JP3336845B2 - スタータ装置 - Google Patents

スタータ装置

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JP3336845B2 JP00078796A JP78796A JP3336845B2 JP 3336845 B2 JP3336845 B2 JP 3336845B2 JP 00078796 A JP00078796 A JP 00078796A JP 78796 A JP78796 A JP 78796A JP 3336845 B2 JP3336845 B2 JP 3336845B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスタータ装置に関
し、例えば、自動車又は建設機械用車両などのエンジン
に設けられ、このエンジンを始動するためのスタータ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スタータ装置のエンジンへの取
付条件、即ち取付面とリングギヤとの距離、取付孔のピ
ッチと角度、及びリングギヤの仕様等はエンジンによっ
て異なっているため、エンジンが変われば、スタータ装
置側には、そのエンジンの取付条件を満たすハウジング
が必要となる。そして、そのハウジングを製造するため
に新規な金型が必要となる。
【0003】例えば大形ディーゼルエンジン等は、その
用途の面から、機種が多い割に生産数が少ない。このよ
うな多種少量生産タイプのエンジンのスタータ装置で
は、機種毎に専用の金型を起こしていたのでは採算が合
わないため、ハウジングのベースとなる部分は共通のも
のを使用し、取付条件を満たす部分のみを専用型とする
可変取付タイプが採用されている。
【0004】図5は従来のスタータ装置の一例を示す部
分断面図である。図において、1はモータ、1aはこの
モータの回転軸、2は上記モータ1の回転を減速する遊
星歯車減速機構、3はこの遊星歯車減速機構の遊星歯車
と連結された出力軸、4は、この出力軸上を往復動可能
なオーバランニングクラッチで、そのクラッチアウタが
上記出力軸3とヘリカルスプライン嵌合している。
【0005】5は、上記オーバランニングクラッチのク
ラッチインナと一体的に設けられたピニオン移動体で、
先端にピニオン6を有する。7はこのピニオン6と噛み
合うエンジンのリングギヤ、8は一端が上記オーバラン
ニングクラッチ4と係合されたレバー、9はこのレバー
の他端と連結されたマグネットスイッチで、コイルの通
電時にプランジャを介し上記レバー8の他端を吸引して
上記レバー8を回動させると共に上記モータ1のメイン
スイッチを閉じる。
【0006】10は、上記モータ1のリヤハウジング、
11はこのリヤハウジングと嵌合されたヨーク、12は
このヨークと嵌合され上記遊星歯車減速機構2、出力軸
3、オーバランニングクラッチ4を収容するオーバハン
グタイプの鋳鉄製のフロントハウジング、12aはこの
フロントハウジングの外周部に設けられた環状溝、12
bは、上記フロントハウジングの外周部に設けられた8
個のねじ孔、13は上記環状溝12a内に装着されたシ
ール部材であるOリング、14は上記フロントハウジン
グ12の内周に装着され、上記ピニオン移動体5の外周
部を摺接支持するボールベアリング、15は鋳鉄製のフ
ランジ部材で、エンジンのシリンダブロック16への取
付部である3個のエンジン用取付孔15aと、フロント
ハウジング12への取付部である。ハウジング用取付孔
15bが設けられている。
【0007】ハウジング用取付孔15bは、同一円周上
に16個設けられており、フロントハウジング21の取
付角度を変更できるようになっている。16aは上記シ
リンダブロック16に形成された3個のねじ孔、16b
は上記シリンダブロック16の内周部に設けられた収納
部で、シール部材であるOリング17を収納している。
18はフランジ部材15とフロントハウジング12とを
固着するための4個の取付ねじで、フロントハウジング
12のねじ孔12bに各々螺着されている。19はフラ
ンジ部材15とシリンダブロック16とを固着するため
の3個の取付ねじで、シリンダブロック16のねじ孔1
6aに各々螺着されている。20は、湿式クラッチで、
リングギヤ6と一体のフライホイールの回転をミッショ
ン及び車輪(図示せず)に伝達する。上述のモータ1、
遊星歯車減速機構2、出力軸3、オーバランニングクラ
ッチ4、ピニオン移動体5、ピニオン6、レバー8、マ
グネットスイッチ9、リヤハウジング10、ヨーク1
1、フロントハウジング12、ボールベアリング14よ
りスタータ本体が構成されている。
【0008】次に動作について説明する。マグネットス
イッチ9のコイルが通電されるとプランジャが吸引さ
れ、これにより、モータ1の給電用の主接点が閉じてモ
ータ1に電流が流れ込む。一方、プランジャの移動によ
り、レバー8が回動し、オーバランニングクラッチ4及
びピニオン6が出力軸3に沿って図の右方へ移動する。
これにより、ピニオン6は、エンジンのリングギヤ7と
噛み合う。
【0009】モータ1の回転は、遊星歯車減速機構2、
出力軸3及びオーバランニングクラッチ4を介してピニ
オン6に伝達されエンジンが始動する。エンジンの始動
後、マグネットスイッチ9のコイルへの通電が遮断され
ると、プランジャが復帰し、モータ1への給電用の主接
点が開く。また、レバー8を介してオーバランニングク
ラッチ4が元の位置へ移動し、これとともにピニオン6
がリングギヤ7から開離する。
【0010】なお、この種従来のスタータ装置が示され
た文献としては、例えば、実公昭56−23493号公
報、実開平1−88071号公報、米国特許49183
24号及び米国特許5220844号等がある。
【0011】上記のように構成されたスタータ装置にお
いては、スタータ本体がフランジ部材15を介してエン
ジンに取り付けられる。従って、スタータ本体がエンジ
ンの取付条件に応じた取付角度となるように、フランジ
部材15のハウジング用取付孔15bを選択して、フロ
ントハウジング12のねじ孔12bと重ねて4個の取付
ねじ18により固定される。その後、フランジ部材15
のエンジン取付用孔15aとシリンダブロック16のね
じ孔16aとを合致させ、3個の取付ねじ19にて固定
される。
【0012】このようにフランジ部材15のハウジング
取付孔15aを選択することにより、スタータ装置のエ
ンジンへの取付角度を調整することができる。ところ
で、上記のように構成されたスタータ装置においては、
湿式タイプのスタータ装置であり、例えば湿式クラッチ
20を使用するエンジンに装着されているため、湿式ク
ラッチ20の油がリングギヤ6の回転により掻き上げら
れ、フランジ部材15とシリンダブロック16との取付
嵌合面及びフランジ部材15とフロントハウジング12
との取付嵌合面との各々の間からスタータ装置外へ漏出
しようとする。
【0013】従来装置では、湿式クラッチの油のスター
タ装置外への漏出を防止するために、シリンダブロック
16とフロントハウジング12との取付嵌合面間にOリ
ング17を、フランジ部材15とフロントハウジング1
2との取付嵌合面間にOリング13を各々装着するよう
にしていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、フロントハウジング12にOリング装着用
の環状溝12aを設けているため、乾式クラッチ等を使
用するエンジンに適用する乾式タイプのスタータ装置に
上記湿式タイプのスタータ装置のフロントハウジング1
2を兼用する場合は、乾式タイプにはシール用のOリン
グが必要がないのにも拘わらず、Oリング装着用の環状
溝12aが設けられているため、その環状溝12aの形
成が煩雑となると共に環状溝12aの形成によりフロン
トハウジング12の機械的強度が弱くなる不具合を有し
ている。
【0015】従って、湿式タイプと乾式タイプのスター
タ装置の兼用が困難となり、乾式タイプ専用のフロント
ハウジングを新たに設ける必要があるという問題点があ
った。
【0016】前述の点に鑑みて、この発明の1つの目的
は、湿式タイプと乾式タイプとに兼用できるフロントハ
ウジングを有するスタータ装置を提供することである。
【0017】この発明の他の目的は湿式タイプのスター
タ装置に用いる場合にフロントハウジングを軽量化する
と共に充分な機械的強度を有するスタータ装置を提供す
ることである。
【0018】この発明の更に他の目的は湿式タイプのス
タータ装置に用いる場合にスタータ本体内へエンジン側
の油が浸入するのを防止できるスタータ装置を提供する
ことである。
【0019】この発明の更に他の目的は湿式タイプのス
タータ装置に用いる場合にスタータ本体内へエンジン側
の油が浸入するのを防止できると共に、ボールベアリン
グへのダストの浸入をも防止できるスタータ装置を提供
することである。
【0020】この発明の更に他の目的は湿式タイプのス
タータ装置に用いる場合にスタータ装置外へエンジン側
の油が漏出するのを簡単な構成で防止できるスタータ装
置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この出願の第1の発明によれば、エンジン及びフロ
ントハウジングへの取付部を有し、エンジンの取付条件
に応じた状態でスタータ本体が取付けられる金属製のフ
ランジ部材に、フロントハウジングに対してシールする
シール部材を取付けるための装着部を設けたスタータ装
置が提供される。
【0022】この出願の第2の発明によれば、フロント
ハウジングをアルミニウム材から形成し、フランジ部材
を鉄系の鋳物材から形成したスタータ装置が提供され
る。
【0023】この出願の第3の発明によれば、フロント
ハウジングに、オーバランニングクラッチのクラッチイ
ンナと一体のピニオン移動体の外周部を摺接支持する軸
受と、この軸受と軸方向に隣接してピニオン移動体の外
周部と接合されるオイルシールとを各々設けたスタータ
装置が提供される。
【0024】この出願の第4の発明によれば、フロント
ハウジングに、オーバランニングクラッチのクラッチイ
ンナと一体のピニオン移動体の外周部を摺接支持するボ
ールベアリングと、このボールベアリングと軸方向のピ
ニオン側に隣接してピニオン移動体の外周部と接合され
るオイルシールとを設けたスタータ装置が提供される。
【0025】この出願の第5の発明によれば、フランジ
部材には、エンジンに対してもシールするシール部材が
取付けられる装着部を設けたスタータ装置が提供され
る。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明のスタータ装置の一実施例を図
1について説明する。図2は部分断面図であり、前記し
た図1に示す従来装置と同一または相当部分には同一符
号を付して説明を省略する。図において、21はアルミ
ニウム材から形成されたフロントハウジングで、遊星歯
車機構2、出力軸3、オーバランニングクラッチ4、ボ
ールベアリング14を収容するオーバハングタイプに構
成されており、アルミダイカストで一体成形されてい
る。
【0027】21aは、このフロントハウジングの外周
部に形成された8個のねじ孔、22は、鋳鉄製のフラン
ジ部材で、エンジンのシリンダブロック16への取付部
である3個のエンジン用取付孔22aと、フロントハウ
ジング21への取付部である16個のハウジング用取付
孔22bが設けられている。ハウジング用取付孔22b
は、同一円周上に16個設けられており、フロントハウ
ジング21の取付角度を変更できるようになっている。
【0028】22Cはフランジ部材22の内周部に設け
られた環状溝、23はこの環状溝内に装着されたシール
部材であるOリングで、上記フロントハウジング21の
外周面との間で圧接状態で位置保持されている。
【0029】このようなスタータ装置では、湿式クラッ
チ20の油がリングギヤ7の回転により掻き上げられ、
フランジ部材22とシリンダブロック16との取付嵌合
面及びフランジ部材22とフロントハウジング21との
取付嵌合面との各々の間からスタータ装置外へ漏出しよ
うとする。
【0030】しかしながら、油は、まず、シリンダブロ
ック16とフロントハウジング21との嵌合面間に設け
られたOリング17にてその漏出が阻止され、更にこの
Oリング17を通過して漏出した油は、フランジ部材2
2とフロントハウジング21との取付嵌合面間に設けら
れたOリング23によってその漏出が阻止される。
【0031】従って、湿式クラッチ20からの油は、ス
タータ装置外へ漏出することはほとんどなくなり、湿式
クラッチ20の油の減少、並びにスタータ装置外へ油が
漏出して他の装置へ悪影響を与える不具合をなくし得
る。
【0032】このように構成されたスタータ装置におい
ては、フロントハウジング21にはOリング装着用の環
状溝が設けられていないため、湿式と乾式との両方のタ
イプのスタータ装置に兼用できる。
【0033】また、フロントハウジング21はアルミニ
ウムのダイカストにて形成しても機械的強度は充分確保
でき、しかも、従来の如く鋳鉄製のものに比して軽量化
が図れる。
【0034】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図2、図3に基づいて説明する。図2、図3において、
24は、ピニオン移動体で、オーバランニングクラッチ
4のクラッチインナと一体的に設けられている。24a
はこのピニオン移動体の先端外周部に形成されたストレ
ートスプライン、24bは上記ピニオン移動体24の先
端内周部に形成されたねじ孔、25はこのねじ孔に螺着
されピニオン移動体24の中空部を閉塞する締付ねじ、
26は上記ピニオン移動体24の先端外周部に固着され
たピニオンで、その内周部には上記ピニオン移動体24
のストレートスプライン24aと噛合するストレートス
プライン26aを有する。27は上記ピニオン26を固
定するストッパ、28は、上記フロントハウジング21
の内周部に一体に形成された環状の突出部、
【0035】29は断面C形状のスプリング入オイルシ
ールで、上記フロントハウジング21の内周部とピニオ
ン移動体24の外周部との間において、ボールベアリン
グ14と突出部27間に挟着されており、エンジン側か
らボールベアリング14への油の浸入を阻止している。
30は上記オイルシール29に装着されたリング状のス
プリングで、上記オイルシール29の内周部をピニオン
移動体24の外周部に押し付けている。
【0036】この実施の形態2のスタータ装置では、ピ
ニオン26がピニオン移動体24と別体で構成されてい
るため、エンジンのリングギヤ7の仕様に応じた形状、
歯数及び歯の大きさを有するピニオン26を取付けるこ
とができ、従って共通のフロントハウジング21やピニ
オン移動体24を使用して一層広範囲の取付条件に対応
できることになる。
【0037】また、この実施の形態2のスタータ装置で
は、フロントハウジング21の内周部とピニオン移動体
24の外周部との間に、断面C形状のスプリング入オイ
ルシール29を、ボールベアリング14と軸方向に隣接
して設けているため、湿式タイプのスタータ装置として
用いる場合に、エンジン側からの油は、オイルシール2
9とボールベアリング14とによってスタータ本体内へ
の浸入が阻止される。また、オイルシール29によって
エンジン側からの油に混入したゴミ、異物のボールベア
リング14への浸入も阻止できるので、ボールベアリン
グ14の動作も円滑とし得る。
【0038】さらに、フロントハウジング21の内周部
に環状の突出部27を一体に設け、この突出部27とボ
ールベアリング14との間にオイルシール29を装着し
ているので、オイルシール29を確実に位置決めがで
き、シール作用を充分に発揮させることができる。
【0039】なお、図2、図3ではオイルシールを断面
C形状のスプリング入オイルシールとしたが、これに限
定されるものではない。また、図2、図3では、オイル
シール29をボールベアリング14のピニオン26側に
設けるものを示したが、これに限定されるものでなく例
えば、ボールベアリング14のモータ側に装着しても良
い。この場合は、ボールベアリング14へのダストシー
ル効果は劣る。
【0040】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、エンジン側のシリンダブロック16に収納部16b
を設け、この収納部16bにOリング17を装着して、
フロントハウジング21とシリンダブロック16間、フ
ランジ部材22とシリンダブロック16間の各々のシー
ルを行うものを示したが、この構造に限定されるもので
ない。
【0041】例えば、図4に示すように、フランジ部材
22に収納部22dと収納部22eとを設け、これら各
収納部22d,22eに各々Oリング31,32をシリ
ンダブロック16の嵌合端面とそれぞれ圧接状態で装着
することにより、エンジン側の油がスタータ装置外へ漏
出するのを簡単な構成で確実に防止できる。なお、片方
のOリング31でシールが充分である場合は他方のOリ
ング32は設ける必要がないので、収納部22eも形成
する必要もない。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この出願の第1の発明に
よれば、エンジンの取付条件に応じた状態でスタータ本
体が取付けられる金属製のフランジ部材に、フロントハ
ウジングに対してシールするシール部材の装着部を設け
るように構成したので、スタータ本体を構成するフロン
トハウジングは湿式と乾式の両方のタイプのスタータ装
置に兼用できる効果がある。
【0043】更に、この出願の第2の発明によれば、フ
ランジ部材に、フロントハウジングに対してシールする
シール部材の装着部を設けると共に、フロントハウジン
グをアルミニウム材から形成し、フランジ部材を鉄系の
鋳物材から形成するように構成したので、湿式タイプの
スタータ装置に用いる場合に、フロントハウジングを軽
量化できると共に充分な機械的強度を確保することも可
能となる効果がある。
【0044】更に、この出願の第3の発明によれば、フ
ロントハウジングに、オーバランニングクラッチインナ
と一体のピニオン移動体の外周部を摺接支持する軸受
と、この軸受と軸方向に隣接してピニオン移動体の外周
部と接合されるオイルシールとを設けるように構成した
ので、湿式タイプのスタータ装置として用いる場合に、
スタータ本体内にエンジン側からの油が浸入するのを確
実に防止でき、信頼性の高いスタータ装置とし得る効果
がある。
【0045】更に、この出願の第4の発明によれば、フ
ロントハウジングにオーバランニングクラッチのクラッ
チインナと一体のピニオン移動体の外周部を摺接支持す
るボールベアリングと、このボールベアリングと軸方向
のピニオン側に隣接してピニオン移動体の外周部と接合
されるオイルシールとを設けるように構成したので、湿
式タイプのスタータ装置として用いる場合に、スタータ
本体内にエンジン側からの油が浸入するのを確実に防止
できると共に、オイルシールによって、ボールベアリン
グに対しエンジン側からの油に含まれるゴミ、異物等の
ダストの浸入を防止できるという効果がある。
【0046】更に、この出願の第5の発明によれば、フ
ランジ部材に、フロントハウジングに対してシールする
シール部材の装着部と、エンジンに対してシールするシ
ール部材の装着部とを設けるように構成したので、スタ
ータ本体を構成するフロントハウジングは、湿式と乾式
の両方のタイプのスタータ装置に兼用できると共に、湿
式タイプのスタータ装置として用いる場合に、フロント
ハウジングとフランジ部材との間、及びフランジ部材と
エンジンとの間において各々シールするように構成され
ているので、エンジン側の油がスタータ装置外へ漏出す
るのを簡単な構成で防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のスタータ装置を示
す部分断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2のスタータ装置を示
す部分断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2のスタータ装置の要
部を拡大して示す部分断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3のスタータ装置を示
す部分断面図である。
【図5】 従来のスタータ装置を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 モータ 1a 回転軸 2 遊星歯車減速機構 3 出力軸 4 オーバランニングクラッチ 5 ピニオン
移動体 6 ピニオン 7 リングギ
ヤ 8 レバー 9 マグネッ
トスイッチ 10 リヤハウジング 11 ヨーク 14 ボールベアリング 16 シリンダ
ブロック 17 Oリング 18 取付ねじ 19 取付ねじ 20 湿式クラ
ッチ 21 フロントハウジング 21a ねじ孔 22 フランジ部材 22a エンジ
ン用取付孔 22b ハウジング用取付孔 22c 環状溝 22d 収納部 22e 収納部 23 Oリング 24 ピニオン
移動体 25 締付ねじ 26 ピニオン 27 ストッパ 28 環状の突
出部 29 スプリング入オイルシール 30 スプリン
グ 31 Oリング 32 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−168275(JP,U) 実開 平3−127080(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 11/00 F16M 1/021

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ、このモータの出力軸、この出力
    軸の軸方向に往復移動可能に設けられエンジンのリング
    ギヤに噛み合うピニオン、上記出力軸の回転を上記ピニ
    オンに伝達するオーバランニングクラッチ、上記ピニオ
    ンを上記リングギヤに接離させるための接離手段、及び
    上記各部品のうち少なくとも上記出力軸と上記オーバラ
    ンニングクラッチを収容するオーバハングタイプの金属
    製のフロントハウジングを有するスタータ本体と、上記
    エンジン及び上記フロントハウジングへの取付部と上記
    フロントハウジングに対してシールするシール部材を取
    付けるための装着部とをそれぞれ有し、上記エンジンの
    取付条件に応じた状態で上記スタータ本体が取付けられ
    る金属製のフランジ部材を備えていることを特徴とする
    スタータ装置。
  2. 【請求項2】 フロントハウジングは、アルミニウム材
    から形成され、フランジ部材は鉄系の鋳物材から形成さ
    れた請求項1記載のスタータ装置。
  3. 【請求項3】 フロントハウジングは、オーバランニン
    グクラッチのクラッチインナと一体のピニオン移動体の
    外周部を摺接支持する軸受と、この軸受と軸方向に隣接
    してピニオン移動体の外周部と接合されるオイルシール
    とが設けられている請求項1または2記載のスタータ装
    置。
  4. 【請求項4】 軸受は、ボールベアリングであり、オイ
    ルシールはこのボールベアリングのピニオン側に隣接し
    て設けられている請求項3記載のスタータ装置。
  5. 【請求項5】 フランジ部材は、エンジンに対してシー
    ルするシール部材の装着部が設けられている請求項1な
    いし4の何れかに記載のスタータ装置。
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