JP3013810B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3013810B2 JP18771297A JP18771297A JP3013810B2 JP 3013810 B2 JP3013810 B2 JP 3013810B2 JP 18771297 A JP18771297 A JP 18771297A JP 18771297 A JP18771297 A JP 18771297A JP 3013810 B2 JP3013810 B2 JP 3013810B2
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    • H05K3/3431Leadless components
    • H05K3/3436Leadless components having an array of bottom contacts, e.g. pad grid array or ball grid array components

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、底面に外部電極端子となる半田ボー
ルを格子状に配列した樹脂封止型半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】底面に外部端子を有する従来の樹脂封止
型半導体装置の構成を図4に示す。図4(a)は断面
図、図4(b)は外部端子側からみた平面図である。
【0003】図4を参照すると、半導体チップ(以下
「チップ」という)1は、素子表面側を接着剤7を介し
て内部リード4と接着され、チップ1表面の電極と内部
リード4とはワイヤー3によって電気的に接続されてい
る。チップ1と内部リード及びワイヤー等は樹脂2によ
って樹脂封止され、内部リード4の端はチップと接着さ
れ、途中のディンプル加工部(以下「Dp加工部」とい
う)9で折り曲げられ、折り曲げられた内部リードの他
端は、その一主面が樹脂から露出して外部端子16とな
っている。
【0004】このような構造の半導体装置は、Dp加工
部9の加工が一般にプレス金型で実施されるため加工精
度が得難く、樹脂封止の際に、外部端子16の表面に樹
脂バリが発生し易いという問題点を有している。
【0005】また外部端子16は半導体装置の各辺に沿
って配列されるため(図4(b)参照)、各辺の一列に
しか配置できず、外部端子配列数に制限がある、という
問題点を有している。
【0006】さらに、チップの素子上にリードを接着す
るLOC(Lead on Chip)の構造であるた
め、チップ上の電極パッドは、チップの中央部に配列す
る必要があるという制限がある。即ち、一般に、多くの
場合はチップ上の電極パッドはチップ周縁に配列されて
おり、この場合にLOC構造とすると、電極パッド間に
リードを通す必要があるが、一部のチップで電極パッド
間隔がリード幅の0.1〜0.2mm以上の場合を除
き、LOC構造の採用はできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなLOC構造
上の問題点の解決を意図した従来の方法として、例えば
特開平8−148603号公報には、図5に示すよう
に、リードの上にチップ素子面を上にして接着するCO
L(Chip on Lead)構造が提案されてい
る。図5(a)は、半田ボール側からみた平面図、図5(b)
は図5(a)のA−A′線断面図である。
【0008】図5を参照すると、内部リード4上に接着
テープ13を介してチップ1が素子面を上にして接着さ
れ、チップ表面の周縁に配列された電極パッドと内部リ
ード4とがワイヤー3で電気的に接合されている。チッ
プ1と内部リード4及びワイヤー3等は樹脂で封止され
ており、また、下パッケージ15にはホール12が設け
られ、ホール12にハンダボール6が接着され外部端子
として半導体装置の底面に格子状に配列されるとともに
内部リードと電気的に接続されている。
【0009】このような構造の場合、チップ表面の電極
パッドがチップ周縁部に配列された場合に容易に行うこ
とができ、また、外部端子としての半田ボールを格子状
に配列できるので、外部端子数を、ピッチの縮小を行な
わずに、倍増させることができる。
【0010】しかしながら、半田ボールを接続するため
のホール12の形成を樹脂封止後にドリルまたはレーザ
ー加工で実施しているので、加工工程が増えるとともに
加工時間がかかるという問題点を有している。
【0011】従来のトランスファーモールドにおける封
入金型に、予め突起を設けておき、樹脂封止と同時にホ
ールを形成することでホール形成工程を省略することも
考えられるが、封入金型に突起を加工する上での、加工
技術の制限により、突起の間隔を0.8mm未満にする
ことは困難であり、0.8mm未満の狭ピッチ対応がと
れず、外部端子数が増加すると、チップサイズに対して
パッケージが大きくなるという問題がある。
【0012】また、封入金型に突起を設けてホール12
を形成する場合、同じパッケージサイズで半田ボールの
配置を変える場合には、ボール配置毎に封入金型を作製
しなければならず、莫大な費用がかかると共に、さら
に、封入作業時、下パッケージ部に樹脂残りが発生する
と、樹脂の除去作業などのメンテナンス性が、通常の封
入金型と比べて大幅に劣るという問題がある。
【0013】以上説明した従来技術の問題点をまとめる
と下記に記載の通りである。
【0014】第1の問題点は、半導体装置の底面に外部
端子を有する樹脂封止型半導体装置で、内部がLOC構
造の場合は、チップ表面の電極パッドの配列がチップ中
央部に限定され、チップの周縁部に配列された場合には
対応が困難である、ということである。
【0015】その理由は、LOC構造の場合、リードは
チップ上に接着されるが、チップ周縁部に電極パッドが
配列されていると、電極パッド間にリードを通す必要が
あり、電極パッドピッチが十分に広い場合を除き対応が
困難であるためである。
【0016】第2の問題点は、半導体装置の底面に外部
端子を有する樹脂封止型半導体装置で、内部がCOL構
造の場合は外部端子である半田ボールを内部リードと接
続するためのホールの加工工程が必要である、というこ
とである。
【0017】その理由は、樹脂封止後にホールを形成す
るため、レーザーまたはドリルの加工工程が必要になる
ことと加工時間がかかるためである。
【0018】また、半導体装置の底面に外部端子を有す
る樹脂封止型半導体装置で、内部がLOC構造の場合に
おいて、内部リードの一端をチップと接着し、途中を折
り曲げて他端を外部端子として樹脂表面から露出させる
構造の場合は、その構造上外部端子の配列は半導体装置
の各辺一列に限られ、外部端子を格子状に配列できない
ために外部端子数に制約があること及び内部リードの折
り曲げ加工精度制御がむずかしく樹脂封止時に樹脂バリ
が発生し易いという問題がある。
【0019】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、半導体装置の底
面に外部端子を有する樹脂封止型半導体装置において、
チップ表面の電極パッドがチップ周縁部に配列された場
合に対応可能であり、かつ外部端子を格子状に配列可能
とし、外部端子となる半田ボールの接続部である内部リ
ードの露出を追加工程を必要とせずに樹脂封止と同時に
露出面を形成可能とする、半導体装置の製造方法を提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、(a)リードフレームを選択的にハーフ
エッチング加工して複数の突起を有する内部リードを形
成する工程と、(b)前記内部リードの前記突起が形成
された側と反対の面に10μm以上100μm以下の単
層の絶縁性接着剤層を形成する工程と、(c)前記絶縁
性接着剤層を介して前記内部リードに半導体チップ裏面
を固着する工程と、(d)前記半導体チップ表面の電極
パッドと前記内部リードとをワイヤーで接続する工程
と、(e)前記内部リードの前記突起の表面が露出する
ように前記半導体チップと前記ワイヤーと前記内部リー
ドと前記絶縁性接着剤層とをトランスファーモールド法
で樹脂封止する工程と、(f)前記内部リードの前記突
起の表面に半田ボールを取り付ける工程と、を含む半導
体装置の製造方法において、前記半導体チップの前記電
極パッドの高さと、前記内部リードの前記ワイヤーが接
続される箇所の高さとの段差が小さくなるように、前記
内部リードをディンプル加工する工程を、更に含む
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明の半導体装置は、その好ましい実施
