JP3336289B2 - 逆流防止装置 - Google Patents

逆流防止装置

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JP3336289B2
JP3336289B2 JP11809899A JP11809899A JP3336289B2 JP 3336289 B2 JP3336289 B2 JP 3336289B2 JP 11809899 A JP11809899 A JP 11809899A JP 11809899 A JP11809899 A JP 11809899A JP 3336289 B2 JP3336289 B2 JP 3336289B2
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screw head
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政昭 今野
博義 数面
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/52Non-return devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆流防止装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機は射出装置を有し、該
射出装置の加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、
かつ、進退自在に配設され、該スクリューを駆動手段に
よって回転させたり、進退させたりすることができるよ
うになっている。そして、計量工程時に、スクリューを
正方向に回転させながら後退させ、ホッパから落下した
樹脂を溶融させてスクリューヘッドの前方に蓄え、射出
工程時に、スクリューを前進させて射出ノズルから樹脂
を射出するようにしている。
【0003】図2は従来の射出装置の要部縦断面図であ
る。
【0004】図において、11は加熱シリンダであり、
該加熱シリンダ11は、前端(図における左端)に射出
ノズル13を有する。前記加熱シリンダ11内には、ス
クリュー12が回転自在に、かつ、進退自在に配設さ
れ、該スクリュー12を図示されない駆動手段によって
回転させたり、進退させたりすることができるようにな
っている。
【0005】前記スクリュー12は、前記加熱シリンダ
11内を後方(図における右方)に延び、後端(図にお
ける右端)において前記駆動手段と連結されるととも
に、前端にスクリューヘッド14を有する。また、前記
スクリュー12の本体部、すなわち、スクリュー本体部
18の表面には、螺(ら)旋状のフライト15が形成さ
れ、該フライト15によって溝16が形成される。
【0006】前記構成の射出装置において、計量工程時
に、前記駆動手段を駆動してスクリュー12を正回転さ
せながら後退(図における右方に移動)させると、図示
されないホッパ内のペレット状の樹脂が、加熱シリンダ
11内に進入して溝16内を前進(図における左方に移
動)させられ、図示されないヒータによって溶融させら
れて、スクリューヘッド14の前方(図における左方)
に蓄えられる。
【0007】また、射出工程時に、前記駆動手段を駆動
してスクリュー12を前進させると、前記スクリューヘ
ッド14の前方に蓄えられた樹脂は、射出ノズル13か
ら射出され、図示されない金型のキャビティ空間に充填
(てん)される。
【0008】ところで、射出工程時に、前記スクリュー
ヘッド14の前方に蓄えられた樹脂が逆流しないよう
に、逆流防止装置が配設される。
【0009】そのために、前記スクリューヘッド14
は、前端に円錐(すい)形のヘッド本体部21を、中央
に円柱部19を、後端に小径部17を有する。そして、
前記円柱部19の外周に環状の逆止リング20が回動自
在に配設され、前記小径部17の外周に押金22が固定
される。
【0010】前記逆止リング20の外周には、円周方向
における複数箇所に、軸方向に延びる溝20aが形成さ
れ、前端の2箇所に所定の角度にわたって切欠20bが
形成される。また、前記円柱部19を貫通させてピン2
3が取り付けられ、該ピン23の両端が前記切欠20b
内に置かれる。この場合、前記逆止リング20は所定の
角度θだけ回動させられ、それ以上の回動が規制され
る。そのために、前記切欠20bは扇形の形状を有し、
円周方向における一方の端部に第1の規制面が、他方の
端部に第2の規制面が形成される。また、前記押金22
の外周には、円周方向における複数箇所に、前記溝20
aと対応させて軸方向に延びる溝22aが形成される。
なお、前記溝20a、22aは、いずれも外周が開放さ
れ、前記溝20aによって逆止リング内樹脂流路が、溝
22aによって押金内樹脂流路が形成される。そして、
逆止リング20がスクリューヘッド14に対して回動さ
せられると、前記逆止リング内樹脂流路と押金内樹脂流
路とが選択的に連通させられる。
【0011】この場合、計量工程時に、スクリュー12
を正方向に回転させながら後退させると、スクリューヘ
ッド14も回転させられる。このとき、逆止リング20
は、スクリューヘッド14に対して回動自在に配設され
るので、スクリュー12が前記角度θだけ回転するまで
停止していて、前記切欠20bの第1の規制面にピン2
3が当たると、それ以降はスクリュー12と共に回転さ
せられる。なお、第1の規制面にピン23が当たると、
逆止リング20は連通位置に置かれ、前記逆止リング内
樹脂流路と前記押金内樹脂流路とが連通させられる。そ
の結果、溝16内の樹脂は、前記押金内樹脂流路及び前
記逆止リング内樹脂流路を通って前方に流れる。
【0012】このようにして、計量工程が完了すると、
スクリュー12は前記角度θだけ逆方向に回転させられ
る。そして、逆止リング20がスクリューヘッド14に
対して回動させられ、前記切欠20bの第2の規制面に
ピン23が当たると、逆止リング20は遮断位置に置か
れ、前記逆止リング内樹脂流路と前記押金内樹脂流路と
が遮断させられる。
【0013】続いて、射出工程時に、スクリュー12を
前進させると、前記スクリューヘッド14の前方に蓄え
られた樹脂は逆流して後方に移動しようとするが、逆止
リング内樹脂流路と前記押金内樹脂流路とが遮断させら
れているので、スクリューヘッド14の前方の樹脂が逆
流するのを防止することができる。
【0014】したがって、射出工程におけるキャビティ
空間への樹脂の充填量にばらつきが生じるのを抑制する
ことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の逆流防止装置においては、成形サイクルごとにスク
リュー12が正方向及び逆方向に回転させられるのに伴
って、第1、第2の規制面にピン23が当たるので、ピ
ン23には、互いに反対方向の回転トルクが繰り返し加
わる。該回転トルクは、成形条件であるスクリュー12
の回転数、樹脂の特性等によって異なり、一様ではない
が、数十〜数千〔kg・cm〕のオーダーの値になる。
また、射出工程においては、前記ピン23におけるスク
リューヘッド14から突出した部分が、射出に伴う樹脂
圧力を受けるので、成形サイクルごとにピン23内に剪
(せん)断応力が発生する。
【0016】このように、前記ピン23には、成形サイ
クルごとに強い応力場が繰り返し発生するので、逆流防
止装置の耐久性が低下してしまう。そして、ピン23が
折損すると、射出工程において樹脂が逆流するのを防止
することができなくなるので、キャビティ空間内に充填
される樹脂の量がその分少なくなり、成形品の品質が低
下してしまう。また、折損したピン23の破片が射出ノ
ズル13に詰まったり、樹脂に混入したりすると、成形
品の品質が著しく低下してしまう。
【0017】そこで、ピン23の径を大きくして強度を
高くすることが考えられる。ところが、射出装置の設計
上、スクリュー本体部18において樹脂が通過する断面
積に対して、スクリューヘッド14と加熱シリンダ11
との間において樹脂が通過する断面積の割合を、少なく
とも1割以上にする必要があるので、スクリューヘッド
14の径をスクリュー本体部18の径(フライト15の
外径)の1/2以上にすることはできない。したがっ
て、ピン23の径を大きくすると、スクリューヘッド1
4の強度が小さくなり、スクリューヘッド14の耐久性
が低下してしまう。
【0018】また、前記ピン23は、保守・管理の便宜
上、取り外すことができるように、スクリューヘッド1
4に嵌(かん)入することによって取り付けられるが、
前記ピン23に回転トルク、樹脂圧力等が加わることに
よって、ピン23がスクリューヘッド14から外れる
と、射出工程において樹脂が逆流するのを防止すること
ができなくなるので、キャビティ空間内に充填される樹
脂の量がその分少なくなり、成形品の品質が低下してし
まう。また、外れたピン23が射出ノズル13に詰まっ
たり、他の部品を傷つけたりすると、成形品の品質が著
しく低下してしまう。その結果、ピン23をスクリュー
ヘッド14に嵌入するに当たり、嵌(はめ)合い精度を
高くする必要があるので、逆流防止装置のコストが高く
なってしまう。
【0019】本発明は、前記従来の逆流防止装置の問題
点を解決して、耐久性及び成形品の品質を向上させるこ
とができる逆流防止装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の逆
流防止装置においては、スクリュー本体部、シールリン
グ及びスクリューヘッドを備えたスクリューと、前記ス
クリューヘッドの外周に配設され、前端に係止突起が一
体に形成された逆止リングとを有する。
【0021】そして、前記スクリューヘッドに、前記係
止突起と係止させられて、所定の角度だけ逆止リングの
回動を許容する切欠が形成される。
【0022】また、前記シールリングに第1の樹脂流路
が形成され、前記逆止リングに第2の樹脂流路が形成さ
れ、前記スクリューが第1、第2の方向に回転させられ
るのに伴い、前記逆止リングがスクリューヘッドに対し
て前記係止突起及び切欠によって許容された角度だけ回
動することにより、前記第1、第2の樹脂流路間が選択
的に連通させられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態における逆流防
止装置の流路連通状態を示す縦断面図、図3は本発明の
実施の形態における逆流防止装置の流路連通状態を示す
正面図、図4は本発明の実施の形態におけるスクリュー
ヘッドの一部断面図、図5は本発明の実施の形態におけ
る逆止リングの縦断面図、図6は本発明の実施の形態に
おける逆止リングの右側面図、図7は本発明の実施の形
態におけるシールリングの正面図、図8は本発明の実施
の形態におけるシールリングの左側面図、図9は図8の
A−A断面図、図10は図1のB−B矢示図、図11は
図1のC−C断面図、図12は図1のD−D断面図、図
13は図1のE−E断面図、図14は本発明の実施の形
態における逆流防止装置の流路遮断状態を示す縦断面
図、図15は図14のF−F矢示図、図16は図14の
G−G断面図である。
【0025】図において、11は射出装置の加熱シリン
ダであり、該加熱シリンダ11は、前端(図1における
左端)に図示されない射出ノズルを有する。前記加熱シ
リンダ11内には、スクリュー12が回転自在に、か
つ、進退自在に配設され、該スクリュー12を図示され
ない駆動手段によって回転させたり、進退させたりする
ことができるようになっている。なお、該駆動手段の駆
動を制御するために、図示されない制御装置が配設され
る。
【0026】前記スクリュー12は、前記加熱シリンダ
11内を後方(図1における右方)に延び、後端(図1
における右端)において前記駆動手段と連結されるとと
もに、前端にスクリューヘッド30を有する。また、ス
クリュー本体部18の表面には、螺旋状のフライト15
が形成され、該フライト15によって溝16が形成され
る。
【0027】前記構成の射出装置において、計量工程時
に、前記駆動手段を駆動してスクリュー12を第1の方
向としての正方向に回転させながら後退(図1における
右方に移動)させると、図示されないホッパ内のペレッ
ト状の樹脂が、加熱シリンダ11内に進入して溝16内
を前進(図1における左方に移動)させられ、図示され
ないヒータによって溶融させられて、スクリューヘッド
30の前方(図1における左方)に蓄えられる。
【0028】また、射出工程時に、前記駆動手段を駆動
してスクリュー12を回転させることなく前進させる
と、前記スクリューヘッド30の前方に蓄えられた樹脂
は、射出ノズルから射出され、図示されない金型のキャ
ビティ空間に充填される。
【0029】ところで、射出工程時に、前記スクリュー
ヘッド30の前方に蓄えられた樹脂が逆流しないよう
に、逆流防止装置が配設される。
【0030】そのために、前記スクリューヘッド30
は、前端から後端にかけて、円錐形のヘッド先端部30
a、大径部30b、小径部31及び固定部35を備え、
前記小径部31は大径部30bより径が小さくされる。
前記小径部31は、後端部(図1における右端部)に、
前方から後方にかけて外径が大きくなるテーパ部31a
を備え、前記固定部35は、後端に、スクリューヘッド
30をスクリュー本体部18に固定するための螺合部3
5aを備える。また、前記スクリュー本体部18の前端
には、環状のシールリング33が取り付けられる。
【0031】該シールリング33は、前端にシール面S
1を備え、外周の複数箇所(本実施の形態においては円
周方向における6箇所)に、断面がほぼ半円形の形状を
有する第1の溝43が、軸方向に延在させて等ピッチで
形成される。各第1の溝43は、第1の樹脂流路を構成
する。なお、シールリング33の内周面には、シールリ
ング33をスクリューヘッド30に対して位置決めする
ためのキー溝33bが形成される。
【0032】そして、前記小径部31の外周に環状の逆
止リング34が回動自在に配設される。該逆止リング3
4は、後端にシール面S2を、内周に内周面S3を備
え、内周の複数箇所(本実施の形態においては円周方向
における6箇所)に、断面がほぼ半円形の形状を有し、
後方から前方にかけて浅くされる第2の溝45が軸方向
に延在させて等ピッチで形成される。各第2の溝45
は、前記シール面S2に樹脂入口46を備えた第2の樹
脂流路を構成する。そして、前記逆止リング34内にお
ける中央部から前端にかけて、環状の空間48が形成さ
れ、該空間48によって第3の樹脂流路が構成される。
また、前記第1、第2の溝43、45間はスクリュー1
2の回転に伴って選択的に連通させられる。
【0033】ところで、前記逆止リング34の前端に
は、円周方向における2箇所に、前方に突出させて係止
突起41が一体に形成される。また、前記大径部30b
の後端部の2箇所に、所定の角度にわたって切欠55が
形成される。そして、前記係止突起41は、前記切欠5
5と係止させられ、前記逆止リング34の回動を所定の
角度θだけ許容し、それ以上の回動を規制する。そのた
めに、前記切欠55には、円周方向における一方の端部
に第1の規制面S4が、他方の端部に第2の規制面S5
が形成される。また、前記切欠55は樹脂流路としても
機能する。
【0034】そして、スクリュー12の回転に伴ってス
クリューヘッド30と逆止リング34とが相対的に回動
させられると、前記第1、第2の樹脂流路が選択的に連
通させられる。
【0035】この場合、計量工程時に、スクリュー12
を正方向(図10における矢印方向)に回転させながら
後退させると、スクリューヘッド30も回転させられ
る。このとき、逆止リング34は、スクリューヘッド3
0に対して回動自在に配設されるので、スクリュー12
が前記角度θだけ回転するまで停止していて、図10に
示されるように、前記切欠55の第1の規制面S4に係
止突起41が当たると、それ以降はスクリュー12と共
に回転させられる。なお、第1の規制面S4に係止突起
41が当たると、逆止リング34は連通位置に置かれ、
前記第1、第2の樹脂流路が連通させられる。その結
果、溝16内の樹脂は第1〜第3の樹脂流路を通って前
方に流れ、スクリューヘッド30の前方に蓄えられる。
【0036】このようにして、計量工程が完了すると、
スクリュー12は前記角度θだけ第2の方向としての逆
方向(図15における矢印方向)に回転させられる。そ
れに伴って、逆止リング34がスクリューヘッド30に
対して回動させられ、図15に示されるように、前記切
欠55の第2の規制面S5に係止突起41が当たり、逆
止リング34は遮断位置に置かれ、前記第1、第2の樹
脂流路が遮断させられる。
【0037】続いて、射出工程が開始され、スクリュー
12を前進させると、前記スクリューヘッド30の前方
に蓄えられた樹脂は逆流して後方に移動しようとする
が、前記第1、第2の樹脂流路が遮断させられているの
で、スクリューヘッド30の前方の樹脂が逆流するのを
防止することができる。
【0038】したがって、射出工程におけるキャビティ
空間への樹脂の充填量にばらつきが生じるのを抑制する
ことができる。
【0039】このように、第1の溝43がシールリング
33の外周に形成され、第2の溝45が逆止リング34
の内周に形成されるので、逆止リング34が遮断位置に
置かれたときに、第1、第2の溝43、45間が連通す
ることがない。したがって、スクリューヘッド30の前
方の樹脂が逆流するのを完全に防止することができる。
そして、逆止リング34とスクリューヘッド30の小径
部31との間に第2、第3の樹脂流路が形成されるの
で、逆止リング34とスクリューヘッド30との間で樹
脂が滞留することがない。したがって、樹脂が劣化する
のを防止することができるので、逆止リング34の動作
を安定させることができる。
【0040】また、成形サイクルごとにスクリュー12
が正方向及び逆方向に回転させられるのに伴って、前記
第1、第2の規制面S4、S5に係止突起41が当たる
ので、係止突起41には、互いに反対方向の回転トルク
が繰り返し加わる。そして、射出工程において、前記係
止突起41は射出に伴う樹脂圧力を受ける。したがっ
て、前記係止突起41には、成形サイクルごとに強い応
力場が繰り返し発生する。
【0041】ところが、前記係止突起41は逆止リング
34と一体に形成されるので、逆流防止装置の耐久性を
向上させることができる。そして、係止突起41が折損
することがないので、射出工程において樹脂が逆流する
のを確実に防止することができる。したがって、キャビ
ティ空間内に充填される樹脂の量を安定させることがで
き、成形品の品質を向上させることができる。
【0042】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、逆流防止装置においては、スクリュー本体部、シ
ールリング及びスクリューヘッドを備えたスクリュー
と、前記スクリューヘッドの外周に配設され、前端に係
止突起が一体に形成された逆止リングとを有する。
【0044】そして、前記スクリューヘッドに、前記係
止突起と係止させられて、所定の角度だけ逆止リングの
回動を許容する切欠が形成される。
【0045】また、前記シールリングに第1の樹脂流路
が形成され、前記逆止リングに第2の樹脂流路が形成さ
れ、前記スクリューが第1、第2の方向に回転させられ
るのに伴い、前記逆止リングがスクリューヘッドに対し
て前記係止突起及び切欠によって許容された角度だけ回
動することにより、前記第1、第2の樹脂流路間が選択
的に連通させられる。
【0046】この場合、成形サイクルごとにスクリュー
が第1、第2の方向に回転させられるのに伴って、前記
切欠の第1、第2の規制面に係止突起が当たるので、係
止突起には、互いに反対方向の回転トルクが繰り返し加
わる。そして、射出工程において、前記係止突起は射出
に伴う樹脂圧力を受ける。したがって、前記係止突起に
は、成形サイクルごとに強い応力場が繰り返し発生す
る。
【0047】ところが、前記係止突起は逆止リングと一
体に形成されるので、逆流防止装置の耐久性を向上させ
ることができる。そして、係止突起が折損することがな
いので、射出工程において樹脂が逆流するのを確実に防
止することができる。したがって、キャビティ空間内に
充填される樹脂の量を安定させることができ、成形品の
品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における逆流防止装置の流
路連通状態を示す縦断面図である。
【図2】従来の射出装置の要部縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における逆流防止装置の流
路連通状態を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるスクリューヘッド
の一部断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における逆止リングの縦断
面図である。
【図6】本発明の実施の形態における逆止リングの右側
面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるシールリングの正
面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるシールリングの左
側面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】図1のB−B矢示図である。
【図11】図1のC−C断面図である。
【図12】図1のD−D断面図である。
【図13】図1のE−E断面図である。
【図14】本発明の実施の形態における逆流防止装置の
流路遮断状態を示す縦断面図である。
【図15】図14のF−F矢示図である。
【図16】図14のG−G断面図である。
【符号の説明】
12 スクリュー 18 スクリュー本体部 30 スクリューヘッド 33 シールリング 34 逆止リング 41 係止突起 43、45 第1、第2の溝 55 切欠 θ 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−45325(JP,A) 特開 平10−665(JP,A) 実開 平6−12025(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)スクリュー本体部、シールリング及
    びスクリューヘッドを備えたスクリューと、 (b)前記スクリューヘッドの外周に配設され、前端に
    係止突起が一体に形成された逆止リングとを有するとと
    もに、 (c)前記スクリューヘッドに、前記係止突起と係止さ
    せられて、所定の角度だけ逆止リングの回動を許容する
    切欠が形成され、 (d)前記シールリングに第1の樹脂流路が形成され、 (e)前記逆止リングに第2の樹脂流路が形成され、 (f)前記スクリューが第1、第2の方向に回転させら
    れるのに伴前記逆止リングがスクリューヘッドに対
    して前記係止突起及び切欠によって許容された角度だけ
    回動することにより、前記第1、第2の樹脂流路間が選
    択的に連通させられることを特徴とする逆流防止装置。
JP11809899A 1999-04-26 1999-04-26 逆流防止装置 Expired - Lifetime JP3336289B2 (ja)

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