JP3694199B2 - コネクタ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車における車体側固定パネルに、モジュール側可動パネルを取付けると同時にコネクタを結合できるようにしたコネクタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のメータモジュール、ドアモジュール、オーバーヘッドモジュール等の組立工程においては、車体側パネル(例えば、ルーフパネル、ドアパネル)のワイヤーハーネスのコネクタと、電装モジュール側パネル(例えば、オーバーヘッドモジュール、インナーパネル)のワイヤーハーネスのコネクタとを手で結合してから、車体側パネルに電装モジュール側パネルを取付けるようにしていたが、コネクタの手作業による結合が必要なために組立作業性に課題があった。また、各コネクタのワイヤーハーネスに余長を必要とするから、走行振動で異音が発生したり、電線の噛み込みのおそれがあり、各種の対策が必要であった。
【0003】
このため、車体側固定パネルに、モジュール側可動パネルを取付けると同時に結合できるようにしたコネクタが提案されているが(特開平5−54933号公報参照)、各パネルにコネクタが縦向き(パネルの対向方向向き)となるように固定しているだけであったから、各パネルの間(奥行き方向)に広いコネクタ結合用スペースを確保しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、第1取付け部材(モジュール側可動パネル)に第1コネクタを横向き位置で固定し、第2取付け部材(車体側固定パネル)のホルダーで第2コネクタを横向き前進方向に変位可能に支持して、両取付け部材を相対的に接近させると、第2コネクタが横向き前進方向に変位しながら第1コネクタに結合するようにしたコネクタ構造が考えられる。このコネクタ構造では、各コネクタは、結合の完了の前後とも横向き位置となるので、各取付け部材の間(奥行き方向)に広いコネクタ結合用スペースを確保する必要がなくなり、奥行き方向のスペースが狭くても結合可能となるという効果を得ることができる。
【0005】
しかしながら、このコネクタ構造を実用化するにあたっては、組付け性等においてなお改善すべき余地が残されていた。
【0006】
本発明は、上記要望に応えるためになされたもので、組み付け性が良好で実用化に即したコネクタ構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、第1取付け部材としてのオーバーヘッドモジュールに横向き位置の第1コネクタを固定すると共に、オーバーヘッドモジュールと対向する第2取付け部材としてのルーフパネルに固定したホルダーに、横向き位置で横向き前進方向に変位可能に第2コネクタを支持して、両取付け部材を相対的に接近させたとき、第1コネクタに対して第2コネクタが横向き前進方向に変位しつつ結合するようにしたコネクタ構造であって、第1コネクタに、第2コネクタを横向き前進方向への移動をガイドする保持ガイド部が設けられているとともに、上記ホルダーの両側部の前記横向き前進方向側をルーフパネル側に傾斜したカムスロット部に、第2コネクタの両側部のガイドピン部が横向き前進方向へ移動可能に嵌合支持されて、両取付け部材を相対的に接近させたときに、カムスロット部で第2コネクタが横向き前進方向へ移動されて、第1コネクタの端子と第2コネクタの端子とが嵌合される構成とする一方、ルーフパネルとホルダーとに、ホルダーをルーフパネルに沿った前記横向き前進方向とは反対方向にスライドさせたときに係合可能な係止部と被係止部とが相対的に設けられていると共に、ルーフパネルとホルダーとが係合状態にあるときにホルダーの移動停止を行うように係合可能なロック部と被ロック部とが相対的に設けられ、上記係止部がフックからなり、上記被係止部がフック挿入孔とこれに繋がる溝を有するフック係止部とからなる構成である。
【0008】
本発明によれば、ホルダーを第2取付け部材に沿った方向にスライドさせると、被係止部に係止部が係合し、かつロック部と被ロック部が係合し、ワンタッチで第2取付け部材にホルダーを固定できる。また、第1取付け部材に第1コネクタを横向き(取付け部材の対向方向に直角向き)位置で固定し、第2取付け部材のホルダーで第2コネクタを横向き前進方向に変位可能に支持しているから、両取付け部材を相対的に接近させると、第2コネクタが横向き前進方向に変位しながら第1コネクタに結合するようになる。
【0009】
また、フックからなる係止部を、被係止部のフック挿入孔に挿入した後にスライドさせると、フックが被係止部のフック係止部に結合されるようになる。この場合は、フックからなる係止部と、フック係止部以外にフック挿入孔を有するように構成した被係止部とを、第2取付け部材とホルダーのうちの該当するものの中央部に配設したときに便利である。即ち、係止部としてのフックと、被係止部としてフック係止部のみからなるもの、つまりフック挿入孔を省略したものを端部に配設した場合であるとスライド量は短くてよいが、第2取付け部材へのホルダー取付け状態の向上を図るべく中央部に配設した場合には、フック係止部を長尺に設けてスライド量を長くする必要があり、また、そのスライドをさせる周辺構造の自由度に制約等が生じるからである。また、被係止部がフック係止部以外にフック挿入孔を有する構成の場合は、フック挿入孔を狙ってフックを挿入してスライドすればよく係止が容易になり、作業性が向上するという利点がある。
【0010】
本発明のコネクタ構造において、前記フックからなる係止部がホルダーに設けられ、前記フック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部が第2取付け部材に設けられている構成とすることが好ましい。
【0011】
この構成にあっては、第2取付け部材を孔あけ加工するだけでフック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部を第2取付け部材に形成できる。一方、ホルダーは係止部を有する分、複雑な構成とされるが、ホルダーの形成は一般に金型を用いた成形により行われているので、金型設計の変更で済み、製造上支障がない。なお、逆の構成とした場合には、第2取付け部材に異種の孔あけ加工と曲げ加工とを必要とし、寸法精度を厳格にすることが要求されると共に加工精度が出しにくく、製造コストが上昇するという難点がある。
【0012】
本発明のコネクタ構造において、前記フックを前記フック挿入孔に挿入した状態において、前記フック係止部の溝に達する突出部が該フックに形成され、フックをフック挿入孔に逆向き挿入しようとすると、フックがフック挿入孔に不挿入となる構成とすることが好ましい。
【0013】
この構成にあっては、フックをフック挿入孔に逆向き挿入しようとすると、フックに形成された突出部の存在により、フックがフック挿入孔に不挿入となる故に、逆方向取付けが防止される。
【0014】
本発明のコネクタ構造において、ロック部及び被ロック部の少なくとも一方に、前記移動停止を解除するロック解除手段が設けられている構成とすることができる。
【0015】
この構成による場合には、ロック解除手段を操作してロック部と被ロック部との係合状態、つまりロック状態を解除すると、第2取付け部材とホルダーとの相対的な移動停止が解かれ、第2取付け部材とホルダーとを分離させ得る。
【0016】
本発明のコネクタ構造において、第2取付け部材とホルダーとの少なくとも一方に、第2取付け部材とホルダーとの相対的な取付け方向が逆向きとなるのを規制する逆方向取付け検知手段が設けられている構成とすることができる。
【0017】
この構成にあっては、第2取付け部材またはホルダーを、その両者が所定の取付け方向とは逆方向になるよう、取付けようとした場合には、逆方向取付け検知手段が逆方向であることを作業者に知らせるので、第2取付け部材にホルダーを所定の取付け方向にのみ取付けでき、係止部と被係止部とを係合させる場合に方向性があるときに有効である。
【0018】
本発明のコネクタ構造において、前記逆方向取付け検知手段がホルダーに、第2取付け部材へ向けて突出形成されている構成とすることができる。
【0019】
この構成にあっては、一般に金型を用いた成形により製造されるホルダーに逆方向取付け検知手段が設けられている故に、ホルダーの構造が複雑になっても金型設計の変更で済み、製造上支障がない。このことは、フックからなる係止部がホルダーに設けられ、フック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部が第2取付け部材に設けられている構成(請求項)を組み合わせた場合に特に有効となる。
【0020】
本発明のコネクタ構造において、前記第2取付け部材に、前記ホルダーに形成された前記逆方向取付け検知手段を受ける開口穴が設けられている構成とすることが好ましい。
【0021】
この構成にあっては、開口穴に逆方向取付け検知手段を挿入しない限り、フック挿入孔にフックを挿入できないようにでき、また、フック挿入孔にフックが挿入された状態では第2取付け部材とホルダーとの相対的な回転を防止できる。更には、開口穴を第2取付け部材に設けるに際し、第2取付け部材に孔あけ加工のみで対応でき、加工性に支障がない。このことは、この構成に加えて、逆方向取付け検知手段がホルダーに、第2取付け部材へ向けて突出形成されている構成(請求項)と、フックからなる係止部がホルダーに設けられ、フック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部が第2取付け部材に設けられている構成(請求項)とを組み合わせた場合に特に有効となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、オーバーヘッドモジュール(第1取付け部材…電装モジュール側パネル)1の雄コネクタ(第1コネクタ)12を、ルーフパネル(第2取付け部材…車体側パネル)3の雌コネクタ(第2コネクタ)14に結合する実施形態である。本実施形態では、オーバーヘッドモジュール1を上に、ルーフパネル3を下に示す。
【0023】
図2に詳細に示したように、上記オーバーヘッドモジュール1の内面1aには差し込みシュー溝15aを形成した固定ベース15が取付けられ、この固定ベース15に、雄コネクタ12の底部のシュー12aが差し込まれて、係止穴15bに雄コネクタ12の係止突起12j(図1参照)が係止されることにより、雄コネクタ12が固定ベース15に横向き位置で固定されている。
【0024】
上記固定ベース15のシュー溝15aと雄コネクタ12のシュー12aとの間には、前後及び左右方向に若干の隙間が隔てられていて、この隙間によって固定ベース15に雄コネクタ12が首振り揺動可能に固定されている。
【0025】
上記雄コネクタ12の嵌合部12bの両側外面には、仮係止解除突起部12cがそれぞれ形成されると共に、嵌合部12bの両側内面には、保持ガイド突起部12dがそれぞれ形成されている。なお、嵌合部12bの内上面12eは、保持ガイド突起部12dとともに保持ガイド部を形成する。
【0026】
上記雄コネクタ12の嵌合部12bの下面には、後述する雌コネクタ14の嵌合部14aを下方から嵌め合わせるための切欠き12fが形成されると共に、両側面には、後述するガイドピン部14bの逃げ溝12gが形成されている。
【0027】
一方、図3に示すように、上記ルーフパネル3の内面にはその一部である取付け部材4が固設されており、その取付け部材4に一対の係止部、例えばフック5が形成されている。このフック5は、立上げ部5aと水平部5bとを有する。これら一対のフック5の間にロック穴6が形成されている。このロック穴6は、貫通するものでも、窪み状のものでもよい。
【0028】
また、上面と前・後面とが開放した四角箱状の雌側ホルダー17の底面17aには、各一対のフック挿入孔17b及びフック係止部17cと、ロック部17dとが形成されている。フック係止部17cには、図3(b)に示すようにフック5をフック挿入孔17bより挿入し、雌側ホルダー17をG方向(前進方向)にスライドさせると、図3(c)に示すようにフック5の水平部5bが係止される。なお、フック係止部17cのロック部17d側には、立上げ部5aを挿通させる溝(図示せず)が形成されている。つまり、フック係止部17cは、フック挿入孔17bに繋がる溝を有した構成である。
【0029】
上記ロック部17dは、図4に示すように、G方向とは反対側とその両側とが切欠かれた舌片に形成され、図4における下側に突出した突出部17eを有する。このロック部17dは、上述したフック5をフック係止部17cに係止させるとき、ロック穴6に係止される。図4は、そのときの状態変化を示す図である。
【0030】
図4(a)に示す状態から、フック5をフック挿入孔17bに挿入した図4(b)に示す状態としても、ロック部17dの突出部17eの箇所はロック穴6が存在せず、突出部17eとロック穴6とは係合しない。その後、雌側ホルダー17をG方向(前進方向)にスライドさせると、図4(c)に示すように、突出部17eがロック穴6に係止する状態となってロックされる。なお、雌側ホルダー17を図3とは逆向きにして取付けようとすると、図3において上側に突出させている逆方向取付け検知手段7がその取付けを邪魔し、即ちフック5から逆方向取付け検知手段7までの距離L1よりも、雌側ホルダー17の底面17aのG方向とは反対側の端面からフック挿入孔17bまでの距離L2が長いために、フック5がフック挿入孔17bに非挿入の状態となり、作業者は逆方向に取付けようとしていることを検知する。その場合は、雌側ホルダー17をそれまでとは逆の方向にして取り付けるようにする。また、上記ロック解除は、図4に示すようにロック部17dの先端に形成した、凹部18aを有するロック解除手段18の凹部18aに、先端を鉤形にした引張りツール(図示せず)を引掛けて、ロック解除手段18を上方に引張ることにより、突出部17eをロック穴6から外すことで行われる。なお、ロック解除手段18は、図4において取付け部材4のロック穴6における周辺の一部を突出部17eの下方にまで延出させ、その延出部を同様の引張りツールにて上方に引張る構成としてもよい。
【0031】
図5に示すように、上記雌コネクタ14の嵌合部14aの両側外面には両側方に突出するガイドピン部14bがそれぞれ形成されると共に、図3に示すように上記雌側ホルダー17の両側部17eには、前進方向(矢印G参照)とは反対方向側を下向きに傾斜したカムスロット部17fが形成され、このカムスロット部17fの上部17gはやや下向きの傾斜状に形成されている。そして、このカムスロット部17fに上記雌コネクタ14のガイドピン部14bが嵌合されてガイドされることにより、後述するように、横向き位置で固定の雄コネクタ12の嵌合部12bに対して、雌コネクタ14の嵌合部14aが横向き前進方向に移動しながら結合するようになる。
【0032】
上記雌側ホルダー17の両側部17eの両内面には、上側の係止突起部17hと下側の仮係止突起部17iとがそれぞれ形成されている。そして、雌コネクタ14のガイドピン部14bがカムスロット部17fの上部17gに嵌合した状態で、雌コネクタ14の下面フランジ部14cが係止突起部17hと仮係止突起部17iとの間に係止されることにより、雌コネクタ14が横向き初期位置(図6参照)に仮係止されるようになる。
【0033】
上記雌側ホルダー17の両側部17eの前面開放部に近い両内面には、雌側ホルダー17の上面開放部に上記雄コネクタ12が接近したときに、雄コネクタ12の仮係止解除突起部12cが嵌入する嵌入溝17jがそれぞれ形成され、図6(b)に示すように、この嵌入溝17jの上記係止突起部17hと仮係止突起部17iとの間の底部には、隆起状の仮係止解除突起部17kがそれぞれ形成されている。
【0034】
上記雌コネクタ14の嵌合部14aの両側外面には、図10に詳細に示すように、前後方向に延在する保持ガイドレール部14dがそれぞれ形成され、この保持ガイドレール部14dの下端に上記雄コネクタ12の保持ガイド突起部12dが係止されたときに、雌コネクタ14に対して雄コネクタ12が係止方向(上下方向)に移動しないように保持(ロック)される。このとき、雌コネクタ14の嵌合部14aの上面14eに雄コネクタ12の嵌合部12bの内上面12eが当接した状態となる。
【0035】
上記のように構成した雄コネクタ12と雌コネクタ14の結合手順を次に説明する。
【0036】
図6に示したように、結合前(組立前)には、オーバーヘッドモジュール1の固定ベース15に雄コネクタ12が横向き位置に固定されていると共に、ルーフパネル3側の雌コネクタ14は雌側ホルダー17で横向き初期位置に仮係止されている。即ち、雌コネクタ14のガイドピン部14bが雌側ホルダー17のカムスロット部17fの上部17gに嵌合した状態で、雌コネクタ14の下面フランジ部14cが係止突起部17hと仮係止突起部17iとの間に係止されている。
【0037】
そして、図7に示したように、ルーフパネル3に対してオーバーヘッドモジュール1を平行状態で接近させると(矢印A参照)、雌側ホルダー17の嵌入溝17jに雄コネクタ12の仮係止解除突起部12cが嵌入すると共に、雄コネクタ12の嵌合部12bの切欠き12fが雌コネクタ14の嵌合部14aに嵌め合わされる。なお、この状態では、各嵌合部12b,14aの各端子は嵌合直前である。
【0038】
このとき、雄コネクタ12の仮係止解除突起部12cが雌ホルダー17の嵌入溝17jの仮係止解除突起部17kに乗り上げて、仮係止解除突起部17kを外方に押圧し、これに伴って両側部17eが破線状態から実線状態に、外方に撓み広げられるようになるので、仮係止突起部17iも外方に移動して雌コネクタ14の下面フランジ部14cの仮係止を解除あるいは解除に近い状態にするようになる。
【0039】
また、雌コネクタ14の嵌合部14aの保持ガイドレール部14dの下端に、雄コネクタ12の嵌合部12bの保持ガイド突起部12dが乗り越えながら係止されるので、雌コネクタ14に対して雄コネクタ12が係止方向へ移動しないように保持(ロック)されると共に、雌コネクタ14の嵌合部14aの上面14eに雄コネクタ12の嵌合部12bの内上面12eが当接した状態となる(図8参照)。
【0040】
さらにオーバーヘッドモジュール1をルーフパネル3に接近させると(矢印A参照)、図8に示したように、雌コネクタ14は、ガイドピン部14bが雌側ホルダー17のカムスロット部17fでガイドされて横向き前進方向Fに移動するようになり、オーバーヘッドモジュール1の接近に伴って(矢印A参照)、雌コネクタ14の嵌合部14aに雄コネクタ12の嵌合部12bが嵌合されて、雌コネクタ14の嵌合部14aの端子と雄コネクタ12の嵌合部12bの端子とが嵌合されるようになる。
【0041】
この雌コネクタ14の横向き前進方向Fの移動時には、嵌合部14aの保持ガイドレール部14dの下端に雄コネクタ12の嵌合部12bの保持ガイド突起部12dが係止されているが横向き前進方向Fの移動は許容されており、かつ雌コネクタ14の嵌合部14aの上面14eに雄コネクタ12の嵌合部12bの内上面12eが当接しているので、後述する両コネクタ12,14の完全結合までの間で、雄コネクタ12の保持ガイド突起部12dと内上面12eとで雌コネクタ14の横向き前進方向Fの移動がガイドされるようになる。
【0042】
そして、図9に示したように、オーバーヘッドモジュール1をルーフパネル3にさらに接近させると(矢印A参照)、雌コネクタ14がさらに横向き前進方向Fに移動されて、雌コネクタ14の嵌合部14aに雄コネクタ12の嵌合部12bが深く嵌合されて、雌コネクタ14の嵌合部14aの端子と雄コネクタ12の嵌合部12bの端子とが完全嵌合されるようになって、雌コネクタ14に対する雄コネクタ12の結合が完了する。
【0043】
上記のように、ルーフパネル3に対してオーバーヘッドモジュール1を接近させると、雌コネクタ14の嵌合部14aが横向き前進方向Fに移動しながら雄コネクタ12の嵌合部12bに対して結合が完了するようになる。したがって、各コネクタ12,14は、結合前も結合後も横向き位置であるので、ルーフパネル3とオーバーヘッドモジュール1との間(奥行き方向)に広いコネクタ結合用スペースを確保する必要がなくなって、奥行き方向のスペースが狭くても結合可能となる。
【0044】
また、ルーフパネル3に対してオーバーヘッドモジュール1を接近させると、雄コネクタ12と雌コネクタ14との結合が完了する前に、雄コネクタ12の嵌合部12bの端子と雌コネクタ14の嵌合部14aの端子とが完全嵌合され、その後に、雄コネクタ12の嵌合部12bと雌コネクタ14の嵌合部14aとが、横向き位置のままで結合が完了するようになるから、各コネクタ12,14は、結合の完了前には各嵌合部12b,14aの端子が完全嵌合しているので、ルーフパネル3とオーバーヘッドモジュール1との間の奥行き方向の取付け寸法誤差が吸収でき、奥行き誤差の寸法許容度が高まるようになる。また、各コネクタ12,14の結合の完了前には各嵌合部12b,14aの端子が完全嵌合しているので、コネクタ12,14の半嵌合(嵌合不良)のおそれもなくなる。
【0045】
さらに、オーバーヘッドモジュール1側の雄コネクタ12は、固定ベース15に首振り揺動可能に固定されているから、ルーフパネル3側の雌コネクタ14との間の組み付け関係位置に多少の誤差があっても、雄コネクタ12の首振り揺動によって組み付け関係位置に融通がつき、雄コネクタ12が雌コネクタ14に支障なくスムーズに結合するようになる。
【0046】
一方、ルーフパネル3の取付け部材4に雌側ホルダー17を組み付ける際には、取付け部材4のフック5を雌側ホルダー17のフック挿入孔17bに挿入し、雌側ホルダー17をスライドさせてフック係止部17cに係止するだけで、ルーフパネル3に雌側ホルダー17をワンタッチで固定できるようになるので、組み付け性が向上するようになる。なお、雌側ホルダー17の取付け部材4への逆方向の取付けは、逆方向取付け検知手段7にて検知されるので、雌側ホルダー17は所定方向に向いた状態で常に取付けられる。
【0047】
この場合、雌側ホルダー17をルーフパネル3に固定した後に、このルーフパネル3に固定した雌側ホルダー17に、ハーネスを接続した雌コネクタ14を組み付けるようにしてもよい。ただし、この組み付けのためにハーネスの余長が長くなる。そこで、本実施形態では、雌コネクタ14にハーネスを接続し、このハーネスを接続した雌コネクタ14を雌側ホルダー17に組み付け、この雌コネクタ14を組み付けた雌側ホルダー17をルーフパネル3に固定するようにする。すると、この組み付けのためのハーネスの余長が短くなってコスト削減になると共に、余長が長いことに起因する異音や噛み込みの問題も更に少なくなる。
【0048】
なお、上述した実施形態においては、取付け部材にフックを、雌側ホルダーにフック挿入孔及びフック係止部を各々設けた構成としているが、本発明はこれとは逆に図11乃至図14に示す構成としてもよい。すなわち、取付け部材20にフック挿入孔21及びフック係止部22を、雌側ホルダー30にフック31を各々設けるようにしてもよい。また、上述した実施形態においては、取付け部材に逆方向取付け検知手段を雌側ホルダーに向けて上方に突出形成しているが、本発明はこれとは逆に図11乃至図14に示す構成とするのが好ましい。すなわち、雌側ホルダー30に逆方向取付け検知手段33を、取付け部材20に向けて下方に突出形成するのが好ましい。
【0049】
以下に、この場合の構成を具体的に説明する。
【0050】
図11乃至図14に示すように、上面と前・後面とが開放した四角箱状の雌側ホルダー30の底面30aには、一対の係止部としてのフック31が形成されている。このフック31は、立上げ部31aと水平部31bとを有する。立上げ部31aは、外方側とH方向とは反対側とに存在するL字状をしており、また、立上げ部31aのH方向側端部は水平部5bの端よりもH方向側に突出しており、その立上げ部31aの突出部31cは逆方向取付け防止機能を有する。また、L字状をした立上げ部31aにおけるH方向とは反対側の部分31dがストッパの機能を有する。
【0051】
上記一対のフック31の間にロック部32が形成されている。上記ロック部32は、図12乃至図14に示すように、H方向とは反対側とその両側とが切欠かれた舌片に形成され、下側に突出した突出部32aを有する。また、雌側ホルダー30の底部におけるH方向とは反対側に、下方に突出した逆方向取付け検知手段33が設けられている。
【0052】
一方、ルーフパネル(図示せず)の内面(図の上側)には、その一部である取付け部材20が、図示しない支持部材を介してルーフパネルとは若干の隙間を設けて固設されており、その取付け部材20には、各一対のフック挿入孔21及びこれらに繋がる溝を有するフック係止部22と、前記突出部32aを係止するロック穴23と、そのH方向とは反対側に設けた受け穴24と、前記逆方向取付け検知手段33が挿入される開口穴25とが設けられている。上記フック挿入孔21は、フック31の水平部31bが容易に入り得るように、水平部31bよりも若干大きい寸法で形成されている。
【0053】
次に、雌側ホルダー30と取付け部材20との取付方法につき説明する。
【0054】
まず、図12に示すように、雌側ホルダー30と取付け部材20とを接近させ、フック挿入孔21にフック31を挿入する。このとき、逆方向取付け検知手段33が開口穴25に入る方向でのみ、雌側ホルダー30及び取付け部材20が取付可能となる。また、前記方向のときには、フック31の突出部31cがフック係止部22の溝に入り、前記方向とは逆方向のときには、フック31の突出部31cがフック挿入孔21からはみ出してフック31がフック挿入孔21に不挿入となるので、この突出部31cによっても逆方向取付け防止が図れる。これに伴い、作業者は逆方向に取付けようとしていることを検知する。その場合は、雌側ホルダー30をそれまでとは逆の方向にして取り付けるようにする。
【0055】
そして、逆方向取付け検知手段33が開口穴25に入った状態においては、逆方向取付け検知手段33の両端の位置が開口穴25の両側部25bにて規制されるため、雌側ホルダー30の取付け部材20に対する回転が防止されると共に、フック31がフック挿入孔21およびフック係止部22の一部(フック挿入孔21に近い部分)に入り、また、ロック部32の突出部32aが受け穴24に入る。なお、開口穴25の両側部25bは、その間の離隔距離がH方向側で狭く、H方向の反対側で広くなるように変化させてある。H方向の反対側で離隔距離を広くしているのは、逆方向取付け検知手段33が開口穴25に容易に入り得るようにするためであり、H方向側で離隔距離を狭くしているのは、後述するスライドの際に、開口穴25の側部25bが逆方向取付け検知手段33を所定位置に案内できるようにするためである。
【0056】
かかる装着前の状態とした後、図13に示すように雌側ホルダー30をH方向(前進方向)にスライドさせると、フック係止部22の溝を立上げ部31aが通ると共に、ロック部32の突出部32aが取付け部材20における受け穴24とロック穴23との間の部分を乗り越えていく。そして、図14に示すようにフック31の水平部31bがフック係止部22に係止されると共に、突出部32aがロック穴23に入ってロック穴23にロックされる。また、L字状をした立上げ部31aにおけるH方向とは反対側の部分31dがフック挿入孔21とフック係止部22との段差部21aに当接または当接する直前の状態になると共に、逆方向取付け検知手段33が開口穴25のH方向端面25aに当接または当接する直前の状態になる。これにより、取付け部材20に雌側ホルダー30が装着される。上記受け穴24とロック穴23とは、貫通したものとせず、窪みからなる構成としてもよい。
【0057】
なお、図14に示すように端面25aとロック穴23のH方向とは反対側の端面との間の距離L3は、逆方向取付け検知手段33と突出部32aとの間の距離L4よりも短く設計されている。よって、突出部32aがロック穴23に入ってロックされている状態においても、L4−L3の寸法だけ、雌側ホルダー30は取付け部材20に対してH方向に移動可能、つまりがたつくことができるようになっている。このため、オーバーヘッドモジュールと固定ベースとの間、固定ベースと雄コネクタとの間、係合前の雄コネクタと雌コネクタとの間、および雌コネクタと雌側ホルダーとの間に各々位置ずれがあっても、それらの位置ずれを吸収できる。
【0058】
また、上記ロック解除は、図12に示すようにロック部32の先端に形成した、凹部(ロック解除手段)32bに、先端を鉤形にした引張りツール(図示せず)を引掛けて、凹部32bを上方に引張ることにより、突出部32aをロック穴23から外すことで行われる。なお、ロック解除手段は、取付け部材20のロック穴23における周辺の一部を突出部32aの下方にまで延出させ、その延出部を同様の引張りツールにて上方に引張る構成としてもよい。
【0059】
このように図11乃至図14に示す構成にした場合にあっては、第2取付け部材を孔あけ加工するだけでフック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部を第2取付け部材に形成できる。一方、ホルダーは係止部を有する分、複雑な構成とされるが、ホルダーの形成は一般に金型を用いた成形により行われているので、金型設計の変更で済み、製造上支障がない。また、一般に金型を用いた成形により製造されるホルダーに逆方向取付け検知手段が設けられている故に、ホルダーの構造が複雑になっても金型設計の変更で済み、製造上支障がない。一方、その突出した逆方向取付け検知手段を受ける穴を第2取付け部材に設けるに際し、第2取付け部材に孔あけ加工のみで対応でき、加工性に支障がない。
【0060】
また、上述した実施形態では係止部としてフックを設け、被係止部としてフック挿入孔およびフック係止部を設けた構成としているが、本発明はこれに限らず、スライドにより両者が係止できる構成であれば、どのような構成のものでも適用することができる。
【0061】
上記各実施形態では、ルーフパネル3にオーバーヘッド(ランプ等)モジュール1を取付けるものであったが、これに限られるものではなく、ドアモジュール、センタークラスタモジュール等にも適用できることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の請求項のコネクタ構造は、ホルダーを第2取付け部材に沿った方向にスライドさせると、被係止部に係止部が係合し、かつロック部と被ロック部が係合し、第2取付け部材にホルダーをワンタッチで固定できるようになるから、組み付け作業性が向上するようになる。また、第1取付け部材に第1コネクタを横向き位置で固定し、第2取付け部材のホルダーで第2コネクタを横向き前進方向に変位可能に支持して、両取付け部材を相対的に接近させると、第2コネクタが横向き前進方向に変位しながら第1コネクタに結合するようになるから、各コネクタは、結合の完了の前後とも横向き位置となるので、各取付け部材の間(奥行き方向)に広いコネクタ結合用スペースを確保する必要がなくなり、奥行き方向のスペースが狭くても結合可能となる。また、ハーネスを第2コネクタに接続し、このハーネスを接続した第2コネクタをホルダーに組み付け、この第2コネクタを組み付けたホルダーを第2取付け部材に固定する構成とすると、ホルダーを第2取付け部材に固定した後に、この第2取付け部材に固定したホルダーに、ハーネスを接続した第2コネクタを組み付ける場合に比べて、ハーネスの余長が短くなってコスト削減になると共に、余長が長いことに起因する異音や噛み込みの問題が更に少なくなる。
【0063】
更に、第1取付け部材と第2取付け部材は、一方が自動車のルーフパネルであり、他方がオーバーヘッドモジュールパネルである構成であると、自動車の組立工程でのコネクタの手作業による結合が不要となるので、自動組立が可能となって組立作業性が向上すると共に、余長のワイヤーハーネスが走行振動で異音が発生したり、電線への噛み込みのおそれもなくなるので各種の対策が不要になる。また、ルーフパネルとオーバーヘッドモジュールパネルとの間の奥行き方向のスペースが狭くても良くなるので、その分だけ車室内スペースを拡大することが可能となる。
【0064】
請求項のように、フックからなる係止部をホルダーに設け、フック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部を第2取付け部材に設ける構成とすると、第2取付け部材を孔あけ加工するだけでフック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部を第2取付け部材に形成でき、一方、一般に金型を用いた成形により製造されるホルダーも金型設計の変更で済み製造上支障がない。
【0065】
請求項のように、フックに突出部を形成した構成とすると、フックをフック挿入孔に逆向き挿入しようとすると、フックに形成された突出部の存在により、フックがフック挿入孔に不挿入となる故に、逆方向取付けを防止できることとなる。
【0066】
請求項4のように、ロック解除手段を有する構成とすると、係合している第2取付け部材とホルダーとを容易に分離させることができる。
【0067】
請求項5のように、逆方向取付け検知手段を有する構成とすると、ホルダーに対する第2取付け部材の取付け方向を所定方向にして取付けができ、係止部と被係止部とを係合させる場合に方向性があるときに便利である。
【0068】
請求項のように、逆方向取付け検知手段をホルダーに、第2取付け部材へ向けて突出形成した構成とすると、一般に金型を用いた成形により製造されるホルダーに逆方向取付け検知手段が設けられている故に、ホルダーの構造が複雑になっても金型設計の変更で済み製造上支障がなく、一方、請求項のように突出した逆方向取付け検知手段を受ける開口穴を第2取付け部材に設けるに際し、第2取付け部材に孔あけ加工のみで対応でき、加工性に支障がない。以上のことは、請求項6、7の構成と上記請求項の構成とを組み合わせた場合に特に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコネクタ構造の分解側面図である。
【図2】 本発明のコネクタ構造であり、(a)は雄コネクタと固定ベースの組み立て斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
【図3】 本発明のコネクタ構造における雌側ホルダーの取付け部材への取付け工程図(斜視図)である。
【図4】 本発明のコネクタ構造におけるロック部をロック穴へ係合させる工程図(正面断面図)である。
【図5】 本発明のコネクタ構造における雌コネクタを示す外観斜視図である。
【図6】 本発明のコネクタ構造の結合要領を示し、(a)は結合前の断面図、(b)は(a)の正面断面図である。
【図7】 本発明のコネクタ構造の結合要領を示し、(a)は雌コネクタの仮係止状態の断面図、(b)は(a)の正面断面図である
【図8】 本発明のコネクタ構造の結合要領を示し、(a)は結合途中の断面図、(b)は(a)の正面断面図である。
【図9】 本発明のコネクタ構造における結合完了の断面図である。
【図10】 本発明のコネクタ構造の保持ガイド構造であり、(a)保持ガイド前の分解断面図、(b)(c)は保持ガイド途中の断面図である。
【図11】 本発明の他の実施形態における取付け部材と雌側ホルダーとを示す分解斜視図である。
【図12】 (a)は本発明の他の実施形態において、取付け部材に雌側ホルダーを装着する前の状態を示す正面断面図((b)のJ−J線による断面図)、(b)はその底面図である。
【図13】 (a)は本発明の他の実施形態において、取付け部材に対して雌側ホルダーをスライドさせる状態を示す正面断面図((b)のK−K線による断面図)、(b)はその底面図である。
【図14】 (a)は本発明の他の実施形態において、取付け部材に対して雌側ホルダーを装着した状態を示す正面断面図((b)のL−L線による断面図)、(b)はその底面図である。
【符号の説明】
1 オーバーヘッドモジュール(第1取付け部材)
3 ルーフパネル
4、20 取付け部材
5、31 フック
6、23 ロック穴
7、33 逆方向取付け検知手段
12 雄コネクタ(第1コネクタ)
14 雌コネクタ(第2コネクタ)
14d ガイドピン部
17、30 雌側ホルダー
17b、21 フック挿入孔
17c、22 フック係止部
17d、32 ロック部
17f カムスロット部
18 ロック解除手段
25 開口穴

Claims (7)

  1. 第1取付け部材としてのオーバーヘッドモジュールに横向き位置の第1コネクタを固定すると共に、オーバーヘッドモジュールと対向する第2取付け部材としてのルーフパネルに固定したホルダーに、横向き位置で横向き前進方向に変位可能に第2コネクタを支持して、両取付け部材を相対的に接近させたとき、第1コネクタに対して第2コネクタが横向き前進方向に変位しつつ結合するようにしたコネクタ構造であって、
    第1コネクタに、第2コネクタを横向き前進方向への移動をガイドする保持ガイド部が設けられているとともに、上記ホルダーの両側部の前記横向き前進方向側をルーフパネル側に傾斜したカムスロット部に、第2コネクタの両側部のガイドピン部が横向き前進方向へ移動可能に嵌合支持されて、両取付け部材を相対的に接近させたときに、カムスロット部で第2コネクタが横向き前進方向へ移動されて、第1コネクタの端子と第2コネクタの端子とが嵌合される構成とする一方、ルーフパネルとホルダーとに、ホルダーをルーフパネルに沿った前記横向き前進方向とは反対方向にスライドさせたときに係合可能な係止部と被係止部とが相対的に設けられていると共に、ルーフパネルとホルダーとが係合状態にあるときにホルダーの移動停止を行うように係合可能なロック部と被ロック部とが相対的に設けられ、上記係止部がフックからなり、上記被係止部がフック挿入孔とこれに繋がる溝を有するフック係止部とからなることを特徴とするコネクタ構造。
  2. 前記フックからなる係止部がホルダーに設けられ、前記フック挿入孔とフック係止部とからなる被係止部が第2取付け部材に設けられていることを特徴とする請求項に記載のコネクタ構造。
  3. 前記フックを前記フック挿入孔に挿入した状態において、前記フック係止部の溝に達する突出部が該フックに形成され、フックをフック挿入孔に逆向き挿入しようとすると、フックがフック挿入孔に不挿入となることを特徴とする請求項に記載のコネクタ構造。
  4. ロック部及び被ロック部の少なくとも一方に、前記移動停止を解除するロック解除手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のコネクタ構造。
  5. 第2取付け部材とホルダーとの少なくとも一方に、第2取付け部材とホルダーとの相対的な取付け方向が逆向きとなるのを規制する逆方向取付け検知手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のコネクタ構造。
  6. 前記逆方向取付け検知手段がホルダーに、第2取付け部材へ向けて突出形成されていることを特徴とする請求項に記載のコネクタ構造。
  7. 前記第2取付け部材に、前記ホルダーに形成された前記逆方向取付け検知手段を受ける開口穴が設けられていることを特徴とする請求項に記載のコネクタ構造。
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