JP2017008631A - タイルの補修方法及び注入剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工性を向上するタイルの補修方法及び注入剤を提供する。【解決手段】本発明のタイルの補修方法は、接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有する注入剤を準備する工程と、接着部材(13)が下地壁(12)から浮いた状態において、タイル(14)の周囲に形成された目地に接着部材(13)を貫通する孔部(15)を形成する工程と、同重量の第1剤と第2剤とを混合し、混合した注入剤(11)を孔部(15)に注入することにより、下地壁(12)と接着部材(13)とを接着する工程とを備えている。準備する工程は、接着する工程において、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製する工程を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、タイルの補修方法及び注入剤に関し、より特定的には、下地壁上に接着部材を介して配置されたタイルの補修方法及び当該タイルの補修方法に用いられる注入剤に関する。
下地壁上に接着部材等を介してタイルが配置された建物の外壁、内壁、床などにおいては、経年による劣化などで、下地壁と接着部材との接着力が低下し、下地壁から接着部材が剥離することによりタイルの浮きが発生することがある。タイルの浮きが生じると、タイルが落下する危険性があるので、タイルの浮きを補修する必要がある。
このようなタイルの補修方法として、特開平5−18324号公報(特許文献1)などに開示されているように、浮きが発生した部分に、主剤成分及び硬化剤成分の二液型のエポキシ樹脂組成物を注入する方法が挙げられる。この特許文献1には、主剤成分660gと硬化剤成分330gとを混合してエポキシ樹脂組成物を得、これを20℃で40分放置後グリスガンに充填し、グリスガンによりエポキシ樹脂組成物50gを注入することが開示されている。
特開平5−18324号公報
しかしながら、上記特許文献1では、エポキシ樹脂組成物の所定の性能が得られない場合があることを本発明者は初めて明らかにした。この場合、下地壁と接着部材とを接着することができないので、タイルの浮きを補修することができない。このため、所定の性能を有するエポキシ樹脂組成物を注入して、下地壁と接着部材との接着をやり直す必要があり、施工性が悪いという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑み、施工性を向上するタイルの補修方法及び注入剤を提供することを課題とした。
上記特許文献1においてエポキシ樹脂組成物の所定の性能が得られないという問題は、タイルの補修をする施工現場において、所定量の主剤成分と所定量の硬化剤成分とを混合する際の計量ミスに起因していることに本発明者は着目した。そこで、本発明者は、施工現場において主剤成分と硬化剤成分との計量ミスを防止する手段を鋭意検討した結果、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の一の局面におけるタイルの補修方法は、下地壁上に接着部材を介して配置されたタイルの補修方法であって、接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有する注入剤を準備する工程と、接着部材が下地壁から浮いた状態において、タイルの周囲に形成された目地に接着部材を貫通する孔部を形成する工程と、同重量の第1剤と第2剤とを混合し、混合した注入剤を孔部に注入することにより、下地壁と接着部材とを接着する工程とを備え、準備する工程は、接着する工程において同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製する工程を有している。
本発明の注入剤は、下地壁上に接着部材を介して配置されたタイルの補修に用いられ、接着部材が下地壁から浮いた状態で、接着部材に形成された孔部から注入され、下地壁と接着部材とを接着する注入剤であって、接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有し、同重量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製されている。
本発明の一の局面におけるタイルの補修方法及び注入剤によれば、第1剤及び第2剤の少なくとも一方に揺変性付与剤を含有し、同重量の第1剤及び第2剤を混合すると、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように予め調製されている。このため、タイルの補修をする施工現場において、第1剤と第2剤とを同重量計量すればよいので、第1剤と第2剤とを取り違えたとしても、混合後の注入剤は、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になる。これにより、混合後の注入剤は所定の性能を有するので、この注入剤を下地壁と接着部材との間に注入することで、タイルの浮きを補修することができる。したがって、施工性を向上することができる。
また、本発明者は、上記特許文献1においてエポキシ樹脂組成物の所定の性能が得られないという問題は、タイルの補修をする施工現場において、主剤成分と硬化剤成分とを混合してから所定時間経過していることに起因していることを見出した。主剤成分と硬化剤成分とが混合されると硬化が始まり、時間が経過すると、注入剤の接着能力が低下し、所定の性能が得られなくなる。そこで、本発明者は、注入前に主剤成分と硬化剤成分とが反応し、注入剤が硬化することを抑制する手段を鋭意検討した結果、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の他の局面におけるタイルの補修方法は、下地壁上に接着部材を介して配置されたタイルの補修方法であって、接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有する注入剤を準備する工程と、接着部材が下地壁から浮いた状態において、タイルの周囲に形成された目地に接着部材を貫通する孔部を形成する工程と、第1剤と第2剤とを混合しながら孔部に注入することにより、下地壁と接着部材とを接着する工程とを備えている。
また、本発明の一の局面におけるタイルの補修方法において好ましくは、接着する工程では、第1剤と第2剤とを混合しながら孔部に注入する。
これにより、注入すべき孔部の直前で第1剤と第2剤とを混合することができるので、孔部への注入直前まで注入剤の硬化を抑制できる。このため、注入剤は所定の性能を有するので、この注入剤を下地壁と接着部材との間に注入することで、タイルの浮きを補修することができる。したがって、施工性をより向上することができる。
本発明の一の局面及び他の局面におけるタイルの補修方法において好ましくは、準備する工程は、第1剤の粘度と第2剤の粘度とが同じになるように第1剤及び第2剤を調製する工程をさらに有している。
これにより、施工現場において第1剤と第2剤とを容易に混合することができるので、施工性をより向上することができる。
本発明の一の局面及び他の局面におけるタイルの補修方法において好ましくは、準備する工程は、接着する工程において、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときにTi値が6.5以上8.0以下になるように、第1剤及び第2剤を調製する工程をさらに有している。
これにより、注入剤を孔部に注入した後に、注入剤のタレを抑制できる。このため、下地壁と接着部材との間の接着性を向上できるので、施工性をより向上することができる。
本発明のタイルの補修方法及び注入剤によれば、施工性を向上することができる。
本発明の実施の形態におけるタイルの補修方法を実施した状態を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態において補修するタイルを概略的に示す断面図である。 実施例1において孔部に注入された注入剤1〜4を示す図であり、(A)は注入剤1であり、(B)は注入剤2であり、(C)は注入剤3である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態のタイルの補修方法及び注入剤について説明する。
まず、本発明の実施の形態における注入剤について説明する。図1に示すように、注入剤11は、下地壁12上に接着部材13を介して配置されたタイル14の補修に用いられ、接着部材13が下地壁12から浮いた状態で、接着部材13に形成された孔部15から注入され、下地壁12と接着部材13とを接着する。
注入剤11は、接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含んでおり、さらに他の成分を含有してもよいが、第1剤と第2剤とからなることが好ましい。第1剤及び第2剤の少なくとも一方は揺変性付与剤をさらに含有しており、第1剤及び第2剤が揺変性付与剤を含有していることが好ましい。同重量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製されている。なお、第1剤及び第2剤は、使用直前に混合される。
ここで、「同重量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製されている」の「同重量」とは、タイルの補修をする施工現場において、第1剤と第2剤とを計量したときに同程度とみなせる量を意味し、施工現場における計量誤差を含む。つまり、「同重量」とは、第1剤の重量と第2剤の重量とが完全に同じである場合と、第1剤の重量と第2剤の重量との差がある場合(第1剤の重量:第2剤の重量=1.0:1.2〜1.2:1.0)とを含む。ただし、第2剤中の硬化剤成分は、第1剤中の接着剤成分がすべて反応できる重量以上であることが好ましい。
また、「所定の割合」とは、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが注入剤として機能する割合を意味し、注入剤として最適な配合になる割合であることが好ましい。
第1剤は、下地壁12と接着部材13との接着をする接着剤成分を含有している。接着剤成分は、特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂、ビスフェノールAなどを用いることができる。第1剤は、揺変性付与剤、添加剤などをさらに含有していてもよく、接着剤成分と揺変性付与剤と添加剤とからなることが好ましい。
第2剤は、接着剤成分を硬化する硬化剤成分を含有している。硬化剤成分は、特に限定されないが、例えば脂肪族アミンなどを用いることができる。第2剤は、揺変性付与剤、添加剤などをさらに含有していてもよく、硬化剤成分と揺変性付与剤と添加剤とからなることが好ましい。
揺変性付与剤は、注入剤11のタレを抑制するための粘度調整剤である。本実施の形態では、鉛直方向に延びる下地壁12と、タイル14と接着した接着部材13との隙間16に注入剤11を配置するので、注入剤11を注入した状態で、鉛直方向下方に注入剤11がたれることを抑制するために、注入剤11に揺変性付与剤を含有させて、粘度を高めている。揺変性付与剤は、特に限定されないが、例えばシリカ粉末などを用いることができる。
混合後の注入剤11は、JIS Z8803に準拠して、回転数を2rpmとして測定した時に、99Pa・s以上の粘度を有していることが好ましく、137Pa・s以上の粘度を有していることがより好ましい。
また、第1剤の粘度と、第2剤の粘度とは、同じである。「粘度が同じ」とは、タイルの補修をする施工現場において、第1剤と第2剤とを容易に混合できる程度の範疇を含む。つまり、「粘度が同じ」とは、第1剤の粘度と第2剤の粘度とが完全に同じである場合と、第1剤の粘度と第2剤の粘度との差が25Pa・s以下である場合とを含む。なお、この場合の粘度は、JIS Z8803に準拠して、回転数を20rpmとして測定した時の値である。
第1剤と第2剤とが混合された注入剤11のTi値は、6.5以上8.0以下であることが好ましく、6.9以上7.6以下であることがより好ましく、7.2以上7.6以下であることがより一層好ましい。Ti値が6.5以上であると、注入剤11を注入した状態で、鉛直方向下方に注入剤11がたれることを抑制でき、7.2以上であると、注入剤11がたれることをより抑制できる。Ti値が8.0以下であると、第1剤と第2剤との混合が容易であり、7.6以下であると、第1剤と第2剤との混合がより容易である。
ここで、Ti値は、JIS Z8803に準拠して、回転数を2rpm及び20rpmとして測定される粘度に基づいて、(2rpmの粘度/20rpmの粘度)の式から求められる値である。
添加剤は、同重量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製されるために、第1剤及び第2剤の少なくとも一方に必要に応じてさらに含有される。添加剤は、特に限定されないが、例えばレオロジーコントロール剤などを用いることができる。
続いて、図1及び図2を参照して、本実施の形態のタイルの補修方法について説明する。本実施の形態のタイルの補修方法は、図1及び図2に示すように、下地壁12上に接着部材13を介して配置されたタイル14の補修方法である。なお、下地壁12は、例えばセメント板などであり、接着部材13は、例えばモルタルなどであり、タイル14は、例えばレンガ、瓦、石などである。
まず、接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有する注入剤11を準備する。この工程では、後述する下地壁12と接着部材13とを接着する工程において、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製する。この工程では、施工現場で下地壁12と接着部材13とを接着する工程に先立って、調製した第1剤と第2剤とを容器にそれぞれ充填する。
この準備する工程では、上述した混合前の注入剤11を準備する。具体的には、この準備する工程では、第1剤の粘度と第2剤の粘度とが同じになるように、第1剤及び第2剤を調製する。また、この準備する工程では、後述する下地壁12と接着部材13とを接着する工程において、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、Ti値が6.5以上8.0以下、好ましくは6.9以上7.6以下、より好ましくは7.2以上7.6以下になるように、第1剤及び第2剤を調製する。
次に、図2に示すように、タイル14の浮きが生じている部分、つまり、接着部材13が下地壁12から浮いて、下地壁12と接着部材13との間に発生した隙間16の位置を確認する。
次に、接着部材13が下地壁12から浮いた状態において、タイル14の周囲に形成された目地に接着部材13を貫通する孔部15を形成する。目地に目地材17が充填されている場合には、目地材17及び接着部材13を貫通する孔部15を形成する。
次に、図1及び図2に示すように、同重量の第1剤と第2剤とを混合し、混合した注入剤11を孔部15に注入することにより、下地壁12と接着部材13とを接着する。この工程では、孔部15を介して、下地壁12と接着部材13との隙間16に注入剤11を配置する。
この工程では、例えば、以下のように実施する。具体的には、予め準備した注入剤の第1剤と第2剤とを同量混合する。より具体的には、第1剤が充填された容器から所定量を計量し、第2剤が充填された容器から所定量を計量し、互いに混合する。所定量とは、同じ重量である。また、第1剤の粘度と第2剤の粘度とが同じであると、第1剤と第2剤とを容易に混合できる。これにより、注入剤11を作製できる。なお、第1剤と第2剤との混合は、注入する直前に実施する。このように混合した注入剤11に所定の圧力を加えて、孔部15から注入する。注入剤11の注入方法は、特に限定されないが、例えばグリスガン18などを用いる。
また、別の注入方法として、以下のように、第1剤と第2剤とを混合しながら孔部15に注入してもよい。具体的には、第1剤供給部と、第2剤供給部と、混合部とを備える注入部材を用いて行う。第1剤供給部は、一端側から第1剤が供給されて第1剤の流路を形成する。第2剤供給部は、一端側から第2剤が供給されて第2剤の流路を形成する。混合部は、第1剤供給部の他端と第2剤供給部の他端とが連結されて、第1剤供給部からの第1剤と第2剤供給部からの第2剤とが混合される。混合部の先端には、第1剤と第2剤とが混合された注入剤11を孔部15に注入する注入口が形成されている。このような注入部材として、例えばスタティックガン(図示せず)などを用いることができる。注入部材の第1剤供給部に供給する第1剤の重量と、第2剤供給部に供給する第2剤の重量とを同じにし、第1及び第2剤に所定の圧力を加えて混合部に移動し、混合部で第1剤と第2剤とが混合されて、混合された注入剤を注入口から隙間16に排出する。
図1に示すように、下地壁12と接着部材13との隙間16に注入剤11を注入すると、隙間16に注入剤11が配置される。この注入剤11は、第1剤と第2剤とが混合されることで、接着剤成分と硬化剤成分とが所定割合になるので、この注入剤11が硬化することで、下地壁12と接着部材13とを接着することができる。
この工程において、第1剤と第2剤とが混合されて、揺変付与剤が所定割合になるので、下地壁12が水平方向から交差する方向(例えば鉛直方向)に延びている場合であっても、鉛直方向下方への注入剤11のタレを抑制できる。特に、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときにTi値が6.5以上8.0以下になるように、第1剤及び第2剤を調製された注入剤11を準備した場合には、注入剤11のタレを効果的に抑制できるとともに、第1剤と第2剤との混合が容易である。
次に、注入剤11が注入された孔部15を目地材17で埋める。なお、この工程は、省略されてもよい。
以上の工程を実施することにより、注入剤11によって、下地壁12とタイル14の接着部材13とを接着することができるので、浮きが生じたタイル14を補修できる。
以上説明したように、本実施の形態のタイルの補修方法及び注入剤11は、下地壁12と接着部材13とを接着する工程に先立って、第1剤及び第2剤の少なくとも一方に揺変性付与剤を含有し、同重量の第1剤及び第2剤を混合すると、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように注入剤11を調製している。換言すると、同量の第1剤と第2剤とを混合すると、注入剤としての性能を満たす配合になるように予め第1剤及び第2剤を調製している。このため、タイルの補修をする施工現場において、第1剤と第2剤とを同重量計量すればよいので、第1剤と第2剤とを取り違えたとしても、混合後の注入剤11は、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になる。これにより、混合された注入剤11は、所定の性能を安定的に得ることができる。この注入剤11を下地壁12と接着部材13との隙間16に注入することで、タイル14の浮きを補修することができる。したがって、施工性を向上することができる。
また、本実施の形態のタイルの補修方法は、第1剤と第2剤とを混合しながら孔部15に注入している。換言すると、混合前の第1剤と第2剤とを注入部材にそれぞれ分離した状態で供給し、注入部材内で第1剤及び第2剤を混合し、混合された注入剤を注入部材の注入口から孔部15に注入する。これにより、注入すべき孔部15の直前で第1剤と第2剤とを混合することができるので、孔部15への注入直前まで注入剤11の硬化を抑制できる。このため、注入剤11は所定の性能を有するので、この注入剤11を下地壁12と接着部材13との隙間16に配置することで、タイルの浮きを補修することができる。特に、硬化速度の速い注入剤を用いる場合に、効果的である。また、第1剤と第2剤とを混合するための容器、撹拌部材など混合作業のための部材を省略することができるので、これらの部材の準備作業、洗浄作業、片付け作業などを省略することもできる。したがって、施工性をより向上することができる。
また、本実施の形態のタイルの補修方法及び注入剤11は、接着部材13が下地壁12から浮いた状態において、タイル14の周囲に形成された目地に接着部材13を貫通する孔部15を形成し、孔部15に第1剤と第2剤とを混合した注入剤を注入している。不具合の発生したタイルを除去して新規なタイルを接着部材により張り付ける方法と比較して、本実施の形態では、タイル14の張り替えが不要であるので、タイル14の張り替えに伴う騒音等を防止できる。また、タイル14の表面に穿孔し金属製のピンを挿入する方法と比較して、本実施の形態では、ピンの挿入が不要であるので、ピンの挿入によるタイルの割れなどを防止できる。
また、本実施の形態のタイルの補修方法及び注入剤11は、第1剤の粘度と第2剤の粘度とが同じになるように予め調製された注入剤11を用いている。接着剤成分と硬化剤成分とが粘度の大きく異なる液体であり、揺変性付与剤が粉体であるので、タイルの補修をする施工現場において接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とを混合する方法に比べて、本実施の形態では、第1剤と第2剤とを容易に撹拌することができる。このため、撹拌不足による注入剤の性能の低下を防止できる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1では、同重量の第1剤及び第2剤を混合すると、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製した注入剤1〜4を用いることによる効果等について調べた。
(注入剤1〜4)
接着剤成分としてのエポキシ樹脂(アイカ工業株式会社製のJBX−97SA)と、揺変性付与剤としてのシリカ粉末とを混合して、第1剤を準備した。硬化剤成分としての脂肪族アミン(アイカ工業株式会社製のJBX−97SB)と、揺変性付与剤としてのシリカ粉末とを混合して、第2剤を準備した。同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように注入剤1〜4を調製した。この所定割合とは、注入剤として予め想定した性能を発現する割合である。また、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、混合物のTi値(2rpmの粘度/20rpmの粘度)が下記の表1に記載の数値になるように、混合するシリカ粉末の重量をそれぞれ調節して、注入剤1〜4を調製した。
(試験方法)
下地壁として厚さ5mmのアクリル板の上に厚さ4mmのスペーサを配置し、このスペーサ上に接着部材としてのモルタルを形成し、このモルタル上に複数枚のタイルを配置した。スペーサは隙間を形成するためのものであり、スペーサによりモルタルがアクリル板から浮いた状態とした。この状態において、直径4mmのドリルを用いて、タイルの周囲に形成された目地にモルタルを貫通する孔部を形成した。
次に、注入剤1〜4の第1剤と第2剤とを重量比が1:1になるように計量し、手練で撹拌した。これにより、第1剤と第2剤とが混合された注入剤1〜4を準備した。混合前の第1剤及び第2剤の粘度と、混合後の注入剤(混合物)の粘度とを表1に示す。粘度は、JIS Z8803に準拠して、回転数を2rpm及び20rpmとして測定した。また、Ti値は、(2rpmの粘度/20rpmの粘度)の式から求めた。また、混合した注入剤1〜4をヘラですくい上げ、そのヘラからのタレを確認した。その結果を下記の表1に示す。表1において、5mm未満のものをタレの発生「なし」とし、5mm以上のものをタレの発生「あり」とした。
注入剤1〜3のそれぞれをグリスガンに充填し、孔部に注入した。孔部に注入する注入剤は、1回のストロークで約1.7gであった。ストロークスピードは、3〜5秒/回であった。気温は23℃であった。この条件において、1つの孔部に注入する注入剤1〜3のストローク回数をそれぞれ5回、10回及び15回とした。
次に、それぞれのストロークで注入された注入剤1〜3によって、アクリル板とモルタルとが接着されているか確認した。
また、それぞれのストロークで注入された注入剤1〜3について60分後に注入剤のタレが発生しているか否か確認した。その結果を下記の表2及び図3に示す。図3(A)〜(C)のそれぞれは、隙間に位置する注入剤1〜3を示し、左上の注入剤はストローク回数が15回のもの、右の注入剤はストローク回数が10回のもの、左下の注入剤はストローク回数が5回のものである。表2の「タレの発生」について、注入剤を注入した中心から上方に伸びる距離に対して、中心から下方に伸びる距離が10mmを超えたものを「あり」とし、10mm以下のものを「なし」とした。
また、それぞれのストロークで注入された注入剤1〜3について、アクリル板とモルタルとの隙間に配置された面積を測定し、どの程度充填されたかを測定した。その結果を下記の表2に示す。表2において、「充填率」とは、(注入剤の面積)/(タイル2枚の面積)により算出される値である。
(評価結果)
同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製した注入剤1〜3について、アクリル板とモルタルとは、高い接着性を有して接着されていた。このため、同重量の第1剤と第2剤とを混合することによって、タイルの補修ができたので、施工性を向上できることがわかった。なお、注入剤4を孔部へ注入する実験を行っていないが、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときに、接着剤成分と硬化剤成分と揺変性付与剤とが所定割合になるように調製したので、アクリル板とモルタルとを接着できるという知見を本発明者は得ている。
また、注入剤1〜4において、第1剤の粘度と第2剤の粘度とが同じになるように第1剤及び第2剤を調製したので、第1剤と第2剤との混合が容易であり、混合時間が短かった。
また、表1に示すように、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときにTi値が6.5以上8.0以下になるように、第1剤及び第2剤を調製した注入剤1〜3は、ヘラですくい上げたときにタレの発生がなかったので、表2及び図3に示すように、孔部に注入したときに注入剤1〜3のタレを抑制できた。
なお、本実施例では、Ti値が所定の値の注入剤1〜4を示して説明したが、本発明者は同量の第1剤と第2剤とが混合されたときにTi値が6.5及び8.0になるように第1剤及び第2剤を調製した注入剤のそれぞれについても、タレを抑制できること、及び、第1剤と第2剤との混合が容易であったことを確認している。
[実施例2]
実施例2では、第1剤供給部と第2剤供給部と混合部とを備えるスタティックガンを用いて、第1剤と第2剤とを混合しながら実施例1の注入剤1〜3を孔部に注入した。
具体的には、先端(注入口)の内径が1.6mmで、全長が32mmのテーパノズルを有するスタティックガン及び内径が2.8mmで、全長が30mmのノズルを有するスタティックガンを用いて、実施例1と同様の孔部に、第1剤と第2剤とを混合しながら注入剤1〜3を注入した。具体的には、第1剤供給部に注入剤1〜3のそれぞれの第1剤を充填し、第2剤供給部に注入剤1〜3のそれぞれの第2剤を充填し、混合部で第1剤と第2剤とが混合され、混合された注入剤を孔部に注入した。孔部に注入する注入剤の1回のストロークは、注入剤1が約4.5gであり、注入剤2が約6.2gであり、注入剤3が約6.6gであった。気温は23℃であった。この条件において、注入剤1〜3について、1つの孔部に注入するストローク回数をそれぞれ1回、3回、5回及び7回とした。
(試験方法)
実施例1と同様に、それぞれのスタティックガンを用いてそれぞれのストロークで注入された注入剤1〜3によって、アクリル板とモルタルとが接着されているか確認した。また、実施例1と同様に、それぞれのストロークで注入された注入剤1〜3について60分後に注入剤のタレが発生しているか否か確認した。
(試験結果)
第1剤と第2剤とを混合しながら孔部に注入したことによって、孔部に注入される前に注入剤が硬化することを防止できたので、アクリル板とモルタルとは、高い接着性を有して接着していた。このため、第1剤と第2剤とを混合しながら孔部に注入することによって、タイルの補修ができ、施工性を向上できることがわかった。
また、この注入方法によっても、同量の第1剤と第2剤とが混合されたときにTi値が6.5以上8.0以下になるように、第1剤及び第2剤を調製した注入剤1〜3は、タレを効果的に抑制できることがわかった。
今回開示された実施の形態及び実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 注入剤、12 下地壁、13 接着部材、14 タイル、15 孔部、16 隙間、17 目地材、18 グリスガン。

Claims (6)

  1. 下地壁上に接着部材を介して配置されたタイルの補修方法であって、
    接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、前記第1剤及び前記第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有する注入剤を準備する工程と、
    前記接着部材が前記下地壁から浮いた状態において、前記タイルの周囲に形成された目地に前記接着部材を貫通する孔部を形成する工程と、
    同重量の前記第1剤と前記第2剤とを混合し、混合した注入剤を前記孔部に注入することにより、前記下地壁と前記接着部材とを接着する工程とを備え、
    前記準備する工程は、前記接着する工程において、同量の前記第1剤と前記第2剤とが混合されたときに、前記接着剤成分と前記硬化剤成分と前記揺変性付与剤とが所定割合になるように調製する工程を有する、タイルの補修方法。
  2. 前記接着する工程では、前記第1剤と前記第2剤とを混合しながら前記孔部に注入する、請求項1に記載のタイルの補修方法。
  3. 前記準備する工程は、前記第1剤の粘度と前記第2剤の粘度とが同じになるように前記第1剤及び前記第2剤を調製する工程をさらに有する、請求項1または2に記載のタイルの補修方法。
  4. 前記準備する工程は、前記接着する工程において、同量の前記第1剤と前記第2剤とが混合されたときにTi値が6.5以上8.0以下になるように、前記第1剤及び前記第2剤を調製する工程をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイルの補修方法。
  5. 下地壁上に接着部材を介して配置されたタイルの補修に用いられ、前記接着部材が前記下地壁から浮いた状態で、前記接着部材に形成された孔部から注入され、前記下地壁と前記接着部材とを接着する注入剤であって、
    接着剤成分を含有する第1剤と、
    硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、
    前記第1剤及び前記第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有し、
    同重量の前記第1剤と前記第2剤とが混合されたときに、前記接着剤成分と前記硬化剤成分と前記揺変性付与剤とが所定割合になるように調製されている、注入剤。
  6. 下地壁上に接着部材を介して配置されたタイルの補修方法であって、
    接着剤成分を含有する第1剤と、硬化剤成分を含有する第2剤とを含み、前記第1剤及び前記第2剤の少なくとも一方が揺変性付与剤をさらに含有する注入剤を準備する工程と、
    前記接着部材が前記下地壁から浮いた状態において、前記タイルの周囲に形成された目地に前記接着部材を貫通する孔部を形成する工程と、
    前記第1剤と前記第2剤とを混合しながら前記孔部に注入することにより、前記下地壁と前記接着部材とを接着する工程とを備える、タイルの補修方法。
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