JP3330328B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JP3330328B2
JP3330328B2 JP24204098A JP24204098A JP3330328B2 JP 3330328 B2 JP3330328 B2 JP 3330328B2 JP 24204098 A JP24204098 A JP 24204098A JP 24204098 A JP24204098 A JP 24204098A JP 3330328 B2 JP3330328 B2 JP 3330328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
mounting member
fitting
holder
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24204098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000082534A (ja
Inventor
憲作 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP24204098A priority Critical patent/JP3330328B2/ja
Priority to US09/337,464 priority patent/US6217363B1/en
Priority to DE69929376T priority patent/DE69929376T2/de
Priority to EP99112172A priority patent/EP0967692B1/en
Priority to AU36793/99A priority patent/AU746742B2/en
Priority to BR9902608-2A priority patent/BR9902608A/pt
Publication of JP2000082534A publication Critical patent/JP2000082534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3330328B2 publication Critical patent/JP3330328B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
ける車体側固定パネルに、モジュール側可動パネルを取
付けると同時に結合できるようにしたコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のメータモジュール、ドア
モジュール、オーバーヘッドモジュール等の組立工程に
おいては、車体側パネル(例えば、ダッシュボード、ド
アパネル、ルーフパネル)のワイヤーハーネスのコネク
タと電装モジュール側パネル(例えば、インストルメン
トパネル、インナーパネル)のワイヤーハーネスのコネ
クタとを手で結合してから、車体側パネルに電装モジュ
ール側パネルを取付けるようにしていたが、コネクタの
手作業による結合が必要なために組立作業性が悪かっ
た。また、各コネクタのワイヤーハーネスに余長を必要
とするから、走行振動で異音が発生したり、電線の噛み
込みのおそれがあり、各種の対策が必要であった。
【0003】このため、車体側固定パネルに、モジュー
ル側可動パネルを取付けると同時に結合できるようにし
たコネクタが提案されている(特開平5−54933号
公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コネクタでは、各パネルにコネクタが縦向き(パネルの
対向方向向き)となるように固定しているだけであった
から、各パネルの間(奥行き方向)に広いコネクタ結合
用スペースを確保しなければならないという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、奥行き方向のスペースが狭くても結
合可能なコネクタを提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1取付け部材に設けた第1コネクタと
第2取付け部材に設けた第2コネクタとを、両取付け部
材を相対的に接近させたときに結合させるコネクタであ
って、第1取付け部材に、横向き位置の第1コネクタを
固定し、第2取付け部材に固定したホルダーの両側部の
カムスロット部に、第2コネクタの両側部のガイドピン
部を横向き前進方向へ移動可能に支持するとともに、ホ
ルダーに、第2コネクタを横向き初期位置に仮係止する
仮係止部が設けられると共に、第1コネクタに、第2コ
ネクタが対向した時に上記仮係止部による仮係止を解除
する仮係止解除部が設けられていて、両取付け部材を相
対的に接近させたときに、第1コネクタの仮係止解除部
でホルダーの仮係止部による第1コネクタの仮係止が解
除されて、カムスロット部で第2コネクタが横向き前進
方向へ移動されて、第1コネクタの端子と第2コネクタ
の端子とが完全嵌合された後に、第2コネクタがホルダ
ーに対してさらに横向き前進方向へ移動可能としたこと
を特徴とするコネクタを提供するものである。
【0007】本発明によれば、第1取付け部材に第1コ
ネクタを横向き(取付け部材の対向方向に直角向き)位
置で固定し、第2取付け部材のホルダーの両側部のカム
スロット部で第2コネクタの両側部のガイドピン部を横
向き前進方向へ移動可能に嵌合支持して、両取付け部材
を相対的に接近させると、第1コネクタの仮係止解除部
でホルダーの仮係止部による第1コネクタの仮係止が解
除されて、第1コネクタに対して第2コネクタがガイド
ピン部とカムスロット部とで横向き前進方向に移動しな
がら結合が完了する前に、第1コネクタの端子と第2コ
ネクタの端子とが完全嵌合され、その後に、第1コネク
タと第2コネクタとの結合が完了するようになる。
【0008】請求項2のように、第1コネクタに、第2
コネクタが対向した時に第2コネクタを対向位置に保持
するとともに横向き前進方向への移動をガイドする保持
ガイド部が設けられている構成とすることができる。
【0009】請求項3のように、上記ホルダーに、第1
コネクタと第2コネクタとの結合時に、第1取付け部材
に形成した位置決め穴に係合する位置決め部を形成した
構成とすることができる。
【0010】請求項4のように、第1取付け部材と第2
取付け部材は、一方が自動車の車体側固定パネルであ
り、他方が電装モジュール側可動パネルである構成であ
ると、自動車の組立工程でのコネクタの手作業による結
合が不要となる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】図1〜図3は、ダッシュボード(第1取付
け部材…車体側パネル)1の雌コネクタ(第1コネク
タ)2に、インストルメントパネル(第2取付け部材…
電装モジュール側パネル)3の雄コネクタ(第2コネク
タ)4を結合する第1実施形態である。
【0016】上記ダッシュボード1の前面1aには差し
込みシュー状の固定金具5が取付けられ、この固定金具
5に、雌コネクタ2の底部のシュー溝部2eが差し込ま
れて係止部5aで係止されることにより、雌コネクタ2
が固定金具5で横向き位置に固定されている。
【0017】上記インストルメントパネル3の後面に
は、位置決め用の凹部3aが形成され、この凹部3aに
U字状の雄側ホルダー7の底部が嵌め込まれると共に、
インストルメントパネル3の後面に突設したボス部3b
に、雄側ホルダー7の両側部7aの外面下部から両側方
に突出するフランジ部7bをそれぞれねじ止め等するこ
とにより固定されている。
【0018】上記雄コネクタ4の両側部の外面には両側
方に突出するガイドピン部4dがそれぞれ形成されると
共に、上記雄側ホルダー7の両側部7aには、前進方向
(矢印F参照)下向きに傾斜したカムスロット部7cが
形成され、このカムスロット部7cの下部7dは上下方
向の直線状に形成されている。そして、このカムスロッ
ト部7cに上記雄コネクタ4のガイドピン部4dが嵌合
されてガイドされることにより、後述するように、横向
き位置で固定の雌コネクタ2の嵌合部2aに対して、雄
コネクタ4の嵌合部4aが横向き前進方向に移動しなが
ら結合するようになる。
【0019】上記雄コネクタ4の嵌合部4aには、雌コ
ネクタ2の嵌合部2aを上方から嵌め合わせるための切
欠き4eが形成されている。なお、雄コネクタ4を図2
(a)の横向き初期位置に仮係止しておくために、係止
突起と係止穴やスプリングのような仮係止部を設けるの
が好ましい(第2実施形態を参照)。
【0020】上記雄側ホルダー7の両側部7aは上方に
延長して位置決め部7hを形成すると共に、ダッシュボ
ード1に、この位置決め部7hが係合可能な位置決め穴
1bを形成して、雌コネクタ2の嵌合部2aと雄コネク
タ4の嵌合部4aとの結合時に、位置決め部7hを位置
決め穴1bに係合させるようになっている。
【0021】上記のように構成した第1実施形態の雌コ
ネクタ2と雄コネクタ4の結合手順を次に説明する。
【0022】図2(a)に示したように、結合前(組立
前)には、ダッシュボード1に雌コネクタ2が横向き位
置に固定されていると共に、インストルメントパネル3
の雄コネクタ4は横向き位置に仮係止されている。
【0023】そして、図2(b)に示したように、ダッ
シュボード1に対してインストルメントパネル3を平行
状態で接近させると(矢印A参照)、雄側ホルダー7の
位置決め部7hがダッシュボード1の位置決め穴1bに
係合すると共に、雌コネクタ2の嵌合部2aが切欠き4
eから雄コネクタ4の嵌合部4aに嵌め合わされる。ま
た、雄コネクタ4がダッシュボード1の前面1aに当接
する。なお、この状態では、各嵌合部2a,4aの各端
子は嵌合直前である。
【0024】さらにインストルメントパネル3をダッシ
ュボード1に接近させると(矢印A参照)、図3(a)
に示したように、雄コネクタ4はガイドピン部4dが雄
側ホルダー7のカムスロット部7cでガイドされて横向
き前進方向Fに移動するようになり、インストルメント
パネル3の接近に伴って(矢印A参照)、雄コネクタ4
の嵌合部4aが雌コネクタ2の嵌合部2aに深く嵌合さ
れて雄コネクタ4の嵌合部4aの端子と雌コネクタ2の
嵌合部2aの端子とが完全嵌合されるようになる。この
とき、カムスロット部7cの形状設定で倍力作用を持た
せることができるので、コネクタ2,4の嵌合が軽力で
行なえる。
【0025】そして、図3(b)に示したように、イン
ストルメントパネル3をダッシュボード1にさらに接近
させると(矢印A参照)、雄コネクタ4がさらに横向き
前進方向Fに移動されて、雄コネクタ4のガイドピン部
4dが雄ホルダー7のカムスロット部7cの下部7dに
嵌合することにより、雌コネクタ2の嵌合部2aに対す
る雄コネクタ4の嵌合部4aの結合が完了する。
【0026】上記のように、ダッシュボード1に対して
インストルメントパネル3を接近させると、雄コネクタ
4の嵌合部4aが横向き前進方向Fに移動しながら雌コ
ネクタ2の嵌合部2aに対して結合が完了するようにな
る。したがって、各コネクタ2,4は、結合前も結合後
も横向き位置であるので、ダッシュボード1とインスト
ルメントパネル3との間(奥行き方向)に広いコネクタ
結合用スペースを確保する必要がなくなって、奥行き方
向のスペースが狭くても結合可能となる。
【0027】また、ダッシュボード1に対してインスト
ルメントパネル3を接近させると、雌コネクタ2の嵌合
部2aと雄コネクタ4の嵌合部4aとの結合が完了する
前に、雌コネクタ2の嵌合部2aの端子と雄コネクタ4
の嵌合部4aの端子とが完全嵌合され、その後に、雌コ
ネクタ2の嵌合部2aと雄コネクタ4の嵌合部4aと
が、横向き位置のままで結合が完了するようになるか
ら、各コネクタ2,4は、結合の完了前には各嵌合部2
a,4aの端子が完全嵌合しているので、ダッシュボー
ド1とインストルメントパネル3との間の奥行き方向の
取付け寸法誤差が吸収でき、奥行き誤差の寸法許容度が
高まるようになる。また、各コネクタ2,4の結合の完
了前には各嵌合部2a,4aの端子が完全嵌合している
ので、コネクタ2,4の半嵌合(嵌合不良)のおそれも
なくなる。
【0028】このように、ダッシュボード1にインスト
ルメントパネル3を取付けると同時に各コネクタ2,4
の結合が完了するから、自動車の組立工程でのコネクタ
2,4の手作業による結合が不要となるので、自動組立
が可能となって組立作業性が向上すると共に、余長のワ
イヤーハーネスが走行振動で異音が発生したり、電線へ
の噛み込みのおそれもなくなるので各種の対策が不要と
なる。
【0029】また、ダッシュボード1とインストルメン
トパネル3との間の奥行き方向のスペースが狭くても良
くなるので、その分だけ車室内スペースを拡大すること
が可能となる。
【0030】さらに、雄側ホルダー7の位置決め部7h
をダッシュボード1の位置決め穴1bに係合させるよう
にしているから、雌コネクタ2と雄コネクタ4の相対位
置が自動的に位置決めされるので、各コネクタ2,4の
嵌合・結合がスムーズに行なえる。
【0031】図4〜図10は、ダッシュボード(第1取
付け部材…車体側パネル)1の雄コネクタ(第1コネク
タ)12に、インストルメントパネル(第2取付け部材
…電装モジュール側パネル)3の雌コネクタ(第2コネ
クタ)14を結合する第2実施形態である。
【0032】図4に示したように、上記ダッシュボード
1の前面1aには差し込みシュー溝15aを形成した固
定ベース15が取付けられ、この固定ベース15に、雄
コネクタ12の底部のシュー12aが差し込まれて、係
止穴15bに雄コネクタ12の係止突起(具体的に図示
せず。)が係止されることにより、雄コネクタ12が固
定ベース15に横向き位置で固定されている。
【0033】この雄コネクタ12の嵌合部12bの両側
外面には、仮係止解除突起部12cがそれぞれ形成され
ると共に、嵌合部12bの両側内面には、保持ガイド突
起部12dがそれぞれ形成されている。なお、嵌合部1
2bの内上面12eは、保持ガイド突起部12dととも
に保持ガイド部を形成する。
【0034】上記雄コネクタ12の嵌合部12bの下面
には、後述する雌コネクタ14の嵌合部14aを下方か
ら嵌め合わせるための切欠き12fが形成されると共
に、両側面には、後述するガイドピン部14bの逃げ溝
12gが形成されている。
【0035】一方、上記インストルメントパネル3(図
1参照)の後面の位置決め用凹部3aに、図5に示すよ
うに、上面と前面とが開放した四角箱状の雌側ホルダー
17の底部が嵌め込まれて、第1実施形態と同様に、ね
じ止め等することにより固定されている。
【0036】上記雌コネクタ14の両側外面には両側方
に突出するガイドピン部14bがそれぞれ形成されると
共に、上記雌側ホルダー17の両側部17aには、前進
方向(矢印F参照)下向きに傾斜したカムスロット部1
7bが形成され、このカムスロット部17bの上部17
cはやや下向きの傾斜状に形成されている。そして、こ
のカムスロット部17bに上記雌コネクタ14のガイド
ピン部14bが嵌合されてガイドされることにより、後
述するように、横向き位置で固定の雄コネクタ12の嵌
合部12bに対して、雌コネクタ14の嵌合部14aが
横向き前進方向に移動しながら結合するようになる。
【0037】上記雌側ホルダー17の両側部17aの両
内面には、上側の係止突起部17dと下側の仮係止突起
部17eとがそれぞれ形成されている。そして、雌コネ
クタ14のガイドピン部14bがカムスロットル部17
bの上部17cに嵌合した状態で、雌コネクタ14の下
面フランジ部14cが係止突起部17dと仮係止突起部
17eとの間に係止されることにより、雌コネクタ14
が横向き初期位置(図6参照)に仮係止されるようにな
る。
【0038】上記雌側ホルダー17の両側部17aの前
面開放部に近い両内面には、雌側ホルダー17の上面開
放部を上記雄コネクタ12に接近させたときに、雄コネ
クタ12の仮係止解除部12cが嵌入する嵌入溝17f
がそれぞれ形成され、図6(b)に示すように、この嵌
入溝17fの上記係止突起部17dと仮係止突起部17
eとの間の底部には、隆起状の仮係止解除突起部17g
がそれぞれ形成されている。
【0039】上記雌コネクタ14の嵌合部14aの両側
外面には、図10に詳細に示すように、前後方向に延在
する保持ガイドレール部14dがそれぞれ形成され、こ
の保持ガイドレール部14dの下端が上記雄コネクタ1
2の保持ガイド突起部12dで係止されたときに、雄コ
ネクタ12に対して雌コネクタ14が下方に移動しない
ように保持(ロック)される。このとき、雌コネクタ1
4の嵌合部14aの上面14eが雄コネクタ12の嵌合
部12bの内上面12eの当接した状態となる。
【0040】上記のように構成した第2実施形態の雄コ
ネクタ12と雌コネクタ14の結合手順を次に説明す
る。
【0041】図6に示したように、結合前(組立前)に
は、ダッシュボード1に雄コネクタ12が横向き位置に
固定されていると共に、インストルメントパネル3の雌
コネクタ14は雌側ホルダー17で横向き初期位置に仮
係止されている。即ち、雌コネクタ14のガイドピン部
14bが雌側ホルダー17のカムスロットル部17bの
上部17cに嵌合した状態で、雌コネクタ14の下面フ
ランジ部14cが係止突起部17dと仮係止突起部17
eとの間に係止されている。
【0042】そして、図7に示したように、ダッシュボ
ード1に対してインストルメントパネル3を平行状態で
接近させると(矢印A参照)、雄コネクタ12の仮係止
解除突起部12cに雌側ホルダー17の嵌入溝17fが
嵌入すると共に、雌コネクタ14の嵌合部14aが切欠
き12fから雄コネクタ12の嵌合部12bに嵌め合わ
される。なお、この状態では、各嵌合部12b,14a
の各端子は嵌合直前である。
【0043】このとき、雄コネクタ12の仮係止解除突
起部12cが雌ホルダー17の嵌入溝17fの仮係止解
除突起部17gに乗り上げて、仮係止解除突起部17g
を外方に押圧し、これに伴って両側部17aが外方に撓
み広げられるようになるので(破線参照)、仮係止突起
部17eも外方に移動して雌コネクタ14の下面フラン
ジ部14cの仮係止を解除あるいは解除に近い状態にす
るようになる。
【0044】また、雌コネクタ14の嵌合部14aの保
持ガイドレール部14dの下端が雄コネクタ12の嵌合
部12bの保持ガイド突起部12cを乗り越えながら係
止されるので、雄コネクタ12に対して雌コネクタ14
が下方に移動しないように保持(ロック)されると共
に、雌コネクタ14の嵌合部14aの上面14eが雄コ
ネクタ12の嵌合部12bの内上面12eの当接した状
態となる(図8参照)。
【0045】さらにインストルメントパネル3をダッシ
ュボード1に接近させると(矢印A参照)、図8に示し
たように、雌コネクタ14はガイドピン部14bが雌側
ホルダー17のカムスロット部17c,17bでガイド
されて横向き前進方向Fに移動するようになり、インス
トルメントパネル3の接近に伴って(矢印A参照)、雌
コネクタ14の嵌合部14aが雄コネクタ12の嵌合部
12bに嵌合されて、雌コネクタ14の嵌合部14aの
端子と雄コネクタ12の嵌合部12bの端子とが嵌合さ
れるようになる。
【0046】この雌コネクタ14の横向き前進方向Fの
移動時には、嵌合部14aの保持ガイドレール部14d
の下端が雄コネクタ12の嵌合部12bの保持ガイド突
起部12dで係止されているが横向き前進方向Fの移動
は許容されており、かつ雌コネクタ14の嵌合部14a
の上面14eが雄コネクタ12の嵌合部12bの内上面
12eに当接しているので、後述する両コネクタ12,
14の完全結合までの間で、雄コネクタ12の保持ガイ
ド突起部12dと内上面12eとで雌コネクタ14の横
向き前進方向Fの移動がガイドされるようになる。な
お、カムスロット部17bの形状設定で倍力作用を持た
せることができるので、コネクタ12,14の嵌合が軽
力で行なえる。
【0047】そして、図9に示したように、インストル
メントパネル3をダッシュボード1にさらに接近させる
と(矢印A参照)、雌コネクタ14がさらに横向き前進
方向Fに移動されて、雌コネクタ14の嵌合部14aが
雄コネクタ12の嵌合部12bに深く嵌合されて、雌コ
ネクタ14の嵌合部14aの端子と雄コネクタ12の嵌
合部12bの端子とが完全嵌合されるようになって、雄
コネクタ12に対する雌コネクタ14の結合が完了す
る。
【0048】上記のように、ダッシュボード1に対して
インストルメントパネル3を接近させると、雌コネクタ
14の嵌合部14aが横向き前進方向Fに移動しながら
雄コネクタ12の嵌合部12bに対して結合が完了する
ようになる。したがって、各コネクタ12,14は、結
合前も結合後も横向き位置であるので、ダッシュボード
1とインストルメントパネル3との間(奥行き方向)に
広いコネクタ結合用スペースを確保する必要がなくなっ
て、奥行き方向のスペースが狭くても結合可能となる。
【0049】また、ダッシュボード1に対してインスト
ルメントパネル3を接近させると、雄コネクタ12と雌
コネクタ14との結合が完了する前に、雄コネクタ12
の嵌合部12bの端子と雌コネクタ14の嵌合部14a
の端子とが完全嵌合され、その後に、雄コネクタ12の
嵌合部12bと雌コネクタ14の嵌合部14aとが、横
向き位置のままで結合が完了するようになるから、各コ
ネクタ12,14は、結合の完了前には各嵌合部12
b,14aの端子が完全嵌合しているので、ダッシュボ
ード1とインストルメントパネル3との間の奥行き方向
の取付け寸法誤差が吸収でき、奥行き誤差の寸法許容度
が高まるようになる。また、各コネクタ12,14の結
合の完了前には各嵌合部12b,14aの端子が完全嵌
合しているので、コネクタ12,14の半嵌合(嵌合不
良)のおそれもなくなる。
【0050】さらに、上記雌コネクタ14は、雄コネク
タ12に嵌合開始する前には雌側ホルダー17の仮係止
突起部17e等で横向き初期位置に仮係止されるから、
不意な外力による雌コネクタ14の横向き初期位置から
の移動を未然に防ぐことができるので、各コネクタ1
2,14の嵌合・結合がスムーズに行える。
【0051】さらにまた、雌コネクタ14は、雄コネク
タ12に嵌合開始する前には雄コネクタ12の保持ガイ
ド突起部12dと内上面12eとで保持されるととも
に、この保持ガイド突起部12dと内上面12eとで横
向き前進方向への移動がガイドされるので、雌コネクタ
14が傾いて雄コネクタ12に斜めに嵌合されるなどの
不具合がなくなって、各コネクタ12,14の嵌合・結
合がスムーズに行えて、嵌合・結合の確実性が大幅に高
まる。
【0052】上記各実施形態では、ダッシュボード1に
インストルメントパネル(メータモジュール)4を取付
けるものであったが、これに限られるものではなく、ド
アモジュール、オーバーヘッド(ルームランプ等)モジ
ュール、センタークラスタモジュール等にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のコネクタは、第1取付け部材に第1コネクタを横向
き(取付け部材の対向方向に直角向き)位置で固定し、
第2取付け部材のホルダーの両側部のカムスロット部で
第2コネクタの両側部のガイドピン部を横向き前進方向
へ移動可能に嵌合支持して、両取付け部材を相対的に接
近させると、第1コネクタの仮係止解除部でホルダーの
仮係止部による第1コネクタの仮係止が解除されて、第
1コネクタに対して第2コネクタがガイドピン部とカム
スロット部とで横向き前進方向に移動しながら結合が完
了する前に、第1コネクタの端子と第2コネクタの端子
とが完全嵌合され、その後に、第1コネクタと第2コネ
クタとの結合が完了するようになる。
【0054】したがって、各コネクタは、結合の完了の
前後とも横向き位置を保持するので、各取付け部材の間
(奥行き方向)に広いコネクタ結合用スペースを確保す
る必要がなくなり、奥行き方向のスペースが狭くても結
合可能となる。
【0055】また、各コネクタは、結合の完了前には端
子同士が完全嵌合しているので、両取付け部材の奥行き
方向の取付け寸法誤差が吸収でき、奥行き誤差の寸法許
容度が高まるようになる。さらに、各コネクタの結合の
完了前には端子同士が完全嵌合しているので、コネクタ
の半嵌合(嵌合不良)のおそれもなくなる。さらにま
た、カムスロット部の形状設定で倍力作用を持たせるこ
とができるので、コネクタの嵌合が軽力で行なえるよう
になる。
【0056】さらに、第2コネクタは、第1コネクタに
嵌合開始する前にはホルダーの仮係止部で横向き初期位
置に仮係止されるので、不意な外力による第2コネクタ
の横向き初期位置からの移動を未然に防ぐことができ、
各コネクタの嵌合・結合がスムーズに行える。
【0057】請求項2の構成であると、第2コネクタ
は、第1コネクタに嵌合開始する前には第1コネクタの
両側部の保持ガイド部で保持されるとともに、この保持
ガイド部で横向き前進方向への移動がガイドされるの
で、第2コネクタが傾いて第1コネクタに斜めに嵌合さ
れるなどの不具合がなくなって、各コネクタの嵌合・結
合がスムーズに行えて、嵌合・結合の確実性が大幅に高
まる。
【0058】請求項3の構成であると、両取付け部材を
相対的に接近させたときに、ホルダーの両側部の位置決
め部が第1取付け部材の両側部の位置決め穴に係合し
て、第1コネクタと第2コネクタの相対位置が自動的に
位置決めされるので、各コネクタの嵌合・結合がスムー
ズに行なえる。
【0059】請求項4の構成であると、自動車の組立工
程でのコネクタの手作業による結合が不要となるので、
自動組立が可能となって組立作業性が向上すると共に、
余長のワイヤーハーネスが走行振動で異音が発生した
り、電線への噛み込みのおそれもなくなるので各種の対
策が不要になる。また、車体側パネルと電装モジュール
側パネルとの間の奥行き方向のスペースが狭くても良く
なるので、その分だけ車室内スペースを拡大することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のコネクタの分解斜
視図である。
【図2】 コネクタの結合要領を示し、(a)は結合
前の断面図、(b)は端子嵌合直前の断面図である。
【図3】 コネクタの結合要領を示し、(a)は端子
嵌合中の断面図、(b)はコネクタ結合完了の断面図で
ある。
【図4】 本発明の第2実施形態のコネクタであり、
(a)は雄コネクタと固定ベースの組み立て斜視図、
(b)は(a)の分解斜視図である。
【図5】 (a)は雌コネクタと雌側ホルダーの組み
立て斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
【図6】 コネクタの結合要領を示し、(a)は結合
前の断面図、(b)は(a)の正面断面図である。
【図7】 コネクタの結合要領を示し、(a)は雌コ
ネクタの仮係止状態の断面図、(b)は(a)の正面断
面図である
【図8】 コネクタの結合要領を示し、(a)は結合
途中の断面図、(b)は(a)の正面断面図である。
【図9】 コネクタの結合完了の断面図である。
【図10】 コネクタの保持ガイド構造であり、(a)
保持ガイド前の分解断面図、(b)(c)は保持ガイド
途中の断面図である。
【符号の説明】
1 ダッシュボード(第1取付け部材) 1b 位置決め穴部 2 雌コネクタ(第1コネクタ) 2a 嵌合部 3 インストルメントパネル(第2取付け部材) 4 雄コネクタ(第2コネクタ) 4a 嵌合部 4d ガイドピン部 7 雄側ホルダー 7c カムスロット部 7h 位置決め部 12 雄コネクタ(第1コネクタ) 12b 嵌合部 12c 仮係止解除部 12d 保持ガイド突起部 14 雌コネクタ(第2コネクタ) 14a 嵌合部 14b ガイドピン部 14d 保持ガイドレール部 17 雌側ホルダー 17d カムスロット部 17e 仮係止突起部 17f 嵌入溝 17g 仮係止解除突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−149856(JP,A) 特開 平10−74562(JP,A) 特開 平10−125398(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/62 - 13/639

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1取付け部材に設けた第1コネクタと
    第2取付け部材に設けた第2コネクタとを、両取付け部
    材を相対的に接近させたときに結合させるコネクタであ
    って、 第1取付け部材に、横向き位置の第1コネクタを固定
    し、第2取付け部材に固定したホルダーの両側部のカム
    スロット部に、第2コネクタの両側部のガイドピン部を
    横向き前進方向へ移動可能に支持するとともに、ホルダ
    ーに、第2コネクタを横向き初期位置に仮係止する仮係
    止部が設けられると共に、第1コネクタに、第2コネク
    タが対向した時に上記仮係止部による仮係止を解除する
    仮係止解除部が設けられていて、両取付け部材を相対的
    に接近させたときに、第1コネクタの仮係止解除部でホ
    ルダーの仮係止部による第1コネクタの仮係止が解除さ
    れて、カムスロット部で第2コネクタが横向き前進方向
    へ移動されて、第1コネクタの端子と第2コネクタの端
    子とが完全嵌合された後に、第2コネクタがホルダーに
    対してさらに横向き前進方向へ移動可能としたことを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 第1コネクタに、第2コネクタが対向し
    た時に第2コネクタを対向位置に保持するとともに横向
    き前進方向への移動をガイドする保持ガイド部が設けら
    れている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記ホルダーに、第1コネクタと第2コ
    ネクタとの結合時に、第1取付け部材に形成した位置決
    め穴に係合する位置決め部を形成した請求項1又は請求
    項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 第1取付け部材と第2取付け部材は、一
    方が自動車の車体側固定パネルであり、他方が電装モジ
    ュール側可動パネルである請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載のコネクタ。
JP24204098A 1998-06-26 1998-08-27 コネクタ Expired - Fee Related JP3330328B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24204098A JP3330328B2 (ja) 1998-06-26 1998-08-27 コネクタ
US09/337,464 US6217363B1 (en) 1998-06-26 1999-06-21 Connector and connector attachment structure
DE69929376T DE69929376T2 (de) 1998-06-26 1999-06-24 Verbinder und Verbinderbefestigung
EP99112172A EP0967692B1 (en) 1998-06-26 1999-06-24 Connector and connector attachment structure
AU36793/99A AU746742B2 (en) 1998-06-26 1999-06-25 Connector and connector attachment structure
BR9902608-2A BR9902608A (pt) 1998-06-26 1999-06-25 Conector e estrutura de fixação de conector

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-180863 1998-06-26
JP18086398 1998-06-26
JP24204098A JP3330328B2 (ja) 1998-06-26 1998-08-27 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000082534A JP2000082534A (ja) 2000-03-21
JP3330328B2 true JP3330328B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=26500238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24204098A Expired - Fee Related JP3330328B2 (ja) 1998-06-26 1998-08-27 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3330328B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006313730A (ja) * 2005-04-08 2006-11-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ装置
JP2007157607A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Yazaki Corp シートのコネクタ接続構造
JP2010272241A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ嵌合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000082534A (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6159030A (en) Self-aligning connecting system
JPH0973950A (ja) 可動コネクタ
EP0967692B1 (en) Connector and connector attachment structure
JPH09180828A (ja) 固定具兼用型コネクタおよびその装着構造
JP3330328B2 (ja) コネクタ
JPH10191534A (ja) J/bのコネクタ接続構造
JPH1154210A (ja) コネクタ接続構造
US6095831A (en) Electrical connector mating structure
JPH0554934A (ja) コネクタの接続方法および接続装置
JP3425872B2 (ja) コネクタ
JP3422380B2 (ja) コネクタ構造
JP3923363B2 (ja) コネクタ
JPH07203615A (ja) 箱型電装部品の取付構造
US6296502B1 (en) Connector
JP2974098B2 (ja) 面接触型コネクタ
JPH0619135Y2 (ja) コネクタのロック装置
JP3495701B2 (ja) コネクタ装置
JP2001102021A (ja) 電気接続箱のバッテリーへの組付け構造
JP3715426B2 (ja) 基板用可動コネクタ
JPH0514467Y2 (ja)
JP3694199B2 (ja) コネクタ構造
JP3327085B2 (ja) コネクタホルダー
JP3352952B2 (ja) コネクタ取付構造
JP3659559B2 (ja) プロテクタの取付構造
JPH0641351Y2 (ja) コネクタのロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020702

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees