JP3339760B2 - 文書出力装置 - Google Patents

文書出力装置

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JP3339760B2
JP3339760B2 JP11564395A JP11564395A JP3339760B2 JP 3339760 B2 JP3339760 B2 JP 3339760B2 JP 11564395 A JP11564395 A JP 11564395A JP 11564395 A JP11564395 A JP 11564395A JP 3339760 B2 JP3339760 B2 JP 3339760B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャラクタの形状を可
視化して印字、或いは、表示を行うプリンタ装置やディ
スプレイ装置の画素のオン/オフの情報である出力イメ
ージデータを生成する文書出力装置に関するものであ
り、特に、横書き文書におけるキャラクタのイメージを
好適に整列する処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の出力装置は、キャラクタ
の形状を定義する形状データからキャラクタのイメージ
データであるキャラクタイメージを生成し、そのキャラ
クタイメージを出力メディアの画素を想定したイメージ
データである出力イメージ上に配置することで、出力装
置が参照する出力イメージを生成している。ここで、イ
メージデータとは、画素のオン/オフを定義したデータ
のことを表している。
【0003】キャラクタに関する情報(以後、キャラク
タデータと称する)には、上記の形状データの他に、そ
れぞれのキャラクタを配列してキャラクタ列を作る際に
必要な情報として、配置データがあり、配置データに
は、文字送りデータとベースラインデータとが含まれて
いる。
【0004】文字送りデータは、各キャラクタの文字送
り方向の存在領域すなわちキャラクタ幅を定義するもの
であって、存在領域の始点と終点の座標情報を持つもの
である。通常、文字送りの方向は、横書きと縦書きがあ
るため、この文字送りデータも横書き用のものと縦書き
用のものとがあり、その両方を持つものもある。例え
ば、図2に示すように、横書き用の文字送りデータは、
文字送り方向であるx方向の座標情報を持ち、キャラク
タの存在領域の開始位置である始点(一般に0)の座標
情報と、その終了位置であり且つ次のキャラクタの始点
と一致させるべき位置である終点の座標情報とからなっ
ている。
【0005】また、ベースラインデータは、文字送り方
向と直交する方向のキャラクタの位置合わせの基準とな
る位置(以後、ベースラインと呼ぶ。)を定義するもの
であり、その方向の座標情報を持つものである。そし
て、文字送りデータと同様に、横書き用のものと、縦書
き用のものと、その両方を持つものとがある。例えば、
図2において、横書き用のベースラインデータはy座標
であり、キャラクタ形状の整列の基準となる位置(一般
に0)の座標情報を持っている。
【0006】従来、各キャラクタイメージを出力イメー
ジ上に配置する際、各キャラクタの文字送りデータの始
点を指示された文字送り方向の座標位置に一致させ、且
つそのキャラクタのベースラインデータで示されるベー
スラインを指示された文字送り方向に直交する方向の座
標位置に一致させることでキャラクタの配置を行ってい
た。例えば、横書きでキャラクタを配置する場合は、横
書き用文字送りデータの始点の座標を指定されたx座標
に一致させ、横書き用ベースラインの座標を指定された
y座標に一致させる様にキャラクタイメージを出力イメ
ージ上に配置していた。
【0007】ベースライン位置に関しては、一般的に、
縦書き用には、キャラクタの種類に関わらず、キャラク
タのデザイン上の中心を通る位置に設定され、また、横
書き用には、英文字のみの書体(フォント)では大文字
の最下部辺りに、英文字や仮名や漢字を含む日本語の書
体ではキャラクタのデザイン上の中心を通る位置に設定
されるものが多い。
【0008】また、一般に日本語書体のキャラクタセッ
トには、仮名や漢字の他に英文字も含まれ、この英文字
は、この書体の仮名や漢字との上下方向の位置のバラン
スも考慮にいれてデザインされている。すなわち、横書
きの場合、上述のようなベースライン位置の設定に従っ
たベースラインデータを用いて配列を行うと、明らかに
仮名や漢字が英文字に対して下がりすぎてバランスが悪
くなる。そのため、フォントデータを作成する時、英文
字の位置をベースラインより下げるか、仮名や漢字の位
置をベースラインより上げるかしてデザイン上のバラン
スをとる必要がある。一般的に、横書き用のベースライ
ンデータは、横に並べた時のバランスの良さが求められ
る英文字を基準に考慮され、仮名や漢字の形状データの
位置をベースラインより上げる、すなわち、図4に示す
ように、ベースラインがキャラクタの中心よりも若干下
方に位置するように各キャラクタのベースラインデータ
を調整して、フォントデータが作成される。
【0009】図4は、横書き用のベースラインとキャラ
クタの中心とのギャップが相異なる書体Aと書体Bとが
使用可能な文書出力装置にて、この2つの書体が混在し
た横書き文書を出力した場合の、書体A、及び、書体B
の横書き用のベースラインとキャラクタの形状データの
位置関係を示す図である。ここで、直線41はベースラ
インの位置を表し、キャラクタ42は書体Aの1つのキ
ャラクタであり、キャラクタ43は書体Bの1つのキャ
ラクタである。また、点44及び点45はそれぞれキャ
