JP3334177B2 - メタクリル系ブロック共重合体およびその製造方法 - Google Patents
メタクリル系ブロック共重合体およびその製造方法Info
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- JP3334177B2 JP3334177B2 JP24099392A JP24099392A JP3334177B2 JP 3334177 B2 JP3334177 B2 JP 3334177B2 JP 24099392 A JP24099392 A JP 24099392A JP 24099392 A JP24099392 A JP 24099392A JP 3334177 B2 JP3334177 B2 JP 3334177B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性、耐熱性に優
れたポリメタクリル酸エステルブロックと、ポリアクリ
ル酸エステルブロックとから成るブロック共重合体に関
する。
れたポリメタクリル酸エステルブロックと、ポリアクリ
ル酸エステルブロックとから成るブロック共重合体に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリメタクリル酸エステル系樹脂(PM
MA)はラジカル重合で製造され、耐候性が優れた樹脂
であるが、ホモポリマーは耐衝撃強度が小さい為に、例
えば乳化重合で製造したポリアクリル酸エステル系のゴ
ムを配合して耐衝撃性を付与している。
MA)はラジカル重合で製造され、耐候性が優れた樹脂
であるが、ホモポリマーは耐衝撃強度が小さい為に、例
えば乳化重合で製造したポリアクリル酸エステル系のゴ
ムを配合して耐衝撃性を付与している。
【0003】しかし、この方法では耐衝撃強度の改善が
それほど大きくなく、より耐衝撃性の高いPMMAが望
まれていた。。更に、PMMAのガラス転移温度が10
5℃前後である為めに、高価なマレイミド類と共重合し
たり、PMMAをイミド化するなどにより耐熱温度を高
めていたが、より安価で製造できる方法の出現が望まれ
ている。
それほど大きくなく、より耐衝撃性の高いPMMAが望
まれていた。。更に、PMMAのガラス転移温度が10
5℃前後である為めに、高価なマレイミド類と共重合し
たり、PMMAをイミド化するなどにより耐熱温度を高
めていたが、より安価で製造できる方法の出現が望まれ
ている。
【0004】かかる方法として、ポリメタクリル酸アル
キルエステル分子の両末端に高立体規則性のポリアクリ
ル酸アルキルエステルが結合した構造を分子内に少くと
も一つ有するブロック共重合体にする方法が考えられ
る。このようなブロック共重合体を製造するには、アク
リル酸アルキルエステルも、メタクリル酸アルキルエス
テルも共にリビング重合し、しかもメタクリル酸アルキ
ルエステルは立体規則性重合するが、アクリル酸アルキ
ルエステルは立体規則性重合しない開始剤が必要であ
る。更に、ポリメタクリル酸アルキルエステルのリビン
グ重合活性末端にアクリル酸アルキルエステルがリビン
グ重合し、逆に、ポリアクリル酸アルキルエステルのリ
ビング重合末端にメタクリル酸アルキルエステルがリビ
ング重合する開始剤が開発できれば、上述のブロック共
重合体が容易に製造できる。
キルエステル分子の両末端に高立体規則性のポリアクリ
ル酸アルキルエステルが結合した構造を分子内に少くと
も一つ有するブロック共重合体にする方法が考えられ
る。このようなブロック共重合体を製造するには、アク
リル酸アルキルエステルも、メタクリル酸アルキルエス
テルも共にリビング重合し、しかもメタクリル酸アルキ
ルエステルは立体規則性重合するが、アクリル酸アルキ
ルエステルは立体規則性重合しない開始剤が必要であ
る。更に、ポリメタクリル酸アルキルエステルのリビン
グ重合活性末端にアクリル酸アルキルエステルがリビン
グ重合し、逆に、ポリアクリル酸アルキルエステルのリ
ビング重合末端にメタクリル酸アルキルエステルがリビ
ング重合する開始剤が開発できれば、上述のブロック共
重合体が容易に製造できる。
【0005】このような三つ以上のブロック部分を有す
るブロック共重合体を与える開始剤は知られていない。
ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート
等のラジカル開始剤は、メタクリル酸アルキルエステル
もアクリル酸アルキルエステルもリビング重合しない
し、メタクリル酸アルキルエステルの高立体規則性重合
もしないことはよく知られている。
るブロック共重合体を与える開始剤は知られていない。
ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート
等のラジカル開始剤は、メタクリル酸アルキルエステル
もアクリル酸アルキルエステルもリビング重合しない
し、メタクリル酸アルキルエステルの高立体規則性重合
もしないことはよく知られている。
【0006】シリルケテンアセタール/ルイス酸系のい
わゆるグループトランスファー重合開始剤は、メタクリ
ル酸エステルもアクリル酸エステルもリビング重合する
が、得られるポリメタクリル酸エステルは立体規則性で
ない(特開昭62−292806号)。同様に、ポリフ
ィリン・有機アルミニウム錯体もメタクリル酸エステ
ル、アクリル酸とエステルともにリビング重合するが、
メタクリル酸エステルは立体規則性重合しない(S.I
noue etal,.Maeromolecule
s,24,824(1991))。
わゆるグループトランスファー重合開始剤は、メタクリ
ル酸エステルもアクリル酸エステルもリビング重合する
が、得られるポリメタクリル酸エステルは立体規則性で
ない(特開昭62−292806号)。同様に、ポリフ
ィリン・有機アルミニウム錯体もメタクリル酸エステ
ル、アクリル酸とエステルともにリビング重合するが、
メタクリル酸エステルは立体規則性重合しない(S.I
noue etal,.Maeromolecule
s,24,824(1991))。
【0007】グリニヤー試薬はメタクリル酸アルキルエ
ステルを−70℃以下の低温でリビングで高立体規則性
重合するが、アクリル酸エステルはリビング重合しない
(T.Kitayama etal.,Makromo
l−Chem.Suppl.,15,167(198
9))。有機希土類金属錯体を開始剤にすると、メタク
リル酸エステルもアクリル酸エステルもリビング重合
し、メタクリル酸エステルは高立体規則性(シンジオタ
クチック)で重合する。一方、メタクリル酸メチルをま
ず重合したのち、続いてアクリル酸メチルを共重合する
とブロック共重合するが、逆にアクリル酸エステルをま
ず重合し、引き続いてメタクリル酸エステルを加えても
ブロック共重合体が得られるかどうかは不明であった
(特開平3−263412号、特開平2−258808
号、ファインケミカル Vol.20,No.4,5〜
15頁;1991年3月1日号〕。
ステルを−70℃以下の低温でリビングで高立体規則性
重合するが、アクリル酸エステルはリビング重合しない
(T.Kitayama etal.,Makromo
l−Chem.Suppl.,15,167(198
9))。有機希土類金属錯体を開始剤にすると、メタク
リル酸エステルもアクリル酸エステルもリビング重合
し、メタクリル酸エステルは高立体規則性(シンジオタ
クチック)で重合する。一方、メタクリル酸メチルをま
ず重合したのち、続いてアクリル酸メチルを共重合する
とブロック共重合するが、逆にアクリル酸エステルをま
ず重合し、引き続いてメタクリル酸エステルを加えても
ブロック共重合体が得られるかどうかは不明であった
(特開平3−263412号、特開平2−258808
号、ファインケミカル Vol.20,No.4,5〜
15頁;1991年3月1日号〕。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ポリアクリル酸エステ
ル分子の両末端に高シンジオタクチックのポリメタクリ
ル酸エステルが結合した構造を分子内に少くとも一つ有
するブロック共重合体を製造し、耐熱性と耐衝撃性もし
くはエラストマー的性質の優れたブロック共重合体を提
供する。
ル分子の両末端に高シンジオタクチックのポリメタクリ
ル酸エステルが結合した構造を分子内に少くとも一つ有
するブロック共重合体を製造し、耐熱性と耐衝撃性もし
くはエラストマー的性質の優れたブロック共重合体を提
供する。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明の第1は、メタクリ
ル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜3)
に基づくシンジオタクチック重合体ブロックAと、アク
リル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜
8)の非立体規則性重合体ブロック(B)を含む式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、mは1〜5の整数を示
す。〕で示されるブロック共重合体であって、ブロック
Aの分子量が1,000〜700,000、ブロックB
の分子量が1,000〜700,000であり、ブロッ
ク共重合体全体の分子量が3,000〜2,000,0
00であることを特徴とするメタクリル系ブロック共重
合体を提供するものである。
ル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜3)
に基づくシンジオタクチック重合体ブロックAと、アク
リル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜
8)の非立体規則性重合体ブロック(B)を含む式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、mは1〜5の整数を示
す。〕で示されるブロック共重合体であって、ブロック
Aの分子量が1,000〜700,000、ブロックB
の分子量が1,000〜700,000であり、ブロッ
ク共重合体全体の分子量が3,000〜2,000,0
00であることを特徴とするメタクリル系ブロック共重
合体を提供するものである。
【0010】本発明の第2は、有機希土類金属錯体を開
始剤として、−100℃〜+100℃の温度で、まず、
メタクリル酸アルキルエステルを転化率が90%以上に
なるまで重合し、引き続きアクリル酸アルキルエステル
及びメタクリル酸アルキルエステルを交互に1回以上、
しかもそれぞれの転化率が90%以上になってから添加
して重合してメタクリル酸アルキルエステル(アルキル
基の炭素数は1〜3)に基づくシンジオタクチック重合
体ブロックAと、アクリル酸アルキルエステル(アルキ
ル基の炭素数は1〜8)の非立体規則性重合体ブロック
(B)を含む式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、mは1〜5の整数を示
す。〕で示されるブロック共重合体であって、ブロック
Aの分子量が1,000〜700,000、ブロックB
の分子量が1,000〜700,000であり、ブロッ
ク共重合体全体の分子量が3,000〜2,000,0
00であるメタクリル系ブロック共重合体を製造するこ
とを特徴とするブロック共重合体の製造方法を提供する
ものである。
始剤として、−100℃〜+100℃の温度で、まず、
メタクリル酸アルキルエステルを転化率が90%以上に
なるまで重合し、引き続きアクリル酸アルキルエステル
及びメタクリル酸アルキルエステルを交互に1回以上、
しかもそれぞれの転化率が90%以上になってから添加
して重合してメタクリル酸アルキルエステル(アルキル
基の炭素数は1〜3)に基づくシンジオタクチック重合
体ブロックAと、アクリル酸アルキルエステル(アルキ
ル基の炭素数は1〜8)の非立体規則性重合体ブロック
(B)を含む式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、mは1〜5の整数を示
す。〕で示されるブロック共重合体であって、ブロック
Aの分子量が1,000〜700,000、ブロックB
の分子量が1,000〜700,000であり、ブロッ
ク共重合体全体の分子量が3,000〜2,000,0
00であるメタクリル系ブロック共重合体を製造するこ
とを特徴とするブロック共重合体の製造方法を提供する
ものである。
【0011】
【作用】通常知られている(配位)アニオンリビング重
合においては、タイプの異るモノマーのブロック共重合
で、重合の順序を逆にするとブロック共重合することは
極めて困難であるが、有機希土類金属錯体を重合開始剤
として用いることによりA−B−Aのシワのブロックを
有するメタクリル酸アルキルエステルとアクリル酸アル
キルエステルとのブロック共重合体を製造することがで
きる。
合においては、タイプの異るモノマーのブロック共重合
で、重合の順序を逆にするとブロック共重合することは
極めて困難であるが、有機希土類金属錯体を重合開始剤
として用いることによりA−B−Aのシワのブロックを
有するメタクリル酸アルキルエステルとアクリル酸アル
キルエステルとのブロック共重合体を製造することがで
きる。
【0012】
【発明の具体的な説明】メタクリル酸アルキルエステル メタクリル酸アルキルエステルとしてはメタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピ
ル、メタクリル酸イソプロピルが利用できる。アルキル
基の炭素数が4以上のメタクリル酸アルキルエステルで
は得られるランダム共重合体のガラス転移点が低くな
り、耐熱性、曲げ剛性が低いものとなる。
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピ
ル、メタクリル酸イソプロピルが利用できる。アルキル
基の炭素数が4以上のメタクリル酸アルキルエステルで
は得られるランダム共重合体のガラス転移点が低くな
り、耐熱性、曲げ剛性が低いものとなる。
【0013】しかし、本発明の目的を損わない範囲でメ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸
シクロヘキシル、メタクリル酸ペンタデシル等を共重合
成分として用いても良い。アクリル酸アルキルエステル アクリル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸ヘキ
シル、アクリル酸2エチルヘキシレートが利用できる。
タクリル酸ブチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸
シクロヘキシル、メタクリル酸ペンタデシル等を共重合
成分として用いても良い。アクリル酸アルキルエステル アクリル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸ヘキ
シル、アクリル酸2エチルヘキシレートが利用できる。
【0014】有機希土類金属化合物 重合開始剤として用いられる有機希土類金属化合物は、
2価または3価、好ましくは3価の希土類金属(周期表
3A族;Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、S
m、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Y
b、Lu)から選ばれた希土類元素を含む有機化合物で
ある。好ましくは、式(I)
2価または3価、好ましくは3価の希土類金属(周期表
3A族;Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、S
m、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Y
b、Lu)から選ばれた希土類元素を含む有機化合物で
ある。好ましくは、式(I)
【0015】
【化1】
【0016】または式(II)
【0017】
【化2】
【0018】〔式中R1 〜R10は水素原子または炭素数
1〜5の炭化水素基またはケイ素を含む炭化水素基であ
り、R1 〜R18は隣接するR基と炭化水素基を介して結
合していてもよい。MはSc、Y、La、Ce、Pr、
Nd、Pm、Sm、Eu、Ga、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Luである。Xは水素原子または炭素
数1〜10の炭化水素基またはケイソを含む炭化水素基
である。Zは炭素数1〜3のアルキレン基またはアルキ
ルシリル基である。Dは溶媒分子でありn=0〜3であ
る。〕で示される錯体が好ましい。
1〜5の炭化水素基またはケイ素を含む炭化水素基であ
り、R1 〜R18は隣接するR基と炭化水素基を介して結
合していてもよい。MはSc、Y、La、Ce、Pr、
Nd、Pm、Sm、Eu、Ga、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Luである。Xは水素原子または炭素
数1〜10の炭化水素基またはケイソを含む炭化水素基
である。Zは炭素数1〜3のアルキレン基またはアルキ
ルシリル基である。Dは溶媒分子でありn=0〜3であ
る。〕で示される錯体が好ましい。
【0019】具体的には、ビスシクロペンタジエニルル
テチウムハイドライド、ビスシクロペンタジエニルルテ
チウムメチル、ビスシクロペンタジエニルルテチウムエ
チル、ビスシクロペンタジエニルルテチウムビストリメ
チルシリルメチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエ
ニルルテチウムハイドライド、ビスペンタメチルシクロ
ペンタジエニルルテチウムメチル、ビスペンタメチルシ
クロペンタジエニルルテチウムビストリメチルシリルメ
チル、ビスシクロペンタジエニルイッテルビュウムハイ
ドライド、ビスシクロペンタジエニルイッテルビュウム
メチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルイッテ
ルビュウムハイドライド、ビスペンタメチルシクロペン
タジエニルイッテルビュウムメチル、ビスペンタメチル
シクロペンタジエニルイッテルビュウムビストリメチル
シリルメチル、ビスシクロペンタジエニルサマリウムハ
イドライド、ビスシクロペンタジエニルサマリウムメチ
ル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルサマリウム
ハイドライド、ビスペンタメチルシクロペンタジエニル
サマリウムメチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエ
ニルサマリウムビストリメチルシリルメチル、ビスシク
ロペンタジエニルヨーロピウムハイドライド、ビスシク
ロペンタジエニルヨーロピウムメチル、ビスペンタメチ
ルシクロペンタジエニルヨーロピウムハイドライド、ビ
スペンタメチルシクロペンタジエニルヨーロピウムメチ
ル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルネオジウム
メチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルセリウ
ムハイドライド、ビスペンタメチルシクロペンタジエニ
ルイットリウムメチル、ビスペンタメチルシクロペンタ
ジエニルスカンジウムハイドライド、ビスペンタメチル
シクロペンタジエニルスカンジウムメチル、ビスインデ
ニルルテチウムメチル、エチレンビスインデニルルテチ
ウムメチル、エチレンビスシクロペンタジエニルルテチ
ウムメチルなどが挙げられるがこれらに限定されるもの
ではない。
テチウムハイドライド、ビスシクロペンタジエニルルテ
チウムメチル、ビスシクロペンタジエニルルテチウムエ
チル、ビスシクロペンタジエニルルテチウムビストリメ
チルシリルメチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエ
ニルルテチウムハイドライド、ビスペンタメチルシクロ
ペンタジエニルルテチウムメチル、ビスペンタメチルシ
クロペンタジエニルルテチウムビストリメチルシリルメ
チル、ビスシクロペンタジエニルイッテルビュウムハイ
ドライド、ビスシクロペンタジエニルイッテルビュウム
メチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルイッテ
ルビュウムハイドライド、ビスペンタメチルシクロペン
タジエニルイッテルビュウムメチル、ビスペンタメチル
シクロペンタジエニルイッテルビュウムビストリメチル
シリルメチル、ビスシクロペンタジエニルサマリウムハ
イドライド、ビスシクロペンタジエニルサマリウムメチ
ル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルサマリウム
ハイドライド、ビスペンタメチルシクロペンタジエニル
サマリウムメチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエ
ニルサマリウムビストリメチルシリルメチル、ビスシク
ロペンタジエニルヨーロピウムハイドライド、ビスシク
ロペンタジエニルヨーロピウムメチル、ビスペンタメチ
ルシクロペンタジエニルヨーロピウムハイドライド、ビ
スペンタメチルシクロペンタジエニルヨーロピウムメチ
ル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルネオジウム
メチル、ビスペンタメチルシクロペンタジエニルセリウ
ムハイドライド、ビスペンタメチルシクロペンタジエニ
ルイットリウムメチル、ビスペンタメチルシクロペンタ
ジエニルスカンジウムハイドライド、ビスペンタメチル
シクロペンタジエニルスカンジウムメチル、ビスインデ
ニルルテチウムメチル、エチレンビスインデニルルテチ
ウムメチル、エチレンビスシクロペンタジエニルルテチ
ウムメチルなどが挙げられるがこれらに限定されるもの
ではない。
【0020】なお、これらの例示では、溶媒分子D(例
えばテトラハイドロフラン(THF)、ジエチルエーテ
ル、ベンゼン、トルエン等)は省略して記載した。これ
らの化合物は、公知の方法(Tobin J.Mark
s,J.Am.Chem.Soc.107,8091,
1985.;William.J.Evans,J.A
m.Chem.Soc.;105,1401,198
3.;P.L.Watson,A.C.S.Sym
p.,495,1983.;TobinJ.Mark
s,WO 8605788)により合成することができ
る。中でも式(I)、(II)においてR1 〜R10の全て
がメチル基のものが良い。
えばテトラハイドロフラン(THF)、ジエチルエーテ
ル、ベンゼン、トルエン等)は省略して記載した。これ
らの化合物は、公知の方法(Tobin J.Mark
s,J.Am.Chem.Soc.107,8091,
1985.;William.J.Evans,J.A
m.Chem.Soc.;105,1401,198
3.;P.L.Watson,A.C.S.Sym
p.,495,1983.;TobinJ.Mark
s,WO 8605788)により合成することができ
る。中でも式(I)、(II)においてR1 〜R10の全て
がメチル基のものが良い。
【0021】重合 不活性ガス(チッ素、アルゴン、ヘリウム等)雰囲気
下、溶媒の共存下又は非共存下、−100℃〜+100
℃、好ましくは−100℃〜+50℃、特に好ましくは
−50℃〜+25℃の温度、1〜50気圧、好ましくは
1〜10気圧、特に好ましくは1〜5気圧の圧力下、ま
ずメタクリル酸アルキルエステルを転化率が90%以
上、好ましくは95%以上になるまで重合し、引き続き
アクリル酸アルキルエステルを、つづいてメタクリル酸
アルキルエステルを交互にそれぞれ1回以上、しかもそ
れぞれの転化率が90%以上、好ましくは95%以上に
なってから添加して重合する。
下、溶媒の共存下又は非共存下、−100℃〜+100
℃、好ましくは−100℃〜+50℃、特に好ましくは
−50℃〜+25℃の温度、1〜50気圧、好ましくは
1〜10気圧、特に好ましくは1〜5気圧の圧力下、ま
ずメタクリル酸アルキルエステルを転化率が90%以
上、好ましくは95%以上になるまで重合し、引き続き
アクリル酸アルキルエステルを、つづいてメタクリル酸
アルキルエステルを交互にそれぞれ1回以上、しかもそ
れぞれの転化率が90%以上、好ましくは95%以上に
なってから添加して重合する。
【0022】開始剤としての有機希土類化合物の使用量
は、ブロック共重合体の所望の分子量により異るが通常
全モノマー1モルに対して5×10-5〜1×10-1モ
ル、好ましくは3×10-5〜2×10-1モル程度であ
る。溶媒を使用する場合は、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ヘ
キサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサ
ン、ビシクロ−2,2,1−ヘプタン等の脂環式炭化水
素、テトラハイドロフラン、ジエチルエーテル等のエー
テル類等を用いることができるが、芳香族炭化水素が好
んで用いられる。溶媒の使用量は、全モノマーの0.5
〜5PHRである。
は、ブロック共重合体の所望の分子量により異るが通常
全モノマー1モルに対して5×10-5〜1×10-1モ
ル、好ましくは3×10-5〜2×10-1モル程度であ
る。溶媒を使用する場合は、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ヘ
キサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサ
ン、ビシクロ−2,2,1−ヘプタン等の脂環式炭化水
素、テトラハイドロフラン、ジエチルエーテル等のエー
テル類等を用いることができるが、芳香族炭化水素が好
んで用いられる。溶媒の使用量は、全モノマーの0.5
〜5PHRである。
【0023】ブロック共重合体 このようにして製造されるブロック共重合体は、メタク
リル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜
3)に基づくシンジオタクチック重合体ブロックAと、
アクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1
〜4)の非立体規則性重合体ブロック(B)を含む式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、好ましくは0〜1、mは1
〜5、好ましくは1〜2の整数を示す。〕で示されるブ
ロック共重合体であって、シンジオタクチックのブロッ
クAの分子量が1,000〜700,000、好ましく
は10,000〜100,000、非立体規則性のブロ
ックBの分子量が1,000〜700,000、好まし
くは10,000〜100,000であり、ブロック共
重合体全体の分子量が3,000〜2,000,00
0、好ましくは30,000〜500,000であるメ
タクリル系ブロック共重合体である。
リル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜
3)に基づくシンジオタクチック重合体ブロックAと、
アクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1
〜4)の非立体規則性重合体ブロック(B)を含む式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、好ましくは0〜1、mは1
〜5、好ましくは1〜2の整数を示す。〕で示されるブ
ロック共重合体であって、シンジオタクチックのブロッ
クAの分子量が1,000〜700,000、好ましく
は10,000〜100,000、非立体規則性のブロ
ックBの分子量が1,000〜700,000、好まし
くは10,000〜100,000であり、ブロック共
重合体全体の分子量が3,000〜2,000,00
0、好ましくは30,000〜500,000であるメ
タクリル系ブロック共重合体である。
【0024】また、各ブロックの分子量分布〔Q値=重
量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)〕はシン
ジオタクチックのポリメタクリル酸アルキルエステルブ
ロックAでは1.0〜1.5、好ましくは1.0〜1.
3より好ましくは1.0〜1.2であり、非立体規則性
ポリアクリル酸アルキルエステルブロックBでは、1.
0〜1.5、好ましくは1.0〜1.35、より好まし
くは1.0〜1.2である。更に、ブロック重合体全体
のQ値(Mw/Mn)は1.0〜1.6、好ましくは
1.0〜1.5、より好ましくは1.0〜1.35であ
る。
量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)〕はシン
ジオタクチックのポリメタクリル酸アルキルエステルブ
ロックAでは1.0〜1.5、好ましくは1.0〜1.
3より好ましくは1.0〜1.2であり、非立体規則性
ポリアクリル酸アルキルエステルブロックBでは、1.
0〜1.5、好ましくは1.0〜1.35、より好まし
くは1.0〜1.2である。更に、ブロック重合体全体
のQ値(Mw/Mn)は1.0〜1.6、好ましくは
1.0〜1.5、より好ましくは1.0〜1.35であ
る。
【0025】このように分子量分布が小さいので引張強
度に優れたプラスチック成形体を与える。更に、シンジ
オタクチックのポリメタクリル酸アルキルエステルブロ
ックAのシンジオタクチッティ(NMR法;トライアド
rr)は60〜100%、好ましくは70〜100
%、耐熱性の面から80〜100%である。
度に優れたプラスチック成形体を与える。更に、シンジ
オタクチックのポリメタクリル酸アルキルエステルブロ
ックAのシンジオタクチッティ(NMR法;トライアド
rr)は60〜100%、好ましくは70〜100
%、耐熱性の面から80〜100%である。
【0026】共重合体中に占めるシンジオタクチックの
ブロックAが占める割合は10〜95重量%、好ましく
は20〜90重量%で、10重量%未満では得られる成
形体の引張強度が著しく小さいものとなり、熱可塑性エ
ラストマー(硬度(JISA)が20〜99程度、圧縮
永久歪が10〜90%程度、引張破断点強度が20〜7
00kg/cm2 程度、引張破断点伸びが30〜1,0
00%程度である。)の性質を示さなくなる。
ブロックAが占める割合は10〜95重量%、好ましく
は20〜90重量%で、10重量%未満では得られる成
形体の引張強度が著しく小さいものとなり、熱可塑性エ
ラストマー(硬度(JISA)が20〜99程度、圧縮
永久歪が10〜90%程度、引張破断点強度が20〜7
00kg/cm2 程度、引張破断点伸びが30〜1,0
00%程度である。)の性質を示さなくなる。
【0027】このブロック共重合体はポリメタクリル酸
アルキルエステルブロックAが高シンジオタクチックで
ある故に耐熱性が優れる。分子量分布(Mw/Mn)が
狭い故に引張強度が大きい。又、ポリアクリル酸アルキ
ルエステルブロックBは非立体規則性であり、ブロック
共重合体の分子内の少くとも一つのポリアクリル酸アル
キルエステルブロックBの両側に高シンジオタクチック
なポリメタクリル酸エステルブロックAが結合している
結果、ブロックA部分が多いブロック共重合体では耐衝
撃が高く、ブロックAの部分が少いときは得られるブロ
ック共重合体は熱可塑性エラストマー的性質を示す。
アルキルエステルブロックAが高シンジオタクチックで
ある故に耐熱性が優れる。分子量分布(Mw/Mn)が
狭い故に引張強度が大きい。又、ポリアクリル酸アルキ
ルエステルブロックBは非立体規則性であり、ブロック
共重合体の分子内の少くとも一つのポリアクリル酸アル
キルエステルブロックBの両側に高シンジオタクチック
なポリメタクリル酸エステルブロックAが結合している
結果、ブロックA部分が多いブロック共重合体では耐衝
撃が高く、ブロックAの部分が少いときは得られるブロ
ック共重合体は熱可塑性エラストマー的性質を示す。
【0028】このことは、A−Bの二元ブロック共重合
体では熱可塑性エラストマー的性質を示さない、或い
は、耐衝撃性の劣る成形体しか得られないことを考慮す
るとA−B−Aの骨格を少くとも部分的に含む本発明の
ブロック共重合体は画期的なものである。本発明のブロ
ック共重合体は上述の特徴を生かして、フィルム、シー
ト、成形品等の形で、食品包装、建築部品、自動車の内
・外装部品、家電製品部品、カンバン、ネームプレー
ト、日用雑貨等に用いることができる。
体では熱可塑性エラストマー的性質を示さない、或い
は、耐衝撃性の劣る成形体しか得られないことを考慮す
るとA−B−Aの骨格を少くとも部分的に含む本発明の
ブロック共重合体は画期的なものである。本発明のブロ
ック共重合体は上述の特徴を生かして、フィルム、シー
ト、成形品等の形で、食品包装、建築部品、自動車の内
・外装部品、家電製品部品、カンバン、ネームプレー
ト、日用雑貨等に用いることができる。
【0029】
実施例1 アルゴン置換した内容積が500mlのフラスコ内に、
ナトリウムで乾燥し蒸留したトルエン300mlと、ビ
スペンタメチルシクロペンタジエニルサマリウムメチル
・THF錯体(CP2SmMe(THF))0.76g
(1.5mmol)をトルエン3.8mlに溶かした溶
液を加えた。
ナトリウムで乾燥し蒸留したトルエン300mlと、ビ
スペンタメチルシクロペンタジエニルサマリウムメチル
・THF錯体(CP2SmMe(THF))0.76g
(1.5mmol)をトルエン3.8mlに溶かした溶
液を加えた。
【0030】溶液が均一になるまで撹拌し、0℃で第1
番目のモノマーとしてメタクリル酸メチル(MMA)7
5g(75mmol)を加え、0℃で10分間撹拌し
た。この時の系中の未反応MMAをガスクロマトグラフ
ィー(GC)で測定したところ、痕跡量のMMAしか検
出できず、メタクリル酸メチルの転化率は99%以上で
あった。又、系から10ml抜き出し、メタノール10
0ml中に注いで析出したポリマー(ホモポリMMA)
を遠心分離し、減圧乾燥した後クロロホルムに溶かして
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より測定したところ、数平均分子量(Mn)は4, 50
0、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量比:M
w/Mn)は1.06であった。さらにこのホモPMM
AをNMRで分析したところ、シンジオタクチシティー
はトリアド(rr)で85.4%であった。
番目のモノマーとしてメタクリル酸メチル(MMA)7
5g(75mmol)を加え、0℃で10分間撹拌し
た。この時の系中の未反応MMAをガスクロマトグラフ
ィー(GC)で測定したところ、痕跡量のMMAしか検
出できず、メタクリル酸メチルの転化率は99%以上で
あった。又、系から10ml抜き出し、メタノール10
0ml中に注いで析出したポリマー(ホモポリMMA)
を遠心分離し、減圧乾燥した後クロロホルムに溶かして
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より測定したところ、数平均分子量(Mn)は4, 50
0、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量比:M
w/Mn)は1.06であった。さらにこのホモPMM
AをNMRで分析したところ、シンジオタクチシティー
はトリアド(rr)で85.4%であった。
【0031】元の重合系には引き続いて第2番目のモノ
マーとしてアクリル酸n−ブチル(n−BA)19.2
g(150mmol)を加え0℃で更に10分間撹拌を
継続した。GC分析の結果、この時の未反応n−BAは
痕跡量であり、n−BAの転化率は99%以上であっ
た。又、上述の方法に従い、GPC分析をしたところ、
シングルピークであり、Mn=13, 000、Mw/M
n=1.20であり、NMR分析により、組成はメタク
リル酸メチルの構成単位が28重量%、アクリル酸n−
ブチルの構成単位が72%であることから、このポリマ
ーはほぼ100%がポリMMAブロック部のシンジオタ
クチシティーが85.4%、ポリn−BAブロック部は
非立体規則性のMMA−n−BA二元ブロック共重合体
である。
マーとしてアクリル酸n−ブチル(n−BA)19.2
g(150mmol)を加え0℃で更に10分間撹拌を
継続した。GC分析の結果、この時の未反応n−BAは
痕跡量であり、n−BAの転化率は99%以上であっ
た。又、上述の方法に従い、GPC分析をしたところ、
シングルピークであり、Mn=13, 000、Mw/M
n=1.20であり、NMR分析により、組成はメタク
リル酸メチルの構成単位が28重量%、アクリル酸n−
ブチルの構成単位が72%であることから、このポリマ
ーはほぼ100%がポリMMAブロック部のシンジオタ
クチシティーが85.4%、ポリn−BAブロック部は
非立体規則性のMMA−n−BA二元ブロック共重合体
である。
【0032】アクリル酸n−ブチルの重合後、引き続い
てこの重合系に第3番目のモノマーとしてメタクリル酸
メチル(MMA)7.5g(75mmol)を加えて0
℃で20分間撹拌した。このとき未反応MMAは痕跡量
であり、MMAの転化率は99%以上であった。この全
溶液をメタノール300mlに注いで開始剤を失活させ
たのち、エバポレータでトルエンとメタノールを留去
し、得られたポリマーをクロロホルム200mlに溶解
し、ヘキサン400mlを撹拌しながらゆっくり加えて
析出したポリマーを回収して減圧乾燥した。収量13.
5g(39.5%)。
てこの重合系に第3番目のモノマーとしてメタクリル酸
メチル(MMA)7.5g(75mmol)を加えて0
℃で20分間撹拌した。このとき未反応MMAは痕跡量
であり、MMAの転化率は99%以上であった。この全
溶液をメタノール300mlに注いで開始剤を失活させ
たのち、エバポレータでトルエンとメタノールを留去
し、得られたポリマーをクロロホルム200mlに溶解
し、ヘキサン400mlを撹拌しながらゆっくり加えて
析出したポリマーを回収して減圧乾燥した。収量13.
5g(39.5%)。
【0033】このポリマーはGPC分析でほぼシングル
ピークであり、Mn=93, 000、Mw/Mn=1.
18であり、NMRからモノマー組成はMMA68重量
%、n−BAは32重量%であることからポリMMAブ
ロック部のシンジオタクチシティーが85.4%、ポリ
n−BAブロック部は非立体規則性のMMA−BA−M
MAの三元ブロック共重合体である。三元ブロック共重
合体の′H−NMRチャート及びGPCチャートをそれ
ぞれ図1及び図2に示す。
ピークであり、Mn=93, 000、Mw/Mn=1.
18であり、NMRからモノマー組成はMMA68重量
%、n−BAは32重量%であることからポリMMAブ
ロック部のシンジオタクチシティーが85.4%、ポリ
n−BAブロック部は非立体規則性のMMA−BA−M
MAの三元ブロック共重合体である。三元ブロック共重
合体の′H−NMRチャート及びGPCチャートをそれ
ぞれ図1及び図2に示す。
【0034】一方、濾液からは第3番目のモノマーを加
える前と同じMMA−n−BA二元ブロック共重合体2
0.1(58.8%)gが回収できたことから、上述の
三元ブロック共重合体の組成はMMA(13重量%)−
n−BA(32重量%)−MMA(55重量%)であ
る。得られた三元ブロック共重合体を超小型射出成形機
(ミニマックス:商品名)でテストピースを成形してア
イゾッド衝撃強度(非ノッチ)を測定したところ、95
kg・cm/cm2 であり、曲げ弾性率は14, 000
kg/cm2 であった。又、引張破断点強度は620k
g/cm2 であった。また、この三元ブロック共重合体
を示差熱走査計(DSC)で分析したところ、ポリMM
Aブロックに基づくTg(ガラス転移点)125℃とポ
リn−BAブロックに基づくTg−51℃の2つのTg
が観測された。
える前と同じMMA−n−BA二元ブロック共重合体2
0.1(58.8%)gが回収できたことから、上述の
三元ブロック共重合体の組成はMMA(13重量%)−
n−BA(32重量%)−MMA(55重量%)であ
る。得られた三元ブロック共重合体を超小型射出成形機
(ミニマックス:商品名)でテストピースを成形してア
イゾッド衝撃強度(非ノッチ)を測定したところ、95
kg・cm/cm2 であり、曲げ弾性率は14, 000
kg/cm2 であった。又、引張破断点強度は620k
g/cm2 であった。また、この三元ブロック共重合体
を示差熱走査計(DSC)で分析したところ、ポリMM
Aブロックに基づくTg(ガラス転移点)125℃とポ
リn−BAブロックに基づくTg−51℃の2つのTg
が観測された。
【0035】比較例1 Cp2SmMe(THF)の量を0.15gに代え、およ
び第1番目のモノマーとしてMMAを15g(150m
mol)に代え、第1番目と第2番目の重合時間をそれ
ぞれ1時間に代えて、第3番目の重合を行わない他は、
実施例1と同じ方法を繰り返して、Mnが91, 00
0、Mw/Mnが1.19であるMMA(68重量%)
−n−BA(32重量%)の二元ブロック共重合体、3
3.8g(収率99%)を得た。
び第1番目のモノマーとしてMMAを15g(150m
mol)に代え、第1番目と第2番目の重合時間をそれ
ぞれ1時間に代えて、第3番目の重合を行わない他は、
実施例1と同じ方法を繰り返して、Mnが91, 00
0、Mw/Mnが1.19であるMMA(68重量%)
−n−BA(32重量%)の二元ブロック共重合体、3
3.8g(収率99%)を得た。
【0036】この二元ブロック共重合体のアイゾッド衝
撃強度(非ノッチ)は18kg・cm/cm2 であり、
曲げ弾性率は13, 700kg/cm2 、引張破断点強
度は480kg/cm2 であった。アイゾッド衝撃強度
が実施例1に較べて著しく低いのは、実施例1が三元ブ
ロック共重合体であるのに対し、この比較例のポリマー
が二元ブロック共重合体であることによる。
撃強度(非ノッチ)は18kg・cm/cm2 であり、
曲げ弾性率は13, 700kg/cm2 、引張破断点強
度は480kg/cm2 であった。アイゾッド衝撃強度
が実施例1に較べて著しく低いのは、実施例1が三元ブ
ロック共重合体であるのに対し、この比較例のポリマー
が二元ブロック共重合体であることによる。
【0037】実施例2 実施例1において、Cp2SmMe(THF)の量を0.
38gに、第1番目のMMAの重合時間を20分に、第
2番目のモノマーn−BAの量を48gに、第2番目の
重合時間を30分に、3番目のモノマーMMAの量を5
gに、第3番目の重合時間を1時間にそれぞれ代えて実
施例1を繰り返して、Mnが113, 000、Mw/M
nが1.19であり、組成がMMA(9重量%)−n−
BA(79重量%)−MMA(12重量%)であり、ポ
リMMAブロック部のシンジオタクチシティーが83.
2%、ポリn−BAブロック部が非立体規則性である三
元ブロック共重合体45g(収率74%)を得た。この
共重合体は、ポリn−BAブロックの共重合体が占める
割合が多いので熱可塑性エラストマー的性質を示す。表
1に物性を示す。
38gに、第1番目のMMAの重合時間を20分に、第
2番目のモノマーn−BAの量を48gに、第2番目の
重合時間を30分に、3番目のモノマーMMAの量を5
gに、第3番目の重合時間を1時間にそれぞれ代えて実
施例1を繰り返して、Mnが113, 000、Mw/M
nが1.19であり、組成がMMA(9重量%)−n−
BA(79重量%)−MMA(12重量%)であり、ポ
リMMAブロック部のシンジオタクチシティーが83.
2%、ポリn−BAブロック部が非立体規則性である三
元ブロック共重合体45g(収率74%)を得た。この
共重合体は、ポリn−BAブロックの共重合体が占める
割合が多いので熱可塑性エラストマー的性質を示す。表
1に物性を示す。
【0038】比較例2 実施例1において、Cp2SmMe(THF)の量を0.
24gに、第1番目MMAの重合時間を30分に、第2
番目のモノマーn−BAを30gに、第2番目の重合時
間を30分に代え、第3番目の重合を行わない他は実施
例1と同じ方法を繰返して、Mnが115, 000、M
w/Mnが1.18であり、組成がMMA(20重量
%)−n−BA(80重量%)の二元ブロック共重合体
37g(収率99%)を得た。この二元共重合体の性質
を表1に示す。
24gに、第1番目MMAの重合時間を30分に、第2
番目のモノマーn−BAを30gに、第2番目の重合時
間を30分に代え、第3番目の重合を行わない他は実施
例1と同じ方法を繰返して、Mnが115, 000、M
w/Mnが1.18であり、組成がMMA(20重量
%)−n−BA(80重量%)の二元ブロック共重合体
37g(収率99%)を得た。この二元共重合体の性質
を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1から明らかなように、比較例2のポリ
マーは二元ブロック共重合体である為に、硬度は実施例
2の三元ブロック共重合体と殆ど同じであり乍ら、引張
破断点強度は小さく、圧縮永久歪が大きく、引張破断点
伸びが小さくて、熱可塑性エラストマー的特徴を殆ど有
していない。実施例2の三元ブロック共重合体は熱可塑
性エラストマー的性質が著しく示されている。
マーは二元ブロック共重合体である為に、硬度は実施例
2の三元ブロック共重合体と殆ど同じであり乍ら、引張
破断点強度は小さく、圧縮永久歪が大きく、引張破断点
伸びが小さくて、熱可塑性エラストマー的特徴を殆ど有
していない。実施例2の三元ブロック共重合体は熱可塑
性エラストマー的性質が著しく示されている。
【0041】
【発明の効果】ポリアクリル酸エステル重合体ブロック
分子の両末端に、高シンジオタクチックのポリメタクリ
ル酸エステル重合体ブロックが結合した構造を分子内に
少くとも一つ有しているブロック共重合体は、耐熱性
と、耐衝撃性もしくは熱可塑性エラストマー的性質の優
れたポリマーである。
分子の両末端に、高シンジオタクチックのポリメタクリ
ル酸エステル重合体ブロックが結合した構造を分子内に
少くとも一つ有しているブロック共重合体は、耐熱性
と、耐衝撃性もしくは熱可塑性エラストマー的性質の優
れたポリマーである。
【図1】図1は実施例1で得た三元ブロック共重合体
の′H−NMRチャートである。
の′H−NMRチャートである。
【図2】図2は実施例1で得た三元ブロック共重合体の
GPCチャートである。
GPCチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−194622(JP,A) 特開 平5−295056(JP,A) 特開 平3−72508(JP,A) 特開 平1−193312(JP,A) 特開 昭63−117012(JP,A) 特開 昭57−135813(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 297/00 - 297/08
Claims (3)
- 【請求項1】 メタクリル酸アルキルエステル(アルキ
ル基の炭素数は1〜3)に基づくシンジオタクチック重
合体ブロックAと、アクリル酸アルキルエステル(アル
キル基の炭素数は1〜8)の非立体規則性重合体ブロッ
ク(B)を含む式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、mは1〜5の整数を示
す。〕で示されるブロック共重合体であって、ブロック
Aの分子量が1,000〜700,000、ブロックB
の分子量が1,000〜700,000であり、ブロッ
ク共重合体全体の分子量が3,000〜2,000,0
00であることを特徴とするメタクリル系ブロック共重
合体。 - 【請求項2】 ブロックA及びブロックBの重量平均分
子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/M
n)が何れも1.0〜1.5である請求項1記載のブロ
ック共重合体。 - 【請求項3】 有機希土類金属錯体を開始剤として、−
100℃〜+100℃の温度で、まず、メタクリル酸ア
ルキルエステルを転化率が90%以上になるまで重合
し、引き続きアクリル酸アルキルエステル及びメタクリ
ル酸アルキルエステルを交互に1回以上、しかもそれぞ
れの転化率が90%以上になってから添加して重合して
メタクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数は
1〜3)に基づくシンジオタクチック重合体ブロックA
と、アクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数
は1〜8)の非立体規則性重合体ブロック(B)を含む
式 A−(B−A)l −B−AまたはA−(B−A)m −B 〔式中、lは0〜5の整数、mは1〜5の整数を示
す。〕で示されるブロック共重合体であって、ブロック
Aの分子量が1,000〜700,000、ブロックB
の分子量が1,000〜700,000であり、ブロッ
ク共重合体全体の分子量が3,000〜2,000,0
00であるメタクリル系ブロック共重合体を製造するこ
とを特徴とするブロック共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24099392A JP3334177B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | メタクリル系ブロック共重合体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24099392A JP3334177B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | メタクリル系ブロック共重合体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0693060A JPH0693060A (ja) | 1994-04-05 |
JP3334177B2 true JP3334177B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=17067731
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24099392A Expired - Fee Related JP3334177B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | メタクリル系ブロック共重合体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334177B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004002862A (ja) * | 1997-02-27 | 2004-01-08 | Sekisui Chem Co Ltd | アクリル系ブロック共重合体の製造方法及び粘着剤組成物 |
JP2002338625A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-27 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ブロック共重合体 |
JP2003336152A (ja) * | 2002-05-14 | 2003-11-28 | Kuraray Co Ltd | 繊維不織布 |
US8236417B2 (en) | 2006-12-01 | 2012-08-07 | Kuraray Co., Ltd. | Pressure-sensitive adhesive for optical films |
JPWO2008123316A1 (ja) | 2007-03-26 | 2010-07-15 | 株式会社クラレ | 重合体組成物およびそれからなる成形品 |
EP2253666B1 (en) | 2008-02-15 | 2012-05-23 | Kuraray Co., Ltd. | Curable resin composition and cured resin |
ES2461498T3 (es) | 2008-11-11 | 2014-05-20 | Kuraray Co., Ltd. | Composiciones de polímero termoplástico y artículos moldeados en forma de lámina preparados a partir de la misma |
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