JP3332199B2 - 放電加工用電極線の製造方法 - Google Patents

放電加工用電極線の製造方法

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤ放電加工に
用いられる放電加工用電極線に関し、特に、高速加工性
及び耐熱断線性を向上させ、製造コストの低減を実現す
るための放電加工用電極線の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工は、電極線となる細い金
属ワイヤ(放電加工用電極線)を巻き取りつつ被加工物
に対して三次元の送りをかけ、金属ワイヤを電極にして
被加工物に放電を行いながら被加工物を溶断して糸鋸式
の加工を行うもので、特定形状の電極を使用しないで高
精度に三次元形状の製品を創成することができる。特
に、加工の困難な超硬合金等の加工が高精度に行えるた
め、近年、実用範囲が広がりつつある。
【0003】従来より用いられている放電加工用電極線
には、例えば、65重量%Cu−35重量%Zn黄銅電
極線がある。「伸銅技術研究会誌」26、(1987)
P181(発表者:折茂、石橋、奥野、尚)に記載のよ
うに、組成中のZn(亜鉛)濃度が高いほど、加工速度
を向上できることが知られている。
【0004】加工速度の向上は生産性の向上につながる
ことから、Znを芯材に含みながら加工速度を高めるた
めの提案が種々なされている。例えば、50%以上のZ
nを含む合金を芯材に被覆した電極線(特公昭57−5
648号公報)、Cu−Zn系合金芯材の表面にCu−
Zn相を有する線材(特開昭61−197126号公
報)、Zn等の低融点金属元素の濃度が金属線の外表面
ほど高くなっている線材(特公平4−35543号公
報)、銅被覆鋼線に導電性の良い金属を被覆した複合電
極線(特公昭57−5721号公報)、銅被覆鋼線の表
面に合金層を設け、そのZnの濃度が外表面に向かって
高くなるようにした電極線(特公平2−49849号公
報)、銅合金にZn又はZn合金を浸漬焼鈍させて表面
にZn富化層を形成した電極線製造方法(特開昭62−
218026号公報)、銅合金線の表面に所定の厚みの
Cu−Zn合金層を設け、更にCu−Zn合金層の表面
に所定厚のZn層を設けた電極線(特開昭61−117
021号公報)、熱伝導性に優れたCu合金、具体的に
はCr、Zr、Fe、Be、Co及びTiの中から選ん
だ1種あるいは2種以上の元素を0.03〜5.0重量
%含有した合金(特開昭59−134624号公報)、
Cu合金をZn等の溶融浴に通して酸化を防ぎつつ冷却
する電極線製造方法(特開昭59−123752)等を
上げることができる。
【0005】以上、列挙した放電加工用電極線及びその
製造方法は、いずれも高速加工のためにZn濃度が母材
より高いCu−Zn系合金層、あるいはZn層を設けた
ものであり、基本的には特公昭57−5648号公報に
示すZnを含む金属被覆層を設けた電極線の延長上に位
置付けされるものである。また、放電加工の際には張力
を付与して加工するため、張力を高めるために65%C
u−35%Zn黄銅線にCr、Mg、Zr、Ti、S
i、Mn、Al等の元素を添加した電極線も提案されて
いる。また、以上、列挙した各放電加工用電極線及びそ
の製造方法では、いずれも表面へZnを含む合金層を形
成させる方法として電気メッキ法あるいは溶融メッキ法
などが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の放電加
工用電極線及びその製造方法によると、Znを表面層に
用いたことにより、加工速度の向上を図っているが、更
なる加工速度の向上が望まれている。また、従来の放電
加工用電極線及びその製造方法によると、表面へZnを
含む合金層を形成させる方法として電気メッキ法を用い
た場合には、被覆が厚くなると、メッキ時間が長くなる
などの作業効率が悪くなり、設備が高価となり、廃液処
理が必要となるという欠点がある。また、溶融メッキ法
を用いた場合には、設備,製造コストは安いが、浴通過
中に芯材が軟化して所望の引張強度が得られないこと
や、メッキ浴中のZn濃度が変化し易く、偏肉を生じ易
いという欠点がある。
【0007】従って、本発明の目的は、高速加工性及び
耐熱断線性を向上させ、製造コストの低減を実現し得る
放電加工用電極線の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、Cu−Zr合金の芯材を不活性ガス中で走
行加熱しながら直ちに水冷して溶体化処理し、前記溶体
化処理の済んだ前記芯材の外周表面に、10μm以下の
微粉粒からなるCu−Zn粉又はZn粉とCu−Zn粉
の混合物を樹脂沈降防止剤及び溶剤と攪拌してスラリー
状としたものを、走行ラインで均一に連続塗布した後、
不活性ガス雰囲気中で温度700〜950℃、走行速度
1〜5m/minの条件で加熱焼結し、Cu−Znから
なる表面層を形成することを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、走行加熱しながら直ち
に水冷する溶体化処理により、950℃,3時間の加熱
処理後直ちに水冷する一般的な溶体化処理と比較して処
理時間を短縮化できるので、製造コストの低減が可能と
なる。また、溶体化処理により、ZrがCu中に固溶
し、Cu−Zr合金は耐熱性等の所要の特性を有するよ
うになる。従って、溶体化処理したCu−Zrを芯材に
使用することにより、放電加工時に電極線が加熱されて
も、加工時の張力に耐え、断線を防ぐことができる。ま
た、芯材の表面にZn又はCu−Znからなる表面層を
形成することにより、加工速度の向上が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る放電加工用電極線の製造装置を示す構成図であ
る。この製造装置10は、図1(a)に示すように、直
径13mmの溶体化処理していない押出材としてのCu
−0.16wt%Zr(ジルコニウム)線6をノンスリ
ップ加工機によって直径5.6mmまで伸線し(皮むき
加工を2回行う。)、その後直径5.6を直径0.9m
mまで冷間伸線を行い、直径0.9mmのCu−0.1
6wt%Zr線7を得る伸線部8と、このCu−0.1
6wt%Zr線7を不活性ガス(N2 ,Ar等)中で加
熱炉内を900℃×1m/minの温度条件で走行させ
ながら直ちに水冷して溶体化処理を行い、芯材2を得る
溶体化処理部9とを具備している。
【0011】また、製造装置10は、図1(b)に示す
ように、溶体化処理部9によって溶体化処理された直径
0.9mmのCu−0.16wt%Zr線の芯材2がセ
ットされ、この芯材2を繰り出すペイオフ11と、第1
層のCu−Zn粉末スラリーを収容する第1の容器12
と、スラリーの溶剤成分を蒸発させる第1の熱風乾燥部
13と、第2層の粉末スラリーを収容する第2の容器1
4と、スラリーの溶剤成分を蒸発させる第2の熱風乾燥
部15と、不活性ガス(N2 ,Ar等)を導入する導入
管16a及び不活性ガスを排出する排出管16bを備
え、不活性ガス(N2 ,Ar等)雰囲気中で700〜9
50℃,1〜5m/minの温度条件で加熱を行う加熱
電気炉16と、冷却水17aが入った水槽17と、線材
を定速で巻き取る定速巻取り機18と、線材を整列させ
つつ巻き取る整列巻取り機19とを具備している。
【0012】図2は図1に示す製造装置10によって製
造された放電加工用電極線の断面図である。この放電加
工用電極線1は、Cu−0.02〜0.16wt%Zr
合金の芯材2と、この芯材2の表面に被覆されたCu−
Zn合金の表面層3とから構成される。
【0013】第1層のCu−Zn粉末スラリーは、アク
リル系樹脂(7%),樹脂沈降防止剤(1%)及び溶剤
(トルエン+キシレン23%)の配合液中にZn粉(6
9%)を混合したものである。
【0014】第2層のCu−Zn粉末スラリーは、上記
アクリル系樹脂(7%),樹脂沈降防止剤(1%)及び
溶剤(トルエン+キシレン23%)の配合液中にCu−
20wt%Zn合金粉とZn粉を加えて50%濃度のZ
nスラリーとなるように調合したものである。
【0015】Zn粉及びCu−Zn粉は、10μm以下
の微粉粒であり、スラリーの粘度は約1000cpsで
ある。これらのスラリーは、図示しないポンプによりそ
れぞれの第1及び第2の容器12,14に循環供給され
て芯材2の外周表面に付着され、直径1.0〜1.5m
mサイズのテフロンダイスで絞って芯材2表面に塗布さ
れる。その後、熱風乾燥により芯材2表面にZnを含む
表面層3が形成させ、高温雰囲気中で焼結される。
【0016】次に、本装置10による電極線1の一製造
方法を図3の工程図を参照して説明する。まず、伸線部
8では、直径13mmの溶体化処理していないCu−
0.16wt%Zr線6をノンスリップ加工機によって
直径5.6mmまで伸線し、その後直径5.6を直径
0.9mmまで冷間伸線を行い、直径0.9mmのCu
−0.16wt%Zr線7を得る(100)。次に、溶
体化処理部9では、伸線部8からのCu−0.16wt
%Zr線7を不活性ガス(N2 ,Ar等)中で加熱炉内
を900℃×1m/minの温度条件で走行させながら
直ちに水冷して溶体化処理を行い、芯材2を得る(10
1)。
【0017】次に、この溶体化処理した直径0.9mm
のCu−0.16wt%Zrからなる芯材2をペイオフ