ラクタ42及びキャラクタ43のキャラクタの中心点を
示し、距離46及び距離47はそれぞれキャラクタ42
及びキャラクタ43のベースラインとキャラクタの中心
点との距離、すなわち、ギャップを示している。距離4
6は距離47よりも小さくデザインされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなデザイン上のバランスは、書体を超えてまで考慮
されている場合は少なく、一般的には、ベースライン位
置とキャラクタのデザイン上の中心との差は書体毎に異
なったものになっている。
【0011】そのため、近年、この種の文書出力装置で
は、書体毎にキャラクタデータを記憶した書体データを
比較的手軽に外部から追加することができるようにな
り、複数の書体を用いた文書を出力するようになってき
たが、その場合、複数の書体のキャラクタを組み合わせ
ると美しく配置することができない問題が起こってき
た。
【0012】例えば、書体Aの漢字と、書体Bの仮名、
英文字を用いた文書を、従来の文書出力装置にて出力し
たとすると、図5(a)に示すように、書体Aの漢字に
対して書体Bの仮名が不自然に上がったような配置状態
になってしまう。尚、直線51は、この行の位置合わせ
の座標を示す補助線を示している。
【0013】このように、複数書体、複数サイズのキャ
ラクタを用いた文書を上述のような従来のベースライン
を一致させる方式で配置した場合、キャラクタが整列せ
ずに見栄えの悪い出力結果となる問題がある。
【0014】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、キャラクタデータ中のベースラ
インデータで示されるベースラインと、キャラクタイメ
ージのデザイン上の中心との差が異なる複数の書体のキ
ャラクタを混在させた文書であっても、従来のキャラク
タデータの形態を変えることなく、キャラクタを美しく
整列させた出力結果を得ることができる文書出力装置を
提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1の発明の文書出力装置は、形状に関する形状
データと、位置合わせの座標情報であるベースラインデ
ータを含む配置データとを有するキャラクタデータを備
え、横書きの文書の出力装置における画素のオン/オフ
の情報である出力イメージデータを生成する際に、前記
形状データからキャラクタイメージデータを発生し、
め設定されている縦方向の標準位置に、前記ベースライ
ンデータが示す縦方向の座標位置が一致するように前記
キャラクタイメージデータを横方向に配置する文書出力
装置において、特定キャラクタのキャラクタイメージデ
ータが配置される際の、出力イメージデータ上の縦方向
の基準位置に関するデータを記憶する記憶手段と、前記
特定キャラクタのキャラクタイメージデータの縦方向に
おける配置基準となる座標位置を前記キャラクタデータ
中の形状データに基づいて算出する算出手段と、配置し
ようとするキャラクタが予め定めた特定キャラクタ群に
含まれる特定キャラクタであるか否かを判定する判定手
段と、 その判定手段により、予め定められた特定キャラ
クタ群に含まれる特定キャラクタであると判定された場
合、前記算出手段により、その特定キャラクタに対応す
るキャラクタイメージデータの縦方向の配置基準となる
座標位置を算出し、それを前記ベースラインデータとし
て使用すると共に、前記標準位置を、前記記憶手段に記
憶されている基準位置に置き換えた上で、キャラクタイ
メージデータを配置する特定キャラクタ配置手段とを備
えている。
【0016】また、請求項2の発明の文書出力装置は、
請求項1の文書出力装置の構成に加え、前記記憶手段
は、前記特定キャラクタのキャラクタイメージデータが
配置される出力イメージデータ上の縦方向の基準位置に
関するデータを複数記憶しており、前記記憶手段に記憶
される複数の基準位置に関するデータの中から使用する
書体、キャラクタサイズ、書体とキャラクタサイズの組
合せ或いは行送り幅に基づいて1つを選択する選択手段
を備え、前記特定キャラクタ配置手段は、配置しようと
するキャラクタが前記判定手段で特定キャラクタである
と判定された場合に、前記算出手段で得られた座標位置
を前記ベースラインデータとして使用すると共に、前記
標準位置を前記選択手段で選択された基準位置に置き換
え上で、キャラクタイメージデータを配置するものであ
【0017】更に、請求項3の発明の文書出力装置は、
請求項1もしくは2の文書出力装置の構成に加え、前記
キャラクタを特定する複数の特定キャラクタ群を記憶す
る第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段の中から書体
或いは書体とキャラクタサイズの組合せに基づいて1つ
の特定キャラクタ群を選択する第2の選択手段とを備え
ている
【0018】また、請求項4の発明の文書出力装置は、
請求項1もしくは2の文書出力装置の構成に加え、前記
特定キャラクタを複数記憶する第3の記憶手段と、前記
第3の記憶手段に対して特定キャラクタを登録或いは削
除する設定手段とを備えている
【0019】また、請求項5の発明の文書出力装置は、
請求項1もしくは2の文書出力装置の構成に加え、前記
算出手段が、前記形状データから得られるキャラクタイ
メージデータの最大値及び最小値の所定割合の位置を求
める算出手段を備えている
【0020】また、請求項6の発明の文書出力装置は、
請求項1もしくは2の文書出力装置の構成に加え、特定
キャラクタを仮名と漢字とするものである
【0021】
【0022】
【作用】上記の構成を有する請求項1の発明の文書出力
