JP3330639B2 - 自動車のサンシェード装置 - Google Patents

自動車のサンシェード装置

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JP3330639B2 JP16935392A JP16935392A JP3330639B2 JP 3330639 B2 JP3330639 B2 JP 3330639B2 JP 16935392 A JP16935392 A JP 16935392A JP 16935392 A JP16935392 A JP 16935392A JP 3330639 B2 JP3330639 B2 JP 3330639B2
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知美 宮本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車のサンシェー
ド装置に関し、さらに詳しくはバックドアのウインド部
内方に設けられた日除け用のサンシェード装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハッチバックタイプの自動車に
おいては、車体後部に形成されたドア用開口を覆蓋する
バックドアが開閉自在に設けられており、該バックドア
のウインド部内方に、日除け用のサンシェードを配置す
る場合がある。
【0003】例えば、実開昭62−124025号公報
に開示されているように、バックドアにサンシェードを
付設するようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハッチバッ
クタイプの自動車では、バックドアの開作動時には、ド
ア用開口が大きく開放されてしまうところから、車室内
の空気がドア用開口を介して外方へ放出されてしまう。
従って、車室内が空調されている場合、せっかく最適空
気温度に調整されている車室内調和空気が外方へ放出さ
れてしまって、車室空調が乱れてしまうという不都合が
ある。
【0005】上記公知例の場合にも、サンシェードとバ
ックドアとが一体的に動作するようになっているため、
車室内空気の外方への放出を防ぐことができない。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、バックドアのウインド部内方に配設されるサンシ
ェードをバックドアとともに動作しあるいはバックドア
と分離し得るようにすることによって、荷物の出し入れ
の容易さを確保しつつ車室内空調の乱れを防止すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、車体後部に形成さ
れたドア用開口を覆蓋するバックドアのウインド部内方
にサンシェード本体を設けてなる自動車のサンシェード
装置において、前記サンシェード本体を、前記開口上端
縁に対してヒンジを介して揺動自在に支持するととも
に、前記サンシェード本体下端側を車体側あるいはバッ
クドア側に対して択一的に係止する係止手段と、該係止
手段による前記サンシェード本体の車体側あるいはバッ
クドア側への係止を切り換える切換操作手段とを付設
、前記サンシェード本体を、前記係止手段により車体
側に係止された状態でバックドアの開作動時に該バック
ドアから分離して前記ドア用開口の一部を閉塞する一
方、バックドア側に係止された状 態では該バックドアと
ともに開作動するように構成している。
【0008】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載の自動車のサンシ
ェード装置において、前記係止手段を、サンシェード本
体側に設けられたピン部材と、該ピン部材の両端が挿入
係止されるべく前記車体側およびバックドア側に設けら
れ且つ前記ピン部材の軸回り回動により択一的に係止状
態が得られる係止受部とによって構成する一方、前記切
換操作手段を、前記ピン部材を軸回りに往復回動させる
回動操作機構により構成するようにしている。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0010】即ち、サンシェード本体は、バックドアの
開作動時においてバックドアとともに動作したり、バッ
クドアと分離されてドア用開口の一部(即ち、車室内と
外方とを連通する部分)を閉塞した状態を維持されるこ
ととなる。
【0011】請求項2の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0012】即ち、サンシェード本体側に設けられたピ
ン部材を、切換操作手段によって軸回りに往復回動させ
ることにより、ピン部材が、車体側の係止受部あるいは
バックドア側の係止受部に択一的に係止されることとな
って、サンシェード本体は、バックドアの開作動時にお
いてバックドアとともに動作したり、バックドアと分離
されてドア用開口の一部(即ち、車室内と外方とを連通
する部分)を閉塞した状態を維持されることとなる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車体後部に形
成されたドア用開口を覆蓋するバックドアのウインド部
内方にサンシェード本体を設けてなる自動車のサンシェ
ード装置において、前記サンシェード本体を、前記開口
上端縁に対してヒンジを介して揺動自在に支持するとと
もに、前記サンシェード本体下端側を車体側あるいはバ
ックドア側に対して択一的に係止する係止手段と、該係
止手段による前記サンシェード本体の車体側あるいはバ
ックドア側への係止を切り換える切換操作手段とを付設
、前記サンシェード本体を、前記係止手段により車体
側に係止された状態でバックドアの開作動時に該バック
ドアから分離して前記ドア用開口の一部を閉塞する一
方、バックドア側に係止された状態で該バックドアとと
もに開作動するように構成して、サンシェード本体が、
バックドアの開作動時においてバックドアとともに動作
したり、バックドアと分離されてドア用開口の一部(即
ち、車室内と外方とを連通する部分)を閉塞した状態を
維持されるようにしたので、荷物の出し入れの容易さを
確保しつつ車室内空調の乱れも効果的に防止できるとい
う優れた効果がある。
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
自動車のサンシェード装置において、係止手段を、サン
シェード本体側に設けられたピン部材と、該ピン部材の
両端が挿入係止されるべく前記車体側およびバックドア
側に設けられ且つ前記ピン部材の軸回り回動により択一
的に係止状態が得られる係止受部とによって構成する一
方、切換操作手段を、前記ピン部材を軸回りに往復回動
させる回動操作機構により構成するようにして、ピン部
材を、軸回りに往復回動させるという簡易な操作によ
り、ピン部材が、車体側の係止受部あるいはバックドア
側の係止受部に択一的に係止されるようにしたので、サ
ンシェード本体が、バックドアの開作動時においてバッ
クドアとともに動作したり、バックドアと分離されてド
ア用開口の一部(即ち、車室内と外方とを連通する部分)
を閉塞した状態を維持され得ることとなり、極めて簡易
な構成および操作によって、荷物の出し入れの容易さを
確保しつつ車室内空調の乱れも効果的に防止できるとい
う優れた効果がある。
【0015】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0016】実施例1図1ないし図8には、本願発明の
実施例1にかかる自動車のサンシェード装置が示されて
いる。本実施例は、請求項1および2の発明に対応する
ものである。
【0017】本実施例の自動車においては、図1に示す
ように、車体1の後部に形成されたドア用開口2を覆蓋
するバックドア3が、該開口2の上部口縁に対してヒン
ジ4を介して開閉自在に支持されている。符号5はバッ
クドア3の開閉作動を滑らかならしめるためのステーダ
ンパーである。
【0018】前記バックドア3ののウインド部3aの内
方には、該ウインド部3aを透過してくる日光の日除け
として作用する透明のサンシェード本体6が、前記開口
2の上端口縁に対してヒンジ7を介して揺動自在に支持
されている。そして、該サンシェード本体6は、閉状態
においては車室後部に形成される荷物室8の上方を覆う
パッケージトレイ9(図2参照)より上方の空間部10後
端を閉塞することとなっている。
【0019】しかして、本実施例の自動車には、前記サ
ンシェード本体6下端側を車体1側あるいはバックドア
3側に対して択一的に係止する係止手段11と、該係止
手段11による前記サンシェード本体6の車体1側ある
いはバックドア3側への係止を切り換える切換操作手段
12とが付設されている。
【0020】前記係止手段11は、前記サンシェード本
体6の下端両側あって同一構造とされている。従って、
以下の説明においては一方側の構造について説明する。
【0021】前記サンシェード本体6の下端には、後方
に向って延びる支持アーム13が固定されており、該支
持アーム13の端部には、リンク14が揺動可能に枢支
されている。該リンク14には、車輻方向に延びる中空
パイプからなる連結杆15の一端に突設された枢軸16
に対して回動可能に枢支されている。この連結杆15
は、左右一対のリンク14,14を連結する機能を有し
ている。前記リンク14は、後に詳述するように、サン
シェード本体6が閉止状態にある場合と、バックドア3
とともに開放された状態にある時とで、ヒンジ7を中心
とした揺動半径が異なることに対処する作用を備えてい
る。
【0022】前記連結杆15の端部には、上下方向に両
端部17a,17bが突出せしめられた状態のピン部材1
7が軸回り方向に回動可能に支持されている。
【0023】そして、前記車体1側(即ち、車室側壁1
a)およびバックドア3側(即ち、ウインドフレーム3b)
には、図2ないし図4に示すように、前記ピン部材17
の両端部17a,17bが挿入係止される係止受部18a,
18bが設けられている。該係止受部18a,18bは、バ
ックドア3の閉状態において前記ピン部材17の両端1
7a,17bが挿入される挿通孔19a,19bを有してい
る。
【0024】該挿通孔19a,19bの周壁部には、遠心
方向に延びる収納孔20a,20bが形成されており、該
収納孔20a,20bには、スプリング21a,21bによっ
て求心方向(即ち、ピン部材17の両端部17a,17b外
周面方向)に付勢されたロック片22a,22bがそれぞれ
進退自在に収納されている。
【0025】一方、前記ピン部材17の両端部17a,1
7b外周には、前記ロック片22a,22bが係合せしめら
れることによって、ピン部材17と係止受部18a,18
bとの係止状態を確保する係合凹部23a,23bが円周方
向に90°の位相差をもって形成されている。従って、
前記ピン部材17の軸回り方向(即ち、矢印Mあるいは
Nで示す方向)への回動によりロック片22aと係合凹部
23aと(あるいは、ロック片22bと係合凹部23bと)
が択一的に係合状態とされることとなっているのであ
る。符号24a,24bは挿通孔19a,19bの奥底部にお
いてスプリング25a,25bにより前記ピン部材両端部
17a,17bの先端面に圧接され、ピン部材17の揺動
を抑止する防振部材である。
【0026】上記したように、本実施例においては、サ
ンシェード本体6側(換言すれば、連結杆15の端部)に
設けられたピン部材17と、車体1側(即ち、車室側壁
1a)およびバックドア3側(即ち、ウインドフレーム3
a)に設けられた係止受部18a,18bとによって係止手
段11が構成されることとなっているのである。
【0027】前記切換操作手段12は、前記ピン部材1
7を軸回りに90°往復回動させる回動操作機構とされ
ており、前記ピン部材17の略中間部において遠心方向
に突設されたレバー26と、該レバー26の先端に連結
された操作ケーブル27とにより構成されている。該操
作ケーブル27は、左右のピン部材17,17が同期回
動され得るようにピン部材17,17を連結することと
なっている。
【0028】さらに、前記連結杆15の中間部には、前
記操作ケーブル27を左右方向(即ち、矢印Pあるいは
Q方向)に操作するとともに、操作後の位置において操
作ケーブル27の位置決めを行うロッキングセレクト機
構28が設けられている。
【0029】該ロッキングセレクト機構28は、図5お
よび図6に示すように、前記連結杆15の中間部におい
て一部切除した部分に配設され、左右両端に前記操作ケ
ーブル27が挿通される切欠穴30,30を、周方向に
開口31を有するガイド部材29と、前記連結杆15の
外周に対してスライド自在に遊嵌され、前記ガイド部材
29内に臨ましめられて前記操作ケーブル27が巻き付
けられる凸部33を有するスライダー32とによって構
成されている。
【0030】前記ガイド部材29の内底部には、左右両
端に位置する平坦部34a,34bと該平坦部34a,34b
間に位置する円弧部34cとからなる位置決め手段34
が形成されている。一方、前記スライダー32の凸部3
3には、前記位置決め手段34に当接され、前記スライ
ダー32の左右方向への移動に伴って転動するガイドロ
ーラ35aを有するローラユニット35がスプリング3
6によって位置決め手段34側へ付勢された状態で設け
られている。
【0031】上記のように構成したことにより、スライ
ダー32の左右方向への移動に伴ってガイドローラ35
aが位置決め手段34の円弧部34cを乗り越えると、そ
の位置においてスライダー32が位置決めされることと
なる。つまり、スライダー32は、図5に実線で示す位
置と、鎖線で示す位置とに択一的に位置決めされること
となっているのである。
【0032】上記のように構成された自動車のサンシェ
ード装置では、次のような作用が得られる。
【0033】本実施例のサンシェード装置においては、
バックドア3が閉状態にある時には、図3に示すよう
に、ピン部材17の両端部17a,17bが車体1側およ
びバックドア3側の係止受部18a,18bの挿通孔19
a,19bにそれぞれ挿入されているが、前記ピン部材1
7の一端部17aに形成された係合凹部23aとロック片
22aとは係合状態とされ、前記ピン部材17の他端部
17bに形成された係合凹部23bとロック片22bとは
非係合状態とされている。つまり、ピン部材17は、車
体1側の係止受部18aに対して挿入係止されているの
である。この時、ロッキングセレクト機構28において
は、スライダー32が図5に実線で示す位置(即ち、左
端)に位置せしめられている。
【0034】この状態からバックドア3を開作動させる
と、バックドア3とサンシェード本体6との係止状態が
解除(即ち、ピン部材17の他端部17bに係合された係
合凹部23bとロック片22bとが非係合状態と)されて
いるため、図7に示すように、バックドア3のみが開
き、サンシェード本体6は閉止状態を維持されることと
なる。この状態では、パッケージトレイ9下方に形成さ
れる荷物室8に収納可能な小型の荷物Aの収納が可能と
なるとともに、パッケージトレイ9より上方の空間部1
0後端がサンシェード本体6によって閉塞されることと
なる。従って、荷物Aの出し入れの容易さを確保しつつ
車室内空調の乱れも効果的に防止できることとなるので
ある。
【0035】ところで、図8に示すようにパッケージト
レイ9下方に形成される荷物室8に収納不可能な大型の
荷物A′を収納したい場合には、一旦バックドア3を開
状態とした後、ロッキングセレクト機構28を構成する
スライダー32を矢印P方向に移動させて図5の鎖線図
示位置に位置決めすると、操作ケーブル27の引張力に
よってピン部材17が軸回り方向(即ち、図3に矢印M
で示す方向)に90°だけ回動せしめられることとな
り、図4に示すように、前記ピン部材17の一端部17
aに形成された係合凹部23aとロック片22aとは非係
合状態とされる。この状態のもとに、バックドア3を閉
作動させると、ピン部材17の他端部17bに形成され
た係合凹部23bとロック片22bとが係合状態とされる
(図4参照)。つまり、ピン部材17は、バックドア3側
の係止受部18bに対して挿入係止されることとなる。
そこで、再度バックドア3を開作動させると、サンシェ
ード本体6はバックドア3とともに開作動せしめられる
(図8参照)。そこで、パッケージトレイ9を取り外せ
ば、車室後部へ大型の荷物A′を容易に収納できるので
ある。その後、再びバックドア3を閉作動させる場合に
は、ロッキングセレクト機構28を構成するスライダー
32を矢印Q方向に移動させて図5の実線図示位置に復
帰せしめると、元の状態(即ち、図3の状態)に復帰せし
められることとなる。
【0036】実施例2図9ないし図11には、本願発明
の実施例2にかかる自動車のサンシェード装置が示され
ている。本実施例は、請求項1および2の発明に対応す
るものである。
【0037】本実施例の場合、切換操作手段12として
作用する回動操作機構は、車体1側の係止受部18aに
配設された可逆モータ37と、該可逆モータ37の駆動
力をピン部材17を軸回り方向に回動させる力として伝
達する動力伝達部38とによって構成されている。該動
力伝達部38は、前記可逆モータ37の回転軸37aに
枢着された扇形のギヤ39と、該ギヤ39と噛合すべく
前記ピン部材17の外周に形成されたギヤ部40とによ
って構成されている。そして、本実施例の場合、実施例
1における操作ケーブル27は、左右のピン部材17,
17を同期回動させるための連動部材として作用するこ
ととなっており、ロッキングセレクト機構は省略されて
いる。なお、前記可逆モータ37のON・OFFは、例
えば運転席に設けられたスイッチ(図示省略)により行な
われることとなっている。その他の構成は実施例1と同
様なので説明を省略する。
【0038】上記のように構成したことにより、可逆モ
ータ37を正・逆回転駆動させることによって、ピン部
材17が矢印MあるいはN方向に90°づつ回動せしめ
られることとなり、ピン部材17が車体側係止受部18
aあるいはバックドア側係止受部18bに対して択一的に
係止されることとなる(図9あるいは図10参照)。従っ
て、バックドア3の開作動時においては、サンシェード
本体6は、車体1側に残置される姿勢と、バックドア3
とともに開作動される姿勢とを択一的にとり得ることと
なる。つまり、本実施例の場合、運転席におけるスイッ
チ操作によってサンシェード本体6の動作パターンが決
定されることとなるのである。その他の作用効果は実施
例1と同様なので説明を省略する。
【0039】実施例3図12ないし図14には、本願発
明の実施例3にかかる自動車のサンシェード装置が示さ
れている。本実施例は、請求項1および2の発明に対応
するものである。
【0040】本実施例の場合、切換操作手段12として
作用する回動操作機構は、車体1側の係止受部18aに
枢支された扇形のギヤ39と該ギヤ39に噛合すべくピ
ン部材17の外周に形成されたギヤ部40とからなる動
力伝達部38と、前記ギヤ39の枢軸39aに固着され
且つ水平揺動する揺動アーム41と、該揺動アーム41
を水平揺動させるプッシュプルケーブル42とによって
構成されている。そして、本実施例の場合にも、実施例
1における操作ケーブル27は、左右のピン部材17,
17を同期回動させるための連動部材として作用するこ
ととなっており、ロッキングセレクト機構は省略されて
いる。なお、前記プッシュプルケーブル42の操作は運
転席側から手動により行なわれることとなっている。そ
の他の構成は実施例1と同様なので説明を省略する。
【0041】上記のように構成したことにより、プッシ
ュプルケーブル42を押し引き操作することによって、
ピン部材17が矢印MあるいはN方向に90°づつ回動
せしめられることとなり、ピン部材17が車体側係止受
部18aあるいはバックドア側係止受部18bに対して択
一的に係止されることとなる(図12あるいは図13参
照)。従って、バックドア3の開作動時においては、サ
ンシェード本体6は、車体1側に残置される姿勢と、バ
ックドア3とともに開作動される姿勢とを択一的にとり
得ることとなる。つまり、本実施例の場合、運転席側か
らの手動操作によってサンシェード本体6の動作パター
ンが決定されることとなるのである。その他の作用効果
は実施例1と同様なので説明を省略する。
【0042】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかるサンシェード装置
を備えた自動車の後部斜視図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる自動車のサンシェ
ード装置における要部を示す断面図である。
【図3】サンシェード本体が車体側に係止された状態を
示す図2のIII−III拡大断面図である。
【図4】サンシェード本体がバックドア側に係止された
状態を示す図3相当図である。
【図5】本願発明の実施例1にかかる自動車のサンシェ
ード装置におけるロッキングセレクト機構を示す断面図
である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】サンシェード本体が車体側に係止された状態で
バックドアが開作動された状態を示す自動車の後部概略
側面部である。
【図8】サンシェード本体がバックドア側に係止された
状態でバックドアが開作動された状態を示す自動車の後
部概略側面部である。
【図9】本願発明の実施例2にかかる自動車のサンシェ
ード装置における図3相当図である。
【図10】本願発明の実施例2にかかる自動車のサンシ
ェード装置における図4相当図である。
【図11】図9のXI−XI断面図である。
【図12】本願発明の実施例3にかかる自動車のサンシ
ェード装置における図3相当図である。
【図13】本願発明の実施例3にかかる自動車のサンシ
ェード装置における図4相当図である。
【図14】図12のXIV−XIV断面図である。
【符号の説明】
1は車体、2はドア用開口、3はバックドア、3aはウ
インド部、6はサンシェード本体、8は荷物室、9はパ
ッケージトレイ、11は係止手段、12は切換操作手
段、17はピン部材、17a,17bはピン部材の両端
部、18a,18bは係止受部、28はロッキングセレク
ト機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 3/00 B60J 1/18 B60J 5/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部に形成されたドア用開口を覆蓋
    するバックドアのウインド部内方にサンシェード本体を
    設けてなる自動車のサンシェード装置であって、前記サ
    ンシェード本体は、前記開口上端縁に対してヒンジを介
    して揺動自在に支持されており、前記サンシェード本体
    下端側を車体側あるいはバックドア側に対して択一的に
    係止する係止手段と、該係止手段による前記サンシェー
    ド本体の車体側あるいはバックドア側への係止を切り換
    える切換操作手段とが付設され、前記サンシェード本体
    は、前記係止手段により車体側に係止された状態でバッ
    クドアの開作動時に該バックドアから分離して前記ドア
    用開口の一部を閉塞する一方、バックドア側に係止され
    た状態では該バックドアとともに開作動するように構成
    されていることを特徴とする自動車のサンシェード装
    置。
  2. 【請求項2】 前記係止手段は、サンシェード本体側に
    設けられたピン部材と、該ピン部材の両端が挿入係止さ
    れるべく前記車体側およびバックドア側に設けられ且つ
    前記ピン部材の軸回り回動により択一的に係止状態が得
    られる係止受部とによって構成され、前記切換操作手段
    は、前記ピン部材を軸回りに往復回動させる回動操作機
    構により構成されていることを特徴とする前記請求項1
    記載の自動車のサンシェード装置。
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