11にセットする。ペイオフ11から芯材2を第1の容
器12に繰り出す。第1の容器12にて、ペイオフ11
から繰り出された芯材2の外周表面に第1層のCu−Z
n粉末スラリーを塗布し(102)、これを第1の熱風
乾燥部13にて乾燥させ、スラリーの溶剤成分を蒸発さ
せる(103)。
【0018】第2の容器14にて、第1層のCu−Zn
粉末スラリーの外周面に第2層のCu−Zn粉末スラリ
ーを塗布し(104)、これを第2の熱風乾燥部15に
て乾燥させ、スラリーの溶剤成分を蒸発させる(10
5)。
【0019】第2の熱風乾燥部15を通過した線材を不
活性ガス(N2 ,Ar等)雰囲気中で700〜950
℃,1〜5m/minの温度条件で加熱電気炉16内を
走行させ、表面層(Cu−Zn合金層)3を形成する
(106)。表面層3が形成された線材(電極線1)を
水槽17にて表面酸化物を洗浄除去し(107)、定速
巻取り機18を経て整列巻取り機19に巻き取る。
【0020】その後、整列巻取り機19に巻き取った電
極線1を直径0.9mmから直径0.2mmまで冷間伸
線して放電加工用電極線1を得る(108)。以上の加
熱走行ラインでCu−Zr合金からなる芯材2の外周表
面にCu−Znからなる表面層3が加熱焼結される。
【0021】
【実施例】次に、上記表面層形成工程106を900
℃,1m/minの温度条件で走行処理した結果を図4
乃至図6を参照して説明する。図4は上記洗浄除去工程
(107)後、冷間伸線工程(108)前の直径0.9
mmの放電加工用電極線1の断面を示す顕微鏡写真であ
る。このときの直径0.9mmの芯材2の外周表面に
は、厚さ45〜50μmのCu−Zn合金層である表面
層3が形成されていた。図5は上記冷間伸線工程(10
8)により直径0.2mmに伸線した放電加工用電極線
1の断面を示す顕微鏡写真、図6はその放電加工用電極
線1の表面層3からの距離とZn濃度の関係を示す特性
図である。このときの直径0.2mmの芯材2の外周表
面には、厚さ10〜20μm程度の約Cu−30〜45
%Znの表面層3が形成されていた。
【0022】
【表1】 表1は直径0.9mmの芯材2の外周表面に第1層のス
ラリーとしてZn粉末(100%)を塗布して乾燥した
後、第2層のスラリーとしてCu−Zn粉の混合比率を
変化させたスラリーを調合して加熱焼結した結果を示す
ものである。Cu−Zn合金層は、Zn粉及びCu−Z
n粉の組合せによって調整することも可能である。すな
わち、比較例1に示すように、第1層及び第2層のスラ
リーが共にZn粉の場合は、芯材2の境界はZnの拡散
が主となるため、20μm程度より厚い合金層は得られ
ない。また、比較例3に示すように、第1層のスラリー
がZn粉、第2層のスラリーがCu−20%Zn粉の場
合は、Znの拡散とCu−Zn合金層の反応状態を生ず
るが、やはり合金層膜がそれ程成長しない。そこで、実
施例3に示すように、Cu−20%Zn粉にZn粉を加
えてCu−50%Zn粉スラリーを第2層にして加熱焼
結したところ、Cu−Zn合金層の反応が大きくなる結
果、目標とするCu−Zn合金層とすることが可能とな
った。また、実施例1乃至3に示すように、スラリーの
混合比率は、合金形成膜厚及び加工性を評価すると、C
u−30〜50%Zn濃度が良好な結果が得られてい
る。
【0023】
【表2】 表2は図3の表面層形成工程(106)における走行加
熱温度による評価結果を示すものである。600℃及び
1000℃で処理した比較例4,5の合金形成膜厚は、
2,20μmとばらつきがあるのに対し、700〜95
0℃で処理した実施例4〜6の合金形成膜厚は、30〜
60μmと安定している。
【0024】上述した放電加工用電極線1の製造方法に
よれば、以下の効果が得られる。芯材2のCu−Zr合
金のZr含有量を0.02〜0.16wt%とすること
により、耐熱強度に優れる。また、Zn粉及びCu−2
0〜50%Zn粉は、1層あるいは複数層に組み合わせ
て加熱焼結することにより、高い濃度のZn層が可能と
なる。この結果、加工速度の向上が顕著となる。また、
Cu−Zr合金の芯材2は導電性も高く、その外周表面
層に高濃度のZn層を形成させることができるので、安
定した放電性が得られ、加工速度も向上する。また、芯
材2のCu−Zr合金線は、走行溶体化処理によっても
耐熱強度が得られることから、高導電性および高耐熱性
の電極線とすることができ、製造コストの低減を図るこ
とができる。また、Zn粉,Cu−Zn粉の粒子を10
μmとすることにより、樹脂,溶剤とよく混合されたス
ラリーとなり、芯材2の外周表面に均一に塗布すること
ができる。また、Cu−Zr合金の芯材2の外周に表面
層3を加熱焼結を施すための温度条件は、700〜95
0℃、走行速度は1〜5m/minで行うことにより、
任意のCu−Znの膜厚層が可能となり、線材のサイ
ズ,用途等に対応することができる。
【0025】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々な実施の形態が可能である。例えば、芯材2
のCu−Zr合金線の走行溶体化は、Zn粉及びCu−
Zn粉の塗布後に施してよい。すなわち、溶体化しない
芯材2をペイオフ11より繰り出して粉末スラリーを塗
布して乾燥し、加熱焼結後に直ちに水冷処理することに
よっても同様の耐熱性が得られることから、さらにコス
ト低減を図ることが可能である。また、表面層3のZn
濃度は高い程加工速度が向上するので、粉末スラリーの
組合せを第1層のスラリーとしてCu−Zn粉スラリー
とし、第2層のスラリーとしてZn粉スラリーのように
してもよく、さらに、第3層を用いて塗布することも可
能である。これにより、目的に応じた合金層厚さあるい
はZn濃度を調整することができる。また、表面層3の
Cu−30〜50wt%Zn粉の配合形態は、Zn粉と
Cu粉の組合せ又はCu−Zn合金粉とZn粉の組合せ
でもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、芯
材の表面にZn又はCu−Znからなる表面層を形成す
ることにより、高速加工性の向上を図ることができる。
また、溶体化処理により、ZrがCu中に固溶し、Cu
−Zr合金は耐熱性を有するようになるので、耐熱断線
性の向上を図ることができる。また、走行加熱しながら
直ちに水冷する溶体化処理により、950℃,3時間の
加熱処理後直ちに水冷する一般的な溶体化処理と比較し
て処理時間を短縮化できるので、製造コストの低減が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電加工用電極線の製造装置を示
す構成図である。
【図2】図1の製造装置で製造された放電加工用電極線
の断面図である。
【図3】本発明に係る放電加工用電極線の一製造工程を
示す工程図である。
【図4】伸線前の直径0.9mmの放電加工用電極線の
断面を示す顕微鏡写真である。
【図5】直径0.2mmに伸線した放電加工用電極線の
断面を示す顕微鏡写真である。
【図6】直径0.2mmに伸線した放電加工用電極線の
表面層からの距離とZn濃度の関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1 放電加工用電極線 2 芯材 3 表面層 9 溶体化処理部 10 製造装置 12 第1の容器 13 第1の熱風乾燥部 14 第2の容器 15 第2の熱風乾燥部 16 加熱電気炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 隆裕 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日 立電線株式会社 豊浦工場内 審査官 神崎 孝之 (56)参考文献 特開 平4−176849(JP,A) 特開 昭62−218026(JP,A) 特開 昭59−134624(JP,A) 特開 平5−177443(JP,A) 特開 昭59−153805(JP,A) 特開 昭62−4834(JP,A) 特開 平3−68734(JP,A) 特開 昭59−129629(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Cu−Zr合金の芯材を不活性ガス中で走
    行加熱しながら直ちに水冷して溶体化処理し、前記溶体
    化処理の済んだ前記芯材の外周表面に、10μm以下の
    微粉粒からなるCu−Zn粉又はZn粉とCu−Zn粉
    の混合物を樹脂沈降防止剤及び溶剤と攪拌してスラリー
    状としたものを、走行ラインで均一に連続塗布した後、
    不活性ガス雰囲気中で温度700〜950℃、走行速度
    1〜5m/minの条件で加熱焼結し、Cu−Znから
    なる表面層を形成し、冷間伸線を行うことを特徴とする
    放電加工用電極線の製造方法。
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KR100460699B1 (ko) * 2002-08-01 2004-12-09 최병일 코팅 와이어용 전극선 제조방법
CN105033377B (zh) * 2015-07-30 2017-05-10 宁波博威麦特莱科技有限公司 一种高效低损耗电火花腐蚀加工用电极丝及其制备方法

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