JPH07214624A - 射出成形機の混練装置 - Google Patents
射出成形機の混練装置Info
- Publication number
- JPH07214624A JPH07214624A JP6010368A JP1036894A JPH07214624A JP H07214624 A JPH07214624 A JP H07214624A JP 6010368 A JP6010368 A JP 6010368A JP 1036894 A JP1036894 A JP 1036894A JP H07214624 A JPH07214624 A JP H07214624A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- check valve
- fin
- screw
- resin
- injection molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/52—Non-return devices
- B29C2045/528—Mixing means forming part of or in close proximity to the non-return valve
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂の逆流を防止する防止弁部を有するスク
リュを備えてなる射出成形機の混練装置において、前記
逆流防止弁部で樹脂に混練作用を与えることができるよ
うにして、可塑化樹脂の不均一によって生じる成形品の
色ムラ、強度低下を防止する。 【構成】 射出成形機の混練装置は、樹脂の逆流を防止
する逆流防止弁部23を備えたスクリュ1aを有してい
る。前記逆流防止弁部の逆止弁2aの内側には円周方向
にフィン溝5によってフィンが形成されており、また前
記逆流防止弁部のスクリュ側にはフィン溝4,6により
フィンが形成されている。また前記逆流防止弁内のフィ
ンはフィンの流れ方向両端が樹脂の滞留をなくすためフ
ィン溝深さを徐々に浅くしてあるテーパ状として形成さ
れており、スクリュ側に設けたフィンは逆止弁の内径よ
り僅かに小径の外径を持つと共に円周方向にスクリュ軸
にほり込んで形成されており、更にフィンの軸方向両端
はテーパ状とし、フィン溝深さを徐々に浅くして形成さ
れている。
リュを備えてなる射出成形機の混練装置において、前記
逆流防止弁部で樹脂に混練作用を与えることができるよ
うにして、可塑化樹脂の不均一によって生じる成形品の
色ムラ、強度低下を防止する。 【構成】 射出成形機の混練装置は、樹脂の逆流を防止
する逆流防止弁部23を備えたスクリュ1aを有してい
る。前記逆流防止弁部の逆止弁2aの内側には円周方向
にフィン溝5によってフィンが形成されており、また前
記逆流防止弁部のスクリュ側にはフィン溝4,6により
フィンが形成されている。また前記逆流防止弁内のフィ
ンはフィンの流れ方向両端が樹脂の滞留をなくすためフ
ィン溝深さを徐々に浅くしてあるテーパ状として形成さ
れており、スクリュ側に設けたフィンは逆止弁の内径よ
り僅かに小径の外径を持つと共に円周方向にスクリュ軸
にほり込んで形成されており、更にフィンの軸方向両端
はテーパ状とし、フィン溝深さを徐々に浅くして形成さ
れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック等の射出成
形機に用いられる混練装置に関するものである。
形機に用いられる混練装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている射出成形機は固体
原料を溶融可塑化して射出して成形する機能を有してい
る。こうした射出成形機は、短時間で多量の樹脂を均一
に溶融可塑化できる能力を有することが望ましいが、安
易に能力アップを図ると混練不良、更には未溶融樹脂な
どの不均一な可塑化を招き、射出成形した場合、成形品
の色ムラや強度不足等の不具合を生じる。このため従来
はスクリュの混練特性を向上させるために、スクリュ先
端部にダルメージを装着して混合特性の向上を図ってい
た。しかしダルメージのみでは混練効果が少なく、スク
リュの能力アップには限界があった。
原料を溶融可塑化して射出して成形する機能を有してい
る。こうした射出成形機は、短時間で多量の樹脂を均一
に溶融可塑化できる能力を有することが望ましいが、安
易に能力アップを図ると混練不良、更には未溶融樹脂な
どの不均一な可塑化を招き、射出成形した場合、成形品
の色ムラや強度不足等の不具合を生じる。このため従来
はスクリュの混練特性を向上させるために、スクリュ先
端部にダルメージを装着して混合特性の向上を図ってい
た。しかしダルメージのみでは混練効果が少なく、スク
リュの能力アップには限界があった。
【0003】ここで従来の逆止弁付ダルメージ型スクリ
ュの構造を図6について説明すると、図6は射出成形機
の従来の逆止弁付ダルメージ型スクリュを示し、図7は
図6のスクリュ先端部軸方向断面図である。ダルメージ
7は、図に示すように円周方向に軸方向に並んだフィン
溝10とフィン8を有するフィン部と、フィン8溝の底
とほぼ同径の円筒部9を交互に持っている。ダルメージ
7の混練効果を見ると、スクリュ1の溝から出た樹脂は
ダルメージ7のフィン8で矢印21のように分割され、
半円径のフィン溝内10に入る。分割された樹脂は、フ
ィン溝10内でスクリュの回転によってフィン溝10内
を矢印22のように旋回しながら下流へと進み、円筒部
9で合流し再びフィン8で分割されながら混練が進んで
行く。ダルメージ7内の樹脂の混練効果を見ると、樹脂
の混練はフィン溝10内での旋回による径方向の樹脂の
置換が主体であり、樹脂の軸方向の流れは連続してお
り、スクリュ溝内の円周方向の樹脂置換はされていな
い。
ュの構造を図6について説明すると、図6は射出成形機
の従来の逆止弁付ダルメージ型スクリュを示し、図7は
図6のスクリュ先端部軸方向断面図である。ダルメージ
7は、図に示すように円周方向に軸方向に並んだフィン
溝10とフィン8を有するフィン部と、フィン8溝の底
とほぼ同径の円筒部9を交互に持っている。ダルメージ
7の混練効果を見ると、スクリュ1の溝から出た樹脂は
ダルメージ7のフィン8で矢印21のように分割され、
半円径のフィン溝内10に入る。分割された樹脂は、フ
ィン溝10内でスクリュの回転によってフィン溝10内
を矢印22のように旋回しながら下流へと進み、円筒部
9で合流し再びフィン8で分割されながら混練が進んで
行く。ダルメージ7内の樹脂の混練効果を見ると、樹脂
の混練はフィン溝10内での旋回による径方向の樹脂の
置換が主体であり、樹脂の軸方向の流れは連続してお
り、スクリュ溝内の円周方向の樹脂置換はされていな
い。
【0004】次に逆止弁部23の樹脂の混練効果を図7
で見ると、ダルメージ7を出た樹脂は後続の樹脂に押さ
れて下流側へ動いて行き、逆止弁2とスクリュ1の間を
通って逆止弁部23に入る。ところで逆止弁2はスクリ
ュ1と一体ではなく、また逆止弁2の外側とシリンダ3
の内周との隙間が少なく形成されているため、逆止弁2
は隙間に入った樹脂によってシリンダ3内周にはりつけ
られたかっこうになり、スクリュ1が回転してもほとん
ど回転せずに軸方向に移動するのみである。このため逆
止弁2内に流入した樹脂は、逆止弁2内ではほとんど混
練されずに、逆止弁部23を通過することになる。
で見ると、ダルメージ7を出た樹脂は後続の樹脂に押さ
れて下流側へ動いて行き、逆止弁2とスクリュ1の間を
通って逆止弁部23に入る。ところで逆止弁2はスクリ
ュ1と一体ではなく、また逆止弁2の外側とシリンダ3
の内周との隙間が少なく形成されているため、逆止弁2
は隙間に入った樹脂によってシリンダ3内周にはりつけ
られたかっこうになり、スクリュ1が回転してもほとん
ど回転せずに軸方向に移動するのみである。このため逆
止弁2内に流入した樹脂は、逆止弁2内ではほとんど混
練されずに、逆止弁部23を通過することになる。
【0005】以上述べた様に従来の逆止弁付ダルメージ
型スクリュのダルメージ及び逆止弁部では、径方向の樹
脂置換が行われるのみであり、全体的な混練効果は望め
ないため、成形品に色ムラや、成形品強度低下等の欠陥
が生じることがある。またダルメージを有しない図示し
ないスクリュにおいては、ダルメージ型スクリュより混
練効果は低下し、成形品の色ムラや成形品強度低下等の
欠陥が生じ易い。
型スクリュのダルメージ及び逆止弁部では、径方向の樹
脂置換が行われるのみであり、全体的な混練効果は望め
ないため、成形品に色ムラや、成形品強度低下等の欠陥
が生じることがある。またダルメージを有しない図示し
ないスクリュにおいては、ダルメージ型スクリュより混
練効果は低下し、成形品の色ムラや成形品強度低下等の
欠陥が生じ易い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の射
出成形機の逆止弁付スクリュ1では、樹脂の可塑化が不
均一となり、溶融樹脂が混練不良、樹脂温度不均一とな
り、成形品に色ムラ、強度低下等の欠陥が生じる等の問
題があった。本発明は溶融樹脂が混練不良、樹脂温度不
均一を起こすことのない新規な混練装置を提案し、前記
従来の問題点を解決しようとするものである。
出成形機の逆止弁付スクリュ1では、樹脂の可塑化が不
均一となり、溶融樹脂が混練不良、樹脂温度不均一とな
り、成形品に色ムラ、強度低下等の欠陥が生じる等の問
題があった。本発明は溶融樹脂が混練不良、樹脂温度不
均一を起こすことのない新規な混練装置を提案し、前記
従来の問題点を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、射出
成形機の混練装置において、樹脂の逆流を防止する逆流
防止弁部を備えたスクリュを有し、前記逆流防止弁部の
逆止弁の内側には円周方向にフィンを設け、また前記逆
流防止弁部のスクリュ側には逆止弁の内径より僅かに小
さな外径を持つフィンを円周方向に設け、これらフィン
により樹脂を混練できるようにしたものであり、また前
記逆止弁部の逆止弁に設けたフィンの流れ方向両端は、
樹脂の滞留をなくするためフィン溝深さを徐々に浅くし
てあるテーパ状として形成してなるものであり、更に前
記逆止弁部のスクリュ側に設けたフィンは円周方向にス
クリュ軸にほり込んで形成してなるもので、これを課題
解決のための手段とするものである。
成形機の混練装置において、樹脂の逆流を防止する逆流
防止弁部を備えたスクリュを有し、前記逆流防止弁部の
逆止弁の内側には円周方向にフィンを設け、また前記逆
流防止弁部のスクリュ側には逆止弁の内径より僅かに小
さな外径を持つフィンを円周方向に設け、これらフィン
により樹脂を混練できるようにしたものであり、また前
記逆止弁部の逆止弁に設けたフィンの流れ方向両端は、
樹脂の滞留をなくするためフィン溝深さを徐々に浅くし
てあるテーパ状として形成してなるものであり、更に前
記逆止弁部のスクリュ側に設けたフィンは円周方向にス
クリュ軸にほり込んで形成してなるもので、これを課題
解決のための手段とするものである。
【0008】
【作用】本発明では、逆止弁内の樹脂が回転しているス
クリュ側フィン溝内から、回転せずに、ほぼ静止してい
る逆止弁内側のフィン溝内に、また逆止弁内側のフィン
溝内からスクリュ側フィン溝内に移動する時、樹脂を切
断し軸方向の樹脂の連続流れをたち切ることができる。
この結果、スクリュ溝内で生じた未溶融、未混練部を分
散、細く切断することができ溶融の促進、混練向上を図
ることができる。
クリュ側フィン溝内から、回転せずに、ほぼ静止してい
る逆止弁内側のフィン溝内に、また逆止弁内側のフィン
溝内からスクリュ側フィン溝内に移動する時、樹脂を切
断し軸方向の樹脂の連続流れをたち切ることができる。
この結果、スクリュ溝内で生じた未溶融、未混練部を分
散、細く切断することができ溶融の促進、混練向上を図
ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の射出成形機に係る逆止弁付スクリュ
を示し、図2は同射出成形機の逆止弁付スクリュを加熱
シリンダに装着した場合の軸方向断面図、図3は図2の
A〜A断面、図4は図2のB〜B断面、図5は図2のC
〜C断面で、それぞれの位置のフィン形状の変化を示し
ている。図において、1aはスクリュ、2aは逆止弁、
3はシリンダ、4はスクリュ側フィン溝、5は逆止弁側
フィン溝、6はスクリュ側フィン溝を示している。スク
リュ側フィン溝4,6は図1,図4,図5に示すよう
に、逆止弁の内径より僅かに小径な外径を持つと共に、
円周方向にスクリュ軸1aをほり込んで形成されてい
る。こうして形成された外歯状のフィンの軸方向両端は
テーパ状としてフィン溝深さを徐々に浅くして形成され
ている(図1)。一方逆止弁の内側には円周方向に内歯
状にフィンが形成されており、このフィンの流れ方向両
端は樹脂の滞留を防止するためにテーパ状に形成され、
図1に示す如くフィン溝深さが徐々に浅くなるように形
成されている。また前記逆止弁側フィンとスクリュ側フ
ィンのテーパ部は、図1に示すように軸方向同一円周上
に位置するように配置されている。
と、図1は本発明の射出成形機に係る逆止弁付スクリュ
を示し、図2は同射出成形機の逆止弁付スクリュを加熱
シリンダに装着した場合の軸方向断面図、図3は図2の
A〜A断面、図4は図2のB〜B断面、図5は図2のC
〜C断面で、それぞれの位置のフィン形状の変化を示し
ている。図において、1aはスクリュ、2aは逆止弁、
3はシリンダ、4はスクリュ側フィン溝、5は逆止弁側
フィン溝、6はスクリュ側フィン溝を示している。スク
リュ側フィン溝4,6は図1,図4,図5に示すよう
に、逆止弁の内径より僅かに小径な外径を持つと共に、
円周方向にスクリュ軸1aをほり込んで形成されてい
る。こうして形成された外歯状のフィンの軸方向両端は
テーパ状としてフィン溝深さを徐々に浅くして形成され
ている(図1)。一方逆止弁の内側には円周方向に内歯
状にフィンが形成されており、このフィンの流れ方向両
端は樹脂の滞留を防止するためにテーパ状に形成され、
図1に示す如くフィン溝深さが徐々に浅くなるように形
成されている。また前記逆止弁側フィンとスクリュ側フ
ィンのテーパ部は、図1に示すように軸方向同一円周上
に位置するように配置されている。
【0010】次に以上の如く構成された実施例について
樹脂の流れ及び混練作用について説明すると、スクリュ
1aの溝内を流れてきた樹脂は、逆止弁2aとスクリュ
1aの隙間を通って逆止弁部23aのスクリュ側フィン
溝4内に流れ込む。この流れ込んだ樹脂は、スクリュ側
フィン溝4内で逆止弁2aは殆ど回転していないため、
スクリュ1aの回転によってスクリュ側フィン溝4内で
旋回し、径方向の樹脂の置換が行われる。スクリュ側フ
ィン溝4を出た樹脂は、次に逆止弁側フィン溝5へ流れ
込むが、逆止弁2aは殆ど回転していないため、流れ込
む樹脂はスクリュ1aの回転によりスクリュ側フィン溝
4と逆止弁側フィン溝5によって切断され、薄い板状と
なってスクリュ側フィン溝4から逆止弁側フィン溝5に
流れ込む。この切断により1つの逆止弁側フィン溝5に
全てのスクリュ側フィン溝4の樹脂が入ることにより、
樹脂の軸方向の流れは切断でき、全周方向の樹脂を混合
することができる。また逆止弁側フィン溝5の樹脂は、
スクリュ1aの回転によって旋回し、径方向の樹脂置換
が行われる。更に逆止弁側フィン溝5からスクリュ側フ
ィン溝6に樹脂が流入する時にも同様な作用が得られ
る。この様にして樹脂は逆止弁部23aを通過し、混練
されて均一に可塑化され、更に可塑化された樹脂がスク
リュ1aの先端のシリンダ3内に留り、射出されて成形
品となる。
樹脂の流れ及び混練作用について説明すると、スクリュ
1aの溝内を流れてきた樹脂は、逆止弁2aとスクリュ
1aの隙間を通って逆止弁部23aのスクリュ側フィン
溝4内に流れ込む。この流れ込んだ樹脂は、スクリュ側
フィン溝4内で逆止弁2aは殆ど回転していないため、
スクリュ1aの回転によってスクリュ側フィン溝4内で
旋回し、径方向の樹脂の置換が行われる。スクリュ側フ
ィン溝4を出た樹脂は、次に逆止弁側フィン溝5へ流れ
込むが、逆止弁2aは殆ど回転していないため、流れ込
む樹脂はスクリュ1aの回転によりスクリュ側フィン溝
4と逆止弁側フィン溝5によって切断され、薄い板状と
なってスクリュ側フィン溝4から逆止弁側フィン溝5に
流れ込む。この切断により1つの逆止弁側フィン溝5に
全てのスクリュ側フィン溝4の樹脂が入ることにより、
樹脂の軸方向の流れは切断でき、全周方向の樹脂を混合
することができる。また逆止弁側フィン溝5の樹脂は、
スクリュ1aの回転によって旋回し、径方向の樹脂置換
が行われる。更に逆止弁側フィン溝5からスクリュ側フ
ィン溝6に樹脂が流入する時にも同様な作用が得られ
る。この様にして樹脂は逆止弁部23aを通過し、混練
されて均一に可塑化され、更に可塑化された樹脂がスク
リュ1aの先端のシリンダ3内に留り、射出されて成形
品となる。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、逆止弁部において、スクリュ側にフィン溝を設ける
と共に、逆止弁側にもフィン溝を設けたことにより、樹
脂に混練作用を与えることができ、可塑化樹脂の不均一
によって生じる成形品の色ムラ、強度低下をなくすこと
ができる。
ば、逆止弁部において、スクリュ側にフィン溝を設ける
と共に、逆止弁側にもフィン溝を設けたことにより、樹
脂に混練作用を与えることができ、可塑化樹脂の不均一
によって生じる成形品の色ムラ、強度低下をなくすこと
ができる。
【図1】本発明の実施例に係る射出成形機の逆止弁スク
リュの側断面図である。
リュの側断面図である。
【図2】図1の逆止弁部の拡大断面図である。
【図3】図2のA〜A断面図である。
【図4】図2のB〜B断面図である。
【図5】図2のC〜C断面図で逆止弁部でのフィンの形
状変化を示したものである。
状変化を示したものである。
【図6】従来の射出成形機の逆止弁付ダルメージ型スク
リュの側面図である。
リュの側面図である。
【図7】図6の逆止弁及びダルメージ部の拡大図であ
る。
る。
1a スクリュ 2a 逆止弁 3 シリンダ 4,6 スクリュ側フィン溝 5 逆止弁側フィン溝
Claims (4)
- 【請求項1】 射出成形機の混練装置において、樹脂の
逆流を防止する逆流防止弁部を備えたスクリュを有し、
前記逆流防止弁部の逆止弁の内側には円周方向にフィン
を設け、また前記逆流防止弁部のスクリュ側には逆止弁
の内径より僅かに小さな外径を持つフィンを円周方向に
設け、これらフィンにより樹脂を混練できるようにした
ことを特徴とする射出成形機の混練装置。 - 【請求項2】 前記逆止弁部の逆止弁に設けたフィンの
流れ方向両端は、樹脂の滞留をなくするためフィン溝深
さを徐々に浅くしてあるテーパ状として形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の混練装
置。 - 【請求項3】 前記逆止弁部のスクリュ側に設けたフィ
ンは円周方向にスクリュ軸にほり込んで形成されてお
り、フィンの軸方向両端はテーパ状とし、フィン溝深さ
を徐々に浅くして形成されていることを特徴とする請求
項1又は請求項2記載の射出成形機の混練装置。 - 【請求項4】 前記逆止弁部の逆止弁の内側に設けたフ
ィンのテーパ部と、前記逆止弁部のスクリュ側に設けた
フィンのテーパ部は軸方向の同一円周上に位置すること
を特徴とする請求項3記載の射出成形機の混練装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010368A JPH07214624A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 射出成形機の混練装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010368A JPH07214624A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 射出成形機の混練装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07214624A true JPH07214624A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11748225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6010368A Pending JPH07214624A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 射出成形機の混練装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07214624A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005088358A1 (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Zeon Corporation | 光拡散板及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP6010368A patent/JPH07214624A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005088358A1 (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Zeon Corporation | 光拡散板及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030114 |