装置においては、記憶手段は特定キャラクタのキャラク
タイメージデータが配置される出力イメージデータ上の
縦方向の基準位置に関するデータを記憶する。また、算
出手段はキャラクタイメージデータの縦方向における配
置基準となる座標位置をキャラクタデータ中の形状デー
タに基づいて算出する。そして、判定手段は、配置しよ
うとするキャラクタが予め定めた特定キャラクタ群に含
まれる特定キャラクタであるか否かを判定し、特定キャ
ラクタ配置手段はキャラクタが判定手段で特定キャラク
タであると判定された場合に、算出手段により、その特
定キャラクタに対応するキャラクタイメージデータの縦
方向の配置基準となる座標位置を算出し、それをベース
ラインデータとして使用すると共に、標準位置を、記憶
手段に記憶されている基準位置に置き換えた上で、キャ
ラクタイメージデータを配置する。これにより、特定キ
ャラクタに対して特別の配置処理を行うことが可能にな
り、キャラクタを美しく整列させた出力結果を得ること
ができる。
【0023】また、請求項2の発明の文書出力装置にお
いては、請求項1の文書出力装置の作用の他に、記憶手
段は特定キャラクタのキャラクタイメージデータが配置
される出力イメージデータ上の縦方向の基準位置に関す
るデータを複数記憶する。また、選択手段は記憶手段に
記憶される複数の基準位置に関するデータの中から使用
する書体、キャラクタサイズ、書体とキャラクタサイズ
の組合せ或いは行送り幅に基づいて1つを選択する。そ
して、特定キャラクタ配置手段は、配置しようとするキ
ャラクタが判定手段で特定キャラクタであると判定され
た場合に、算出手段で得られた座標位置を前記ベースラ
インデータとして使用すると共に、標準位置を選択手段
で選択された基準位置に置き換え上で、キャラクタイメ
ージデータを配置するものである。これにより、書体、
キャラクタサイズ、書体とキャラクタサイズの組合せ或
いは行送り幅に応じたより細やかなキャラクタの配置が
可能になる
【0024】更に、請求項3の発明の文書出力装置にお
いては、請求項1もしくは2の文書出力装置の作用の他
に、第2の記憶手段はキャラクタを特定する複数の特定
キャラクタ群を記憶し、第2の選択手段は第2の記憶手
段の中から使用する書体或いは書体とキャラクタサイズ
の組合せに基づいて1つの特定キャラクタ群を選択す
る。これにより、複数書体の組合せやそのキャラクタサ
イズに応じて、より細かに特定された特定キャラクタ毎
に配置手段による配置処理を行え、より細やかなキャラ
クタの配置を行うことができる
【0025】また、請求項4の発明の文書出力装置にお
いては、請求項1もしくは2の文書出力装置の作用の他
に、第3の記憶手段は特定キャラクタを複数記憶し、設
定手段は第3の記憶手段に対して特定キャラクタを登録
或いは削除し、判定手段は、キャラクタが第3の記憶手
段に記録されている特定キャラクタであるか否かを判定
する。これにより、所望のキャラクタを特定キャラクタ
に付加或いは削除でき、装置の使用者の好みをキャラク
タの配置に反映することが可能になる
【0026】さらに、請求項5の発明の文書出力装置に
おいては、請求項1もしくは2の文書出力装置の作用の
他に、算出手段は形状データから得られるキャラクタイ
メージデータの最大値及び最小値の所定割合の座標位置
を求める。これにより、キャラクタデータに特別な情報
を付加することなく、適切なキャラクタの基準位置を算
出することが可能になる
【0027】また、請求項6の発明の文書出力装置にお
いては、特定キャラクタを仮名と漢字としている。これ
により、和文欧文が混在する文書であっても、キャラク
タを美しく整列させた出力結果を得ることが可能にな
【0028】
【0029】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0030】本実施例は、日本語ワードプロセッサの印
字/表示装置にて出力される画像情報を生成する装置に
おける、キャラクタイメージを出力イメージ上へ配置す
る装置に本発明を適用した例で説明する。尚、キャラク
タイメージとは、キャラクタの形状を表すデータを、ま
た、出力イメージとは、印刷/表示装置で出力される画
像を表すデータを、それぞれ、出力メディア上の仮想的
な画素のオン/オフの情報であるイメージ情報で表した
データである。
【0031】図1に示すように、本実施例の文書出力装
置は、CPU10、プログラムメモリ11、ワーキング
メモリ12、フォントメモリ13、配置位置メモリ1
4、入力部15及び出力イメージメモリ16、特定キャ
ラクタコードリスト18等から構成され、それらはバス
17によって接続されている。
【0032】CPU10は、本文書出力装置の機能を実
現するための制御を行うものであり、プログラムメモリ
11は、このCPU10で行う制御の手続きを定義した
プログラムを記憶するものである。また、ワーキングメ
モリ12は、プログラムメモリ11に記憶されたプログ
ラムの処理をCPU10で実行する際の一時的なデータ
を格納するものであり、後述する本実施例における処理
で使用するキャラクタイメージメモリ12a、文字送り
メモリ12b、ベースラインメモリ12c、及び、位置
座標メモリ12dをも含んでいる。
【0033】フォントメモリ13は、キャラクタのイメ
ージデータであるキャラクタイメージを生成するための
情報であるキャラクタデータ19を記憶したデータベー
スである。キャラクタデータ19は、形状データ19
a、文字送りデータ19b及びベースラインデータ19
cから構成される。尚、フォントメモリ13のキャラク
タデータ19は、書体及びキャラクタを特定することで
読み出すことができる。本実施例では、書体を書体コー
ドと称する書体を一意に表す数値で表現し、キャラクタ
をキャラクタコードと称するキャラクタを一意に表す数
値で表現する。
【0034】キャラクタデータ19の形状データ19a
は、キャラクタの形状を定義する情報であり、本実施例
ではビットマップ形式で記憶している。文字送りデータ
19bは、従来技術の項で述べた通り、そのキャラクタ
の文字送り方向の存在領域を定義する情報であり、本実
施例では、横書き用の始点のx座標値、終点のx座標
値、縦書き用の始点のy座標値、終点のy座標値を記憶
している。また、ベースラインデータ19cは、従来技
術の項で述べたとおり、そのキャラクタの文字送り方向
に直交する方向の位置合わせの情報であり、本実施例で
は、横書き用のy座標値と縦書き用のx座標値を記憶し
ている。
【0035】図2にフォントメモリ13内のキャラクタ
データ19の例を概念的に示す。図2に示すように、フ
ォントメモリ13は、1つのキャラクタデータ19毎
に、形状データ19aとしてビットマップ21を記憶
し、また、文字送りデータ19bの横書き用の始点とし
て点22のx座標値を記憶し、終点として点23のx座
標値を記憶すると共に、縦書き用の始点として点24の
y座標値を記憶し、終点として点25のy座標値を記憶
し、さらに、ベースラインデータ19cの横書き用とし
て、直線26のy座標値を記憶し、かつ縦書き用として
直線27のx座標値を記憶している。ビットマップ21
は、幅がWビットで、かつ高さがHビットのビットマッ
プデータであり、幅方向は、CPU10がバイト単位で
扱えるようにバイトアライメントされており、このとき
の幅がWBバイトとすると、画素のオン/オフを1/0
で表すWBxHバイトの配列データで構成される。この
とき、画素は、左上から開始し、左から右、上から下の
順で記憶されている。
【0036】尚、本実施例の横書きとは、キャラクタに
対して、左から右への水平方向にキャラクタを配置した
書式のことをいい、また、縦書きとは、キャラクタに対
して、上から下への水平方向にキャラクタを配置した書
式のことをいう。
【0037】配置位置メモリ14は、キャラクタイメー
ジの配置位置に関する情報を記憶するものであり、方向
データ14a、標準位置座標データ14b、仮名漢字位
置座標データ14c、及び、改行幅データ14dを記憶
している。
【0038】方向データ14aは、文字送りの方向を表
す情報であり、横書き/縦書きを表すフラグ情報であ
る。標準位置座標データ14b及び仮名漢字位置座標デ
ータ14cは、共に配置されるキャラクタの位置を出力
イメージ上の座標値で表すデータであり、標準位置座標
データ14bは仮名及び漢字以外のキャラクタを処理す
る場合に、仮名漢字位置座標データ14cは仮名及び漢
字のキャラクタを処理する場合にそれぞれ参照する情報
である。改行幅データ14dは、現在の改行幅を出力イ
メージの座標単位の量で表すデータである。
【0039】入力部15は、書体コード及びキャラクタ
コードを伴ったキャラクタ出力の指令、改行幅の設定等
の様々な指令を入力するものであり、出力イメージメモ
リ16は、表示/印刷装置により参照され、かつ、本文
書出力装置の出力データとなる出力イメージを記憶する
ものである。
【0040】特定キャラクタコードリスト18は、特定
のキャラクタコードが昇順(コードが次第に大きくなる
ような順)に2バイトの配列として記憶されている。こ
こに記憶されているキャラクタコードは、後述するよう
な特別な処理を行った方が美しく配置する事ができるこ
とが、予め統計的な処理等により調べられているもので
ある。
【0041】次に、このように構成された文書出力装置
において、横書き文書を処理する場合のキャラクタイメ
ージ配置処理を、図3のフローチャートを用いて説明す
る。尚、この処理は、複数の書体が混在した文書の出力
を行う場合に起動される。それ以外の場合は、従来技術
の項に示した従来方式で出力処理を行う。
【0042】本実施例では、この処理を行うまでに、既
に、次のように配置位置メモリ14内のすべてのデータ
の初期化は終了している。方向データ14aは、文字送
りの方向として「横書き」を設定し、標準位置座標デー
タ14bは、キャラクタを配置する位置の出力イメージ
上での座標値をセットし、また、仮名漢字位置座標デー
タ14cは、標準位置座標データ14bに対して、改行
幅データ14dの20%だけy座標に加えた値をセット
しておく。改行幅データ14dは、入力部15から入力
される指令に基づいて設定する。
【0043】CPU10は、先ず、入力部15より入力
されたキャラクタコード及び書体コードで特定されるキ
ャラクタのキャラクタデータをフォントメモリ13より
読み出し、キャラクタイメージを生成し、ワーキングメ
モリ12内のキャラクタイメージメモリ12aにそのデ
ータを格納する(S31)。この際、フォントメモリ1
3からは、横書き用の文字送りデータ、ベースラインデ
ータも同時にワーキングメモリ12内の文字送りメモリ
12b、ベースラインメモリ12cにそれぞれ格納す
る。尚、本実施例のフォントメモリ13に記憶している
キャラクタデータの形状データはビットマップであるた
め、特別な変換をかけることなくキャラクタイメージを
得ることができる。
【0044】次に、配置位置メモリ14より、標準位置
座標データ14bをワーキングメモリ12内の位置座標
メモリ12dに読み込み(S32)、このキャラクタが
特定キャラクタである仮名あるいは漢字であるか否かを
判定する(S33)。判定は、入力部15より入力した
キャラクタコードが、特定キャラクタコードリスト18
