JP2550332Y2 - ワイパ制御装置 - Google Patents
ワイパ制御装置Info
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- JP2550332Y2 JP2550332Y2 JP1990125818U JP12581890U JP2550332Y2 JP 2550332 Y2 JP2550332 Y2 JP 2550332Y2 JP 1990125818 U JP1990125818 U JP 1990125818U JP 12581890 U JP12581890 U JP 12581890U JP 2550332 Y2 JP2550332 Y2 JP 2550332Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 概要 降雨状態に適した払拭間隔でワイパブレードを駆動す
る、いわゆるオートワイパ制御装置において、ワイパー
モータの高速用電源入力端子を用いて、ワイパブレード
の払拭間隔を、たとえば数十秒から高速での連続駆動域
まで一括して制御する。
る、いわゆるオートワイパ制御装置において、ワイパー
モータの高速用電源入力端子を用いて、ワイパブレード
の払拭間隔を、たとえば数十秒から高速での連続駆動域
まで一括して制御する。
これによつて、ワイパーモータを駆動する駆動信号
を、低速用電源入力端子と高速用電源入力端子とに切換
えるためのリレーを省略し、構成の簡略化を図る。
を、低速用電源入力端子と高速用電源入力端子とに切換
えるためのリレーを省略し、構成の簡略化を図る。
産業上の利用分野 本考案は、車載用として好適に実施され、降雨状態に
適した払拭間隔でワイパブレードを駆動するワイパ制御
装置に関する。
適した払拭間隔でワイパブレードを駆動するワイパ制御
装置に関する。
従来の技術 第5図は、基本的なワイパ制御装置1の電気回路図で
ある。このワイパ制御装置1では、操作者は、ワイパモ
ータ2を、停止モードであるOFFモードと低速モードで
あるLOモードと、高速モードであるHIモードとの、3つ
の動作モードで駆動することができる。
ある。このワイパ制御装置1では、操作者は、ワイパモ
ータ2を、停止モードであるOFFモードと低速モードで
あるLOモードと、高速モードであるHIモードとの、3つ
の動作モードで駆動することができる。
したがつて、ステアリングコラムなどに設けられてい
るワイパスイツチ3が、前記動作モードに対応して第5
図に示されるようなスイツチング状態に切換わる。ワイ
パスイツチ3は、第1接点である接点+1と、第2接点
である接点+2と、第3接点である接点+Bと、第4接
点である接点+Sとを備えている。前記OFFモードでは
接点+1と接点+Sとが導通し、LOモードで接点+1と
接点+Bとが導通し、HIモードでは接点+2と接点+B
とが導通する。
るワイパスイツチ3が、前記動作モードに対応して第5
図に示されるようなスイツチング状態に切換わる。ワイ
パスイツチ3は、第1接点である接点+1と、第2接点
である接点+2と、第3接点である接点+Bと、第4接
点である接点+Sとを備えている。前記OFFモードでは
接点+1と接点+Sとが導通し、LOモードで接点+1と
接点+Bとが導通し、HIモードでは接点+2と接点+B
とが導通する。
前記接点+Bは、バツテリ4からヒユーズ7およびイ
グニシヨンキースイツチ8を介する電源ライン5に接続
されている。また、前記接点+1は前記ワイパモータ2
の低速用電源入力端子2aと接続され、前記接点+2はワ
イパーモータ2の高速用電源入力端子2bと接続されてい
る。さらにまた、前記接点+Sは、カムスイツチ6の共
通接点6aに接続されている。
グニシヨンキースイツチ8を介する電源ライン5に接続
されている。また、前記接点+1は前記ワイパモータ2
の低速用電源入力端子2aと接続され、前記接点+2はワ
イパーモータ2の高速用電源入力端子2bと接続されてい
る。さらにまた、前記接点+Sは、カムスイツチ6の共
通接点6aに接続されている。
前記カムスイツチ6は、ワイパモータ2に関連して設
けられている。前記共通接点6aは、ワイパモータ2が停
止しており、ワイパブレードが休止位置にある状態で一
方の個別接点6bに導通しており、ワイパモータ2が起動
されてワイパブレードが払拭動作を開始し、前記休止位
置から離反すると他方の個別接点6cに導通する。前記個
別接点6bとワイパモータ2の接地端子2cとは接地されて
おり、また個別接点6cは前記電源ライン5に接続されて
いる。
けられている。前記共通接点6aは、ワイパモータ2が停
止しており、ワイパブレードが休止位置にある状態で一
方の個別接点6bに導通しており、ワイパモータ2が起動
されてワイパブレードが払拭動作を開始し、前記休止位
置から離反すると他方の個別接点6cに導通する。前記個
別接点6bとワイパモータ2の接地端子2cとは接地されて
おり、また個別接点6cは前記電源ライン5に接続されて
いる。
したがつて、ワイパスイツチ3がLOモードに切換えら
れると、バツテリ4からの電力は、電源ライン5−接点
+B−接点+1−端子2aの経路でワイパモータ2に供給
される。これによつてワイパモータ2が起動し、カムス
イツチ6の接点6c,6a間が導通すると、前記ワイパスイ
ツチ3がOFFモードに切換えられても、前記バツテリ4
からの電力は、電源ライン5−接点6c−接点6a−接点+
S−接点+1−端子2aの経路で、ワイパブレードが休止
位置に復帰するまで供給され続ける。
れると、バツテリ4からの電力は、電源ライン5−接点
+B−接点+1−端子2aの経路でワイパモータ2に供給
される。これによつてワイパモータ2が起動し、カムス
イツチ6の接点6c,6a間が導通すると、前記ワイパスイ
ツチ3がOFFモードに切換えられても、前記バツテリ4
からの電力は、電源ライン5−接点6c−接点6a−接点+
S−接点+1−端子2aの経路で、ワイパブレードが休止
位置に復帰するまで供給され続ける。
ワイパスイツチ3がHIモードに切換えられると、バツ
テリ4からの電力は、電源ライン5−接点+B−接点+
2−端子2bの経路でワイパモータ2に供給され、ワイパ
モータ2はワイパブレードを高速で連続駆動する。また
この状態でワイパスイツチ3が前記OFFモードに切換え
られても、前述と同様の経路でワイパモータ2の端子2a
に駆動電流が供給され、ワイパブレードは前述休止位置
に復帰される。
テリ4からの電力は、電源ライン5−接点+B−接点+
2−端子2bの経路でワイパモータ2に供給され、ワイパ
モータ2はワイパブレードを高速で連続駆動する。また
この状態でワイパスイツチ3が前記OFFモードに切換え
られても、前述と同様の経路でワイパモータ2の端子2a
に駆動電流が供給され、ワイパブレードは前述休止位置
に復帰される。
第6図は他の基本的なワイパ制御装置11の構成を示す
ブロツク図であり、前述のワイパ制御装置1に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。このワイパ制御
装置11に用いられるワイパスイツチ13は、2つの接点IN
T1,INT2が追加された合計6つの接点を有する。また動
作モードも、間欠動作モードであるINTモードが追加さ
れており、このINTモードでは、接点+1,+S間が導通
するとともに,前記接点INT1,INT2間が導通する。
ブロツク図であり、前述のワイパ制御装置1に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。このワイパ制御
装置11に用いられるワイパスイツチ13は、2つの接点IN
T1,INT2が追加された合計6つの接点を有する。また動
作モードも、間欠動作モードであるINTモードが追加さ
れており、このINTモードでは、接点+1,+S間が導通
するとともに,前記接点INT1,INT2間が導通する。
またこのワイパ制御装置11には、コンデンサや抵抗な
どから成る充放電回路で実現される間欠駆動回路14と、
この間欠駆動回路14によつて制御されるリレー15とが設
けられている。間欠駆動回路14の端子14a,14b間は、ワ
イパスイツチ13が前記INTモードに切換えられると、接
点INT1,INT2を介して導通される。これによつて、前記I
NTモードであることを検出して、リレー15のリレーコイ
ル16を、前記充放電回路の時定数に基づく予め定める間
欠時間毎に励磁する。
どから成る充放電回路で実現される間欠駆動回路14と、
この間欠駆動回路14によつて制御されるリレー15とが設
けられている。間欠駆動回路14の端子14a,14b間は、ワ
イパスイツチ13が前記INTモードに切換えられると、接
点INT1,INT2を介して導通される。これによつて、前記I
NTモードであることを検出して、リレー15のリレーコイ
ル16を、前記充放電回路の時定数に基づく予め定める間
欠時間毎に励磁する。
リレー15のリレースイツチ17は、ワイパスイツチ13の
接点+Sと、カムスイツチ6の共通接点6aとの間に介在
されており、共通接点17aは前記接点+Sに接続され、
個別接点17bは前記共通接点6aに接続され、個別接点17c
は前記電源ライン5に接続されている。前記リレーコイ
ル16が消磁されているときには、共通接点17aは個別接
点17bに導通しており、リレーコイル16が励磁されると
個別接点17cと共通接点17aとが導通する。
接点+Sと、カムスイツチ6の共通接点6aとの間に介在
されており、共通接点17aは前記接点+Sに接続され、
個別接点17bは前記共通接点6aに接続され、個別接点17c
は前記電源ライン5に接続されている。前記リレーコイ
ル16が消磁されているときには、共通接点17aは個別接
点17bに導通しており、リレーコイル16が励磁されると
個別接点17cと共通接点17aとが導通する。
したがつて、ワイパスイツチ13がINTモードに選択さ
れているときには、前記予め定める間欠時間が経過する
と、間欠駆動回路14はリレーコイル16を励磁し、これに
よつて前記バツテリ4からの電力は、電源ライン5−接
点17c−接点17a−接点+S−接点+1−端子2aの経路で
ワイパモータ2に供給される。こうしてワイパモータ2
が起動し、カムスイツチ6の接点6c,6a間が導通する
と、このカムスイツチ6のスイツチング状態の変化がラ
イン18を介して検出され、リレーコイル16は消磁され
る。
れているときには、前記予め定める間欠時間が経過する
と、間欠駆動回路14はリレーコイル16を励磁し、これに
よつて前記バツテリ4からの電力は、電源ライン5−接
点17c−接点17a−接点+S−接点+1−端子2aの経路で
ワイパモータ2に供給される。こうしてワイパモータ2
が起動し、カムスイツチ6の接点6c,6a間が導通する
と、このカムスイツチ6のスイツチング状態の変化がラ
イン18を介して検出され、リレーコイル16は消磁され
る。
上述のように構成された各ワイパ制御装置1,11に対し
て、降雨状態に対応した最適な払拭間隔でワイパブレー
ドを駆動する、いわゆるオートワイパ機能を付加した典
型的な従来技術のワイパ制御装置1a,11aの構成をそれぞ
れ第7図および第8図で示し、前述のワイパ制御装置1,
11に対応する部分には同一の参照符を付す。
て、降雨状態に対応した最適な払拭間隔でワイパブレー
ドを駆動する、いわゆるオートワイパ機能を付加した典
型的な従来技術のワイパ制御装置1a,11aの構成をそれぞ
れ第7図および第8図で示し、前述のワイパ制御装置1,
11に対応する部分には同一の参照符を付す。
第7図で示されるワイパ制御装置1aに用いられるオー
トワイパ制御回路21は、前記ワイパスイツチ3の接点+
2,+Sと、これらの各接点+2,+Sに対応するワイパモ
ータ2の端子2b、およびカムスイツチ6の共通接点6aと
の間に介在されている。このオートワイパ制御回路21
は、前記ワイパスイツチ3がOFFモードにある状態で、
オートワイパスイツチ22が導通されると、雨滴センサ23
で検出される降雨状態に対応して、前記ワイパモータ2
を駆動制御する。
トワイパ制御回路21は、前記ワイパスイツチ3の接点+
2,+Sと、これらの各接点+2,+Sに対応するワイパモ
ータ2の端子2b、およびカムスイツチ6の共通接点6aと
の間に介在されている。このオートワイパ制御回路21
は、前記ワイパスイツチ3がOFFモードにある状態で、
オートワイパスイツチ22が導通されると、雨滴センサ23
で検出される降雨状態に対応して、前記ワイパモータ2
を駆動制御する。
雨滴センサ23の検出結果は、波形整形回路24で矩形波
パルスに整形された後、マイクロコンピユータなどで実
現される処理回路25に入力される。また前記オートワイ
パスイツチ22のスイツチング状態は、波形整形回路26で
チヤタリング成分などが除去された後、前記処理回路25
に入力される。
パルスに整形された後、マイクロコンピユータなどで実
現される処理回路25に入力される。また前記オートワイ
パスイツチ22のスイツチング状態は、波形整形回路26で
チヤタリング成分などが除去された後、前記処理回路25
に入力される。
一方、オートワイパ制御回路21内の各回路へは、電源
ライン5を介する電力が、定電圧回路27で安定化された
後、供給されている。処理回路25は、オートワイパスイ
ツチ22が導通されているときには、2つのリレー28,29
を選択的に励磁し、ワイパモータ2を駆動制御する。
ライン5を介する電力が、定電圧回路27で安定化された
後、供給されている。処理回路25は、オートワイパスイ
ツチ22が導通されているときには、2つのリレー28,29
を選択的に励磁し、ワイパモータ2を駆動制御する。
すなわち、ワイパモータ2を間欠駆動するときには、
リレー28のリレーコイル35に励磁電流の供給を開始す
る。これによつて、リレースイツチ36の共通接点36aは
個別接点36bに導通する。このとき、リレー29のリレー
スイツチ37の共通接点37aは個別接点37bに導通してお
り、したがつて前記電源ライン5からの電力は、接点36
b,36aから接点37a,37bおよびカムスイツチ3の接点+S,
+1を介して、ワイパモータ2の低速用電源入力端子2a
に供給され、ワイパモータ2が起動する。
リレー28のリレーコイル35に励磁電流の供給を開始す
る。これによつて、リレースイツチ36の共通接点36aは
個別接点36bに導通する。このとき、リレー29のリレー
スイツチ37の共通接点37aは個別接点37bに導通してお
り、したがつて前記電源ライン5からの電力は、接点36
b,36aから接点37a,37bおよびカムスイツチ3の接点+S,
+1を介して、ワイパモータ2の低速用電源入力端子2a
に供給され、ワイパモータ2が起動する。
こうしてワイパモータ2を起動した後、処理回路25
は、ライン30から処理回路39を介して、カムスイツチ6
の接点6c,6a間が導通したことを検出すると、前記励磁
電流の供給を停止する。またワイパモータ2を低速連続
駆動するときには、リレーコイル35に、前記励磁電流を
供給し続ける。
は、ライン30から処理回路39を介して、カムスイツチ6
の接点6c,6a間が導通したことを検出すると、前記励磁
電流の供給を停止する。またワイパモータ2を低速連続
駆動するときには、リレーコイル35に、前記励磁電流を
供給し続ける。
ワイパモータ2が起動した後、前述のような間欠駆動
のために、あるいはオートワイパスイツチ22が遮断され
て、リレーコイル35への励磁電流の供給が停止されて
も、リレースイツチ36の共通接点36aが個別接点36cに導
通するため、ワイパモータ2へは、カムスイツチ6の接
点6c,6aを介する電力が、ワイパスイツチ3の接点+S,
+1を介して供給され、ワイパブレードが休止位置に復
帰するまでワイパモータ2は駆動される。
のために、あるいはオートワイパスイツチ22が遮断され
て、リレーコイル35への励磁電流の供給が停止されて
も、リレースイツチ36の共通接点36aが個別接点36cに導
通するため、ワイパモータ2へは、カムスイツチ6の接
点6c,6aを介する電力が、ワイパスイツチ3の接点+S,
+1を介して供給され、ワイパブレードが休止位置に復
帰するまでワイパモータ2は駆動される。
これに対して、ワイパモータ2が高速連続駆動される
ときには、処理回路25は、前記リレーコイル35を励磁す
るとともに、リレー29のリレーコイル38を励磁する。こ
れによつて、前述のようにリレースイツチ36の共通接点
36aが個別接点36bに導通するとともに、リレースイツチ
37の共通接点37aは個別接点37cに導通する。したがつ
て、前記電源ライン5からの電力は、接点36b,36aから
接点37a,37cを介して、ワイパモータ2の高速用電源入
力端子2bに供給され、ワイパモータ2が起動する。
ときには、処理回路25は、前記リレーコイル35を励磁す
るとともに、リレー29のリレーコイル38を励磁する。こ
れによつて、前述のようにリレースイツチ36の共通接点
36aが個別接点36bに導通するとともに、リレースイツチ
37の共通接点37aは個別接点37cに導通する。したがつ
て、前記電源ライン5からの電力は、接点36b,36aから
接点37a,37cを介して、ワイパモータ2の高速用電源入
力端子2bに供給され、ワイパモータ2が起動する。
第8図は、前記第6図で示される間欠駆動可能なワイ
パ制御装置11に、オートワイパ制御回路41を付加した例
を示すブロック図である。なお、オートワイパ制御回路
41において、前述のオートワイパ制御回路21に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。このオートワイ
パ制御回路41には、レベル弁別回路40が設けられてい
る。
パ制御装置11に、オートワイパ制御回路41を付加した例
を示すブロック図である。なお、オートワイパ制御回路
41において、前述のオートワイパ制御回路21に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。このオートワイ
パ制御回路41には、レベル弁別回路40が設けられてい
る。
レベル弁別回路40には、前記電源ライン5を介する電
力が供給されており、またこのレベル弁別回路40は、非
常に低いデユーテイの矩形波パルスを、検査信号として
前記ライン18を介して間欠駆動回路14へ与える。
力が供給されており、またこのレベル弁別回路40は、非
常に低いデユーテイの矩形波パルスを、検査信号として
前記ライン18を介して間欠駆動回路14へ与える。
間欠駆動回路14内のコンデンサは、ライン18を介して
ハイレベルの電圧が印加されているときには放電し、ま
たローレベルの電圧が印加されると、充電を開始し、や
がて満充電となつて安定状態となり、リレーコイル16
を、励磁する。
ハイレベルの電圧が印加されているときには放電し、ま
たローレベルの電圧が印加されると、充電を開始し、や
がて満充電となつて安定状態となり、リレーコイル16
を、励磁する。
したがつて、ワイパスイツチ13がINTモードに選択さ
れているときには、前記レベル弁別回路40からの検査信
号によつて、間欠駆動回路14はリレーコイル16を連続し
て励磁する。これによつて、ワイパスイツチ13がINTモ
ードに選択されているときには、接点17c,17aから接点
+S,+1を介して定電圧回路27に電源ライン5からの電
力が供給され、またLOモードに選択されているときに
は、接点+B,+Sを介して電力が供給される。
れているときには、前記レベル弁別回路40からの検査信
号によつて、間欠駆動回路14はリレーコイル16を連続し
て励磁する。これによつて、ワイパスイツチ13がINTモ
ードに選択されているときには、接点17c,17aから接点
+S,+1を介して定電圧回路27に電源ライン5からの電
力が供給され、またLOモードに選択されているときに
は、接点+B,+Sを介して電力が供給される。
またレベル弁別回路40は、前記検査信号に応答したラ
イン18の電圧レベルに基づいて、ワイパスイツチ13が、
INTモードに選択されているか、またはLOモードに選択
されているかを検出する。この検出結果は、前記処理回
路25に与えられている。オートワイパ制御回路41はワイ
パスイツチ13がINTモードであるときには、レベル弁別
回路40の判定結果および雨滴センサ23の検出結果に基づ
いて、リレーコイル35,38を選択的に励磁する。またLO
モードであるときには、リレーコイル35を連続的に励磁
する。
イン18の電圧レベルに基づいて、ワイパスイツチ13が、
INTモードに選択されているか、またはLOモードに選択
されているかを検出する。この検出結果は、前記処理回
路25に与えられている。オートワイパ制御回路41はワイ
パスイツチ13がINTモードであるときには、レベル弁別
回路40の判定結果および雨滴センサ23の検出結果に基づ
いて、リレーコイル35,38を選択的に励磁する。またLO
モードであるときには、リレーコイル35を連続的に励磁
する。
このようにして、既設のワイパ制御装置1,11に、オー
トワイパ制御回路21,41を付加することによつて、オー
トワイパ機能を追加することができる。
トワイパ制御回路21,41を付加することによつて、オー
トワイパ機能を追加することができる。
第9図はさらに他の従来技術のワイパ制御装置51のブ
ロツク図であり、前述の従来技術に対応する部分には、
同一の参照符を付す。このワイパ制御装置51のオートワ
イパ制御回路52は、オートワイパスイツチ22が導通され
ると、雨滴センサ23の検出結果に応答して、比較的長い
間欠時間での間欠駆動から、高速連続駆動までを自動的
に制御する。
ロツク図であり、前述の従来技術に対応する部分には、
同一の参照符を付す。このワイパ制御装置51のオートワ
イパ制御回路52は、オートワイパスイツチ22が導通され
ると、雨滴センサ23の検出結果に応答して、比較的長い
間欠時間での間欠駆動から、高速連続駆動までを自動的
に制御する。
したがつて、前述のオートワイパ制御回路1a,11aが、
いわゆる後付けで、オートワイパ制御回路21,41が付加
されて、オートワイパ制御を実現しているのに対して、
このワイパ制御装置51は、該制御装置51の製造当初から
オートワイパ制御機能を備えている。
いわゆる後付けで、オートワイパ制御回路21,41が付加
されて、オートワイパ制御を実現しているのに対して、
このワイパ制御装置51は、該制御装置51の製造当初から
オートワイパ制御機能を備えている。
考案が解決しようとする課題 上述の各従来技術のオートワイパ制御回路21,41,52に
は、ワイパモータ2を起動させるためのリレー28と、ワ
イパモータ2の回転速度を低速と高速とに切換えるリレ
ー29との2つのリレーが設けられている。一方、近年、
自動車の高機能化に伴い、他の新たな機能を実現するた
めの構成を収納するために、ワイパ制御のための構成の
小形化が望まれていた。
は、ワイパモータ2を起動させるためのリレー28と、ワ
イパモータ2の回転速度を低速と高速とに切換えるリレ
ー29との2つのリレーが設けられている。一方、近年、
自動車の高機能化に伴い、他の新たな機能を実現するた
めの構成を収納するために、ワイパ制御のための構成の
小形化が望まれていた。
そこで、たとえば第10図のワイパ制御装置1bで示され
るように、ワイパモータ2の起動用のリレー28のみを用
い、このリレー28のリレースイツチ36の共通接点36aを
ワイパモータ2の高速用電源入力端子2bに接続して、間
欠駆動から高速連続駆動までを制御するようにした構成
が考えられる。
るように、ワイパモータ2の起動用のリレー28のみを用
い、このリレー28のリレースイツチ36の共通接点36aを
ワイパモータ2の高速用電源入力端子2bに接続して、間
欠駆動から高速連続駆動までを制御するようにした構成
が考えられる。
しかしながらこのような構成では、ワイパスイツチ3
がOFFモードでリレーコイル35が励磁されると、リレー
スイツチ36の接点36b,36aを介して、ワイパモータ2の
高速用電源入力端子2bに電源ライン5からの電力が供給
される。このとき、低速用電源入力端子2aは接点+1,+
Sからカムスイツチ6の接点6a,6bを介して接地電位と
なつており、したがつて電源ライン5がリレー35の接点
36b,36aおよびモータ2の端子2b,2aを介して接地してし
まうという問題がある。
がOFFモードでリレーコイル35が励磁されると、リレー
スイツチ36の接点36b,36aを介して、ワイパモータ2の
高速用電源入力端子2bに電源ライン5からの電力が供給
される。このとき、低速用電源入力端子2aは接点+1,+
Sからカムスイツチ6の接点6a,6bを介して接地電位と
なつており、したがつて電源ライン5がリレー35の接点
36b,36aおよびモータ2の端子2b,2aを介して接地してし
まうという問題がある。
本考案の目的は、構成を小形化することができるワイ
パ制御装置を提供することである。
パ制御装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、降雨状態を検出する雨滴センサと、 該雨滴センサの検出結果に基づいて求められる払拭タ
イミングでワイパブレードの払拭動作を行うオートワイ
パ動作を設定する設定手段と、 少なくとも第1〜第4の各接点を備え、第1接点はワ
イパブレードを駆動するワイパモータの高速用電源入力
端子と接続され、第2接点は前記ワイパモータの低速用
電源入力端子に接続され、第3接点は電源ラインに接続
され、第4接点は前記ワイパブレードが予め定める休止
位置にあるときには接地ラインに導通し、ワイパブレー
ドが前記休止位置から離反して払拭動作を開始すると、
再び前記休止位置に復帰するまで電源ラインに導通して
いるカムスイツチと接続され、前記オートワイパ動作の
設定時は前記第1接点と前記第4接点が導通するよう構
成されるスイツチ部と、 前記スイツチ部の第4接点と前記カムスイツチとの間
に介在される制御回路であつて、前記設定手段によりオ
ートワイパ動作が設定されているとき、前記雨滴センサ
の検出結果に基づいて求められる払拭タイミングで、少
なくとも前記カムスイツチが電源ラインに導通して前記
ワイパブレードが払拭動作を開始するまで前記第4接点
を前記カムスイツチから離反して電源ラインに接続する
切換手段を含む制御回路とを有するワイパ制御装置であ
る。
イミングでワイパブレードの払拭動作を行うオートワイ
パ動作を設定する設定手段と、 少なくとも第1〜第4の各接点を備え、第1接点はワ
イパブレードを駆動するワイパモータの高速用電源入力
端子と接続され、第2接点は前記ワイパモータの低速用
電源入力端子に接続され、第3接点は電源ラインに接続
され、第4接点は前記ワイパブレードが予め定める休止
位置にあるときには接地ラインに導通し、ワイパブレー
ドが前記休止位置から離反して払拭動作を開始すると、
再び前記休止位置に復帰するまで電源ラインに導通して
いるカムスイツチと接続され、前記オートワイパ動作の
設定時は前記第1接点と前記第4接点が導通するよう構
成されるスイツチ部と、 前記スイツチ部の第4接点と前記カムスイツチとの間
に介在される制御回路であつて、前記設定手段によりオ
ートワイパ動作が設定されているとき、前記雨滴センサ
の検出結果に基づいて求められる払拭タイミングで、少
なくとも前記カムスイツチが電源ラインに導通して前記
ワイパブレードが払拭動作を開始するまで前記第4接点
を前記カムスイツチから離反して電源ラインに接続する
切換手段を含む制御回路とを有するワイパ制御装置であ
る。
また本考案は、少なくとも第1〜第4の各接点を備
え、第1接点はワイパブレードを駆動するワイパモータ
の低速用電源入力端子に対応し、第2接点は前記ワイパ
モータの高速用電源入力端子に対応し、第3接点は電源
ラインに接続され、第4接点は、前記ワイパブレードが
予め定める休止位置にあるときには接地ラインに導通
し、ワイパブレードが前記休止位置から離反して払拭動
作を開始すると、再び前記休止位置に復帰するまで電源
ラインに導通しているカムスイツチと接続され、停止モ
ードで前記第1接点と第4接点とが導通し、低速モード
で前記第1接点と第3接点とが導通し、高速モードで前
記第2接点と第3接点とが導通する、そのようなワイパ
スイツチを備えるワイパ制御装置において、 オートワイパ動作を設定する設定手段と、 降雨状態を検出する雨滴センサと、 前記ワイパスイツチの第4接点とカムスイツチとの間
に介在される制御回路であつて、前記設定手段にオート
ワイパ状態が設定されているときに、前記雨滴センサの
検出結果に基づいて求められる払拭タイミングで、少な
くとも前記カムスイツチが電源ラインに導通して、前記
ワイパブレードが払拭動作を開始するまで前記第4接点
を前記カムスイツチから離反して電源ラインに接続す
る、そのような切換手段を含む制御回路とを設け、 前記ワイパモータの低速用電源入力端子と前記ワイパ
スイツチの第2接点とを接続し、前記高速用電源入力端
子と前記第1接点とを接続することを特徴とするワイパ
制御装置である。
え、第1接点はワイパブレードを駆動するワイパモータ
の低速用電源入力端子に対応し、第2接点は前記ワイパ
モータの高速用電源入力端子に対応し、第3接点は電源
ラインに接続され、第4接点は、前記ワイパブレードが
予め定める休止位置にあるときには接地ラインに導通
し、ワイパブレードが前記休止位置から離反して払拭動
作を開始すると、再び前記休止位置に復帰するまで電源
ラインに導通しているカムスイツチと接続され、停止モ
ードで前記第1接点と第4接点とが導通し、低速モード
で前記第1接点と第3接点とが導通し、高速モードで前
記第2接点と第3接点とが導通する、そのようなワイパ
スイツチを備えるワイパ制御装置において、 オートワイパ動作を設定する設定手段と、 降雨状態を検出する雨滴センサと、 前記ワイパスイツチの第4接点とカムスイツチとの間
に介在される制御回路であつて、前記設定手段にオート
ワイパ状態が設定されているときに、前記雨滴センサの
検出結果に基づいて求められる払拭タイミングで、少な
くとも前記カムスイツチが電源ラインに導通して、前記
ワイパブレードが払拭動作を開始するまで前記第4接点
を前記カムスイツチから離反して電源ラインに接続す
る、そのような切換手段を含む制御回路とを設け、 前記ワイパモータの低速用電源入力端子と前記ワイパ
スイツチの第2接点とを接続し、前記高速用電源入力端
子と前記第1接点とを接続することを特徴とするワイパ
制御装置である。
作用 本考案に従えば、設定手段によつてオートワイパ動作
が設定されているときには、切換手段の働きによつて、
雨滴センサの検出結果に基づいて求められる払拭タイミ
ングで、カムスイツチが電源ラインに導通してワイパブ
レードが払拭動作を開始するまで第4接点をカムスイツ
チから離反して電源ラインに接続し、これによつて降雨
が激しくなつたときでも、その降雨状態に応じて高速で
連続的にワイパを駆動することができる。また、降雨が
少ないときにおいても、高速でワイパを駆動するように
してもよい。こうして本考案に従えば、いかなる降雨状
態であつても、ワイパの低速駆動と高速駆動との切換え
を行う必要がなく、オートワイパ動作時に降雨状態に応
じて、降雨が少ないときの間欠動作から、降雨が激しく
なつたときの高速の連続駆動までの制御を行うことがで
きる。
が設定されているときには、切換手段の働きによつて、
雨滴センサの検出結果に基づいて求められる払拭タイミ
ングで、カムスイツチが電源ラインに導通してワイパブ
レードが払拭動作を開始するまで第4接点をカムスイツ
チから離反して電源ラインに接続し、これによつて降雨
が激しくなつたときでも、その降雨状態に応じて高速で
連続的にワイパを駆動することができる。また、降雨が
少ないときにおいても、高速でワイパを駆動するように
してもよい。こうして本考案に従えば、いかなる降雨状
態であつても、ワイパの低速駆動と高速駆動との切換え
を行う必要がなく、オートワイパ動作時に降雨状態に応
じて、降雨が少ないときの間欠動作から、降雨が激しく
なつたときの高速の連続駆動までの制御を行うことがで
きる。
また本考案に従えば、少なくとも停止モードと低速モ
ードと、高速モードとに選択可能なワイパスイツチと、
該ワイパスイツチのスイツチング状態に対応して駆動さ
れるワイパモータと、該ワイパモータに関連して設けら
れてスイツチング状態が変化するカムスイツチとを備え
る既設のワイパ制御装置に、設定手段と、雨滴センサ
と、制御回路とを付加することによつて、オートワイパ
動作を実現させる。
ードと、高速モードとに選択可能なワイパスイツチと、
該ワイパスイツチのスイツチング状態に対応して駆動さ
れるワイパモータと、該ワイパモータに関連して設けら
れてスイツチング状態が変化するカムスイツチとを備え
る既設のワイパ制御装置に、設定手段と、雨滴センサ
と、制御回路とを付加することによつて、オートワイパ
動作を実現させる。
前記ワイパスイツチは、少なくとも第1〜第4の各接
点を備えており、第1接点はワイパモータの低速用電源
入力端子に対応し、第2接点はワイパモータの高速用電
源入力端子に対応し、第3接点は電源ラインに接続さ
れ、第4接点はカムスイツチの共通接点に接続されてい
る。
点を備えており、第1接点はワイパモータの低速用電源
入力端子に対応し、第2接点はワイパモータの高速用電
源入力端子に対応し、第3接点は電源ラインに接続さ
れ、第4接点はカムスイツチの共通接点に接続されてい
る。
前記カムスイツチにおいて、ワイパモータが起動され
て、ワイパブレードが予め定める休止位置から離反する
と、再び前記休止位置に復帰するまで、共通接点は電源
ラインに導通しており、またワイパブレードが前記休止
位置にあるときは、前記共通接点は接地ラインに導通し
ている。
て、ワイパブレードが予め定める休止位置から離反する
と、再び前記休止位置に復帰するまで、共通接点は電源
ラインに導通しており、またワイパブレードが前記休止
位置にあるときは、前記共通接点は接地ラインに導通し
ている。
前記制御回路は、ワイパスイツチの第4接点と、カム
スイツチの共通接点との間に介在され、またこれに対応
して、ワイパスイツチの第1接点とワイパモータの高速
用電源入力端子とが接続され、ワイパスイツチの第2接
点とワイパモータの低速用電源入力端子とが接続され
る。
スイツチの共通接点との間に介在され、またこれに対応
して、ワイパスイツチの第1接点とワイパモータの高速
用電源入力端子とが接続され、ワイパスイツチの第2接
点とワイパモータの低速用電源入力端子とが接続され
る。
制御回路は、リレーなどで実現される切換手段を備え
ており、前記雨滴センサの検出結果に基づいて、たとえ
ば降雨量が予め定める閾値以上となつた時点で、前記切
換手段の共通接点に接続されるワイパスイツチの第4接
点を、前記カムスイツチの接続される一方の個別接点か
ら離反して、電源ラインに接続される他方の個別接点に
接続する。これによつてワイパモータが起動されて、ワ
イパブレードが前記休止位置から離反するまで、前記ス
イツチング状態を保持する。
ており、前記雨滴センサの検出結果に基づいて、たとえ
ば降雨量が予め定める閾値以上となつた時点で、前記切
換手段の共通接点に接続されるワイパスイツチの第4接
点を、前記カムスイツチの接続される一方の個別接点か
ら離反して、電源ラインに接続される他方の個別接点に
接続する。これによつてワイパモータが起動されて、ワ
イパブレードが前記休止位置から離反するまで、前記ス
イツチング状態を保持する。
ワイパブレードの払拭動作が終了すると、カムスイツ
チの共通接点は、前記電源ラインから離反して接地ライ
ンに導通され、このとき制御回路の切換手段の共通接点
がカムスイツチの個別接点に導通しているときには動作
が終了し、こうして降雨状態に適した間欠払拭動作が実
現される。
チの共通接点は、前記電源ラインから離反して接地ライ
ンに導通され、このとき制御回路の切換手段の共通接点
がカムスイツチの個別接点に導通しているときには動作
が終了し、こうして降雨状態に適した間欠払拭動作が実
現される。
また前記ワイパブレードの払拭動作が終了した時点
で、前記切換手段の共通接点が電源ラインの個別接点に
接続されているときには、前記払拭動作が継続され、こ
うして高速連続動作が実現される。したがつて制御回路
内に単一の切換手段を設けるだけで、ワイパモータの起
動とともに、間欠駆動から高速連続駆動までを制御する
ことができる。
で、前記切換手段の共通接点が電源ラインの個別接点に
接続されているときには、前記払拭動作が継続され、こ
うして高速連続動作が実現される。したがつて制御回路
内に単一の切換手段を設けるだけで、ワイパモータの起
動とともに、間欠駆動から高速連続駆動までを制御する
ことができる。
さらにまた、第1接点と低速用電源入力端子とを接続
し、第2接点と高速用電源入力端子とを接続し、さらに
高速連続駆動まで制御可能なように高速用電源入力端子
に切換手段の共通接点を接続し、ワイパモータの起動の
ために前記共通接点を電源ラインに導通した場合に生じ
るような、低速用電源入力端子を介する地絡を防止する
ことができる。
し、第2接点と高速用電源入力端子とを接続し、さらに
高速連続駆動まで制御可能なように高速用電源入力端子
に切換手段の共通接点を接続し、ワイパモータの起動の
ために前記共通接点を電源ラインに導通した場合に生じ
るような、低速用電源入力端子を介する地絡を防止する
ことができる。
実施例 第1図は、本考案の一実施例のワイパ制御装置61の電
気的構成を示すブロック図である。このワイパ制御装置
61では、操作者は、ワイパモータ62を、停止モードであ
るOFFモードと、低速モードであるLOモードと、高速モ
ードであるHIモードとの、3つの動作モードで駆動する
ことができる。
気的構成を示すブロック図である。このワイパ制御装置
61では、操作者は、ワイパモータ62を、停止モードであ
るOFFモードと、低速モードであるLOモードと、高速モ
ードであるHIモードとの、3つの動作モードで駆動する
ことができる。
したがって、ステアリングコラムなどに設けられてい
るワイパスイツチ63が、前記動作モードに対応して第1
図に示されるようなスイツチング状態に切換わる。ワイ
パスイツチ63は、第1接点である接点+1と、第2接点
である接点+2と、第3接点である接点+Bと、第4接
点である接点+Sとを備えている。前記OFFモードでは
接点+1と接点+Sとが導通し、LOモードでは接点+1
と接点+Bとが導通し、HIモードでは接点+2と接点+
Bとが導通する。
るワイパスイツチ63が、前記動作モードに対応して第1
図に示されるようなスイツチング状態に切換わる。ワイ
パスイツチ63は、第1接点である接点+1と、第2接点
である接点+2と、第3接点である接点+Bと、第4接
点である接点+Sとを備えている。前記OFFモードでは
接点+1と接点+Sとが導通し、LOモードでは接点+1
と接点+Bとが導通し、HIモードでは接点+2と接点+
Bとが導通する。
前記接点+Bは、バツテリ64からヒユーズ67およびイ
グニシヨンキースイツチ68を介する電源ライン65に接続
されている。また、前記接点+2は前記ワイパモータ62
の低速用電源入力端子62aと接続され、前記接点+1は
ワイパモータ62の高速用電源入力端子62bと接続されて
いる。さらにまた、前記接点+Sはカムスイツチ66の共
通接点66aに接続されている。
グニシヨンキースイツチ68を介する電源ライン65に接続
されている。また、前記接点+2は前記ワイパモータ62
の低速用電源入力端子62aと接続され、前記接点+1は
ワイパモータ62の高速用電源入力端子62bと接続されて
いる。さらにまた、前記接点+Sはカムスイツチ66の共
通接点66aに接続されている。
前記カムスイツチ66は、ワイパモータ62に関連して設
けられている。前記共通接点66aは、ワイパモータ62が
停止しており、ワイパブレードが休止位置にある状態で
一方の個別接点66bに導通しており、ワイパモータ62が
起動されてワイパブレードが払拭動作を開始し、前記休
止位置から離反すると他方の個別接点66cに導通する。
前記個別接点66bとワイパモータ62の接地端子62cとは接
地されており、また個別接点66cは前記電源ライン65に
接続されている。
けられている。前記共通接点66aは、ワイパモータ62が
停止しており、ワイパブレードが休止位置にある状態で
一方の個別接点66bに導通しており、ワイパモータ62が
起動されてワイパブレードが払拭動作を開始し、前記休
止位置から離反すると他方の個別接点66cに導通する。
前記個別接点66bとワイパモータ62の接地端子62cとは接
地されており、また個別接点66cは前記電源ライン65に
接続されている。
したがつて、ワイパスイツチ63がLOモードに切換えら
れると、バツテリ64からの電力は、電源ライン65−接点
+B−接点+1−端子62bの経路でワイパモータ62に供
給され、ワイパモータ62は高速で連続駆動される。
れると、バツテリ64からの電力は、電源ライン65−接点
+B−接点+1−端子62bの経路でワイパモータ62に供
給され、ワイパモータ62は高速で連続駆動される。
こうしてワイパモータ62が起動し、カムスイツチ66の
接点66c,66a間が導通すると、前記ワイパスイツチ63がO
FFモードに切換えられても、前記バツテリ64からの電力
は、電源ライン65−接点66c−接点66a−後述する接点69
c−接点69a−接点+S−接点+1−端子62bの経路で、
ワイパブレードが休止位置に復帰するまで供給され続け
る。
接点66c,66a間が導通すると、前記ワイパスイツチ63がO
FFモードに切換えられても、前記バツテリ64からの電力
は、電源ライン65−接点66c−接点66a−後述する接点69
c−接点69a−接点+S−接点+1−端子62bの経路で、
ワイパブレードが休止位置に復帰するまで供給され続け
る。
ワイパスイツチ63がHIモードに切換えられると、バツ
テリ64からの電力は、電源ライン65−接点+B−接点+
2−端子62aの経路でワイパモータ62に供給され、ワイ
パモータ62はワイパブレードを低速で連続駆動する。ま
たこの状態でワイパスイツチ63が前記OFFモードに切換
えられても、前述と同様の経路でワイパモータ62の端子
62aに駆動電流が供給され、ワイパブレードは前記休止
位置に復帰される。
テリ64からの電力は、電源ライン65−接点+B−接点+
2−端子62aの経路でワイパモータ62に供給され、ワイ
パモータ62はワイパブレードを低速で連続駆動する。ま
たこの状態でワイパスイツチ63が前記OFFモードに切換
えられても、前述と同様の経路でワイパモータ62の端子
62aに駆動電流が供給され、ワイパブレードは前記休止
位置に復帰される。
このワイパ制御装置61に用いられるオートワイパ制御
回路71は、前記ワイパスイツチ63の接点+Sと、カムス
イツチ66の共通接点66aとの間に介在されている。この
オートワイパ制御回路71は、前記ワイパスイツチ63がOF
Fモードにある状態で、オートワイパスイツチ72が導通
されると、雨滴センサ73で検出される降雨状態に対応し
て、前記ワイパモータ62を駆動制御する。
回路71は、前記ワイパスイツチ63の接点+Sと、カムス
イツチ66の共通接点66aとの間に介在されている。この
オートワイパ制御回路71は、前記ワイパスイツチ63がOF
Fモードにある状態で、オートワイパスイツチ72が導通
されると、雨滴センサ73で検出される降雨状態に対応し
て、前記ワイパモータ62を駆動制御する。
雨滴センサ73の検出結果は、波形整形回路74で矩形波
パルスに整形された後、マイクロコンピユータなどで実
現される処理回路75に入力される。また前記オートワイ
パスイツチ72のスイツチング状態は、波形整形回路76で
チヤタリング成分などが除去された後、前記処理回路75
に入力される。
パルスに整形された後、マイクロコンピユータなどで実
現される処理回路75に入力される。また前記オートワイ
パスイツチ72のスイツチング状態は、波形整形回路76で
チヤタリング成分などが除去された後、前記処理回路75
に入力される。
一方、オートワイパ制御回路71内の各回路へは、電源
ライン65を介する電力が、定電圧回路70で安定化された
後、供給されている。
ライン65を介する電力が、定電圧回路70で安定化された
後、供給されている。
処理回路75は、ワイパスイツチ63がOFFモードに選択
されており、かつオートワイパスイツチ72が導通されて
いるときには、雨滴センサ73からの出力に基づいてリレ
ー77を励磁し、ワイパモータ62を駆動制御する。
されており、かつオートワイパスイツチ72が導通されて
いるときには、雨滴センサ73からの出力に基づいてリレ
ー77を励磁し、ワイパモータ62を駆動制御する。
すなわち、ワイパモータ62を間欠駆動するときには、
リレー77のリレーコイル78に励磁電流の供給を開始す
る。これによつて、リレースイツチ69の共通接点69aは
個別接点69bに導通する。したがつて前記電源ライン65
からの電力は、接点69b,69aからカムスイツチ63の接点
+S,+1を介して、ワイパモータ62の高速用電源入力端
子62bに供給され、ワイパモータ62が起動する。
リレー77のリレーコイル78に励磁電流の供給を開始す
る。これによつて、リレースイツチ69の共通接点69aは
個別接点69bに導通する。したがつて前記電源ライン65
からの電力は、接点69b,69aからカムスイツチ63の接点
+S,+1を介して、ワイパモータ62の高速用電源入力端
子62bに供給され、ワイパモータ62が起動する。
こうしてワイパモータ62を起動した後、処理回路75
は、ライン80から処理回路79を介して、カムスイツチ66
の接点66c,66a間が導通したことを検出すると、前記励
磁電流の供給を停止する。またワイパモータ62を高速連
続駆動するときには、リレーコイル78に、前記励磁電流
を供給し続ける。
は、ライン80から処理回路79を介して、カムスイツチ66
の接点66c,66a間が導通したことを検出すると、前記励
磁電流の供給を停止する。またワイパモータ62を高速連
続駆動するときには、リレーコイル78に、前記励磁電流
を供給し続ける。
ワイパモータ62が起動した後、前述のような間欠駆動
のために、あるいはオートワイパスイツチ72が遮断され
てリレーコイル78への励磁電流の供給が停止されても、
リレースイツチ69の共通接点69aが個別接点69cに導通す
るため、ワイパモータ62へは、カムスイツチ66の接点66
c,66aを介する電力が、ワイパスイツチ63の接点+S,+
1を介して供給され、ワイパブレードが休止位置に復帰
するまでワイパモータ62は駆動される。
のために、あるいはオートワイパスイツチ72が遮断され
てリレーコイル78への励磁電流の供給が停止されても、
リレースイツチ69の共通接点69aが個別接点69cに導通す
るため、ワイパモータ62へは、カムスイツチ66の接点66
c,66aを介する電力が、ワイパスイツチ63の接点+S,+
1を介して供給され、ワイパブレードが休止位置に復帰
するまでワイパモータ62は駆動される。
このようにワイパスイツチ63の接点+2とワイパモー
タ62の低速用電源入力端子62aとを接続し、ワイパスイ
ツチ63の接点+1とワイパモータ62の高速用電源入力端
子62bとを接続し、さらにカムスイツチ66の共通接点66a
の出力を、リレー69を介してワイパスイツチ63の接点+
Sに入力することによつて、従来技術の項で述べたよう
な地絡などの不具合が生じることなく、ワイパモータ62
を間欠駆動から高速連続駆動までを連続して制御するこ
とができる。
タ62の低速用電源入力端子62aとを接続し、ワイパスイ
ツチ63の接点+1とワイパモータ62の高速用電源入力端
子62bとを接続し、さらにカムスイツチ66の共通接点66a
の出力を、リレー69を介してワイパスイツチ63の接点+
Sに入力することによつて、従来技術の項で述べたよう
な地絡などの不具合が生じることなく、ワイパモータ62
を間欠駆動から高速連続駆動までを連続して制御するこ
とができる。
なおこの場合、ワイパスイツチ63のLOモードでの動作
と、HIモードでの動作とが反転してしまうため、ワイパ
スイツチ63の表示をシールなどで変更し、操作者の誤操
作を未然に防止することが望ましい。ただし、ワイパス
イツチ63の接点+2と接点+1とがワイパスイツチ63の
内部で入換可能であるときには、この限りではない。
と、HIモードでの動作とが反転してしまうため、ワイパ
スイツチ63の表示をシールなどで変更し、操作者の誤操
作を未然に防止することが望ましい。ただし、ワイパス
イツチ63の接点+2と接点+1とがワイパスイツチ63の
内部で入換可能であるときには、この限りではない。
第2図は本考案の他の実施例のワイパ制御装置81の構
成を示すブロック図であり、前述のワイパ制御装置61に
類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。このワ
イパ制御装置81に用いられるワイパスイツチ83は、2つ
の接点C1,Eが追加された合計6つの接点を有する。また
動作モードも、間欠動作モードであるINTモードが追加
されており、このINTモードでは、接点+1,+S間が導
通するとともに,前記接点C1,E間が導通する。
成を示すブロック図であり、前述のワイパ制御装置61に
類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。このワ
イパ制御装置81に用いられるワイパスイツチ83は、2つ
の接点C1,Eが追加された合計6つの接点を有する。また
動作モードも、間欠動作モードであるINTモードが追加
されており、このINTモードでは、接点+1,+S間が導
通するとともに,前記接点C1,E間が導通する。
またこのワイパ制御装置81には、コンデンサや抵抗な
どから成る充放電回路で実現される間欠駆動回路84と、
この間欠駆動回路84によつて制御されるリレー85とが設
けられている。間欠駆動回路84の端子84aは、ワイパス
イツチ83が前記INTモードに切換えられると、接点C1,E
を介して接地される。
どから成る充放電回路で実現される間欠駆動回路84と、
この間欠駆動回路84によつて制御されるリレー85とが設
けられている。間欠駆動回路84の端子84aは、ワイパス
イツチ83が前記INTモードに切換えられると、接点C1,E
を介して接地される。
間欠駆動回路84は、既設のままの状態では、上述のよ
うにして前記INTモードであることを検出し、リレー85
のリレーコイル86を、前記充放電回路の時定数に基づく
予め定める間欠時間毎に励磁する。
うにして前記INTモードであることを検出し、リレー85
のリレーコイル86を、前記充放電回路の時定数に基づく
予め定める間欠時間毎に励磁する。
一方、本考案のオートワイパ制御回路82を付加するた
めに、前記間欠駆動回路84の前記端子84aは、接点C1か
ら切断され、代わって接点C1は定電圧回路70と接続され
る。したがつてリレー85のリレーコイル86は消磁された
ままであり、リレースイツチ87の共通接点87aは個別接
点87bに導通したままであり、前記共通接点69aは接点+
Sと接続される。定電圧回路70はまた、前記電源ライン
65と接続されており、したがつてワイパスイツチ83がIN
Tモードに切換えられると、定電圧回路70に電力が供給
され、処理回路75はオートワイパ制御動作を行う。
めに、前記間欠駆動回路84の前記端子84aは、接点C1か
ら切断され、代わって接点C1は定電圧回路70と接続され
る。したがつてリレー85のリレーコイル86は消磁された
ままであり、リレースイツチ87の共通接点87aは個別接
点87bに導通したままであり、前記共通接点69aは接点+
Sと接続される。定電圧回路70はまた、前記電源ライン
65と接続されており、したがつてワイパスイツチ83がIN
Tモードに切換えられると、定電圧回路70に電力が供給
され、処理回路75はオートワイパ制御動作を行う。
このようにして、INTモード付きのワイパスイツチ83
が用いられるときには、前記INTモードに設定される
と、オートワイパ制御回路82は、ワイパモータ62を間欠
駆動から高速連続駆動までを制御する。
が用いられるときには、前記INTモードに設定される
と、オートワイパ制御回路82は、ワイパモータ62を間欠
駆動から高速連続駆動までを制御する。
第3図は本考案のさらに他の実施例のワイパ制御装置
91のブロツク図であり、前述の実施例に対応する部分に
は同一の参照符を付す。このワイパ制御装置91に設けら
れているワイパスイツチ93は、前述のワイパスイツチ63
の4つの接点に加えて、INTモードで相互に導通する接
点INT1,INT2が追加された合計6つの接点を有する。
91のブロツク図であり、前述の実施例に対応する部分に
は同一の参照符を付す。このワイパ制御装置91に設けら
れているワイパスイツチ93は、前述のワイパスイツチ63
の4つの接点に加えて、INTモードで相互に導通する接
点INT1,INT2が追加された合計6つの接点を有する。
また前記ワイパスイツチ93と一体で構成される間欠駆
動回路84は、端子84a,84bを介して前記接点INT1,INT2間
のスイツチング状態を検出しており、ワイパスイツチ93
がINTモードに選択されると、予め定める間欠時間毎に
リレーコイル86を励磁する。
動回路84は、端子84a,84bを介して前記接点INT1,INT2間
のスイツチング状態を検出しており、ワイパスイツチ93
がINTモードに選択されると、予め定める間欠時間毎に
リレーコイル86を励磁する。
一方、オートワイパ制御回路92には、レベル弁別回路
95が設けられている。レベル弁別回路95には、前記電源
ライン65を介する電力が供給されており、またこのレベ
ル弁別回路95は、非常に低いデユーテイの矩形波パルス
を、検査信号としてライン94を介して間欠駆動回路84へ
与える。
95が設けられている。レベル弁別回路95には、前記電源
ライン65を介する電力が供給されており、またこのレベ
ル弁別回路95は、非常に低いデユーテイの矩形波パルス
を、検査信号としてライン94を介して間欠駆動回路84へ
与える。
間欠駆動回路84内のコンデンサは、ライン94を介して
ハイレベルの電圧が印加されているときには放電し、ま
たローレベルの電圧が印加されると充電を開始し、やが
て満充電となつて安定状態となり、リレーコイル86を励
磁する。
ハイレベルの電圧が印加されているときには放電し、ま
たローレベルの電圧が印加されると充電を開始し、やが
て満充電となつて安定状態となり、リレーコイル86を励
磁する。
したがつてワイパスイツチ83がINTモードに選択され
ているときには、前記レベル弁別回路95からの検査信号
によつて、間欠駆動回路84はリレーコイル86を連続して
励磁する。なお、このオートワイパ制御回路92内の定電
圧回路70はワイパスイツチ83の接点+1と接続されてお
り、したがつてワイパスイツチ83がINTモードまたはLO
モードに選択されると、接点+S,+1を介して、または
接点+B,+1を介して、電源ライン65からの電力が供給
される。またワイパモータ62の高速用電源入力端子62b
は、リレースイツチ69の共通接点69aと接続されてい
る。
ているときには、前記レベル弁別回路95からの検査信号
によつて、間欠駆動回路84はリレーコイル86を連続して
励磁する。なお、このオートワイパ制御回路92内の定電
圧回路70はワイパスイツチ83の接点+1と接続されてお
り、したがつてワイパスイツチ83がINTモードまたはLO
モードに選択されると、接点+S,+1を介して、または
接点+B,+1を介して、電源ライン65からの電力が供給
される。またワイパモータ62の高速用電源入力端子62b
は、リレースイツチ69の共通接点69aと接続されてい
る。
一方、前記検査信号に応答したライン94の電圧レベル
に基づいて、ワイパスイツチ93がINTモードに選択され
ているかまたはLOモードに選択されているかを検出する
ことができる。この検出結果は、前記処理回路75に与え
られている。オートワイパ制御回路92は、ワイパスイツ
チ83がINTモードであるときには、前記雨滴センサ73の
検出結果に基づいて、リレーコイル78を励磁する。
に基づいて、ワイパスイツチ93がINTモードに選択され
ているかまたはLOモードに選択されているかを検出する
ことができる。この検出結果は、前記処理回路75に与え
られている。オートワイパ制御回路92は、ワイパスイツ
チ83がINTモードであるときには、前記雨滴センサ73の
検出結果に基づいて、リレーコイル78を励磁する。
このようにして、ワイパスイツチ93のスイツチング状
態を前記検査信号を用いて検出し、その検出結果に応答
したワイパ制御を行うことができる。
態を前記検査信号を用いて検出し、その検出結果に応答
したワイパ制御を行うことができる。
以上のようにして、前述の第1図〜第3図に示される
ワイパ制御装置61,81,91では、既設のワイパ制御装置に
オートワイパ制御回路71,82,92を付加することによつ
て、オートワイパ機能を追加することができる。
ワイパ制御装置61,81,91では、既設のワイパ制御装置に
オートワイパ制御回路71,82,92を付加することによつ
て、オートワイパ機能を追加することができる。
第4図は本考案の他の実施例のワイパ制御装置101の
ブロツク図であり、前述の実施例に対応する部分には同
一の参照符を付す。このワイパ制御装置101のオートワ
イパ制御回路102は、オートワイパスイツチ72が導通さ
れると、雨滴センサ73の検出結果に応答して、ワイパモ
ータ62の高速用電源入力端子62bに駆動信号を出力し、
間欠駆動から高速連続駆動までを制御する。
ブロツク図であり、前述の実施例に対応する部分には同
一の参照符を付す。このワイパ制御装置101のオートワ
イパ制御回路102は、オートワイパスイツチ72が導通さ
れると、雨滴センサ73の検出結果に応答して、ワイパモ
ータ62の高速用電源入力端子62bに駆動信号を出力し、
間欠駆動から高速連続駆動までを制御する。
このように本考案に従うワイパ制御装置61,81,91,101
では、オートワイパ制御回路71,82,92,102にはワイパモ
ータ62を起動するための単一のリレー77しか設けられて
おらず、したがつて構成を簡略化することができるとと
もに、省スペース化を図ることができる。
では、オートワイパ制御回路71,82,92,102にはワイパモ
ータ62を起動するための単一のリレー77しか設けられて
おらず、したがつて構成を簡略化することができるとと
もに、省スペース化を図ることができる。
また前述の従来技術で述べたような地絡などの不具合
を生じることなく、既設のワイパスイツチ63,83,93を備
えるワイパ制御装置にも好適に実施することができる。
を生じることなく、既設のワイパスイツチ63,83,93を備
えるワイパ制御装置にも好適に実施することができる。
考案の効果 本考案によれば、オートワイパ動作が設定されている
ときには、いかなる降雨状態であつても、ワイパの低速
駆動と高速駆動との切換えを行う必要がなく、オートワ
イパ動作時に降雨状態に応じて、降雨が少ないときの間
欠動作から、降雨が激しくなつたときの高速の連続駆動
までの制御を行うことができるという優れた効果が達成
される。
ときには、いかなる降雨状態であつても、ワイパの低速
駆動と高速駆動との切換えを行う必要がなく、オートワ
イパ動作時に降雨状態に応じて、降雨が少ないときの間
欠動作から、降雨が激しくなつたときの高速の連続駆動
までの制御を行うことができるという優れた効果が達成
される。
また本考案によれば、既設のワイパ制御装置にオート
ワイパ機能を付加する制御回路は、単一の切換手段で、
ワイパモータの起動とともに、間欠駆動から高速連続駆
動までを制御するので、占有スペースの大きい切換手段
の部品数を削減することができ、構成の小形化および低
コスト化を図ることができる。
ワイパ機能を付加する制御回路は、単一の切換手段で、
ワイパモータの起動とともに、間欠駆動から高速連続駆
動までを制御するので、占有スペースの大きい切換手段
の部品数を削減することができ、構成の小形化および低
コスト化を図ることができる。
また第1接点と低速用電源入力端子とを接続し、第2
接点と高速用電源入力端子とを接続し、さらに高速連続
駆動まで制御可能なように高速用電源入力端子に切換手
段の共通接点を接続し、ワイパモータの起動のために前
記共通接点を電源ラインに導通した場合に生じるよう
な、低速用電源入力端子を介する地絡を防止することが
できる。
接点と高速用電源入力端子とを接続し、さらに高速連続
駆動まで制御可能なように高速用電源入力端子に切換手
段の共通接点を接続し、ワイパモータの起動のために前
記共通接点を電源ラインに導通した場合に生じるよう
な、低速用電源入力端子を介する地絡を防止することが
できる。
第1図は本考案の一実施例のワイパ制御装置61の電気的
構成を示すブロツク図、第2図は本考案の他の実施例の
ワイパ制御装置81の構成を示すブロツク図、第3図は本
考案のさらに他の実施例のワイパ制御装置91の構成を示
すブロツク図、第4図は本考案の他の実施例のワイパ制
御装置101の構成を示すブロツク図、第5図は基本的な
ワイパ制御装置1の電気回路図、第6図は他の基本的な
ワイパ制御装置11の構成を示すブロツク図、第7図は第
5図で示されるワイパ制御装置1にオートワイパ制御回
路21を付加した典型的な従来技術のワイパ制御装置1aの
構成を示すブロツク図、第8図は第6図で示されるワイ
パ制御装置11にオートワイパ制御回路41を付加した他の
従来技術のワイパ制御装置11aの構成を示すブロツク
図、第9図はさらに他の従来技術のワイパ制御装置51の
構成を示すブロツク図、第10図は従来技術の問題点を説
明するためのワイパ制御装置1bの構成を示すブロツク図
である。 61,81,91,101……ワイパ制御装置、62……ワイパモー
タ、63,83,93……ワイパスイツチ、64……バツテリ、65
……電源ライン、66……カムスイツチ、71,82,92,102…
…オートワイパ制御回路、72……オートワイパスイツ
チ、73……雨滴センサ、75……処理回路、77……リレー
構成を示すブロツク図、第2図は本考案の他の実施例の
ワイパ制御装置81の構成を示すブロツク図、第3図は本
考案のさらに他の実施例のワイパ制御装置91の構成を示
すブロツク図、第4図は本考案の他の実施例のワイパ制
御装置101の構成を示すブロツク図、第5図は基本的な
ワイパ制御装置1の電気回路図、第6図は他の基本的な
ワイパ制御装置11の構成を示すブロツク図、第7図は第
5図で示されるワイパ制御装置1にオートワイパ制御回
路21を付加した典型的な従来技術のワイパ制御装置1aの
構成を示すブロツク図、第8図は第6図で示されるワイ
パ制御装置11にオートワイパ制御回路41を付加した他の
従来技術のワイパ制御装置11aの構成を示すブロツク
図、第9図はさらに他の従来技術のワイパ制御装置51の
構成を示すブロツク図、第10図は従来技術の問題点を説
明するためのワイパ制御装置1bの構成を示すブロツク図
である。 61,81,91,101……ワイパ制御装置、62……ワイパモー
タ、63,83,93……ワイパスイツチ、64……バツテリ、65
……電源ライン、66……カムスイツチ、71,82,92,102…
…オートワイパ制御回路、72……オートワイパスイツ
チ、73……雨滴センサ、75……処理回路、77……リレー
Claims (2)
- 【請求項1】降雨状態を検出する雨滴センサと、 該雨滴センサの検出結果に基づいて求められる払拭タイ
ミングでワイパブレードの払拭動作を行うオートワイパ
動作を設定する設定手段と、 少なくとも第1〜第4の各接点を備え、第1接点はワイ
パブレードを駆動するワイパモータの高速用電源入力端
子と接続され、第2接点は前記ワイパモータの低速用電
源入力端子に接続され、第3接点は電源ラインに接続さ
れ、第4接点は前記ワイパブレードが予め定める休止位
置にあるときには接地ラインに導通し、ワイパブレード
が前記休止位置から離反して払拭動作を開始すると、再
び前記休止位置に復帰するまで電源ラインに導通してい
るカムスイツチと接続され、前記オートワイパ動作の設
定時は前記第1接点と前記第4接点が導通するよう構成
されるスイツチ部と、 前記スイツチ部の第4接点と前記カムスイツチとの間に
介在される制御回路であつて、前記設定手段によりオー
トワイパ動作が設定されているときに、前記雨滴センサ
の検出結果に基づいて求められる払拭タイミングで、少
なくとも前記カムスイツチが電源ラインに導通して前記
ワイパブレードが払拭動作を開始するまで前記第4接点
を前記カムスイツチから離反して電源ラインに接続する
切換手段を含む制御回路とを有するワイパ制御装置。 - 【請求項2】少なくとも第1〜第4の各接点を備え、第
1接点はワイパブレードを駆動するワイパモータの低速
用電源入力端子に対応し、第2接点は前記ワイパモータ
の高速用電源入力端子に対応し、第3接点は電源ライン
に接続され、第4接点は、前記ワイパブレードが予め定
める休止位置にあるときには接地ラインに導通し、ワイ
パブレードが前記休止位置から離反して払拭動作を開始
すると、再び前記休止位置に復帰するまで電源ラインに
導通しているカムスイツチと接続され、停止モードで前
記第1接点と第4接点とが導通し、低速モードで前記第
1接点と第3接点とが導通し、高速モードで前記第2接
点と第3接点とが導通する、そのようなワイパスイツチ
を備えるワイパ制御装置において、 オートワイパ動作を設定する設定手段と、 降雨状態を検出する雨滴センサと、 前記ワイパスイツチの第4接点とカムスイツチとの間に
介在される制御回路であつて、前記設定手段にオートワ
イパ状態が設定されているときに、前記雨滴センサの検
出結果に基づいて求められる払拭タイミングで、少なく
とも前記カムスイツチが電源ラインに導通して、前記ワ
イパブレードが払拭動作を開始するまで前記第4接点を
前記カムスイツチから離反して電源ラインに接続する、
そのような切換手段を含む制御回路とを設け、 前記ワイパモータの低速用電源入力端子と前記ワイパス
イツチの第2接点とを接続し、前記高速用電源入力端子
と前記第1接点とを接続することを特徴とするワイパ制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990125818U JP2550332Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ワイパ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990125818U JP2550332Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ワイパ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481859U JPH0481859U (ja) | 1992-07-16 |
JP2550332Y2 true JP2550332Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=31873399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990125818U Expired - Lifetime JP2550332Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ワイパ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550332Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6246251U (ja) * | 1985-09-11 | 1987-03-20 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP1990125818U patent/JP2550332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481859U (ja) | 1992-07-16 |
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