JPH1177667A - ピン押出機 - Google Patents
ピン押出機Info
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- JPH1177667A JPH1177667A JP9244953A JP24495397A JPH1177667A JP H1177667 A JPH1177667 A JP H1177667A JP 9244953 A JP9244953 A JP 9244953A JP 24495397 A JP24495397 A JP 24495397A JP H1177667 A JPH1177667 A JP H1177667A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/80—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29B7/82—Heating or cooling
- B29B7/826—Apparatus therefor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/30—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
- B29B7/34—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices
- B29B7/38—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary
- B29B7/40—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft
- B29B7/42—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft with screw or helix
- B29B7/422—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft with screw or helix with screw sections co-operating, e.g. intermeshing, with elements on the wall of the surrounding casing
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- B29B7/74—Mixing; Kneading using other mixers or combinations of mixers, e.g. of dissimilar mixers ; Plant
- B29B7/7476—Systems, i.e. flow charts or diagrams; Plants
- B29B7/7495—Systems, i.e. flow charts or diagrams; Plants for mixing rubber
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/68—Barrels or cylinders
- B29C48/685—Barrels or cylinders characterised by their inner surfaces, e.g. having grooves, projections or threads
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- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/78—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling
- B29C48/80—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling at the plasticising zone, e.g. by heating cylinders
- B29C48/83—Heating or cooling the cylinders
- B29C48/832—Heating
Abstract
(57)【要約】
【課題】 混練材料への加熱あるいは冷却効率が高く、
簡素な構造で温水の漏洩の虞れもなく、低コストにて製
造可能なピン押出機を提供することを目的とする。 【解決手段】 材料供給部から供給されたゴムあるいは
熱可塑性樹脂等を、加熱シリンダ１内のピン５が多数突
設された混練室１１内におけるスクリュー３の回転によ
って溶融混練、可塑化するピン押出機において、前記ス
クリュー３の外周側に位置して混練室１１を画成するラ
イナー２と前記加熱シリンダ１との間に温水通路４を設
けるとともに、加熱シリンダ１の外側からライナー２に
取着されるピン５と加熱シリンダ１およびライナー２と
の間を封止（１０）したことを特徴とするものである。
簡素な構造で温水の漏洩の虞れもなく、低コストにて製
造可能なピン押出機を提供することを目的とする。 【解決手段】 材料供給部から供給されたゴムあるいは
熱可塑性樹脂等を、加熱シリンダ１内のピン５が多数突
設された混練室１１内におけるスクリュー３の回転によ
って溶融混練、可塑化するピン押出機において、前記ス
クリュー３の外周側に位置して混練室１１を画成するラ
イナー２と前記加熱シリンダ１との間に温水通路４を設
けるとともに、加熱シリンダ１の外側からライナー２に
取着されるピン５と加熱シリンダ１およびライナー２と
の間を封止（１０）したことを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムあるいは熱可
塑性樹脂等を、加熱シリンダ内のピンが多数突設された
混練室内におけるスクリューの回転によって溶融混練、
可塑化するピン押出機に関するものである。
塑性樹脂等を、加熱シリンダ内のピンが多数突設された
混練室内におけるスクリューの回転によって溶融混練、
可塑化するピン押出機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ゴムその他の複合材料からなる合
成樹脂は、その耐久性や耐衝撃性さらには耐磨耗性が向
上し、かつ高品質なものが生産されるようになったこと
で、その用途が多岐にわたり、例えばステアリングハン
ドルやエアバッグ等の自動車用部品においても広く採用
されている。これらの部品は製造が比較的容易な射出成
形型押出機によって製造され、特に近年では、ゴムある
いは熱可塑性樹脂等の供給材料の混練特性に優れるピン
押出機が採用されている。
成樹脂は、その耐久性や耐衝撃性さらには耐磨耗性が向
上し、かつ高品質なものが生産されるようになったこと
で、その用途が多岐にわたり、例えばステアリングハン
ドルやエアバッグ等の自動車用部品においても広く採用
されている。これらの部品は製造が比較的容易な射出成
形型押出機によって製造され、特に近年では、ゴムある
いは熱可塑性樹脂等の供給材料の混練特性に優れるピン
押出機が採用されている。
【０００３】このようなピン押出機として、従来から使
用されているものとして図４および図５に示したものが
ある。これを簡単に説明すると、図４（Ａ）はピン押出
機の全体平面図である。図４（Ｂ）に示すように、材料
供給部２８から供給されたゴムあるいは熱可塑性樹脂等
は、加熱シリンダ２１内のピン２５が多数突設された混
練室３１内におけるスクリュー２３の回転によって図面
左方に順次移動し、これら多数のピン２５とスクリュー
２３との共同作業によって効率よく溶融混練、可塑化さ
れ、先端の射出ノズル２９から図示省略の金型に射出さ
れて、適宜形状の製品に成形されるものである。前記ス
クリュー２３は図面右端部に配置された駆動部２７によ
って回転駆動力が与えられている。図４（Ａ）およびそ
のＢ−Ｂ断面図である図５によって明確なように、各先
端部が加熱シリンダ２１内におけるライナー２２によっ
て画成される混練室３１に突出して取着される多数のピ
ン２５は、加熱シリンダ２１の円周上に例えば６個ず
つ、軸方向に１０組設けられている。そして、図５に示
されるように、加熱シリンダ２１の外周面に軸方向に延
びかつ蛇行しつつ円周方向に延びる温水通路２４が刻設
され、それらの外周側に外筒３０が溶接等により固着さ
れて漏水が防止されていた。
用されているものとして図４および図５に示したものが
ある。これを簡単に説明すると、図４（Ａ）はピン押出
機の全体平面図である。図４（Ｂ）に示すように、材料
供給部２８から供給されたゴムあるいは熱可塑性樹脂等
は、加熱シリンダ２１内のピン２５が多数突設された混
練室３１内におけるスクリュー２３の回転によって図面
左方に順次移動し、これら多数のピン２５とスクリュー
２３との共同作業によって効率よく溶融混練、可塑化さ
れ、先端の射出ノズル２９から図示省略の金型に射出さ
れて、適宜形状の製品に成形されるものである。前記ス
クリュー２３は図面右端部に配置された駆動部２７によ
って回転駆動力が与えられている。図４（Ａ）およびそ
のＢ−Ｂ断面図である図５によって明確なように、各先
端部が加熱シリンダ２１内におけるライナー２２によっ
て画成される混練室３１に突出して取着される多数のピ
ン２５は、加熱シリンダ２１の円周上に例えば６個ず
つ、軸方向に１０組設けられている。そして、図５に示
されるように、加熱シリンダ２１の外周面に軸方向に延
びかつ蛇行しつつ円周方向に延びる温水通路２４が刻設
され、それらの外周側に外筒３０が溶接等により固着さ
れて漏水が防止されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のピン押出機にあっては、加熱シリンダ２１の外周
側に温水通路２４（場合によっては冷却通路にもなる）
が配置されており、混練室３１を画成するライナー２２
は加熱シリンダ２１を介して温水に接することになり、
直接に温水に接することがないので、ゴム等の混練材料
への温水（または冷水）による加温（または冷却）効果
の応答性に劣り、混練効率が低いものであった。さら
に、加熱シリンダ２１の外周側に外筒３０を溶接等によ
って固着して漏水を防止しなければならず、部品点数や
製造工程が多く構造も複雑となってコスト高となってい
た。
従来のピン押出機にあっては、加熱シリンダ２１の外周
側に温水通路２４（場合によっては冷却通路にもなる）
が配置されており、混練室３１を画成するライナー２２
は加熱シリンダ２１を介して温水に接することになり、
直接に温水に接することがないので、ゴム等の混練材料
への温水（または冷水）による加温（または冷却）効果
の応答性に劣り、混練効率が低いものであった。さら
に、加熱シリンダ２１の外周側に外筒３０を溶接等によ
って固着して漏水を防止しなければならず、部品点数や
製造工程が多く構造も複雑となってコスト高となってい
た。
【０００５】そこで、以上述べてきたような従来のピン
押出機における諸課題を解決して、混練材料への加熱あ
るいは冷却効率が高く、簡素な構造で温水の漏洩の虞れ
もなく、低コストにて製造可能なピン押出機を提供する
ことを目的とする。
押出機における諸課題を解決して、混練材料への加熱あ
るいは冷却効率が高く、簡素な構造で温水の漏洩の虞れ
もなく、低コストにて製造可能なピン押出機を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、材料
供給部から供給されたゴムあるいは熱可塑性樹脂等を、
加熱シリンダ内のピンが多数突設された混練室内におけ
るスクリューの回転によって溶融混練、可塑化するピン
押出機において、前記スクリューの外周側に位置して混
練室を画成するライナーと前記加熱シリンダとの間に温
水通路を設けるとともに、加熱シリンダの外側からライ
ナーに取着されるピンと加熱シリンダおよびライナーと
の間を封止したことを特徴とするものであり、これを課
題解決のための手段とするものである。
供給部から供給されたゴムあるいは熱可塑性樹脂等を、
加熱シリンダ内のピンが多数突設された混練室内におけ
るスクリューの回転によって溶融混練、可塑化するピン
押出機において、前記スクリューの外周側に位置して混
練室を画成するライナーと前記加熱シリンダとの間に温
水通路を設けるとともに、加熱シリンダの外側からライ
ナーに取着されるピンと加熱シリンダおよびライナーと
の間を封止したことを特徴とするものであり、これを課
題解決のための手段とするものである。
【０００７】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図１および図２は本発明の第１実施の形
態を示すもので、図１は要部の拡大断面図、図２（Ａ）
は本発明のピン押出機の全体側面図、図２（Ｂ）はその
Ａ−Ａ断面図である。図２（Ａ）に示すように、材料供
給部８から供給されたゴムあるいは熱可塑性樹脂等は、
加熱シリンダ１内のピン５が多数突設された混練室１１
内におけるスクリュー３の回転によって図面左方に順次
移動し、これら多数のピン５とスクリュー３との共同作
業によって効率よく溶融混練、可塑化され、先端の射出
ノズル９から図示省略の金型に射出されて、適宜形状の
製品に成形される。前記スクリュー３は図面右端部に配
置された駆動部７によって回転駆動力が与えられる。図
２（Ａ）のＡ−Ａ断面図である図２（Ｂ）によって明確
なように、各先端部が加熱シリンダ１内におけるライナ
ー２によって画成される混練室１１に突出して取着され
る多数のピン５は、加熱シリンダ１の円周上に６個ず
つ、軸方向に１０組設けられる．これらのピンの個数は
適宜選定される。各ピン５は加熱シリンダ１の外側から
ライナー２に螺合等によって取着され、その頭部の外側
にキャップ６が装着されて抜止めされる。通常、加熱シ
リンダ１は鋳鉄製であり、スクリュー３およびライナー
２はやや高価な窒化鋼によって製造される。
いて説明する。図１および図２は本発明の第１実施の形
態を示すもので、図１は要部の拡大断面図、図２（Ａ）
は本発明のピン押出機の全体側面図、図２（Ｂ）はその
Ａ−Ａ断面図である。図２（Ａ）に示すように、材料供
給部８から供給されたゴムあるいは熱可塑性樹脂等は、
加熱シリンダ１内のピン５が多数突設された混練室１１
内におけるスクリュー３の回転によって図面左方に順次
移動し、これら多数のピン５とスクリュー３との共同作
業によって効率よく溶融混練、可塑化され、先端の射出
ノズル９から図示省略の金型に射出されて、適宜形状の
製品に成形される。前記スクリュー３は図面右端部に配
置された駆動部７によって回転駆動力が与えられる。図
２（Ａ）のＡ−Ａ断面図である図２（Ｂ）によって明確
なように、各先端部が加熱シリンダ１内におけるライナ
ー２によって画成される混練室１１に突出して取着され
る多数のピン５は、加熱シリンダ１の円周上に６個ず
つ、軸方向に１０組設けられる．これらのピンの個数は
適宜選定される。各ピン５は加熱シリンダ１の外側から
ライナー２に螺合等によって取着され、その頭部の外側
にキャップ６が装着されて抜止めされる。通常、加熱シ
リンダ１は鋳鉄製であり、スクリュー３およびライナー
２はやや高価な窒化鋼によって製造される。
【０００８】図１に示されるように、本実施の形態で
は、前記スクリュー３の外周側に位置して混練室１１を
画成するライナー２と加熱シリンダ１との間に温水通路
４を設ける構成として、前記加熱シリンダ１の内周側に
温水通路４を例えば螺旋状に設けるとともに、加熱シリ
ンダ１の外側からライナー２に取着されるピン５と加熱
シリンダ１およびライナー２との間をＯリング１０等に
より封止したことを特徴とするものである。図示の例で
は、Ｏリングは２つ１組として、上方のＯリング１０Ａ
は半径方向の間隙を封止し、下方のＯリング１０Ｂは軸
方向の間隙を封止するものであり、温水通路４から加熱
シリンダ１とライナー２との間を通じて加熱シリンダ１
の外および混練室１１内へ温水が漏洩するのを有効に防
止するものである。
は、前記スクリュー３の外周側に位置して混練室１１を
画成するライナー２と加熱シリンダ１との間に温水通路
４を設ける構成として、前記加熱シリンダ１の内周側に
温水通路４を例えば螺旋状に設けるとともに、加熱シリ
ンダ１の外側からライナー２に取着されるピン５と加熱
シリンダ１およびライナー２との間をＯリング１０等に
より封止したことを特徴とするものである。図示の例で
は、Ｏリングは２つ１組として、上方のＯリング１０Ａ
は半径方向の間隙を封止し、下方のＯリング１０Ｂは軸
方向の間隙を封止するものであり、温水通路４から加熱
シリンダ１とライナー２との間を通じて加熱シリンダ１
の外および混練室１１内へ温水が漏洩するのを有効に防
止するものである。
【０００９】このような構成により、本発明によれば、
ホッパー等から落下したゴムあるいは熱可塑性樹脂等の
材料は、駆動部７により回転するスクリュー３によって
移送されて、加熱シリンダ１内周部のライナー２により
画成される混練室１１に供給される。混練室１１内で
は、螺旋状のスクリュー３と混練室１１内に突出設置さ
れたピン５の先端部との間の共同作業によって効果的に
混練がなされ、図面左側の先端の射出ノズル９側に順次
移送され、その間、ライナー２の外側に直接接して配置
された温水通路４の温水から加熱されて、効率よく溶融
混練がなされて、可塑化が促進される。その後、溶融混
練、可塑化された混練材料は先端の射出ノズル２から図
示外の金型等に射出されて、所定の製品が成形される。
このように、本発明によれば、内周側に温水通路４を例
えば螺旋状に刻設した加熱シリンダ１を単にライナー２
の外周側に組み付けるだけの簡素な構造の採用と、Ｏリ
ングを介在させて加熱シリンダ１の外側からピン５をラ
イナー２に螺合等により取着するだけで、温水通路４の
温水をライナー２を介して直接に混練室１１に臨ましめ
ることを可能にして、混練材料への加熱あるいは冷却の
効率を高めることができ、簡素な構造で温水の漏洩の虞
れもなく、低コストにて製造可能なピン押出機が提供さ
れる。
ホッパー等から落下したゴムあるいは熱可塑性樹脂等の
材料は、駆動部７により回転するスクリュー３によって
移送されて、加熱シリンダ１内周部のライナー２により
画成される混練室１１に供給される。混練室１１内で
は、螺旋状のスクリュー３と混練室１１内に突出設置さ
れたピン５の先端部との間の共同作業によって効果的に
混練がなされ、図面左側の先端の射出ノズル９側に順次
移送され、その間、ライナー２の外側に直接接して配置
された温水通路４の温水から加熱されて、効率よく溶融
混練がなされて、可塑化が促進される。その後、溶融混
練、可塑化された混練材料は先端の射出ノズル２から図
示外の金型等に射出されて、所定の製品が成形される。
このように、本発明によれば、内周側に温水通路４を例
えば螺旋状に刻設した加熱シリンダ１を単にライナー２
の外周側に組み付けるだけの簡素な構造の採用と、Ｏリ
ングを介在させて加熱シリンダ１の外側からピン５をラ
イナー２に螺合等により取着するだけで、温水通路４の
温水をライナー２を介して直接に混練室１１に臨ましめ
ることを可能にして、混練材料への加熱あるいは冷却の
効率を高めることができ、簡素な構造で温水の漏洩の虞
れもなく、低コストにて製造可能なピン押出機が提供さ
れる。
【００１０】図３は、本発明の２実施の形態を示すもの
で、本実施の形態では、前記スクリュー３の外周側に位
置して混練室１１を画成するライナー２と加熱シリンダ
１との間に温水通路４を設ける構成として、前記ライナ
ー２の外周側に温水通路４を例えば螺旋状に設けるとと
もに、加熱シリンダ１の外側からライナー２に取着され
るピン５と加熱シリンダ１およびライナー２との間をＯ
リング１０等により封止したことを特徴とするものであ
る。図示の例では、Ｏリングは２つ１組として、上方の
Ｏリング１０Ａは軸方向の間隙を封止するものとすれ
ば、下方のＯリング１０Ｂは半径方向の間隙を封止する
ように構成するものであり、温水通路４から加熱シリン
ダ１とライナー２との間を通じて加熱シリンダ１の外お
よび混練室１１内へ温水が漏洩するのを有効に防止す
る。本実施の形態では、高価な窒化鋼等からなるライナ
ー２における温水通路４を比較的加工が容易な外周側に
刻設形成することができる。
で、本実施の形態では、前記スクリュー３の外周側に位
置して混練室１１を画成するライナー２と加熱シリンダ
１との間に温水通路４を設ける構成として、前記ライナ
ー２の外周側に温水通路４を例えば螺旋状に設けるとと
もに、加熱シリンダ１の外側からライナー２に取着され
るピン５と加熱シリンダ１およびライナー２との間をＯ
リング１０等により封止したことを特徴とするものであ
る。図示の例では、Ｏリングは２つ１組として、上方の
Ｏリング１０Ａは軸方向の間隙を封止するものとすれ
ば、下方のＯリング１０Ｂは半径方向の間隙を封止する
ように構成するものであり、温水通路４から加熱シリン
ダ１とライナー２との間を通じて加熱シリンダ１の外お
よび混練室１１内へ温水が漏洩するのを有効に防止す
る。本実施の形態では、高価な窒化鋼等からなるライナ
ー２における温水通路４を比較的加工が容易な外周側に
刻設形成することができる。
【００１１】以上、各実施の形態について説明してきた
が、本発明の趣旨の範囲内で、供給される材料として、
ゴムあるいは熱可塑性樹脂等は前記例示以外のものも使
用でき、押出機の形状、種類、金型の形状、加熱シリン
ダ、ライナーおよびスクリューの形状、材質、それらの
間の関連構成、ピンの個数、形状、加熱シリンダおよび
ライナーへの取着形態、温水通路の形状等については適
宜のものが採用できる。
が、本発明の趣旨の範囲内で、供給される材料として、
ゴムあるいは熱可塑性樹脂等は前記例示以外のものも使
用でき、押出機の形状、種類、金型の形状、加熱シリン
ダ、ライナーおよびスクリューの形状、材質、それらの
間の関連構成、ピンの個数、形状、加熱シリンダおよび
ライナーへの取着形態、温水通路の形状等については適
宜のものが採用できる。
【００１２】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば、内周側に温水通路を刻設した加熱シリンダを単
にライナーの外周側に組み付けるだけの簡素な構造の採
用と、加熱シリンダをライナーに緊締する固定部材とし
て兼用できるピンをＯリングを介在させて加熱シリンダ
の外側からライナーに螺合等により取着固定するだけ
で、温水通路の温水をライナーを介して直接に混練室に
臨ましめることを可能にしつつ、ピン押出機特有の効果
的な混練工程における混練材料への加熱あるいは冷却の
効率をより高めることができるとともに、簡素な構造で
温水の漏洩の虞れもなく、低コストにて製造可能なピン
押出機が提供されることとなった。
よれば、内周側に温水通路を刻設した加熱シリンダを単
にライナーの外周側に組み付けるだけの簡素な構造の採
用と、加熱シリンダをライナーに緊締する固定部材とし
て兼用できるピンをＯリングを介在させて加熱シリンダ
の外側からライナーに螺合等により取着固定するだけ
で、温水通路の温水をライナーを介して直接に混練室に
臨ましめることを可能にしつつ、ピン押出機特有の効果
的な混練工程における混練材料への加熱あるいは冷却の
効率をより高めることができるとともに、簡素な構造で
温水の漏洩の虞れもなく、低コストにて製造可能なピン
押出機が提供されることとなった。
【図１】本発明のピン押出機の第１実施の形態を示すも
ので、要部の拡大断面図である。
ので、要部の拡大断面図である。
【図２】本発明のピン押出機の第１実施の形態を示すも
ので、図２（Ａ）はピン押出機の全体側面図、図２
（Ｂ）はそのＡ−Ａ断面図である。
ので、図２（Ａ）はピン押出機の全体側面図、図２
（Ｂ）はそのＡ−Ａ断面図である。
【図３】本発明のピン押出機の２実施の形態を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図４】従来のピン押出機の全体平面図および側断面図
である。
である。
【図５】図４のＢ−Ｂ断面図である。
１ 加熱シリンダ ２ ライナー ３ スクリュー ４ 温水通路（冷却通路） ５ ピン ６ キャップ ７ 駆動部 ８ 材料供給部 ９ 射出ノズル １０ Ｏリング １１ 混練室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ２９Ｃ 47/82 Ｂ２９Ｃ 47/82
Claims (1)
- 【請求項１】 材料供給部から供給されたゴムあるいは
熱可塑性樹脂等を、加熱シリンダ内のピンが多数突設さ
れた混練室内におけるスクリューの回転によって溶融混
練、可塑化するピン押出機において、前記スクリューの
外周側に位置して混練室を画成するライナーと前記加熱
シリンダとの間に温水通路を設けるとともに、加熱シリ
ンダの外側からライナーに取着されるピンと加熱シリン
ダおよびライナーとの間を封止したことを特徴とするピ
ン押出機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9244953A JPH1177667A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ピン押出機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9244953A JPH1177667A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ピン押出機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177667A true JPH1177667A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17126419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9244953A Pending JPH1177667A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ピン押出機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1177667A (ja) |
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1997
- 1997-09-10 JP JP9244953A patent/JPH1177667A/ja active Pending
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