JPH0333449Y2 - - Google Patents

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JPH0333449Y2
JPH0333449Y2 JP3611886U JP3611886U JPH0333449Y2 JP H0333449 Y2 JPH0333449 Y2 JP H0333449Y2 JP 3611886 U JP3611886 U JP 3611886U JP 3611886 U JP3611886 U JP 3611886U JP H0333449 Y2 JPH0333449 Y2 JP H0333449Y2
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JP
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pusher
backflow prevention
resin
screw
ring
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、熱可塑性又は熱硬化性樹脂の射出成
形に用いられる射出成形機の逆流防止装置に関す
る。
(従来の技術) 第3図に基づいて、従来の射出成形機の逆流防
止装置を説明する。
加熱筒1は、その先端にはノズル2が装着さ
れ、その内部には、前後動及び回転自在にスクリ
ユー3が内蔵され、又その外周にはヒータ4が装
着されている。スクリユー3の先端螺刻部には、
スクリユーヘツド本体5aと軸部5bとよりなる
スクリユーヘツド5が、その軸部5bの先端部に
螺刻された雄ねじ部にて螺合し、スクリユー3の
先端面とスクリユーヘツド本体5aの環状側面と
の間の軸部5bに押金6が嵌合している。押金6
は、円筒状をなし、後端部外周には、外向き傾斜
面6aを形成してある。又逆流防止リング7が、
環状の溶融樹脂流路Aを押金6との間に形成し得
る間隙を設けて加熱筒1内に前後動可能に設けら
れている。そして、逆流防止リング7の後端部に
は、押金の外向き傾斜面6aに合致し得る内向き
傾斜面7aを形成してある。従つて、逆流防止リ
ング7が後退して、該内・外向き傾斜面7a,6
aが密着すると溶融樹脂流路Aは遮断される。
次に、のような逆流防止装置の作用について説
明する。
加熱筒1内のスクリユー3は、図外の回転機に
て回転させられ、樹脂を加熱、溶融及び混練しな
がらスクリユー3の先端部へ移送する。この場
合、溶融樹脂は、溶融樹脂流路Aを経て、スクリ
ユーヘツド5の前面部、すなわち、ノズル2の内
部空間B内に溜まる。ここに溜められた溶融樹脂
の圧力が上昇すると、この圧力によつてスクリユ
ー3は回転しながら後退し、後退量が設定値に達
すると、リミツトスイツチ等を作動させることに
よつて後退を停止し、樹脂の可塑化・計量工程を
完了する。次いで、射出工程に入り、スクリユー
3がその後部に装着された油圧シリンダ等の作用
によつて前進させられると、ノズルの内部空間B
に溜められていた樹脂は、ノズル2の通孔2aか
ら外部へ射出されると共に溶融樹脂流路Aを経て
スクリユー3の後部に向けて逆流しようとする。
しかし、この際に、逆流防止リング7の前端面7
bに樹脂圧力を受けて該リング7は後退し、両
内・外向き傾斜面7a,6aが密着して溶融樹脂
流路Aは遮断され、溶融樹脂の逆流が防止され
る。
しかし、流動性の良好な樹脂には、逆流防止リ
ングの受圧面積となる前端面7bが小さいために
逆流防止の効果が少ない場合がある。この対策と
して、受圧面積の増大を図つて、一点鎖線で示す
ように、逆流防止リング7の先端内周面に突起物
12を設け、或いは、前端面7bに径方向内向き
の突起物を設ける等して、逆流防止リング7の受
ける樹脂圧の増加を図つて両内・外向き傾斜面7
a,6aが速やかに密着して樹脂の逆流を防止す
るようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記のように、逆流防止リング7に突
起物を設けて流動性の良好な樹脂に適当な受圧面
積を与えた逆流防止リング7を粘度の高い樹脂、
すなわち、流動性が良好でない樹脂に使用する
と、可塑化能力が低下するので、可塑化能力にさ
したる影響を与えないためには、樹脂粘度に応じ
た受圧面積の突起物を設けた逆流防止リングを多
数用意しなければならなく、又このような逆流防
止リングの製作は、薄肉の段付加工を伴うので手
間を要した。
(問題点を解決するための手段) 本考案の射出成形機の逆流防止装置は、樹脂粘
度に応じてその樹脂に適した逆流防止装置を簡単
に提供することを目的とし、その構成は次の通り
である。
射出成形機のスクリユーヘツド本体とスクリユ
ーとの間の円柱部に嵌合し、後端部に傾斜面を有
する円筒形の押金と、該押金との間に環状の溶融
樹脂流路を形成し、傾斜面との間で該流路を遮断
し得る逆流防止リングとよりなる逆流防止装置に
於て、押金の円筒部より大きい外径の短筒状のリ
ング部材を押金の一部として介在させた射出成形
機の逆流防止装置である。
(作用) 射出成形機の射出工程に於て、円筒形の押金と
逆流防止リングとの間の環状の溶融樹脂流路を逆
流する樹脂は、押金の一部をなす押金の円筒部よ
りは大きい外径の短筒状のリング部材により絞ら
れ、リング部材の前後に於て圧力差を生じ、逆流
防止リング前端面の樹脂圧力が上昇する。又、リ
ング部材外周の樹脂の流速が早くなり、樹脂の粘
性によつて樹脂の流れに引かれる逆流防止リング
の速度も若干上昇する。従つて、リング部材を使
用しない場合に比して、速やかに逆流防止リング
は後退し、押金の傾斜面との間で溶融樹脂流路を
遮断して、所定の射出量を射出できる。
そして、外径の異なるリング部材を使用して粘
度の異なる樹脂を処理することによつて、可塑化
能力の低下を抑止して射出時の逆流を速やかに阻
止することができる。
(実施例) 本考案に係る射出成形機の逆流防止装置の第1
実施例と第1図に基づいて説明する。
第3図と同符号は同部分を示す。1は加熱筒、
2はノズル、2aは通孔、3はスクリユー、4は
ヒータ、5はスクリユーヘツド、5aはスクリユ
ーヘツド本体、5bは軸部、7は逆流防止リン
グ、7aは内向き傾斜面、7bは前端面である。
押金8は、円筒状の主押金9と短筒状のリング部
材10とよりなる。主押金9は、スクリユー3の
先端面とスクリユーヘツド本体5aの環状側面と
の間の軸部5bのスクリユー3側に嵌合し、主押
金9とスクリユーヘツド本体5の環状側面との間
の軸部5bには、主押金9の筒状部よりは外径が
大きいリング部材10を嵌合させてある。そし
て、主押金9の後端部外周には、逆流防止リング
の内向き傾斜面7aに密着し得る外向き傾斜面9
aを形成してある。
なお、軸部5bをスクリユー3と一体構造の円
柱部とし、先端部にねじ部を設けてスクリユーヘ
ツド本体5aに雄ねじを設けて、両者をねじ結合
してもよい。
次に作用について説明する。
樹脂の可塑化・計量工程は、従来例と同様にな
される。次いで、射出工程に入り、スクリユー3
を前進させると、ノズルの内部空間bに溜められ
ていた樹脂は、ノズル2の通孔2aから外部へ射
出されると共に溶融樹脂流路Aを経てスクリユー
3の後部に向けて逆流しようとする。
しかし、溶融樹脂流路Aは、短筒状のリング部
材10で絞られているので、リング部材10の前
後では過渡的な圧力差を生じ、逆流防止リング7
の前面の樹脂圧が上昇する。又、溶融樹脂流路A
の絞られた個所を通過する樹脂の流速が早くな
り、逆流防止リング7は、溶融樹脂の粘性によつ
て早く引つ張られ、逆流防止リング前端面7bに
加わる樹脂圧の増加と相俟つて、溶融樹脂流路A
が絞られていない場合に比し、速やかに後退して
両内・外向き傾斜面7a,9aが密着して溶融樹
脂流路Aを遮断して所定の射出量を射出できる。
第2図に基づいて第2実施例を説明する。第1
図と同符号は同部分を示し、説明を省略する。押
金8′は、円筒状の主押金9′、リング部材10′
及び補助押金11とからなる。主押金9′の後端
部外周には、逆流防止リングの内向き傾斜面7a
に密着し得る外向き傾斜面9′を形成してある。
リング部材10′は短筒状をなし、主押金9′の前
端部よりも大きな外径をなしている。主押金9′
の前端部外径とほぼ同外径の補助押金11は、リ
ング部材10′を主押金9′とで挾装して、スクリ
ユーヘツドの軸部5bに嵌合させてある。
かくして、リング部材10′と逆流防止リング
7との間で溶融樹脂流路Aの断面積が縮少してい
るので、第1実施例と同様の作用がなされる。
そして、両実施例共に溶融樹脂の粘度に適した
外径及び厚さのリング部材10又は10′に取替
えが容易になされる。
なお、逆流防止リング7を分割して、後部に内
向き傾斜面を有し内径の大きい第1リングと、内
径の小さい第2リングとで構成しても、本願考案
とほぼ同様の作用が期待できるが、この場合に
は、両リング間に樹脂が入り込み、押金との間の
溶融樹脂流路の断面積を変化させたり、色替えの
際に樹脂の交換に円滑に行えないなどの不具合が
ある。
(考案の効果) 以上の説明によつて理解されるように、本考案
になる射出成形機の逆流防止装置によれば、スク
リユーヘツドをスクリユーから分離し、樹脂の粘
度に応じて、押金の一部を構成するリング部材を
交換するという容易な作業により、樹脂の粘度の
如何によらず、可塑化能力の低下を招くことな
く、射出工程時には溶融樹脂流路を速やかに遮断
して、常に、理論射出量に近い一定量の樹脂の射
出が可能となり、しかも、リング部材は、構造簡
単であり、多数の逆流防止リングを備える場合と
比較して安価となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る射出成形機の逆流防止
装置の第1実施例を示す断面図、第2図は同じく
第2実施例を示す断面図、第3図は従来の射出成
形機の逆流防止装置の断面図である。 1:加熱筒、2:ノズル、3:スクリユー、
5:スクリユーヘツド、5a:スクリユーヘツド
本体、5b:(スクリユーヘツドの)軸部(円柱
部)、7:逆流防止リング、7a:内向き傾斜面、
7b:前端面、8,8′:押金、9,9′:主押
金、9a,9′a:外向き傾斜面、10,10′:
リング部材、11:補助押金、A:溶融樹脂流
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形機のスクリユーヘツド本体と、スクリ
    ユーとの間の円柱部に嵌合し、後端部に傾斜面を
    有する円筒状の押金と、該押金との間に環状の溶
    融樹脂流路を形成し、傾斜面との間で該流路を遮
    断し得る逆流防止リングとよりなる逆流防止装置
    に於て、押金の円筒部より大きい外径の短筒状の
    リング部材を押金の一部として介在させたことを
    特徴とする射出成形機の逆流防止装置。
JP3611886U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH0333449Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3611886U JPH0333449Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3611886U JPH0333449Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62150124U JPS62150124U (ja) 1987-09-22
JPH0333449Y2 true JPH0333449Y2 (ja) 1991-07-16

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ID=30846224

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3611886U Expired JPH0333449Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JPS62150124U (ja) 1987-09-22

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