JP3332381B2 - 紡織ストランド及びその製造方法 - Google Patents
紡織ストランド及びその製造方法Info
- Publication number
- JP3332381B2 JP3332381B2 JP51084894A JP51084894A JP3332381B2 JP 3332381 B2 JP3332381 B2 JP 3332381B2 JP 51084894 A JP51084894 A JP 51084894A JP 51084894 A JP51084894 A JP 51084894A JP 3332381 B2 JP3332381 B2 JP 3332381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strands
- jet
- strand
- stretched
- jet device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000004753 textile Substances 0.000 title claims abstract description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 40
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 4
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 4
- 230000001427 coherent effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 claims description 2
- 230000008023 solidification Effects 0.000 claims description 2
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000010622 cold drawing Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 238000010409 ironing Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/16—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam
- D02G1/165—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam characterised by the use of certain filaments or yarns
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/18—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by combining fibres, filaments, or yarns, having different shrinkage characteristics
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
- D02G3/44—Yarns or threads characterised by the purpose for which they are designed
- D02G3/46—Sewing-cottons or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、紡織ストランドの製造技術に関する。
欧州特許(EPー0057583)には、フィラメントからな
る、2本の別のストランドを、ジェット装置(該ジェッ
ト装置は、ストランドのフィラメントを混合し、交錯さ
せ、そしてループを形成する)に差動的に過剰供給し、
次に、混合されたストランドを加熱工程(該加熱工程で
は、ジェットにより形成されたループが引き伸ばされ且
つ、ジェット処理の結果として存在するあらゆるもつれ
をそのままの状態で緊張し、それによってストランドを
固定する)で処理することからなる紡織ストランドの製
造方法が開示されている。この方法により「無撚り
(“twistless")」縫糸を作ることができる。「無撚
り」とは、糸に撚りが無いことを意味するものではなく
(なぜならば、撚りは必ず付与されるものだからであ
る)、撚り(撚りは、綿のようなステープルから縫糸を
製造する場合に絶対的なものである)を付与する必要な
くして糸が製造されていることを意味するものである。
る、2本の別のストランドを、ジェット装置(該ジェッ
ト装置は、ストランドのフィラメントを混合し、交錯さ
せ、そしてループを形成する)に差動的に過剰供給し、
次に、混合されたストランドを加熱工程(該加熱工程で
は、ジェットにより形成されたループが引き伸ばされ且
つ、ジェット処理の結果として存在するあらゆるもつれ
をそのままの状態で緊張し、それによってストランドを
固定する)で処理することからなる紡織ストランドの製
造方法が開示されている。この方法により「無撚り
(“twistless")」縫糸を作ることができる。「無撚
り」とは、糸に撚りが無いことを意味するものではなく
(なぜならば、撚りは必ず付与されるものだからであ
る)、撚り(撚りは、綿のようなステープルから縫糸を
製造する場合に絶対的なものである)を付与する必要な
くして糸が製造されていることを意味するものである。
上記欧州特許の方法は、特に縫糸を製造するときに、
製造されるストランドの特性を変えるべく変更でき、幾
分「ループ状(“loopy")」になった糸の製造に適用で
きる。糸にループが存在するとミシン針の冷却を補助で
きるといわれている。
製造されるストランドの特性を変えるべく変更でき、幾
分「ループ状(“loopy")」になった糸の製造に適用で
きる。糸にループが存在するとミシン針の冷却を補助で
きるといわれている。
しかしながら、上記欧州特許の基本的方法に対して示
唆されているあらゆる変更も、縫糸のより経済的な製造
を可能にするものではなく、実際のところ、より経済的
な製造を意図するものでもない。なぜならば、この方法
自体が、慣用的な縫糸製造の主要コスト要因(すなわ
ち、ステープルを固化してコヒーレントヤーンにすると
きに包含される単一又は複数の撚り工程)を除去するも
のだからである。
唆されているあらゆる変更も、縫糸のより経済的な製造
を可能にするものではなく、実際のところ、より経済的
な製造を意図するものでもない。なぜならば、この方法
自体が、慣用的な縫糸製造の主要コスト要因(すなわ
ち、ステープルを固化してコヒーレントヤーンにすると
きに包含される単一又は複数の撚り工程)を除去するも
のだからである。
本発明は、特に縫糸に関する種々の仕様のストランド
を製造する上記欧州特許の方法のフレキシビリティを維
持すると同時に、この方法の大きなコスト低減を可能に
する紡織ストランドの製造方法を提供する。
を製造する上記欧州特許の方法のフレキシビリティを維
持すると同時に、この方法の大きなコスト低減を可能に
する紡織ストランドの製造方法を提供する。
本発明は、2本のストランドのフィラメントを混合す
るジェット装置に、フィラメントからなるストランドを
一緒に通して、過剰供給して混合しそれによってループ
を形成させ、次に、このようにして混合されたストラン
ドを、少なくとも一方のストランドを延伸して、安定延
伸状態になるまで延伸する工程で処理することからなる
紡織ストランドの製造方法である。
るジェット装置に、フィラメントからなるストランドを
一緒に通して、過剰供給して混合しそれによってループ
を形成させ、次に、このようにして混合されたストラン
ドを、少なくとも一方のストランドを延伸して、安定延
伸状態になるまで延伸する工程で処理することからなる
紡織ストランドの製造方法である。
両ストランドは異なるものでもよい。
ストランドは、これらを延伸する度合いを異ならせる
ことができる。ストランドは、ジェットの前に部分的に
延伸することができ且つジェットに対し差動的に過剰供
給することができる。
ことができる。ストランドは、ジェットの前に部分的に
延伸することができ且つジェットに対し差動的に過剰供
給することができる。
一方のストランドはジェットに対し過剰供給すること
ができる。一般的な過剰供給は40〜60%であるが、種々
の環境ではこれより小さい(又は大きい)過剰供給が有
効な場合もある。
ができる。一般的な過剰供給は40〜60%であるが、種々
の環境ではこれより小さい(又は大きい)過剰供給が有
効な場合もある。
ストランドは同じポリマー材料で形成でき、通常はマ
ルチフィラメントストランドで形成できる。しかしなが
ら、3本以上のストランドを使用し、これらの1本をモ
ノフィラメント又は低フィラメントカウントストランド
で形成することもできる。ステープルストランドを採用
することもできる。
ルチフィラメントストランドで形成できる。しかしなが
ら、3本以上のストランドを使用し、これらの1本をモ
ノフィラメント又は低フィラメントカウントストランド
で形成することもできる。ステープルストランドを採用
することもできる。
混合された延伸ストランドは加熱工程の処理を受ける
ことができる。加熱工程は、収縮が生じる温度で、スト
ランドが一定長さに保持されず、一定量だけ収縮できる
ようにする工程である。より高い温度を用いて、完成糸
により高い強力(tenacity)を付与することができる。
ことができる。加熱工程は、収縮が生じる温度で、スト
ランドが一定長さに保持されず、一定量だけ収縮できる
ようにする工程である。より高い温度を用いて、完成糸
により高い強力(tenacity)を付与することができる。
また本発明は、開示の方法で作られる紡織ストランド
に関し、このようなストランドは縫糸にすることができ
る。
に関し、このようなストランドは縫糸にすることができ
る。
以下、添付図面に関連して本発明による紡織ストラン
ドの製造方法を説明する。
ドの製造方法を説明する。
第1図は、本発明による一方法を示す概略図である。
第2図は、本発明による他の方法を示す概略図であ
る。
る。
第3図は、本発明による更に別の方法を示す概略図で
ある。
ある。
第1図及び第2図に示す方法は、フィラメントからな
る、異なる2本のストランド11、12を一緒にジェット装
置13(該ジェット装置は、2本のストランド11、12のフ
ィラメントにループを混合し且つ形成する)に通し、次
に、このようにしてループが混合されたストランドを延
伸工程14に導き、ここで少なくとも1本のストランドを
延伸して安定延伸状態にする。
る、異なる2本のストランド11、12を一緒にジェット装
置13(該ジェット装置は、2本のストランド11、12のフ
ィラメントにループを混合し且つ形成する)に通し、次
に、このようにしてループが混合されたストランドを延
伸工程14に導き、ここで少なくとも1本のストランドを
延伸して安定延伸状態にする。
「安定延伸状態」とは、完成製品が使用される温度
(例えば、縫糸として使用される通常の紡織ストランド
の場合には、この温度は、室温はもちろんのこと、普通
の洗濯、クリーニング及びアイロン掛け温度まで含まれ
る)で、ストランドが、張力を付与した状態で、少なく
とも最初は、非弾性的(塑性伸びすなわち延伸による伸
び)ではなく、弾性的に伸びることを意味する。
(例えば、縫糸として使用される通常の紡織ストランド
の場合には、この温度は、室温はもちろんのこと、普通
の洗濯、クリーニング及びアイロン掛け温度まで含まれ
る)で、ストランドが、張力を付与した状態で、少なく
とも最初は、非弾性的(塑性伸びすなわち延伸による伸
び)ではなく、弾性的に伸びることを意味する。
ストランドが異なる重量を有する場合(例えば、一方
のストランドがコアストランドすなわち荷重支持ストラ
ンドを構成し、他方のストランドが有効ストランド(ef
fect strand)すなわち結合ストランドである場合)に
は、通常、重い方のストランドすなわちコアストランド
を延伸して安定延伸状態にするのが好ましい。
のストランドがコアストランドすなわち荷重支持ストラ
ンドを構成し、他方のストランドが有効ストランド(ef
fect strand)すなわち結合ストランドである場合)に
は、通常、重い方のストランドすなわちコアストランド
を延伸して安定延伸状態にするのが好ましい。
ストランド11、12は、これらを延伸する度合いを異な
らせることができる。
らせることができる。
第1図は、ストランド11、12が、パッケージ111、121
(例えば、両パッケージはPOYと呼ばれる、部分的に延
伸された撚り糸である)に供給された同様なストランド
として出発する(または少なくとも出発させることがで
きる)方法を示している。パッケージ111、121から供給
されるとき、2本のストランドは差動速度ゴデット11
2、113及び122、123により延伸される。ゴデット対11
2、113及び122、123により達成される延伸比は、ストラ
ンドを延伸できる最大限度よりかなり小さくすることが
できる。ストランド11は1.84:1の比で延伸でき、ストラ
ンド12は1.78:1の比で延伸できる。ゴデット123は、ゴ
デット113より40〜60%又はこれ以上速く回転し、ジェ
ット装置13へのストランド11の過剰供給より大きくスト
ランド12がジェット装置13に過剰供給されるように構成
できる。混合されたストランドは、延伸段階14におい
て、1.28:1の比で更に延伸される。
(例えば、両パッケージはPOYと呼ばれる、部分的に延
伸された撚り糸である)に供給された同様なストランド
として出発する(または少なくとも出発させることがで
きる)方法を示している。パッケージ111、121から供給
されるとき、2本のストランドは差動速度ゴデット11
2、113及び122、123により延伸される。ゴデット対11
2、113及び122、123により達成される延伸比は、ストラ
ンドを延伸できる最大限度よりかなり小さくすることが
できる。ストランド11は1.84:1の比で延伸でき、ストラ
ンド12は1.78:1の比で延伸できる。ゴデット123は、ゴ
デット113より40〜60%又はこれ以上速く回転し、ジェ
ット装置13へのストランド11の過剰供給より大きくスト
ランド12がジェット装置13に過剰供給されるように構成
できる。混合されたストランドは、延伸段階14におい
て、1.28:1の比で更に延伸される。
延伸段階14は、入口ゴデット141及び出口ホットゴデ
ット142を有している。ゴデット142からの延伸ストラン
ドは、次に、2・1/2〜4%の割合で他のゴデット15に
過剰供給される。このようにして、リラックスしたホッ
トストランドが巻き上げられる。
ット142を有している。ゴデット142からの延伸ストラン
ドは、次に、2・1/2〜4%の割合で他のゴデット15に
過剰供給される。このようにして、リラックスしたホッ
トストランドが巻き上げられる。
上記欧州特許(EP−0 057 583)の方法では、ストラ
ンドが巻き上げられる速度は、ジェット装置13がストラ
ンドを処理できる速度によって定まる。本発明の方法で
は、ジェット装置の後に他の延伸段階で処理される。第
1図の方法では、この延伸段階は1.27:1の延伸比で行わ
れる。完成したストランドは、このようにして、上記欧
州特許に記載された方法が可能な速度より27%も速く巻
き上げられる。
ンドが巻き上げられる速度は、ジェット装置13がストラ
ンドを処理できる速度によって定まる。本発明の方法で
は、ジェット装置の後に他の延伸段階で処理される。第
1図の方法では、この延伸段階は1.27:1の延伸比で行わ
れる。完成したストランドは、このようにして、上記欧
州特許に記載された方法が可能な速度より27%も速く巻
き上げられる。
第2図は、パッケージ211、221から供給されるストラ
ンド11、12として異なる出発材料が使用され且つこれら
のストランド11、12は一緒にゴデット202、203の間の延
伸段階に供給される方法を示している。ストランド11、
12は、これらを延伸できる度合いに関し、少なくとも同
じではない。部分的に延伸されたストランドコンビネー
ション11、12はジェット13に過剰供給され、該ジェット
13においてストランド11、12のフィラメントが混合され
る。
ンド11、12として異なる出発材料が使用され且つこれら
のストランド11、12は一緒にゴデット202、203の間の延
伸段階に供給される方法を示している。ストランド11、
12は、これらを延伸できる度合いに関し、少なくとも同
じではない。部分的に延伸されたストランドコンビネー
ション11、12はジェット13に過剰供給され、該ジェット
13においてストランド11、12のフィラメントが混合され
る。
混合されたストランドは延伸段階14において延伸さ
れ、該延伸段階14を出るとき、ストランド11、12に寄与
するフィラメントは差動的に収縮する。これは、一方の
ストランドが、他方のストランドの延伸比よりも小さな
延伸比に延伸されることによる。入口及び出口ゴデット
141、143からなる延伸段階14からの延伸ストランドは、
調節された収縮(又は少しだけ引っ張られることもあ
る)ができるように他のゴデットロール216により保持
されながら板ヒータ215により形成される加熱工程に導
かれ、ゴデットロール216から巻上げパッケージ17に送
られる。
れ、該延伸段階14を出るとき、ストランド11、12に寄与
するフィラメントは差動的に収縮する。これは、一方の
ストランドが、他方のストランドの延伸比よりも小さな
延伸比に延伸されることによる。入口及び出口ゴデット
141、143からなる延伸段階14からの延伸ストランドは、
調節された収縮(又は少しだけ引っ張られることもあ
る)ができるように他のゴデットロール216により保持
されながら板ヒータ215により形成される加熱工程に導
かれ、ゴデットロール216から巻上げパッケージ17に送
られる。
第3図は、全体として第1図の方法と同様であるが、
ジェットの前にいかなる延伸も行わない方法を示すもの
である。ストランド11、12(両ストランド共POYからな
るが、ストランド11はストランド12よりデシテックスの
数値の小さい有効ヤーンとして使用される)は、供給ロ
ーラ113、123により延伸段階14に過剰供給される。供給
ローラ113は、前と同様に、延伸段階14の最初に出合う
ローラ141に対して40%(又は40%前後)だけ過剰供給
し、一方、供給ローラ123は、同じローラ141に対して4.
5%だけ過剰供給する。ジェット13からの混合ストラン
ドは、次に、延伸段階14において、このようなヤーンが
熱間延伸される(又は過剰延伸されることもある)通常
の度合いに延伸され、次に、前と同様に、ホットゴデッ
ト142とゴデット15との間で熱間リラックス処理を受け
る。
ジェットの前にいかなる延伸も行わない方法を示すもの
である。ストランド11、12(両ストランド共POYからな
るが、ストランド11はストランド12よりデシテックスの
数値の小さい有効ヤーンとして使用される)は、供給ロ
ーラ113、123により延伸段階14に過剰供給される。供給
ローラ113は、前と同様に、延伸段階14の最初に出合う
ローラ141に対して40%(又は40%前後)だけ過剰供給
し、一方、供給ローラ123は、同じローラ141に対して4.
5%だけ過剰供給する。ジェット13からの混合ストラン
ドは、次に、延伸段階14において、このようなヤーンが
熱間延伸される(又は過剰延伸されることもある)通常
の度合いに延伸され、次に、前と同様に、ホットゴデッ
ト142とゴデット15との間で熱間リラックス処理を受け
る。
第1図の方法では巻上げ構造18がリンク及びトラベラ
からなるオーバーエンドであり、一方、第2図及び第3
図の方法ではサイドワインドアップ17が例示されている
ことに留意されたい。第1図の方法で糸を巻上げると、
巻上げ中に幾分かの撚りが生じる。撚りは、縫糸であっ
ても、或る末端ユーザにとって好ましいことがある。例
えば、撚りが生じないように製造された糸と比べて縫合
特性を改善するため付与される撚りの量は、ステープル
から糸を製造するのに必要とされる撚りの量より非常に
小さい。本発明の方法によれば、撚りを必要としない
か、殆ど必要としない場合に、縫糸の製造コストを非常
に低減できる。
からなるオーバーエンドであり、一方、第2図及び第3
図の方法ではサイドワインドアップ17が例示されている
ことに留意されたい。第1図の方法で糸を巻上げると、
巻上げ中に幾分かの撚りが生じる。撚りは、縫糸であっ
ても、或る末端ユーザにとって好ましいことがある。例
えば、撚りが生じないように製造された糸と比べて縫合
特性を改善するため付与される撚りの量は、ステープル
から糸を製造するのに必要とされる撚りの量より非常に
小さい。本発明の方法によれば、撚りを必要としない
か、殆ど必要としない場合に、縫糸の製造コストを非常
に低減できる。
サイドワインドアップを用いる場合、後の作業におい
て任意の所望量の撚りを付与できる。
て任意の所望量の撚りを付与できる。
糸の固化は、ジェット13の混合効果及びジェットの後
のプロセスによりもたらされる緊張により行われるか、
少なくとも補助される。
のプロセスによりもたらされる緊張により行われるか、
少なくとも補助される。
本発明の方法は、ジェット混合装置より前の段階で延
伸を完全に行う形式の無撚りコヒーレントストランド又
は低撚りコヒーレントストランドを製造する他の方法よ
り特に優れている。なぜならば、これらの他の方法のス
ループットはジェットにより制限されるからである。本
発明の方法によれば、延伸の大部分又は事実上全てがジ
ェットの後に行われ、このことは、実際に、ストランド
を相応に速く製造できることを意味している。
伸を完全に行う形式の無撚りコヒーレントストランド又
は低撚りコヒーレントストランドを製造する他の方法よ
り特に優れている。なぜならば、これらの他の方法のス
ループットはジェットにより制限されるからである。本
発明の方法によれば、延伸の大部分又は事実上全てがジ
ェットの後に行われ、このことは、実際に、ストランド
を相応に速く製造できることを意味している。
一方、ジェットでの混合の後まで延伸の一部を遅延さ
せると、ジェットの前に全ての延伸を行う場合よりも高
い(例えば10%程度高い)強力をもつ細いストランドを
製造できる有益な効果が得られる。同時に、ジェット前
の延伸時に個々のフィラメントを破断するあらゆる傾向
が低減され、この結果得られるストランドは著しく滑ら
かになる。
せると、ジェットの前に全ての延伸を行う場合よりも高
い(例えば10%程度高い)強力をもつ細いストランドを
製造できる有益な効果が得られる。同時に、ジェット前
の延伸時に個々のフィラメントを破断するあらゆる傾向
が低減され、この結果得られるストランドは著しく滑ら
かになる。
添付図面に関連して説明した上記基本的方法について
多くの変更を施すことができる。例えば、説明したホッ
トローラに代えて、延伸ピン又は板ヒータを熱間延伸に
使用できるし、或る環境には冷間延伸を適用することも
できる。
多くの変更を施すことができる。例えば、説明したホッ
トローラに代えて、延伸ピン又は板ヒータを熱間延伸に
使用できるし、或る環境には冷間延伸を適用することも
できる。
紡績糸に良く似た調節されたフィラメント破断性をも
つ糸を製造するのに、フィラメントの破断の可能性自体
は、ジェット後にフィラメントの破断を誘起させること
により良い効果が得られる。
つ糸を製造するのに、フィラメントの破断の可能性自体
は、ジェット後にフィラメントの破断を誘起させること
により良い効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 中田 とし子 (56)参考文献 特開 昭56−140130(JP,A) 特開 昭61−102449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 3/48 D02J 1/00 - 13/00
Claims (10)
- 【請求項1】フィラメントからなるストランド(11、1
2)を、ジェット装置(13)に一緒に通して過剰供給す
ることによって撚り無し又は低撚りコヒーレントストラ
ンドを製造する方法であって、前記ジェット装置が2つ
のストランドのフィラメントを混合しそれによってルー
プを形成し、前記2つのストランドが延伸可能であり、
混合されたストランドがジェット後にさらに処理が行な
われる方法であり、 ジェット装置(13)に入る前のストランド(11、12)が
延伸されていないか、又は不完全に延伸されており、ジ
ェット装置(13)を通過後に前記混合されたストランド
が延伸工程を完了し、そして前記ストランドの固化がジ
ェットと前記ジェット後の処理とによってもたらされる
緊張によって行なわれるか、又は補助されることを特徴
とする方法。 - 【請求項2】前記ストランド(11、12)は、これらを延
伸する度合いが異なっている請求の範囲第1項に記載の
方法。 - 【請求項3】前記ストランド(11、12)は、ジェット装
置(13)の前で部分的に延伸される請求の範囲第2項に
記載の方法。 - 【請求項4】前記ストランド(11、12)は、ジェット装
置(13)に対し差動的に過剰供給される請求の範囲第2
項又は第3項に記載の方法。 - 【請求項5】一方のストランドが、ジェット装置(13)
に対し40%まで過剰供給される請求の範囲第1項〜第4
項のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】前記ストランド(11、12)が同じポリマー
材料である請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項7】前記ストランド(11、12)が両方共マルチ
フィラメントである請求の範囲第1項〜第6項のいずれ
か1項に記載の方法。 - 【請求項8】前記混合され、延伸されたストランドが加
熱工程を受ける請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1
項に記載の方法。 - 【請求項9】請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項
に記載の方法により製造された紡織ストランド。 - 【請求項10】請求の範囲第9項に記載の紡織ストラン
ドからなる縫い糸。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB929223102A GB9223102D0 (en) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | Making textile strands |
GB9223102.6 | 1992-11-04 | ||
PCT/GB1993/002255 WO1994010362A1 (en) | 1992-11-04 | 1993-11-02 | Making textile strands |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08503264A JPH08503264A (ja) | 1996-04-09 |
JP3332381B2 true JP3332381B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=10724526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51084894A Expired - Fee Related JP3332381B2 (ja) | 1992-11-04 | 1993-11-02 | 紡織ストランド及びその製造方法 |
Country Status (23)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5581858A (ja) |
EP (1) | EP0670920B1 (ja) |
JP (1) | JP3332381B2 (ja) |
KR (1) | KR100300613B1 (ja) |
CN (1) | CN1039729C (ja) |
AT (1) | ATE200311T1 (ja) |
AU (1) | AU5375294A (ja) |
BR (1) | BR9307464A (ja) |
CA (1) | CA2147870C (ja) |
CZ (1) | CZ285398B6 (ja) |
DE (1) | DE69330098T2 (ja) |
EE (1) | EE03163B1 (ja) |
ES (1) | ES2155455T3 (ja) |
GB (2) | GB9223102D0 (ja) |
HU (1) | HU215671B (ja) |
IN (1) | IN180485B (ja) |
MY (1) | MY109971A (ja) |
PE (1) | PE55494A1 (ja) |
RO (1) | RO114988B1 (ja) |
RU (1) | RU2121535C1 (ja) |
SK (1) | SK280721B6 (ja) |
WO (1) | WO1994010362A1 (ja) |
ZA (1) | ZA938194B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9323439D0 (en) * | 1993-11-13 | 1994-01-05 | Coats Ltd J & P | Method for making thread |
GB9323441D0 (en) * | 1993-11-13 | 1994-01-05 | Coats Ltd J & P | Method for making thread |
EP0861931B1 (de) * | 1997-02-26 | 2001-12-19 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Verfahren und Anlage zum Erzeugen eines Garnes aus mindestens zwei Garnkomponenten |
DE19730977A1 (de) * | 1997-07-18 | 1999-01-21 | Guetermann Ag | Verfahren zur Herstellung lufttexturierter Nähfäden |
US6370747B1 (en) | 2000-09-13 | 2002-04-16 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Method and apparatus for the bulk collection of texturized strand |
CN103614826A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-03-05 | 东台市苏萌针织时装有限公司 | 新型股线梳线器 |
CN105155056B (zh) * | 2015-07-17 | 2018-01-19 | 湖州高歌纺织有限公司 | 一种牵伸捻线机 |
US11098418B2 (en) * | 2017-09-27 | 2021-08-24 | Abhishek Mandawewala | Process and system for manufacturing twisted and textured yarns |
CH717804A1 (de) * | 2020-09-02 | 2022-03-15 | Ssm Schaerer Schweiter Mettler Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Effekt-Multikomponenten-Gams. |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE130865C (ja) * | 1901-09-17 | 1902-05-27 | ||
GB1190078A (en) * | 1966-07-13 | 1970-04-29 | Du Pont | Novel Silk-like Polyester Yarns and process for producing them |
US4226079A (en) * | 1978-05-04 | 1980-10-07 | Du Pont Canada Inc. | Heather yarn made by combining polyester and polyamide yarns |
DE3166259D1 (en) * | 1980-04-02 | 1984-10-31 | Teijin Ltd | A process for manufacturing a bulky flat yarn |
US4341063A (en) * | 1980-08-26 | 1982-07-27 | Milliken Research Corporation | Air textured yarns |
ZA82486B (en) * | 1981-02-04 | 1982-12-29 | Coats Ltd J & P | Synthetic yarn and yarn-like structures and a method and apparatus for their production |
US4571793A (en) * | 1983-03-02 | 1986-02-25 | Enterprise Machine And Development Corp. | Air jet texturing system for the production of uniform textured yarn |
US4615167A (en) * | 1985-01-04 | 1986-10-07 | Greenberg Neville G | Highly entangled thread development |
KR930003916B1 (ko) * | 1984-10-25 | 1993-05-15 | 아메리칸 앤드 에퍼드 밀즈 인코포레이티드 | 코어사와 장식사로부터 실을 형성하기 위한 방법 및 장치 |
US4674273A (en) * | 1986-04-10 | 1987-06-23 | Milliken Research Corporation | Method to texturize synthetic yarns |
EP0352376B1 (en) * | 1987-01-26 | 1994-03-02 | Toray Industries, Inc. | A latent looped yarn, a fabric made of the same, and a method for manufacturing the latent looped yarn |
US5054174A (en) * | 1988-12-13 | 1991-10-08 | Barmag Ag | Method of producing an air textured yarn |
-
1992
- 1992-11-04 GB GB929223102A patent/GB9223102D0/en active Pending
-
1993
- 1993-11-01 CN CN93112688A patent/CN1039729C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-02 CA CA002147870A patent/CA2147870C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-02 CZ CZ951094A patent/CZ285398B6/cs not_active IP Right Cessation
- 1993-11-02 GB GB9508940A patent/GB2286407B/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-02 RU RU95112497A patent/RU2121535C1/ru not_active IP Right Cessation
- 1993-11-02 KR KR1019950701633A patent/KR100300613B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-11-02 ES ES93924154T patent/ES2155455T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-11-02 BR BR9307464A patent/BR9307464A/pt not_active IP Right Cessation
- 1993-11-02 HU HU9501287A patent/HU215671B/hu not_active IP Right Cessation
- 1993-11-02 WO PCT/GB1993/002255 patent/WO1994010362A1/en not_active Application Discontinuation
- 1993-11-02 SK SK564-95A patent/SK280721B6/sk unknown
- 1993-11-02 AT AT93924154T patent/ATE200311T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-11-02 US US08/424,360 patent/US5581858A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-02 JP JP51084894A patent/JP3332381B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-02 AU AU53752/94A patent/AU5375294A/en not_active Abandoned
- 1993-11-02 DE DE69330098T patent/DE69330098T2/de not_active Revoked
- 1993-11-02 EP EP93924154A patent/EP0670920B1/en not_active Revoked
- 1993-11-02 RO RO95-00833A patent/RO114988B1/ro unknown
- 1993-11-03 IN IN668CA1993 patent/IN180485B/en unknown
- 1993-11-03 ZA ZA938194A patent/ZA938194B/xx unknown
- 1993-11-03 MY MYPI93002315A patent/MY109971A/en unknown
- 1993-11-03 PE PE1993230416A patent/PE55494A1/es not_active Application Discontinuation
-
1994
- 1994-09-02 EE EE9400089A patent/EE03163B1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6454975B1 (en) | Process for making bulk yarns having improved elasticity and recovery | |
JP3332381B2 (ja) | 紡織ストランド及びその製造方法 | |
US4578940A (en) | Method for manufacturing sewing thread | |
WO1995014124A1 (en) | Method for making thread | |
JPS6140771B2 (ja) | ||
EP0728233B1 (en) | Method for making thread | |
IE45829B1 (en) | Yarn processing | |
JP2813525B2 (ja) | 仮撚複合糸及びその製造方法 | |
JP3088930B2 (ja) | 嵩高構造糸及びその製造方法 | |
JP2986366B2 (ja) | 複合仮撚嵩高糸 | |
JP3091387B2 (ja) | 嵩高構造糸及びその製造方法 | |
JP3093845B2 (ja) | ポリエステル複合仮撚糸の製造法 | |
EP0072881A1 (en) | A sewing thread and method for manufacturing the same | |
JPH043455B2 (ja) | ||
JPS605689B2 (ja) | 交絡トルク巻縮糸の製造方法 | |
JPH0633333A (ja) | 不均一複合加工糸及びその製造方法 | |
JP3182314B2 (ja) | 嵩高構造糸の製造方法 | |
JPH03206144A (ja) | 複合嵩高糸の製造方法 | |
JPH06294035A (ja) | スパン複合嵩高糸の製造方法 | |
JPH0482929A (ja) | 複合糸の製造方法 | |
JPS6324097B2 (ja) | ||
JPS6324098B2 (ja) | ||
JPS61194240A (ja) | 絹紡調潜在嵩高加工糸の製造方法 | |
JPH02234933A (ja) | 諸糸調フイラメント加工糸の製法 | |
JPS6218652B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |