JP3345682B2 - コンクリート構造物の補修方法とこれに用いる補修器具 - Google Patents

コンクリート構造物の補修方法とこれに用いる補修器具

Info

Publication number
JP3345682B2
JP3345682B2 JP30499599A JP30499599A JP3345682B2 JP 3345682 B2 JP3345682 B2 JP 3345682B2 JP 30499599 A JP30499599 A JP 30499599A JP 30499599 A JP30499599 A JP 30499599A JP 3345682 B2 JP3345682 B2 JP 3345682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
repair material
auxiliary pipe
repair
concrete structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30499599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001123670A (ja
Inventor
猛 小高
Original Assignee
株式会社小高商会
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小高商会 filed Critical 株式会社小高商会
Priority to JP30499599A priority Critical patent/JP3345682B2/ja
Publication of JP2001123670A publication Critical patent/JP2001123670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3345682B2 publication Critical patent/JP3345682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、コンクリート構
造物の補修方法とこれに用いる補修器具に係り、詳しく
は、コンクリート構造物の支柱や壁面等に生じたひび割
れ部や浮き部へ樹脂等の補修材を注入するコンクリート
構造物の補修方法と該補修方法に用いる補修器具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物の支柱や壁面等に生
じたひび割れの補修方法としては、図9(イ)乃至
(ハ)に示すように、補修材を注入するための注入口
(37)が中央部に設けられた断面略凸状をした注入用
座金(35)を、接着シール材(39)を用いて該ひび
割れ部(2)に沿って設けた注入穴(3)に複数取り付
けるとともに、残りのひび割れ部(すなわち、注入用座
金が取り付けられていない部分)をシール材(9)を用
いて目止めし、次いで、該注入用座金に充填材注入器を
取り付け固定して補修材をひび割れ部内部に注入し、該
補修材が硬化した後、該注入用座金及び該シール材を除
去するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記手
段は、補修材の注入ためにわざわざ取り付けた注入用座
金(35)を、後にハンマー等を用いて除去しなければ
ならず、余計な手間を有する煩わしいものであり、ま
た、該注入用座金をひび割れ部に取り付けるために用い
た接着シール材も、補修材の注入・硬化後はディスクサ
ンダーやヘラ等により除去して施工面を元の状態に整え
なければならないため、作業効率は勿論のこと、注入用
座金や接着シール材の除去のために要する作業人員や工
期の点からみて経済的にも好ましいものではない。しか
も、該注入用座金を取り付けるために用いた接着シール
材を除去するということは、コンクリート構造物の実質
的な補修には必要の無い、いわば無駄な建材を要する材
料費の点からみても経済的に好ましいものではない。
【0004】また、注入用座金を取り付けるためには、
補修材の注入に必要な部分より広範な部分を取り付け面
として接着シール材を塗布しなければならないが、その
後の注入用座金の取り外しに伴う接着シール材の除去の
際に、該取り付け面に不要な傷を付けてしまう恐れを有
するものである。すなわち、例えば、タイルやレンガ、
石材等の装飾材(14)が埋め込まれた外壁(の目地部
分)にひび割れが生じ、かつ、その周囲に浮きが生じた
場合、注入用座金を取り付けるためにはひび割れ目地部
の他に、該装飾材表面も取り付け面として接着シール材
を塗布しなければならないが、その場合、その後の注入
用座金及び接着シール材の除去に際して、該装飾材表面
に不要な傷を付けてしまう恐れを有するものである。し
かも、目地部(40)は通常窪んだ溝状であるため、接
着シール材(39)の除去は非常に煩わしいものであ
る。
【0005】また、補修材の注入は、通常、注入用座金
を全ての注入箇所に取り付けてからまとめて行うもので
あるため、補修材の注入が完了した箇所と未完了の箇所
は外観上視覚的変化がないことから何ら区別がつかず、
補修材の注入忘れを生じてしまう恐れをも有する。しか
も、この補修材の注入完了を確認する効果的な手段は今
のところ何ら講じられていない。
【0006】さらに、補修作業において外観上視覚的変
化がないことは、コンクリート構造物に浮きが生じて下
地との接続のためのピン挿入を必要とする場合に、確実
にピンの挿入を行ったか否か何ら区別がつかず、ピンの
挿入忘れを生じてしまう恐れをも有するものであり、こ
のピンの挿入完了を確認する効果的な手段も今のところ
何ら講じられていない。
【0007】本願発明は、このような課題に対処しよう
とするものであり、コンクリート構造物の支柱や壁面等
に生じたひび割れ部や浮き部への補修材の注入作業及び
その後の施工面の修復作業を含めた補修作業を簡単に行
うとともに、施工面を出来るだけ傷つけないようにし、
さらに、補修材の注入完了やピンの挿入完了を確実に確
認することができるようにしたコンクリート構造物の補
修方法と該補修方法に用いる補修器具を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、補修材の注
入が必要な施工面に対する取り付けが非常に簡単であ
り、且つ、該施工面における表面的な取り付け範囲が極
めて狭くなるようにした注入用補助部材を用いることに
より、無駄な建材を要することなく、且つ、補修材の注
入後の処理作業を容易にし、さらに、施工面に不要な傷
を付けてしまうことが無いようにしたものである。
【0009】また、本願発明は、補修材の注入の際に注
入用補助部材と補修材注入具との間に介在し、補修材の
注入完了後は該注入用補助部材に残存するようにした注
入用確認部材を補修材の注入時に用いることにより、補
修材の注入完了やピンの挿入完了を視覚的に確実に確認
することが出来るようにしたものでもある。
【0010】
【発明の実施の形態】すなわち、本願発明は、コンクリ
ート構造物に開けた補修材の注入穴内部に設置可能な筒
状をした補修材注入補助管と、該補修材注入補助管の内
部に挿入可能な充填口を有する補修材注入器とからなる
補修器具を用いてなるものであり、先ずコンクリート構
造物に補修材を注入するための注入穴を開け、次いで、
該補修材注入補助管を該コンクリート構造物の表面から
突出せず、且つ、外周に空隙が生じないよう該注入穴の
内部に挿入固定し、その後、該補修材注入補助管より補
修材を注入することによりコンクリート構造物の補修を
行ってなるものである。これにより、補修材を注入する
注入口が隙間無く確保され、補修材の注入の際に該注入
穴から補修材が漏れること無く確実に奥深くまで注入さ
れることとなる。
【0011】また、本願発明は、上記補修器具を用いて
補修材の注入後に補修材注入補助管より細長棒状ピンを
挿入するようにしてなるものである。これにより、補修
材を注入する注入口を確保する補修材注入補助管が細長
棒状ピンの挿入口をも確保するとともに挿入の際のガイ
ドとなって、該細長棒状ピンが簡単且つ適切に注入穴内
部に挿入されることとなる。
【0012】また、本願発明は、上記補修器具における
補修材注入補助管の挿入側端部に、細長管状ピンを着脱
可能となるようにしたものでもあり、補修材注入補助管
の挿入側端部に細長管状ピンを取り付けてからこれを注
入穴の内部に挿入固定するようにしてなるものである。
これにより、補修材注入補助管の設置と同時に細長管状
ピンの挿入が行えるとともに、補修材は補修材注入補助
管及び細長管状ピンの内部を通って確実に奥深くまで注
入され、その後、該細長管状ピンとともに硬化すること
となる。
【0013】また、本願発明は、コンクリート構造物に
開けた補修材の注入穴内部に設置可能な筒状をした補修
材注入補助管と、該補修材注入補助管の内部に挿入され
る注入部とコンクリート構造物の表面から突出する露出
部を有する注入ノズルと、該注入ノズルの露出部と嵌着
可能な充填口を有する補修材注入器とからなる補修器具
を用いてなるものであり、先ずコンクリート構造物に補
修材を注入するための注入穴を開け、次いで、筒状をし
た補修材注入補助管を該コンクリート構造物の表面から
突出せず、且つ、外周に空隙が生じないよう該注入穴の
内部に挿入固定し、さらに、該補修材注入補助管の内部
に挿入される注入部を先端に有するとともにコンクリー
ト構造物の表面から突出する露出部を後端に有する注入
ノズルを介して補修材を注入し、その後、該注入ノズル
を引き抜くかもしくはコンクリート構造物の表面から突
出する該注入ノズルの露出部を切断することによりコン
クリート構造物の補修を行ってなるものでもある。これ
により、補修材の注入穴の径が補修材注入器の充填口の
径より小さい場合でも該注入ノズルによりその径が調整
され、補修材は確実に注入されることとなる。
【0014】また、本願発明は、注入ノズルを用いた上
記補修器具における注入ノズルの注入部を補修材注入補
助管を挿通する長尺ピン状としたものでもあり、補修材
注入補助管の注入穴内部への挿入固定後、該補修材注入
補助管の内部に挿通する長尺ピン状の注入部を先端に有
するとともにコンクリート構造物の表面から突出する露
出部を後端に有する注入ノズルを介して補修材を注入
し、その後、コンクリート構造物の表面から突出する該
注入ノズルの露出部を切断することによりコンクリート
構造物の補修を行ってなるものでもある。これにより、
補修材を注入するための注入穴の径が補修材注入器の充
填口の径より小さい場合に特別な補修材注入器を用いる
ことなく該注入ノズルによりその径が調整されて補修材
が確実に注入されることは勿論のこと、補修材の注入作
業と同時に長尺ピンの挿入作業が行え、補修材は長尺ピ
ン状をした注入ノズルの内部を通って確実に奥深くまで
注入され、その後、補修材注入補助管及び該注入ノズル
とともに硬化することとなる。
【0015】また、本願発明は、注入ノズルを用いた補
修材の注入において、注入ノズルを補修材の注入直前に
補修材注入補助管の内部に挿入設置するようにしてなる
ものでもある。これにより、補修材が未注入の注入穴に
は注入ノズルが挿入設置されずに、補修材の注入が完了
した注入穴にだけ注入ノズルが挿入設置されて、外観上
生じる視覚的変化によって補修材注入有無等の確認が確
実に行えることとなる。なお、注入ノズルを挿入設置す
る「補修材の注入直前」とは、必ずしも注入穴に注入ノ
ズルを挿入設置したら間髪入れずに補修材を注入するよ
うにすることや、一つずつ注入穴毎に注入ノズルを挿入
設置して補修材を注入するようにしなければならないこ
とを意図するものではなく、例えば、予め全ての注入穴
に注入ノズルを挿入設置し、後からまとめて該注入ノズ
ルを介して補修材の注入を行うこととすると、不意に作
業が中断してしまった場合、作業再開時に補修材の注入
が完了した箇所と未完了の箇所との区別がつかなくなっ
てしまう恐れが多分にあるため、このような不都合が生
じてしまうこと無くして補修材の注入完了の有無を確実
に認識可能とし得ることを意図するものである。従っ
て、補修材の注入完了の有無が認識可能であれば、例え
ば、予めまとめて五つの注入穴に注入ノズルを挿入設置
し、その後、該五つの注入穴に注入ノズルを介して順次
補修材を注入するようにしても良い。
【0016】また、本願発明は、注入ノズルを用いた補
修材の注入において、注入ノズルを補修材の注入前にま
とめて補修材注入補助管の内部に挿入設置し、補修材の
注入完了後直ちに注入ノズルの引き抜きもしくは注入ノ
ズルの露出部の切断を行うようにしてなるものでもあ
る。これにより、補修材が未注入の注入穴には注入ノズ
ルが挿入設置されたままであり、補修材の注入が完了し
た注入穴は注入ノズルが引き抜かれて無いか、もしくは
注入ノズルの露出部が切断されて無く、外観上生じる視
覚的変化によって補修材注入有無等の確認が確実に行え
ることとなる。なお、注入ノズルの引き抜きもしくは注
入ノズルの露出部の切断を行う「補修材の注入完了後直
ちに」とは、必ずしも補修材の注入完了後間髪入れずに
注入ノズルの引き抜きもしくは注入ノズルの露出部の切
断を行うことや、一つずつ注入ノズルへの補修材の注入
完了後毎に注入ノズルの引き抜きもしくは注入ノズルの
露出部の切断を行うようにしなければならないことを意
図するものではなく、例えば、予め全ての注入ノズルに
補修材を注入し、後からまとめて該注入ノズルの引き抜
きもしくは該注入ノズルの露出部の切断を行うこととす
ると、補修材の注入中に不意に作業が中断してしまった
場合、作業再開時に補修材の注入が完了した箇所と未完
了の箇所との区別がつかなくなってしまう恐れが多分に
あるため、このような不都合が生じてしまうこと無くし
て補修材の注入完了の有無を確実に認識可能とし得るこ
とを意図するものである。従って、補修材の注入完了の
有無が認識可能であれば、例えば、予めまとめて五つの
注入ノズルを介して補修材を注入し、その後、該五つの
注入ノズルをまとめて引き抜くかもしくは注入ノズルの
露出部の切断を行うようにしても良い。
【0017】また、本願発明は、上記各補修材注入補助
管の外周面に複数の突出片を設けてなるものでもある。
これにより、該補修材注入補助管の外周面に設けた複数
の突出片がコンクリート構造物の注入穴の内部面に係止
されて、無闇に引き抜ける恐れが無くなり、また、該補
修材注入補助管の外周面に接着剤等を塗布するようにす
れば該突出片により多くの接着剤等が確実に塗布され、
コンクリート構造物の注入穴からの引き抜けが防止され
るとともに、該注入穴と該補修材注入補助管の外周面と
の間に空隙が生じることなく封止された状態で補修材注
入補助管の該注入穴への固定が行われることとなる。
【0018】さらに、本願発明は、上記補修材注入補助
管の外周面に螺旋状に突出する係止壁を設け(上記突出
片を連続して螺旋状に設けるようにしても良い)、且
つ、補修材注入補助管の後端口の内部形状を多角形とし
たものでもある。これにより、補修材注入補助管をネジ
のように回転させてコンクリート構造物の注入穴へ挿入
すれば、外周面に螺旋状に突出する係止壁がコンクリー
ト構造物の注入穴の内部面に係止されて、無闇に引き抜
ける恐れが無くなくなるとともに、該補修材注入補助管
の外周面に接着剤等を塗布しなくても、該注入穴と該補
修材注入補助管の外周面との間に空隙が生じることなく
封止された状態で補修材注入補助管の該注入穴への固定
が行われることとなる。
【0019】
【実施例】以下、本願発明の実施例を図面に基づいて説
明する。先ず、コンクリート構造物の基壁(10)の表
面にタイル(14)が埋め込まれた外壁(1)にひび割
れ(2)が生じ、該外壁(1)に対して補修材の挿入を
行う場合の補修作業としては、図1に示すように、ひび
割れが生じた部分の汚れや油分等を取り除く下地処理を
行い、次いで、ひび割れ(2)に沿って補修材注入補助
管(5)の設置位置を適宜決め、該設置個所に補修材を
注入するための注入穴(3・・3)を開け(図1(ロ)
参照)、また、該注入穴(3)以外の残りのひび割れ
(2)部分を剥離性シール材(9)を用いて目止めし、
さらに、該注入穴(3)の内部に筒状をした補修材注入
補助管(5)を該コンクリート構造物の表面から突出せ
ず、且つ、外周に空隙が生じないよう挿入し固定し(図
1(ハ)参照)、その後、該補修材注入補助管(5)よ
り補修器具を用いてエポキシ樹脂等の補修材(4)を注
入し(図1(ニ)参照)、該補修材が硬化した後にシー
ル材を除去することにより行う。
【0020】ここで用いられる補修器具は、上述のとお
りコンクリート構造物に開けた補修材の注入穴(3)内
部に設置可能な筒状をした補修材注入補助管(5)と、
該補修材注入補助管(5)の後端内部に挿入可能な充填
口(16)を有する補修材注入器(6)とからなる。
【0021】また、筒状をした補修材注入補助管として
は、図7(イ)に示すように、補修材注入器(6)の充
填口(16)の挿入が可能な後端口(25a)を有し、
外周面に複数の突出片(15a・・15a)が設けられ
てなる補修材注入補助管(5a)や、図7(ロ)に示す
ように、外周面に螺旋状に突出する係止壁(15b)が
設けられ、且つ、例えば六角形のような多角形をした内
部形状の後端口(25b)を有する補修材注入補助管
(5b)とすると良い。なお、図7(イ)において突出
片(15a)はいぼ状をした小突起体となっているが、
これに限らず壁状をした小突起体としても良い。
【0022】そして、前記補修材注入補助管(5a)を
コンクリート構造物の注入穴(3)内部に挿入固定する
場合は、外周面に接着封止剤等を塗布してから該注入穴
(3)の内部に挿入固定するようにすると良く、これに
より、該突出片(15a)がコンクリート構造物の注入
穴(3)の内部面に係止する働きをして無闇に引き抜け
ることが防止されるとともに、該突出片(15a)に確
実に付着される接着剤等が該注入穴の内部面と該補修材
注入補助管の外周面との間に空隙が生じることを防止し
て確実に挿入固定され、補修材の注入漏れの無い確実な
補修作業を行うことが出来る。なお、接着封止剤として
は、例えば補修材と同種のエポキシ樹脂を用いることが
出来る。
【0023】一方、前記補修材注入補助管(5b)をコ
ンクリート構造物の注入穴(3)内部に挿入固定する場
合、上記補修材注入補助管(5a)と同様に、外周面に
接着封止剤等を塗布してからコンクリート構造物の注入
穴(3)の内部に挿入固定するようにすれば同様の効果
を奏するものとなるが、該補修材注入補助管(5b)
は、外周面に設けられた螺旋状に突出する係止壁(15
b)と後端口(25b)内部形状から、該後端口(25
b)に適合して挿入可能な棒状多角形器具(例えば、い
わゆる六角ねじ回し)を用いてネジのように回転させな
がら押し込めば、該注入穴の内部面と該補修材注入補助
管の外周面との間に空隙が生じること無く、且つ、該係
止壁(15b)がコンクリート構造物の注入穴(3)の
内部面に係止する働きをして無闇に引き抜けること無く
確実に挿入固定され、補修材の注入漏れの無い確実な補
修作業を行うことが出来る。
【0024】なお、上述した補修材注入補助管を用いる
補修方法の場合、補修材(4)の注入後、必要に応じて
補修材注入補助管(5)の後端口よりコンクリート接合
用の細長棒状ピン(図示せず)を挿入するようにしても
良い。
【0025】また、コンクリート構造物の外壁(11)
にひび割れ(2)が生じ、該ひび割れ(2)に補修材の
挿入を行う場合の他の補修方法としては、図2に示すよ
うに、ひび割れが生じた部分の汚れや油分等を取り除く
下地処理を行うとともに補修材注入補助管(5)の設置
位置をひび割れ(2)に沿って適宜決め、次いで、該設
置個所に補修材を注入するための注入穴(3)を開ける
とともに(図2(ロ)参照)、該注入穴(3)以外の残
りのひび割れ部分を剥離性シール材を用いて目止めし
(図示せず)、さらに、該注入穴(3)の内部に筒状を
した補修材注入補助管(5)を該コンクリート構造物の
表面から突出せず、且つ、外周に空隙が生じないよう挿
入し固定するとともに(図2(ハ)参照)、該補修材注
入補助管(5)の後端口内部に挿入される注入部を先端
に有するとともにコンクリート構造物の表面から突出す
る露出部を後端に有する注入ノズル(7)を設置した後
(図2(ニ)参照)、該注入ノズル(7)を介して補修
材注入補助管(5)より補修器具を用いて補修材(4)
を注入し(図2(ホ)参照)、補修材の注入後、該注入
ノズル(7)を引き抜くかもしくはコンクリート構造物
の表面から突出する該注入ノズルの露出部を切断し、そ
の後、該補修材が硬化した後にシール材を除去すること
により行う。
【0026】ここで用いられる補修器具は、上述のとお
りコンクリート構造物に開けた補修材の注入穴(3)内
部に設置可能な筒状をした補修材注入補助管(5)と、
該補修材注入補助管(5)の後端口内部に挿入される注
入部(17)及びコンクリート構造物の表面から突出す
る露出部(27)を有する注入ノズル(7)と(図8
(イ)参照)、該注入ノズル(7)の露出部と嵌着可能
な充填口(16)を有する補修材注入器(6)とからな
る。
【0027】また、注入ノズルは、施工箇所に応じて図
8(ロ)に示すように、該補修材注入補助管(5)の後
端口内部に挿入貫通する長尺の注入部(17′)及びコ
ンクリート構造物の表面から突出する露出部(27)を
有する注入ノズル(7′)とすると良い。
【0028】すなわち、コンクリート構造物の表面壁
(24)にひび割れが生じるとともに基壁(30)と表
面壁(24)との間に浮き(12)が生じ、該ひび割れ
部に補修材の挿入を行うとともに該浮き部(2)に補修
材の挿入とコンクリート接合用ピンの挿入を行う場合に
該注入ノズル(7′)は用いられ、その補修方法として
は、図3に示すように、ひび割れが生じた部分の汚れや
油分等を取り除く下地処理を行うとともに補修材注入補
助管(5)の設置位置をひび割れ部及び浮き部(12)
に応じて適宜決め、次いで、該設置個所に補修材の注入
及びピンの挿入を行うための注入穴(13)を開けると
ともに(図3(ロ)参照)、該注入穴(13)以外のひ
び割れ部分をシール材を用いて目止めし(図示せず)、
さらに、該注入穴(13)の内部に筒状をした補修材注
入補助管(5)を該コンクリート構造物の表面から突出
せず、且つ、外周に空隙が生じないよう挿入し固定する
とともに(図3(ハ)参照)、該補修材注入補助管
(5)の後端口内部に挿入され貫通する長尺の注入部
(17′)を先端に有するとともにコンクリート構造物
の表面から突出する露出部を後端に有する前記注入ノズ
ル(7′)を設置した後(図3(ニ)参照)、該注入ノ
ズル(7′)を介して補修材注入補助管(5)より補修
器具を用いて補修材(4)を注入し(図3(ホ)参
照)、その後、コンクリート構造物の表面から突出する
該注入ノズルの露出部(27)を切断するとともに、該
補修材が硬化した後にシール材を除去することにより行
う。
【0029】ここで用いられる補修器具は、上述のとお
りコンクリート構造物に開けた補修材の注入穴(3)内
部に設置可能な筒状をした補修材注入補助管(5)と、
該補修材注入補助管(5)の後端口内部に挿入され貫通
する長尺の注入部(17′)及びコンクリート構造物の
表面から突出する露出部(27)を有する注入ノズル
(7′)と(図8(ロ)参照)、該注入ノズル(7)の
露出部と嵌着可能な充填口(16)を有する補修材注入
器(6)とからなる
【0030】また、コンクリート構造物の表面壁(2
4)にひび割れが生じるとともに基壁(30)と表面壁
(24)との間に浮き(12)が生じ、該ひび割れ部に
補修材の挿入を行うとともに該浮き部(2)に補修材の
挿入とコンクリート接合用ピンの挿入を行う場合の他の
補修方法としては、図4に示すように、ひび割れが生じ
た部分の汚れや油分等を取り除く下地処理を行うととも
に補修材注入補助管(5)の設置位置をひび割れ部及び
浮き部(12)に応じて適宜決め、次いで、該設置個所
に補修材の注入及びピンの挿入を行うための注入穴(1
3)を開けるとともに(図4(ロ)参照)、該注入穴
(13)以外のひび割れ部分をシール材を用いて目止め
し(図示せず)、さらに、該注入穴(13)の内部に挿
入側端部に細長管状ピン(8)を取り付けた筒状をした
補修材注入補助管(5)を該コンクリート構造物の表面
から突出せず、且つ、外周に空隙が生じないよう挿入し
固定し(図4(ハ)参照)、その後、該補修材注入補助
管(5)より補修器具を用いて補修材(4)を注入し
(図4(ニ)参照)、該補修材が硬化した後にシール材
を除去することにより行う。
【0031】また、注入ノズルを用いて補修材を注入す
る補修方法の際、図5に示すように、注入ノズルを補修
材の注入直前に補修材注入補助管の内部に挿入設置する
ようにする(すなわち、予めまとめて注入穴に注入ノズ
ルを挿入設置しないこととする)と、既述したように、
補修材(4)が未注入の注入穴(3d,3e)には注入
ノズルは挿入設置されずに、補修材の注入が完了した注
入穴(3a,3b)及び補修材注入中の注入穴(3c)
にだけ注入ノズル(7)が挿入設置されて、外観上生じ
る視覚的変化によって補修材注入有無等の確認が確実に
行えることとなる。そして、補修材注入後の注入ノズル
は引き抜くかもしくは露出部を切断することとする。
【0032】また、注入ノズルを用いて補修材を注入す
る補修方法の際、図6に示すように、補修材の注入前に
予めまとめて補修材注入補助管の内部に挿入設置してお
き、補修材注入完了後直ち注入ノズルを引き抜きもしく
は注入ノズルの露出部の切断する(すなわち、補修材注
入完了後にまとめて注入ノズルを引き抜いたりもしくは
注入ノズルの露出部を切断したりしない)ようにする
と、既述したように、補修材が未注入の注入穴(3d,
3e)及び補修材注入中の注入穴(3c)には注入ノズ
ル(7)が挿入設置されたままであり、補修材(4)の
注入が完了した注入穴(3a,3b)は注入ノズルが引
き抜かれて無いか、もしくは注入ノズルの露出部(2
7)が切断されて無く(すなわち、注入ノズルの注入部
だけ注入穴内部に残る)、外観上生じる視覚的変化によ
って補修材注入有無等の確認が確実に行えることとな
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、コンク
リート構造物に開けた補修材の注入穴内部に設置可能な
筒状をした補修材注入補助管を用いることとしたもので
あるので、注入用座金を用いる従来の補修方法に比し
て、補修材を注入する注入用部材(すなわち、補修材注
入補助管)が簡単且つ容易に、極めて小さい範囲で設置
することが出来き、また、壁面にタイル等の装飾材が埋
め込まれることにより窪んだ溝状の目地を有することと
なる施工面であっても、何ら問題なく簡単且つ容易に注
入用部材の設置が可能となる。しかも、該補修材注入補
助管によって細長棒状ピンを注入穴内部に簡単且つ適切
に挿入することが出来ることとなる。
【0034】また、本願発明は、補修材の注入後に注入
用部材及びこれを取り付ける接着シール材を除去すると
言った処理作業が必要ないので、補修作業を簡単に行う
ことが出来るとともに、前記注入用部材及び接着シール
材の除去の際に、誤って前記タイル等の装飾材に不要な
傷を付けてしまう恐れを無くすことが出来る。
【0035】また、本願発明は、前記注入用部材の設置
に際して無駄な建材(すなわち、接着シール材)を要す
ることがないことから、作業に対する人員や工期及び建
材等が少なくて済み、経済的な効果は非常に大きいもの
である。
【0036】また、本願発明は、補修材注入補助管の挿
入側端部に細長管状ピンを取り付けてからこれを注入穴
の内部に挿入固定するようにしたものであるので、補修
材注入補助管の設置と同時に細長管状ピンの挿入が行
え、ピンの挿入忘れを防止することが出来ることとなる
ものである。
【0037】また、本願発明は、補修材注入補助管の内
部に挿入される注入部とコンクリート構造物の表面から
突出する露出部を有する注入ノズルを介して補修材を注
入するようにしたものであるので、補修材注入器の充填
口の径と補修材の注入穴の径とが異なった場合、新たな
補修材注入器を準備しなくても該注入ノズルによりその
径を調整すれば確実に補修材を注入することが出来るこ
ととなる。
【0038】また、この際、注入ノズルの注入部を補修
材注入補助管を挿通する長尺ピン状としたものとすれ
ば、注入ノズルの設置と同時に長尺ピンの挿入が行え、
ピンの挿入忘れを防止することが出来ることとなるもの
である。
【0039】また、本願発明は、上記注入ノズルを用い
た補修材の注入において、注入ノズルを補修材の注入直
前に補修材注入補助管の内部に挿入設置するようにした
り、注入ノズルを補修材の注入前にまとめて補修材注入
補助管の内部に挿入設置し、補修材の注入完了後直ちに
注入ノズルの引き抜きもしくは注入ノズルの露出部の切
断を行うようにしたものであるので、補修材注入有無等
が外観上生じる視覚的変化によって確認することが出
来、補修材等の注入忘れを防止することが出来ることと
なるものである。しかも、補修作業が非常に短期間でか
つ安価に行えることは勿論のこと、実際に作業している
者以外の第三者からも施工状況を容易に確認することが
出来るものであるといえる。
【0040】さらに、本願発明は、補修材注入補助管の
外周面に複数の突出片を設けたり、該外周面に螺旋状に
突出する係止壁を設け(前記突出片を連続して螺旋状に
設けるようにしても良い)、且つ、補修材注入補助管の
後端口の内部形状を多角形としたものであるので、補修
材注入補助管はコンクリート構造物の注入穴から無闇に
引き抜ける恐れなく確実に固定されるともに、注入穴と
補修材注入補助管の外周面との間に空隙が生じることな
く封止された状態で補修材注入補助管の該注入穴への固
定が行われ、補修材の注入が容易且つ確実に成し得られ
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)乃至(ニ)本願発明の補修方法を説明す
る正面概略図。
【図2】(イ)乃至(ホ)本願発明の他の補修方法を説
明する断面概略図。
【図3】(イ)乃至(ホ)本願発明のさらに他の補修方
法を説明する断面概略図。
【図4】(イ)乃至(ニ)本願発明のさらに他の補修方
法を説明する断面概略図。
【図5】注入ノズルを用いた本願発明の補修方法のさら
に他の補修方法を説明する断面概略図。
【図6】注入ノズルを用いた本願発明の補修方法のさら
に他の補修方法を説明する断面概略図。
【図7】本願発明の補修方法で用いる(イ)補修材注入
補助管の拡大斜視図、(ロ)他の補修材注入補助管の拡
大斜視図。
【図8】本願発明の補修方法で用いる(イ)注入ノズル
の拡大斜視図、(ロ)他の注入ノズルの拡大斜視図。
【図9】(イ)乃至(ハ)従来の補修方法を説明する正
面概略図。
【符号の説明】
1・・・外壁 2・・・ひび割れ部 3,13・・・注入穴 4・・・補修材 5(5a,5b)・・・補修材注入補助管 6・・・補修材注入器 7,7′・・・注入ノズル 8・・・細長管状ピン 9・・・剥離性シール材 10,30・・・基壁 11,21,31・・・外壁 12・・・浮き部 15a・・・突出片 15b・・・係止壁 16・・・充填口 17・・・注入部 17′・・・長尺注入部 24・・・表面壁 25a,25b・・・後端口 27・・・露出部 35・・・注入用座金 37・・・注入口 39・・・接着シール材 40・・・目地部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/02 E04F 21/165

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート構造物に補修材を注入するた
    めの注入穴を開け、次いで、筒状をした補修材注入補助
    管を該注入穴の内部に挿入固定し、その後、該補修材注
    入補助管より補修材を注入するコンクリート構造物の補
    修方法において、 外壁のひび割れを生じた部分の汚れを取り除く下地処理
    を行う第一ステップと、 次いで、補修材注入補助管の設置位置に注入穴を決め、
    その他の箇所に剥離性シール材で目止めを行う第二ステ
    ップと、 次いで、前記注入穴の内部に筒状をした補修材注入補助
    管を、該コンクリート構造物の表面から突出せず、且
    つ、外周に隙間が生じないように該注入穴の内部に挿入
    固定する第三ステップと、 該補修材注入補助管の内部に挿入される注入部を先端に
    有すると共に、コンクリート構造物の表面から突出する
    露出部を後端に有する注入ノズルを、補修材の注入直前
    に補修材注入補助管の内部に挿入設置する第四ステップ
    と、 次いで該注入ノズルを介して補修材を注入し、その後、
    補修材注入後に直ちに該注入ノズルを引き抜くか、もし
    くはコンクリート構造物の表面から突出する該注入ノズ
    ルの露出部を切断してなる第五ステップと、 からなることを特徴とするコンクリート構造物の補修方
    法。
  2. 【請求項2】前記補修材注入補助管は、注入穴の内部に
    挿入固定する際に、該補助管外部に接着樹脂材のエポキ
    シ樹脂が塗布されてあることを特徴とする請求項1記載
    のコンクリート構造物の補修方法。
  3. 【請求項3】コンクリート構造物に補修材を注入するた
    めの注入穴を開け、次いで、筒状をした補修材注入補助
    管を該コンクリート構造物の表面から突出せず、且つ、
    外周に空隙が生じないように該注入穴の内部に挿入固定
    し、その後、該補修材注入補助管より補修材を注入する
    コンクリート構造物の補修方法において、 外壁のひび割れを生じた部分の汚れを取り除く下地処理
    を行う第一ステップと、 次いで、補修材注入補助管の設置位置に注入穴を決め、
    その他の箇所に剥離性シール材で目止めを行う第二ステ
    ップと、 次いで、前記注入穴の内部に筒状をした補修材注入補助
    管を、該コンクリート構造物の表面から突出せず、且
    つ、外周に隙間が生じないように該注入穴の内部に挿入
    固定する第三ステップと、 該補修材注入補助管の内部に挿通する長尺ピン状の注入
    部を先端に有すると共に、コンクリート構造物の表面か
    ら突出する露出部を後端に有する注入ノズルを、補修材
    の注入直前に補修材注入補助管の内部に挿入設置する第
    四ステップと、 次いで該注入ノズルを介して補修材を注入し、その後、
    コンクリート構造物の表面から突出する該注入ノズルの
    露出部を切断してなる第五ステップと、 からなることを特徴とするコンクリート構造物の補修方
    法。
  4. 【請求項4】前記補修材注入補助管は、注入穴の内部に
    挿入固定する際に、該補助管外部に接着樹脂材のエポキ
    シ樹脂が塗布されてあることを特徴とする請求項3記載
    のコンクリート構造物の補修方法。
  5. 【請求項5】コンクリート構造物に開けた補修材の注入
    穴内部に設置可能な筒状をした補修材注入補助管と、該
    補修材注入補助管の内部に挿入される注入部とコンクリ
    ート構造物の表面から突出する露出部を有する注入ノズ
    ルと、該注入ノズルの露出部と嵌着可能な充填口を有す
    る補修材注入器とからなるコンクリート構造物の補修器
    具において、前記補修材注入補助管には、挿入側端部へ
    の着脱が可能な細長管状ピンが具備され、前記注入ノズ
    ルの注入部は、補修材注入補助管を挿通する長尺ピン状
    であり、前記補修材注入補助管の外周面には複数の突出
    片、又は螺旋状に突出する係止壁が設けられ、且つ、補
    修材注入補助管の後端口の内部形状が多角形をしたもの
    であることを特徴とするコンクリート構造物の補修器
    具。
JP30499599A 1999-10-27 1999-10-27 コンクリート構造物の補修方法とこれに用いる補修器具 Expired - Fee Related JP3345682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30499599A JP3345682B2 (ja) 1999-10-27 1999-10-27 コンクリート構造物の補修方法とこれに用いる補修器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30499599A JP3345682B2 (ja) 1999-10-27 1999-10-27 コンクリート構造物の補修方法とこれに用いる補修器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001123670A JP2001123670A (ja) 2001-05-08
JP3345682B2 true JP3345682B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=17939821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30499599A Expired - Fee Related JP3345682B2 (ja) 1999-10-27 1999-10-27 コンクリート構造物の補修方法とこれに用いる補修器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3345682B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030071143A (ko) * 2002-02-27 2003-09-03 한일종합실란트 주식회사 관리노선 콘크리트도로의 슬래브 전단 관통균열 파손부급조 복구·복원공법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001123670A (ja) 2001-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050120660A1 (en) Plastic micro packer and construction method using it
JP6587578B2 (ja) コンクリート壁面のひび割れを補修する注入プラグ
KR100677899B1 (ko) 균열보수공법
JP3345682B2 (ja) コンクリート構造物の補修方法とこれに用いる補修器具
JP4364937B1 (ja) コンクリート打ち継ぎ用目地材、及び防水施工方法
JP3958226B2 (ja) ピンニング工法用のアンカーピンおよびこれを用いたピンニング工法
KR102269025B1 (ko) 조적벽체 보수를 위한 장치 및 공법
JP6966964B2 (ja) 既存の鉄筋コンクリート構造物の補強構造及び補強工法
JP6884663B2 (ja) 既設構造物の補修・補強方法
JPH07279315A (ja) プレキャスト構造体のための目地施工方法
JP6711779B2 (ja) 後注入型ロックボルト用定着材注入方法
KR100674370B1 (ko) 콘크리트구조물의 균열보수용 에폭시수지 자동주입장치 및이를 이용한 시공방법
JP2009030260A (ja) モルタル層補修工事用コレット
JP2001164896A (ja) 直打ちコンクリート工法に於けるコンクリート打継部の止水方法
JPH07238690A (ja) モルタル層剥離剥落防止補修壁,その補修工法およびアンカーピン
JPH07180368A (ja) 建造物の外壁補修方法
KR100929441B1 (ko) 균열보수용 패커구조체를 이용한 균열보수공법
JP3379495B2 (ja) コールドジョイントの補修方法
KR100259324B1 (ko) 에폭시수지주입방법
JP2010001644A (ja) クラック誘発目地とそれを固定するネジ、それらを用いたコンクリート構造体のクラック誘発防水構造および方法
JP2000248750A (ja) 後施工アンカー埋設工法および埋設工法用治具
JPS58101971A (ja) 中空パイプ使用によるピンニング工法
JP4312643B2 (ja) ブロック積みトンネル覆工の補強工法およびその構造物
JPH0893239A (ja) ピンニング工法及びピンニング工法用ノズル
JP2009007761A (ja) 湿式材料係止補助具および湿式材料係止工法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees