JP3337781B2 - リードフレームおよびtabテープ - Google Patents

リードフレームおよびtabテープ

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文夫 倉石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームおよび
TABテープに関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの集積度のアップに伴い、半導体
装置用リードフレームは、多ピン化、およびリードフレ
ームパターンの微細化が進んでおり、インナーリードが
変形し易くなってきている。このため、従来多ピンのリ
ードフレームでは、インナーリードの変形を防止するよ
う、図4(多ピンリードフレームの平面図)に示すよう
にリード固定テープ40を複数のインナーリード10に
亘って貼着していた。図5はリード固定テープ40の貼
り付け部の拡大断面図である。このリード固定テープ4
0は、電気絶縁層41と接着剤層42とを備え、その接
着剤層42で複数のインナーリード10に亘って貼着さ
れている。インナーリード10は、例えば銅(Cu)ま
たは鉄ニッケル合金(一般的に42Alloy )で、厚さが
0.1〜0.2mmに形成されている。電気絶縁層41
は、例えばポリイミドで、厚さが25〜125μmに形
成されている。また、接着剤層42は、電気的絶縁性の
ある例えばアクリル系、エポキシ−アクリル系の接着剤
で、厚さが10〜25μmに形成されている。リード固
定テープの形状としては、リング状或いは帯状等があ
る。図4に示すクワッドタイプのリードフレームの例で
は、矩形リング状のリード固定テープが、四方に成形さ
れた全てのインナーリードに亘るように貼着されてい
る。また、このクワッドタイプのリードフレームにおい
ては、帯状のリード固定テープが、四方に区画されたイ
ンナーリード群毎に貼着される場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように上記リード
固定テープによって、インナーリードの変形を抑制し、
インナーリードの電気的短絡の防止およびワイヤーボン
ディングがされる部分の位置(インナーリード先端の位
置)精度の向上を図ってきた。ところが、近年、リード
フレームの多ピン化および微細化がさらに進み、300
ピンを超える多ピンのリードフレームの製造が始まって
いる。これに伴い、リードフレームのインナーリードの
長さが長くなり、リード幅が狭くなり、その板厚も薄く
なる傾向にあるため、インナーリードが微小な外力の作
用によっても変形し易くなってきている。これに対し
て、上記リード固定テープの電気絶縁層に用いられるポ
リイミドは、吸水膨張性および加熱収縮性があり、リー
ドフレームとは材質の違いからその熱膨張係数が違う。
このため、微細化が進んだリードフレームにあっては、
インナーリードの変形(インナーリードの位置ずれ現
象)を抑制すべく作用するはずのリード固定テープが、
ワイヤボンディング工程時の加熱などによって、インナ
ーリードを変形させるように作用してしまう。このよう
にリード固定テープが、インナーリード先端の位置精度
を低下させるという問題がある。また、TABテープ
(Tape Autometed Bonding) においても同様に、リード
固定テープがインナーリード先端の位置精度を低下させ
るという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、微細化が進んだ
インナーリードの先端の位置精度を低下させないリード
フレームおよびTABテープを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
金属材層と電気絶縁性の接着剤層とを備えるリード固定
テープ、前記接着剤層を介して複数のインナーリード
に亘って貼着され前記リード固定テープの金属材層の
前記接着剤層が貼り合わされる面に、前記金属材層から
のマイグレーションを防止するめっき層が設けられてい
ことを特徴とする。
【0006】上記リードフレームにおいて、前記リード
固定テープの金属材層の前記接着剤層が貼り合わされる
面に、前記金属材層からのマイグレーションを防止する
ためのめっき層が設けられていることで、マイグレーシ
ョンを防止でき、電気的絶縁性を向上できる。
【0007】また、金属材層と電気絶縁性の接着剤層と
を備えるリード固定テープが、前記接着剤層を介して複
数のインナーリードに亘って貼着され、前記リード固定
テープをインナーリードに貼着した接着剤層の縁部が、
前記金属材層の縁部よりも外側にあることで、接着剤層
による電気的絶縁を確実にすることができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明のリードフレームおよびTABテープに
よれば、リード固定テープを構成する金属材層は、ポリ
イミドのように吸湿膨張および加熱収縮することがな
く、熱膨張係数の違いもない。このため、その金属材層
を有するリード固定テープは、リードフレームまたはT
ABテープを反らせるなど、インナーリードの位置精度
を低下させるように作用することはない。従って、リー
ドフレームにおいてはインナーリード先端のワイヤーボ
ンディングがされる部分の位置精度、また、TABテー
プにおいてはボンディングされるインナーリード先端の
位置精度を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかるリードフ
レームの一実施例のリード固定テープ貼り付け部を示す
拡大断面図であり、図2は図1の実施例のX−X断面図
である。10はインナーリードであり、例えば銅(C
u)または鉄ニッケル合金(一般的に42Alloy )で、厚
さが0.1〜0.2mmに形成されている。12は金属
材層であり、例えば銅(Cu)または鉄ニッケル合金
(一般的に42Alloy )で、厚さが0.05〜0.4mm
に形成されている。14はめっき層であり、金属材層1
2の両面に厚さが例えば1〜10μmに施されている。
すず(Sn)−ニッケル(Ni)めっき、またはニッケ
ル(Ni)めっきが密着性が良く好適である。16は接
着剤層である。電気的絶縁性のある例えばアクリル系、
エポキシ−アクリル系、ポリイミド系の接着剤で、厚さ
が10〜100μmに形成されている。
【0012】めっき層14が施された金属材層12と接
着剤層16とが貼り合わされて、リード固定テープ20
が形成されている。このリード固定テープ20が、前記
接着剤層16で複数のインナーリード10に亘って貼着
される。これにより、その複数のインナーリード10の
変形を防止し、隣合うインナーリード10同士の間隔を
保持する。
【0013】また、前記めっき層14を備えることで、
金属材層12からのマイグレーションを抑制することが
でき、電気的絶縁性を向上できる。ところで、図2に示
すように本実施例では、リード固定テープ20の金属材
層12の全面にめっきが施されているが、これに限られ
ることはない。例えば、金属材層12の接着材層16に
貼り合わされる面のみにめっきが施されていても、ほぼ
同等の効果を得ることができる。
【0014】また、図2に示すように、本実施例のリー
ドフレームにあっては、リード固定テープ20の金属材
層の縁部12aより接着剤層の縁部16aが外側にあ
る。本実施例では、寸法差Bが0.2mmに設定されて
いる。このように接着剤層16が金属材層12よりも一
まわり大きく形成されていることにより、接着剤層16
による電気的絶縁をより確実にすることができる。
【0015】図3はリードフレームの他の例としてリー
ド固定テープ貼り付け部を示す拡大断面図である。30
はリード固定テープであり、金属材層32と、ポリイミ
ド等の電気絶縁材層34(例えば厚さ25〜50μm)
と、金属材層32の下面と電気絶縁材層34の上面を貼
り合わせる第1接着剤層36(例えば厚さ10〜20μ
m)と、電気絶縁材層34の下面に貼り合わされた第2
接着剤層38(例えば厚さ10〜20μm)とによって
形成されている。このリード固定テープ30が、第2接
続剤層38の下面で複数のインナーリード10に亘って
貼着されている。金属材層32の剛性によって複数のイ
ンナーリード10が変形しないようにその複数のインナ
ーリード10を保持することができる。また、電気絶縁
材層34を介することによって電気的絶縁性を向上でき
る。なお、金属材層32については、図1の実施例で説
明したようにめっきを施し、さらに電気的絶縁性を向上
させることも可能である。
【0016】以上リードフレームについて説明してきた
が、本発明にかかるリード固定テープ20は、TABテ
ープにも同様に適用できる。また、本発明は、単層リー
ドフレームおよび単層TABテープに限定されることな
く、多層に形成されたリードフレームおよびTABテー
プについても有効に適用できる。以上、本発明の好適な
実施例について種々述べてきたが、本発明はこの実施例
に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範
囲内でさらに多くの改変を施し得るのは勿論のことであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明のリードフレームおよびTABテ
プによれば、金属材層を有するリード固定テープが
気的絶縁性の接着剤層を介してインナーリードに貼着さ
れていることにより、吸湿膨張、加熱収縮および熱膨張
係数の差等に起因する変形を防止し、微細化が進んだイ
ンナーリードの先端の位置精度が低下することを防止で
、また、金属材層からのマイグレーションを防止する
めっき層を設けることによって電気的絶縁性を向上させ
ることができるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリードフレームの一実施例の要
部を示す断面図。
【図2】図1の実施例のX−X断面図。
【図3】本発明にかかるリードフレームの他の実施例の
要部を示す断面図。
【図4】従来のリードフレームの一実施例を示す平面
図。
【図5】従来のリードフレームの要部を示す断面図。
【符号の説明】
10 インナーリード 12 金属材層 14 めっき層 16 接着剤層 20 リード固定テープ 30 リード固定テープ 32 金属材層 34 電気絶縁材層 36 第1接着剤層 38 第2接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−90468(JP,A) 特開 昭63−299370(JP,A) 実開 平4−55150(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/50 H01L 21/60 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材層と電気絶縁性の接着剤層とを備
    えるリード固定テープ、前記接着剤層を介して複数の
    インナーリードに亘って貼着され前記リード固定テープの金属材層の前記接着剤層が貼り
    合わされる面に、前記金属材層からのマイグレーション
    を防止するめっき層が設けられている ことを特徴とする
    リードフレーム。
  2. 【請求項2】 金属材層と電気絶縁性の接着剤層とを備
    えるリード固定テープ、前記接着剤層を介して複数の
    インナーリードに亘って貼着され前記リード固定テープをインナーリードに貼着した接着
    剤層の縁部が、前記金属材層の縁部よりも外側にあるこ
    とを特徴とするリードフレーム。
  3. 【請求項3】 前記リードフレームをTABテープに代
    えたことを特徴とする請求項1又は2記載のTABテー
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