JP3330033B2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JP3330033B2
JP3330033B2 JP28530496A JP28530496A JP3330033B2 JP 3330033 B2 JP3330033 B2 JP 3330033B2 JP 28530496 A JP28530496 A JP 28530496A JP 28530496 A JP28530496 A JP 28530496A JP 3330033 B2 JP3330033 B2 JP 3330033B2
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electromagnetic coupling
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英明 竹井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば自動車
用パウダクラッチのトルク伝達に用いられる電磁連結装
置に関し、特にオイルポンプ駆動部材の小形化を実現し
た電磁連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のコイル回転形磁性粒子式の
電磁連結装置を示す側断面図である。図において、1お
よび2はエンジン出力軸により駆動される一対の駆動回
転子であり、高透磁性の金属たとえば鉄からなり、リン
グ形状の連結主体を構成している。
【0003】内側の駆動回転子2は、外周側の中央にリ
ング状の凹部が形成されており、外側の駆動回転子1内
に一体的に圧入固着されている。2aは被駆動回転子
(後述する)と対向する駆動回転子2の動作面(駆動用
の動作面)である。
【0004】3は内側の駆動回転子2の側部に一体成形
により接合されたプレート組立体であり、磁性粒子(後
述する)が付着しないように、非磁性材により構成され
ている。
【0005】4はプレート組立体3にカシメ固定された
筒状のボスであり、その中心部には穴用スプラインが形
成され、さらに、穴用スプラインの内面には摩耗防止用
のグリース4aが塗布されている。
【0006】5は駆動回転子1および2の外側面を被覆
するブラケット、5aはブラケット5に形成された放熱
用のフィン、6はブラケット5を駆動回転子1および2
の側面に固定するネジである。
【0007】7は駆動回転子2の凹部内に巻回された励
磁コイル、φは励磁コイル7の通電により発生する磁
束、8は凹部と励磁コイル7との間に介在された合成樹
脂製のボビン、8aはボビン8の一端に突設されたフラ
ンジ、8bはフランジ8a内に一体成形された端子台で
ある。ここでは、一方の端子台8bのみが図示されてい
るが、実際には一対の端子台から構成されている。
【0008】9は励磁コイル7の上部に形成された凹部
内の空間、10は空間9内に充填されて励磁コイル7を
固定するレジンである。12は駆動回転子2の内側に対
向配置された被駆動回転子であり、高透磁性の金属たと
えば鉄により構成されている。
【0009】12aは駆動回転子2の動作面2aと対向
する被駆動回転子12の動作面(被駆動用の動作面)、
13は被駆動回転子12およびブラケット5を軸支する
ベアリングである。ブラケット5は、ベアリング13を
介して被駆動回転子12を支持している。
【0010】gは駆動回転子2の動作面2aと被駆動回
転子12の動作面12aとの間に形成された環状空隙、
14は環状空隙gに封入された磁性粒子である。15は
被駆動回転子12と一体の被駆動軸であり、内周部に穴
用スプラインが形成されており、その内面には摩耗防止
用のグリース15aが塗布されている。16は被駆動軸
15を被駆動回転子12に係合させるためのピンであ
る。
【0011】19はネジ18により締め付けられた鉄プ
レート19bを介してブラケット5に固定されたスリッ
プリング組立体、19aはスリップリング組立体19と
端子台8bとを電気接続するリード端子、20はリード
端子19aを端子台8bに固定するネジである。スリッ
プリング組立体19は、対向接触されたブラシ(図示せ
ず)から給電されている。
【0012】21は駆動回転子1および2と一体の駆動
プレート、22は駆動プレート21を駆動回転子1に固
定するネジである。24は外部エンジン(図示せず)か
らの駆動軸であり、ネジ23を介して駆動プレート21
に固定されている。
【0013】25はオイルポンプ(図示せず)を駆動す
るためのオイルポンプ駆動シャフトであり、ボス4に対
向する軸用のスプライン軸からなり、プレート組立体3
と一体の駆動軸24内に位置決めされたボス4に対し
て、グリース4aを介してスプライン連結されている。
【0014】26は被駆動軸15に連結されるメインシ
ャフトであり、被駆動軸15に対向する軸用のスプライ
ン軸からなり、被駆動軸15に対してグリース15aを
介してスプライン連結されており、円筒内周部にオイル
ポンプ駆動シャフト25を同心的に軸支している。メイ
ンシャフト26の出力側(図中右側)には、トランスミ
ッション(図示せず)などが連結される。
【0015】次に、図2に示した従来の電磁連結装置の
動作について説明する。まず、図示しない電源から給電
が行われると、スリップリング組立体19のリード端子
19aから端子台8bを介して励磁コイル7に電流が供
給され、励磁コイル7が励磁される。
【0016】これにより、駆動回転子2および被駆動回
転子12を含む空間内に磁束φ(破線参照)が発生し、
駆動回転子2の動作面2aと被駆動回転子12の動作面
12aとの間で磁性粒子14が固化する。したがって、
磁性粒子14を介して駆動回転子2および被駆動回転子
12が連結され、駆動回転子2の回転トルクは、被駆動
回転子12に伝達されて、被駆動軸15およびメインシ
ャフト26を回転駆動する。
【0017】一方、駆動軸24が回転すると、駆動回転
子1および2が回転すると同時に、ボス4に連結された
オイルポンプ駆動シャフト25も回転し、オイルポンプ
(図示せず)を駆動する。
【0018】しかしながら、図2の構成では、ボス4と
オイルポンプ駆動シャフト25との連結部が、プレート
組立体3を貫通して駆動軸24内に突出しているので、
オイルポンプ駆動シャフト25の軸長が大きくなり、小
形化を実現することはできない。
【0019】また、オイルポンプ駆動シャフト25が、
メインシャフト26内に挿入されているので、メインシ
ャフト26の軸長も大きくなり、メインシャフト26の
加工工数が多くなるうえ高い加工精度が要求され、コス
トアップにつながることになる。
【0020】また、プレート組立体3の中心部が密封構
造になっていないので、オイルポンプ駆動シャフト25
とボス4との間に塗布されたグリース4a、および、メ
インシャフト26と被駆動軸15との間に塗布されたグ
リース15aが、動作面2aおよび12aの間などに入
り込み易く、この結果、電磁連結装置としての特性不良
を招くうえ、最悪の場合、磁性粒子14などの焼損に至
るおそれもある。
【0021】さらに、駆動軸24側(図1内の左側)は
ラビリンス構造となっているが、各動作面2aおよび1
2aの側面を完全に密封していないので、搬送時や組立
時のみならず組立完了後のローリング動作により、磁性
粒子14が外部に漏れ易く、この結果、電磁連結装置と
して機能できなくなるおそれがある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁連結装置は
以上のように、オイルポンプ駆動シャフト25が長いう
え、メインシャフト26内に挿入されているので、コス
トアップにつながるうえ小形化を実現することができな
いという問題点があった。
【0023】また、プレート組立体が動作面2aおよび
12aに対して密封構造を有していないので、グリース
4aおよび15aが入り込んで機能不良を招くうえ、磁
性粒子14が外部に漏れ易く、電磁連結装置として機能
できなくなるおそれがあるという問題点があった。
【0024】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、コストアップを招くことなく小
形化を実現した電磁連結装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、密封構造を実現して本来の機能を損
なうことのない電磁連結装置を得ることを目的とする。
さらに、この発明は、内圧上昇を防止して本来の機能を
損なうことのない電磁連結装置を得ることを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電磁連結装置は、内周部に駆動用の動作面を有する環
状の駆動回転子と、駆動回転子内に配置されて駆動用の
動作面に対向する被駆動用の動作面を有する被駆動回転
子と、駆動用および被駆動用の各動作面の間に介在され
た磁性粒子と、駆動回転子内に埋設された環状の励磁コ
イルと、駆動回転子に一体に設けられて駆動回転子の外
周部を被覆するブラケットと、ブラケットに一体に設け
られて外部電源から励磁コイルに給電を行うためのスリ
ップリング組立体と、スリップリング組立体と反対側の
側面に設けられて駆動回転子に一体的に接合された非磁
性材のプレート組立体と、スリップリング組立体と同軸
に設けられて駆動回転子とともに回転するオイルポンプ
駆動部材とを備え、励磁コイルへの給電時に、磁性粒子
を介して駆動回転子および被駆動回転子を連結し、駆動
回転子の回転トルクを被駆動回転子に伝達する電磁連結
装置において、オイルポンプ駆動部材は、スリップリン
グ組立体の内周部に設けられて、スリップリング組立体
を介してトルク伝達されるものである。
【0026】また、この発明の請求項2に係る電磁連結
装置は、請求項1において、スリップリング組立体の内
周部に一体に設けられた鉄プレートと、鉄プレートをブ
ラケットに固定するネジとを備え、オイルポンプ駆動部
材は、鉄プレートに連結されたものである。
【0027】また、この発明の請求項3に係る電磁連結
装置は、請求項1または請求項2において、被駆動回転
子と一体に設けられた被駆動軸と、被駆動軸の内周部に
設けられて、被駆動軸を介してトルク伝達されるメイン
シャフトと、被駆動軸の一端に設けられて、メインシャ
フトの先端部を密封するための封止プレートとを備えた
ものである。
【0028】また、この発明の請求項4に係る電磁連結
装置は、請求項1から請求項3までのいずれかにおい
て、プレート組立体は、非磁性金属の薄板により構成さ
れ、駆動回転子の側面を覆うものである。
【0029】また、この発明の請求項5に係る電磁連結
装置は、請求項4において、プレート組立体は、ほぼ中
心に比較的小さい径の開口部が形成されたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す側
断面図であり、図1において、1、2、5〜10、12
〜16、15a、18〜24、19aおよび19bは前
述(図2参照)と同様のものである。また、3A、25
Aおよび26Aは、プレート組立体3、オイルポンプ駆
動シャフト25およびメインシャフト26にそれぞれ対
応している。
【0031】この場合、プレート組立体3Aは、非磁性
材の薄板たとえばプレス成形されたアルミ板により構成
されており、ほぼ中心に比較的小さい径の開口部30が
形成されている。開口部30は、空気を流通させて動作
面2aおよび12aを含む装置本体の内圧上昇などを防
止するようになっている。
【0032】また、ネジ18は、オイルポンプの駆動ト
ルクに耐え得るだけの強度を有し、同様に、スリップリ
ング組立体19と一体の鉄プレート19bは、比較的厚
く構成されて十分な強度を有している。さらに、駆動プ
レート21の外周フリンジ21aは、駆動回転子1の外
周端面に接合されており、駆動回転子1およびこれと一
体の構成要素を径方向に位置決めしている。
【0033】25Aはクランプ構造により形成されたオ
イルポンプ駆動部材であり、スリップリング組立体19
の内周部(鉄プレート19b)に設けられている。オイ
ルポンプ駆動部材25Aは、駆動軸24から、駆動プレ
ート21、駆動回転子1、ブラケット5、ネジ18およ
び鉄プレート19bを介して、トルク伝達される。
【0034】オイルポンプ駆動部材25Aは、鉄プレー
ト19bに対してDカットまたはスプライン結合を介し
て連結されており、軸方向の長さが従来のオイルポンプ
駆動シャフト25よりも短く、先端部がスリップリング
組立体19の内面に位置している。鉄プレート19bと
オイルポンプ駆動部材25Aとの間の連結部には、摩耗
防止用のグリース19cが塗布されている。
【0035】また、駆動プレート21に固定された駆動
回転子1の外周端面は、駆動プレート21の外周フリン
ジ部21aに接合されており、これにより、オイルポン
プ駆動部材25Aは、駆動軸24に対して径方向に位置
決めされている。
【0036】メインシャフト26Aは、オイルポンプ駆
動部材25Aを貫通して、被駆動軸15内に設けられて
いる。27は被駆動軸15の端面に設けられた封止プレ
ートであり、電子ビーム溶接などで被駆動軸15に固定
されており、メインシャフト26Aの先端部を被駆動軸
15内に密封している。
【0037】次に、図1に示したこの発明の実施の形態
1による動作について説明する。前述のように、駆動軸
24が回転すると、駆動回転子1および2が回転すると
もに、ブラケット5およびスリップリング組立体19が
回転する。これにより、鉄プレート19bを介してスリ
ップリング組立体19に連結されたオイルポンプ駆動部
材25Aが回転し、オイルポンプ駆動部材25Aはオイ
ルポンプを駆動する。
【0038】このとき、オイルポンプ駆動部材25Aが
スリップリング組立体19の内周部に連結されているの
で、比較的構成が簡単で且つ長さが短くて済むクランプ
構造を採用することができ、電磁連結装置全体の軸方向
の幅を小さく構成することができる。
【0039】続いて、スリップリング組立体19からの
給電により励磁コイル7が励磁されると、前述と同様
に、磁性粒子14が固化し、動作面2aおよび12aを
介して駆動回転子2および被駆動回転子12が連結さ
れ、メインシャフト26Aが回転駆動される。
【0040】このとき、被駆動軸15の端面が封止プレ
ート27により密封されているので、オイルポンプ駆動
部材25Aおよびメインシャフト26Aの外周に塗布さ
れたグリース19cおよび15aが動作面2aおよび1
2a側に流出することはなく、磁性粒子14や動作面2
aおよび12aが損傷することもない。
【0041】また、駆動回転子1の外周端面が駆動プレ
ート21の外周フリンジ部21aに接合されているの
で、ボス4(図2参照)が存在しなくても、駆動回転子
1と一体構成されたオイルポンプ駆動部材25Aを、駆
動軸24に対して径方向に位置決めすることができる。
【0042】また、プレート組立体3Aが薄板状に形成
されているので、磁性粒子14の外部への飛び出しも防
止され、装置の連結機能およびトルク伝達機能の信頼性
を向上させることができる。また、プレート組立体3A
は、オイルポンプ駆動部材25Aと関与していないこと
から、強度が要求されないので、厚さを薄く形成してコ
ストダウンを実現することができる。
【0043】また、プレート組立体3Aのほぼ中心に、
空気が流通可能な比較的小さい開口部30が形成されて
いるので、動作面2aおよび12aを含む装置の内圧が
上昇することがなく、内圧上昇によるグリース15aお
よび19cの外部への流出を防止することができる。ま
た、開口部30は、径が小さいので、磁性粒子14の飛
び出し防止機能を損なうこともない。
【0044】また、ネジ18および鉄プレート19bを
介してオイルポンプ駆動部材25Aにトルク伝達する構
成としたので、コストアップにつながることもない。さ
らに、オイルポンプ駆動部材25Aの外径は、従来のオ
イルポンプ駆動シャフト25(図2参照)の外径よりも
大きく、鉄プレート19bと接触するトルク伝達面の径
が大きいので、Dカットによる連結が可能となり、グリ
ース19cを省略することもできる。
【0045】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、被駆動軸15の端面に封止プレート27を固着した
が、グリース15aおよび19cなどの装置内への流入
が、動作面2aおよび12aに支障を与える程度でな
く、特に問題とならない場合には、封止プレート27を
省略してもよい。
【0046】実施の形態3.また、上記実施の形態1で
は、動作面2aおよび12aを覆うような薄板形状のプ
レート組立体3Aを用いたが、磁性粒子14の飛び出し
量が極めて少なく、特に問題とならない場合には、従来
通りのプレート組立体3を用いてもよい。
【0047】実施の形態4.さらに、上記実施の形態1
では、プレート組立体3Aのほぼ中心に小さい開口部3
0を形成したが、装置の内圧上昇が支障を与える程度で
なく、特に問題とならない場合には、開口部30を形成
しなくてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、内周部に駆動用の動作面を有する環状の駆動回転子
と、駆動回転子内に配置されて駆動用の動作面に対向す
る被駆動用の動作面を有する被駆動回転子と、駆動用お
よび被駆動用の各動作面の間に介在された磁性粒子と、
駆動回転子内に埋設された環状の励磁コイルと、駆動回
転子に一体に設けられて駆動回転子の外周部を被覆する
ブラケットと、ブラケットに一体に設けられて外部電源
から励磁コイルに給電を行うためのスリップリング組立
体と、スリップリング組立体と反対側の側面に設けられ
て駆動回転子に一体的に接合された非磁性材のプレート
組立体と、スリップリング組立体と同軸に設けられて駆
動回転子とともに回転するオイルポンプ駆動部材とを備
え、励磁コイルへの給電時に、磁性粒子を介して駆動回
転子および被駆動回転子を連結し、駆動回転子の回転ト
ルクを被駆動回転子に伝達する電磁連結装置において、
オイルポンプ駆動部材は、スリップリング組立体の内周
部に設けられて、スリップリング組立体を介してトルク
伝達されるようにしたので、オイルポンプ駆動部材の軸
方向長さを小さくすることができ、コストアップを招く
ことなく小形化を実現した電磁連結装置が得られる効果
がある。
【0049】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、スリップリング組立体の内周部に一体に
設けられた鉄プレートと、鉄プレートをブラケットに固
定するネジとを備え、オイルポンプ駆動部材を鉄プレー
トに連結したので、コストアップを招くことなく小形化
を実現した電磁連結装置が得られる効果がある。
【0050】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、被駆動回転子と一体に設
けられた被駆動軸と、被駆動軸の内周部に設けられて、
被駆動軸を介してトルク伝達されるメインシャフトと、
被駆動軸の一端に設けられて、メインシャフトの先端部
を密封するための封止プレートとを備えたので、密封構
造を実現して本来の機能を損なうことのない電磁連結装
置が得られる効果がある。
【0051】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1から請求項3までのいずれかにおいて、プレート組
立体は、非磁性金属の薄板により構成され、駆動回転子
の側面を覆うようにしたので、密封構造を実現して本来
の機能を損なうことのない電磁連結装置が得られる効果
がある。
【0052】また、この発明の請求項5によれば、請求
項4において、プレート組立体のほぼ中心に比較的小さ
い径の開口部を形成したので、密封構造を実現するとと
もに内圧上昇を防止して本来の機能を損なうことのない
電磁連結装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す側断面図であ
る。
【図2】 従来の電磁連結装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
1、2 駆動回転子、2a 駆動用の動作面、3A プ
レート組立体、5 ブラケット、7 励磁コイル、12
被駆動回転子、12a 被駆動用の動作面、14 磁
性粒子、15 被駆動軸、15a、19c グリース、
18 ネジ、19 スリップリング組立体、19b 鉄
プレート、21 駆動プレート、21a 外周フリンジ
部、24 駆動軸、25A オイルポンプ駆動部材、2
6A メインシャフト、27 封止プレート、30 開
口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 関口 勇 (56)参考文献 実開 昭57−24328(JP,U) 実開 昭61−128425(JP,U) 実開 昭61−141825(JP,U) 実開 昭64−36732(JP,U) 実開 平3−77826(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 37/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部に駆動用の動作面を有する環状の
    駆動回転子と、 前記駆動回転子内に配置されて前記駆動用の動作面に対
    向する被駆動用の動作面を有する被駆動回転子と、 前記駆動用および被駆動用の各動作面の間に介在された
    磁性粒子と、 前記駆動回転子内に埋設された環状の励磁コイルと、 前記駆動回転子に一体に設けられて前記駆動回転子の外
    周部を被覆するブラケットと、 前記ブラケットに一体に設けられて外部電源から前記励
    磁コイルに給電を行うためのスリップリング組立体と、 前記スリップリング組立体と反対側の側面に設けられて
    前記駆動回転子に一体的に接合された非磁性材のプレー
    ト組立体と、 前記スリップリング組立体と同軸に設けられて前記駆動
    回転子とともに回転するオイルポンプ駆動部材とを備
    え、 前記励磁コイルへの給電時に、前記磁性粒子を介して前
    記駆動回転子および前記被駆動回転子を連結し、前記駆
    動回転子の回転トルクを前記被駆動回転子に伝達する電
    磁連結装置において、 前記オイルポンプ駆動部材は、前記スリップリング組立
    体の内周部に設けられて、前記スリップリング組立体を
    介してトルク伝達されることを特徴とする電磁連結装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スリップリング組立体の内周部に一
    体に設けられた鉄プレートと、 前記鉄プレートを前記ブラケットに固定するネジとを備
    え、 前記オイルポンプ駆動部材は、前記鉄プレートに連結さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の電磁連結装置。
  3. 【請求項3】 前記被駆動回転子と一体に設けられた被
    駆動軸と、 前記被駆動軸の内周部に設けられて、前記被駆動軸を介
    してトルク伝達されるメインシャフトと、 前記被駆動軸の一端に設けられて、前記メインシャフト
    の先端部を密封するための封止プレートとを備えたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁連結
    装置。
  4. 【請求項4】 前記プレート組立体は、非磁性金属の薄
    板により構成され、前記駆動回転子の側面を覆うことを
    特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載
    の電磁連結装置。
  5. 【請求項5】 前記プレート組立体は、ほぼ中心に比較
    的小さい径の開口部が形成されたことを特徴とする請求
    項4に記載の電磁連結装置。
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