JP3327531B2 - ベルトコンベア - Google Patents

ベルトコンベア

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JP3327531B2
JP3327531B2 JP11239699A JP11239699A JP3327531B2 JP 3327531 B2 JP3327531 B2 JP 3327531B2 JP 11239699 A JP11239699 A JP 11239699A JP 11239699 A JP11239699 A JP 11239699A JP 3327531 B2 JP3327531 B2 JP 3327531B2
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一 小坂
政宏 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベルトコンベア
に関し、さらに詳しくは、ベルトコンベア両端部におけ
るベルト往路側の側縁部と本体フレームの側面との間に
形成される間隙を塞ぐことにより、安全性を合理的に確
保することにある。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のベルトコンベア100
の一端部に装着されるローラ部分を示している。上記し
た従来のベルトコンベア100は、コンベア本体10
0’の左右両側に沿って一対のフレーム102を平行状
に配設し、これら両フレーム102の一端部及び他端部
に、それぞれ軸受け用のブラケット103を装着してあ
る。一対となる左右の両ブラケット103の間には、ロ
ーラ101を架け渡す形で装着する。そして、同ローラ
101の両端部に突出する支軸104を、上記両ブラケ
ット103の内面に穿設した軸受け孔105に嵌入して
ある。これにより、上記ローラ101は両ブラケット1
03間に亘って水平に取り付け支持される。上記した如
くコンベア本体100’の両端部に設けた両ローラ10
1の間には、無端状のベルト106を掛け回して装着し
てある。また、上記ベルト106の下には、数枚の支承
板107を敷設し、上記ベルト106の往路側を下側か
ら支承して平面的な搬送面を構成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した如
く構成した従来のベルトコンベア100にあっては、コ
ンベア本体100’の両端のローラ101間に亘って掛
け回したベルト106の両縁部と、上記両ブラケット1
03との間、及び、支承板107の端縁と、ローラとの
間に囲まれる矩形の間隙cが形成される。上記したよう
に、ベルト106の縁部と、ブラケット103との間に
間隙cが形成されるベルトコンベア100にあっては、
通常の運転では何の支障も生じないが、例えば、上記ベ
ルトコンベア100の搬送路上を搬送されてくる搬送物
を人手によって拾い上げてダンボール箱等に収納する作
業を行なう場合等では、作業の最中に、使用者の指が不
意に上記した間隙c内に入り込んで挟まってしまう危険
がある。
【0004】本発明の課題は、上記した如くベルトコン
ベアの端部において、ベルトの縁部と、ブラケットとの
間に生じる間隙を合理的に塞いで安全性を確保すること
にある。
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
為に、本発明は、コンベア本体の左右両側に沿って一対
のフレームを平行状に配設し、これら両フレームの一端
部及び他端部に、それぞれ軸受け用のブラケットを装着
すると共に、一対となる左右のブラケット間に亘ってロ
ーラを架設し、該ローラの左右両端部に突出せしめた支
軸を、上記左右一対のブラケットに各々嵌挿して支持
し、上記コンベア本体の両端部にて回転自在に支持した
両ローラの間に、無端状のベルトを掛け回して成るベル
トコンベアにおいて、前記両ローラを支持する左右一対
の軸受け用のブラケットを、コンベア本体のフレームの
端部に取り付け支持する本体ブラケットと、該本体ブラ
ケットの内側面に接合若しくは近接した状態で支持せし
める支持ブラケットとから構成し、上記支持ブラケット
は、内側面にローラの支軸を嵌入して支持する支持孔を
設け、且つ、ベルトの左右両縁部が上記支持ブラケット
の上半部を覆う形で装着して成る。これにより、支持ブ
ラケット外周面の略上半部にて、上記ベルト往路側の側
縁とブラケット側面との間に形成される間隙を塞いで成
るものである。
【0005】上記した手段によれば、ベルトコンベアの
ローラを支持する左右一対のブラケットは、コンベア本
体の左右両側に沿って2本平行状に設けたフレームの端
部に各々装着される。上記両ブラケット間には、ローラ
が装着され、同ローラの両端部に突出する支軸を、両ブ
ラケットに嵌挿することにより、ローラを水平に支持し
てある。また、コンベア本体の両ローラの間には、無端
状のベルトを掛け回して装着してある。上記したブラケ
ットは、フレームの端部に取り付け支持する本体ブラケ
ットと、その内側面に接合若しくは近接せしめた状態で
取り付け支持する支持ブラケットとから成る。上記支持
ブラケットは、その内側面に設けた支持孔にローラ両端
部の支軸を嵌入して支持する。また、上記した如く構成
したベルトコンベアは、ベルト端部の側縁部とブラケッ
トとの間に間隙を生じるが、上記ブラケットは、装着状
態において、支持ブラケット外周面の略上半部をベルト
側縁部で覆うことにより、同ベルト側縁部とブラケット
側面との間に形成される間隙を塞ぐことができる。
【0006】請求項2記載の発明は、上記本体ブラケッ
トの内側面、若しくは支持ブラケットの外側面における
どちらか一方の面に、上下方向へ伸びるガイド溝を形成
すると共に、他方の面に、上記ガイド溝と嵌合して支持
ブラケットを上下摺動可能にガイドせしめる係合凸部を
形成し、且つ、上記ガイド溝と係合凸部とを係合せしめ
た状態の両ブラケットの間を、連結ネジにより着脱可能
に連結して成るものである。上記した手段によれば、ブ
ラケットを構成する本体ブラケットと、支持ブラケット
との合い面同士を重ね合わせると、上下方向へ伸びるガ
イド溝と係合凸部とが嵌係合し、両ブラケットはこの係
合状態を維持しつつ、連結ネジにて一体的に連結され
る。よって、両ブラケットの連結ネジを外すと、両支持
ブラケットの間にて支持されるローラをガイドしながら
引き上げたり、若しくは、上方から落とし込んだりすこ
とができる。また、ローラを装着する際には、ローラの
両端部から突出する支軸を各々支持ブラケットに嵌挿し
て装着し、上記ガイド溝と係合凸部とを嵌係合させた状
態にて、連結ネジによって両ブラケットを結合すること
でローラを両ブラケット間に架設した状態にて装着する
こができる。
【0007】請求項3記載のベルトコンベアは、上記ロ
ーラの支軸を嵌入して支持する両支持ブラケットの支持
孔を、ベルトの搬送方向へ向けて伸びる長孔として形成
し、該支持孔内に嵌入したローラの支軸に接触して同支
軸を長孔に沿って移動調節せしめる調節ネジを、上記支
持ブラケットに外側から螺合して嵌入すると共に、上記
支持ブラケットと本体ブラケットとを連結する連結ネジ
を、上記調節ネジ及びそのネジ孔と同芯せしめた状態に
て、上記調節ネジの外側から螺合せしめて成るものであ
る。上記した手段によれば、ローラの両端から突出する
支軸は、各々支持ブラケットに設けた長孔状の支持孔に
沿って移動可能に嵌入してある。また、支持ブラケット
の外側面からは、調節ネジを螺合し、上記支持孔に嵌入
したローラの支軸に接触せしめてある。そして、支持ブ
ラケットに螺合して嵌入せしめた調節ネジを上記長孔状
の支持孔内のローラの支軸に接触せしめた状態から回動
せしめることにより、上記ローラの支軸が支持孔内を移
動してローラの軸芯を水平面に沿って傾斜せしめ、ベル
トの蛇行調整をすることができる。
【0008】また、上記支持ブラケットと本体ブラケッ
トとを連結する連結ネジは、上記調節ネジ及びそのネジ
孔と同芯せしめた状態にて、上記調節ネジの外側からに
螺合せしめてあるので、上記連結ネジと調節ネジとを、
同芯ネジ孔を利用して取り付け,取り外しすることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1にて示すベルトコンベアaは、
本発明を実施したものであり、コンベアの左右両側に沿
って2本のフレーム1a,1bを平行状に配設して成る
コンベア本体a’を具備している。上記コンベア本体
a’の両フレーム1a,1bの端部には、各々ブラケッ
ト2を装着し、これらブラケット2の間にローラ3を水
平に架設する形で軸支してある。上記したコンベア本体
a’における一端部及び他端部に設けた両ローラ3の間
には、無端状のベルト5を掛け回し、上記コンベア本体
a’の上面に水平な搬送路a1を成してある。また、上
記したコンベア本体a’は、両端部に脚4を設けると共
に、同本体a’の復路側の略中央に駆動機構6を設けて
ある。駆動機構6は、その内部に設けた駆動ローラ6a
と駆動モータ6bとの間を駆動チェーン6cにより連絡
して駆動モータ6bの駆動力にて駆動ローラ6aを駆動
回転するように構成してある。上記駆動ローラ6aの外
周にはベルト5を掛け回し、同駆動ローラ6aの回転駆
動に伴ってベルト5を駆動せしめるように構成してあ
る。
【0010】図2及び図3にて示すように、コンベア本
体a’の始端部と終端部とには、ローラ3を支持する左
右一対のブラケット2を設けてある。ブラケット2は、
図4及び図5にて示すように、コンベア本体a’の左右
両フレーム1a,1bの端部に取り付け支持する本体ブ
ラケット2aと、該本体ブラケット2aの内面側に接合
せしめる支持ブラケット2bとから成り、上記両ブラケ
ット2a,2bを本体ブラケット2aの外側から連結ネ
ジ2cを挿入して螺合せしめることにより、上記した本
体ブラケット2aと支持ブラケット2bとを接合した状
態で一体的に連結するように構成してある。
【0011】本体ブラケット2aは、側面視略D形の肉
厚状板状に形成し、その搬送路a1側に面する端面の上
部に支持棒22を一体に突出形成してある。(図4,図
5)また、上記本体ブラケット2aは、連結ネジ2cの
頭部が嵌入する嵌入孔23bを穿設してある。また、上
記本体ブラケット2aの内側面には、後述する支持ブラ
ケット2bの係合凸部と係合するガイド溝24を上端面
から下方へ向けて凹設してある(図5)。そして、上記
本体ブラケット2aは、フレーム1a,1bの端面に開
口する装着孔21内に支持棒22を嵌挿することによ
り、同フレー1a,1bの両端部に取り付け固定してあ
る(図3)。
【0012】一方、上記本体ブラケット2aの内側に接
合する支持ブラケット2bは、側面視略D形に形成した
ブロック状部材である(図3,図6)。尚、上記した如
く側面視略D形成したブラケット2bの略円弧部分の半
径は、ローラ3の半径よりも若干小さ目に設定してある
(図3,図6)。上記支持ブラケット2bの外側面即
ち、前記本体ブラケット2aとの接合面は、同本体ブラ
ケット2aに形成したガイド溝24に形状一致した状態
で嵌係合する係合凸部25を突出形成してある。また、
上記支持ブラケット2bの内側面には、水平方向に伸び
る長孔状の支持孔26を穿設し、該支持孔26内に、ロ
ーラ3の端部から突出する支軸3a,3bを挿入するよ
うに構成してある(図6)。
【0013】また、上記支持孔26の基端側(コンベア
中央側)には、先端部を略円錐形状に形成した調節ネジ
27を外側から内側へ向けて螺嵌せしめるネジ孔27a
を穿設し、且つ、上記ネジ孔27aの外側には、前記し
た本体ブラケット2aの挿入孔23aから挿入した連結
ネジ2cの先端部を螺合せしめるネジ孔27bを穿設し
てある(図7)。尚、支持ブラケット2b側のネジ孔2
7aと連結ネジ2cの先端部を螺合するネジ孔27bと
は同芯させて穿設してあり、これにより、1本状のネジ
孔を利用して調節ネジ27と連結ネジ2cとを螺合する
ことがてきる。
【0014】上記したように構成した左右一対の支持ブ
ラケット2bは、その内側面に穿設した長孔状の支持孔
26の内部に、断面略小判形に形成したローラ3の支軸
3a,3bを挿入し、同支軸3a,3bを当支持孔26
内に沿って前後移動可能に支持してある。そして、上記
したように、ローラ3の両端部に装着した両支持ブラケ
ット2bの係合凸部25を左右一対の本体ブラケット2
aの両ガイド溝24内に対して上から挿入することによ
り、本体ブラケット2aと支持ブラケット2bとを正規
の位置関係で接合せしめることができる(図6)。即
ち、上記状態において、支持ブラケット2bの係合凸部
25の下端面は、本体ブラケットに形成したガイド溝2
4の下端面に係止した状態となり、この状態にてネジ孔
27a,27bの軸芯が同芯した状態となる。
【0015】上記した如く装着したローラ3の支軸3
a,3bの先端部周縁には、支持ブラケット2bに外側
から螺合して嵌入した調節ネジ27の先端部が背面側か
ら接触する。ローラ3は、巻回したベルト5による張力
により、上記支軸3a,3bが上記調節ネジ27に常時
圧接した状態となる。したがって、上記した如く先端部
を円錐状に形成した調節ネジ27の突出量により支持孔
26内における支軸3a,3bの前後位置が決定する。
即ち、上記調節ネジ27の締め具合により、ローラ3の
傾斜角度を調節することができる(図6,図7)。よっ
て、駆動中にベルト5を蛇行させる現象が生じたなら
ば、一方の支持ブラケットの調節ネジ27を幾分突出
(締め込む)若しくは後退せしめる(弛める)ことによ
り、上記した蛇行ぐせを修正する。尚、上記した作業
は、連結ネジ2cを外した後に調節ネジ27を回動せし
めることによりブラケット2の外側面から簡単に行なう
ことができる。
【0016】図2及び図3にて示すように、コンベア本
体a’の左右両フレーム1a,1bの端部に装着したロ
ーラ3の間には、前記したように無端状のベルト5を掛
け回して装着してある。尚、上記左右両フレーム1a,
1b間におけるブラケット2よりコンベア中央寄りの部
位には、上記した如く装着したベルト5を下から支承し
て搬送面a1を平面状に維持する数枚の支承板6を設け
てある。上記した如く装着したベルト5の左右両縁部
は、ローラ3の付近にて支持ブラケット2bの外周を半
分程覆う形で装着され、その状態のまま回転駆動する。
しかし、上記したコンベアaにあっては、従来のベルト
コンベアに生じていたベルト5の側縁部とブラケット2
との間の間隙が、本体ブラケット2aの内側に装着した
支持ブラケット2bの上半部の外周面部によって綺麗に
塞ぐことができ、これにより、指や衣類等の巻き込み等
を確実に防止することができ、安全性を高めることがで
きる。
【0017】次ぎに、図8及び図9−(a),図9−
(b)基づいて本発明に用いるブラケットの別の実施例
を説明する。図8及び図9にて示すブラケット2’は、
前記したベルトコンベアaに用いたブラケット2と同様
に、ブラケット2’自体をコンベア本体a’のフレーム
1a,1bの端部に装着する本体ブラケット2a’と、
該本体ブラケット2a’の内側面に接合せしめる支持ブ
ラケット2b’とから構成してある。
【0018】本体ブラケット2a’は、前記したベルト
コンベアaの本体ブラケット2aと基本的に同じ形状に
形成してあり、支持棒22も同様に突出形成してある。
本体ブラケット2a’は、内側面における上方部位に、
後述する支持ブラケット2b’の接続凸部31を嵌入す
る略長孔状の受け孔32を穿設してある。また、上記受
け孔32は、前後方向へ水平に延びる長孔として形成し
てある。また、上記本体ブラケット2a’の上面には、
調節ネジ33を螺合して嵌入するネジ孔34を垂直に穿
設し、このネジ孔34に螺合せしめた調節ネジ33が上
記受け孔内におけるコンベア中央側の端部に一部突出す
るように構成してある。尚、上記調節ネジ33は、図9
−(b)にて示すように、先端部を円錐状に形成し、そ
の先端部を支持ブラケット2b’の接続凸部31の後面
に当接するように構成してある。
【0019】一方、上記本体ブラケット2a’の内側面
に接合せしめる支持ブラケット2b’は、前記したブラ
ケット2の支持ブラケット2bと基本的に同じ形状に形
成してあるが、その外側面には、上記本体ブラケット2
a’の受け孔32に挿入する断面略小判形の接続凸部3
1を一体に突出形成してある。上記支持ブラケット2
b’の上面には、止めネジ36を螺嵌するネジ孔35を
垂直に穿設してある。また、上記ネジ孔35の内側に沿
っては、同ネジ孔35に沿うスライド孔35aを切欠形
成してある。上記スライド孔35aの幅は、ネジ孔35
の直径よりも幾分小さく設定してあり、同スライド孔3
5aを支持ブラケット2b’の内側面に露出せしめるこ
とにより、ローラ3の支軸3bを、上記スライド孔35
a及びネジ孔35に沿って上下出し入れ可能に構成して
ある(図8,図9−a)。尚、上記スライド孔35aの
下端部は、ローラ3の支軸3bを下から支承して所定の
高さに軸受けするように設定してある。
【0020】上記した如く構成したブラケット2’を用