の形態において、底面に格子状に外部端子を形成した樹
脂封止型半導体装置において、内部リード(図1の4)
群の先端部表面に接着剤(図1の7)を介して半導体チ
ップ(図1の1)裏面が固着され、半導体チップ(図1
の1)表面の電極パッドと内部リード(図1の3)群の
他端部表面とがワイヤー(図1の3)で接続され、内部
リード(図1の4)群の裏面側に突起(図1の5)が形
成されており、半導体チップと内部リード群及びワイヤ
ー等が突起(図1の5)の一主面を除いて樹脂(図1の
2)で封止され、突起(図1の5)の一主面に半田ボー
ル(図1の6)が接合されている構造を有する。
【0022】本発明の実施の形態においては、内部リー
ド群の先端部表面にチップ裏面が固着され、チップ表面
の電極パッドと内部リード群の他端部表面とがワイヤー
で接続されるCOL(Chip on Lead)構造としている
ため、チップ周縁部に電極パッドが配列された場合にも
容易に対応できる。また、内部リード群の裏面に形成し
た突起に外部端子となる半田ボールを形成しているの
で、格子状の外部端子配列が可能であり、また樹脂封止
と同時に半田ボール取り付け部となる内部リードの突起
の一主面の露出部形成が可能となる。
【0023】本発明の半導体装置は、その好ましい第2
の実施の形態において、内部リード(図2の2)群の先
端部表面に接着剤(図2の7)を介して半導体チップ裏
面が固着され、内部リード(図2の4)群が半導体チッ
プ(図2の1)縁外部の位置で、上方に折り曲げられて
おり(図2の9)、上方に折り曲げられた前記内部リー
ド群の他端部と、半導体チップの電極パッドとがワイヤ
ー(図2の3)で接続されている。
【0024】本発明の半導体装置は、その好ましい第3
の実施の形態において、内部リード群の先端部表面に接
着剤(図3の7)を介して半導体チップ裏面が固着さ
れ、内部リード(図3の4)群の他端部表面に突起(図
2の10)が形成され、半導体チップ(図3の1)の電
極パッドと前記突起とがワイヤーで接続されている。
【0025】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
【0026】[実施例1]図1は、本発明の一実施例の
構成を示す図であり、図1(a)は側断面図、図1
(b)は半田ボール側からみた平面図である。
【0027】図1を参照すると、本発明の一実施例に係
る樹脂封止型半導体装置は、内部リード4の突起5とな
る部分以外を、ハーフエッチング加工などで板厚を薄く
して、突起5を形成したリードフレームに、突起面と
は、反対面に接着剤7を介してチップ1を搭載し、電極
パッド8と内部リード4をワイヤー3で電気的に接続し
た後、突起5が露出するように樹脂封止し、露出した突
起5に半田ボール6を取付けている。
【0028】本発明の一実施例に係る樹脂封止型半導体
装置では、封入金型の下パッケージ部はフラットであ
り、半田ボール6のピッチはリードフレームの加工技術
に依存し、0.8mm未満の狭ピッチでも対応が可能で
あり、外部端子数が増加した場合でも、半田ボールピッ
チのシュリンクにより、パッケージサイズが大型化する
ことはなく、外部端子数が同じならばチップサイズに応
じてパッケージを小型化することが可能である。
【0029】また、同じ半導体装置サイズでも、搭載さ
れるチップが異なり、半田ボールの配置がフルグリッド
タイプやフランジタイプなどに変わった場合でも、リー
ドフレームの変更だけで済み、容易に対応可能である。
【0030】図1に示すように、本発明の一実施例の樹
脂封止型半導体装置は、COL構造となっているので、
チップ1表面の電極パッド8がチップ1の周縁部に配列
された場合に容易に製造可能であり、また、チップ1の
中央部に電極パッドが配列されていても、ワイヤー3の
ループ形状を制御することにより、対応可能である。
【0031】また、半田ボール6を接合する内部リード
4の露出面は、あらかじめ内部リードに形成された突起
5の表面であるため、樹脂封止と同時に露出面が形成さ
れるため、樹脂封止後に追加加工して、露出面を形成す
る必要は無い。
【0032】さらに、突起5はハーフエッチングで形成
し、かつ突起部のある内部リード4の厚さはリードフレ
ーム製造の原材厚であるため、厚さ精度が極めて良好で
あり、突起面の平行度も良好であり、樹脂封止時の樹脂
バリ発生が少ないという利点がある。
【0033】次に、本発明の一実施例に係る樹脂封止型
半導体装置の製造方法について説明する。
【0034】内部リードを少なくとも有する従来の樹脂
封止型半導体装置と同様のリードフレームを準備し、内
部リードの所定の位置に突起を形成する。この突起は、
リードフレーム製造時に突起となる部分を除く内部リー
ドをハーフエッチすることで突起を形成する方法等で形
成することができる。
【0035】次に内部リードの突起形成された面と反対
の面に接着剤となる接着剤単層の絶縁テープ又は片面に
接着剤を塗布したポリイミド等の絶縁テープ又は両面に
接着剤を塗布したポリイミド等の絶縁テープを、接着剤
を介して貼り付ける。接着剤厚は薄い方が望ましいが、
絶縁性を維持するため単層の場合は、10〜100μ
m、ポリイミド等のベーステープを有する場合は5〜3
0μmに設定する。
【0036】次に、図1に示すように、絶縁テープが貼
り付けられたリードフレームにチップ1の表面を上にし
て絶縁テープの接着剤7を介してチップを固着する。
尚、片面に接着剤を塗布した絶縁テープを使用した場合
には、チップ固着面には接着剤層が無いため、Agペー
スト等の接着剤を絶縁テープ上に塗布してチップ固着を
行う。
【0037】次に、チップ1の電極パッドと内部リード
4をワイヤー3で接続し、チップ1と内部リード4等を
含む全体をトランスファーモールド法で樹脂2で封止す
ると同時に突起5の表面を露出させる。
【0038】ついで捺印工程と半田ボール6を露出した
突起面に取り付ける工程と半導体装置外形を切断してリ
ードフレームから分離する工程と電気選別工程を経て本
発明の半導体装置が完成する。
【0039】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
を説明する。図2は、本発明の第2の実施例の構成を示
す断面図である。
【0040】図2を参照すると、本発明の第2の実施例
において、内部リード4には、前記第1の実施例と同
様、突起5が形成されており、突起の形成されている面
の反対面には接着剤7を介してチップ1が素子面を上に
して固着されている。チップ表面の電極パッド8と内部
リードとはワイヤー3で接続されており、チップ1と内
部リード4及びワイヤー3等全体が突起5の一主面を除
いて樹脂2で封止されており、露出している突起5の一
主面には半田ボール6が接合されている。
【0041】さらに内部リード4は、その先端部におい
ては表面側は接着剤を介してチップ1が固着され、裏面
側は突起5が形成されているが、その内部リードの途中
においてリードが上方に折れ曲げられており、上方に曲
げられた他端部においてワイヤー3がボンディングされ
ている。
【0042】この内部リード4の折れ曲げ部はプレス金
型によって折り曲げ加工される。これはディンプル加工
としてリードフレームの製造方法で一般に行われる加工
法を用いる。Dp加工部9は、チップ1縁の外側に位置
し、その加工深さは50μm〜500μm程度に設定さ
れる。
【0043】このような構造とすることで、チップ1の
電極パッドと内部リード4とをワイヤー3でボンディン
グする際、チップ面と内部リード面との段差が小さくな
るため、ワイヤーループ形成が安定化し、ワイヤー3が
チップ1縁と接触ショートするという不良を防止するこ
とができる。
【0044】本発明に第2の実施例に係る半導体装置は
COL構造となっているため、チップと内部リードとを
接着する接着剤の厚さが厚く、チップ表面と内部リード
面との段差が大きくなっており、ワイヤーループ形成が
むずかしくなっているが、Dp加工を施すことで、ワイ
ヤーループ形成を安定化することができる。一般に、こ
の種の半導体装置は、チップサイズに近い半導体装置サ
イズが求められるため、ワイヤー長さは0.5mm程度
の短ワイヤー化が必要であることから、特にワイヤール
ープ形成が困難となっており、Dp加工によるチップ面
とリード面との段差減少は重要である。
【0045】このような段差減少によりさらなる短ワイ
ヤーボンディングを可能とし、半導体装置サイズの縮小
も実現することができる。
【0046】また、樹脂封止型半導体装置の課題とし
て、半導体装置の反りがあり、一般にリードの上下及び
チップ上部とリード下部の樹脂量の不均衡によって反り
が生じる。即ち、樹脂の熱膨張係数が他の構成材料と比
較して大きいために、樹脂封止する170℃程度の高温
時に均衡している状態から常温に冷却した際、熱膨張係
数の大きい樹脂の収縮が大きくなり、上下の樹脂量の不
均衡によって反りが生じることになる。
【0047】この種の半導体装置はその底面に形成され
た半田ボールを介して実装されるため、半導体装置の反
りは半田ボールが実装する基板に接触しない不良が発生
する問題が生じる。
【0048】図1及び図5において、チップ1上部の樹
脂量と内部リード3下部の樹脂量とは、チップ上部と内
部リード下部の樹脂厚を均等にすることでほぼ均等にす
ることができる。
【0049】しかしながら、チップ縁外側については、
内部リード3のみしか存在しないために内部リード3の
上部の樹脂量は下部の樹脂量と比べ多くなるため、樹脂
量の不均衡によって半導体装置の反りが生じ易いという
問題がある。
【0050】これに対して、図2に示す実施例では、内
部リード3にDp加工部9を設けて内部リードを上方に
折り曲げているため、内部リード上下部の樹脂量の不均
衡を減少させることができ、その結果半導体装置の反り
を緩和することができる利点も有する。
【0051】[実施例3]本発明の第3の実施例につい
て以下に説明する。図3は、本発明の第3の実施形態を
示す断面図である。本発明の第3の実施例においては、
前記第1及び第2の実施例と同様に、内部リード3の表
面側には接着剤7を介してチップ1が固着され、内部リ
ード3の裏面側には突起5が形成されており、チップの
電極パッド8と内部リードとがワイヤー3で接続されて
いる。また、チップと内部リード及びワイヤー等は突起
5の一主面を除いて樹脂2で封止されており、露出して
いる突起5の一主面には半田ボール6が接合されてい
る。
【0052】さらに内部リード4のチップ1が固着され
ている一端とは反対の他端側にボンディング用突起10
が形成され、かつその部分に、ワイヤー3がボンディン
グされている。
【0053】ボンディング用突起10は、半田ボールを
接合する突起5と同様に、突起を形成する部分以外をハ
ーフエッチングする方法等で形成することができる。
【0054】このような構造とすることで、チップ面と
内部リードのボンディング面の段差を小さくすることが
でき、短ワイヤーボンディングとワイヤーループ形成の
安定化を図ることができる。また、ボンディング用突起
を形成することで、内部リード上部の樹脂量を減少させ
ることができ、内部リード上下部の樹脂量の不均衡を減
少させることで半導体装置の反りを緩和することができ
る利点を有する。
【0055】さらに、図2に示した上記第2の実施例の
場合は、Dp加工を施しているため、Dp加工部9を安
定して形成のために、0.1〜0.2mm程度の長さを
最低必要とするが、本発明の第3の実施例の場合、チッ
プ縁により近づけて突起を形成するができるため、短ワ
イヤー化による半導体装置サイズのさらなる縮小が可能
となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0057】本発明の第1の効果は、チップ表面の周縁
部に電極パッドが配列された場合においても容易に対応
可能である、ということである。
【0058】その理由は、本発明においては、内部リー
ド一端の表面に接着剤を介してチップ裏面を固着し、チ
ップ表面の電極パッドと内部リード他端の表面とをワイ
ヤーで接続するCOL構造としているためである。
【0059】本発明の第2の効果は、半導体装置底面に
格子状に外部端子となる半田ボールの形成を可能とし、
かつ半田ボール取り付け部となる内部リードの露出面を
樹脂封止と同時に形成可能とし、製造工程を容易化し且
つ製造コストの増大を抑止するということである。
【0060】その理由は、本発明においては、内部リー
ドの裏面に突起を形成し、突起の一主面を露出させるよ
うに樹脂封止するため、樹脂封止と同時に内部リードの
一部である突起の一主面の露出が可能となり、また、内
部リード群の裏面の適当な位置に突起が形成できるた
め、外部端子となる半田ボールを格子状に配列すること
ができるためである。
【0061】また、本発明の第3の効果は、ワイヤール
ープ形成の安定化と半導体装置サイズ縮小に必要な短ワ
イヤー化を可能とする、ということである。
【0062】その理由は、本発明においては、チップを
接着する内部リード一端に対し、他端部をDp加工によ
り上方に折り曲げるかまたは他端部に突起を形成し、そ