に登録されているものか否かで判定する。
【0045】ここで仮名あるいは漢字であると判定され
た場合は(S33でYES)、キャラクタデータ19と
して記憶されていたベースラインデータ19cを用いず
に、このキャラクタのベースラインを算出し直し(S3
4)、ワーキングメモリ12内の位置座標メモリ12d
の内容を、配置位置メモリ14の仮名漢字位置座標デー
タ14cに書き換える(S35)。この時のキャラクタ
のベースラインを算出方法は、キャラクタイメージのy
座標の最大値と最小値を求め、その中点の座標値を、こ
のキャラクタのベースライン位置としてワーキングメモ
リ12内のベースラインデータメモリ12cとして書き
換えるものである。
【0046】ここで、キャラクタイメージのy座標の最
大値と最小値を求めるには次のようにする。先ず、キャ
ラクタのビットマップデータの原点にあたる配列データ
の最初から順に配列データを調べ、最初に1(画素がオ
ン)が見つかったメモリが何バイト目であるかを求め、
ビットマップデータの幅WBバイトを基に、原点からの
オフセットを算出する。これがy方向の最大値となる。
次いで、同様にして、配列データの最後から逆方向に配
列データを調べ、最初に1が見つかったメモリが何バイ
ト目であるかより、最後の点からのオフセットを算出
し、y方向の最小値を求める。
【0047】次に、CPU10は、ワーキングメモリ1
2内のキャラクタイメージメモリ12aに記憶したキャ
ラクタイメージを出力イメージメモリ16の出力イメー
ジに配置する処理を行う(S36)。すなわち、キャラ
クタイメージ上のx座標を文字送りメモリ12bに記憶
した文字送りデータの始点のx座標値で、y座標をベー
スラインメモリ12cに記憶したベースラインデータで
表される点を、位置座標メモリ12dに記憶している位
置座標データに、一致させるように出力イメージメモリ
16の出力イメージに配置して、出力イメージに書き込
む。
【0048】引き続き、配置位置メモリ14内の、標準
位置座標データ14b、仮名漢字位置座標データ14c
を更新する処理を行う(S37)。ここでは、ワーキン
グメモリ12内の文字送りメモリ12bに記憶された文
字送りデータの終点から始点を引いた値、すなわち、文
字送り量を、標準位置座標データ14bと仮名漢字位置
座標データ14cのx座標値に加えた値に変更する。
【0049】以上により、1つのキャラクタのキャラク
タイメージ配置処理を終える。
【0050】次に、従来技術の項で示した図5(a)と
同じ文書を本文書出力装置により出力する場合について
説明する。
【0051】まず、「私」というキャラクタを示すキャ
ラクタコードが入力部15より入力されると、上述した
ように、「私」のキャラクタコードと書体コードによ
り、フォントメモリ13から該当するキャラクタデータ
を読み出し、キャラクタイメージを生成し、ワーキング
メモリ12内のキャラクタイメージメモリ12aにその
データを格納する(S31)。そして、配置位置メモリ
14より、標準位置座標データ14bをワーキングメモ
リ12内の位置座標メモリ12dに読み込む(S3
2)。
【0052】次いで、S33において、「私」は漢字で
あるのでYESと判断し、S34の処理を行うように分
岐する。そして、「私」のキャラクタイメージよりベー
スラインを算出し直し(S34),ワーキングメモリ1
2内の位置座標メモリ12dの内容を、配置位置メモリ
14の仮名漢字位置座標データ14cに書き換える(S
35)。そのあと、ワーキングメモリ12内のキャラク
タイメージメモリ12aに記憶した「私」のキャラクタ
イメージを出力イメージメモリ16の出力イメージに配
置する処理を行う(S36)。引き続き、配置位置メモ
リ14内の、標準位置座標データ14b、仮名漢字位置
座標データ14cを更新する(S37)。以上で、
「私」のキャラクタイメージ配置処理を終える。
【0053】次に、「は」が入力され、同様にS31及
びS32の処理が行われ、S33において、「は」は仮
名であるのでYESと判断され、S34に分岐し、ベー
スライン修正処理(S34)と位置座標データ修正処理
(S35)を行い、次いで、S36及びS37の処理を
行い、「は」の処理を終える。更に、引き続き、
「人」、「間」、「で」と順次入力され、これらは、仮
名あるいは漢字であるのでS33においてYESと判断
し、ベースライン修正処理(S34)及び位置座標デー
タ修正処理(S35)を行い、S36及びS37の処理
を行って、処理を終える。
【0054】最後に、「y]が入力されると、「y]は
仮名あるいは漢字でないので、S33においてNOと判
断し、ベースライン修正処理と位置座標データ修正処理
は行わずに、S36の出力イメージにキャラクタイメー
ジを配置する処理を行い、S37の位置座標データ更新
処理を行って、「y]のキャラクタイメージ配置処理を
終える。
【0055】以上の一連の処理の結果、図5(b)の出
力結果が得られる。尚、直線52は、配置位置メモリ1
4に記憶した仮名漢字位置座標データ14cのy座標を
示した線、また、直線53は、標準位置座標データ14
bのy座標を示した線である。
【0056】この様に、本文書出力装置のキャラクタイ
メージ配置処理によれば、仮名漢字は中心で整列され、
また、英文字は標準位置合わせの線上に整列されている
出力結果が得られる。
【0057】尚、本発明の記憶手段は、配置位置メモリ
14の仮名漢字位置座標データ14cを記憶する領域に
相当し、算出手段の処理は、図3のフローチャートのS
34の処理に相当し、また、配置手段の処理は、S35
〜S36の処理に相当する。判定手段の処理は、図3の
フローチャートのS33の処理に相当する。
