JPH0729281A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH0729281A
JPH0729281A JP19508793A JP19508793A JPH0729281A JP H0729281 A JPH0729281 A JP H0729281A JP 19508793 A JP19508793 A JP 19508793A JP 19508793 A JP19508793 A JP 19508793A JP H0729281 A JPH0729281 A JP H0729281A
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JP
Japan
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disc
disk
stocker
slider
gear
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JP19508793A
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English (en)
Inventor
Shinsaku Tanaka
進作 田中
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Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクストッカ(6)とディスク再生部に設け
られるディスクパレットの載置凹部(60)との間でのディ
スクの受け渡しを行なう機構の簡単化を図る。 【構成】 ディスク交換スライダ(74)に、該スライダの
往復移動時にディスクの外周縁部を摘んで該ディスクを
保持する為の挟持片(168)を備えたディスク挟持部を設
け、挟持片をスライダの移動に連動して上下動させてデ
ィスクの外周縁部を摘んで保持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディスクオートチェン
ジャを備えたコンパクト・ディスク(CD)用のディスク
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスク再生装置は、例えば特
開昭63-204547号公報に開示されている。この公報に示
されるディスク再生装置は、複数枚のディスクを単体の
ままで上下に重ねて収納するディスクストッカ、このデ
ィスクストッカに隣接して配置されたディスク再生部を
備えており、このディスク再生部とディスクストッカと
の間でディスクの受け渡しを行なうように構成されてい
る。ディスク再生部上のディスク、即ち、使用ディスク
は、その一部がディスクストッカ側の収納ディスクに対
して上下方向に間隔を存して重なる状態にあり、この状
態にて使用ディスクを回転させて、その再生がなされ
る。
【0003】このようなディスク再生装置によれば、使
用ディスクと収納ディスクとをその一部が上下方向に重
なり合うようにしているので、当該装置の奥行きをディ
スクの直径の2倍以下にできる。またディスクストッカ
はディスクトレーを使用することなくディスクを単体の
ままで収納するので、各段のディスク間の収納ピッチを
小さくさすることができ、ディスクストッカの薄形化が
図れる。つまり前記ディスク再生装置はその奥行きばか
りでなく高さも低くして、その全体を小形にできる利点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のディスク再生
装置におけるディスク再生部とディスクストッカとの間
でのディスクの受け渡しは、例えばディスクストッカの
奥部に設けた回動レバーにてディスクの外周壁面を押し
て該ディスクをディスクストッカから押出し、押出され
たディスクを一対の回転ローラ間に挟んでディスクを再
生部へと送り送すことにより行なわれる。また或いは、
ディスク再生部側とディスクストッカ側との間を移動可
能に設けたスライダにてディスクの外周壁面を押しなが
ら該ディスクを移送することも考えられている。
【0005】ところがローラを用いたディスク移送機構
はその構成が複雑である。またスライダを用いて、ディ
スク再生部とディスクストッカとの間に亘ってディスク
の外周壁面を押して行くものにあっては、そのスライダ
がディスクストッカとぶつかることがないように工夫す
ることが必要となる。具体的には本発明者等が先に提唱
したように、ディスクストッカの側部を切欠き、この切
欠き部を通してスライダを移動させるような工夫が必要
である。
【0006】この発明は上述した事情に考慮してなされ
たもので、その目的は、簡易にして効果的にディスク再
生部とディスクストッカとの間でディスクを移送するこ
とのできるディスク再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下動自在に
設けられ、複数のディスクを上下方向に所定のピッチを
存して引き出し可能に収容するディスクストッカと、こ
のディスクストッカに対しディスクの引き出し側に設け
られたディスク再生部との間でディスクを受け渡しして
上記ディスク再生部において再生に供されるディスクを
選択するディスク受け渡し手段を具備したディスク再生
装置に係り、ディスク受け渡し手段を、ディスクストッ
カとディスク再生部との間を往復動するディスク交換ス
ライダと、このディスク交換スライダに設けられ、該ス
ライダの往復移動時にディスクの外周縁部を摘んで該デ
ィスクを保持するディスク挟持部により構成したことを
特徴とするものである。
【0008】特にディスク挟持部を、ディスクの外周縁
部を上下方向から挟持する一対の挟持片とし、少なくと
も一方の挟持片は前記ディスク交換スライダの移動に連
動して上下動させて他方の挟持片との間でディスクの外
周縁部を挟み込むようにしたこと特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ディスクストッカとディス
ク再生部との間を往復動するディスク交換スライダに設
けられたディスク挟持部が、該スライダが上記間を往復
移動する際、ディスクの外周縁部を挟み込んで該ディス
クを保持するので、ディスクはその外周縁部が摘まれた
状態でディスクストッカから引出されてディスク再生部
に移送され、またディスク再生部から移送されてディス
クストッカに押込まれる。またディスク挟持部は、スラ
イダの移動時以外にはディスク外周縁部から離れるの
で、再生動作等に悪影響を及ぼすことがない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に係
るディスク再生装置について説明する。図1は実施例装
置の概略構成を示す斜視図であり、図2は要部分解斜視
図である。このディスク再生装置は、12cm径または8
cm径のコンパクトディスク(以下単にCDと称す)の記録
情報を光学的に再生するものである。このディスク再生
装置は、メインシャーシ2と、このメインシャーシ2の下
側に位置したサブシャーシ4を備えており、これらシャ
ーシ2,4は互いにねじ止めされて、相互に連結されてい
る。
【0011】サブシャーシ4の一端側、即ち、ディスク
再生装置でみてその奥側には、合成樹脂製のディスクス
トッカ6が配置されており、このディスクストッカ6はメ
インシャーシ2の上面側に突出している。ディスクスト
ッカ6は、上板8,下板10,及びこれら上板8と下板10と
を接続する周壁12からなり、この周壁12のサブシャーシ
4の他端側と側方に面する側は開口されている。
【0012】周壁12の内面には、該周壁12に沿って延び
る円弧状をなす上下5段の収納棚14が突出されており、
これらの収納棚14にてディスクストッカ6の奥部が6つ
のディスク収納空間に仕切られている。そしてディスク
ストッカ6はその開口側から各ディスク収容空間にCD
が差し込まれることにより、合計6枚のCDを上下方向
に所定の収納ピッチを存し、また互いに同軸にして収納
するものとなっている。つまりディスクストッカ6はそ
の下板10と5段の収納棚14により合計6段のディスク収
納段を有している。
【0013】CDの収納時、そのCDは図3から明らか
なようにその周縁の一部が収納段14上に載置され、また
その周縁の残り部分がディスクストッカ6からはみ出し
た状態とされる。また各収納段14及び下板8の先端縁は
先細形状をなし、CDの受け入れが容易な形状とされて
いる。更に図3に示すように、ディスクストッカ6の奥
部には、各収納段14の最深縁を上下に貫通して下板8に
至る合成樹脂製のディスククリッパ16が設けられる。こ
のディスククリッパ16は、図2に示すようにディスクス
トッカ6の上方から差し込み式にして取り付けられる。
ディスククリッパ16は11本の弾性変形可能な櫛歯状の
クリップ片18を有しており、ディスクストッカ6内に収
納されるCDは、その外周縁の一部を対応する上下一対
のクリップ片18間に差し込まれて挟持される。尚、下板
8上のCDは、下板8と最下位のクリップ片18との間で挟
持される。
【0014】一方、メインシャーシ2の下面側には、サ
ブシャーシ4の他端部上方に位置してディスク再生ユニ
ット20が配置されている。このディスク再生ユニット20
とディスクストッカ6とは、ディスク再生装置でみてそ
の手前側と奥側とにそれぞれ位置することになる。
【0015】ディスク再生ユニット20は、図4にその詳
細を示すように合成樹脂製のユニットフレーム22を備え
ており、ユニットフレーム22の一端に一体形成した一対
のセルフヒンジ24を取付ねじ26を介してメインシャーシ
2に固定し、他端側を上下に回動自在としてメインシャ
ーシ2に取付けられている。このユニットフレーム22に
は、複数の支持脚28を介してユニットシャーシ30が取り
付けられている。
【0016】ユニットシャーシ30の上面にはピックアッ
プ38、回転ステージとなるターンテーブル40が上方に向
けて設けられ、またユニットシャーシ30の下面には上記
ピックアップ38及びターンテーブル40をそれぞれ駆動す
るピックアップモータ42及びターンテーブルモータ44が
それぞれ設けられている。上記ターンテーブル40はター
ンテーブルモータ44の出力軸に直接取り付けられてい
る。またピックアップ38とピックアップモータ42との間
は、ピックアップモータ42の出力軸に取り付けられた出
力ギヤ46と、この出力ギヤ46に順次噛み合う一対の段付
きギヤ48,50と、段付きギヤ50の小径ギヤに噛み合うラ
ック52からなるフィードギヤ列を介して接続されてお
り、このラック52にピックアップ38が取り付けられてい
る。そしてピックアップモータ42が駆動されると、その
出力ギヤ52の回転は一対の段付きギヤ48,50により減速
された後、ラック52、即ちピックアップ38の往復運動に
変換される。尚、ピックアップ38の往復運動はターンテ
ーブル40に対して接離する方向に設定されている。
【0017】一方、メインシャーシ2の上方には、ディ
スク再生ユニット20に沿って延びるクロスプレート54が
配置されており、このクロスプレート54の両端は下方に
折曲されてメインシャーシ2に取り付けられている。ク
ロスプレート54にはターンテーブル40に対向してクラン
パ56が設けられており、このクランパ56はクロスプレー
ト54に対して、水平方向及びその軸方向に適度な遊びを
存して取り付けられている。このクランパ56は、その下
面に磁石を埋設したもので、ターンテーブル40の一部に
組込まれた鉄板等の磁性体と組をなして、ターンテーブ
ル40上にCDを確実に保持するクランプ手段を構成して
いる。
【0018】ところで図2に示されように、メインシャ
ーシ2の上面には合成樹脂製のディスクパレット58が取
り付けられている。このディスクパレット58は、図1及
び図4を参照すればより明らかなように、クロスプレー
ト54とディスク再生ユニット20との間に位置付けられて
いる。ディスクパレット58は、ディスクストッカ6やこ
のディスクストッカ6に収納されたCDとの干渉を避け
るように、そのディスクストッカ6側の部位が大きく開
口されている。
【0019】しかしてディスクパレット58の上面には1
2cmCDの載置凹部60が形成されており、またこの載置
凹部60の中央には8cmCDのための載置凹部62が形成さ
れている。更にディスクパレット58には載置凹部62側か
ら側方に延びる開口64が形成されており、この開口64を
通じてピックアップ38及びターンテーブル40はディスク
パレット58の上面から突出でき、またピックアップ38は
開口64に沿って往復動可能となっている。尚、図2中、
参照符号66,68は、載置凹部60,62上のCDの有無および
そのディスクの種類(12cm径か8cm径か)を光学的に検
出するための検出孔である。
【0020】ディスクパレット58はメインシャーシ2上
を移動自在となっており、ディスクパレット58の移動案
内はメインシャーシ2の上面両側に間隔を存して取り付
けられたガイド70によりなされる。そしてディスクパレ
ット58はメインシャーシ2上から手前側に引き出され、
その載置凹部60をディスク再生装置の外部に露出させる
ようになっている。
【0021】ディスクパレット58上にはその一方の側縁
側に沿って、ディスクパレット58の両端間に亘って延び
るガイドレール72が一体に形成されている。つまりガイ
ドレール72は、ディスクパレット58がメインシャーシ2
上に位置する状態において、ディスク再生ユニット20か
らディスクストッカ6に亘って延ばされている。このガ
イドレール72上に、ディスクストッカ6の選択収納段と
ディスクパレット58の載置凹部60との間でCDを受け渡
しする為のディスク交換スライダ74が移動自在に取り付
けられる。
【0022】このディスク交換スライダ74は合成樹脂製
の板状をなすもので、その手前側はディスクパレット58
の中央部に向けてL字状に張出され、その内側面を凹状
の円弧面としたディスク挟持部とされている。この円弧
面の円弧は、12cmCDの半径よりも大きな半径を有す
る円の一部からなっている。またこのディスク交換スラ
イダ74の裏面側には、後述するディスク挟持片が設けら
れている。
【0023】しかしてディスク交換スライダ74の外側面
にはラック80が形成されており、またスライダ74側のデ
ィスクパレット58の外側面にも、その奥側の一部にラッ
ク82が形成されている。そしてメインシャーシ2のディ
スク交換スライダ74側の側縁中央には、一対のピニオン
84,86が上方に向けて突出されている。これらピニオン8
4,86は、ディスク交換スライダ74のラック80及びディス
クパレット58のラック82と噛み合い可能な歯幅を有し、
メインシャーシ2の側縁に沿い互いに離間して配置され
ている。一対のピニオン84,86は図示しないギヤ列を介
してローディングモータ88に接続され、このモータ88か
らの動力を受けて同一方向に正逆回転可能となってい
る。尚、ローディングモータ88はメインシャーシ2の下
面側に取り付けられている。
【0024】ディスク交換スライダ74が図2に示すよう
にディスクストッカ6側の収納位置にあるとき、ディス
ク交換スライダ74のラック80はピニオン86のみに噛み合
っており、一方、ディスクパレット58のラック82はピニ
オン84,86の何れとも噛み合っていない。
【0025】このような状態で、一対のピニオン84,86
がローディングモータ88により一方向に回転されると、
ディスク交換スライダ74はそのラック80とピニオン86の
噛み合いにより、収納位置からディスクパレット58の手
前側に向け、そのガイドレール72上を摺動する。ディス
ク交換スライダ74がガイドレール72の手前側の終端に達
すると、ローディングモータ88の回転が停止されて、デ
ィスク交換スライダ74はディスクパレット58の載置凹部
60の側方、即ち、ローディング位置に位置付けられる。
【0026】ローディングモータ88が更に同方向に駆動
されると、ディスク交換スライダ74はそのローディング
位置から更にディスクパレット58側に摺動し、ディスク
パレット58の前縁に当接して、このディスクパレット58
をメインシャーシ2上のホームポジションから引き出
す。この引き出しにより、ディスクパレット58のラック
82がピニオン86,86に順次噛み合うことから、その引き
出し動作が継続され、ディスクパレット58がディスク再
生装置の手前側に所定の長さ引き出されたとき、ローデ
ィングモータ88の駆動が停止される。このとき、ディス
クパレット58のラック82はピニオン84とのみ噛み合った
状態にある。
【0027】ディスクパレット58がホームポジションか
ら引き出されると、このディスクパレット58が空の場合
には、ディスクパレット58に新たなCDを載置でき、ま
たディスクパレット58上にCDが存在する場合には、こ
のCDをディスクパレット58から取り出すことができ
る。
【0028】一方、ディスク交換スライダ74がローディ
ング位置にあり、この状態から、ローディングモータ88
が逆方向に駆動されると、この場合、ディスク交換スラ
イダ74はローディング位置から収納位置に向けて摺動
し、この収納位置に位置付けられる。つまりディスク交
換スライダ74は、ローディングモータ88を正逆回転させ
ることにより、ディスクストッカ6側の収納位置とディ
スクパレット58の載置凹部60側のローディング位置との
間で往復動するものとなっている。
【0029】従って今、ディスクパレット58に対し、デ
ィスクストッカ6の1つの選択された収納段が同一のレ
ベルに位置付けられていると、ディスク交換スライダ74
の往復動により、ディスクパレット58とディスクストッ
カ6の選択収納段との間でCDの交換を行うことができ
る。
【0030】このディスク交換スライダ74の往復動によ
るCDの交換に関して詳述すると、ディスク交換スライ
ダ74の裏面には図5に示すように、その手前側縁部に沿
って延びる回動アーム160が、その中間部を回動自在に
支持されて設けられている。この回動アーム160はその
一端をディスク挟持片162としたもので、回動アーム160
の回動に伴う上昇により、ディスク交換スライダ74のL
字状に張出された上板164との間でCDの外周縁部を挟
むものである。しかしてディスク挟持片160は、常時は
その自重により下方に回動しており、上板164との間に
CDの外周縁部が侵入可能な空間を形成している。
【0031】回動アーム160の他端側には、これに係合
する作動アーム166がスライダ74の移動方向に沿って設
けられており、この作動アームは166はその中間位置に
て上下方向および水平方向に回動自在に支持されてい
る。この作動アーム166の上記回動アーム160との係合部
とは反対側の端部の下面にはカムピン168が設けられて
おり、このカムピン168を、前記ディスクパレット58上
に図6に示すように形成されたカム溝170に係合させて
いる。
【0032】このカム溝170は、ガイドレール72の側部
に該ガイドレール72に沿って設けられ、手前側の端部を
第1の作動部A、奥部側の端部をループ状の第2の作動
部Bとしたもので、その間を直線状の連結部Cにて結ん
で構成される。第1および第2の作動部A,Bは、連結
部Cに比較して深い溝をなしており、カム溝170に倣っ
て移動変位するカムピン168を落とし込むことにより、
作動アーム166を上下方向に回動させるものとなってい
る。このような作動アーム166の回動により前記回動ア
ーム160が上下方向に回動され、ディスク挟持片162の上
下動による該ディスク挟持片162と上板164との間に位置
するCDの外周縁部の挟持が制御される。
【0033】ここでカム溝170の第1の作動部Aは、デ
ィスク交換スライダ74がディスクパレット58の手前側位
置に移動したとき、カムピン168を落とし込んでディス
ク挟持片162を下降させる機能を呈する。
【0034】これに対してループ状の第2の作動部B
は、複数の傾斜溝b1,b2,b3,b4を、階段的に順次ル
ープ状に連結させてカムピン168の移動軌跡に方向性を
持たせたものである。しかしてカムピン168が連結部C
からカム溝170の最奥部まで移動する際、カムピン168は
傾斜溝b1に沿って側方に変位しながら進んで傾斜溝b2
に落込む。このカムピン168の落込みによりディスク挟
持片162が下降する。この状態の後、カムピン168が逆向
きに移動するときには、該カムピン168は傾斜溝b2に沿
って進んで傾斜溝b3に落込んで、その移動が停止され
る。この状態で再度逆むきに移動するときには、カムピ
ン168は傾斜溝b3に沿って進んで傾斜溝b4に入り込
み、その位置で停止する。この状態から再度その移動方
向を反転させると、カムピン168は傾斜溝b4に沿って移
動して連結部Cに入り込むようになっている。
【0035】つまりループ状の第2の作動部Bは、傾斜
溝b1,b2,b3,b4に沿ってカムピン168を順に案内する
如く、傾斜溝b1,b2,b3,b4を順に段差を形成しなが
ら一方向性を持たせて形成されている。そして傾斜溝b
2,b3は、連結部Cおよび他の傾斜溝b1,b4よりも深く
形成されており、カムピン168が傾斜溝b2,b3内に位置
する間、カムピン168を落とし込んでディスク挟持片162
を下降させるものとなっている。
【0036】上述したカム溝170と、このカム溝170に係
合したカムピン168を備えてディスク挟持片162を上下動
させるディスク交換スライダ74は、CDの外周縁部を摘
んでディスクパレット58とディスクストッカ6との間で
CDを移送する機能を果たし、ディスクパレット58上で
のディスク交換スライダ74の位置に応じて次のように作
用する。
【0037】図7に示すようにディスク交換スライダ74
がディスクパレット58上の最手前側の位置にあるときに
は、カムピン168はカム溝170の第1作動部A内に落込ん
でおり、ディスク挟持片162は開いた(下降した)状態に
あり、またCDの外周縁部の側方に退避した状態にあ
る。従ってこの状態にあっては、載置凹部60上に載置さ
れるCDは、ディスク交換スライダ74に邪魔されること
なくディスク再生に供される。
【0038】載置凹部60上にCDを載置した状態で、こ
のCDをディスクストッカ6に移送する場合には、ディ
スク交換スライダ74を奥部に向けて移動させる。すると
ディスク交換スライダ74が図7において二点鎖線P1に
示す位置に移動し、ディスク挟持片162と上板164との間
にCDの外周縁部が位置する状態になると、カムピン16
8がカム溝170の第1の作動部Aから抜け出して連結部C
に入り込む。これによってディスク挟持片162が上方位
置に変位され、このディスク挟持片162と上板164との間
にCDの外周縁部が挟み込まれて該CDがディスク交換
スライダ74により摘み保持される。
【0039】この状態でディスク交換スライダ74の移動
に伴い、CDは載置凹部60からディスクストッカ6へと
持ち運ばれる。そしてディスク交換スライダ74が最奥部
の図7において二点鎖線P2に示す位置まで移動し、C
Dをディスクストッカ6の所定の収納段に押込むと、こ
のときにはカムピン168が傾斜溝b1に沿って側方に変位
しながら進んで傾斜溝b2に落込むことになるので、こ
れによってディスク挟持片162が下方位置に変位し、C
Dの挟み込みが解除される。しかる後、ディスク交換ス
ライダ74は、CDの外周縁部の側方へと離反する位置、
つまり図7において二点鎖線P3に示す位置まで若干戻
される。この際、カムピン168は傾斜溝b2に落ち込んだ
状態で傾斜溝b2に沿って次の傾斜溝b3へと移動する。
従ってこの場合には、ディスク挟持片162が既に下方位
置に変位しているので、ディスク交換スライダ74は、C
Dをディスクストッカ6内に残したまま図7においてP3
に示す位置まで後戻りすることになる。
【0040】一方、ディスクストッカ6内のCDを引出
して載置凹部60に移送する場合には、ディスク交換スラ
イダ74を、一旦、図7のP3の位置からP2の位置へと移
動させる。このP2の位置はディスク挟持片162と上板16
4との間にCDの外周縁部が入り込む位置である。また
このとき、カムピン168は傾斜溝b3に案内されて傾斜溝
b4の奥部に移動し、この傾斜溝b4により持上げられ
る。これによってディスク挟持片162が上方位置に変位
され、このディスク挟持片162と上板164との間にCDの
外周縁部が挟み込まれて該CDがディスク交換スライダ
74により摘み保持される。
【0041】この状態でディスク交換スライダ74を手前
側に向けて移動させると、該スライダ74はCDの外周縁
部を摘んだ状態でディスクスライダ6から引出し、これ
をディスクパレット58の載置凹部60へと持ち運ぶ。そし
てディスク交換スライダ74が図7のP1に示す位置に到
達すると、カムピン168がカム溝170の第1の作動部Aに
落込むことにより、ディスク挟持片162によるCDの挟
持が解除される。この結果、CDは載置凹部60の位置に
取り残され、ディスク交換スライダ74だけが図7に実線
で示す最手前側の位置まで移動することになる。
【0042】尚、ディスクパレット58がホームポジショ
ンにあるか否か、またディスク交換スライダ74が収納位
置又はローディング位置に達したか否かは、図示しない
けれども機械式又は光学式センサにより検出され、これ
らセンサの信号に基づいてローディングモータ88の駆動
が制御されることは言うまでもない。
【0043】ところでディスクストッカ6の任意の収納
段にあるCDとディスクパレット58との間にてCDの交
換を行うには、ディスクストッカ6は昇降可能でなけれ
ばならない。このためにディスクストッカ6は、図2に
示されているように昇降台92上にねじ止めして固定され
ており、この昇降台92はその手前側及び奥側の両端部が
一対のパンタグラフ機構94を介してサブシャーシ4に支
持されている。
【0044】昇降台92の一方の側縁に設けられた水平軸
96は一対のパンタグラフ機構94間に跨るようにして昇降
台92を貫通して昇降台92に回転自在に支持されている。
水平軸96の突出した両端にそれぞれ取付けられたピニオ
ン98は、サブシャーシ4の一部を切り起こして立設けた
一対のラック100にそれぞれ噛合されている。
【0045】一方、昇降台92には、図8に示すように水
平軸96とは反対側の側縁奥部に位置してナット102が固
定されており、このナット102には中空のフィードスク
リュー104が上下に貫通して螺合されている。フィード
スクリュー104内にはサブシャーシ4から立設されたポス
ト106が挿通されており、このポスト106はフィードスク
リュー104の上端から突出されており、その突出端はメ
インシャーシ2から延びるブラケット108に支持されてい
る。
【0046】更にフィードスクリュー104の下端部には
ギヤ110が一体に形成されており、このギヤ110はサブシ
ャーシ4上を延びるギヤ列112を介して共用モータ114に
接続可能となっている。このギヤ列112に関して説明す
ると、共用モータ114はサブシャーシ4にモータ台を介し
て支持され、モータ台の下方に突出する出力軸を有して
いる。この出力軸には小径ギヤ116が取り付けられてお
り、この小径ギヤ116は歯幅の広い歯面を有している。
【0047】小径ギヤ116の近傍には、大小のギヤを一
体に有するクラッチギヤ118が配置されており、このク
ラッチギヤ118はサブシャーシ4に立設された支持軸120
に回転自在に支持されている。クラッチギヤ118はその
大ギヤを上向きにした姿勢で、支持軸120に沿って昇降
自在となっており、支持軸120上端のばね受とクラッチ
ギヤ118との間には圧縮コイルばね122が配置されてい
る。この圧縮コイルばね122はクラッチギヤ118を下方に
向けて常時付勢し、これによりクラッチギヤ118はその
ギヤ軸がサブシャーシ4上に接した状態にある。
【0048】クラッチギヤ118の近傍には、前述した中
空ねじ104側に位置して、大小のギヤを一体に有した2
段ギヤ124が配置されており、この2段ギヤ124のギヤ軸
はその両端が前記モータ台とサブシャーシ4とに回転自
在に支持されている。2段ギヤ124の小ギヤは中間ギヤ1
26,128,130を介してフィードスクリュー104のギヤ110に
噛み合わされている。なお、中間ギヤ126,128,130はそ
れらのギヤ軸の下端がサブシャーシ4に回転自在に支持
されている。
【0049】図8の状態では、クラッチギヤ118と2段
ギヤ124との噛み合いが解除されているが、これらギヤ1
18,124の噛み合いは図示しないクラッチアクチュエータ
により断続可能となっている。このクラッチアクチュエ
ータはシーソーレバーを備えており、シーソーレバーを
電磁石の通電により上下動させてクラッチギヤ118を上
昇させるものとなっている。この結果、クラッチギヤ11
8はその小ギヤが2段ギヤ124の大ギヤに噛み合うことに
なり、この状態で共用モータ114が一方向に回転される
と、その回転はギヤ列112を介し減速してフィードスク
リュー104のギヤ110に伝達され、このフィードスクリュ
ー104を回転させる。
【0050】フィードスクリュー104の回転はその回転
方向に従い、昇降台92、つまりディスクストッカ6を昇
降させ、これによりディスクストッカ6の選択された収
納段(その1つの収納棚又はその下板)がディスクパレッ
ト58と同一レベルに位置付けられることになる。従って
共用モータ114とフィードスクリュー104のギヤ110との
間を接続するクラッチギヤ118及びギヤ列112は、ディス
クストッカ6を昇降させる動力伝達系を構成している。
尚、電磁石が消磁されると、シーソーレバー及びクラッ
チギヤ118はその自重により降下し、クラッチギヤ118の
小ギヤと2段ギヤ124の大ギヤとの噛み合いが解除され
る。
【0051】またクラッチギヤ118の近傍には、前記2
段ギヤ124とは別の2段ギヤ140が配置されている。この
2段ギヤ140は前記2段ギヤ124と同様に、そのギヤ軸の
両端が共用モータ114のモータ台及びサブシャーシ4に回
転自在に支持されているが、前記2段ギヤ124とは異な
ってその大ギヤが下向きとなっている。そしてクラッチ
ギヤ118が下降位置にあるとき、2段ギヤ140の大ギヤは
クラッチギヤ118の小ギヤと噛み合っているが、クラッ
チギヤ118がクラッチアクチュエータ132により上昇され
ると、クラッチギヤ118の小ギヤは2段ギヤ140の大ギヤ
から離れ、前述したように2段ギヤ124の大ギヤに噛み
合うことになる。
【0052】この2段ギヤ140の小ギヤは円筒カム142の
ギヤ144に噛み合っており、円筒カム142はサブシャーシ
4から突出した支持軸に回転自在に支持され、その外周
面に螺旋状のカム溝146が形成されている。
【0053】図4に示されているように、円筒カム142
は前述したディスク再生ユニット20のセルフヒンジ24と
は反対側の端部に近接して配置されており、ディスク再
生ユニット20、即ち、そのユニットフレーム22の他端か
らピン状のカムフォロア148が突出して、円筒カム142の
カム溝146に挿入されている。そしてクラッチギヤ118が
下降位置にあるとき、つまりクラッチギヤ118の小ギヤ
が2段ギヤ140の大ギヤに噛み合っているとき、共用モ
ータ114の回転が2段ギヤ140及びギヤ144を介し減速し
て円筒カム142に伝達され、この円筒カム142を回転させ
る。
【0054】円筒カム142の回転はそのカム溝146に沿
い、ディスク再生ユニット20のカムフォロア148を上昇
させることから、ディスク再生ユニット20はその一対の
セルフヒンジ24を中心として上方に回動し、そのピック
アップ38及びターンテーブル40は図4中2点鎖線で示す
位置まで上昇する。この際、ターンテーブル40はディス
クパレット58の上方にその開口64を通じて突出する。
【0055】ここでディスク再生ユニット20が上方に向
けて回動する前に、ディスクパレット58上にCDが載置
されていると、ディスク再生ユニット20の上方への回動
により、CDはターンテーブル40上に受け取られると
同時に、CDのセンタホールにターンテーブル40のハ
ブが嵌合され、更にターンテーブル40が上昇して、その
CDはターンテーブル40とクランパ56との間に作用する
磁気吸引力によりクランプされる。このように前述した
クラッチギヤ118、2段ギヤ140、円筒カム142及びカムフ
ォロア148は、クランパ56と協働してCDをクランプす
るクランプ手段の動力伝達系を構成している。
【0056】尚、ディスクパレット58から浮上した状態
でターンテーブル40上にクランプされたCDはそのター
ンテーブル40とともに回転され、そしてCDに記録され
た情報はピックアップ38により再生される。
【0057】以上この発明に係るディスク再生装置の一
実施例につき説明したが、本発明はこの実施例に制約さ
れるものでなく、種々の変形が可能である。例えば実施
例では、CDの外周縁部の手前側を摘んでディスクスト
ッカ6とディスクパレット58の載置凹部60との間を移動
させるものについて示したが、ディスク交換スライダ74
が設けられている側のCDの側方部を摘むようにしても
よい。またCDの摘み方についても、例えば互いに逆向
きに上下動自在な一対のディスク挟持片によりCDを摘
むようにしてもよい。
【0058】更に実施例では、ディスク挟持片168の上
下動をディスク交換スライダ58の移動位置に応じて制御
するものとしたが、ディスク挟持片168自体を水平方向
にも回動可能とし、ディスク交換スライダ58を移動させ
ることなくディスク挟持片168をCDの外周縁部を摘み
得る位置、およびCDの外周縁部側方に退避する位置に
移動変位させるようにしてもよい。その他、本発明はそ
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが
できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のディスク
再生装置によれば、ディスクの外周縁部を摘んで保持
し、ディスクストッカと再生部との間を移動させるの
で、その移動機構を非常に簡単なものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディスク再生装置の斜視図。
【図2】 図1のディスク再生装置の分解斜視図。
【図3】 ディスクストッカの断面図。
【図4】 ディスク再生ユニットの正面図。
【図5】 ディスク交換スライダの要部概略構成図。
【図6】 ディスクパレットに設けられるカム溝の構成
を示す図。
【図7】 ディスクパレット上を移動するディスク交換
スライダの作用を説明するための平面図。
【図8】 動力伝達系を示す側面図。
【符号の説明】
6…ディスクストッカ,8…下板(収納段),14…収納棚
(収納段),40…ターンテーブル(回転ステージ),56…ク
ランパ,58…ディスクパレット,74…ディスク交換スラ
イダ,162…ディスク挟持片,166…カムピン,168…カ
ム溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の収納段にディスクを上下方向に所定
    のピッチを存して載置し、各収納段上のディスクを引き
    出し可能に収容するディスクストッカ(6)と、 このディスクストッカに対しディスクの引き出し側に設
    けられたディスク再生部(20)と、 前記ディスクストッカを上下方向に移動させ、前記ディ
    スク再生部の回転ステージ及び前記ディスクストッカの
    選択された収納段を同一のレベルに位置決めする昇降手
    段(104)と、 前記ディスク再生部と前記ディスクストッカの選択され
    た収納段との間でディスクを移送するディスク移送手段
    とを具備し、 このディスク受け渡し手段は、ディスクストッカとディ
    スク再生部との間を移動可能に設けられたディスク交換
    スライダ(58)と、このディスク交換スライダに設けら
    れ、該スライダの往復移動時にディスクの外周縁を径方
    向から挟んで該ディスクを保持するディスク挟持部(16
    8)とからなることを特徴とするディスク再生装置。
JP19508793A 1993-07-12 1993-07-12 ディスク再生装置 Withdrawn JPH0729281A (ja)

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