JP2010272241A - コネクタ嵌合装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタ嵌合操作を円滑にする。
【解決手段】本発明のコネクタ嵌合装置は、第1嵌合装置(電気自動車側嵌合装置)10に設けられ、水平方向に延びる水平溝16を有し、対向状態で配置された一対の第1側壁14と、両第1側壁14間に配置され、第1嵌合装置10に固定された雄コネクタ20と、第2嵌合装置(バッテリユニット側嵌合装置)50に設けられ、水平方向と鉛直方向の双方に対して斜め方向に延びるカム溝56を有し、対向状態で配置された一対の第2側壁54と、両第2側壁54間に配置され、カム溝56に収容されかつ回転可能なガイドローラ74が設けられた雌コネクタ60とを備え、第2嵌合装置50を第1嵌合装置10に対して鉛直方向に接近させると、ガイドローラ74が回転しながら水平溝16に沿って移動するとともにカム溝56に沿って移動することにより、雌コネクタ60が雄コネクタ20に対して水平方向に嵌合する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のコネクタ嵌合装置は、第1嵌合装置(電気自動車側嵌合装置)10に設けられ、水平方向に延びる水平溝16を有し、対向状態で配置された一対の第1側壁14と、両第1側壁14間に配置され、第1嵌合装置10に固定された雄コネクタ20と、第2嵌合装置(バッテリユニット側嵌合装置)50に設けられ、水平方向と鉛直方向の双方に対して斜め方向に延びるカム溝56を有し、対向状態で配置された一対の第2側壁54と、両第2側壁54間に配置され、カム溝56に収容されかつ回転可能なガイドローラ74が設けられた雌コネクタ60とを備え、第2嵌合装置50を第1嵌合装置10に対して鉛直方向に接近させると、ガイドローラ74が回転しながら水平溝16に沿って移動するとともにカム溝56に沿って移動することにより、雌コネクタ60が雄コネクタ20に対して水平方向に嵌合する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気自動車にバッテリユニットを接続するためのコネクタ嵌合装置に関する。
従来、コネクタが設けられた取付部材同士の取付方向とコネクタ同士の嵌合方向とが異なるものとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このものは、第1コネクタが設けられた第1取付部材と、第2コネクタが設けられた第2取付部材とを備え、第2取付部材を第1取付部材に対して縦方向に取り付けることによって第2コネクタが第1コネクタに対して縦方向に嵌合し、第2取付部材をさらに押し込むと、両コネクタは、嵌合状態を維持したままカム機構によって縦向き姿勢から横向き姿勢に変位する。この結果、両コネクタが横向き姿勢となった状態で第2取付部材が第1取付部材に対して取り付け固定される。
しかしながら、上記の構成では、このカム機構を構成する軸が第1コネクタと一体に成形されており、第1コネクタに対して回転不能となっているため、軸をカム溝に沿って移動させる際に摩擦抵抗が発生し、コネクタ嵌合力が大きくなってしまう。特に、電気自動車にバッテリユニットを接続するためのコネクタにあっては、コネクタ全体の大型化に伴ってカム機構も大型化し、強度確保のためにカム機構を金属によって構成する場合がある。この場合、コネクタ嵌合力がさらに大きくなってしまい、コネクタ嵌合操作がしにくくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタ嵌合操作を円滑にすることを目的とする。
本発明は、電気自動車側に設けられた第1嵌合装置に、バッテリユニット側に設けられた第2嵌合装置を接続するためのコネクタ嵌合装置であって、第1嵌合装置に設けられ、水平方向に延びる受け部を有し、対向状態で配置された一対の第1側壁と、両第1側壁間に配置され、第1嵌合装置に固定された第1コネクタと、第2嵌合装置に設けられ、水平方向と鉛直方向の双方に対して斜め方向に延びるカム溝を有し、対向状態で配置された一対の第2側壁と、両第2側壁間に配置され、カム溝に収容されかつ回転可能なガイドローラが設けられた第2コネクタとを備え、第2嵌合装置を第1嵌合装置に対して鉛直方向に接近させると、ガイドローラが回転しながら受け部に沿って移動するとともにカム溝に沿って移動することにより、第2コネクタが第1コネクタに対して水平方向に嵌合する構成としたところに特徴を有する。
このような構成では、第2嵌合装置を第1嵌合装置に対して鉛直方向に近づけていくと、ガイドローラが受け部に接触し、ガイドローラが受け部から鉛直方向に力を受ける。これにより、ガイドローラがカム溝に沿って斜め方向に移動するとともに、受け部に沿って水平方向に移動する。すると、第2コネクタが第1コネクタに対して水平方向に接近し、ガイドローラがカム溝の終端に至ると、両コネクタが正規嵌合する。この間、ガイドローラは受け部およびカム溝に対して回転しながら移動するため、受け部およびカム溝に対するガイドローラの摩擦抵抗が軽減し、コネクタ嵌合操作を円滑に行うことができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
受け部は、第1側壁において水平方向に延びる水平溝の内壁のうち電気自動車側の壁面によって構成してもよい。
受け部は、第1側壁において水平方向に延びる水平溝の内壁のうち電気自動車側の壁面によって構成してもよい。
このような構成によると、ガイドローラを水平溝に収容することができ、両コネクタの離脱の際には、水平溝の内壁のうちバッテリユニット側の壁面に対してガイドローラを回転させながら移動させることができる。したがって、コネクタ離脱操作も円滑に行うことができる。
ガイドローラがカム溝の終端に至ると両コネクタが正規嵌合状態となり、カム溝の終端から鉛直方向に延びる延長溝が延設されている構成としてもよい。
このような構成によると、ガイドローラがカム溝の終端に至った後に、ガイドローラを鉛直方向に移動させて延長溝に収容することができる。この状態では、両コネクタが正規嵌合しており、両コネクタが水平方向に引っ張られたとしても、ガイドローラが延長溝の内壁に接触するから、両コネクタの離脱を防ぐことができる。また、両コネクタを正規嵌合状態に維持したまま、第1嵌合装置と第2嵌合装置との間に、延長溝の長さに対応した鉛直方向の遊びを確保できる。
本発明によれば、コネクタ嵌合操作を円滑に行うことができる。
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ嵌合装置は、図1に示すように、図示上側の電気自動車側嵌合装置10、図示下側のバッテリユニット側嵌合装置50などを備えて構成されている。このコネクタ嵌合装置では、バッテリユニット(図示せず)を電気自動車(図示せず)の下方からボディ側の収納部(図示せず)に収納することによりバッテリユニットがボディ側に取り付けられる。電気自動車側嵌合装置10は、ボディ側の収納部に装備されており、バッテリユニット側嵌合装置50は、バッテリユニットの上面側に装備されている。
本発明の実施形態を図1ないし図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ嵌合装置は、図1に示すように、図示上側の電気自動車側嵌合装置10、図示下側のバッテリユニット側嵌合装置50などを備えて構成されている。このコネクタ嵌合装置では、バッテリユニット(図示せず)を電気自動車(図示せず)の下方からボディ側の収納部(図示せず)に収納することによりバッテリユニットがボディ側に取り付けられる。電気自動車側嵌合装置10は、ボディ側の収納部に装備されており、バッテリユニット側嵌合装置50は、バッテリユニットの上面側に装備されている。
このようなコネクタ嵌合装置は、バッテリ交換方式の電気自動車に用いられる。バッテリ交換方式とは、バッテリユニットを構成するバッテリの容量が低下した際に、バッテリに直接充電するのではなく、このバッテリユニットを、既に充電してある別のバッテリユニットに交換する方式のことをいう。この方式によると、走行中にバッテリの容量が低下した場合に、ガソリンスタンドに替わる充電ステーションで充電する手間を省くことができ、バッテリ交換ステーションで充電済のバッテリユニットに交換すれば済むため、短時間で再走行が可能になる。
まず、電気自動車側嵌合装置10について説明する。電気自動車側嵌合装置10は、ボディ側の収納部と一体に構成されるベース部12、ベース部12の両側縁から対向状態をなして下方に突出する一対の第1側壁14などを備えている。各第1側壁14には、水平方向に延びる一対の水平溝16が設けられている。各第1側壁14には、両水平溝16が水平方向に所定の間隔を空けて配置されている。各水平溝16の長手方向における一端側は、第1側壁14の下縁に開口しており、この開口を通って後述するガイドローラ74が各水平溝16に進入する。
両第1側壁14間には、雄コネクタ20と一対のガイド筒部18が配置されている。雄コネクタ20は、図2に示すように、第1取付金具22によってベース部12の下面に固定されている。また、両ガイド筒部18は、雄コネクタ20の両側に配置されている。両ガイド筒部18は、それぞれベース部12の下面から下方に突出する形態で設けられている。両ガイド筒部18の並び方向は、両第1側壁14が対向する方向と直交する配置とされている。
雄コネクタ20は、図5に示すように、略立方体形状をなす外形を有している。雄コネクタ20の外周側面は、角筒状をなす外周シェル24によって構成されている。外周シェル24を構成する4面のうち下面を除く3面は、外周シェル24の開口縁26よりもさらに嵌合方向前方に突出している。この開口縁26よりも前方に突出した部分を以下「嵌合受け部28」という。なお、以下の説明において前後方向とは両コネクタ20,60の嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側(前方)とする。
外周シェル24の内側には、雄ハウジング30が嵌め込まれている。雄ハウジング30の内部には、前後方向に貫通する複数のキャビティ34が形成されている。キャビティ34には、大小2種類からなる雄端子金具36が収容されている。なお、大きい側の雄端子金具36は雄ハウジング30のほぼ中央に配置されており、小さい側の雄端子金具36は、大きい側の雄端子金具36を中心として放射状に分散して配置されている。図5では、大きい側の雄端子金具36の上下両側に小さい側の雄端子金具36が配置された位置における断面を示している。
雄端子金具36は全体として丸棒状をなし、フランジ部38が形成された本体部40と、本体部40から前方に突出するタブ部42とを備えて構成されている。キャビティ34を構成する前壁には、タブ部42を貫通させるタブ挿通孔が形成されている。外周シェル24の内側には、嵌合空間Sが形成されており、この嵌合空間Sに、タブ挿通孔を貫通したタブ部42が突出している。
また、本体部40の背面側には、ボディ側に連なる電線(図示せず)と接続されるバレル部39が形成されている。なお、バレル部39は、大きい側の雄端子金具36と小さい側の雄端子金具36とで接続方法が異なっている。すなわち、大きい側の雄端子金具36では、六角かしめによって電線を直接圧着することによって電線と接続されるのに対して、小さい側の雄端子金具36では、電線の端末に接続された丸端子(図示せず)をねじ止めするなどして電線と接続されるようになっている。
フランジ部38は、本体部40の外周面から径方向外側に張り出す形態で設けられている。一方、キャビティ34を構成する前壁は、フランジ部38と接触する前止まり部35とされている。フランジ部38は、前止まり部35に対して後方から接触している。これにより、雄端子金具36は、前方への移動が規制された状態でキャビティ34に収容されている。
雄ハウジング30の背面には、雄プレート44が装着されている。雄プレート44の外周縁部および雄ハウジング30の外周側部は前後方向に接触し、かつ、外周シェル24の内周側に設けられた抜止突起25と第1取付金具22との間に挟まれている。これにより、雄プレート44および雄ハウジング30は、外周シェル24の内部に固定されている。
雄プレート44は、キャビティ34の内周面に沿って後方から嵌合する複数の筒部46を有している。この筒部46の内側にバレル部39が挿通されている。筒部46の前端部は、フランジ部38に対して後方から接触している。これにより、雄端子金具36は、後方への移動が規制された状態でキャビティ34に収容されている。すなわち、雄端子金具36のフランジ部38は、前止まり部35と筒部46との間で挟み付けられている。したがって、両コネクタ20,60の挿抜を繰り返し行っても、雄端子金具36をキャビティ34に強固に保持することができる。
次に、バッテリユニット側嵌合装置50について説明する。バッテリユニット側嵌合装置50は、図1に示すように、バッテリユニットと一体に設けられたユニット本体部52、ユニット本体部52の上面に載置された支持プレート62、支持プレート62の上面に載置されたメイン固定プレート64などを備えている。さらに、メイン固定プレート64の両側縁には、対向状態をなす一対の第2側壁54が一体に設けられている。
両第2側壁54には、水平方向と鉛直方向の双方に対して斜め方向に延びる一対のカム溝56がそれぞれ設けられている。両カム溝56は、水平方向に所定の間隔を空けて配置されている。両カム溝56は、水平溝16とは異なり、閉じた形状をなしている。また、カム溝56の終端(下端)には、ここからさらに鉛直方向下方に延びる延長溝58が延設されている。
両第2側壁54間におけるメイン固定プレート64の上方には、サブ固定プレート66が対向状態で配置されている。サブ固定プレート66の上面には、図2に示すように、雌コネクタ60が載置されている。雌コネクタ60は、第2取付金具68によってサブ固定プレート66の上面に固定されている。また、両第2側壁54間におけるサブ固定プレート66の前後両側には、一対のガイドポール70が配置されている。両ガイドポール70は、メイン固定プレート64の上面から上方に立ち上がる形態をなしており、ガイド筒部18に嵌合可能とされている。両ガイドポール70の並び方向は、両第2側壁54が対向する方向と直交する配置とされている。
雌コネクタ60は、図5ないし図7に示すように、雄コネクタ20の嵌合空間Sの内部に嵌合可能である。雌コネクタ60は全体として略ブロック状をなしており、雌コネクタ60の外周側面を構成する外周シェル80を有している。外周シェル80の内部には、雌ハウジング78が収容されている。雌ハウジング78の内部には、前後方向に貫通する複数のキャビティ82が形成されている。これらのキャビティ82は、雄コネクタ20側のキャビティ34と嵌合方向に対応して配置されている。また、これらのキャビティ82には、大小2種類からなる雌端子金具84が収容されている。図5は、大きい側の雌端子金具84の上下両側に小さい側の雄端子金具84が配置された位置における断面を示している。
雌端子金具84は、いわゆるルーバー端子であって、全体として丸棒状をなし、フランジ部86が形成された本体部88を備えて構成されている。本体部88の内部には、タブ部42が嵌合可能とされている。キャビティ82を構成する前壁には、タブ部42を受け入れるタブ受入孔が形成されている。また、本体部88の背面側には、バッテリユニット側に連なる電線(図示せず)と接続されるバレル部90が形成されている。なお、バレル部90は、大きい側の雌端子金具84と小さい側の雌端子金具84とで接続方法が異なっている。この点については、雄端子金具36と同様であるため、その説明を省略する。
フランジ部86は、本体部88の外周面から径方向外側に張り出す形態で設けられている。一方、キャビティ82を構成する側壁には、フランジ部86と前後方向に接触する段差部83が形成されている。フランジ部86は、段差部83に対して後方から接触している。これにより、雌端子金具84は、前方への移動が規制された状態でキャビティ82に収容されている。
雌ハウジング78の背面には、雌プレート92が装着されている。雌プレート92は第2取付金具68によって後方に抜け止めされている。これにより、雌プレート92は、外周シェル80の内部に固定されている。
雌プレート92は、キャビティ82の内周面に沿って後方から嵌合する複数の筒部94を有している。この筒部94の内側にバレル部90が挿通されている。筒部94の前端部は、フランジ部86に対して後方から接触している。これにより、雌端子金具84は、後方への移動が規制された状態でキャビティ82に収容されている。すなわち、雌端子金具84のフランジ部86は、段差部83と筒部94との間で挟み付けられている。したがって、両コネクタ20,60の挿抜を繰り返し行っても、雌端子金具84をキャビティ82に強固に保持することができる。
ところで、図2に示すように、ガイドポール70の先端部は球状をなし、このガイドポール70の先端部を受け入れる筒部46の開口部はすり鉢状をなしている。このため、ガイドポール70の先端部を筒部46の開口部に摺接させつつ、ガイドポール70を筒部46に嵌合させることができる。図3に示すように、ガイドポール70が筒部46に嵌合することにより、バッテリユニット側嵌合装置50が電気自動車側嵌合装置10に対して正規の取付位置に位置決めされる。
図1に示すように、サブ固定プレート66の両側縁には、一対の第3側壁72が配設されている。両第3側壁72は、対向状態で配置されており、第3側壁72の上端部には、一対のガイドローラ74が回転可能に取り付けられている。両ガイドローラ74は、それぞれ金属製のベアリング機構によって構成され、水平方向に所定の間隔を空けて配置されている。両ガイドローラ74は、カム溝56を通って第2側壁54の外部側に突出している。ガイドローラ74の直径は、図2ないし図4に示すように、カム溝56および延長溝58の溝幅とほぼ同じかこれよりやや小さめとされている。
両ガイドローラ74のうちカム溝56を通って第2側壁54の外部側に突出した部分は、両嵌合装置10,50を鉛直方向に近づけた際に、第1側壁14の水平溝16に進入するようになっている。なお、水平溝16の溝幅は、カム溝56および延長溝58の溝幅とほぼ同じに設定してある。
支持プレート62は、図2に示すように、球状をなす複数の転動体96と、これらの転動体96を回転可能に収容するプレート部98とからなるベアリング機構によって構成されている。プレート部98の板厚は、転動体96の直径よりも小さめとされている。このため、支持プレート62をユニット本体部52とメイン固定プレート64との間に配置すると、ユニット本体部52とメイン固定プレート64はそれぞれ転動体96に対して点接触する。したがって、メイン固定プレート64は、支持プレート62によってユニット本体部52に対して水平方向に遊動可能に支持される。
第2側壁54とユニット本体部52は、前後両側に配設された一対の調整ばね76によって連結されている。これらの調整ばね76は、雌コネクタ60が初期位置から水平方向に外れた場合に、雌コネクタ60を再び初期位置に復帰させるセンタリング機能を果たしている。
すなわち、バッテリユニットを交換する際には、雌コネクタ60を雄コネクタ20に嵌合させることができるように位置調整をする必要がある。ここで、支持プレート62によりメイン固定プレート64がユニット本体部52に対して水平方向に移動し、雌コネクタ60が初期位置から水平方向に移動する。このため、調整ばね76は、初期状態よりも伸びた状態となる。その後、両コネクタ20,60を離脱したときには、調整ばね76の弾性力によりメイン固定プレート64を移動させることができ、雌コネクタ60を自動的に初期位置に復帰させることができる。
次に、両嵌合装置10,50の取り付け作業を説明する。図2に示すように、両嵌合装置10,50を鉛直方向に並べて配置し、バッテリユニットをボディ側に近づけていく。両ガイドポール70の先端部が両ガイド筒部18の開口部に摺接しながら、支持プレート62によりメイン固定プレート64がユニット本体部52に対して水平方向に移動する。そして、図3に示すように、両ガイドポール70が両ガイド筒部18に嵌合すると、両嵌合装置10,50が正規の取付位置(両コネクタ20,60の自動嵌合が可能な位置)に位置決めされる。
このままバッテリユニットをボディ側に近づけていくと、ガイドローラ74が水平溝16に進入した後に、ガイドローラ74が水平溝16の内壁上面によってメイン固定プレート64側に押し込まれる。これにより、ガイドローラ74とともに雌コネクタ60もメイン固定プレート64側に押し込まれる。このとき、雌コネクタ60は、原則としてガイドローラ74が水平溝16に押し込まれることによって下方に移動するものの、ガイドローラ74が水平溝16によって押し込まれる前であっても嵌合受け部28によって雌コネクタ60を直接押し込むことも可能である。
ガイドローラ74は、カム溝56に沿って移動するとともに、水平溝16に沿って移動する。すなわち、ガイドローラ74は、カム溝56および水平溝16の双方に対して係合し、この係合によるカム作用によって両コネクタ20,60は水平方向に互いに引き寄せられる。このとき、ガイドローラ74は、カム溝56および水平溝16の双方に対して回転しながら移動するため、ガイドローラ74と水平溝16およびカム溝56との摩擦抵抗は減少し、両コネクタ20,60の嵌合操作を円滑に行うことができる。
こうして雌コネクタ60は、雄コネクタ20側に向けて水平方向に嵌合する。ガイドローラ74がカム溝56の終端に至ると両コネクタ20,60の嵌合面同士が接触し、正規嵌合状態となる。両コネクタ20,60は水平方向に嵌合しているため、鉛直方向の振動を受けたとしても両端子金具36,84の接点同士が水平方向に摺動することはなく、接点同士が摩耗することはない。さらに、両嵌合装置10,50を鉛直方向に近づけるだけで、両コネクタ20,60を自動的に水平方向に嵌合させることができる。このように、両嵌合装置10,50の取付方向と両コネクタ20,60の嵌合方向とが異なる場合であっても、両嵌合装置10,50の取付方向のみに動かせばよいため、バッテリユニットの交換作業を容易にすることができる。
ここからさらにバッテリユニットをボディ側に近づけていくと、図4に示すように、ガイドローラ74が延長溝58に沿って下方へ移動する。ガイドローラ74が延長溝58に収容された状態では、ガイドローラ74が延長溝58の内壁に対して前後方向への移動が規制されるため、両コネクタ20,60の離脱が規制される。すなわち、両嵌合装置10,50は、両コネクタ20,60を正規嵌合状態に維持したまま、延長溝58の長さに対応する遊びを鉛直方向に確保できる。
最後に、両嵌合装置10,50の取り外し作業を簡単に説明する。バッテリユニットをボディから遠ざけると、水平溝16の内壁下面によってガイドローラ74がメイン固定プレート64から離れる方向に持ち上げられ、延長溝58およびカム溝56を移動することにより両コネクタ20,60が水平方向に離脱する。そして、両ガイドポール70が両ガイド筒部18から離脱すると、調整ばね76の弾性力を受けてメイン固定プレート64が初期位置に自動的に復帰する。
以上のように本実施形態では、両コネクタ20,60の嵌合に際して、水平溝16の内壁上面に対してガイドローラ74を回転させながら移動させることができるため、水平溝16に対するガイドローラ74の摩擦抵抗が軽減し、両コネクタ20,60の嵌合操作を円滑に行うことができる。また、両コネクタ20,60の離脱に際して、水平溝16の内壁下面に対してガイドローラ74を回転させながら移動させることができるため、両コネクタ20,60の離脱操作も円滑に行うことができる。
両コネクタ20,60が正規嵌合状態となった後に、ガイドローラ74を鉛直方向に移動させて延長溝58に収容しておくことができる。この状態では、両コネクタ20,60が水平方向に引っ張られたとしても、ガイドローラ74が延長溝58の内壁に対して水平方向に干渉することにより、両コネクタ20,60の離脱を防ぐことができる。また、両嵌合装置10,50間に、延長溝58の長さに対応する鉛直方向の遊びを確保できる。
また、バッテリユニットを電気自動車に対して鉛直方向に接近させ、支持プレート62によりメイン固定プレート64を水平方向に移動させながら、雌コネクタ60の位置調整をすることができ、両コネクタ20,60を嵌合することができる。したがって、バッテリユニットの交換に際して、バッテリユニット全体を動かして位置調整しなくてもよく、雌コネクタ60のみを動かして位置調整することができる。
また、複数の転動体96とプレート部98とからなるベアリング機構によって支持プレート62を簡易に構成することができる。また、調整ばね76によってメイン固定プレート64を自動的に初期位置に戻すことができるため、わざわざ手でメイン固定プレート64を初期位置に戻さなくてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では金属製のベアリング機構によって構成されたガイドローラ74としているものの、本発明によると、ベアリング機構を有しないガイドローラとしてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では金属製のベアリング機構によって構成されたガイドローラ74としているものの、本発明によると、ベアリング機構を有しないガイドローラとしてもよい。
(2)上記実施形態では受け部として水平溝16を例示しているものの、本発明によると、水平溝16を設けることなく、第1側壁14の下縁を受け部として機能させてもよい。
(3)上記実施形態ではカム溝56の終端から鉛直方向下方に延びる延長溝58を形成しているものの、本発明によると、カム溝56の終端から鉛直方向上方に延びる延長溝としてもよい。
10…電気自動車側嵌合装置(第1嵌合装置)
14…第1側壁
16…水平溝(受け部)
20…雄コネクタ(第1コネクタ)
50…バッテリユニット側嵌合装置(第2嵌合装置)
54…第2側壁
56…カム溝
58…延長溝
60…雌コネクタ(第2コネクタ)
14…第1側壁
16…水平溝(受け部)
20…雄コネクタ(第1コネクタ)
50…バッテリユニット側嵌合装置(第2嵌合装置)
54…第2側壁
56…カム溝
58…延長溝
60…雌コネクタ(第2コネクタ)
Claims (3)
- 電気自動車側に設けられた第1嵌合装置に、バッテリユニット側に設けられた第2嵌合装置を接続するためのコネクタ嵌合装置であって、
前記第1嵌合装置に設けられ、水平方向に延びる受け部を有し、対向状態で配置された一対の第1側壁と、
前記両第1側壁間に配置され、前記第1嵌合装置に固定された第1コネクタと、
前記第2嵌合装置に設けられ、水平方向と鉛直方向の双方に対して斜め方向に延びるカム溝を有し、対向状態で配置された一対の第2側壁と、
前記両第2側壁間に配置され、前記カム溝に収容されかつ回転可能なガイドローラが設けられた第2コネクタとを備え、
前記第2嵌合装置を前記第1嵌合装置に対して鉛直方向に接近させると、前記ガイドローラが回転しながら前記受け部に沿って移動するとともに前記カム溝に沿って移動することにより、前記第2コネクタが前記第1コネクタに対して水平方向に嵌合することを特徴とするコネクタ嵌合装置。 - 前記受け部は、前記第1側壁において水平方向に延びる水平溝の内壁のうち前記電気自動車側の壁面によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ嵌合装置。
- 前記ガイドローラが前記カム溝の終端に至ると前記両コネクタが正規嵌合状態となり、前記カム溝の終端から鉛直方向に延びる延長溝が延設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ嵌合装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
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