【0058】ここで、上述したS34のベースラインの
修正の処理は、形状の中点ではなく、6:4に分ける点
とするなど、キャラクタイメージを縦方向に所定割合に
分ける点であれば、どのような位置でも良い。また、S
34の処理は、縦書き用の文字送りデータの始点と終点
の中点をベースラインの修正値として用いることもでき
る。つまり、フォントメモリ13からこのキャラクタの
縦書き用文字送りデータを読み出し、その始点と終点の
中点を算出することで行うことができる。また、これも
形状の座標値をパラメータとして処理した場合と同様
に、始点と終点の中点のみならず、6:4に分ける点と
するなど、始点と終点を所定割合に分ける点であれば、
どのような位置でも良い。
【0059】また、処理する文書に英文字が含まれない
場合には、図3のフローチャートのS33における、仮
名・漢字の判定処理を無くし、常にS34〜S35の処
理を実行する様に変更することもできる。
【0060】更に、本実施例においては、キャラクタ毎
にベースライン位置の算出を行ったが、日本語の書体の
ように、キャラクタイメージの最大値と最小値がキャラ
クタ毎にほとんど変わらないものもあるので、書体が変
わる毎に一度だけ、予め定められたキャラクタを基にし
てベースライン位置を算出し、その算出値を記憶してお
き、その書体の特定キャラクタの出力を行う時にその記
憶された値を使用するようにしてもよい。
【0061】また、本実施例の、形状データ19aは、
ビットマップの形式で記憶し、変形等の処理を施さずに
直接用いたが、形状データをアウトライン形式等のスケ
ーラブルフォントの形式で記憶し、キャラクタジェネレ
ータによりこれらのデータを所望の形状に変換したキャ
ラクタイメージを生成し、また、キャラクタジェネレー
タで施された処理に応じた文字送りデータ、ベースライ
ンデータを用いて上述した処理を行うこともできる。
尚、キャラクタジェネレータによる形状データのキャラ
クタイメージへの変換処理は、本発明の主たる部分では
なく、また、既に実用化されている公知の技術であるた
め、説明は省略する。
【0062】本実施例では、仮名漢字位置座標データ1
4cは、x、y座標値で記憶したが、文字送り方向の座
標値は標準位置座標データと同一であるため、文字送り
方向と直交する方向の座標値のみで記憶することも可能
である。また、記憶する座標値は、標準位置座標データ
からの相対量で記憶しても良い。相対量で記憶した場
合、S35の処理はワーキングメモリ12内の位置座標
メモリ12dの内容を、配置位置メモリ14の標準位置
座標データ14bに仮名漢字位置座標データ14cを加
算したものに書き換える処理になる。
【0063】また、位置座標データは、標準位置座標デ
ータ14bと仮名漢字位置座標データ14cの2つにと
したが、2つに限らず、さらに多くの数の位置座標デー
タを持つ構成にも容易に変更できる。このように複数の
位置座標データを持つことで、異なった書体の組合せ
や、より細分化された特定キャラクタ群に対応させて適
宜選択することにより、さらにきめ細かい補正を行うこ
とも可能である。
【0064】更に、使用する書体の組合せや、キャラク
タのサイズ等により複数の特定キャラクタコードリスト
をメモリに格納しておき、文書を作成する時、どの書体
が使用されているか等の状況に応じて、その中から適当
なものを選択使用することも可能である。
【0065】例えば、書体aと書体bと書体cが使用さ
れる文書を作成する際、キャラクタサイズが所定値より
大きくなると、書体cの特定のキャラクタのキャラクタ
配置のバランスの悪さが目立つようになることと、書体
bの特定のキャラクタも書体aの中ではバランスが悪く
なることが知られている場合、これらのバランスを補正
できるように、複数の位置座標データa,b,cと複数
の特定キャラクタコードリストb,cを予めメモリに格
納しておく。そして、実際に文書を作成するためにキャ
ラクタが入力されると次のようにキャラクタを配置す
る。
【0066】まず、出力するキャラクタがどの書体のも
のかを書体コードを基に判別し、書体bであった場合
は、メモリに格納されている複数の特定キャラクタコー
ドリストの中から、この書体bに対応した特定キャラク
タコードリストbを選択する。出力するキャラクタがこ
の特定キャラクタコードリストbに含まれているか否か
を判定し、含まれている場合には、複数の位置座標デー
タから対応する位置座標データbを選択し、前述のベー
スラインの修正の処理等を行って、前述した処理と同様
な配置処理を行う。
【0067】また、出力するキャラクタが書体cであっ
た場合は、さらにそのキャラクタサイズを確認し、所定
値よりも大きい場合は、複数の特定キャラクタコードリ
ストの中から特定キャラクタコードリストcを選択し、
出力するキャラクタがこの特定キャラクタコードリスト
cに含まれているか否かを判定し、含まれている場合に
は、複数の位置座標データから対応する位置座標データ
cを選択し、ベースラインの修正の処理等を行って配置
処理を行う。書体aのキャラクタや書体b、書体cで特
定キャラクタコードリストb,cに含まれていないキャ
ラクタであった場合は、複数の位置座標データの中の位
置座標データaに基づいて配置処理を行う。
【0068】これにより、より細やかなキャラクタの特
定が可能となり、より美しい配置が可能となる。
【0069】更に、本実施例では、改行幅データの20
%を標準位置座標データ14bに加えたものを仮名漢字
位置座標データ14cとしていたが、改行幅によってそ
のパーセントを変えたり、キャラクタサイズによって変
化させることも可能である。例えば、改行幅がキャラク
タサイズの2倍以上の時は、改行幅データの10%を、
2倍未満の時は、20%を標準位置座標データ14bに
加えたものを仮名漢字位置座標データ14cとするとい
うような処理を行ってもよい。これにより、キャラクタ
の配置位置が指定された位置より不自然に上下すること
を防ぐことができる。
【0070】また、本実施例では、標準位置座標データ
14bと仮名漢字位置座標データ14cの相対的な位置
関係を固定値で処理する方式を用いたが、これに限ら
ず、入力部15より、標準位置座標データ14bと仮名
漢字位置座標データ14cの値を得、配置位置メモリ1
4内のデータを書き換えることでどのような値にでも設
定可能である。このように、書き換えができると、一度
表示あるいは印字された文書をチェックして容易に修正
を加えたり、使用者毎に自由な設定ができるようにな
る。その他、どのような方法でも、キャラクタを配置す
る位置が特定できる情報であればどのような形態でも良
い。
【0071】更に、本実施例では、日本語の仮名および
漢字に本発明を適用した例を示したが、これに限らず、
仮名漢字の他、「*」や「#」などの記号や、その他の
キャラクタを含む集合を特定キャラクタとしても良い。
また、特定キャラクタと特定キャラクタ以外のキャラク
タの割合によっては、特定キャラクタコードリスト18
に特定キャラクタ以外のキャラクタコードを記録した方
が、S33における判断が速やかに行われる場合も考え
られる。その場合、S33の判定は特定キャラクタコー
ドリスト18に登録されていない時、S34の処理に移
るように変更することで対応できる。
【0072】更にまた、特定キャラクタコードリストを
読み書きができるメモリ上に持ち、必要に応じて、入力
部15から付加或いは削除を示す制御コードと付加或い
は削除したいキャラクタコードを入力したりすることに
より、特定キャラクタコードを付加したり、削除できる
ようにしてもよい。その場合、使用している書体の中の
一部のキャラクタを使用者が自分のデザインしたキャラ
クタに置き換えて使用するような場合でも、そのキャラ
クタを特定キャラクタにしたり、特定キャラクタでなく
したりする事ができ、美しい配置が可能となる。
【0073】また、判定には、予め記憶した仮名あるい
は漢字を表すキャラクタコードのリストを照合する方式
をとったが、これに限らず、キャラクタデータ毎に対応
する識別子を予め記憶しておき(例えば、キャラクタコ
ードと識別子の組のテーブル用意しておく)、S33に
おいて、キャラクタコードに対応する識別子を読み出
し、その識別子が漢字等の特定のキャラクタであること
を示す場合は、S34、S35の処理を行っても良い。
あるいは、キャラクタコードの範囲によって特定キャラ
クタを指定することもできる。例えば、キャラクタコー
ドがシフトJISコードの場合、仮名あるいは漢字のコ
ード範囲は0x829Fから0xEAA4であるため、
その範囲内のコードのものは、S33においてYESと
判定する。その他、どのような方法でも、本発明を適用
すべきキャラクタが特定できるものであれば良い。
【0074】本実施例の装置は、縦書きにも対応してい
るが、横書きのみが可能な装置でも良く、また、その際
には、フォントメモリ13中のキャラクタデータの縦書
きに関する情報は、配置一メモリ14内の方向データ1
4aは無くても良い。但し、縦書きに関する情報が無い
キャラクタデータを用いてS34の処理を実行する場合
は、後で変更例を示した縦書き用の文字送りデータを用
いた修正点の算出処理はできないため、形状の中点の算
出処理により行う。
【0075】その他にも本実施例は、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1の発明の文書出力装置によれば、キャラクタが予
め定めた特定キャラクタである場合に、配置基準となる
座標位置を算出してこれをベースラインデータとし、特
定キャラタのキャラクタイメージデータが配置される出
力イメージデータ上の縦方向の基準位置に配置するの
で、ベースラインに対する相対的な位置が統一されてい
るキャラクタと統一されていないキャラクタを混在させ
た文書であっても、キャラクタを美しく整列させた出力
結果を得ることができる。
【0077】また、請求項2の発明の文書出力装置によ
れば、第2の記憶手段に複数の基準位置が記憶されてお
り、使用する書体、キャラクタサイズ、書体とキャラク
タサイズの組合せ或いは行送り幅に基づいてその複数の
基準位置から1つを選択して適宜処理を行うので、書
体、キャラクタサイズ、書体とキャラクタサイズの組合
せ或いは行送り幅に応じたより細やかなキャラクタの配
置を行うことができる。
【0078】さらに、請求項3の発明の文書出力装置に
よれば、キャラクタを特定する複数の特定キャラクタ群
を記憶し、その複数の特定キャラクタ群の中から使用す
る書体或いは書体とキャラクタサイズの組合せに基づい
て1つの特定キャラクタ群を選択するので、複数書体の
組合せやそのキャラクタサイズに応じて、より細かに特
定された特定キャラクタ毎に上述したような配置処理を
行うことができ、より細やかなキャラクタの配置を行う
ことができる。
【0079】さらにまた、請求項4の発明の文書出力装
置によれば、第3の記憶手段に特定 キャラクタを複数記
憶し、設定手段により第3の記憶手段に対して特定キャ
ラクタを登録或いは削除を行うので、所望のキャラクタ
を特定キャラクタに付加或いは削除でき、装置の使用者
の好みをキャラクタの配置に反映することができる。
【0080】また、請求項5の発明の文書出力装置によ
れば、算出手段はキャラクタイメージデータの最大値及
