体3aは、通信用信号送信機能部7a、7bおよび通信用信号受信機能部8a、8bをそれぞれ持ち、一方の通信用信号送信機能部7a(7b)から所定の法則に基づいた通信用信号を被検査ケーブル1に送信し、他方の通信用信号受信機能部8b(8a)で受信する。送信器2と受信器3の間で通信用信号を送受信することで、諸処の情報通信を行うことができる。このために受信プローブ11aが送信器2側にも設けられる。そして制御機能部90a、90bは、これらの通信および導通チェックの状態に応じて、送信器2および受信器3とグランド間にそれぞれ接続された接地切換え装置10a、10bを操作し、それぞれのグランド接続を制御する。すなわち、導通チェック用信号および通信用信号の送信時の送信側のみ被検査ケーブル1を送信器本体2aあるいは受信器本体3a側に接続し、それ以外の場合はグランド接続する。また通信判定機能部12a、12bは通信の判定を行う。信号を受信する側では受信プローブ11a、11bにより信号の受信を行う。
【0026】
本実施の形態で記載の装置を用いた場合においても、導通チェック用信号および通信用信号を送信する側は常にグランドから切り離され、受信する側は常にグランドに接地される。より詳しく言えば、送信時のみグランドから切り離され、他の時間はグランドに接地された受信状態となっている。そして信号を受信するとこれに応答するようにしてグランドを切り離して送信状態に切り換えて送信を行う。このようにグランド状態を切換えることで導通チェック用信号および通信用信号の送受信を行う。
【0027】
本発明による通信機能により導通チェックを行うケーブルチェッカの動作は基本的に図2に示した動作フローチャートのものと同様である。ただし、接地切換え装置10a、10bでの切り換えがグランド接地用端子15と送信器本体2aあるいは受信器本体3aが接続された信号送信用端子14との間で行われる。まず、送信器2および受信器3の端子台20a、30aを被検査ケーブル1の両端にそれぞれ取り付ける(S1、S6)。受信プローブ11a、11bは常にそれぞれケーブル切換え装置13a、13bと接地切換え装置10a、10bの間に取り付けられている。送信器2および受信器3(実際には送信器2側および受信器3側のそれぞれ被検査ケーブル1の端)は通常、接地切換え装置10a、10bによりグランドに接地されており、送信時にグランドを切り離す。ここではまず導通チェック用信号を送信するために送信器2の制御機能部90aは接地切換え装置10aを操作して、送信器2のグランドを切り離し、被検査ケーブル1を信号送信用端子14側に接続する(S1)。
【0028】
次に送信器2の導通チェック用信号送信機能部4より導通チェック用信号を送信する(S2)。この導通チェック用信号は、受信器3にて検出した信号が送信器2より送信された信号であることが判別できるならば、どのような信号でも良い。例えば、実施の形態5で説明するようにスペクトル拡散方式を用いて信号のS/N比を向上させること等が考えられる。
【0029】
そして送信器2の導通チェック用信号送信機能部4が信号の送信を終了すると、送信器2の制御機能部90aは接地切換え装置10aを操作し、送信器2(実際には被検査ケーブル1)をグランドに接地する(S3)。受信器3は導通チェック用信号受信機能部5にて導通チェック用信号を受信後、導通判定機能部6にて送信器2より送信された予め定められた信号であることを確認、判定し、被検査ケーブル1の導通を確認する(S7)。被検査ケーブル1の導通確認を受け、受信器3の制御機能部90bは接地切換え装置10bを操作して、受信器3のグランドを切り離し、被検査ケーブル1を信号送信用端子14側に接続する(S8)。そして受信器3の通信用信号送信機能部7bは通信用信号を被検査ケーブル1に送信する(S9)。
【0030】
通信用信号送信後、受信器3の制御機能部90bは接地切換え装置10bを操作して、受信器3(実際には被検査ケーブル1)をグランドに接地する(S10)。そして送信器2の通信用信号受信機能部8aが、通信用信号(アンサーバック)を受信すると通信判定機能部12aにて通信結果を判定し、被検査ケーブル1が導通したことを確認する(S4)。これにより送信器2は、被検査ケーブル1の導通チェックが終了したことを確認できる。その後、送信器2は例えば再び導通チェック用信号あるいは通信用信号を送信するのであれば、制御機能部90aが接地切換え装置10aを操作して、送信器2のグランドを切り離し、被検査ケーブル1を信号送信用端子14側に接続する(S5)。なお被検査ケーブル1の切り換えはケーブル切換え装置13a、13bを制御して行う。
【0031】
なお、本実施の形態でも、導通チェック用の機能(導通チェック用信号送信機能部4、導通チェック用信号受信機能部5、導通判定機能部6)と通信用の機能(通信用信号送信機能部7a、7b、通信用信号受信機能部8a、8b、および通信判定機能部12a、12b)を別々に記載しているが、同一の手段で両方の機能を兼ねることが可能である。また、送信器2側から所定の通信用信号を送信することで送信器2より受信器3へ情報を伝達することが可能である。
【0032】
以上の処理を行うことで、被検査ケーブル1の導通チェックおよび送信器2と受信器3間で通信を行うことが可能となる。ただし、送信器2と受信器3の間で、被検査ケーブル1を用いて通信を行う場合、通信ラインとして使用する被検査ケーブル1の導通が確認されておらず、そのため検査の初期段階では確実に通信を行える通信ライン(被検査ケーブル1)は存在しない。そこで検査対象の被検査ケーブル1が複数ある場合、全てあるいはより多くの被検査ケーブル1を通信に用いることで、通信ラインを確保する確率を高めることができる。
【0033】
以下に通信を行う際の手順だけを抜き出して再度、具体的に説明する。検査を開始した段階(初期状態)では、送信器2より受信器3へ通信を行う。送信器2側の接地切換え装置10aを制御して、信号送信用端子14と被検査ケーブル1(実際には、ケーブル切換え装置13a)を接続する。同時に、受信器3側の接地切換え装置10bを制御して、グランド接続用端子15と被検査ケーブル1(実際には、ケーブル切換え装置13b)を接続する。更に、複数の被検査ケーブル1の両端に設置されたケーブル切換え装置13a、13bを制御して、全ての被検査ケーブル1を送信器本体2aおよび受信器本体3a(実際には接地切換え装置10a、10b)に接続する。
【0034】
上記の準備ができた段階で、送信器2は所定の通信用信号を送信し続ける。一方、受信器3は通信用信号を受信待ち状態とする。これにより送信器2と受信器3が離れた位置に設置されており、互いに通信手段がない状態でも、送信器2および受信器3の両方の準備ができた段階で通信が確立される。逆に、受信器3から送信器2へ通信を行う場合は、上記操作の送信器2と受信器3の操作を入れ替えればよい。
【0035】
なお上記の装置構成では、接地切換え装置10a、10bを用いているが、図5に示すように(送信器2、受信器3共通で示す)、ケーブル切換え装置に接地切換え機能も持たせたケーブル/接地切換え装置130とすることで図4に示す接地切換え装置10a、10bを省略することも可能である。ケーブル/接地切換え装置130は例えば、被検査ケーブル1を送信器本体2a、受信器本体3a側すなわち信号送信用端子14側に接続する信号送信用スイッチ140とグランド側すなわちグランド接続用端子15側に接続するグランド接続用スイッチ150を設け(波線で示すグランド接続用スイッチ151については後述する)、それぞれに被検査ケーブル1と接続をとることで、ケーブル切換え装置13a、13bと接地切換え装置10a、10bを組み合わせて行っていた処理をケーブル/接地切換え装置130のみで行うことが可能となる。これらのスイッチ140、150はそれぞれ、同時に任意の1本または複数の被検査ケーブル1と接続可能なものとする。グランド接続用端子15はグランドに常に接地されており、信号送信用端子14は送信器本体2aもしくは受信器本体3aに常に接続されている。
【0036】
本装置を用いることで、被検査ケーブルの導通が確認されていない段階でも、複数の被検査ケーブルの内、1本でも導通していれば通信を行うことが可能となる。導通チェック等によって、複数の被検査ケーブルの中で導通が確認された被検査ケーブルがあれば、以降、導通が確認された被検査ケーブル1を通信ラインとして使用することも可能である。
【0037】
検査対象のケーブルを通信ラインとして転用する場合、導通が確立しているケーブルを選び出す手段がない。本装置を適用することで、通信ラインを確保する以前(検査の初期段階)においても、通信を行うことが可能となる。
【0038】
実施の形態3.
本実施の形態は、実施の形態2記載のケーブルチェッカにおける通信ラインを確保する別の通信方式について記載する。
【0039】
図6は本発明の実施の形態3による通信機能付きケーブルチェッカを説明するための図である。このケーブルチェッカは図4に示したものと同じである。送信器本体2aおよび受信器本体3aの内部構成は省略して示されているが、図4のものと同じである。
【0040】
本実施の形態では、確実に通信ラインを確保することについてのみ記載し、導通チェック機能等については省略している。送信器2と受信器3の間で、通信ラインとして使用する被検査ケーブル1の導通が確認されていない状態で、検査対象の被検査ケーブル1が複数ある場合には、通信ラインとして使用できる被検査ケーブルを探し出し、通信を確立させる。
【0041】
以下にこの実施の形態における通信ラインの確保について具体的に説明する。検査を開始した段階(初期状態)では、送信器2より受信器3へ通信を行う。送信器2側の接地切換え装置10aを制御して、信号送信用端子14と被検査ケーブル1(実際には、ケーブル切換え装置13a)を接続する。同時に、受信器3側の接地切換え装置10bを制御して、グランド接続用端子15と被検査ケーブル1(実際には、ケーブル切換え装置13b)を接続する。更に、複数の被検査ケーブルの受信器3側に設置されたケーブル切換え装置13bを制御して、全ての被検査ケーブル1を受信器本体3a(実際には接地切換え装置10b)に接続する。他方、送信器2側では所定期間毎にケーブル切換え装置13aを制御して、接続する被検査ケーブル1を切換える。ケーブル切換え後、通信用信号を所定期間送信し(送信器本体2a内の例えばプログラムで構成したタイマ等で通信用信号の送信期間管理可能)、その後、接地切換え装置10aを制御して、グランドに接地する(受信状態にする)。
【0042】
受信器3は、送信器2から送信された通信信号を受信すると、接地切換え装置10bを制御してグランドから切り離し、その後、信号を受信したことを示す所定の通信用信号を送信器2へ送信する。送信器2では、受信状態にしてから所定期間内に受信器3からの通信信号を受信しない場合、前記のようにケーブル切換え装置13aを用いて、接続する被検査ケーブル1を切換える。所定期間内に受信器3からの通信用信号を受信した場合、その被検査ケーブル1の導通が確認されたとして、以降、この被検査ケーブルを通信ラインとして使用する。
【0043】
本実施の形態記載の装置を適用することで、通信ラインが確立されていない状態から効率良く通信ラインを確立させることが可能となる。また、被検査ケーブル1の導通確認後、これを通信ラインとして使用することで、全ての被検査ケーブル1をまとめて受信器本体3aもしくは送信器本体2aに接続するための煩雑なケーブル切換え処理を簡略化することができる。
【0044】
実施の形態4.
本実施の形態は、実施の形態2記載のケーブルチェッカにおいて、半二重の双方向通信を行うことで自動的に複数の被検査ケーブルの導通チェックを行うことについて記載する。
【0045】
図7は本発明の実施の形態4による通信機能付きケーブルチェッカを説明するための図である。このケーブルチェッカは図4に示したものと同じである。送信器本体2aおよび受信器本体3aの内部構成は省略して示されているが、図4のものと同じである(18、19については実施の形態5で記載する)。
【0046】
本実施の形態では、実施の形態2または実施の形態3記載のケーブルチェッカにおいて通信ラインを確保した後に導通をチェックする機能を実現する。
【0047】
以下に概略的に示した図8のフローチャートに従い具体的に動作を説明する。まず、実施の形態2または実施の形態3等を用いて、通信ラインを確立する(S1)。そしてこの通信ラインは送信器2側および受信器3側でそれぞれ認知されているものとする。また、以下で省略するが、上述のように導通チェック用信号および通信用信号を送信する側は常にグランドから切り離され被検査ケーブル1に接続されており、導通チェック用信号および通信用信号を受信する側は常にグランドに接地されている。
【0048】
送信器2および受信器3、すなわち送信器本体2aおよび受信器本体3aは通信ラインとして確立された被検査ケーブル1(以下通信ラインとする)と接続され、送信器2より導通チェック用信号の送信開始を予告する所定の通信用信号(検査する被検査ケーブル順等含んでいてもよい)を送信する(S2)。そして送信器2側のケーブル切換え装置13aを制御して、通信ライン以外の被検査ケーブル1の1本が接続されているケーブル接続端子17を送信器2(実際は接地切換え装置10a)と接続する(S3)。そして導通チェック用信号を送信し(S4)、その後、再度、通信ラインに接続される(S5)。
【0049】
受信器3は、通信ラインから前記所定の送信開始予告の通信用信号を受信後(S11)、ケーブル切換え装置13bを制御して、前記通信ライン以外の被検査ケーブル1の1本が接続されたケーブル接続端子17と接続する(S12)(実際は接地切換え装置10bにケーブル接続端子17を接続)。検査する被検査ケーブルの順番は、受信した前記所定の通信用信号が含む情報に従うものであっても、予め定められた順番でもよい。接続後、所定期間導通チェック用信号を受信できる状態で待機する(S13)。
【0050】
そして受信器3が導通チェック用信号を受信した場合は(S14)、通信ラインに接続を切り換えて(S15)、送信器2に導通チェック結果(ここでは導通確認したこと)を送信する(S16)。また所定時間内に導通チェック用信号を受信できなかった場合(S14)にも、通信ラインに接続を切り換えて(S15)、送信器2に導通チェック結果(ここでは導通不可であったこと)を送信する(S16)。これにより送信器2では現在接続されている被検査ケーブル1の導通チェック結果が確認できる(S6)。導通不可であった場合、送信器2側は接続する被検査ケーブル1は変更せず(S7)、受信器3側が接続する被検査ケーブル1を切り換えて(S17、S19)、導通チェックを行う。この処理を導通が確認できるか全ての組み合わせ(通信ライン以外の全ての被検査ケーブル1)のチェックが終了するまで行う(S7、S17、S19)。そして以上の繰り返し処理を、通信ライン以外の全ての被検査ケーブル1の導通がチェックされるまで、受信器3側で被検査ケーブル1を切り換えて各被検査ケーブル毎に行う(S8、S9、S18)。以上の処理を施すことで、各被検査ケーブル1の導通状態と共に被検査ケーブル1が正確に端子に接続されていること(配線の正誤)も確認できる。
【0051】
この場合、全ての被検査ケーブル1について、導通不可であることが確認された場合、送信器2に接続されている被検査ケーブル1は断線していると判断できる。またこの処理にて、検査済み(導通確認済み、若しくは断線確認済み)の被検査ケーブル1をスキップすることで、より効率良く被検査ケーブル1のチェックを行うことができる。
【0052】
以上の処理を施すことで、複数の被検査ケーブル1における両端の対応付けが可能である。例えば、送信器2側の1番目のケーブル接続端子17に接続されている被検査ケーブル1は、受信器3側の3番目のケーブル接続端子17に接続されている等々(誤配線、断線等々)である。
【0053】
以上、半二重の双方向通信を用いた被検査ケーブル1の導通チェック方式の一例を述べたが、送信器2と受信器3が、お互いに情報交換を行うことで、上記の通信順番に限らず確実に複数の被検査ケーブル1の導通を自動でチェックすることが可能である。
【0054】
本実施の形態を適用することで、複数の被検査ケーブルの導通チェックおよび誤配線のチェックを自動的に効率良く行うことが可能となる。ケーブルの導通チェックおよび通信に人(作業者)が介在せず、全自動で複数のケーブルの検査を行うことが可能となる。
【0055】
なお、上述のように複数の被検査ケーブルの通信チェックを順次行う場合に、図4〜7のケーブルチェッカに関し、図3について説明した正規の被検査ケーブルを通ってきた導通チェック用信号と、他のケーブルから回り込んできた信号すなわち端子台に接続された他の機器を経て回り込んできた信号との区別を容易にするためには、受信器3側のケーブル切換え装置13bを例えば図9に示すように被検査ケーブル用スイッチ152とグランド接続用スイッチ153の2つのスイッチを備えたものとし、検出対象の被検査ケーブル1のみを受信プローブ11bを経るように接続し、他の被検査ケーブル1は直接グランドに接続するように切り換えるようにすればよい。さらに図5に示すケーブル/接地切換え装置130については、検出対象以外の被検査ケーブル1をグランドに接続する図5に波線で示すグランド接続用スイッチ151を追加すればよい。これにより被検査ケーブル1を端子台20a、30aから解線せずに被検査ケーブル1の導通チェックを行うことが可能となる。
【0056】
実施の形態5.
本実施の形態は実施の形態1ないし実施の形態4のケーブルチェッカにおいて、通信および導通チェック用に用いる信号の耐ノイズ性を向上させる装置について記載する。
【0057】
本発明の実施の形態5によるケーブルチェッカは、上述した各実施の形態の図1、図4〜7のケーブルチェッカと同様の機器構成に加え、例えば図7に示すように送信器本体2aおよび受信器本体3aが信号拡散機能部18および信号復元機能部19を持つ。
【0058】
具体的に、各機能の説明を行う。導通チェック用信号および通信用信号を送信する際に、送信器本体2aおよび受信器本体3aの信号拡散機能部18によって、信号を拡散させる。図10の(a)はスペクトル拡散させた信号列の作成方法の一例を示し、例えばスペクトル拡散の一種であるバーカーコード(Barker code)に基づいて信号Aに信号Bを組み合わせて信号列を作成し、これらの信号列を送信する。
【0059】
前記のスペクトル拡散された信号列を受信する送信器本体2aおよび受信器本体3aでは、信号復元機能部19にて信号を復元する。図10の(b)にはスペクトル拡散させた信号列の復元方法を示し、複数のスペクトル拡散させた信号列をたし合わせバーカーコード(Barker code)に基づいて復元すると、信号ゲインが高くS/Nが高い信号Aが得られ、周辺機器等によるノイズと弁別することが可能となる。
【0060】
このようにスペクトル拡散法を適用することでS/Nが高くなり、送信器または受信器から送信された信号であることを判定する精度を大幅に向上させる効果がある。
【0061】
一般にプラント等の配線チェックを行う場合、他の機器からのノイズの影響で、本当に非検査対象のケーブルを通過した信号であるか、判断することが困難である。本装置を適用することで、S/N比を向上させることが可能であり、導通チェックおよび通信の精度を向上させることが可能である。
【0062】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、少なくとも1本の被検査ケーブルの導通をチェックするため、被検査ケーブルの一端に設けられ前記被検査ケーブルに導通チェック用信号を送信する送信器と、前記被検査ケーブルの他端に設けられ導通チェック用信号を検出することで前記被検査ケーブルの導通をチェックする受信器と、を備えたケーブルチェッカにおいて、前記送信器および受信器が、受信する信号に基づいて同期をとって半二重通信方式で前記被検査ケーブルを介して通信用信号を互いに送受信する送信手段および受信手段、前記被検査ケーブルの両端を通常、接地しておき、前記送受信に同期して送信する場合に前記被検査ケーブルの自らの側の接地を切り離し送信手段からの送信が行えるようにする接地切換え手段、および通信内容の判定、制御を行う判定・制御手段を備えたことを特徴とする通信機能付きケーブルチェッカとしたので、検査対象である被検査ケーブルの他は、別途通信用のケーブルの敷設等、通信用の設備を必要とせず、送信器側と受信器側で通信を行うことが可能となり、また、送信器が受信器からの導通チェック結果を示す通信信号を受信することで、被検査ケーブルの導通チェック結果を確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による通信機能付きケーブルチェッカの構成を示す図である。
【図2】本発明による通信機能に従って導通チェックを行うケーブルチェッカの動作フローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1によるケーブルチェッカにおける導通チェックの精度向上について説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態2による通信機能付きケーブルチェッカの構成を示す図である。
【図5】本発明による通信機能付きケーブルチェッカの構成の変形例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態3による通信機能付きケーブルチェッカを説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態4による通信機能付きケーブルチェッカを説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態4による通信機能付きケーブルチェッカの動作を説明するためのフローチャート図である。
【図9】本発明による通信機能付きケーブルチェッカの構成の変形例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態5によるケーブルチェッカにおける信号の拡散と復元を説明するための図である。
【符号の説明】
1 被検査ゲーブル、2 送信器、2a 送信器本体、3 受信器、3a 受信器本体、4 導通チェック用信号送信機能部、5 導通チェック用信号受信機能部、6 導通判定機能部、7a,7b 通信用信号送信機能部、8a,8b 通信用信号受信機能部、10a,10b 接地切換え装置、11a,11b 受信プローブ、12a,12b 通信判定機能部、13a,13a ケーブル切換え装置、14 信号送信用端子、15 グランド接続用端子、18 信号拡散機能部、19 信号復元機能部、20a,30a 端子台、21a,31a 送信プローブ、130 ケーブル/接地切換え装置、140 信号送信用スイッチ、150,151,153 グランド接続用スイッチ、152 被検査ケーブル用スイッチ。

Claims (6)

  1. 少なくとも1本の被検査ケーブルの導通をチェックするため、被検査ケーブルの一端に設けられ前記被検査ケーブルに導通チェック用信号を送信する送信器と、前記被検査ケーブルの他端に設けられ導通チェック用信号を検出することで前記被検査ケーブルの導通をチェックする受信器と、を備えたケーブルチェッカにおいて、
    前記送信器および受信器が、受信する信号に基づいて同期をとって半二重通信方式で前記被検査ケーブルを介して通信用信号を互いに送受信する送信手段および受信手段、前記被検査ケーブルの両端を通常、接地しておき、前記送受信に同期して送信する場合に前記被検査ケーブルの自らの側の接地を切り離し送信手段からの送信が行えるようにする接地切換え手段、および通信内容の判定、制御を行う判定・制御手段を備えたことを特徴とする通信機能付きケーブルチェッカ。
  2. 複数の被検査ケーブルの導通チェックにおいて、前記送信器および受信器が接続する被検査ケーブルを切り換えるケーブル切換え手段をそれぞれ備え、前記通信用信号の通信を行う際に前記送信器側および受信器側において前記ケーブル切換え手段により前記複数の被検査ケーブルがまとめてそれぞれ前記送信器および受信器に接続されることを特徴とする請求項1に記載の通信機能付きケーブルチェッカ。
  3. 複数の被検査ケーブルの導通チェックにおいて、前記送信器および受信器が接続する被検査ケーブルを切り換えるケーブル切換え手段をそれぞれ備え、前記通信用信号の通信を行う際に前記受信器側では前記ケーブル切換え手段により前記複数の被検査ケーブルがまとめて受信器に接続され、前記送信器側では所定期間毎に送信器に接続する被検査ケーブルを切換えることを特徴とする請求項1に記載の通信機能付きケーブルチェッカ。
  4. 前記ケーブル切換え手段により、前記複数の被検査ケーブルのうちの前記通信用信号または導通チェック用信号により導通が確認された被検査ケーブルが通信に使用されることを特徴とする請求項2または3に記載の通信機能付きケーブルチェッカ。
  5. 前記送信器が前記被検査ケーブルに導通チェック用信号を送信する導通チェック用信号送信手段を備え、前記受信器が前記被検査ケーブルの導通チェック用信号を検出する導通チェック用信号受信手段および検出される前記導通チェック用信号から導通に関する判定を行う導通判定手段を備え、さらに前記送信器および受信器が接続する被検査ケーブルを切り換えるケーブル切換え手段をそれぞれ備え、前記接地切換え手段が前記送受信および前記導通チェック用信号の送信に同期して送信する場合に前記被検査ケーブルの自らの側の接地を切り離し送信が行えるように接地切換えを行い、
    複数の被検査ケーブルの導通チェックにおいて、送信器側の前記ケーブル切換え手段により複数の被検査ケーブルの1本に前記導通チェック用信号送信手段により導通チェック用信号を送信し、受信器側の前記ケーブル切換え手段により受信器と接続される被検査ケーブルを切換え、前記導通チェック用信号受信手段により導通チェック用信号を受信して前記導通判定手段により導通判定およびケーブルの誤接続の判定を行い、前記判定・制御手段が導通チェックの結果を前記送信手段により通信用信号として送信し、この通信用信号を送信器側の前記受信手段にて受信することで前記判定・制御手段で導通判定結果を確認し、この結果を受けて送信器側の前記ケーブル切換え手段により検査対象の被検査ケーブルを切換え、受信器側の前記ケーブル切換え手段とで複数の被検査ケーブルの導通チェックを行うことを特徴とする請求項1に記載の通信機能付きケーブルチェッカ。
  6. 前記送信器および受信器のそれぞれが、送信する信号をスペクトル拡散させる信号拡散手段と、受信した拡散された信号をもとの信号に復元させる信号復元手段と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の通信機能付きケーブルチェッカ。
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