いてローラ3をコンベア本体a’の端部に装着する際に
は、左右の両支持ブラケット2b’のスライド孔35a
及びネジ孔35にローラ3の支軸3a,3bを挿入した
後、止めネジ36を締め付けて上記ローラ3の支軸3
a,3bを左右の両支持ブラケット2b’により軸受け
する。また、両支持ブラケット2b’は、接続凸部31
を左右両本体ブラケット2a’の受け孔32内に各々嵌
挿して本体ブラケット2a’と組み合わせる。そして、
左右の両本体ブラケット2a’の支持棒22を左右両フ
レーム1a,1bの端部に開口する装着孔21内に挿入
すると、ローラ3が両フレーム1a,1b端部のブラケ
ット2間に架設された状態で水平に支持される。尚、上
記したブラケット2’は、支持ブラケット2b’の接続
凸部31を本体ブラケット2a’の受け孔32内の最深
部まで嵌挿した状態において、両ブラケット2a’,2
b’の合い面の間に若干の間隙が生じるように構成する
ことにより、ローラ3の傾斜調節を可能に成している。
【0021】次いで、コンベア本体a’の両ローラ3間
にベルト5を掛け回すと、同ベルト5の張力によりロー
ラ3の両軸支3a,3bが調節ネジ33の先端部に当接
し、ローラ3の水平と平行度が保たれる。また、駆動中
にベルト5が蛇行したならば、一方の本体ブラケット2
a’の調節ネジ33を幾分締め付けるか、若しくは弛め
ることにより、蛇行ぐせを修正することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、本発明の
ベルトコンベアは、両ローラを支持する左右一対の軸受
け用のブラケットを、コンベア本体のフレームの端部に
取り付け支持する本体ブラケットと、該本体ブラケット
の内側に支持する支持ブラケットとから構成し、上記支
持ブラケットの内側面に、ローラの支軸を嵌入して支持
する支持孔を設けると共に、同支持ブラケットの外周面
の略上半部にて、上記ベルト往路側の側縁の左右両縁部
が上記支持ブラケットの上半部を覆う形で装着し、これ
によりベルトの縁とブラケット側面との間に形成される
間隙を塞いで成るものである。したがって、本発明のベ
ルトコンベアは、従来のベルトコンベアにおいて、ベル
ト端部の側縁部とブラケットとの間に生じていた間隙
を、上記支持ブラケット外周面の略上半部にて、確実に
塞ぐことができ、作業者が作業中において、上記間隙に
指や衣類等の巻き込みを確実に防止し、安全性を高める
ことができる。
【0023】請求項2記載のベルトコンベアは、本体ブ
ラケットの内側面、若しくは支持ブラケットの外側面に
おけるどちらか一方の面に、上下方向へ伸びるガイド溝
を形成すると共に、他方の面に、上記ガイド溝と嵌合し
て支持ブラケットを上下摺動可能にガイドせしめる係合
凸部を形成し、且つ、上記ガイド溝と係合凸部とを係合
せしめた状態の両ブラケットの間を、連結ネジにより着
脱可能に連結して成るものである。したがって、軸受け
用のブラケットの間にて支持するローラを取り外す際に
は、同軸受け用のブラケットの連結ネジを弛めて本体ブ
ラケットと支持ブラケットを分離せしめた後、両支持ブ
ラケットにより支持されるローラを、上記ガイド溝と係
合凸部の係合を利用して、上方へ引き抜いて速やかに取
り外すことが出来る。また、取り外したローラを再び組
み立てる際には、上記支持ブラケットによりローラ両端
の支軸を支持した状態にて、両支持ブラケットを上記ガ
イド溝と係合凸部とを係合関係を利用して上から落とし
込むことにより、簡単に装着することができる。例え
ば、複数のベルトコンベアを連結した状態で設置してい
る場合等には、連結したベルトコンベアが邪魔にならな
いのでローラの取り付け,取り外し作業を容易に行なう
ことができる。
【0024】請求項3記載のベルトコンベアは、ローラ
両端の支軸を嵌入する両支持ブラケットの支持孔を、略
水平に伸びる長孔として形成し、該支持孔内に嵌入した
ローラの支軸に接触して、同支軸を長孔に沿って移動調
節せしめる調節ネジを、上記支持ブラケットに外側から
螺合して嵌入すると共に、上記支持ブラケットと本体ブ
ラケットとを連結する連結ネジを、上記調節ネジ及びネ
ジ孔と同芯せしめた状態で上記連結ネジの外側から螺合
せしめたものである。よって、上記したように、支持ブ
ラケットと本体ブラケットとを連結する連結ネジは、調
節ネジ及びそのネジ孔と同芯せしめた状態にて、上記調
節ネジの外側に螺合せしめてあるので、上記連結ネジと
調節ネジとを、同じネジ孔を利用して取り付け,取り外
しすることができる。また、ベルトの蛇行調節作業をブ
ラケットの側面から容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したベルトコンベアを示す側面
図。
【図2】 同ベルトコンベアの端部を一部切欠して示す
平面図。
【図3】 ブラケットとローラ部分を示す斜視図。
【図4】 本体ブラケットと支持ブラケットとを示す斜
視図。
【図5】 ブラケットの分解斜視図。
【図6】 (a)はブラケットとローラの軸受け部を示
す横断平面図,(b)は、上記(a)図におけるVI-VI
線断面図。
【図7】 調節ネジによりローラを傾斜せしめた状態を
示すブラケット部分の横断平面図。
【図8】 ブラケットの第2実施例を示す横断平面図。
【図9】 (a)は支持ブラケットを示す斜視図,
(b)本体ブラケットを一部切欠して示す側面図。
【図10】 従来のベルトコンベアの端部を一部切欠し
て示す平面図。
【符号の説明】
a・・・ベルトコンベア a’・・・コンベア本体 1a,1b・・・フレーム 2・・・ブラケット 3・・・ローラ 3a,3b・・・支軸 5・・・ベルト 2a,2a’・・・本体ブラケット 2b,2b’・・・支持ブラケット 2c・・・連結ネジ 21・・・装着孔 22・・・支持棒 24・・・ガイド溝 25・・・係合凸部 26・・・支持孔 27・・・調節ネジ 27a・・・ネジ孔 27b・・・ネジ 35a・・・スライド孔(支持孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 23/04 - 23/06 B65G 23/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア本体の左右両側に沿って一対の
    フレームを平行状に配設し、これら両フレームの一端部
    及び他端部に、それぞれ軸受け用のブラケットを装着す
    ると共に、一対となる左右のブラケット間に亘ってロー
    ラを架設し、該ローラの左右両端部に突出せしめた支軸
    を、上記左右一対のブラケットに各々嵌挿して支持し、
    上記コンベア本体の両端部にて回転自在に支持した両ロ
    ーラの間に、無端状のベルトを掛け回して成るベルトコ
    ンベアにおいて、前記両ローラを支持する左右一対の軸
    受け用のブラケットを、コンベア本体のフレームの端部
    に取り付け支持する本体ブラケットと、該本体ブラケッ
    トの内側面に接合若しくは近接した状態で支持せしめる
    支持ブラケットとから構成し、上記支持ブラケットは、
    内側面にローラの支軸を嵌入して支持する支持孔を設
    け、且つ、ベルトの左右両縁部が上記支持ブラケットの
    上半部を覆う形で装着して成るベルトコンベア。
  2. 【請求項2】 上記本体ブラケットの内側面、若しくは
    支持ブラケットの外側面におけるどちらか一方の面に、
    上下方向へ伸びるガイド溝を形成すると共に、他方の面
    に、上記ガイド溝と嵌合して支持ブラケットを上下摺動
    可能にガイドせしめる係合凸部を形成し、且つ、上記ガ
    イド溝と係合凸部とを係合せしめた状態の両ブラケット
    の間を、連結ネジにより着脱可能に連結して成る請求項
    1記載のベルトコンベア。
  3. 【請求項3】 請求項3記載のベルトコンベアは、上記
    ローラの支軸を嵌入して支持する両支持ブラケットの支
    持孔を、ベルトの搬送方向へ向けて伸びる長孔として形
    成し、該支持孔内に嵌入したローラの支軸に接触して同
    支軸を長孔に沿って移動調節せしめる調節ネジを、上記
    支持ブラケットに外側から螺合して嵌入すると共に、上
    記支持ブラケットと本体ブラケットとを連結する連結ネ
    ジを、上記調節ネジ及びそのネジ孔と同芯せしめた状態
    にて、上記調節ネジの外側から螺合せしめて成る請求項
    1又は2記載のベルトコンベア。
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