JP3017081B2 - 逆流防止装置 - Google Patents

逆流防止装置

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JP3017081B2
JP3017081B2 JP8073885A JP7388596A JP3017081B2 JP 3017081 B2 JP3017081 B2 JP 3017081B2 JP 8073885 A JP8073885 A JP 8073885A JP 7388596 A JP7388596 A JP 7388596A JP 3017081 B2 JP3017081 B2 JP 3017081B2
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injection
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雅治 赤松
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/52Non-return devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆流防止装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機は射出装置を有し、該
射出装置の加熱シリンダ内にスクリューが回転自在にか
つ進退自在に配設され、該スクリューを駆動手段によっ
て回転させたり、進退させたりすることができるように
なっている。そして、計量工程時に、スクリューを正回
転させながら後退させ、ホッパから落下した樹脂を溶融
させてスクリューヘッドの前方に蓄え、射出工程時に、
スクリューを前進させて射出ノズルから溶融させられた
樹脂を射出するようにしている。
【0003】図2は従来の射出装置の要部断面図であ
る。図において、11は加熱シリンダであり、該加熱シ
リンダ11は、先端(図における左方)に射出ノズル1
3を有する。前記加熱シリンダ11内には、スクリュー
12が回転自在にかつ進退自在に配設され、該スクリュ
ー12を図示しない駆動手段によって回転させたり、進
退させたりすることができるようになっている。なお、
通常、前記駆動手段として、射出シリンダ、電動機等が
使用される。
【0004】前記スクリュー12は、前記加熱シリンダ
11内を後方(図における右方)に延び、後端において
前記駆動手段と連結されるとともに、先端にスクリュー
ヘッド14を有する。また、前記スクリュー12のメー
タリング部18の表面には、螺(ら)旋状のフライト1
5が形成され、フライト15間に溝16が形成される。
【0005】そして、前記加熱シリンダ11の後方の所
定箇所に図示しないホッパが配設され、該ホッパにペレ
ット状の樹脂が投入される。前記構成の射出装置におい
て、計量工程時に、前記駆動手段を駆動して前記スクリ
ュー12を正回転させながら後退させると、前記ホッパ
内のペレット状の樹脂が加熱シリンダ11内に落下し、
溝16内を前進させられる。
【0006】また、前記加熱シリンダ11の外周には図
示しないヒータが配設され、該ヒータによって加熱シリ
ンダ11を加熱し、前記溝16内の樹脂を溶融させるこ
とができるようになっている。したがって、スクリュー
12を正回転させながら所定量だけ後退させると、スク
リューヘッド14の前方に1ショット分の溶融させられ
た樹脂が蓄えられる。
【0007】このようにして、計量工程が完了すると、
射出ノズル13の先端から樹脂が垂れ落ちることがない
ようにサックバックが行われ、スクリュー12は回転さ
せられることなくわずかな量だけ更に後退させられる。
次に、射出工程時に、前記駆動手段を駆動してスクリュ
ー12を前進させると、前記スクリューヘッド14の前
方に蓄えられた樹脂は、射出ノズル13から射出され、
図示しない金型のキャビティ空間に充填(てん)され
る。
【0008】ところで、射出工程時に、前記スクリュー
ヘッド14の前方に蓄えられた樹脂が逆流しないよう
に、逆流防止装置が配設される。そのために、前記スク
リューヘッド14は、前部に円錐(すい)形のヘッド本
体部21を、後部に小径部19を有する。そして、該小
径部19の外周に環状の逆止リング20が配設され、両
者間に樹脂流路24が形成される。また、前記スクリュ
ー12のメータリング部18の前端に、前記逆止リング
20の後端と接離自在にシールリング22が配設され
る。
【0009】したがって、前記射出工程時に、スクリュ
ー12を前進させると、前記スクリューヘッド14の前
方に蓄えられた樹脂は後方に移動しようとするが、逆止
リング20が樹脂の圧力によってスクリュー12に対し
て相対的に後方に移動し、前記逆止リング20の後端が
シールリング22に当接し、シールを行う。その結果、
前記スクリューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂が後
方に移動するのを防止することができる。
【0010】一方、計量工程時に、スクリュー12を正
回転させながら後退させると、逆止リング20が樹脂の
圧力によってスクリュー12に対して相対的に前方に移
動し、前記逆止リング20の前端がヘッド本体部21の
後端に当接するが、ヘッド本体部21の周囲の複数箇所
には、軸方向に延びる切欠25が形成されているので、
樹脂の移動は妨げられない。
【0011】なお、前記サックバックが行われている場
合、スクリュー12のメータリング部18の樹脂はスク
リューヘッド14の前方に移動させられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の逆流防止装置においては、射出工程時にスクリュー
12を前進させることによって、逆止リング20の後端
をシールリング22に当接させてシールを行うようにな
っているので、シールが開始されるタイミングが、樹脂
の混練状態、分散状態、粘度、温度等、及び射出を開始
したときの射出速度の立上がりの各成形条件によって変
動するだけでなく、同じ成形条件でも変動することがあ
る。
【0013】その場合、シールが終了するまでにスクリ
ュー12が前進する分だけ樹脂が逆流してしまう。そこ
で、計量工程が完了したときに、スクリューを一旦(い
ったん)逆回転させることによって、逆止リングの後端
をシールリングに当接させてシールを行うようにした逆
流防止装置が提供されている。
【0014】この場合、スクリューの回転運動を逆止リ
ングの直線運動に変換するカム手段が配設され、スクリ
ューを逆回転させることによって前記逆止リングがシー
ルリングに向けて押されるようになっている(特開昭6
2−19423号公報及び特開平4−86232号公報
参照)。また、他の逆流防止装置においては、スクリュ
ーを逆回転させることによって樹脂が逆流し、逆流した
樹脂によって前記逆止リングがシールリングに向けて押
されるようになっている(特公昭59−47979号公
報)。
【0015】ところが、これらの逆流防止装置において
は、カム手段を作動させたり、樹脂を逆流させたりする
ときに、加熱シリンダ内の樹脂の圧力が変化するだけで
なく、カム手段を作動させるときに摺(しゅう)動抵抗
が、樹脂を逆流させるときに流動抵抗がそれぞれ発生す
るので、シールを開始してから終了するまでの時間にば
らつきが生じてしまう。
【0016】その場合、シールが終了するまでにスクリ
ューヘッドの前方に蓄えられる樹脂の量が変動し、射出
ノズルから射出される樹脂の量がその分変動して、前記
キャビティ空間に充填される樹脂の量にばらつきが発生
することになる。その結果、成形品の重量にばらつきが
発生するだけでなく、シールのタイミングが遅い場合に
成形品にショートショットが発生したり、シールのタイ
ミングが早い場合に成形品にバリが発生したりしてしま
う。
【0017】また、計量工程が完了したときにサックバ
ックが行われると、射出ノズルから射出される樹脂の量
が変動してしまう。本発明は、前記従来の逆流防止装置
の問題点を解決して、シールが終了するまでに樹脂が逆
流したり、射出ノズルから射出される樹脂の量が変動し
たりすることがない逆流防止装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の逆
流防止装置においては、メータリング部と、該メータリ
ング部にねじ止めされ、円錐形のヘッド本体部、及び円
周方向における複数箇所に溝が形成された小径部を備え
るスクリューヘッドと、前記小径部の外周に配設され、
前記各溝と対応する弧状突片を備えるとともに、スクリ
ューの回転に伴ってスクリューヘッドに対して相対的に
回転させられ、前記弧状突片によって溝が閉鎖され、ス
クリューヘッドの前方とメータリング部とが遮断される
閉鎖位置と、溝が開放され、スクリューヘッドの前方と
メータリング部とが連通させられる開放位置とを採る環
状の逆止リングとを有する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における逆流防止装置の計量工程時の断面
図、図3は本発明の実施の形態における逆流防止装置の
計量工程時の正面図、図4は本発明の実施の形態におけ
る逆流防止装置の逆回転時の正面図、図5は本発明の実
施の形態における逆流防止装置の逆回転時の断面図であ
る。なお、図1は図3のX−X断面図、図5は図4のY
−Y断面図である。
【0020】図において、11は加熱シリンダであり、
該加熱シリンダ11は、先端(図における左方)に図示
しない射出ノズルを有する。前記加熱シリンダ11内に
は、スクリュー12が回転自在にかつ進退自在に配設さ
れ、該スクリュー12を図示しない駆動手段によって回
転させたり、進退させたりすることができるようになっ
ている。なお、通常、前記駆動手段として、射出シリン
ダ、電動機等が使用される。
【0021】前記スクリュー12は、前記加熱シリンダ
11内を後方(図における右方)に延び、後端において
前記駆動手段と連結されるとともに、先端にスクリュー
ヘッド14を有する。また、前記スクリュー12のメー
タリング部18の表面には、螺旋状のフライト15が形
成され、フライト15間に溝16が形成される。そし
て、前記加熱シリンダ11の後方の所定箇所に図示しな
いホッパが配設され、該ホッパにペレット状の樹脂が投
入される。また、前記メータリング部18の前方部に
は、必要に応じてシールリング18aが取り付けられ
る。
【0022】前記構成の射出装置において、計量工程時
に、前記駆動手段を駆動して前記スクリュー12を矢印
M方向に正回転させながら後退させると、前記ホッパ内
のペレット状の樹脂が加熱シリンダ11内に落下し、溝
16内を前進させられる。また、前記加熱シリンダ11
の外周には図示しないヒータが配設され、該ヒータによ
って加熱シリンダ11を加熱し、前記溝16内の樹脂を
溶融させることができるようになっている。したがっ
て、スクリュー12を正回転させながら所定量だけ後退
させると、スクリューヘッド14の前方に1ショット分
の溶融させられた樹脂が蓄えられる。
【0023】このようにして、計量工程が完了すると、
前記射出ノズルの先端から樹脂が垂れ落ちることがない
ようにサックバックが行われ、スクリュー12は回転さ
せられることなくわずかな量だけ更に後退させられる。
次に、射出工程時に、前記駆動手段を駆動してスクリュ
ー12を回転させることなく前進させると、前記スクリ
ューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂は、前記射出ノ
ズルから射出され、図示しない金型のキャビティ空間に
充填される。
【0024】ところで、射出工程時に、前記スクリュー
ヘッド14の前方に蓄えられた樹脂が逆流しないよう
に、逆流防止装置が配設される。そのために、前記スク
リューヘッド14は、前部に円錐形のヘッド本体部21
を、後部に小径部19を有し、該小径部19の後端が前
記メータリング部18にねじ止めされる。そして、前記
小径部19の外周に、環状の逆止リング31が配設され
る。
【0025】該逆止リング31は、スクリューヘッド1
4の前方とメータリング部18との間を選択的に遮断
し、計量工程時にメータリング部18の樹脂をスクリュ
ーヘッド14の前方に送り、射出工程時にスクリューヘ
ッド14の前方の樹脂がメータリング部18に逆流する
のを防止する。そのために、前記小径部19の円周方向
における複数箇所、例えば、4箇所に、軸方向に延びる
溝35が形成される。そして、前記各溝35は、小径部
19の前方部にだけ形成され、各溝35より後方におい
ては、溝35の深さ分だけ小径部19の外周の全体が削
られ、逆止リング31と小径部19との間に環状の樹脂
流路35aが形成される。なお、各溝35をそのまま小
径部19の後端まで延在させることもできる。
【0026】また、前記逆止リング31の前方部には、
前記各溝35に対応させて弧状突片36、37が形成さ
れる。本実施の形態において、2個の弧状突片36は、
前記ヘッド本体部21の円周方向における2箇所に形成
された切欠25内に延び、スクリュー12が回転させら
れたときに、スクリューヘッド14に対して逆止リング
31が相対的に回転した後、ヘッド本体部21と係止さ
せられ、逆止リング31に閉鎖位置と開放位置とを設定
する。そして、逆止リング31が閉鎖位置に置かれる
と、弧状突片36と溝35とは円周方向において重な
り、スクリューヘッド14の前方とメータリング部18
とを遮断し、開放位置に置かれると、弧状突片36と溝
35とは円周方向において重ならず、スクリューヘッド
14の前方とメータリング部18とを連通させる。
【0027】一方、2個の弧状突片37は、ヘッド本体
部21の後端の近傍まで延び、逆止リング31が閉鎖位
置に置かれると、弧状突片37と溝35とは円周方向に
おいて重なり、スクリューヘッド14の前方とメータリ
ング部18とを遮断し、開放位置に置かれると、弧状突
片37と溝35とは円周方向において重ならず、スクリ
ューヘッド14の前方とメータリング部18とを連通さ
せる。なお、各弧状突片36と弧状突片37との間には
樹脂流路38が形成される。
【0028】また、逆止リング31がスクリューヘッド
14に対して相対的に前方に移動し、ヘッド本体部21
の後端と弧状突片37の先端とが当接したときに、逆止
リング31の後端とメータリング部18の前端との間に
樹脂流路40が形成されるように逆止リング31の寸法
が設定される。そして、逆止リング31がスクリューヘ
ッド14に対して相対的に後方に移動し、逆止リング3
1の後端がシールリング18aに当接したときに、スク
リューヘッド14の前方とメータリング部18とが遮断
される。
【0029】次に、前記構成の逆流防止装置の動作につ
いて説明する。まず、計量工程時において、スクリュー
12を図1の矢印M方向に正回転させると、逆止リング
31は慣性及び樹脂の抵抗によって停止しようとするの
で、図3に示すように、スクリューヘッド14のヘッド
本体部21が弧状突片36に当たり、その後はスクリュ
ーヘッド14と逆止リング31とが一体的に回転させら
れる。このとき、逆止リング31は開放位置に置かれ、
スクリューヘッド14の前方とメータリング部18とが
連通する。
【0030】この状態で、スクリュー12を正回転させ
ながら所定量だけ後退させると、ホッパに投入されたペ
レット状の樹脂が、加熱シリンダ11内に進入し、溝1
6内を前進させられるとともに、前記ヒータによって溶
融させられる。そして、メータリング部18から抜けた
樹脂は、樹脂流路40、35a及び溝35を通り、弧状
突片36と弧状突片37との間の樹脂流路38を通って
スクリューヘッド14の前方に到達する。このようにし
て、1ショット分の溶融させられた樹脂がスクリューヘ
ッド14の前方に蓄えられる。
【0031】続いて、射出工程に入る前に、スクリュー
12を図5の矢印N方向に逆回転させると、逆止リング
31は慣性及び樹脂の抵抗によって停止しようとするの
で、図4に示すように、スクリューヘッド14のヘッド
本体部21が弧状突片36に当たり、その後はスクリュ
ーヘッド14と逆止リング31とが一体的に回転させら
れる。このとき、逆止リング31は閉鎖位置に置かれ、
スクリューヘッド14の前方とメータリング部18とが
遮断される。
【0032】次に、計量工程が完了すると、前記射出ノ
ズルの先端から樹脂が垂れ落ちることがないようにサッ
クバックが行われ、スクリュー12は回転させられるこ
となくわずかな量だけ更に後退させられる。そして、射
出工程において、スクリュー12を回転させることなく
前進限位置まで前進させると、スクリューヘッド14の
前方に蓄えられた樹脂が、前記射出ノズルから射出さ
れ、前記金型のキャビティ空間に充填される。このと
き、スクリューヘッド14の前方とメータリング部18
とが遮断されているので、スクリューヘッド14の前方
の樹脂が逆流することはない。また、スクリュー12の
前進に伴って、逆止リング31がスクリューヘッド14
に対して相対的に後方に移動し、逆止リング31の後端
がシールリング18aに当接したときに、シールが終了
する。
【0033】このように、計量工程が完了したときにス
クリュー12を逆回転させるだけで、スクリューヘッド
14の前方とメータリング部18とを遮断することがで
きるので、シールが開始されるタイミングが変動するの
を防止することができる。また、計量工程が完了したと
きにサックバックを行っても、射出ノズルから射出され
る樹脂の量が変動することはない。
【0034】しかも、カム手段を作動させたり、樹脂を
逆流させたりすることなくスクリューヘッド14の前方
とメータリング部18とを遮断することができるので、
加熱シリンダ11内の樹脂の圧力が変化せず、また、摺
動抵抗、流動抵抗等が発生することはないので、シール
を開始してから終了するまでの時間が安定する。したが
って、シールが終了するまでにスクリュー12が前進す
る量が一定になり、射出ノズルから射出される樹脂の量
も一定になるので、前記キャビティ空間に充填される樹
脂の量にばらつきが発生するのを防止することができ
る。その結果、成形品の重量が安定し、成形品にショー
トショット、バリ等が発生するのを防止することができ
る。
【0035】図6は本発明の実施の形態における駆動手
段の油圧回路図、図7は本発明の実施の形態における油
圧回路の制御装置を示す図、図8は本発明の実施の形態
における駆動手段の作動表を示す図である。図6におい
て、141は射出工程においてスクリュー12(図1)
を進退させるための駆動手段としての射出シリンダであ
り、該射出シリンダ141はシリンダ本体142、及び
該シリンダ本体142内において進退自在に配設された
ピストン143から成り、該ピストン143の前方のピ
ストンロッド146が前記スクリュー12に連結され
る。そして、前記ピストン143より前方に第1油室1
44が、後方に第2油室145がそれぞれ形成される。
この場合、前記第1油室144に油を供給し、第2油室
145から油をドレーンすることによって前記ピストン
143を後退させ、前記第2油室145に油を供給し、
第1油室144から油をドレーンすることによって前記
ピストン143を前進させることができる。
【0036】また、148は前記スクリュー12を正回
転させたり、逆回転させたりするための駆動手段として
のオイルモータであり、計量工程において、該オイルモ
ータ148を正方向に駆動することによってスクリュー
12を正回転させることができる。その後、計量工程が
完了してから射出工程を開始するまでの設定期間に、前
記オイルモータ148を逆方向に駆動することによって
スクリュー12を逆回転させることができる。
【0037】そして、149は油圧源であり、該油圧源
149は、油路L−1を介して切換弁151に、油路L
−2を介して開閉弁153に、油路L−3を介して減圧
弁154に、油路L−4を介して切換弁155にそれぞ
れ接続される。また、前記切換弁151は、油路L−6
を介して切換弁152に、油路L−7を介して射出シリ
ンダ141の第2油室145にそれぞれ接続される。
【0038】さらに、前記開閉弁153は油路L−8を
介して、切換弁155は油路L−9を介して射出シリン
ダ141の第1油室144にそれぞれ接続される。な
お、油路L−9には逆止弁162が配設される。そし
て、前記切換弁152は油路L−10、L−11を介し
てオイルモータ148に、前記減圧弁154は油路L−
12を介して切換弁156にぞれぞれ接続され、該切換
弁156はパイロット油路L−13を介して開閉弁15
3に接続される。なお、前記油圧源149と射出シリン
ダ141の第1油室144とは油路L−14を介して接
続され、該油路L−14に逆止弁161が配設される。
【0039】前記切換弁151はソレノイドa、bを備
え、ソレノイドaをオンに、ソレノイドbをオフにする
と位置Aを、ソレノイドa、bをオンにすると位置B
を、ソレノイドaをオフに、ソレノイドbをオンにする
と位置Cをそれぞれ採る。そして、位置Aにおいて油路
L−1と油路L−7とが連通させられ、油圧源149か
らの油が射出シリンダ141の第2油室145に供給さ
れる。このとき、油路L−6とオイルタンク160とは
遮断される。また、位置Bにおいて油路L−7とオイル
タンク160とが連通させられ、前記第2油室145内
の油がドレーンされる。そして、位置Cにおいて油路L
−1と油路L−6、L−7とが連通させられる。
【0040】前記切換弁152はソレノイドbを備え、
ソレノイドbをオフにすると位置Aを、ソレノイドbを
オンにすると位置Bを採る。そして、位置Aにおいて油
路L−6と油路L−10とが連通させられ、オイルモー
タ148が正方向に駆動される。また、位置Bにおいて
油路L−6と油路L−11とが連通させられ、オイルモ
ータ148が逆方向に駆動される。
【0041】前記切換弁156はソレノイドbを備え、
ソレノイドbをオフにすると位置Aを、ソレノイドbを
オンにすると位置Bを採る。そして、位置Aにおいてパ
イロット油路L−13とオイルタンク160とが連通さ
せられ、開閉弁153に加えられるパイロット圧をなく
す。また、位置Bにおいて油路L−12とパイロット油
路L−13とが連通させられ、開閉弁153にパイロッ
ト圧を加える。
【0042】前記開閉弁153は前記パイロット油路L
−13を介してパイロット圧が加えられると位置Aを採
り、パイロット圧が加えられないと位置Bを採る。そし
て、位置Aにおいて油路L−2と油路L−8とが遮断さ
れ、位置Bにおいて油路L−2と油路L−8とが連通さ
せられ、油圧源149からの油が射出シリンダ141の
第1油室144に供給される。
【0043】前記切換弁155はソレノイドaを備え、
ソレノイドaをオンにすると位置Aを、ソレノイドaを
オフにすると位置Bを採る。そして、位置Aにおいて油
路L−4と油路L−9とが連通させられ、油圧源149
からの油が射出シリンダ141の第1油室144に供給
される。また、位置Bにおいて油路L−9とオイルタン
ク160とが連通させられ、前記第1油室144内の油
がドレーンされる。
【0044】次に、各切換弁151、152、155、
156の作動について説明する。図7において、171
は制御装置であり、該制御装置171と各切換弁15
1、152、155、156との間に、それぞれドライ
バ172〜175が配設され、該ドライバ172〜17
5によって切換弁151のソレノイドa、b(図6)、
切換弁152のソレノイドb、切換弁155のソレノイ
ドa、及び切換弁156のソレノイドbがそれぞれオン
・オフさせられる。
【0045】そして、計量工程において、図8に示すよ
うに、切換弁151が位置Cに、切換弁152が位置A
にそれぞれ置かれる。また、切換弁156も位置Aに置
かれ、その結果、開閉弁153が位置Bに置かれる。し
たがって、オイルモータ148を正方向に駆動し、スク
リュー12を正回転させながら後退させることができ
る。なお、このとき、切換弁155は位置Bに置かれ
る。
【0046】計量工程が完了すると、切換弁151が位
置Cに、切換弁152が位置Bにそれぞれ置かれる。ま
た、切換弁156も位置Bに置かれ、パイロット圧が開
閉弁153に加えられ、該開閉弁153が位置Aに置か
れる。したがって、スクリュー12を逆回転させ、逆流
防止装置によってスクリューヘッド14の前方とメータ
リング部18とを遮断することができる。なお、このと
き、切換弁155は位置Bに置かれる。
【0047】そして、スクリュー12は前進しようとす
るが、射出シリンダ141のサックバック側、すなわ
ち、第1油室144に油が残っているので、前記スクリ
ュー12は移動することなく、計量工程が完了した位置
に置かれる。このようにして、スクリュー12の位置が
保持される。その後、サックバックにおいて、切換弁1
51が位置Bに、切換弁152及び切換弁155が位置
Aにそれぞれ置かれる。また、切換弁156が位置Bに
置かれ、その結果、開閉弁153が位置Aに置かれる。
したがって、スクリュー12を後退させ、サックバック
を行うことができる。
【0048】次に、射出工程において、切換弁151及
び切換弁152が位置Aに置かれる。また、切換弁15
6も位置Aに置かれ、その結果、開閉弁153が位置B
に置かれる。したがって、スクリュー12を前進させる
ことができる。なお、このとき、切換弁155は位置B
に置かれる。本実施の形態においては、スクリュー12
を進退させるために射出シリンダ141が、スクリュー
12を正回転及び逆回転させるためにオイルモータ14
8がそれぞれ使用されるが、前記射出シリンダ141及
びオイルモータ148に代えて電動機を使用することも
できる。
【0049】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、逆流防止装置においては、メータリング部と、該
メータリング部にねじ止めされ、円錐形のヘッド本体
部、及び円周方向における複数箇所に溝が形成された小
径部を備えるスクリューヘッドと、前記小径部の外周に
配設され、前記各溝と対応する弧状突片を備えるととも
に、スクリューの回転に伴ってスクリューヘッドに対し
て相対的に回転させられ、前記弧状突片によって溝が閉
鎖され、スクリューヘッドの前方とメータリング部とが
遮断される閉鎖位置と、溝が開放され、スクリューヘッ
ドの前方とメータリング部とが連通させられる開放位置
とを採る環状の逆止リングとを有する。
【0051】この場合、計量工程時において、スクリュ
ーを正回転させると、逆止リングは、慣性及び樹脂の抵
抗によって停止しようとするので、スクリューヘッドに
対して相対的に回転させられ、開放位置に置かれてスク
リューヘッドの前方とメータリング部とを連通させる。
この状態で、スクリューを正回転させながら所定量だけ
後退させると、ホッパに投入されたペレット状の樹脂
が、加熱シリンダ内に進入し、溶融させられ、スクリュ
ーヘッドの前方に蓄えられる。
【0052】続いて、射出工程に入る前に、スクリュー
を逆回転させると、逆止リングは、慣性及び樹脂の抵抗
によって停止しようとするので、スクリューヘッドに対
して相対的に回転させられ、閉鎖位置に置かれてスクリ
ューヘッドの前方とメータリング部とを遮断する。そし
て、射出工程において、スクリューを回転させることな
く前進限位置まで前進させると、スクリューヘッドの前
方に蓄えられた樹脂が、射出ノズルから射出され、金型
のキャビティ空間に充填される。このとき、スクリュー
ヘッドの前方とメータリング部とが遮断されているの
で、スクリューヘッドの前方の樹脂が逆流することはな
い。
【0053】このように、計量工程が完了したときにス
クリューを逆回転させるだけで、スクリューヘッドの前
方とメータリング部とを遮断することができるので、シ
ールが開始されるタイミングが変動するのを防止するこ
とができる。また、計量工程が完了したときにサックバ
ックを行っても、射出ノズルから射出される樹脂の量が
変動することはない。
【0054】しかも、カム手段を作動させたり、樹脂を
逆流させたりすることなくスクリューヘッドの前方とメ
ータリング部とを遮断することができるので、加熱シリ
ンダ内の樹脂の圧力が変化せず、また、摺動抵抗、流動
抵抗等が発生することはないので、シールを開始してか
ら終了するまでの時間が安定する。したがって、シール
が終了するまでにスクリューが前進する量が一定にな
り、射出ノズルから射出される樹脂の量も一定になるの
で、金型のキャビティ空間に充填される樹脂の量にばら
つきが発生するのを防止することができる。その結果、
成形品の重量が安定し、成形品にショートショット、バ
リ等が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における逆流防止装置の計
量工程時の断面図である。
【図2】従来の射出装置の要部断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における逆流防止装置の計
量工程時の正面図である。
【図4】本発明の実施の形態における逆流防止装置の逆
回転時の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態における逆流防止装置の逆
回転時の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態における駆動手段の油圧回
路図である。
【図7】本発明の実施の形態における油圧回路の制御装
置を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における駆動手段の作動表
を示す図である。
【符号の説明】
12 スクリュー 14 スクリューヘッド 18 メータリング部 19 小径部 21 ヘッド本体部 31 逆止リング 35 溝 36、37 弧状突片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)メータリング部と、(b)該メー
    タリング部にねじ止めされ、円錐形のヘッド本体部、及
    び円周方向における複数箇所に溝が形成された小径部を
    備えるスクリューヘッドと、(c)前記小径部の外周に
    配設され、前記各溝と対応する弧状突片を備えるととも
    に、スクリューの回転に伴ってスクリューヘッドに対し
    て相対的に回転させられ、前記弧状突片によって溝が閉
    鎖され、スクリューヘッドの前方とメータリング部とが
    遮断される閉鎖位置と、溝が開放され、スクリューヘッ
    ドの前方とメータリング部とが連通させられる開放位置
    とを採る環状の逆止リングとを有することを特徴とする
    逆流防止装置。
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