び最小値の所定割合の座標位置を求めるので、キャラク
タデータに特別な情報を付加することなく、適切なキャ
ラクタの基準位置を算出することができる。
【0081】さらに、請求項6の発明の文書出力装置に
よれば、特定キャラクタを仮名と漢字とすることで、和
文欧文が混在する文書であっても、キャラクタを美しく
整列させた出力結果を得ることができる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施例のブロック図であ
る。
【図2】上記実施例のキャラクタデータの概念図であ
る。
【図3】上記実施例のキャラクタイメージ配置処理のフ
ローチャートである。
【図4】実施例中で例示する書体A及びBのベースライ
ンの位置を示す図である。
【図5】(a)は従来技術、(b)は実施例による出力
結果を示す図である。
【符号の説明】
10 CPU 11 プログラムメモリ 12 ワーキングメモリ 13 フォントメモリ 14 配置位置メモリ 18 特定キャラクタコードリスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 5/32 610 G06F 15/20 563Z

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状に関する形状データと、位置合わせ
    の座標情報であるベースラインデータを含む配置データ
    とを有するキャラクタデータを備え、横書きの文書の出
    力装置における画素のオン/オフの情報である出力イメ
    ージデータを生成する際に、前記形状データからキャラ
    クタイメージデータを発生し、予め設定されている縦方
    向の標準位置に、前記ベースラインデータが示す縦方向
    の座標位置が一致するように前記キャラクタイメージデ
    ータを横方向に配置する文書出力装置において、特定キャラクタのキャラクタイメージデータが配置され
    る際の、 出力イメージデータ上の縦方向の基準位置に関
    するデータを記憶する記憶手段と、前記特定キャラクタの キャラクタイメージデータの縦方
    向における配置基準となる座標位置を前記キャラクタデ
    ータ中の形状データに基づいて算出する算出手段と、配置しようとするキャラクタが予め定めた特定キャラク
    タ群に含まれる特定キャラクタであるか否かを判定する
    判定手段と、 その判定手段により、予め定められた特定キャラクタ群
    に含まれる特定キャラクタであると判定された場合、前
    記算出手段により、その特定キャラクタに対応するキャ
    ラクタイメージデータの縦方向の配置基準となる座標位
    置を算出し、それを前記ベースラインデータとして使用
    すると共に、前記標準位置を、前記記憶手段に記憶され
    ている基準位置に置き換えた上で、キャラクタイメージ
    データを配置する特定キャラクタ 配置手段と、 を備えることを特徴とする文書出力装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記特定キャラクタの
    キャラクタイメージデータが配置される出力イメージデ
    ータ上の縦方向の基準位置に関するデータを複数記憶し
    ており、 前記記憶手段に記憶される複数の基準位置に関するデー
    タの中から使用する書体、キャラクタサイズ、書体とキ
    ャラクタサイズの組合せ或いは行送り幅に基づ いて1つ
    を選択する選択手段を備え、 前記特定キャラクタ配置手段は、配置しようとするキャ
    ラクタが前記判定手段で特定キャラクタであると判定さ
    れた場合に、前記算出手段で得られた座標位置を前記ベ
    ースラインデータとして使用すると共に、前記標準位置
    を前記選択手段で選択された基準位置に置き換え上で、
    キャラクタイメージデータを配置することを特徴とする
    請求項1に記載の文書出力装置。
  3. 【請求項3】 前記キャラクタを特定する複数の特定キ
    ャラクタ群を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段の中から書体或いは書体とキャラク
    タサイズの組合せに基づいて1つの特定キャラクタ群を
    選択する第2の選択手段とを備えることを特徴とする請
    求項1もしくは2に記載の文書出力装置。
  4. 【請求項4】 前記特定キャラクタを複数記憶する第3
    の記憶手段と、 前記第3の記憶手段に対して特定キャラクタを登録或い
    は削除する設定手段とを備え、 前記判定手段は、キャラクタが前記第3の記憶手段に記
    録されている特定キャラクタであるか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項1もしくは2に記載の文書出力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記算出手段が、前記形状データから得
    られるキャラクタイメージデータの最大値及び最小値の
    所定割合の位置を求めることを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載の文書出力装置。
  6. 【請求項6】 前記特定キャラクタを仮名と漢字とする
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の文書出力
    装置。
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