JP3344968B2 - 自動車の排気管装置 - Google Patents

自動車の排気管装置

Info

Publication number
JP3344968B2
JP3344968B2 JP13306599A JP13306599A JP3344968B2 JP 3344968 B2 JP3344968 B2 JP 3344968B2 JP 13306599 A JP13306599 A JP 13306599A JP 13306599 A JP13306599 A JP 13306599A JP 3344968 B2 JP3344968 B2 JP 3344968B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
inner cylinder
passage
inlet
automobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13306599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000320328A (ja
Inventor
勇 奥野
Original Assignee
勇 奥野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勇 奥野 filed Critical 勇 奥野
Priority to JP13306599A priority Critical patent/JP3344968B2/ja
Publication of JP2000320328A publication Critical patent/JP2000320328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344968B2 publication Critical patent/JP3344968B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンから出る
排ガスの排出を促進する自動車の排気管装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術とその課題】排ガスは排気管を通して排出
されるが、排気管の途中には、通常、消音器が挿設され
ている。この消音器は、排ガスを複雑な回路で迂回させ
て排気音を低下させるものであるが、排ガスはこの部分
で大きな排圧を課せられ、出力低下や燃費の増大を来し
ていた。本発明は、消音効果を維持しながら排圧を減少
させ、出力低下の防止、燃費の向上を可能にしたもので
ある。
【0003】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、請求項1に記載された、途中に外周に張出する外周
にステーが張出されて下流に行くほど径を漸大する傘状
をしている拡散盤が挿設され、拡散盤の上流側には出孔
が、下流側には入孔が形成されて自動車の排気管に接続
される内筒と、出孔と入孔を中に取り込んでステーの外
周に連結される外筒とを有する自動車の排気管装置であ
り、ステーに通過部を形成するとともに、通過部の面積
を内筒の断面積より大きくする一方、入孔の総面積より
小さくして排ガスを内筒、出孔、通過部、入孔、内筒を
通して排気することを特徴とする自動車の排気管装置を
提供したものである。
【0004】以上の手段をとることにより、内筒に入っ
た排ガスは出孔から出て拡散盤によって拡散されなが
ら、内筒の断面積よりも大きな面積を有する通過部を通
過する。一方、通過部を通過した排ガスは、通過部の面
積よりも大きな面積を有する入孔に入り込んで排出さ
れるから、結局、通過部の前後で共に圧力は低下し、排
圧の上昇は抑えられる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す排気管
装置の縦断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は同
じくB−B断面図であるが、この排気管装置は、エンジ
ンから延びる排気管8(乗用車の場合は、触媒より下流
側)に接続されて途中に拡散盤10が挿設される内筒1
2と、拡散盤10との間に通過部14を形成して内筒1
2の周囲を囲包する外筒16とからなる。
【0006】本例の拡散盤10は、下流に行くほど径を
漸大する側面視傘状をしているものであり、又、拡散盤
10の上流側と下流側にある外筒16で囲まれた内筒1
2の外周には、それぞれ多数の出孔18と入孔20が形
成されている。尚、拡散盤10の外周には何個かのステ
ー22を張出し、このステー22を外筒16に連結して
拡散盤10と内筒12の保持を図っている(ステー22
を除いた部分が通過部14ということになる)。このよ
うな構成によると、内筒12と外筒16とで囲まれた空
間のうち、拡散盤10より上流側が第一次拡散室24、
下流が第二次拡散室26ということになる。
【0007】以上により、エンジンから出て内筒12に
入った排ガスは、出孔18から出て第一次拡散室24に
入って拡散されるが、このとき、拡散盤10が傘状をし
ていることにより、この拡散はスムーズに行なわれる。
尚、出孔18において、下流に行くほど径を漸大する
(拡散盤10の勾配に合わせるのが好ましい)誘導板2
8を設けておくと、排ガスの拡散はよりスムーズにな
る。加えて、この誘導板28を内筒12の内外に張出す
るようにしておけば、出孔18からの排出が一層促進さ
れる。
【0008】第一次拡散室24に入った排ガスは、拡散
されながら通過部14に至るが、このとき、通過部14
の面積は、内筒12の断面積よりも大きく設定してある
ことで、通過部14に至った排ガスは圧力を低下され、
排圧の上昇が抑えられる。
【0009】一方、通過部14を通過した排ガスは、第
二次拡散室26に移って内筒12に形成された入孔20
に入り込み、その後端の拝気口から排出されるが、この
ときも、入孔20の総面積は、通過部14の面積よりも
大きく設定してあることで、圧力が低下して入孔20へ
の入り込みが促進され、排圧の上昇が抑えられる。この
ように、排ガスは、第一次拡散室24と第二次拡散室2
6とで、共に下流に向かうほど圧力を下げられるから、
排ガスの流れが良くなるとともに、排圧を上昇させな
い。勿論、消音効果も十分である。
【0010】ところで、排圧が抑えられると、排ガスの
排出に抵抗が少なくなって流れが促進されるから、エン
ジンの出力低下は抑制され、燃費も向上することにな
る。本発明者が、11トンの貨物自動車に適用する内筒
の内径が103mm、外筒の内径が300mm、通過部
の間隔が25〜30mmのものを試作してテストした結
果、燃費が7%以上節約できたことが確認された。
【0011】
【発明の効果】以上、本発明によれば、この排気管装置
を通る間に排ガスは拡散されて圧力を下げる。従って、
排圧の上昇が抑制され、馬力アップ、出足時の高加速
性、登坂力の向上が期待できるとともに、燃費を節約で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す自動車の排気管装置の縦断
面である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
10 拡散盤 12 内筒 14 通過部 16 外筒 18 出孔 20 入孔 28 誘導板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 途中に外周に張出する外周にステーが張
    出されて下流に行くほど径を漸大する傘状をしている
    散盤が挿設され、拡散盤の上流側には出孔が、下流側に
    は入孔が形成されて自動車の排気管に接続される内筒
    と、出孔と入孔を中に取り込んでステーの外周に連結さ
    れる外筒とを有する自動車の排気管装置であり、ステー
    に通過部を形成するとともに、通過部の面積を内筒の断
    面積より大きくする一方、入孔の総面積より小さくして
    排ガスを内筒、出孔、通過部、入孔、内筒を通して排気
    することを特徴とする自動車の排気管装置。
  2. 【請求項2】 孔に、下流に行くほど径を漸大して張
    出する誘導板が付設される請求項1に記載の自動車の排
    気管装置。
  3. 【請求項3】 誘導板が内筒の内外に張出する請求項2
    に記載の自動車の排気管装置。
JP13306599A 1999-05-13 1999-05-13 自動車の排気管装置 Expired - Fee Related JP3344968B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13306599A JP3344968B2 (ja) 1999-05-13 1999-05-13 自動車の排気管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13306599A JP3344968B2 (ja) 1999-05-13 1999-05-13 自動車の排気管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000320328A JP2000320328A (ja) 2000-11-21
JP3344968B2 true JP3344968B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=15096024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13306599A Expired - Fee Related JP3344968B2 (ja) 1999-05-13 1999-05-13 自動車の排気管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344968B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013088978A1 (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Okuno Isamu 酸化触媒に代わる螺旋形マフラーエレメントを有するマフラー

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5437845B2 (ja) * 2010-02-17 2014-03-12 フタバ産業株式会社 エギゾーストマニホルド
CN104153847A (zh) * 2014-03-18 2014-11-19 成都陵川常友汽车部件制造有限公司 双门窗形消声筒单式隔板组件
JP6122197B1 (ja) * 2016-09-07 2017-04-26 増山 征男 熱機関及び燃焼機器の排気利用による排気促進装置
CN107387210B (zh) * 2017-09-15 2023-05-09 重庆迪洋科技开发有限公司 一种摩托车排气筒

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013088978A1 (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Okuno Isamu 酸化触媒に代わる螺旋形マフラーエレメントを有するマフラー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000320328A (ja) 2000-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101942753B1 (ko) 자동차 내연기관의 와류발생기
US5388407A (en) Exhaust manifold catalyst and muffler for automotive engine
JP3344968B2 (ja) 自動車の排気管装置
JP2007146681A (ja) 内燃機関の排気装置
KR200484057Y1 (ko) 자동차용 서브 머플러
JPH037534Y2 (ja)
JP6545216B2 (ja) 排気装置
CN211777671U (zh) 一种汽油车用排气消声装置
KR19980025663A (ko) 자동차의 소음감쇄장치
KR970011308A (ko) 자동차용 배기머플러
KR0135428Y1 (ko) 자동차 엔진의 배기구조
JP5023149B2 (ja) 自動車の排気管装置
JP2003278542A (ja) エンジンの排気系構造
KR19980024310U (ko) 배기 파이프 구조
JP3032703U (ja) 車両の排気管内の消音マニホールド
JPH11200854A (ja) 内燃機関の排気装置
JPH0137147Y2 (ja)
GB2414274A (en) Dynamic exhaust system for vehicular i.c. engines
KR101294891B1 (ko) 기능이 향상된 차량용 머플러
JP3010940U (ja) 自動車用消音器
JPH0842322A (ja) 排気消音装置
JPH05179938A (ja) 小型エンジンの排気ガス浄化装置
KR20000008179U (ko) 배기 촉진부를 가지는 자동차용 배기 장치
KR19990020648A (ko) 자동차의 배기매니폴드구조
KR19980062798U (ko) 자동차의 소음저감형 프론트파이프구조

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees