JP3345120B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP3345120B2
JP3345120B2 JP21819793A JP21819793A JP3345120B2 JP 3345120 B2 JP3345120 B2 JP 3345120B2 JP 21819793 A JP21819793 A JP 21819793A JP 21819793 A JP21819793 A JP 21819793A JP 3345120 B2 JP3345120 B2 JP 3345120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクのディス
ク駆動装置に係わり、特に、ディスクオートチェンジャ
を備えたディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスク駆動装置は、その一例
が特開昭63−204547号公報に開示されている。
この公報のディスク再生装置は、複数の収納段上にディ
スクを単体のままで上下に離間させて収納するディスク
ストッカと、このディスクストッカに隣接して配置され
たディスク再生部を備えており、このディスク再生部と
ディスクストッカとの間で、選択されたディスクの受け
渡しが可能となっている。
【0003】より詳しくは、ディスクの受け渡しに先立
ち、ディスクストッカ全体が昇降され、選択された収納
段がディスク再生部側を基準としたディスク交換レベル
に位置付けられ、この状態にて、選択収納段とディスク
再生部との間でディスクの交換が可能となっている。再
生時、ディスク再生部側のディスク、すなわち、再生デ
ィスクは、そのターンテーブル上に受け取られた後、デ
ィスククランプにより上方からクランプされ、そして、
再生ディスクの周縁部はその一部がディスクストッカ内
のディスクに対し、上下に間隔を存して重なった状態に
ある。
【0004】この状態にて、ターンテーブルが回転され
ると、再生ディスクはターンテーブルとディスククラン
プとの間に挟持されているので、ターンテーブルと一体
にして回転し、これにより、ディスク再生部のピックア
ップは、再生ディスクの記録面に記録されている情報を
安定して読み出す、つまり、再生することができる。こ
のようなディスク再生装置によれば、再生ディスクとデ
ィスクストッカ側のディスク、つまり、収納ディスクと
の間に上下方向の重なりを許容しているので、その重な
りの分だけ装置全体の奥行き短くできる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ィスク再生部のターンテーブルは、再生ディスクの記録
可能領域よりも内側に収まっている必要があり、そのテ
ーブル径は再生ディスクの記録領域内周径に比べて小さ
い。したがって、ターンテーブル上にて、再生ディスク
を安定してクランプするため、ディスククランパの径は
ターンテーブルに比べて十分に大きく確保されている。
【0006】このようにディスククランパの径が大きい
と、このディスククランパは、前述した装置全体の奥行
きに関し、その奥行きの短縮を阻害する大きな要因とな
る。すなわち、ディスクストッカに収納されたディスク
とディスククランパとの間に所定の間隙を確保し、そし
て、ディスクストッカ全体の昇降を可能にする必要があ
ることから、再生ディスクとディスクストッカ側のディ
スクとの間に許容される最大の重なりは、ディスククラ
ンパの外径と再生ディスクの外径との差に制限されてし
まう。
【0007】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、再生ディスクの
安定したクランプを確保しつつ、装置全体の奥行きを最
大限短縮することができるディスク駆動装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のディスク駆動
装置もまた、前述したディスク再生装置と同様に、ディ
スクストッカと、ターンテーブルと、ディスクストッカ
を昇降させる昇降手段と、この昇降手段により選択され
た収納段とターンテーブルとの間で、ディスクの受け渡
しをなすディスク受け渡し手段と、ターンテーブル上に
受け取ったディスクをターンテーブルととにも一体にし
て回転させるクランプ手段とを具備しており、そして、
この発明の場合、クランプ手段は、ターンテーブルの間
でディスクを上下からクランプ可能として回転自在に支
持されたターンテーブルよりも大径のディスククランパ
と、ディスククランパをターンテーブル直上のクランプ
位置とこのクランプ位置からディスクストッカ側とは反
対側に離れた退避位置との間で移動させる移動手段とを
備えている。
【0009】具体的には、移動手段は、ターンテーブル
の上方をこのターンテーブルから側方に向けて延び、そ
の先端にディスククランパを回転自在に支持する一方、
その基端を中心に水平面内で回動可能なクランパアーム
と、このクランパアームを一方向に回動付勢する付勢手
段と、前記ディスクストッカの1つの収納段がディスク
交換レベル位置に位置付けられているとき、前記クラン
パアームを回動させ、ディスククランパをクランプ位置
と退避位置との間で移動させるアーム駆動手段とから構
成することができる。
【0010】更に、前述したディスク受け渡し手段がデ
ィスクストッカ及びターンテーブルの側方をこれらディ
スクストッカとターンテーブルとの間で往復動し、ディ
スクストッカ側からターンテーブルに向けてローディン
グ方向に移動する場合には前記選択収納段上のディスク
をターンテーブル側に押出し、逆に、ターンテーブル側
からディスクストッカに向けて収納方向に移動する場合
にはターンテーブル側のディスクを空の前記選択収納段
上に押し戻すディスク交換スライダを備えている場合、
アーム駆動手段は、ディスク交換スライダの往復動によ
り、クランパアームを機械的に回動させるカム機構によ
り実現される。
【0011】
【作用】上述したディスク駆動装置によれば、昇降手段
により、ディスクストッカの1つの選択収納段がディス
ク交換レベルに位置付けられるとき、クランパ手段のデ
ィスククランパは、その移動手段により、クランプ位置
から退避位置に移動されている。この状態で、ディスク
ストッカの全体が昇降されても、その収納されているデ
ィスクはディスククランパと衝突することはない。この
後、選択収納段のディスクがディスク受け渡し手段によ
り、再生ディスクとしてターンテーブル上に引き出され
ると、ディスククランパはその退避位置からクランプ位
置に移動し、ターンテーブルとの間に再生ディスクを挟
持する。したがって、ターンテーブル上の再生ディスク
は、ターンテーブルとともに一体に回転可能となる。
【0012】逆に、ターンテーブル上の再生ディスク
は、先ず、ディスククランパによるクランプが解除され
た後、ディスク受け渡し手段により、ターンテーブル上
からディスクストッカの選択収納段上に戻すことができ
るが、この際、再生ディスクを解放したディスククラン
パはクランプ位置から退避位置に移動される。移動手段
が前述したクランパアームを備えている場合、このクラ
ンパアームがアーム駆動手段により回動させれば、ディ
スククランパはクランプ位置と退避位置との間で移動す
る。
【0013】更に、ディスク受け渡し手段が前述したデ
ィスク交換スライダを備え、そして、アーム駆動手段が
そのディスク交換スライダの往復動によりクランパアー
ムを機械的に回動させるカム機構から構成されていれ
ば、ディスクストッカ側からターンテーブルに向けてデ
ィスクが引き出されると同時に、ディスククランパは退
避位置からクランプ位置に移動し、逆に、ターンテーブ
ル側からディスクストッカにディスクが戻されると同時
に、ディスククランパはクランプ位置から退避位置に移
動する。
【0014】
【実施例】図1及び図2を参照すると、12cmのコンパ
クトディスク(以下単にCDと称す)用ディスク駆動装
置が示されている。このディスク駆動装置はメインシャ
ーシ2と、このメインシャーシ2の下側に位置したサブ
シャーシ4を備えており、これらシャーシ2,4は互い
にねじ止めされて、相互に連結されている。
【0015】サブシャーシ4にはその一端側、すなわ
ち、ディスク駆動装置でみて、その奥側に合成樹脂製の
ディスクストッカ6が配置されており、このディスクス
トッカ6はメインシャーシ2の上面側に突出している。
ディスクストッカ6は、サブシャーシ4の他端側及び側
方に面する側が開かれている。ディスクストッカ6の奥
部には上下5段の収納棚14が設けられており、これら
収納棚14はディスクストッカ6の内壁12に沿って延
びる円弧状をなしている。5段の収納棚14はディスク
ストッカ6の奥部を6つのディスク収納空間に仕切って
おり、ディスクストッカ6は、その底板と各収納棚14
とで合計6段のディスク収納段を有している。したがっ
て、ディスクストッカ6の開口側から各ディスク収容空
間にCDが差し込まれることにより、ディスクストッカ
6は合計6枚のCDを互いに同軸にして収納することが
できる。CDの収納時、そのCDは図1から明らかなよ
うにその周縁の一部がディスクストッカ6からはみ出し
た状態にある。
【0016】更に、図1に示されているようにディスク
ストッカ6の奥部には、各収納棚14の最深縁を上下に
貫通して、その底板8に至る合成樹脂製のディスククリ
ッパ16が配置されており、このディスククリッパ16
は図2から明らかなようにディスクストッカ6の上方か
ら差し込み式にして取り付けられる。詳細には図示され
ていないけれども、ディスククリッパ16は櫛歯状をな
した11本のクリップ片を有し、ディスクストッカ6内
にCDが収納されたとき、CDはその周縁の一部が対応
する上下一対のクリップ片に差し込まれて挟持される。
なお、ディスクストッカ6の底板上のCDは、その底板
と最下位のクリップ片との間で挟持されることになる。
【0017】メインシャーシ2の下面側にはディスク再
生ユニット20が配置されており、このディスク再生ユ
ニット20はサブシャーシ4の他端部上方に位置付けら
れている。したがって、ディスク再生ユニット20とデ
ィスクストッカ6とはディスク駆動装置でみて、その手
前側と奥側とにそれぞれ位置している。ディスク再生ユ
ニット20はその詳細が図3に示されているように、合
成樹脂製のユニットフレーム22を備えており、このユ
ニットフレーム22はメインシャーシ2を横断する方向
に延びている。ユニットフレーム22の一端には一対の
セルフヒンジ24(一方のみ図示)が一体に形成されて
おり、これらセルフヒンジ24はその取付ねじ26を介
してメインシャーシ2に取り付けられている。したがっ
て、ユニットフレーム22は一対のセルフヒンジ24に
より、その他端側が上下に回動自在となっている。
【0018】ユニットフレーム22には、複数の支持脚
28を介してユニットシャーシ30が弾性的に取り付け
られており、このユニットシャーシ30の上面側にはピ
ックアップ38、ターンテーブル40が取り付けられて
おり、また、ユニットシャーシ30の下面にはピックア
