JP3339110B2 - 発光素子の光軸検出方法 - Google Patents

発光素子の光軸検出方法

Info

Publication number
JP3339110B2
JP3339110B2 JP13681493A JP13681493A JP3339110B2 JP 3339110 B2 JP3339110 B2 JP 3339110B2 JP 13681493 A JP13681493 A JP 13681493A JP 13681493 A JP13681493 A JP 13681493A JP 3339110 B2 JP3339110 B2 JP 3339110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting element
optical axis
light
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13681493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06324240A (ja
Inventor
英治 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP13681493A priority Critical patent/JP3339110B2/ja
Publication of JPH06324240A publication Critical patent/JPH06324240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3339110B2 publication Critical patent/JP3339110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Die Bonding (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに反対側の2端面
から光を出射する半導体レーザ等の発光素子における光
軸検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ等の発光素子を基台上に搭
載する場合、その端面から出射される光をレンズ系や受
光素子等に効率良く入射させるために光軸合わせを行う
必要がある。従来、半導体レーザから成る発光素子の光
軸を検出するには、光が出射する2端面(劈開面)を基
準として2端面と直交する線を求め、この線に基づいて
光軸を求めている。
【0003】このように、発光素子の2端面を基準とし
て光軸を求めているため、2端面の方向をレーザ測長器
等を用いて正確に計測している。すなわち、先ず、発光
素子を保持具にて固定しておき、互いに反対側の2端面
の方向をレーザ測長器を用いて計測する。次に、計測結
果に基づいて2端面と直交する線を求めてこれを基準と
し、この線を位置合わせの対象物であるレンズ系や受光
素子等の軸に合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法で発光素子の光軸を検出する場合、2端面の方向を正
確に計測するためのレーザ測長器等の測定器が必要であ
るため、装置の複雑化やコストアップを招くことにな
る。また、各端面の方向をレーザ測長器にてそれぞれ計
測するために多大な時間を要することになる。しかも、
2端面に直交する線が光軸と平行となるということを前
提としているため、求めた光軸と実際の光軸との間にず
れが生じる場合があり、発光素子の高精度な位置合わせ
を行うには不十分である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された発光素子の光軸検出方法で
ある。すなわち、この光軸検出方法は、電流を与えるこ
とにより互いに反対側の2端面から同様な光を出射する
発光素子の光軸を検出する方法であり、電流を与えた状
態で、発光素子の上方に配置した光学読み取り装置を用
いて2端面から出射する光を取り込み、この取り込んだ
2端面の光の画像に基づいて、各光の画像の中心位置を
それぞれ求め、この各光の画像の中心位置に基づき発光
素子の光軸を求めるようにする。また、発光素子として
半導体レーザを用いた場合、発光素子に与える電流とし
て、半導体レーザが発振するしきい電流値よりも小さい
電流を与えるようにした光軸検出方法でもある。
【0006】
【作用】発光素子に電流を与えて互いに反対側の2端面
から光を出射した状態で、発光素子の上方に配置した光
学読み取り装置にてその光を取り込む。これにより、発
光素子の2端面からそれぞれ出射する光を読み取り画像
として得ることができる。この読み取り画像を用い、2
端面からの光の画像の中心位置をそれぞれ求め、各光の
画像の中心位置を結ぶ直線を得ることで光軸を求めるこ
とができる。また、発光素子が半導体レーザから成る場
合、その半導体レーザが発振するためのしきい電流値よ
りも小さい電流を与えることで2端面から自然放出光を
出射する。この2端面から出射する自然放出光を光学読
み取り装置にて読み取ることで、略正規分布となる光の
画像を得る。この略正規分布となる光の画像に基づいて
中心位置を得て光軸を求める。
【0007】
【実施例】以下に本発明の発光素子の光軸検出方法の実
施例を図に基づいて説明する。図1は、この発光素子の
光軸検出方法を説明する斜視図である。すなわち、この
光軸検出方法は、例えば半導体レーザから成る発光素子
1の互いに反対側の2端面1a、1bから同様な光10
a、10bをそれぞれ出射し、これらの光10a、10
bの画像を光学読み取り装置2にて取り込んで光軸11
を求める方法である。
【0008】発光素子1の光軸11を検出するには、先
ず発光素子1を図示しない保持台上に載置してプローブ
3を接触させて所定の電流を与えるようにする。半導体
レーザから成る発光素子1の場合には、半導体レーザが
発振するためのしきい電流値よりの小さい電流をプロー
ブ3から与えることで、2つの端面1a、1bから光1
0a、10bがそれぞれ自然放出し、一方、しきい電流
値以上の電流を与えることで発光素子1内部の活性層に
て発振が起こり、コヒーレントな光10a、10bを放
出することになる。
【0009】次に、発光素子1の2つの端面1a、1b
からそれぞれ出射される光10a、10bを発光素子1
の上方に配置したCCD(Charge Couple
dDevice)等の光学読み取り装置2にて同時に取
り込む。この光学読み取り装置2にて得られる画像の一
例を図2に示す。すなわち、この画像は発光素子1にし
きい電流値よりも小さい電流を与えて2つの端面1a、
1bから光10a、10bを自然放出させた際の画像で
あり、端面1a、1bからそれぞれ光10a、10bが
略正規分布状となって取り込まれたものである。
【0010】次に、この取り込んだ画像に例えば2値化
処理を施した後、光10a、10bの略正規分布となっ
た画像の中心位置O、O’をそれぞれ求める。そして、
この各中心位置O、O’を結ぶことにより光軸11を得
る。略正規分布となった光10a、10bの画像の中心
位置O、O’を求める方法はどのようなものでもよい
が、その一例を図3に基づいて説明する。すなわち、発
光素子1の端面1aから出射した光10aの略正規分布
の画像に基づいて、その略正規分布の底辺から最先端ま
での距離h1 を求める。次に、距離h1 の半分(1/2
1 )に対応する分布の交点間距離d1 を求め、さらに
この距離d1 の中心を求めてそれを中心位置Oとする。
【0011】一方の端面1bから出射した光10bの略
正規分布の画像の場合も同様に、その底辺から最先端ま
での距離h2 を求め、その半分(1/2h2 )に対応す
る分布の交点間距離d2 の中央を中心位置O’とする。
このようにして求めた各中心位置O、O’を結ぶ直線を
発光素子1の光軸11とする。光学読み取り装置2にて
得られた画像に基づいて中心位置O、O’や光軸11を
求めるには、図示しないコンピュータ等の画像処理装置
を用いて容易に得ることができる。
【0012】次に、発光素子1の光軸11を求めた後に
行う位置合わせについて、図4の斜視図に基づいて説明
する。すなわち、この位置合わせは、基台10上に配置
されたレンズ系や受光素子等の対象物4と発光素子1と
の光軸合わせであり、対象物4の基準軸41と発光素子
1の光軸11とが一致するように発光素子1を位置決め
するものである。
【0013】発光素子1の光軸11は先に述べた方法で
求めておき、予め取り込み画像から得られる発光素子1
の外形線と光軸11とのずれ量を得ておく。その後、発
光素子1を図示しない吸着ノズル等を用いて保持し、基
台10上の所定位置に載置する。この状態で、発光素子
1を保持している吸着ノズル等をX軸、Y軸、およびθ
方向(回転方向)に移動して光軸11と基準軸41とを
合わせるようにする。実際には、発光素子1の外形線を
用いて合わせ込むようにし、先に得ておいた光軸11と
のずれ量を補正するようにして位置を決定する。基台1
0上の発光素子1の搭載位置には予め銀ペースト等の接
着剤が塗布されており、位置合わせの後にこの銀ペース
トを硬化させることで発光素子1を固定する。これによ
り、発光素子1の光軸11と対象物4の基準軸41とを
正確に位置合わせすることができる。
【0014】上記の実施例においては、発光素子1にし
きい電流値よりも小さい電流を与えて光10a、10b
を自然放出させた場合の光軸11の検出方法について述
べたが、本発明はしきい電流値以上の電流を与えてコヒ
ーレントな光10a、10bを出射させた場合であって
も同様である。すなわち、互いに反対側の2端面1a、
1bから所定の角度で光10a、10bを出射した状態
で、発光素子1の上方から光学読み取り装置2にてその
光10a、10bを取り込む。そして、取り込んだ光1
0a、10bの画像の中心位置O、O’をそれぞれ求
め、これに基づいて光軸11を求めるようにする。な
お、取り込んだ光10a、10bの画像は必ずしも略正
規分布にはならず、所定の角度をもって広がるような場
合もあるが、そのような画像であっても広がりの中心を
得て中心位置O、O’を求めるようにすれば光軸11を
得ることができる。
【0015】なお、本実施例では半導体レーザから成る
発光素子1を例として説明したが、本発明はこれに限定
されず、互いに反対側の2端面1a、1bから同様な光
が出射する発光素子1であれば何でもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発光素子
の光軸検出方法には次のような効果がある。すなわち、
発光素子の互いに反対側の2端面から出射する光を上方
から光学読み取り装置を用いて取り込み、その画像に基
づいて光軸を求めるため、装置の簡素化を図ることがで
きる。また、2端面から光を同時に取り込んで画像処理
することにより容易に光軸が得られるため、検出時間の
大幅な短縮を図ることが可能となる。さらに、実際に出
射した光の画像に基づいて光軸を求めているため、正確
な光軸を得ることができ、発光素子の位置合わせ精度を
向上させることができる。本発明は、発光素子を基台に
実装して成る光学部品を量産する場合において特に有効
な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子の光軸検出方法を説明する斜
視図である。
【図2】取り込み画像を説明する図である。
【図3】光の画像の中心位置の算出を説明する図であ
る。
【図4】発光素子の光軸合わせを説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 発光素子 1a、1b 端面 2 光学読み取り装置 3 プローブ 4 対象物 10 基台 10a、10b 光 11 光軸 41 基準軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/00 G06T 1/00 G06T 7/00 H01L 21/52 H01S 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流を与えることにより互いに反対側の
    2端面から同様な光を出射する発光素子の光軸検出方法
    において、 前記電流を与えた状態で、前記発光素子の上方に配置し
    た光学読み取り装置にて前記2端面から出射した光を取
    り込み、 取り込んだ前記2端面の光の画像に基づいて、各光の画
    像の中心位置をそれぞれ求め、 前記各光の画像の中心位置に基づき前記発光素子の光軸
    を求めることを特徴とする発光素子の光軸検出方法。
  2. 【請求項2】 前記発光素子として半導体レーザを用い
    た場合、該発光素子に与える電流として、該半導体レー
    ザが発振するためのしきい電流値よりも小さい電流を与
    えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の発光素
    子の光軸検出方法。
JP13681493A 1993-05-13 1993-05-13 発光素子の光軸検出方法 Expired - Fee Related JP3339110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13681493A JP3339110B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 発光素子の光軸検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13681493A JP3339110B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 発光素子の光軸検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06324240A JPH06324240A (ja) 1994-11-25
JP3339110B2 true JP3339110B2 (ja) 2002-10-28

Family

ID=15184134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13681493A Expired - Fee Related JP3339110B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 発光素子の光軸検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3339110B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235955A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Sharp Corp 光学素子の位置検査方法および位置検査装置ならびにダイボンド方法およびダイボンド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06324240A (ja) 1994-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2943499B2 (ja) 高さ測定方法および装置
JPH0743565A (ja) 光半導体素子と光導波路の結合構造およびその結 合方法
JPS60185108A (ja) 物体を無接触測定する方法および装置
JPH0688923A (ja) 光ファイバの光軸とオプトエレクトロニクス部品の位置合せ法およびこの方法による装置
JP3339110B2 (ja) 発光素子の光軸検出方法
JPH0642914A (ja) 変位測定装置
JPH05203431A (ja) 表面形状測定装置
CN210180399U (zh) 一种平整度测量装置
US6922232B2 (en) Test system for laser diode far-field pattern measurement
JP3391030B2 (ja) 電子デバイスの製造方法及びパターン露光方法
JPH08327332A (ja) クリームはんだ膜厚測定装置
JPH01263510A (ja) 微小距離の測定方法及びその装置
JPH07111341B2 (ja) 非接触式膜厚測定器
JP3039645B1 (ja) 電子部品の位置認識方法及び装置
JPS5855804A (ja) 物体検知装置
JPH10209502A (ja) 光軸調整装置及び光軸調整方法
JP2000121340A (ja) 面傾斜角度測定機
JP3271221B2 (ja) 発光体の発光位置検出方法とそれを用いた光学部品の組立て方法
JPH04162337A (ja) 電子線装置
JPH05203413A (ja) 非接触変位測定方法、非接触変位測定装置及び非接触膜厚測定装置
JPS6342407A (ja) パタ−ン線幅測定方法
JP2001153629A (ja) 印刷半田測定装置
JP2000304510A (ja) ワークエッジの位置検出方法および装置
JP3247925B2 (ja) 電子部品実装方法
JPH0566976B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090816

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100816

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110816

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110816

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120816

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees