JP5703982B2 - コネクタの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタを相手側部材における所定の装着箇所に取り付けるためのコネクタの取付構造に関する。
この種のコネクタの取付構造として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、略円柱状をなすハウジングを有し、このハウジングの外周側面には、Cリングからなるコネクタ支持部材を装着可能な被係合部が設けられている。コネクタ支持部材は、ハウジングの被係合部に係合可能な係合部と、この係合部が被係合部に装着された状態においてハウジングの外周側面から径方向外側に張り出す摺動部とを備えている。一方、コネクタを遊動可能に支持するコネクタ配置部材は、ハウジングが遊びを持った状態で挿通されるコネクタ挿通部と、コネクタ支持部材の摺動部が摺動する支持部材摺動面とを備えている。
特開2010−33921号公報
しかしながら、上記の取付構造は、コネクタ支持部材の摺動部がコネクタ配置部材の支持部材摺動面によって下方から支持された構成とされているため、相手側部材の貫通孔に下方からコネクタを嵌合させることはできたとしても、相手側部材の貫通孔に上方からコネクタを嵌合させる際には、コネクタがコネクタ配置部材から脱落することになる。この対策として、例えば、相手側部材の貫通孔に下方からコネクタを嵌合させて離脱不能に組み付けた後、相手側部材を上下逆に配置する方法も考えられるものの、相手側部材は、通常、車体側に固定されているため、コネクタの取り付け作業が煩雑になる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの取り付け作業を容易にすることを目的とする。
明細書によって開示される技術は、コネクタを相手側部材における所定の装着箇所に取り付けるためのコネクタの取付構造であって、装着箇所に装着されるハウジングと、このハウジングの外形よりも大きい挿通孔が設けられてなる支持プレートを有し、挿通孔に挿通されたハウジングを支持プレートによって遊動可能に支持する支持部材と、ハウジングにおける挿通孔の軸方向一側に設けられ、支持部材に対して挿通孔の軸方向一側から当接可能な一側当接部と、ハウジングを抱持する抱持部を有し、支持部材に対して挿通孔の軸方向他側から当接可能な他側当接部が抱持部に連設されてなる係止部材とを備え、支持プレートは、挿通孔の軸方向において一側当接部と他側当接部との間に配されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、支持プレートの挿通孔は、ハウジングの外形よりも大きめとされているため、挿通孔の軸方向と交差する方向にハウジングを遊動可能に支持することができる。したがって、コネクタを相手側部材の装着箇所に取り付ける際に、ハウジングを調芯させながら装着箇所に装着することができる。ここで、支持プレートをハウジングの一側当接部と係止部材の他側当接部との間に配したから、相手側部材の装着箇所にコネクタを上方から装着する場合でも、そのコネクタが支持部材から脱落しないように手で保持する必要はなく、また、コネクタと相手側部材を一体として取り扱う必要もないため、コネクタの取り付け作業を容易にすることができる。
明細書によって開示される技術の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
支持部材は、挿通孔の軸方向他側においてハウジングを支持する支持壁をさらに備えて構成され、この支持壁は、コネクタを相手側部材に取り付ける際にハウジングを押し込む構成としてもよい。
このような構成によると、支持部材の支持壁によってハウジングを押し込むことができるため、コネクタを相手側部材に取り付ける際に、支持プレートから一側当接部に大きな力がかかることをなくすことができる。
一側当接部は一対設けられている一方、支持壁は一対設けられており、一対の一側当接部と一対の支持壁とは、挿通孔の軸心を中心とする周方向において90°間隔で互い違いに配されている構成としてもよい。
例えば、一対の支持壁と一対の当接部を、挿通孔の軸心を中心とする周方向において同じ位置に配した場合、支持プレートの周方向において支持壁と当接部のいずれも設けられていない部分にハウジングが傾きやすくなることになる。その点、上記の構成によれば、一対の支持壁によってハウジングを支持しつつ、一対の一側当接部が支持プレートに当接することでハウジングの傾きを規制できる。
一側当接部は、支持プレートに面接触可能とされている構成としてもよい。
このような構成によると、一側当接部を支持プレートに面接触させることにより、ハウジングの傾きを規制しやすくなる。
支持プレートは金属製のプレートである一方、係止部材は金属製のCリングである構成としてもよい。
このような構成によると、支持プレートと係止部材の接触が金属同士の接触となるため、摩擦係数を小さくすることができ、ハウジングを円滑に調芯させることができる。
支持部材は、金属製のボディに取り付け固定される取付板と、この取付板の両端縁から対向状態で延設されて支持プレートに連結された一対の連結壁とをさらに備えて構成され、両支持壁は、取付板の両側縁から対向状態で立設されており、ハウジングのうち挿通孔の軸方向他側に配された部分は、支持部材における両支持壁と両連結壁によって四方から囲まれている構成としてもよい。
このような構成によると、ハウジングのうち挿通孔の軸方向他側に配された部分を両支持壁と両連結壁によって保護することができる。また、支持プレートと取付板と両支持壁と両連結壁によって支持部材を略箱形に形成することができるため、支持部材の剛性を高めることができる。
本発明によれば、コネクタの取り付け作業を容易にすることができる。
実施形態におけるコネクタの取付構造を示す断面図 コネクタを支持プレートに組み付ける前の状態を示した斜視図 コネクタを支持プレートに組み付けた後の状態を示した斜視図 コネクタを下方に向けてミッションケースの装着孔に嵌合する前の状態を示した斜視図 支持壁によってハウジングを押し込む様子を示した斜視図 コネクタを支持部材に組み付けた状態を示した正面図 コネクタを支持部材に組み付けた状態を示した側面図 コネクタを支持部材に組み付けた状態を示した背面図 コネクタを支持部材に組み付けた状態を示した平面図 図6におけるA−A線断面図 支持部材の正面図 支持部材の側面図 支持部材の平面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図13の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコネクタの取付構造は、図1に示すように、中継コネクタ10と、この中継コネクタ10を遊動可能に支持する支持部材30と、この支持部材30がボルトBによって締結されるバルブボディ50と、中継コネクタ10に対して脱着可能に取り付けられるCリング60とを備えて構成されている。また、中継コネクタ10は、ミッションケースCに貫通して形成された取付孔C1に嵌合可能とされている。このミッションケースCは、自動車のオートマチックトランスミッションのケースであって、バルブボディ50には、複数のソレノイドバルブ(図示せず)が取り付けられている。
中継コネクタ10におけるバルブボディ50側に設けられた嵌合部11には、図1における二点鎖線で示すように、雌コネクタFが接続されている。この雌コネクタFの背面には、複数の電線Wが引き出されている。図1における電線Wは、雌コネクタFから下方に引き出された後、支持部材30に当接して側方に曲げられている。このため、雌コネクタFは、電線Wの反力を受けて上方に付勢されており、この雌コネクタFを介して中継コネクタ10も上方に付勢されている。
中継コネクタ10をミッションケースCの取付孔C1に嵌合させると、中継コネクタ10の一部がミッションケースCを貫通して外部に突出した状態となる。このとき、中継コネクタ10におけるミッションケースCの外部に突出した部分は、外部コネクタ(図示せず)に接続される外部接続部12とされている。中継コネクタ10は、外部コネクタと雌コネクタFを導通可能に接続するためのコネクタであって、これにより、各ソレノイドバルブに電力を供給したり、電気信号を送受信したりすることができるようになっている。
中継コネクタ10は、合成樹脂製のハウジング20を有している。このハウジング20は略円柱状をなし、その内部には、図9および図10に示すように、複数の中継端子13が収容、保持されている。中継端子13は針状をなし、図示はしないものの、嵌合部11と外部接続部12との間を上下方向に貫通して配されている。
ハウジング20の外周面には、ゴムリング21が装着されたゴムリング装着溝22が周設されている。中継コネクタ10を取付孔C1に嵌合させると、ゴムリング21がゴムリング装着溝22の底壁と取付孔C1の内周壁との間で挟持される。そして、ゴムリング21が弾性変形することにより、ミッションケースCの内部が液密状にシールされ、ミッションケースCの外部から内部へ異物が侵入することが規制されるとともに、ミッションケースCの内部から外部へミッションオイルが漏れ出すことが規制されている。
支持部材30は金属平板をプレス加工することによって形成され、全体として略箱形をなしている。この支持部材30は、図11ないし図13に示すように、ボルトBが挿通されるボルト孔31が形成された取付板32と、取付板32の両端縁33,33から対向状態で上方に延設した一対の連結壁34,34と、取付板32と対向する配置で両連結壁34,34の上縁に連結された支持プレート35と、取付板32の両側縁36,36から対向状態で上方に立ち上げられた一対の支持壁37,37とを備えて構成されている。なお、本実施形態において取付板32の両端縁33,33は、取付板32の周縁のうち短辺側(長手方向両端)に相当し、取付板32の両側縁36,36は、取付板32の周縁のうち長辺側に相当する。
取付板32は、図1に示すように、バルブボディ50の設置面51に載置された状態でボルトBをボルト孔31に挿通して締結することにより、バルブボディ50に取り付け固定されている。ボルト孔31は、図13に示すように、取付板32の中央に配置されており、このボルト孔31を挟む両側縁36,36に両支持壁37,37が平行に配置されている。支持壁37は、図11に示すように、連結壁34よりも短めとされ、支持壁37の上端位置は、支持プレート35よりも下方とされている。
支持プレート35は、図13に示すように、一対の弧状部35A,35Aからなり、各弧状部35Aの中央外側において連結壁34の上縁に連結されている。両弧状部35A,35Aは弧状をなす内周縁35B,35Bを有し、これらの内周縁35B,35Bによって囲まれた領域に、挿通孔38が形成されている。この挿通孔38は、中継コネクタ10のハウジング20の外形よりも一回り大きく形成されている。
また、各弧状部35A,35Aの両端部は、それぞれ隙間S1,S2を空けて対向配置されており、一方の隙間S1は、他方の隙間S2よりも狭く形成されている。なお、各支持壁37,37は、支持プレート35側から取付板32側を見た場合に、挿通孔38の内側(各弧状部35A,35Aの内周縁35B,35Bよりも内側)に配されている。
さて、ハウジング20の外周面におけるゴムリング装着溝22の下方には、図1に示すように、Cリング60が装着されるCリング装着溝23が周設されている。Cリング60は金属製の線材を略C字状に曲げ加工したものであって、Cリング装着溝23に沿って装着される抱持部61と、この抱持部61の両端部からそれぞれ径方向外側に連設された一対の延出部62,62とを備えて構成されている。また、抱持部61には、同抱持部61の中央部分において径方向外側に膨出させた膨出部61Aが連設されている。この膨出部61Aは、支持プレート35の挿通孔38の軸心を中心として両延出部62,62とは反対側に配されている。
膨出部61Aおよび両延出部62,62は、いずれも支持プレート35に対して下方から(取付板32側から)当接可能とされている。図1に示すように、中継コネクタ10が雌コネクタFの電線Wの反力を受けて上方に付勢された場合、膨出部61Aおよび両延出部62,62は、支持プレート35の下面に当接し、中継コネクタ10が挿通孔38から上方に(取付板32側から支持プレート35側へ向かう方向に)外れることが規制されている。
また、ハウジング20の下面には、支持壁37の上端が当接可能な受け部26が設けられている。受け部26は、上方に凹んで形成されており、中継コネクタ10が周方向に回動した場合に、支持壁37の上端側部が受け部26の両側壁に当接することでその回動が規制されるようになっている。ただし、支持壁37の上端側部と受け部26の両側壁との間には、所定のクリアランスが設定されており、このクリアランス分だけ中継コネクタ10の回動が許容されている。
ハウジング20の外周面においてCリング装着溝23の上方に連なる位置には、被当接部24が周設されている。被当接部24は、挿通孔38の内周面と径方向に対向する配置とされている。被当接部24と挿通孔38の内周面との間には、中継コネクタ10が横方向(挿通孔38の軸方向と直交する方向)に移動可能となるクリアランスが設定されている。このクリアランスは、膨出部61Aおよび両延出部62,62と支持プレート35との重なり寸法よりも小さめとされている。したがって、中継コネクタ10が前記クリアランスの範囲内で横方向に移動した場合でも、中継コネクタ10が挿通孔38から外れてしまうことはない。
さらに、支持プレート35およびCリング60は、いずれも金属製であって、摺動時における摩擦抵抗を小さく抑えることができるため、中継コネクタ10が挿通孔38内で横方向に円滑に遊動可能とされている。特に、ミッションケースCの内部は油中環境下にあるため、金属同士の摺動面に油が付着することにより、摺動時における摩擦抵抗をさらに小さく抑えることができる。
また、ハウジング20の外周面において被当接部24の上方に連なる位置には、一対の規制片25,25が設けられている。両規制片25,25は、ハウジング20の外周面から側方に張り出す形態をなしている。また、両規制片25,25は、ハウジング20の軸心を中心として対称となる位置に配されている。さらに、両規制片25,25と両支持壁37,37とは、挿通孔38の軸心を中心とする周方向において90°間隔で互い違いに配されている。
規制片25は、図9に示すように、支持プレート35の上面に対して上方から面接触可能とされている。この規制片25が支持プレート35の上面に当接することにより、中継コネクタ10が挿通孔38から下方に(支持プレート35側から取付板32側へ向かう方向に)外れることが規制されている。また、中継コネクタ10が挿通孔38の軸心に対して傾いた姿勢をとろうとした場合、規制片25が支持プレート35の上面に面接触し、中継コネクタ10が垂直姿勢に維持されるため、その傾きが規制される。なお、規制片25の下面と支持プレート35の上面との間には、わずかなクリアランスが設定されており、このクリアランス分だけ中継コネクタ10の支持プレート35に対する上下方向の移動が許容されている。
換言すると、中継コネクタ10は、図9に示すように、支持プレート35が両規制片25,25と膨出部61Aおよび両延出部62,62とによって上下方向から挟み込まれることで支持部材30に支持されている。詳細には、図9に示す図示左側の延出部62が支持プレート35と当接する領域をA1とし、図示左側の規制片25が支持プレート35と当接する領域をA2とし、膨出部61Aが支持プレート35と当接する領域のうち図示左側部分をA3とし、膨出部61Aが支持プレート35と当接する領域のうち図示右側部分をA4とし、図示右側み規制片25が支持プレート35と当接する領域をA5とし、図示右側の延出部62が支持プレート35と当接する領域をA6とした場合に、各領域A1〜A6は、この順に反時計回り方向にほぼ等角度間隔で並んで配置されている。このため、中継コネクタ10が任意の方向に傾こうとした場合であっても、各領域A1〜A6のいずれかの領域で傾きが規制され、中継コネクタ10の傾きをバランスよく規制することができる。この結果、中継コネクタ10を垂直姿勢のまま横方向へ平行に遊動させやすくなる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、図2に示すように、支持部材30の取付板32をバルブボディ50の上面に載置し、ボルトBをボルト孔31に挿通させてバルブボディ50に締結する。これにより、支持部材30がバルブボディ50に取り付け固定される。次に、中継コネクタ10を支持部材30の上方から挿通孔38に挿通させると、両受け部26,26が両支持壁37,37の上端に当接して中継コネクタ10を支持部材30に支持させるとともに、両規制片25,25を支持プレート35の上面に当接させることで、中継コネクタ10の傾きを規制する。
続けて、中継コネクタ10の側方からCリング60をCリング装着溝23に装着することで、支持プレート35が、両規制片25,25と膨出部61Aおよび両延出部62,62とによって上下方向からほぼ挟み込まれた状態にする。この状態では、中継コネクタ10の被当接部24が挿通孔38の内周面との間に所定のクリアランスをもって配されているため、中継コネクタ10の横方向(挿通孔38の軸方向と直交する方向)への移動が許容される。また、中継コネクタ10は、雌コネクタFの電線Wの反力を受けて上方に付勢されており、両規制片25,25と支持プレート35との間にわずかなクリアランスが設定されているため、このクリアランスの分だけ中継コネクタ10の傾きが許容される。
次に、図4に示すように、バルブボディ50と一体に組み付けられた中継コネクタ10を上下逆にし、外部接続部12をミッションケースCの取付孔C1に嵌合させる。このとき、支持プレート35は、両規制片25,25と膨出部61Aおよび両延出部62,62との間に配されているため、中継コネクタ10が支持プレート35から下方へ脱落することはない。したがって、外部接続部12をミッションケースCの取付孔C1に嵌合させるにあたっては、中継コネクタ10を手に持つことなく、バルブボディ50のみを手に持って嵌合作業を行うことができる。また、この嵌合作業を行うにあたっては、外部接続部12がバルブボディ50の陰になって嵌合作業がしづらくなるものの、中継コネクタ10が支持プレート35に対して遊動可能に支持されているため、作業性を改善することができる。
また、中継コネクタ10の外部接続部12をミッションケースCの取付孔C1に嵌合させる途中では、図5に示すように、支持壁37の先端が受け部26に当接した状態となるため、中継コネクタ10を強力に押し込むことができる。何故ならば、支持部材30は全体として略箱形をなし、剛性の高い構造となっており、中継コネクタ10の押し込みに際して変形することはなく、安定して押し込み作業を行うことができるからである。
仮に支持壁37を設けない場合は、支持プレート35が両規制片25,25を押し込むことによって嵌合作業を行うことになるため、支持プレート35が連結壁34との連結部分を基端として撓み変形するおそれがある。これでは、中継コネクタ10を強力に押し込むことができなくなる。その点、本実施形態では支持壁37の先端によって受け部26を押し込むようにしているため、支持壁37が撓み変形することはなく、中継コネクタ10を強力に押し込むことが可能になる。なお、雌コネクタFおよびこの雌コネクタFが接続されたハウジング20の端部は、支持部材30の両連結壁34,34と両支持壁37,37によって四方から囲まれているため、これらを外部の衝撃から保護することができる。
以上のように本実施形態では、両規制片25,25とCリング60の膨出部61Aおよび両延出部62,62との間に支持プレート35を配したことにより、中継コネクタ10を支持部材30と一体に取り扱うことができる。したがって、支持部材30をバルブボディ50にボルト締結し、このバルブボディ50を手で持ちながら中継コネクタ10をミッションケースCの取付孔C1に上方から嵌合させることができる。その嵌合に際して、中継コネクタ10は支持プレート35に遊動可能に支持されているから、バルブボディ50側から中継コネクタ10が見えにくい場合であっても、中継コネクタ10をミッションケースCの取付孔C1に対して調芯させることができ、嵌合作業を容易にすることができる。
また、中継コネクタ10をミッションケースCの取付孔C1に嵌合させる際に、支持部材30の支持壁37の先端でハウジング20の受け部26を押し込むようにしたため、支持壁37の撓み変形が規制され、バルブボディ50を押し込むことで支持部材30を介してハウジング20を強力に押し込むことができる。また、両規制片25,25と両支持壁37,37を、挿通孔38の軸心を中心とする周方向において90°間隔で互い違いに配したから、両支持壁37,37によってハウジング20を支持しつつ、両規制片25,25が支持プレート35に当接することでハウジング20の傾きを規制できる。
また、両規制片25,25が支持プレート35の上面に面接触するようにしたから、中継コネクタ10の傾きを規制しやすくなる。また、支持プレート35とCリング60をいずれも金属製としたため、これらの摩擦抵抗を小さくして支持プレート35とCリング60を円滑に摺動させることができる。さらに、ハウジング20のうち支持プレート35と取付板32との間に配された部分が両連結壁34,34と両支持壁37,37によって四方から囲まれるようにしたため、この部分を外部の衝撃から保護することができる。
<他の実施形態>
明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では支持プレート35の上面と両規制片25,25の下面との間にわずかなクリアランスが設定されているものの、支持プレート35を両規制片25,25とCリング60との間で挟み付けてもよい。
(2)上記実施形態では支持壁37の先端で受け部26を押し込むことにより、中継コネクタ10をミッションケースCの取付孔C1に嵌合させているものの、本発明によると、支持プレート35で両規制片25,25を押し込むことにより、中継コネクタ10をミッションケースCの取付孔C1に嵌合させてもよい。
(3)上記実施形態では両規制片25,25と両支持壁37,37が挿通孔38の軸心を中心として90°間隔で互い違いに配されているものの、本発明によると、両規制片と両支持壁を、挿通孔38の軸心を中心とする周方向に同じ位置に配してもよい。
(4)上記実施形態では規制片25が支持プレート35に面接触するようにしているものの、本発明によると、規制片が支持プレート35に点接触あるいは面接触するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では支持部材30を金属製としているものの、本発明によると、支持部材を樹脂製としてもよい。
(6)上記実施形態では支持部材30が略箱形となるように構成しているものの、本発明によると、支持部材の形状は問わない。
10…中継コネクタ
20…ハウジング
25…規制片(一側当接部)
30…支持部材
32…取付板
34…連結壁
35…支持プレート
37…支持壁
38…挿通孔
50…バルブボディ(ボディ)
60…Cリング(係止部材)
61…抱持部
61A…膨出部(他側当接部)
62…延出部(他側当接部)
C…ミッションケース(相手側部材)
C1…取付孔(装着箇所)

Claims (6)

  1. コネクタを相手側部材における所定の装着箇所に取り付けるためのコネクタの取付構造であって、
    前記装着箇所に嵌合されるハウジングと、
    このハウジングの外形よりも大きい挿通孔が設けられてなる支持プレートを有し、前記挿通孔の軸方向他側において前記ハウジングを支持する支持壁をさらに備え、前記挿通孔に挿通された前記ハウジングを前記挿通孔の範囲内で遊動可能に支持することで前記ハウジングを前記相手側部材に調芯させる支持部材と、
    前記装着箇所において前記ハウジングと前記相手側部材とによって挟持されるゴムリングと、
    前記ハウジングにおける前記挿通孔の軸方向一側に設けられ、前記支持部材に対して前記挿通孔の軸方向一側から当接可能な一側当接部と、
    前記ハウジングを抱持する抱持部を有し、前記支持部材に対して前記挿通孔の軸方向他側から当接可能な他側当接部が前記抱持部に連設されてなる係止部材とを備え、
    前記支持プレートは、前記挿通孔の軸方向において前記一側当接部と前記他側当接部との間に配されており、前記支持壁が前記ハウジングを押し込んで前記コネクタが前記相手側部材に取り付けられる際に前記一側当接部と前記支持プレートとの間にクリアランスが設けられ、このクリアランスの分だけ前記ハウジングの傾きが許容されていることを特徴とするコネクタの取付構造。
  2. 前記係止部材と前記支持プレートはいずれも金属製であって互いに摺動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの取付構造。
  3. コネクタを相手側部材における所定の装着箇所に取り付けるためのコネクタの取付構造であって、
    前記装着箇所に装着されるハウジングと、
    このハウジングの外形よりも大きい挿通孔が設けられてなる支持プレートを有し、前記挿通孔に挿通された前記ハウジングを前記支持プレートによって遊動可能に支持する支持部材と、
    前記ハウジングにおける前記挿通孔の軸方向一側に設けられ、前記支持部材に対して前記挿通孔の軸方向一側から当接可能な一側当接部と、
    前記ハウジングを抱持する抱持部を有し、前記支持部材に対して前記挿通孔の軸方向他側から当接可能な他側当接部が前記抱持部に連設されてなる係止部材とを備え、
    前記支持プレートは、前記挿通孔の軸方向において前記一側当接部と前記他側当接部との間に配されており、
    前記支持部材は、前記挿通孔の軸方向他側において前記ハウジングを支持する支持壁をさらに備えて構成され、
    この支持壁は、前記コネクタを前記相手側部材に取り付ける際に前記ハウジングを押し込むものとされ、
    前記一側当接部は一対設けられている一方、前記支持壁は一対設けられており、一対の前記一側当接部と一対の前記支持壁とは、前記挿通孔の軸心を中心とする周方向において90°間隔で互い違いに配されていることを特徴とするコネクタの取付構造。
  4. コネクタを相手側部材における所定の装着箇所に取り付けるためのコネクタの取付構造であって、
    前記装着箇所に装着されるハウジングと、
    このハウジングの外形よりも大きい挿通孔が設けられてなる支持プレートを有し、前記挿通孔に挿通された前記ハウジングを前記支持プレートによって遊動可能に支持する支持部材と、
    前記ハウジングにおける前記挿通孔の軸方向一側に設けられ、前記支持部材に対して前記挿通孔の軸方向一側から当接可能な一側当接部と、
    前記ハウジングを抱持する抱持部を有し、前記支持部材に対して前記挿通孔の軸方向他側から当接可能な他側当接部が前記抱持部に連設されてなる係止部材とを備え、
    前記支持プレートは、前記挿通孔の軸方向において前記一側当接部と前記他側当接部との間に配されており、
    前記支持部材は、金属製のボディに取り付け固定される取付板と、この取付板の両端縁から対向状態で延設されて前記支持プレートに連結された一対の連結壁とをさらに備えて構成され、両支持壁は、前記取付板の両側縁から対向状態で立設されており、
    前記ハウジングのうち前記挿通孔の軸方向他側に配された部分は、前記支持部材における両支持壁と両連結壁によって四方から囲まれていることを特徴とするコネクタの取付構造。
  5. 前記一側当接部は、前記支持プレートに面接触可能とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコネクタの取付構造。
  6. 前記支持プレートは金属製のプレートである一方、前記係止部材は金属製のCリングであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタの取付構造。
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