ップ38及びターンテーブル40を駆動するピックアッ
プモータ42及びターンテーブルモータ44がそれぞれ
取り付けられている。
【0019】ターンテーブル40はターンテーブルモー
タ44の出力軸に直接取り付けられているが、ピックア
ップ38とピックアップモータ42との間はフィードギ
ヤ列を介して接続されている。このフィードギヤ列は、
ピックアップモータ42の出力軸に取り付けられた出力
ギヤ46と、この出力ギヤ46に順次噛み合う一対の2
段ギヤ48,50と、2段ギヤ50の小径ギヤに噛み合
うラック52からなり、このラック52がピックアップ
38に取り付けられている。
【0020】ピックアップモータ42が駆動されると、
その出力ギヤ46の回転は一対の2段ギヤ48,50に
より減速された後、ラック52、すなわち、ピックアッ
プ38の往復運動に変換される。ここで、ピックアップ
38の往復運動はターンテーブル40に対して接離する
方向に設定されている。図2に示されているように、メ
インシャーシ2の上面には、ディスクの受取りステージ
として、合成樹脂製のディスクパレット58が取り付け
られており、ディスクパレット58は、ディスクストッ
カ6やこのディスクストッカ6に収納されたCDとの接
触や当接を避けるべくディスクストッカ6側の部位が大
きく開口されている。ディスクパレット58の上面には
12cmCDの載置凹部60が形成されており、また、載
置凹部60の中央には8cmCDのための載置凹部62が
形成されている。
【0021】更に、ディスクパレット58には載置凹部
62側から側方に延びる開口64が形成されており、こ
の開口64を通じて、ピックアップ38及びターンテー
ブル40はディスクパレット58の上面から突出でき、
また、ピックアップ38は開口64に沿って往復動可能
となっている。ディスクパレット58はメインシャーシ
2上を移動自在となっており、ディスクパレット58の
移動案内は、メインシャーシ2の上面両側に間隔を存し
て取り付けられた複数のガイド70によりなされる。し
たがって、ディスクパレット58はメインシャーシ2上
からディスク駆動装置の手前側に引き出され、その載置
凹部60をディスク駆動装置の外部に露出させることが
できる。
【0022】ディスクパレット58上にはその一方の側
縁にガイドレール72が一体に形成されており、このガ
イドレール72はディスクパレット58の前端及び後端
間に亘り、その側縁に沿って延びている。つまり、ガイ
ドレール72はディスク再生ユニット20側からディス
クストッカ6側に亘って延びている。ガイドレール72
上には、ディスク受け渡し手段の一部を構成するディス
ク交換スライダ74が移動自在に取り付けられており、
このディスク交換スライダ74は合成樹脂製のプレート
部材からなっている。ディスク交換スライダ74のガイ
ドレール72に沿う内側面はその中央部分が凹状の円弧
面となっており、この円弧面の円弧は、12cmCDの半
径よりも大きな半径を有する円の一部からなっている。
円弧面の両端には、突起状をなした一対のプッシャ7
6,78が一体に形成されており、これらプッシャ7
6,78の下部はテーパ状となっている。
【0023】ディスク交換スライダ74の外側面にはラ
ック80が形成されており、また、スライダ74側のデ
ィスクパレット58の外側面にも、その奥側の一部にラ
ック82が形成されている。ディスク交換スライダ74
側に位置するメインシャーシ2の側縁にはその中央領域
に一対のピニオン84,86が配置されており、これら
ピニオン84,86は上方に向けて突出している。ピニ
オン84,86は、ディスク交換スライダ74のラック
80及びディスクパレット58のラック82と噛み合い
可能な歯幅を有し、メインシャーシ2の前記側縁に沿い
互いに離間して位置付けられている。一対のピニオン8
4,86は図示しないギヤ列を介してローディングモー
タ88に接続され、このモータ88からの動力を受けて
同一方向に正逆回転可能となっている。ローディングモ
ータ88はメインシャーシ2の下面側に取り付けられて
おり、その一部が図2に示されている。
【0024】ディスク交換スライダ74が図2に示すよ
うにディスクストッカ6側、すなわち、収納位置にある
とき、ディスク交換スライダ74のラック80はピニオ
ン86のみに噛み合っており、一方、ディスクパレット
58のラック82はピニオン84,86の何れとも噛み
合っていない。このような状態で、一対のピニオン8
4,86がローディングモータ88により一方向に回転
されると、ディスク交換スライダ74はそのラック80
とピニオン86の噛み合いにより、収納位置からディス
クパレット58の手前側に向けてガイドレール72上を
摺動し、この過程で、ラック80は他方のピニオン84
とも噛み合う。
【0025】ディスク交換スライダ74がガイドレール
72の手前側の終端に達し、これが図示しないセンサに
より検出されると、ローディングモータ88の回転が停
止され、ディスク交換スライダ74はディスクパレット
58の載置凹部60の側方、すなわち、ローディング位
置に位置付けられる。ローディングモータ88が更に同
方向に駆動されると、ディスク交換スライダ74はその
ローディング位置から更に摺動し、ディスクパレット5
8の前縁に当接して、このディスクパレット58をメイ
ンシャーシ2上のホームポジションから引き出す。この
引き出しにより、ディスクパレット58のラック82が
ピニオン86,86に順次噛み合うことから、その引き
出しが継続される。
【0026】ディスクパレット58がディスク駆動装置
の手前側に所定の長さだけ引き出され、これがセンサに
より検出されると、ローディングモータ88の駆動が停
止される。このとき、ディスクパレット58のラック8
2はピニオン84とのみ噛み合った状態にある。ディス
クパレット58がホームポジションから引き出される
と、このディスクパレット58が空の場合には、ディス
クパレット58に新たなCDを載置でき、また、ディス
クパレット58上にCDが存在する場合には、このCD
をディスクパレット58から取り出すことができる。
【0027】一方、ディスク交換スライダ74がローデ
ィング位置にあり、この状態から、ローディングモータ
88が逆方向に駆動されると、この場合、ディスク交換
スライダ74はローディング位置側から収納位置に向け
て摺動する。ディスク交換スライダ74が収納位置に到
達し、これがセンサにより検出されると、ローディング
モータ88の駆動が停止され、ディスク交換スライダ7
4はディスクストッカ6側の収納位置に位置付けられ
る。
【0028】したがって、ディスク交換スライダ74
は、ローディングモータ88の正逆回転させることによ
り、ディスクストッカ6側の収納位置とディスクパレッ
ト58の載置凹部60側のローディング位置との間で往
復動することができる。今、ディスクパレット58に対
し、ディスクストッカ6の1つの選択された収納段が同
一のレベル、すなわち、ディスク交換レベルに位置付け
られているとすると、ディスク交換スライダ74の往復
動により、ディスクパレット58とディスクストッカ6
の選択収納段との間で、CDの交換を行うことができ
る。
【0029】CDの交換に関して詳述すると、図4はデ
ィスク交換スライダ74が収納位置にあり、また、ディ
スクストッカ6の選択収納段にCDが既に収納されてい
る状態を示している。この状態で、ディスク交換スライ
ダ74がその収納位置からローディング位置に向けて摺
動すると、一方のプッシャ78はCDの周縁に当接し、
その周縁を持ち上げるようにして、そのCDをディスク
ストッカ6から押出し、図5に示すようにディスクパレ
ット58上に移送する。
【0030】ここで、図5から明らかなようにディスク
パレット58上に移送されたCD、つまり、その載置凹
部60上のCDは、ディスクストッカ6に収納されてい
るCDに対し、その一部が上下に間隔を存して重なる状
態となっている。図5に示したディスク交換スライダ7
4は、そのローディング位置から収納位置側に僅かに戻
されており、これにより、ディスク交換スライダ74の
一対のプッシャ76,78は、その移送したCDから離
間されている。つまり、ディスク交換スライダ74がロ
ーディング位置に到達し、これがセンサにより検出され
た時点で直ちにローディングモータ88の回転が停止さ
れるのではなく、ローディングモータ88は所定量だけ
逆回転した後、その駆動が停止される。
【0031】図5の状態からディスク交換スライダ74
がその収納位置に向かって摺動すると、ディスク交換ス
ライダ74の他方のプッシャ76はディスクパレット5
上のCDをディスクストッカ6に向けて押し戻し、ディ
スクストッカ6の空の選択収納段に収納する。この場合
にも、ディスク交換スライダ74が収納位置に到達し、
これがセンサにより検出された時点で直ちにローディン
グモータ88の回転が停止されるのではなく、この後、
ローディングモータ88は所定量だけ逆回転した後、そ
の駆動が停止される。したがって、図4の場合でも、デ
ィスク交換スライダ74は、その収納位置からローディ
ング位置側に僅かに戻され、ディスク交換スライダ74
の一対のプッシャ76,78は選択収納段上のCDから
離間した状態にある。
【0032】ところで、上述の説明から明らかなように
ディスクストッカ6の任意の収納段にあるCDとディス
クパレット58との間にてCDの交換を行うには、ディ
スクストッカ6の1つの収納段をディスク交換レベルに
位置付けるため、ディスクストッカ6は昇降可能でなけ
ればならない。このため、ディスクストッカ6は、図2
に示されているように昇降台92上にねじ止めして固定
されており、この昇降台92はその手前側及び奥側の両
端部が一対のパンタグラフ機構94を介してサブシャー
シ4に支持されている。
【0033】昇降台92の一方の側縁には水平軸96が
備えられており、この水平軸96は一対のパンタグラフ
機構94間に跨るようにして昇降台92を貫通し、この
昇降台92に回転自在に支持されている。水平軸96の
突出した両端にはピニオン98がそれぞれ取り付けられ
ており、これらピニオン98はサブシャーシ4から切り
起こして得た一対のラック100にそれぞれ噛み合わさ
れている。
【0034】一方、図6に示されているように、昇降台
92には水平軸96とは反対側の側縁にナット102が
固定されており、このナット102には中空のフィード
スクリュー104が上下に貫通して螺合されている。フ
ィードスクリュー104内には、サブシャーシ4から立
設されたポスト106が挿通されており、このポスト1
06はフィードスクリュー104の上端から突出されて
いる。ポスト106の突出端は、メインシャーシ2から
延びるブラケット108に支持されている。
【0035】更に、フィードスクリュー104の下端部
にはギヤ110が一体に形成されており、このギヤ11
0はサブシャーシ4上を延びる昇降側ギヤ列112及び
大小のギヤを一体に有したクラッチギヤ118を介して
共用モータ114に接続可能となっている。すなわち、
共用モータ114はサブシャーシ4にモータ台を介して
支持され、モータ台の下方に突出する出力軸を有してい
る。共用モータ114の出力軸には小径ギヤ116が取
り付けられており、この小径ギヤ116は歯幅の広い歯
面を有している。
【0036】小径ギヤ116は、クラッチギヤ118の
大ギヤ118Lに噛み合っており、このクラッチギヤ1
18はサブシャーシ4から立設された支持軸120に回
転自在に支持されている。クラッチギヤ118はその大
ギヤ118Lを上向きにした姿勢で、支持軸120に沿
って上下動自在となっており、支持軸120の上端に固
定したばね受とクラッチギヤ118との間には圧縮コイ
ルばね122が配置されている。この圧縮コイルばね1
22はクラッチギヤ118を下方に向けて常時付勢し、
これにより、クラッチギヤ118は下降位置に位置付け
られている。
【0037】前述した昇降側ギヤ列112は、クラッチ
ギヤ118の近傍、つまり、前述したフィードスクリュ
ー104寄りに位置して、大小のギヤを一体に有した2
段ギヤ124を備えており、この2段ギヤ124の小ギ
ヤ124Sは、中間ギヤ126,128,130を介し
てフィードスクリュー104のギヤ110に噛合されて
いる。なお、ギヤ124,126,128、130もま
た、サブシャーシ4から立設された支持軸にそれぞれ回
転自在に取り付けられている。
【0038】図6に示した状態では、クラッチギヤ11
8の小ギヤ118Sと2段ギヤ124の大ギヤ124Lと
の噛み合いが解除されているが、これらギヤ118S,
124Lの噛み合いは、図7に示すクラッチアクチュエ
ータ132により断続可能となっている。クラッチアク
チュエータ132はシーソーレバー134を備えてお
り、このシーソーレバー134はサブシャーシ4に一対
のブラケット136を介して回動自在に支持されてい
る。シーソーレバー134は、通常、その一端がクラッ
チギヤ118の小ギヤ118Sの下方に位置し、その自
重によりサブシャーシ4上に接触した状態にある。な
お、シーソーレバー134の一端はクラッチギヤ118
の支持軸120を挟むような二股形状をなしているが、
図6にシーソーレバー134の一端は図示されていな
い。
【0039】一方、シーソーレバー134の浮上状態に
ある他端は上方に向けて折曲されて、その他端には鉄板
などの磁性体137が装着されており、そして、シーソ
ーレバー134の近傍にはその他端と対向するようにし
て電磁石138が配置されている。電磁石138が励磁
されると、この電磁石138はシーソーレバー134の
他端を吸引して、その一端が上昇する向きにシーソーレ
バー134を回動させ、このシーソーレバー134の一
端はクラッチギヤ118を上昇させる。この結果、クラ
ッチギヤ118はその小ギヤ118Sが2段ギヤ124
の大ギヤ124Lに噛み合うことになる。この状態で、
共用モータ114が一方向に回転されると、その回転は
クラッチギヤ118及び昇降側ギヤ列112を介し減速
して、フィードスクリュー104のギヤ110に伝達さ
れ、このフィードスクリュー104を回転させる。
【0040】フィードスクリュー104の回転はその回
転方向に従い、昇降台92、つまり、ディスクストッカ
6を昇降させ、これにより、ディスクストッカ6の選択
された収納段(その1つの収納棚又はその底板)がディ
スクパレット58と同一レベルのディスク交換レベルに
位置付けられる。なお、電磁石138が消磁されると、
シーソーレバー134の一端及びクラッチギヤ118は
その自重により降下し、クラッチギヤ118の小ギヤ1
18Sと2段ギヤ124の大ギヤ124Lとの噛み合いが
解除される。
【0041】再度、図6を参照すれば、クラッチギヤ1
18の近傍には、2段ギヤ124とは反対側に位置して
別の2段ギヤ140が配置されており、この2段ギヤ1
40もまたサブシャーシ4から立設された支持軸にその
大ギヤ140Lを下向きとして回転自在に取り付けられ
ている。クラッチギヤ118が下降位置にあるとき、2
段ギヤ140の大ギヤ140Lはクラッチギヤ118の
小ギヤ118Sと噛み合っているが、クラッチギヤ11
8がクラッチアクチュエータ132により上昇される
と、クラッチギヤ118の小ギヤ118Sは2段ギヤ1
40の大ギヤ140Lから離れ、前述したように2段ギ
ヤ124の大ギヤ124Lに噛み合うことになる。
【0042】2段ギヤ140の小ギヤ140Sは、円筒
カム142のギヤ144に噛み合っており、円筒カム1
42はサブシャーシ4から立設した支持軸に回転自在に
支持され、その外周面に螺旋状のカム溝146を有して
いる。図3に示されているように、円筒カム142は前
述したディスク再生ユニット20のセルフヒンジ24と
は反対側の端部に近接して配置されている。一方、ディ
スク再生ユニット20、すなわち、そのユニットフレー
ム22の他端からは、ピン状をなしたカムフォロア14
8が突出されており、このカムフォロア148は円筒カ
ム142のカム溝146に挿入されている。
【0043】クラッチギヤ118が下降位置にあると
き、つまり、クラッチギヤ118の小ギヤ118Sが2
段ギヤ140の大ギヤ140Lに噛み合っているとき
に、共用モータ114が回転されると、この回転はクラ
ッチギヤ118、2段ギヤ140及びギヤ144を介し
減速して円筒カム142に伝達され、この円筒カム14
2を回転させる。
【0044】円筒カム142の回転はそのカム溝146
に沿い、ディスク再生ユニット20のカムフォロア14
8を上昇させ、したがって、ディスク再生ユニット20
はディスクパレット58の下方の休止位置から、その一
対のセルフヒンジ24を中心として上方の再生位置まで
回動し、そのピックアップ38及びターンテーブル40
は図3中2点鎖線で示す位置まで上昇する。この際、タ
ーンテーブル40はディスクパレット58の上方にその
開口64を通じて突出する。
【0045】ここで、ディスク再生ユニット20が上方
に向けて回動する前に、ディスクパレット58上にCD
が既に載置されていると、ディスク再生ユニット20の
上方への回動により、CDはターンテーブル40上に受
け取られ、そのセンタホールにターンテーブル40のハ
ブが嵌合される。この後、ディスク再生ユニット20、
すなわち、ターンテーブル40が更に上昇されると、タ
ーンテーブル40上のCDは、ターンテーブル40とデ
ィスククランパ150との間にクランプされることにな
るが、以下には、ディスククランプ150を含むクラン
プ手段の構成に関して説明する。
【0046】クランプ手段は、メインシャーシ2の上方
を跨ぐようにして配置されたクロスプレート152を備
えており、このクロスプレート152はディスク再生ユ
ニット20に沿って延びている。クロスプレート152
の両端からは下方に折曲された延長部154が一体に形
成されており、これら延長部154はメインシャーシ2
の側面に固定されている。したがって、クロスプレート
152とディスク再生ユニット20との間に、メインシ
ャーシ2上のディスクパレット58が位置付けられてい
る。
【0047】図1から明らかなように、ディスクストッ
カ6側に位置するクロスプレート152の一側縁からは
リム156が立ち上げられており、このリム156の両
端部は切り欠かれている。また、クロスプレート152
の他側縁にはその中央領域に円弧状の膨出部158が形
成されており、クロスプレート152には膨出部158
からリム156に至る案内溝160が形成されている。
なお、図4中、クロスプレート152は2点鎖線で示さ
れているに過ぎないが、この図4から案内溝160の形
状が明らかとなっている。
【0048】クロスプレート152上にはクランパアー
ム162が配置されており、このクランパアーム162
は、案内溝160からクロスプレート152の一端、す
なわち、ディスク交換スライダ74側に位置した一端ま
で延びている。クランパアーム162は、クロスプレー
ト152の一端にピン164を介して支持され、このピ
ン164を中心としてクロスプレート152上を回動自
在となっている。
【0049】図3に示されているように、前述したディ
スククランパ150の上面からは軸166が突出してお
り、この軸166はクロスプレート162の案内溝16
0及びクランパアーム162の先端に形成した孔168
を貫通して止めディスク170に連結されている。この
止めディスク170は孔168の径よりも大径であり、
これにより、ディスククランパ150はクランパアーム
162から吊持された状態にある。また、ディスククラ
ンパ150の軸166は、クロスプレート152の案内
溝160及びクランパアーム162の孔168に対して
遊嵌された状態にある。これにより、ディスククランパ
150は、クランパアーム162に対し、水平方向及び
垂直方向に適度な遊びを存して取り付けられている。
【0050】図からも明らかなようにディスククランパ
150は前述したターンテーブル40よりも大径であ
り、ディスククランパ150の下面には、ターンテーブ
ル40のハブを受け入れ可能な凹部(図示しない)の周
囲に磁石が埋設されており、一方、ターンテーブル40
の上面には鉄板等の磁性体が張り付けられている。上述
したようにクランパアーム162の先端にディスククラ
ンパ150が回転自在に取り付けられていると、このデ
ィスククランパ150はクランパアーム162の回動に
伴い、クロスプレート152の案内溝160に沿って移
動することができる。
【0051】更に、クランパアーム162の先端とクロ
スプレート152のリム156との間には引っ張りコイ
ルばね172が掛け渡されており、この引っ張りコイル
ばね172はクランパアーム162をリム156に向け
て常時回動付勢している。したがって、クランパアーム
162は、引っ張りコイルばね172の付勢力を受ける
と、クロスプレート152のリム156に当接すること
になるが、この際、クランパアーム162はそのストッ
パ174を介してリム156に当接する。この状態は図
5に示されており、この場合、ディスククランパ150
はターンテーブル140に対してほぼ同軸上に位置付け
られる。
【0052】クランパアーム162のピン164側の端
部、すなわち、その基端からはディスクストッカ6に向
かうカムアーム176が一体にして形成されており、し
たがって、クランパアーム162及びカムアーム176
は全体としてL字形をなしている。カムアーム176
は、クロスプレート152から突出し、その先端の下面
にはローラ178が回転自在にして取り付けられてい
る。
【0053】一方、前述したディスク交換スライダ74
の上面には、ローラ178と協働するカム180が一体
にして形成されている。このカム180はディスク交換
スライダ74の前端から後端に向かって延びるプレート
状をなし、その後端縁はディスクストッカ6側に向かう
ように傾斜されている。つまり、カム180は、その内
側面がカム面182として形成されており、このカム面
182はディスク交換スライダ74の前端から、そのガ
イドレール72に沿って平行に延びる平行面と、この平
行面の終端から傾斜した傾斜面とを有している。
【0054】図4に示されるようにディスク交換スライ
ダ74が前述した収納位置側にあるとき、カムプレート
176のローラ178はカム180、すなわち、カム面
182の平行面に転接している。この場合、カムプレー
ト176、つまり、クランパアーム162は、引っ張り
コイルばね172の付勢力に抗し、図4でみて反時計方
向に回動された状態にある。この状態では、ディスクク
ランパ150は、ターンテーブル40からディスクスト
ッカ6とは反対側に離間した退避位置に位置付けられて
いる。
【0055】一方、図5に示されるようにディスク交換
スライダ74がローディング位置側にあると、カムプレ
ート176のローラ178はカム180のカム面182
から外れることから、前述したようにクランパアーム1
62は引っ張りコイルばね172の付勢力を受けて時計
方向に回動し、そのストッパ174を介してクロスプレ
ート152のリム154に当接した状態にある。この状
態では、ディスククランパ150はターンテーブル40
の上方に位置したクランプ位置に位置付けられている。
【0056】したがって、この実施例の場合、ディスク
交換スライダ74の往復動、つまり、ディスクストッカ
6とディスクパレット58との間でのCDの受け渡しに
連動して、ディスククランパ150は退避位置とクラン
プ位置との間で移動されることになる。この点、図8及
び図9を参照すれば、CDの受け渡しに伴い、ディスク
クランパ150が退避位置とクランプ位置との間で移動
する様子が明らかとなっている。すなわち、図8に示さ
れているようにCDは全てディスクストッカ6に収納さ
れた状態にあり、このとき、ディスククランパ150は
ターンテーブル40の上方からディスクストッカ6とは
反対側に離れた退避位置にある。
【0057】この状態から、ディスクストッカ6側の選
択されたCDがディスク交換スライダ74によりディス
クパレット58上に移送されると、このとき、図9に示
されているようにディスククランパ150はその退避位
置からターンテーブル上方のクランプ位置に移動されて
いることが分かる。クランプ位置にあるとき、ディスク
クランパ150はその一部がディスクストッカ6の収納
CDに対して上下に重なる状態となる。しかしながら、
このとき、ディスククランパ150とその上方に位置す
る収納CDとの間には十分な間隔が確保されており、こ
れらディスククランパ150と収納CDが互いに接触し
たり、干渉するようなことはない。
【0058】この後、図9の状態から、前述したように
ディスク再生ユニット20が上方に向けて回動される
と、ディスクパレット58上のCDはターンテーブル4
0上に受け取られ、そして、そのCDは図10に示され
ているようにターンテーブル40とディスククランパ1
50との間に磁気吸引力によりクランプされる。この状
態で、ターンテーブル40が回転されると、ターンテー
ブル40上のCDはディスクパレット58から浮上した
状態で、ターンテーブル40とともに回転され、そし
て、CDに記録された情報はピックアップ38により再
生される。
【0059】なお、再生CDの収納指令が出力される
と、ディスク再生ユニット20は再生位置から休止位置
に向けて下降し、これにより、ディスククランパ150
によるCDのクランプが解除され、そして、そのCDは
ディスクパレット58上に戻される。この後、ディスク
交換スライダ74がローディング位置から収納位置に移
動することにより、ディスクパレット58上のCDは前
述した如くディスクストッカ6に戻されることになる。
【0060】上述したディスク駆動装置によれば、ディ
スククランパ150がターンテーブル40の上方のクラ
ンプ位置に固定されておらず、そのクランプ位置と退避
位置との間で移動可能であることから、ターンテーブル
40とディスクストッカ6とを互いに近接させて配置す
ることができる。すなわち、図10に示されているよう
に、CDの再生時には、ディスククランパ150とディ
スクストッカ6側の収納CDが上下に重なっていても、
その再生CDがディスクストッカ6に戻された場合、デ
ィスククランパ150は図8に示されているようにクラ
ンプ位置から退避位置に移動しているので、ディスクス
トッカ6はディスククランパ150と衝突することなく
昇降でき、任意の収納段をディスク交換レベルに位置付
けることができる。
【0061】したがって、この発明のディスク駆動装置
の場合にあっては、図5及び図10中に示すディスクク
ランパ150と収納CDとの重なり分に相当する距離L
だけ、ターンテーブル40の軸線と収納CDの軸線との
間の距離、すなわち、軸心間距離D1(図5)を短縮で
きるので、ディスク駆動装置の奥行きを短くし、その全
体の小形化を図ることができる。
【0062】更に、ターンテーブル周辺のレイアウトを
改善すれば、前記軸心間距離D1は、図5中LMで示すよ
うにターンテーブル40とディスククランパ150との
半径差に相当する最大距離だけ短縮可能となる。なお、
図5中、D2は、ディスククランパ150がクランプ位
置に固定されている場合でのターンテーブル40と収納
CDとの間の最小軸心間距離を示している。
【0063】また、ディスククランパ150は、ディス
ク交換スライダ74の往復動に連動して、そのクランプ
位置と退避位置とに選択的に位置付けられるから、ディ
スククランパ150ための別の駆動源を必要としない。
更に、ディスククランパ150がクランパアーム162
に回転自在に支持されていると、ディスク交換スライダ
74の往復動に連動してクランパアーム162を回動さ
せるためのカム機構を容易に実現でき、ディスククラン
パ150の駆動系が複雑化することもない。
【0064】この発明は上述した一実施例に制約される
ものでなく、種々の変形が可能である。たとえば、クラ
ンパアーム162を回動させるための駆動源を別に備え
ることも可能であり、この場合には、ディスク交換スラ
イダ74の往復動ではなく、ディスクストッカ6の昇降
に先立ち、ディスククランパ150をそのクランプ位置
から退避位置に移動させればよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のディス
ク駆動装置は、ディスクのターンテーブルよりも大径の
ディスククランパを、そのクランプ位置と退避位置との
間で移動できるように構成したから、ターンテーブルと
の間でディスクをクランプしたときに、ディスククラン
プがディスクストッカ側のディスクと上下に重なる状態
にあっても、ディスクストッカの昇降時には、ディスク
クランパをクランプ位置らから退避位置に逃がすこと
で、ディスクストッカの昇降が可能となる。したがっ
て、ディスクストッカとターンテーブルとの間の距離を
ディスククランパの存在に拘わりなく短くできるから、
ディスク駆動装置の奥行きを小さくし、その全体の小形
化を図れる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク駆動装置の斜視図である。
【図2】図1のディスク駆動装置の分解斜視図である。
【図3】ディスク再生ユニットの正面図である。
【図4】ディスク交換スライダが収納位置にある状態の
ディスク駆動装置の平面図である。
【図5】ディスク交換スライダがローディング位置にあ
る状態のディスク駆動装置の平面図である。
【図6】ディスクストッカの昇降ギヤ列及びディスク再
生ユニットを回動させるギヤ列を示した側面図である。
【図7】図6のクラッチギヤを操作するクラッチアクチ
ュエータの正面図である。
【図8】ディスクストッカに全てのCDが収納されてい
る状態を示したディスク駆動装置の概略断面図である。
【図9】図8の状態からCDがディスクパレット上に引
き出された状態を示す図である。
【図10】図9の状態からCDがターンテーブルとディ
スククランパとの間にクランプされた状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
6 ディスクストッカ 14 収納棚(収納段) 20 ディスク再生ユニット 40 ターンテーブル 58 ディスクパレット 74 ディスク交換スライダ 112 昇降側ギヤ列(昇降手段) 150 ディスククランパ(クランプ手段) 162 クランパアーム 174 引っ張りコイルばね 176 カムアーム 178 ローラ 180 カム 182 カム面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に離間した複数の収納段を有し、各収
    納段にデイスクを引き出し可能にして収容するデイスク
    ストッカ(6)と、 デイスクストッカのデイスク引き出し側において、デイ
    スクストッカに収納されたデイスクに、デイスクストッ
    カから受け取ったデイスクの一部を重ならせるととも
    に、自身の外周はデイスクストッカに収納されたデイス
    ク外周より離間した定位置に配置されたターンテーブル
    (40)と、 デイスクストッカを昇降させ、デイスク交換レベルに一
    つの収納段を選択して位置づける昇降手段(112)
    と、 前記選択された収納段と前記ターンテーブルとの間で、
    デイスクの受け渡しををなすデイスク受け渡し手段(7
    4)と、 前記ターンテーブル上に受け取ったデイスクをターンテ
    ーブルと共に一体にして回転させるクランプ手段とを具
    備しており、 前記クランパ手段は、デイスクよりも小径で、前記ター
    ンテーブルとの間でデイスクをクランプするクランプ位
    置ではデイスクストッカに収納されたデイスクに一部が
    重なる大きさのデイスククランパ(150)と、 前記デイスククランパを、クランプ位置と、前記デイス
    クストッカに収納されたデイスクと重ならない退避位置
    の間で移動させる移動手段(162,180)とを備
    えていることを特徴とするデイスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、回動端部でデイスクク
    ランパを支持する回動可能なクランパアーム(162)
    と、このクランパアームをクランプ位置に回動付勢する
    付勢手段と、前記昇降手段がデイスクストッカを昇降さ
    せる際、前記クランパアームを退避位置に回動させるア
    ーム駆動手段(180)とを備えていることを特徴とす
    る請求項1のデイスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記デイスク受け渡し手段は、デイスク
    ストッカ及びターンテーブルの側方をこれらデイスクス
    トッカとターンテーブルとの間で往復動してデイスクを
    移送するデイスク交換スライダ(74)を備えており、 前記アーム駆動手段は、前記デイスク交換スライダがタ
    ーンテーブル側からデイスクストッカ側に移動する動作
    に連動して前記クランパアームをクランプ位置から退避
    位置へ回動させるカム機構(180,182)を備えて
    いることを特徴とする請求項2のデイスク駆動装置。
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