JP2009030260A - モルタル層補修工事用コレット - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤の注入された接着剤注入用孔に螺軸を挿入した後、その孔から螺軸が押し出されることのないように螺軸を孔に保持するためのコレットを提供する。
【解決手段】モルタル層Mからコンクリート躯体Kに亘って明けた接着剤注入用孔12から接着剤14を注入してモルタル層Mの剥離隙間Gに浸透させると共に、孔12にモルタル層Mとコンクリート躯体Kをつなぐ螺軸10を挿入するモルタル層補修工事にあたり、螺軸10を孔12内に保持するのに使用するコレット1は、螺軸10に螺嵌可能で、外径が孔12の内径より小さい取付用筒部2と、この筒部2の一端部から漸次径大に一体形成され、径大端部側の外径が孔2の内径より大きいコレット本体3とからなり、接着剤注入用孔12に挿入された螺軸10の外端部に取付用筒部2を螺嵌した状態で、コレット本体3を孔12の入口側で縮径させて孔12内周面に圧接固定するようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンクリート建物のコンクリート躯体の表面に形成されている例えばタイル張り用のモルタル層がコンクリート躯体から剥離して、躯体表面との間に剥離隙間ができている場合、その隙間に接着剤を注入するようなモルタル層補修工事に使用するコレットに関するものである。
図10は従来より行なわれているタイル張りモルタル層補修工事の手順を示している。この図において、Kはコンクリート躯体、MはタイルTが張り付けられたタイル下地としてのモルタル層であり、Gは(a) 及び(b) に示すようにモルタル層Mがコンクリート躯体Kから剥離してコンクリート躯体Kの表面との間に生じた剥離隙間である。
このモルタル層補修工事にあたっては、先ず、(b) に示すように、隣り合うタイルT,T間の目地部でドリル(図示せず)によりモルタル層Mからコンクリート躯体Kに亘って所要長さの接着剤注入用孔12を明ける。次いで、(c) に示すように、接着剤注入機13のノズル13aを接着剤注入用孔12の入口部に突入させて、コンクリート用接着剤、例えばエポキシ系の接着剤14を所要の圧力で加圧注入し、図示のようにコンクリート躯体Kとモルタル層Mとの間の剥離隙間Gに浸透させる。この後、外周面にネジが切ってある螺軸10を、接着剤14の注入された孔12内に手作業で挿入して、(d) に示すように、モルタル層M側とコンクリート躯体K側とに亘るようにする。
上記のようなモルタル層補修工事において、図10の(d) に示すように接着剤14の注入された孔12内に螺軸10を挿入した後、接着剤14がある程度固化するまで、そのままの状態にしておくわけであるが、その際に、接着剤注入用孔12の内部圧力によって螺軸10が(e) に示すように孔12の入口部から押し出されて突出し、そのまま接着剤14が固まってしまうことによって、螺軸10は、タイルTの表面側に不要な突起物を形成するだけでなく、モルタル層Mとコンクリート躯体Kとのつなぎの役割をしなくなるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、接着剤14の注入された接着剤注入用孔12に螺軸10を挿入した後、その孔12から螺軸10が押し出されることのないように、螺軸10を接着剤注入用孔12に保持するためのコレット1を提供することを目的とする。更に本発明の目的は、上記のようなモルタル層補修工事において、接着剤注入用孔12に螺軸10が挿入されない場合には、その孔12の入口を閉栓して接着剤14が孔12の入口から流出しないようにするためのコレット11を提供することにある。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、コンクリート躯体Kの表面に形成されたモルタル層Mからコンクリート躯体Kに亘って明けた接着剤注入用孔12からコンクリート用接着剤14を注入してモルタル層Mの剥離隙間Gに浸透させるようにすると共に、その孔12にモルタル層Mとコンクリート躯体Kとをつなぐ螺軸10を挿入するモルタル層補修工事にあたり、螺軸10を前記孔12内に保持するのに使用するコレット1であって、このコレット1は、螺軸10に螺嵌可能で、外径が前記孔12の内径より小さい取付用筒部2と、この筒部2の一端部から漸次径大に一体形成されていて、径大端部側の外径が前記孔2の内径より大きいスカート状の割溝3a付きコレット本体3とからなるもので、前記孔12に挿入された螺軸10の外端部に取付用筒部2を螺嵌した状態で、コレット本体3を前記孔12の入口側で縮径させて孔12内周面に圧接固定するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、コンクリート躯体Kの表面に形成されたモルタル層Mからコンクリート躯体Kに亘って明けた接着剤注入用孔12からコンクリート用接着剤14を注入してモルタル層Mの剥離隙間Gに浸透させるようにするモルタル層補修工事にあたって、前記孔12の入口を閉栓するのに使用するコレット11であって、このコレット11は、外径が前記孔12の内径より小さい基軸部4と、この基軸部4の一端部から漸次径大に一体形成されていて、径大端部側の外径が前記孔12の内径より大きいスカート状の割溝3a付きコレット本体3とからなるもので、前記孔12内に基軸部4を挿入し、コレット本体3を前記孔12の入口側で縮径させて孔12内周面に圧接固定するようにしたことを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載のモルタル層補修工事用コレット1,11において、コレット本体3の外周面には滑り止め部7を形成してなることを特徴とする。
請求項4は、請求項3に記載のモルタル層補修工事用コレット1,11において、コレット本体3外周面の滑り止め部7は、夫々コレット本体3の周方向に延びる凸条部5と凹条部6とを軸方向に交互に形成したものからなることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載のモルタル層補修工事用コレット1,11において、コレット1,11が合成樹脂によって一体成形されたものからなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明のコレット1によれば、使用にあたって、取付用筒部2を螺軸10の一端部に螺嵌し、この状態で螺軸10をその他端部側から、接着剤14の注入された接着剤注入用孔12に押し込めば、スカート状の割溝3a付きコレット本体3が孔12の入口部のところで縮径して、コレット本体3の径大端部側が孔12の内周面に圧接するから、極めて簡単な操作で螺軸10を接着剤注入用孔12内に保持固定させることができる。
請求項2に係る発明のコレット11によれば、接着剤14の注入された接着剤注入用孔12内に基軸部4側から押し込むだけで、スカート状の割溝3a付きコレット本体3が孔12の入口のところで縮径して、コレット本体3の径大端部側が孔12の内周面に圧接するから、極めて簡単な操作で接着剤14の注入された孔12の入口を迅速に閉栓することができる。
請求項3に係る発明のコレット1,11によれば、コレット本体3の外周面に滑り止め部7が形成してあるから、コレット本体3の径大端部側が孔12の内周面に圧接する時に滑りを生ぜず、孔12の入口部を的確に閉栓することができる。
請求項4に係る発明のコレット1,11によれば、滑り止め部7は、夫々コレット本体3の周方向に延びる凸条部5と凹条部6とを軸方向に交互に形成したものからなるため、構造が簡単で、接着剤注入用孔12の内周面でのコレット本体径大端部側の滑りを有効に阻止することができる。
請求項5に係る発明のコレット1,11によれば、コレット1,11を合成樹脂によって一体成形した場合には、製作コストを著しく安くできると共に、軽量で取付作業、持ち運び、保管に有利である。
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) は本発明に係るコレット1の拡大正面図、(b) は(a) の左側面図、図2はコレット1の拡大縦断面図、図3の(a) はコレット1のスカート状コレット本体を縮径させた状態での正面図、(b) は(a) の左側面図であり、図4はタイル張りされた建物外壁の一部拡大正面図である。図5の(a) 〜(d) は本発明に係るコレット1の使用によるタイル張りモルタル層補修工事の手順を説明する説明図である。このコレット1は、螺軸10に螺嵌可能で、外径が接着剤注入用孔12の内径より小さい円筒状の取付用筒部2と、この取付用筒部2の一端部から漸次径大に一体形成されていて、径大端部側の外径が接着剤注入用孔12の内径より大きいスカート状の割溝3a付きコレット本体3とからなるもので、接着剤注入用孔12に挿入された螺軸10の外端部に取付用筒部2を螺嵌した状態で、コレット本体3を接着剤注入用孔12の入口側で縮径させて孔12の内周面に圧接固定するようにしている。
本発明に係るコレット1の構造についてさらに詳しく説明すれば、このコレット1は、合成樹脂、例えばエポキシ樹脂によって一体成形されたもので、円筒状取付用筒部2の内周面には螺軸10の雄ねじ部10aに螺合可能な雌ねじ部2aが形成されている。そしてスカート状のコレット本体3は、一端部の外径が取付用筒部2の外径と同じで、他端部の外径が接着剤注入用孔12の内径よりも大きく形成され、そして周方向一定間隔おきに、例えば90°間隔おきに設けられた4つの割溝3aによって縮径可能となっている。またコレット本体3は、コレット本体3の外周面側に周方向に延びる凸条部5と凹条部6とを軸方向に交互に形成したものからなる滑り止め7を有する。
このコレット1の寸法を参考までに示せば、取付用筒部2の外径は5mm、内径は3.3mmで、内周面にはM4の雌ねじ2aが切ってあり、また取付用筒部2の軸方向長さは3mmである。スカート状コレット本体3の径大側端部の外径は7mm、径小側端部の内径は4mmであり、またコレット本体3が縮径した時の径大側端部の外径は5.6mmである。そして、図5に示すようにモルタル層Mからコンクリート躯体Kに亘って明けられる接着剤注入用孔12の内径は5.3mmである。また螺軸10の外径は4mmで、外周面にはM4の雄ねじ10aが切ってある。
タイル張りされた建物外壁の一部拡大正面図である図4において、8及び9はタイルT,Tどうし間に形成される縦目地及び横目地である。
次に、上記のように構成されるコレット1の使用によるタイル張りモルタル層補修工事の手順を図4及び図5を参照しながら説明すると、先ず、図4に示すように縦目地8と横目地9とが交差する箇所の所要の箇所において、ドリル(図示せず)でりモルタル層Mからコンクリート躯体Kに亘って所要長さの接着剤注入用孔12を明け、そして図5の(a) に示すように、接着剤注入機13のノズル13aを接着剤注入用孔12の入口部に突入させて、コンクリート用接着剤、例えばエポキシ系接着剤14を所要の圧力で加圧注入し、図示のようにコンクリート躯体Kとモルタル層Mとの間の剥離隙間Gに浸透させる。
こうして各接着剤注入用孔12にコンクリート用接着剤14を注入して剥離隙間Gに浸透させた後、接着剤14の注入された孔12内に螺軸10を挿入するわけであるが、この螺軸10の挿入に先立って、図5の(b) に示すように、螺軸10の一端部(後端部)にコレット1の取付用筒部2を螺嵌し、この状態で螺軸10をその他端部(先端部)側から、接着剤14の注入された接着剤注入用孔12内に挿入し、(c) に示すようにコレット1のコレット本体3を接着剤注入用孔12の入口側で縮径させることにより、コレット本体3の弾性反発力でコレット本体3を接着剤注入用孔12内の入口部で圧接固定し、 これによって螺軸10を接着剤注入用孔12内に保持し、(c) に示す状態とする。尚、コレット1は、接着剤14が硬化するまで、螺軸10を孔12内に保持固定しておけばよい。
上記のように螺軸10の後端部に取付用筒部2を取り付けたコレット1のコレット本体3を縮径させて接着剤注入用孔12内の入口部内周面に圧接固定することにより、螺軸10は接着剤14の注入された接着剤注入用孔12内に固定されるから、内部圧力によって螺軸10が接着剤注入用孔12から押し出されるようなことがなくなり、接着剤14が硬化するまで接着剤注入用孔12内に保持されたままの状態となる。これにより、螺軸10は、モルタル層Mとコンクリート躯体Kとのつなぎの役割を十分に果たすことができる。そして、接着剤14が固まったならば、図5の(d) に示すように縦目地8、横目地9及びその交差部に目地塞ぎ用のコーキング材15を装填し、これによってタイル張りモルタル層補修工事が終了する。
このコレット1は、使用にあたって、取付用筒部2を螺軸10の一端部に螺嵌し、この状態で螺軸10をその他端部側から、接着剤14の注入された接着剤注入用孔12に押し込めば、スカート状の割溝3a付きコレット本体3が孔12の入口のところで縮径して、コレット本体3の径大端部側が孔12の内周面に圧接するから、極めて簡単な操作で螺軸10を接着剤注入用孔12内に保持固定させることができる。
このコレット1の使用において、コレット本体3の外周面に滑り止め部7が形成してあるから、コレット本体3の径大端部側が孔12の内周面に圧接する時に滑りを生ずることがなく、螺軸10を接着剤注入用孔12内に的確に保持固定することができる。この実施形態では、滑り止め部7は、夫々コレット本体3の周方向に延びる凸条部5と凹条部6を軸方向に交互に形成したものからなるが、これに限らず、他の構成としてもよい。但し、実施形態のような凸条部5と凹条部6からなるものとすれば、構造が簡単で、接着剤注入用孔12の内周面でのコレット本体径大端部側の滑りを有効に阻止することができる。
また、このコレット1は、合成樹脂による成形に限るものではなく、ステンレス等の金属材によって一体形成することもできるが、合成樹脂によって一体成形すれば、製作コストを著しく安くできると共に、軽量で取付作業、持ち運び、保管に有利である。
図6〜図8は本発明に係る他のコレット11を示すもので、図6の(a) はコレット11の拡大正面図、(b) は(a) の左側面図、図7はコレット11の拡大縦断面図、図8の(a) はコレット11のスカート状コレット本体を縮径させた状態での正面図、(b) は(a) の左側面図であり、図9の(a) 〜(d) はコレット11の使用によるタイル張りモルタル層補修工事の手順を説明する図5と同様な説明図である。このコレット11は、外径が接着剤注入用孔12の内径より小さい基軸部4と、この基軸部4の一端部から漸次径大に一体形成されていて、径大端部側の外径が接着剤注入用孔12の内径より大きいスカート状の割溝3a付きコレット本体3とからなるもので、接着剤注入用孔12内に基軸部4を挿入し、コレット本体3を接着剤注入用孔12の入口側で縮径させて孔12の内周面に圧接固定するようにしている。
このコレット11も、前記コレット1と同じように、エポキシ樹脂によって一体成形されたもので、コレット本体3については、コレット1のコレット本体3と全く同じ構造であるから、構成部材には同一番号を付して、その説明を省略する。基軸部4は、コレット1の取付用筒部2の内部が閉塞された構造で、図示のような短円柱状体からなる。
上記コレット11の使用によるタイル張りモルタル層補修工事の手順を図9を参照して説明すると、先ず、図4に示すように縦目地8と横目地9とが交差する箇所でりモルタル層Mからコンクリート躯体Kに亘って所要長さの接着剤注入用孔12を明け、そして図9の(a) に示すように、接着剤注入機13のノズル13aを接着剤注入用孔12の入口部に突入させて、コンクリート用接着剤14を所要の圧力で加圧注入し、同(a) に示すようにコンクリート躯体Kとモルタル層Mとの間の剥離隙間Gに浸透させる。
こうして各接着剤注入用孔12にコンクリート用接着剤14を注入して剥離隙間Gに浸透させ、接着剤14が接着剤注入用孔12の入口部を残しほぼ一杯に充填されたならば、図9の(b) に示すように、接着剤注入用孔12の入口部にコレット11をその基軸部4から押し込んで、スカート状の割溝3a付きコレット本体3を孔12の入口部のところで縮径させることにより、このコレット本体3の弾性反発力でコレット本体3の径大端部側を孔12の内周面に圧接固定し、(c) に示すような状態とする。
上記のようにコレット11のコレット本体3を縮径させて接着剤注入用孔12内の入口部内周面に圧接固定することにより、孔12の入口を閉栓して接着剤14の外部流出を的確に阻止することができる。こうして接着剤注入用孔12の入口を閉栓したならば、図5の(d) に示すように縦目地8、横目地9及びその交差部に目地塞ぎ用の目地材もしくはコーキング材15を装填し、タイル張りモルタル層補修工事を終了する。
このコレット11は、接着剤14の注入された接着剤注入用孔12内に基軸部4側から押し込めば、スカート状の割溝3a付きコレット本体3が孔12の入口のところで縮径して、コレット本体3の径大端部側が孔12の内周面に圧接するから、極めて簡単な操作で接着剤14の注入された孔12の入口を迅速に閉栓することができる。
上記のようなコレット11の使用において、コレット本体3の外周面に滑り止め部7が形成してあるから、コレット本体3の径大端部側が孔12の内周面に圧接する時に滑りを生ぜず、孔12の入口部を的確に閉栓することができる。
このコレット11も、合成樹脂による成形に限るものではなく、ステンレス等の金属材によって一体形成することもできる。ただし、合成樹脂によって一体成形すれば、製作コストを著しく安くできると共に、軽量で取付作業、持ち運び、保管に有利である。
(a) は本発明のコレットの拡大正面図、(b) は(a) の左側面図である。 同コレットの拡大縦断面図である。 (a) は同コレットのスカート状コレット本体を縮径させた状態での正面図、(b) は(a) の左側面図である。 タイル張りされた建物外壁の一部拡大正面図である。 (a) 〜(d) は同上のコレットの使用によるタイル張りモルタル層補修工事の手順を説明する説明図である。 (a) は本発明の他のコレットを示す拡大正面図、(b) は(a) の左側面図である。 同コレットの拡大縦断面図である。 (a) は同コレットのスカート状コレット本体を縮径させた状態での正面図、(b) は(a) の左側面図である。 (a) 〜(d) は同コレットの使用によるタイル張りモルタル層補修工事の手順を説明する図5と同様な説明図である。 従来行なわれているタイル張りモルタル層補修工事の手順を示す説明図である。
符号の説明
K コンクリート躯体
M モルタル層
1,11 コレット
2 取付用筒部
3 コレット本体
3a 割溝
4 基軸部
5 凸条部
6 凹条部
7 滑り止め部
10 螺軸
12 接着剤注入用孔
14 コンクリート用接着剤

Claims (5)

  1. コンクリート躯体の表面に形成されたモルタル層からコンクリート躯体に亘って明けた接着剤注入用孔からコンクリート用接着剤を注入してモルタル層の剥離隙間に浸透させるようにすると共に、その孔にモルタル層とコンクリート躯体とをつなぐ螺軸を挿入するモルタル層補修工事にあたり、螺軸を前記孔内に保持するのに使用するコレットであって、このコレットは、螺軸に螺嵌可能で、外径が前記孔の内径より小さい取付用筒部と、この筒部の一端部から漸次径大に一体形成されていて、径大端部側の外径が前記孔の内径より大きいスカート状の割溝付きコレット本体とからなるもので、前記孔に挿入された螺軸の外端部に取付用筒部を螺嵌した状態で、コレット本体を前記孔の入口側で縮径させて孔内周面に圧接固定するようにしたことを特徴とするモルタル層補修工事用コレット。
  2. コンクリート躯体の表面に形成されたモルタル層からコンクリート躯体に亘って明けた接着剤注入用孔からコンクリート用接着剤を注入してモルタル層の剥離隙間に浸透させるようにするモルタル層補修工事にあたって、前記孔の入口を閉栓するのに使用するコレットであって、このコレットは、外径が前記孔の内径より小さい基軸部と、この基軸部の一端部から漸次径大に一体形成されていて、径大端部側の外径が前記孔の内径より大きいスカート状の割溝付きコレット本体とからなるもので、前記孔内に基軸部を挿入し、コレット本体を前記孔の入口側で縮径させて孔内周面に圧接固定するようにしたことを特徴とするモルタル層補修工事用コレット。
  3. コレット本体の外周面には滑り止め部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のモルタル層補修工事用コレット。
  4. コレット本体外周面の滑り止め部は、夫々コレット本体の周方向に延びる凸条部と凹条部とを軸方向に交互に形成したものからなることを特徴とする請求項3に記載のモルタル層補修工事用コレット。
  5. コレットが合成樹脂によって一体成形されたものからなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のモルタル層補修工事用コレット。
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