JP3334498B2 - 車載用間欠ワイパ制御装置 - Google Patents

車載用間欠ワイパ制御装置

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JP3334498B2
JP3334498B2 JP17146196A JP17146196A JP3334498B2 JP 3334498 B2 JP3334498 B2 JP 3334498B2 JP 17146196 A JP17146196 A JP 17146196A JP 17146196 A JP17146196 A JP 17146196A JP 3334498 B2 JP3334498 B2 JP 3334498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行速度に
応じて間欠ワイパの作動状態を制御するようにした、車
載用間欠ワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車載の間欠ワイパ制御回路を
用いて、車両が所定速度以下ではワイパを間欠作動さ
せ、所定速度を越えるとワイパを連続作動させるように
した技術が提案されている。すなわち、ワイパの低速作
動回路に車両停止検出機能と間欠ワイパ機能とを部品
(用品)として追加し、ワイパが低速作動モードのとき
に車両が停止するとワイパが連続動作から間欠動作に変
更されるような技術(以下、第1先行技術という)が知
られている。
【0003】また、特開平5−24512号公報には、
ワイパの低速作動回路にリレースイッチを追加するとと
もに車速検出機能を設けて、ワイパが間欠作動モードの
ときに車両速度が所定値以上になると、このリレースイ
ッチを作動させてワイパを低速で作動させるようにした
技術(以下、第2先行技術という)が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1先行技術の場合は、車両にもともと間欠ワイパ機能が
そなえていれば、間欠ワイパ機能が重複してしまい、コ
スト的に無駄が多く操作も煩わしいという課題がある。
また、上記第2先行技術の場合は、特殊なリレースイッ
チをワイパの低速作動回路に割り込ませるための改修が
必要となる。特に、この第2先行技術の場合、改修箇所
が4箇所となり、改修コストが増加するばかりでなく、
ワイパの作動回路の信頼性を損ねるおそれもある。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、従来の間欠ワイパ制御装置に対する追加部品
を極力抑制するとともに、配線改修作業に必要な改修箇
所を極力低減して、信頼性を損ねることなく、改修コス
トを低減できるようにした、車載用間欠ワイパ制御装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車載用間欠ワイパ制御装置は、車両に搭載さ
れる間欠ワイパ制御装置において、ワイパ駆動用電動機
と、該電動機のための電源と、該電動機の回転動作に応
動して、接地側又は該電源側のいずれかに切り替わる切
替スイッチと、上記の電動機,電源及び切替スイッチ間
に接続されて、切替動作を行なうことにより、該電動機
への給電状態を制御する給電制御スイッチと、間欠動作
スイッチのオン動作に伴い、該切替スイッチの切替動作
と協働して、該給電制御スイッチを制御することによ
り、該電動機を間欠動作させるべく、オンオフすること
によって該給電制御スイッチを切替制御する切替制御ス
イッチと、該切替制御スイッチのオンオフ時間を制御す
る時定数変更型スイッチ制御部とを有する電動機間欠動
作用制御手段とをそなえ、上記電動機間欠動作用制御手
段における該時定数変更型スイッチ制御部の時定数設定
部が上記の切替スイッチと給電制御スイッチとの間の回
路部に接続されて、且つ、該電動機間欠動作用制御手段
への該切替スイッチの切替動作による影響を遮断する1
組のオンオフ式遮断スイッチと、車速を検出する車速検
出手段と、該車速検出手段で検出された車速が所定速度
未満のときは、該遮断スイッチをオンにするとともに、
該車速が該所定速度を超えると、該遮断スイッチをオフ
にして、該電動機間欠動作用制御手段への該切替スイッ
チの切替動作による影響を遮断する遮断スイッチ制御手
段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の本発明の車載用間欠
ワイパ制御装置は、上記請求項1記載の構成に加えて、
上記の切替スイッチと給電制御スイッチとの間の回路部
であって、該時定数変更型スイッチ制御部の時定数設定
部と該回路部との接続点よりも該切替スイッチ側の回路
部分に、該遮断スイッチが介装されていることを特徴と
している。
【0008】また、請求項3記載の本発明の車載用間欠
ワイパ制御装置は、上記請求項2記載の構成に加えて、
該切替スイッチから該給電制御スイッチへの向きの電流
の流れを許容するダイオードが、該遮断スイッチと並列
に設けられていることを特徴としている。また、請求項
4記載の本発明の車載用間欠ワイパ制御装置は、上記請
求項1記載の構成に加えて、該遮断スイッチが、該切替
スイッチと接地部との間に介装されていることを特徴と
している。
【0009】また、請求項5記載の本発明の車載用間欠
ワイパ制御装置は、車両に搭載される間欠ワイパ制御装
置において、ワイパ駆動用電動機と、該電動機のための
電源と、該電動機の回転動作に応動して、接地側又は該
電源側のいずれかに切り替わる切替スイッチと、上記の
電動機,電源及び切替スイッチ間に接続されて、切替動
作を行なうことにより、該電動機への給電状態を制御す
る給電制御スイッチと、間欠動作スイッチのオン動作に
伴い、該切替スイッチの切替動作と協働して、該給電制
御スイッチを制御することにより、該電動機を間欠動作
させるべく、オンオフすることによって該給電制御スイ
ッチを切替制御する切替制御スイッチと、該切替制御ス
イッチのオンオフ時間を制御する時定数変更型スイッチ
制御部とを有する電動機間欠動作用制御手段とをそな
え、上記電動機間欠動作用制御手段における該時定数変
更型スイッチ制御部の時定数設定部が上記の切替スイッ
チと給電制御スイッチとの間の回路部に接続されて、且
つ、該電動機間欠動作用制御手段への該切替スイッチの
切替動作による影響を遮断すべく、上記の切替スイッチ
と給電制御スイッチとの間の回路部であって、該時定数
変更型スイッチ制御部の時定数設定部と該回路部との接
続点よりも該切替スイッチ側の回路部分に介装され、第
1端子が該回路部分の給電制御スイッチ側部分に接続さ
れ、第2端子が該回路部分の切替スイッチ側部分に接続
され、第3端子が該電源側に接続された1組の切替式遮
断スイッチと、車速を検出する車速検出手段と、該車速
検出手段で検出された車速に応じて、該遮断スイッチを
制御する遮断スイッチ制御手段とをそなえて構成された
ことを特徴としている。
【0010】また、請求項6記載の本発明の車載用間欠
ワイパ制御装置は、上記請求項5記載の構成に加えて、
該切替スイッチから該給電制御スイッチへの向きの電流
の流れを許容するダイオードが、該遮断スイッチと並列
に設けられていることを特徴としている。また、請求項
7記載の本発明の車載用間欠ワイパ制御装置は、上記請
求項5記載の構成に加えて、該遮断スイッチ制御手段
が、該切替スイッチが接地側に切り替わってから所定時
間経過後に該遮断スイッチを切替スイッチ側から電源側
へ切り替えるように構成されるとともに、該車速検出手
段で検出された車速に応じて、該所定時間を変更するよ
うに構成されたことを特徴としている。
【0011】また、請求項8記載の本発明の車載用間欠
ワイパ制御装置は、上記請求項5記載の構成に加えて、
該遮断スイッチ制御手段が、該車速検出手段で検出され
た車速が大きくなるほど、該電動機間欠動作用制御手段
への該切替スイッチの切替動作による影響を遮断する割
合を大きくするように、該遮断スイッチを制御すべく構
成されたことを特徴としている。
【0012】また、請求項9記載の本発明の車載用間欠
ワイパ制御装置は、上記請求項8記載の構成に加えて、
該遮断スイッチ制御手段が、所定の車速範囲内におい
て、該車速検出手段で検出された車速が大きくなるほ
ど、該電動機間欠動作用制御手段への該切替スイッチの
切替動作による影響を遮断する割合を大きくするよう
に、該遮断スイッチを制御すべく構成されたことを特徴
としている。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
形態としての車載用間欠ワイパ制御装置について説明す
る。 (1)第1実施形態の説明 まず、本発明の第1実施形態について説明すると、本装
置は、ワイパスイッチを間欠作動モードにしたときに、
車両の速度が所定速度以下であれば通常の間欠動作を行
ない、車両の速度が所定速度以上になると自動的にワイ
パを間欠動作から連続動作に切り換えるようにしたもの
であって、図1はその要部構成を示す模式的な電気回路
図である。この電気回路図に示すように、バッテリ(電
源)1は、ワイパ間欠駆動ユニット(電動機間欠動作用
制御手段)3やワイパロースイッチ4等を介してワイパ
駆動用モータ(ワイパ駆動用電動機)2に接続されてい
る。また、このバッテリ1とワイパ駆動用モータ2との
間には、ワイパを高速で駆動させるためのワイパハイス
イッチ4′も設けられている。
【0015】また、バッテリ1のマイナス側の端子は車
体等にアース接続されており、プラス側の端子はACC
スイッチ5に接続されている。なお、ACCスイッチ5
は、キー位置がイグニッションスイッチON又はACC
の状態になるとONになるようなスイッチである。ここ
で、間欠ユニット3について説明すると、この間欠ユニ
ット3は、例えば図示しないコラムスイッチ内に格納さ
れており、図1に示すように、可変抵抗R 1 ,固定抵抗
2 〜R4 ,インタミットスイッチ(間欠動作スイッ
チ)6,コンデンサ7,トランジスタ(切替制御スイッ
チ)Tr1,リレースイッチ(給電制御スイッチ)8,ワ
イパオートストップ接点(切替スイッチ)9及び遮断ユ
ニット10等が設けられており、コンデンサ7,トラン
ジスタTr1,可変抵抗R1 及び固定抵抗R2 〜R4 等に
より、時定数変更型スイッチ制御部18が構成されてい
る。
【0016】このうち、インタミットスイッチ6は、図
示しないワイパスイッチを間欠作動位置(INT)にす
るとONされるスイッチである。また、可変抵抗R
1 は、ワイパの間欠時間を設定するための抵抗であり、
ドライバが可変抵抗R1 の抵抗値を任意に変更すること
で、ワイパの間欠時間を変更できるようになっている。
なお、この可変抵抗R1 は、例えば車両のワイパスイッ
チの近傍に設けられたボリュームスイッチとして構成さ
れている。
【0017】また、トランジスタTr1は、ベースに所定
電圧が印加されてベース電流が流れるとONとなり、コ
レクタ側からエミッタ側に電流が流れるようになってい
る。そして、このようにトランジスタTr1をONするこ
とにより、リレースイッチ8のコイル8aを励磁させ
て、リレースイッチ8の接点8bを図中右側の端子Eに
接続させるようになっているのである。そして、トラン
ジスタTr1のベースへの印加電圧がなくなるか、または
マイナスになると、コイル8aへの通電がなくなり、接
点8bが図中左側の端子Fに接続するようになってい
る。
【0018】ワイパオートストップ接点9は、モータ2
に連動して機械的に作動するように構成されており、モ
ータ2の1回転(即ち、回転角度360°)中におい
て、連続した所定角度(例えば60°であって、以下、
第1の作動範囲という)のうちの中央部の所定範囲(例
えば30°)では、ワイパオートストップ接点9の端子
Bがアース接続されるようになっている。なお、第1の
作動範囲のうち、中央部の所定範囲(30°)にそれぞ
れ隣接する範囲(それぞれ15°ずつ)には、電気的に
はバッテリ1にもアースにも接続されていない部分が設
けられている。
【0019】また、第1の作動範囲以外の作動範囲(3
00°、以下、第2の作動範囲という)では、ワイパオ
ートストップ接点9の端子Bがバッテリ1のプラス側に
接続されるようになっている。次に、本発明の要部につ
いて説明すると、上述のコンデンサ7とリレースイッチ
8との接続点Aと、ワイパオートストップ接点9の端子
Bとの間には、ワイパオートストップ接点9の切替動作
によるワイパ間欠駆動ユニット3への影響を遮断するた
めの遮断ユニット10が介装されている。この遮断ユニ
ット10には、リレースイッチ(オンオフ式遮断スイッ
チ)11とダイオード12とが設けられており、リレー
スイッチ11は、コイル11aに通電のないときに、端
子Bと接続点Aとの間を接続するようなノーマルクロー
ズのリレースイッチとして構成されている。また、コイ
ル11aへの通電が開始されると、コイル11aが励磁
されて、端子Bと接続点Aとの間が遮断されるようにな
っている。
【0020】また、ダイオード12は、ワイパの払拭動
作途中でインタミットスイッチ6をOFFにした場合で
あっても、ワイパが初期位置に戻るまでモータ2を駆動
させた後、モータ2を停止させるべく設けられたもので
ある。なお、このダイオード12の作用については後述
する。さらに、図1に示すように、この遮断ユニット1
0には、リレースイッチ11の作動を制御するECU
(遮断スイッチ制御手段)15が接続されており、この
ECUには車速センサ(車速検出手段)16で検出され
た車速情報が入力されるようになっている。
【0021】そして、ECU15では車速センサ16で
検出された車速情報に応じて、リレースイッチ11のオ
ンオフを制御するようになっている。さて、ここで上述
のような間欠ワイパ制御装置におけるワイパの基本的な
動作について説明すると以下のようになる。まず、遮断
ユニット10のリレースイッチ11がOFFの場合、す
なわち、オートストップ接点9の端子Bと接続点Aとが
接続された状態での動作について簡単に説明する。
【0022】ワイパロースイッチ4及びワイパハイスイ
ッチ4′がOFFであって、且つインタミットスイッチ
6もOFFの場合は、トランジスタTr1のベースに電圧
が印加されないので、リレースイッチ8のコイル8aは
励磁されず、リレースイッチ8の接点8bは図中左側の
端子Fに接続されている。また、ワイパオートストップ
接点9の端子Bは、前回のモータ2の駆動停止時にアー
ス側に接続されている。
【0023】したがって、コンデンサ7の接続点Aは、
リレースイッチ11及びオートストップ接点9経由して
接地されることになる。このような場合、コンデンサ7
は、可変抵抗R1 ,固定抵抗R2 を介して接続されたバ
ッテリ1により所要の電圧状態に充電されることにな
る。このとき、コンデンサ7の接続点D側(図中右側)
がプラス(バッテリ電圧が12Vであれば12V)、接
続点A側(図中左側)がマイナス(または0V)となる
ように充電される。
【0024】一方、インタミットスイッチ6がONされ
た場合は、接続点Dの電位を抵抗R 3 ,R4 で分圧した
電圧がトランジスタTr1のベースに印加されてトランジ
スタTr1がONして、トランジスタTr1のコレクタ側か
らエミッタ側に電流が流れる。これにより、リレースイ
ッチ8のコイル8aが励磁されて、接点8bが図中右側
の端子Eに切り替えられてモータ2に電力が供給され
る。
【0025】これにより、モータ2が回転し始めるが、
このときワイパオートストップ接点9がモータ2の回転
と機械的に連動して、モータ2の停止からの回転角度が
第1の作動範囲(60°)から脱して、第2の作動範囲
(300°)に入る。そして、このようにモータ2の停
止からの回転角度が第2の作動範囲内にある場合は、ワ
イパオートストップ接点9の端子Bがバッテリ1のプラ
ス側に接続され、コンデンサ7の接続点A側がバッテリ
1と略同等の電圧となる。また、コンデンサ7の接続点
D側は、インタミットスイッチ6,抵抗R3 及びトラン
ジスタTr1を介してアース接続されているので、コンデ
ンサ7の接続点A側がプラス、接続点D側がマイナスに
逆充電される。
【0026】この後、さらにモータ2が回転して第1の
作動範囲の中央部の所定範囲内に入ると、再びワイパオ
ートストップ接点9の端子Bがアースに接続される。こ
のときは、コンデンサ7の接続点A側がアース接続され
ることになるので、コンデンサ7の接続点A側が0Vと
なり、コンデンサ7の接続点D側は相対的にマイナスの
電位となる。
【0027】これにより、トランジスタTr1にベース電
流が流れなくなり、リレースイッチ8がOFFされて、
接点8bが端子Fと接続する。このとき、上述したよう
に、ワイパオートストップ接点9の端子Bはアース接続
されているので、モータ2への電力供給が断たれてモー
タ2が停止するのである。その後、抵抗R1 ,R2 を介
してコンデンサ7が充電され、接続点Dのベース電圧が
徐々に回復してトランジスタTr1が再びONする。そし
て、コイル8aが励磁されて接点8bが図中右側の端子
Eに切り替えられ、モータ2に電力が供給される。以
降、上述の動作を繰り返して、ワイパの間欠動作が行な
われる。すなわち、インタミットスイッチ6のON時
に、トランジスタTr1のオンオフ切り替えが、ワイパオ
ートストップ接点9の切替動作と協働することで、モー
タ2を間欠作動させるようになっているのである。
【0028】そして、このようにリレースイッチ8の励
磁が停止してから再び励磁を開始するまでの時間、すな
わち、リレースイッチ8がOFFになってから再びON
になるまでの時間がワイパの間欠時間となる。この間欠
時間の時定数は、時定数設定部17を構成する可変抵抗
1 ,固定抵抗R2 及びコンデンサ7の抵抗値や静電容
量により決定される。
【0029】次に、本装置の要部の具体的な動作につい
て説明すると、インタミットスイッチ6をONにしてワ
イパを間欠駆動させている状態において、車速センサ1
6からの検出情報により、車両の速度が第1所定値(例
えば25km/h)を越えたことが検出されると、EC
U15からの制御信号により遮断ユニット10内のリレ
ースイッチ11がONされる。
【0030】そして、これによりコイル11aが励磁さ
れて、ワイパオートストップ接点9の端子Bと接続点A
との間が遮断されるようになっている。このとき、ワイ
パオートストップ接点9の端子Bがアース接続されても
接続点Aはアースから切り離されるので、コンデンサ7
は回路から切り離されることになる。
【0031】これにより、トランジスタTr1にはベース
電流が流れ続けることになり、ワイパオートストップ接
点9の切替状態に関係なくリレースイッチ8は励磁され
続ける。したがって、この間は、モータ2には常時電力
が供給されてワイパが連続動作するようになっている。
また、車速センサ16からの検出情報に基づいて、車両
の速度が第2所定値(例えば20km/h)以下になっ
たことが検出されると、ECU15からの制御信号によ
り遮断ユニット10内のリレースイッチ11がOFFさ
れる。
【0032】この場合は、端子Bと接続点Aとの間が接
続状態になるので、ワイパは通常の間欠作動状態となる
のである。なお、ダイオード12は、ワイパが払拭作動
時にインタミットスイッチ6をOFFにしたときに、ワ
イパが払拭サイクルの途中で停止するのを禁止して、所
定の初期位置まで戻すために設けられている。
【0033】すなわち、インタミットスイッチ6をON
にしているときに、車速が所定値以上であれば、上述の
ようにリレースイッチ11がONされて、ワイパが間欠
作動状態から連続作動状態となるが、このような連続作
動状態において、インタミットスイッチ6をOFFにし
た場合、モータ2が第2の作動範囲(300°)内にあ
っても、ダイオード12を介してモータ2に電力が供給
されるので、モータ2は停止することなく回転する。
【0034】そして、モータ2が第1の作動範囲(60
°)内の中央部の所定範囲になって、ワイパオートスト
ップ接点9の端子Bがアースに接続されると、モータ2
への電力供給が断たれて、ワイパの所定の停止位置でモ
ータ2が停止するようになっているのである。なお、ワ
イパの停止位置とモータ2と作動角度との関係は、モー
タ2が第1の作動範囲内にあるときに、ワイパが所定の
停止位置(初期位置)となるように予め設定されてい
る。
【0035】なお、ワイパロースイッチ4又はワイパハ
イスイッチ4′がONされた場合には、インタミットス
イッチ6のON,OFFに関係なくモータ2は低速又は
高速で連続駆動されるようになっている。本発明の第1
実施形態としての車載用間欠ワイパ制御装置は上述のよ
うに構成されているので、例えば図2に示すようなフロ
ーチャートにしたがってワイパの間欠作動が制御され
る。
【0036】ここで、このフローチャートにしたがって
ワイパの間欠作動制御を説明すると、まず、ステップS
1において連続フラグ及び25km/hフラグをともに
0に設定する。ここで、連続フラグとは、ワイパが連続
作動しているか否かを判定するフラグであり、例えばイ
ンタミットスイッチ6,ワイパロースイッチ4及びワイ
パハイスイッチ4′のいずれかがONになっていると1
に設定され、インタミットスイッチ6,ワイパロースイ
ッチ4及びワイパハイスイッチ4′のいずれもがOFF
されている場合に0に設定されるものである。また、2
5km/hフラグは、車速が第1所定値(25km/
h)以上になると1に設定され、車速が第2所定値(2
0km/h)以下になると0に設定されるフラグであ
る。
【0037】次に、ステップS2に進んで、連続フラグ
が0か1かを判定する。ここで、最初の制御周期におい
ては、上述のステップS1において、連続フラグ及び2
5km/hフラグがともに0に設定されているので、こ
こではステップS2からステップS3に進む。ステップ
S3では、改めてワイパが連続作動モードか否かを判定
する。この連続作動モードの判定は、具体的にはインタ
ミットスイッチ6,ワイパロースイッチ4及びワイパハ
イスイッチ4′のいずれかがONになっているか否かを
判定するものである。
【0038】そして、インタミットスイッチ6,ワイパ
ロースイッチ4及びワイパハイスイッチ4′のうち、い
ずれか1つでもONになっていれば、YESのルートを
通ってステップS4に進んで上記連続フラグを1に設定
してステップS2に戻る。また、インタミットスイッチ
6,ワイパロースイッチ4及びワイパハイスイッチ4′
がいずれもOFFであれば、ステップS3からステップ
S5に進んでリレースイッチ11をOFFにして、ステ
ップS6に進む。そして、ステップS6で連続フラグを
0に設定した後、ステップS2に戻る。
【0039】一方、ステップS2において、連続フラグ
が1と判定された場合は、ステップS7に進む。そし
て、ステップS7では、25km/hフラグが0か1か
を判定する。ここで、25km/hフラグが0であれ
ば、ステップS8に進み、現在車両の速度が第1所定値
(25km/h)以上か否かを判定し、第1所定値(2
5km/h)未満であれば、NOのルートを通ってステ
ップS9に進む。
【0040】そして、ステップS9では、接続点Cから
の情報を取り込んで、モータ2のプラス側端子が所定電
位以上か否かを判定する。この電位が所定値以上(Hig
h)であれば、ワイパが間欠作動,低速作動及び高速作
動のいずれかの状態のままであると判定して、ステップ
S10に進み、連続フラグを1のまま保持する。そし
て、この後ステップS2に戻る。
【0041】また、ステップS9でモータ2のプラス側
端子が所定電位未満(Low )であると判定されると、次
にステップS11に進む。そして、このステップS11
において、所定時間(例えば20秒)以上、モータ2の
プラス側端子の電位がLow 状態であると、ワイパスイッ
チがOFFになっていると判定してステップS12に進
み、連続フラグを0に設定する。そして、この後ステッ
プS2に戻る。
【0042】なお、ステップS11でモータ2のプラス
側端子の電位のLow 状態が所定時間以上継続されなかっ
た場合は、ワイパが間欠作動モードであると判定して、
YESのルートを通って、上述のステップS10に進
む。ところで、ステップS8において、車速が第1所定
値(25km/h)以上の場合は、ステップS13に進
んで、25km/hフラグを1に設定する。そして、次
にステップS14に進みリレースイッチ11をONにす
る。これにより、ワイパが間欠作動モードであってもワ
イパは連続作動することになる。
【0043】そして、ステップS14からステップS1
5に進んで、ステップS9と同様にモータ2のプラス側
端子が所定電位以上か否かを判定する。この電位が所定
値以上(High)であれば、ステップS16に進み連続フ
ラグを1に保持したまま、ステップS2に戻る。また、
モータ2のプラス側端子が所定電位未満(Low )である
場合は、ステップS17に進む。そして、このステップ
S17において、所定時間(例えば10ms)以上、モ
ータ2のプラス側端子の電位がLow 状態であれば、ワイ
パスイッチがOFFになったと判定してステップS18
に進み、連続フラグを0に設定しステップS2に戻る。
また、ステップS17でLow 状態が所定時間(10m
s)内であれば、ワイパが作動していると判定して上述
のステップS16に進む。
【0044】一方、ステップS7において、25km/
hフラグが1であった場合は、次にステップS19に進
んで、車速が第2所定値(20km/h)以下になった
か否かを判定する。そして、車速が第2所定値以下であ
れば、YESのルートを通ってステップS20に進み、
25km/hフラグを0に設定する。次に、ステップS
21に進んで、リレースイッチ11をOFFにする。こ
れにより、ワイパが間欠作動モードになっていれば、通
常通りの間欠作動を行なう。そして、ステップS22に
進んで連続フラグを1に保持したまま、ステップS2に
戻るのである。
【0045】そして、このような動作を繰り返すことに
より、インタミットスイッチ6をONにしてワイパを間
欠作動モード時で作動させると、車両が第1所定速度
(25km/h)未満で走行しているとき(又は停止し
ているとき)は、ワイパは通常の間欠動作を行なう。な
お、このときの間欠時間は、ドライバが可変抵抗R1
抵抗値を任意に設定することで変更される。
【0046】また、車速が第1所定速度(25km/
h)以上となると、リレースイッチ11がONされて、
ワイパのモータ2は常時駆動されるようになるので、ワ
イパが連続作動する。一方、車速が減少してきて、車速
が第2所定速度(20km/h)以下になるとリレース
イッチ11がOFFされて、ワイパは通常の間欠動作モ
ードに戻り、車速がこの第2所定速度より大きいとき
は、連続作動を維持するのである。
【0047】上述したように、本発明の間欠ワイパ制御
装置によれば、従来のワイパ間欠駆動ユニット3に対し
て、リレースイッチ11とダイオード12とを並列に接
続した遮断ユニット10を追加するという簡素な構成
で、ワイパの間欠作動モード時に車速に応じて間欠作動
と連続作動とを自動的に切り替えることができ、ドライ
バによる間欠作動モードから連続作動モードへの操作を
省くことができる。また、このようなワイパ制御を行な
うことにより、ドライバの視界を確保して運転の安全性
を高めることができる。
【0048】また、従来のワイパ間欠駆動ユニット3を
何ら変更することなく、遮断ユニット10を追加するだ
けでよいので、コスト増を抑制しながら上述のような機
能を得ることができるという利点がある。さらには、既
存のワイパ間欠駆動ユニット3に遮断ユニット10を追
加する際の作業性も高いという利点がある。すなわち、
本装置によれば、既存のワイパ間欠駆動ユニット3の接
続点Aとワイパオートストップ接点9の端子Bとの間
に、遮断ユニット10追加するだけでよいので、遮断ユ
ニット10をワイパ間欠駆動ユニット3側の接続点A側
と端子Bとの2箇所のみを接続すればよく、間欠ワイパ
制御装置の信頼性を損ねることなく、簡単に取り付けを
行なうことができるのである。
【0049】なお、上述の実施形態では、遮断ユニット
10を、コンデンサ7とリレースイッチ8との接続点A
と、ワイパオートストップ接点9の端子Bとの間に設け
ているが、電気回路的にはこれに限定されるものではな
く、遮断ユニット10をワイパオートストップ接点9の
端子Gとアースとの間に設けてもよい。なお、このよう
に構成した場合は、ダイオード12は不要となるので、
コストを低減できるという利点がある。
【0050】また、給電制御スイッチ8及び遮断スイッ
チ11は、いずれも上述のような機械式のリレースイッ
チに限定されるものではなく、電子的にオンオフされる
ようなスイッチを適用してもよい。 (2)第2実施形態の説明 次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0051】さて、この第2実施形態では、ワイパの間
欠作動モード時において、所定の車速以内ではワイパは
通常の間欠作動を行ない、車速が所定値を越えると車速
に応じて徐々に間欠時間を短くしていき、さらに、車速
が一定の速度を越えるとワイパを連続作動させるように
したものである。なお、この第2実施形態は、上述の第
1実施形態に対して遮断ユニット10′のみが異なって
構成されており、これ以外は第1実施形態と同様に構成
されている。したがって、遮断ユニット10′以外の部
分については説明を省略するが、図3において、図1と
同一の符号を付したものは、第1実施形態と同様に構成
されたものである。
【0052】図3に示すように、コンデンサ7とリレー
スイッチ8との接続点Aと、ワイパオートストップ接点
9の端子Bとの間には、ワイパオートストップ接点9の
切替動作によるワイパ間欠駆動ユニット3への影響を遮
断する遮断ユニット10′が介装されている。この遮断
ユニット10′には、リレースイッチ(切替式遮断スイ
ッチ)11′とダイオード12とが並列に接続されてお
り、リレースイッチ11′には、第1端子H,第2端子
J,第3端子Kが設けられている。
【0053】ここで、第1端子Hはリレースイッチ8側
に接続され、第2端子Jはワイパオートストップ接点9
の端子B側に接続され、第3端子Kはバッテリ1側に接
続されている。そして、このリレースイッチ11′は、
コイル11aに通電のないときに、第1端子Hと第2端
子Jとの間を接続するようなノーマルクローズのリレー
スイッチとして構成されている。また、コイル11aへ
の通電が開始されると、コイル11aが励磁されて、第
1端子Hと第2端子Jとの間を遮断するとともに第1端
子Hと第3端子Kとの間が接続されるようになってい
る。
【0054】また、このリレースイッチ11′はECU
(遮断スイッチ制御手段)15に接続されており、車速
センサ(車速検出手段)16からの車速情報に応じて、
リレースイッチ11′のオンオフが制御されるようにな
っている。すなわち、インタミットスイッチ(間欠動作
スイッチ)6をONにしてワイパを間欠作動モードにし
ている場合、車両の速度が第1所定値(例えば25km
/h)以上になるまでは、リレースイッチ11′はOF
Fのままであり、通常の間欠ワイパとして駆動される。
このときのワイパの間欠時間、即ちモータ2の作動停止
時間は、時定数設定部17を構成する可変抵抗R1 ,固
定抵抗R2 及びコンデンサ7の静電容量により決定され
る。
【0055】一方、車速が第1所定値未満から第1所定
値以上になったことが検出されると、ECU15からの
制御信号によりリレースイッチ11′がONとなり、バ
ッテリ1からモータ2へ速やかに電力が供給されて、モ
ータ2が駆動されるようになっている。そして、このリ
レースイッチ11′をONに制御した後、モータ2が回
転してワイパオートストップ接点9が第2の作動範囲
(300°)に入ると、リレースイッチ11′をOFF
に切り替えて、通常の間欠ワイパ制御に戻す。これによ
り、ワイパオートストップ接点9が第1の作動範囲(6
0°)に入ると、モータ2は停止する。その後、リレー
スイッチ11′は、モータ停止の時点から車速センサ1
6により検出された車速に応じた時間だけOFFを継続
した後、再びONされて、ワイパオートストップ接点9
が第2の作動範囲に入るとOFFに切り替えられる。以
降、リレースイッチ11′ではこのようなオンオフ動作
が繰り返される。
【0056】ここで、モータ2が停止してから(このと
きリレースイッチ11′はOFFになっている)、リレ
ースイッチ11′が再びONに切り替えられるまでの時
間T 1 は、車速が大きくなるほど短くなるように設定さ
れており、車速が一定値(後述する第5所定値)を越え
ると、この時間T1 を0にして、リレースイッチ11′
を常時ON状態にするようになっている。
【0057】そして、リレースイッチ11′を上述のよ
うに制御することにより、ワイパの間欠作動モード時
に、ワイパの間欠時間を車速に応じて変更することがで
きるのである。また、このリレースイッチ11′のオン
オフ動作によるワイパの間欠時間(モータ2の停止時
間)が、通常時のワイパ間欠時間よりも長い場合は、通
常のワイパの間欠時間でワイパが駆動され、リレースイ
ッチ11′のオンオフ動作によるワイパの間欠時間が、
通常のワイパの間欠時間よりも短い場合は、リレースイ
ッチ11′のON動作にともなってワイパが駆動される
ことになる。
【0058】なお、本実施形態のように車速に応じてワ
イパの間欠時間を変更するような場合に、上述の第1実
施形態で説明したリレースイッチ(オンオフ式遮断スイ
ッチ)11を用いずに、3接点を切り替えるような切替
式のリレースイッチ(切替式遮断スイッチ)11′を用
いているのは、以下のような理由による。すなわち、車
速に応じてワイパの間欠時間を変更する場合、リレース
イッチ(オンオフ式遮断スイッチ)11をOFFにした
ときには、瞬時にトランジスタTr1及びリレースイッチ
8がONになって、モータ2に速やかに電力を供給する
ようにしたい。
【0059】しかしながら、ワイパの間欠作動モード時
のモータ停止時にモータ2を強制的に駆動するため、リ
レースイッチ(オンオフ式遮断スイッチ)11を用い
て、これをOFF(接点OFF)してもリレースイッチ
8はすぐにはONとならない。これは、モータ2が停止
しているときは、リレースイッチ8の接点8bは接点F
に接続しており、リレースイッチ11をOFFにして
も、コンデンサ7の接続点A側は、リレースイッチ8の
接点8b及びモータ(抵抗体)2を介してアース接続さ
れているのからである。ごの場合、コンデンサ7の接続
点A側が0Vとなり、バッテリ1の電圧が例えば12V
であればコンデンサ7の接続点D側は相対的にマイナス
となっており、コンデンサ7の接続点D側が再びプラス
の電位となってトランジスタTr1をONにするには時間
遅れが生じてしまうからである。
【0060】第1実施形態のように、単に間欠作動と連
続作動とを切り替えるだけであれば、このような時間遅
れはあまり考慮する必要はないが、本実施形態のように
間欠作動モード時に車速に応じて間欠時間を変更するよ
うな場合では、このような時間遅れがあると、モータ2
の作動制御が間に合わなくなることが考えられる。そこ
で、本実施形態では、リレースイッチ11′を3接点の
切替式のスイッチとして、リレースイッチ11′を励磁
したときに、速やかにモータ2に電力が供給されるよう
に構成されているのである。
【0061】本発明の第2実施形態としての車載用間欠
ワイパ制御装置は、上述のように構成されているので、
例えば図4に示すようなフローチャートにしたがってワ
イパの間欠作動が制御される。ここで、ステップS10
1〜ステップS113,ステップS115〜ステップS
122は、図2に示すフローチャートのステップS1〜
ステップS13,ステップS15〜ステップS22に対
応しており、同一のものであるので、ここでは説明を省
略して、ステップS130以下の動作について説明す
る。
【0062】まず、連続フラグ及び25km/hフラグ
がともに1で車速が25km/h以上であると、ステッ
プS130に進む。なお、連続フラグとは、ワイパが連
続作動しているか否かを判定するフラグであり、例えば
インタミットスイッチ6,ワイパロースイッチ4及びワ
イパハイスイッチ4′のいずれかがONになっていると
1に設定されるものである。また、25km/hフラグ
は、車速が第1所定値(25km/h)以上になると1
に設定され、車速が第2所定値(20km/h)以下に
なると0に設定されるフラグである。
【0063】次に、ステップS130では、車速が第3
所定値(例えば35km/h)以上か否かを判定する。
そして、車速が第3所定値未満であれば、ステップS1
31に進んで、タイマカウント値T1 を例えば1.5秒
に設定する。また、ステップS130で車速が第3所定
値以上であると判定されると、次にステップS136に
進んで、車速が第4所定値(例えば45km/h)以上
か否かを判定する。そして、車速が第4所定値未満であ
れば、ステップS137に進んで、タイマカウント値T
1 を例えば1秒に設定する。
【0064】同様に、また、ステップS136で車速が
第4所定値以上であると判定されると、次にステップS
13に進んで、車速が第5所定値(例えば55km/
h)以上か否かを判定する。そして、車速が第5所定値
未満であれば、ステップS139に進んで、タイマカウ
ント値T1 を例えば0.5秒に設定する。さらに、ステ
ップS138で車速が第5所定値以上であると判定され
ると、次にステップS140に進んで、タイマカウント
値T1 を0秒に設定する。
【0065】なお、このタイマカウント値T1 は、ワイ
パオートストップ接点9が第1の作動範囲に入って接地
されたときから(即ち、モータ2が停止してから)、リ
レースイッチ11′をONに切り替えるまでの時間であ
り、これにより、車速に応じた間欠時間が設定されるの
である。そして、ステップS130〜ステップS140
でタイマカウント値T1 が設定されると、次にステップ
S132に進んで、ワイパオートストップ接点9がアー
ス接続されているか否かを判定する。そして、ワイパオ
ートストップ接点9がアース接続されていなければ(即
ち、モータ2の回転角度が第2の作動範囲内でモータ2
が回転駆動している時)、ステップS102に戻る。
【0066】また、ワイパオートストップ接点9がアー
ス接続されている場合(即ち、モータ2の回転角度が第
1の作動範囲内)は、ステップS133に進んで、ワイ
パオートストップ接点9がアース接続されてからの時間
をカウントして、所定時間(タイマカウント値)T1
過したかを判定する。そして、ステップS133におい
て、アース接続されてからの時間がタイマカウント値T
1 未満であれば、ステップS135に進んで、リレース
イッチ11′をOFFにしたままステップS102に戻
る。
【0067】一方、ステップS133において、アース
接続されてからの時間がタイマカウント値T1 と一致す
ると、ステップS134に進んでリレースイッチ11′
をONにしてモータ2に電力を供給し、ワイパを駆動す
るのである。そして、ステップS102〜ステップS1
35の動作を繰り返すことにより、インタミットスイッ
チ6をONにしてワイパを間欠作動モード時で作動させ
た場合に、車両が第1所定速度(25km/h)未満で
走行しているとき(又は停止しているとき)は、ワイパ
は通常の間欠動作を行なう。また、車速が第1所定速度
(25km/h)以上となると、リレースイッチ11′
がONされて、ワイパのモータ2が、車速に応じた間隔
1 で間欠駆動される。
【0068】また、車速が減少してきて、車速が第2所
定速度(20km/h)以下になるとリレースイッチ1
1がOFFされて、ワイパは通常の間欠動作モードに戻
るのである。ところで、本実施形態のワイパの作動につ
いて、図5を用いて説明すると、図5(a)は通常の間
欠作動モード時におけるワイパ(又はモータ2)の作動
を示す図、図5(b)は間欠作動モード時に車速に応じ
てモータ2が停止してからリレースイッチ11′がON
に切り替えられるまでの時間(タイマカウント値)T 1
を示す図、図5(c)は本装置により実際に駆動される
ワイパ(又はモータ2)の作動を示す図である。
【0069】図5(a)に示すように、通常の間欠作動
モード時では、ワイパの間欠時間T0 は一定値に設定さ
れる。一方、図5(b)に示すように、本装置では、E
CU15において、車速が低いときは、ワイパの間欠時
間(タイマカウント値)T1 は比較的大きく設定され、
車速が高くなるほどワイパの間欠時間T1 は短くなるよ
うに設定される。
【0070】そして、実際のワイパの駆動状態は図5
(c)に示すようなものとなる。すなわち、図5(c)
に示すように、このタイマカウント値T1 が通常時のワ
イパ間欠時間T0よりも長い場合は、通常のワイパの間
欠時間T0 でワイパが駆動される
【0071】また、タイマカウント値T1 が通常のワイ
パの間欠時間T0 よりも短い場合は、ワイパの間欠時間
はタイマカウント値T1 により設定されることになり、
車両が速度に応じて最適な間欠時間でワイパが駆動され
るのである。上述したように、本発明の間欠ワイパ制御
装置によれば、従来のワイパ間欠駆動ユニット3に対し
て、リレースイッチ11′とダイオード12とを並列に
接続した遮断ユニット10′を追加するという簡素な構
成で、ワイパの間欠作動モード時に、車速に応じて徐々
に間欠時間が短縮され、さらには、車速が一定値を越え
るとワイパが連続作動するので、ドライバによる間欠作
動モードから連続作動モードへの操作を省くことができ
る。
【0072】また、このようなワイパ制御を行なうこと
により、ドライバの視界を確保して運転の安全性を高め
ることができる。また、従来のワイパ間欠駆動ユニット
3を何ら変更することなく、遮断ユニット10′を追加
するだけでよいので、コスト増を抑制しながら上述のよ
うな機能を得ることができるという利点がある。
【0073】さらには、既存のワイパ間欠駆動ユニット
3に遮断ユニット10′を追加する際の作業性も高いと
いう利点がある。すなわち、本装置によれば、既存のワ
イパ間欠駆動ユニット3の接続点Aとワイパオートスト
ップ接点9の端子Bとの間に、遮断ユニット10を追加
するだけでよいので、遮断ユニット10をワイパ間欠駆
動ユニット3側の接続点A側と端子Bとの2箇所のみを
接続すればよく、間欠ワイパ制御装置の信頼性を損ねる
ことなく、簡単に取り付けを行なうことができるのであ
る。また、このようなワイパ制御装置を搭載した車両の
商品付加価値が向上するという利点もある。
【0074】なお、本実施形態では、リレースイッチ1
1′をモータ2が停止してから再びONに切り替えるま
での間欠時間(タイマカウント値)T1 は、車速に応じ
て4段階(T1 =0秒,0.5秒,1秒,1.5秒)に
設定されているが、この間欠時間(タイマカウント値)
1 はこのようなものに限定されるものではなく、必要
に応じて設定を変更してもよい。
【0075】また、給電制御スイッチ8及び遮断スイッ
チ11′は、いずれも上述のような機械式のリレースイ
ッチに限定されるものではなく、電子的に切替制御され
るようなスイッチを適用してもよい。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4記載
の電動機間欠動作用制御手段(ワイパ間欠駆動ユニッ
ト)に遮断スイッチ(リレースイッチ)を追加するとい
う簡素な構成で、ワイパの間欠作動モード時に車速に応
じて間欠作動と連続作動とを自動的に切り替えることが
でき、ドライバによる間欠作動モードから連続作動モー
ドへの操作を省くことができる。また、このようなワイ
パ制御を行なうことにより、ドライバの視界を確保して
運転の安全性を高めることができる。また、従来の電動
機間欠動作用制御手段(ワイパ間欠駆動ユニット)を何
ら変更することなく、遮断スイッチ(リレースイッチ)
及びダイオードを追加するだけでよいので、コスト増を
抑制しながら上述のような機能を得ることができるとい
う利点がある。
【0077】さらには、既存の電動機間欠動作用制御手
段(ワイパ間欠駆動ユニット)に遮断スイッチ(リレー
スイッチ)及びダイオードを追加する際の作業性も高い
という利点がある。すなわち、本発明によれば、切替ス
イッチ(ワイパオートストップ接点)と給電制御スイッ
チ(リレースイッチ)との間に遮断スイッチ(リレース
イッチ)及びダイオードを追加するだけでよいので、遮
断スイッチ(リレースイッチ)及びダイオードを電動機
間欠動作用制御手段(ワイパ間欠駆動ユニット)と切替
スイッチ(ワイパオートストップ接点)との2箇所のみ
を接続すればよく、間欠ワイパ制御装置の信頼性を損な
うことなく、簡単に取り付けを行なうことができるので
ある。
【0078】また、本装置を搭載した車両の商品付加価
値が向上するという利点もある。また、請求項5〜
載の本発明の車載用間欠ワイパ制御装置によれば、電動
機間欠動作用制御手段(ワイパ間欠駆動ユニット)に遮
断スイッチ(リレースイッチ)を追加するという簡素な
構成で、ワイパの間欠作動モード時に、車速に応じて徐
々に間欠時間が短縮され、さらには、車速が一定値を越
えるとワイパが連続作動するので、ドライバによる間欠
作動モードから連続作動モードへの操作を省くことがで
きる。また、このようなワイパ制御を行なうことによ
り、ドライバの視界を確保して運転の安全性を高めるこ
とができる。また、従来の電動機間欠動作用制御手段
(ワイパ間欠駆動ユニット)を何ら変更することなく、
遮断スイッチ(リレースイッチ)及びダイオードを追加
するだけでよいので、コスト増を抑制しながら上述のよ
うな機能を得ることができるという利点がある。
【0079】さらには、既存の電動機間欠動作用制御手
段(ワイパ間欠駆動ユニット)に遮断スイッチ(リレー
スイッチ)及びダイオードを追加する際の作業性も高い
という利点がある。すなわち、本発明によれば、切替ス
イッチ(ワイパオートストップ接点)と給電制御スイッ
チ(リレースイッチ)との間に遮断スイッチ(リレース
イッチ)及びダイオードを追加するだけでよいので、遮
断スイッチ(リレースイッチ)及びダイオードを電動機
間欠動作用制御手段(ワイパ間欠駆動ユニット)と切替
スイッチ(ワイパオートストップ接点)との2箇所のみ
を接続すればよく、間欠ワイパ制御装置の信頼性を損な
うことなく、簡単に取り付けを行なうことができるので
ある。また、本装置を搭載した車両の商品付加価値が向
上するという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての車載用間欠ワイ
パ制御装置における要部構成を示す模式的な電気回路図
である。
【図2】本発明の第1実施形態としての車載用間欠ワイ
パ制御装置における作動を説明するフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第2実施形態としての車載用間欠ワイ
パ制御装置における要部構成を示す模式的な電気回路図
である。
【図4】本発明の第2実施形態としての車載用間欠ワイ
パ制御装置における動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第2実施形態としての車載用間欠ワイ
パ制御装置における作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 バッテリ(電源) 2 ワイパ駆動用モータ又はモータ(ワイパ駆動用電動
機) 3 ワイパ間欠駆動ユニット又は間欠ユニット(電動機
間欠動作用制御手段) 4 ワイパロースイッチ 4′ ワイパハイスイッチ 5 ACCスイッチ 6 インタミットスイッチ(間欠動作スイッチ) 7 コンデンサ 8 リレースイッチ(給電制御スイッチ) 8a コイル 8b 接点 9 ワイパオートストップ接点(切替スイッチ) 10,10′ 遮断ユニット 11 リレースイッチ(オンオフ式遮断スイッチ) 11′ リレースイッチ(切替式遮断スイッチ) 12 ダイオード 15 ECU(遮断スイッチ制御手段) 16 車速センサ(車速検出手段) 17 時定数設定部 18 時定数変更型スイッチ制御部 A,C,D 接続部 B,E,F,G 端子 H 第1端子 J 第2端子 K 第3端子 R1 可変抵抗 R2 〜R4 固定抵抗 Tr1 トランジスタ(切替制御スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 西本 浩司 (56)参考文献 特開 平7−329728(JP,A) 特開 平7−329727(JP,A) 特開 平6−156196(JP,A) 特開 昭59−2957(JP,A) 実開 平2−60658(JP,U) 実開 昭63−16255(JP,U) 実開 平5−24512(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/04 - 1/60

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される間欠ワイパ制御装置に
    おいて、 ワイパ駆動用電動機と、 該電動機のための電源と、 該電動機の回転動作に応動して、接地側又は該電源側の
    いずれかに切り替わる切替スイッチと、 上記の電動機,電源及び切替スイッチ間に接続されて、
    切替動作を行なうことにより、該電動機への給電状態を
    制御する給電制御スイッチと、 間欠動作スイッチのオン動作に伴い、該切替スイッチの
    切替動作と協働して、該給電制御スイッチを制御するこ
    とにより、該電動機を間欠動作させるべく、オンオフす
    ることによって該給電制御スイッチを切替制御する切替
    制御スイッチと、該切替制御スイッチのオンオフ時間を
    制御する時定数変更型スイッチ制御部とを有する電動機
    間欠動作用制御手段とをそなえ、 上記電動機間欠動作用制御手段における該時定数変更型
    スイッチ制御部の時定数設定部が上記の切替スイッチと
    給電制御スイッチとの間の回路部に接続されて、 且つ、該電動機間欠動作用制御手段への該切替スイッチ
    の切替動作による影響を遮断する1組のオンオフ式遮断
    スイッチと、 車速を検出する車速検出手段と、 該車速検出手段で検出された車速が所定速度未満のとき
    は、該遮断スイッチをオンにするとともに、該車速が該
    所定速度を超えると、該遮断スイッチをオフにして、該
    電動機間欠動作用制御手段への該切替スイッチの切替動
    作による影響を遮断する遮断スイッチ制御手段とをそな
    えて構成されていることを特徴とする、車載用間欠ワイ
    パ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記の切替スイッチと給電制御スイッチ
    との間の回路部であって、該時定数変更型スイッチ制御
    部の時定数設定部と該回路部との接続点よりも該切替ス
    イッチ側の回路部分に、該遮断スイッチが介装されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の車載用間欠ワイパ
    制御装置。
  3. 【請求項3】 該切替スイッチから該給電制御スイッチ
    への向きの電流の流れを許容するダイオードが、該遮断
    スイッチと並列に設けられていることを特徴とする、請
    求項2記載の車載用間欠ワイパ制御装置。
  4. 【請求項4】 該遮断スイッチが、該切替スイッチと接
    地部との間に介装されていることを特徴とする、請求項
    1記載の車載用間欠ワイパ制御装置。
  5. 【請求項5】 車両に搭載される間欠ワイパ制御装置に
    おいて、 ワイパ駆動用電動機と、 該電動機のための電源と、 該電動機の回転動作に応動して、接地側又は該電源側の
    いずれかに切り替わる切替スイッチと、 上記の電動機,電源及び切替スイッチ間に接続されて、
    切替動作を行なうことにより、該電動機への給電状態を
    制御する給電制御スイッチと、 間欠動作スイッチのオン動作に伴い、該切替スイッチの
    切替動作と協働して、該給電制御スイッチを制御するこ
    とにより、該電動機を間欠動作させるべく、オンオフす
    ることによって該給電制御スイッチを切替制御する切替
    制御スイッチと、該切替制御スイッチのオンオフ時間を
    制御する時定数変更型スイッチ制御部とを有する電動機
    間欠動作用制御手段とをそなえ、 上記電動機間欠動作用制御手段における該時定数変更型
    スイッチ制御部の時定数設定部が上記の切替スイッチと
    給電制御スイッチとの間の回路部に接続されて、 且つ、該電動機間欠動作用制御手段への該切替スイッチ
    の切替動作による影響を遮断すべく、上記の切替スイッ
    チと給電制御スイッチとの間の回路部であって、該時定
    数変更型スイッチ制御部の時定数設定部と該回路部との
    接続点よりも該切替スイッチ側の回路部分に介装され、
    第1端子が該回路部分の給電制御スイッチ側部分に接続
    され、第2端子が該回路部分の切替スイッチ側部分に接
    続され、第3端子が該電源側に接続された1組の切替式
    遮断スイッチと、 車速を検出する車速検出手段と、 該車速検出手段で検出された車速に応じて、該遮断スイ
    ッチを制御する遮断スイッチ制御手段とをそなえて構成
    されていることを特徴とする、車載用間欠ワイパ制御装
    置。
  6. 【請求項6】 該切替スイッチから該給電制御スイッチ
    への向きの電流の流れを許容するダイオードが、該遮断
    スイッチと並列に設けられていることを特徴とする、請
    求項5記載の車載用間欠ワイパ制御装置。
  7. 【請求項7】 該遮断スイッチ制御手段が、該切替スイ
    ッチが接地側に切り替わってから所定時間経過後に該遮
    断スイッチを切替スイッチ側から電源側へ切り替えるよ
    うに構成されるとともに、該車速検出手段で検出された
    車速に応じて、該所定時間を変更するように構成されて
    いることを特徴とする、請求項5記載の車載用間欠ワイ
    パ制御装置。
  8. 【請求項8】 該遮断スイッチ制御手段が、該車速検出
    手段で検出された車速が大きくなるほど、該電動機間欠
    動作用制御手段への該切替スイッチの切替動作による影
    響を遮断する割合を大きくするように、該遮断スイッチ
    を制御すべく構成されたことを特徴とする、請求項5記
    載の車載用間欠ワイパ制御装置。
  9. 【請求項9】 該遮断スイッチ制御手段が、所定の車速
    範囲内において、該車速検出手段で検出された車速が大
    きくなるほど、該電動機間欠動作用制御手段への該切替
    スイッチの切替動作による影響を遮断する割合を大きく
    するように、該遮断スイッチを制御すべく構成されたこ
    とを特徴とする、請求項8記載の車載用間欠ワイパ制御
    装置。
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