れら他端部とチップの電極パッドとをワイヤーで接続す
る構成としたことによる。
【0063】さらに本発明の第4の効果として、内部リ
ードの上下部の樹脂量の不均衡を減少させることで、半
導体装置の反りを緩和する、ということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図であり、
(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図4】従来の樹脂封止型半導体装置の構成を示す図で
あり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図5】別の従来の樹脂封止型半導体装置の構成を示す
図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 チップ 2 樹脂 3 ワイヤー 4 内部リード 5 突起 6 半田ボール 7 接着剤 8 電極パッド 9 Dp加工部 10 ボンディング用突起 12 ホール 13 接着テープ 14 上パッケージ 15 下パッケージ 16 外部端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−54749(JP,A) 特開 昭60−121743(JP,A) 特開 昭61−113268(JP,A) 特開 平8−306853(JP,A) 特開 平9−8205(JP,A) 実開 平6−29147(JP,U) 実開 平6−60149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/28,23/12,23/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)リードフレームを選択的にハーフエ
    ッチング加工して複数の突起を有する内部リードを形成
    する工程と、 (b)前記内部リードの前記突起が形成された側と反対
    の面に10μm以上100μm以下の単層の絶縁性接着
    剤層を形成する工程と、 (c)前記絶縁性接着剤層を介して前記内部リードに半
    導体チップ裏面を固着する工程と、 (d)前記半導体チップ表面の電極パッドと前記内部リ
    ードとをワイヤーで接続する工程と、 (e)前記内部リードの前記突起の表面が露出するよう
    に前記半導体チップと前記ワイヤーと前記内部リードと
    前記絶縁性接着剤層とをトランスファーモールド法で樹
    脂封止する工程と、 (f)前記内部リードの前記突起の表面に半田ボールを
    取り付ける工程と、 を含む半導体装置の製造方法において、 前記半導体チップの前記電極パッドの高さと、前記内部
    リードの前記ワイヤーが接続される箇所の高さとの段差
    が小さくなるように、前記内部リードをディンプル加工
    する工程を、更に含む ことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】(a)リードフレームを選択的にハーフエ
    ッチング加工して複数の突起を有する内部リードを形成
    する工程と(b)前記内部リードの前記突起が形成された側と反対
    の面に10μm以上100μm以下の単層の絶縁性接着
    剤層を形成する工程と(c)前記絶縁性接着剤層を介して前記内部リードに半
    導体チップ裏面を固着する工程と、 (d)前記半導体チップ表面の電極パッドと前記内部リ
    ードとをワイヤーで接続する工程と、 (e)前記内部リードの前記突起の表面が露出するよう
    に前記半導体チップと前記ワイヤーと前記内部リードと
    前記絶縁性接着剤層とをトランスファーモールド法で樹
    脂封止する工程と(f)前記内部リードの前記突起の表面に半田ボールを
    取り付ける工程と、 を含む半導体装置の製造方法において 、 前記チップの前記電極パッドの高さと、前記内部リード
    の前記ワイヤーが接続される箇所の高さとの差が小さく
    なるように、前記内部リードの前記突起が形成される側
    と反対側に突起を形成する工程を、更に含むことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
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