JP3605587B2 - 横送り搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、穀粒等の搬送物の搬送する横送り搬送装置の、特に従動スプロケットの周囲に設けた穀粒案内部の取付および移動に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来公知の、実開平7−30218号公報には、搬送方向に長く形成した機筐に搬送コンベアを設け、該搬送コンベアのチェンを掛け回す従動スプロケットは、前記機筐に対して調節螺子軸により前後移動自在の前後移動板に従動軸により取付け、左右の前後移動板に設けたガイドピンを前記機筐の機筐側板の案内長孔に係合させ、前記従動スプロケットの後方および下方に所定間隔を置いて位置する左右方向の穀粒案内板部の後面中央に機筐の機筐底板に摺接する補強金具を設け、該補強金具に左右方向の連結軸を設け、この連結軸を前後移動板に取付けた構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、単に、平面あるいは正面視において四角形状の穀粒案内板部に、補強金具を設けただけであるので、穀粒案内部としての剛性が充分でなく、例え、機筐底板に摺接する補強金具を設けても、チェンのテンション調節に伴う移動の際、変形や捻じれが発生する惧れがあるという課題がある。
また、公知例は、補強金具は、穀粒や塵埃が堆積している機筐底板に摺接させて移動するため、機筐底板上の異物を咬み込んで円滑に移動できないことがあるという課題もある。
また、公知例は、従動スプロケットの下方を円弧状に包囲する穀粒案内部の更に下方に補強金具を設けるので、組立てが容易でなく、組立て精度を向上させるのも案外面倒である。
また、公知例は、左右の前後移動板に設けたガイドピンを前記機筐の機筐側板の案内長孔に係合させているため、穀粒案内部および補強金具の案内には、直接作用せず、組立てが面倒であるだけで、穀粒案内部の移動に伴う変形や捻じれの発生には対応していないという課題がある。
本願は、穀粒案内部の形状を工夫し、テンション調節に伴う移動の際、変形や捻じれを防止する剛性を向上させ、また、取付を容易にして、コストを低くしたものである。
【0004】
【発明の目的】
穀粒案内部の剛性の向上、変形や捻じれの防止・抑制、組立て取付けの容易化、低コスト化。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、搬送方向に長く形成した機筐1の一端または中間上方位置の供給部2から該供給部2の他端側の排出部6へ供給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を設け、該搬送コンベア7のチェン13を掛け回す従動スプロケット8は、前記機筐1に対して前後移動自在のテンション調節機構Tの一対の前後移動板17に従動軸9により取付け、前記一対の前後移動板17には前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置して前記搬送コンベア7の搬送する穀粒を案内する左右方向の穀粒案内部30を共に移動するように取付け、前記穀粒案内部30は、前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置する左右方向の円弧状の穀粒案内板部31と、該穀粒案内板部31の左右側に機筐1の機筐側板15の内面と平行に設けた取付板部32とにより構成し、前記穀粒案内板部31の上部に全幅に渡って上部ガイド部38を設け、該上部ガイド部38は前記機筐1の内側上面に当接する上面38Aと該上面38Aに続いて前記穀粒案内板部31の上部に一体状に連設する縦面38Bとにより構成し、前記上部ガイド部38の前記上面38Aおよび縦面38Bの左右両側には前記取付板部32を一体状に連設し、前記穀粒案内部30の案内部下縁33を前記機筐1の機筐底板34に当接させると共に、前記上部ガイド部38の上面38Aを前記機筐1の内側上面に当接させた横送り搬送装置としたものである。
本発明は、前記穀粒案内部30の各取付板部32の取付板部下縁37は機筐1の機筐底板34の上面に当接させた横送り搬送装置としたものである。
本発明は、前記穀粒案内部30は、前記上部ガイド部38の前記上面38Aおよび縦面38Bの左右両側を前記取付板部32と一体状に連設して、前記穀粒案内板部31と前記取付板部32と上部ガイド部38とにより箱形状に形成した横送り搬送装置としたものである。
本発明は、前記穀粒案内部30は、穀粒案内板部31と前記取付板部32と上部ガイド部38とにより箱形状に形成すると共に、前記取付板部32は前記機筐側板15の内面に摺接するように構成した横送り搬送装置としたものである。
本発明は、前記穀粒案内部30は、前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置する左右方向の穀粒案内板部31の左右側に機筐1の機筐側板15と平行な取付板部32を設けて形成し、該取付板部32の前記従動軸9を基準に上下二か所には前記前後移動板17に係合する連動ピン35を設けた横送り搬送装置としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の一実施例を図により説明すると、1は横送り搬送装置の機筐であり、搬送方向に長く形成する。該機筐1の一端側上方位置に供給部2を設け、他端には落口5を有する排出部6を設ける。
この場合、供給部2は1個または複数を中間部に設けてもよく、同様に他端の排出部6以外にも中間部に1個または複数の排出部6を設けてもよく、中間の排出部6には落口5を開閉させるシャッター(図示省略)を設ける。
前記供給部2の供給口(図示省略)と他端の排出部6の間の機筐1内には、搬送コンベア7を設ける。説明の都合上搬送コンベア7の搬送方向を前後方向とすると、搬送コンベア7は、前記供給部2の後部の機筐1内に従動スプロケット8を従動軸9により軸装する。前記終端の排出部6より手前側の機筐1内に駆動スプロケット10を駆動軸11により軸装する。この従動スプロケット8と駆動スプロケット10の間に複数の搬送体12を所定間隔を置いて設けたチェン13を掛け回す。
【0007】
前記搬送体12は、供給部2の手前側(後側)より供給部2へ向かって移動することにより、搬送を確実にしている。
前記従動軸9の左右両端は、機筐1の左右機筐側板15に形成した前後方向に長い従動軸案内長孔16より左右側に突出させる。従動軸案内長孔16より突出する従動軸9の左右両端は、左右一対の前後移動する前後移動板17に夫々軸受部材18を介して取付ける。
前後移動板17は縦板状に形成し、機筐側板15に対して任意の構成で前後に移動するように取付ける。実施例では、機筐側板15の側部に「コの字」形状の移動板取付用側板19を固定し、移動板取付用側板19の上下屈曲部に案内部材20を固定し、案内部材20と移動板取付用側板19の間に案内溝21を形成し、上下の案内溝21の夫々に前後移動板17の上下縁を嵌合させて取付けているが、前後移動板17側に溝を形成して機筐側板15にレールを設けてもよい。
【0008】
前記前後移動板17の取付部26には前後方向の調節螺子軸25の先端(後端)を回転のみ自在に取付け、調節螺子軸25の基部(前側)は前記機筐側板15側に設けた取付部27のナット28に螺合させ、調節螺子軸25を回転させると、前後移動板17が前後に移動するように構成する。
この場合、調節螺子軸25の軸心と従動軸9の移動を案内する従動軸案内長孔16とは、側面視略同一線上に位置するようにし、また、調節螺子軸25は従動軸9を押すことによりチェン13を緊張させるように配置する。
即ち、チェン13の緊張程度を調節するテンション調節機構Tの調節螺子軸25の軸心と従動軸案内長孔16とを側面視略同一線上に位置させることにより、調節螺子軸25による力を従動軸9に的確に伝えて捻じれることなく円滑・確実移動させ、また、調節螺子軸25は従動軸9に対して搬送方向の終端側(前側)に位置し、搬送方向の始端側に調節螺子軸25を移動させて従動軸9を押すことによりチェン13が緊張するようにし、調節螺子軸25は設置スペースおよび移動スペースを側面視機筐1と重合する範囲として機筐1の始端より後側に突き出させず、これにより機筐1の設置スペースを小さくしている。
【0009】
しかして、前記従動スプロケット8の後方および下方には、従動スプロケット8へ向かって移動する上行きの搬送体12に当たって、従動スプロケット8へ向かって移動してしまう穀粒を、他端へ向けて案内する穀粒案内部30を設ける。穀粒案内部30は、左右方向で一部円弧形状に湾曲させて従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置する穀粒案内板部31と、該穀粒案内板部31の左右側に機筐側板15と平行に設けた取付板部32とにより構成する。穀粒案内板部31は、従動スプロケット8の下方では円弧形状に形成し、穀粒案内板部31の案内部下縁33は機筐1の機筐底板34の上面に当接させる。
【0010】
穀粒案内部30は、取付板部32を機筐側板15の内側に位置させ、機筐側板15の外側に位置する前記前後移動板17と連動するように、ピンあるいはボルト・ナット等の連動ピン35により互いに連結して機筐1に取付ける。
即ち、取付板部32と前後移動板17は、機筐側板15を左右側から挟持するように位置させ、取付板部32と前後移動板17の夫々の上下二か所を連動ピン35により互いに連結して取付ける。
連動ピン35は、機筐側板15に設けたガイド案内用長孔36に前後移動自在に挿通し、穀粒案内部30の移動を案内するのみならず、前後移動板17の移動を案内するガイド体を兼用させている。
前記取付板部32は、穀粒案内板部31の案内部下縁33から手前側に向けて穀粒案内板部31の側縁に設け、かつ、所定長さ後側に位置させ、また、取付板部32の取付板部下縁37はその全長に亘って機筐底板34の上面に当接させる。
【0011】
しかして、前記穀粒案内部30の左右の取付板部32の間の上部には全幅に渡って上部ガイド部38を設ける。上部ガイド部38は前後(穀粒案内部30の移動方向)に所定の幅を有して形成し、穀粒案内部30の穀粒案内板部31の案内部下縁33および取付板部32の取付板部下縁37が機筐1の機筐底板34上に当接した状態で機筐1の上面内側に当接させる。
したがって、穀粒案内部30は、案内部下縁33および取付板部下縁37と、上部ガイド部38により案内されて前後移動する。
それゆえ、実施例では、上部ガイド部38が当接する機筐1の上面内側は、蓋部材または天板39の下面となる。
また、穀粒案内部30は、その取付板部32を前記機筐側板15の内面に摺接させると、取付板部32の面接触部分によっても移動案内作用を期待できる。
図中、40はモーターである。
【0012】
【作用】
次ぎに作用を述べる。
モーター40に通電すると、駆動スプロケット10が回転し、駆動スプロケット10はチェン13を回転させて搬送体12を機筐1の始端部より終端部に移動させる。
この状態で、供給部2に搬送物を供給すると、搬送物は供給部2から機筐1内に入り、移動する搬送体12により機筐底板34上に沿って終端に向けて搬送される。
しかして、前記チェン13は、機筐1内に駆動スプロケット10と従動スプロケット8との間に掛け回されており、チェン13が緩むと、従動スプロケット8の従動軸9を移動させて緊張させる。
【0013】
従動スプロケット8の従動軸9の左右両端は、機筐1の機筐左右側板15に形成した前後方向に長い従動軸案内長孔16より左右側に突出させ、従動軸9の左右両端には機筐1に対して前後移動する前後移動板17を取付け、前後移動板17には前後方向の調節螺子軸25の先端を回転のみ自在に取付け、調節螺子軸25の基部は前記機筐側板15側に設けた取付部27に螺合させているから、調節螺子軸25を回転させると、前後移動板17が移動してチェン13を緊張させる。
この場合、調節螺子軸25は従動軸9を押すことによりチェン13を緊張させるように配置しているから、調節螺子軸25は側面視機筐1の始端より後側に突き出させず、機筐1の設置スペースを小さくしている。
【0014】
しかして、従動スプロケット8の後方および下方には供給部2より供給された穀粒を案内する穀粒案内部30を設け、穀粒案内部30は従動スプロケット8の後方および下方に位置する左右方向であって一部円弧状に湾曲している穀粒案内板部31と該穀粒案内板部31の左右側の機筐側板15と平行の取付板部32とを有して構成しているから、前後移動板17と取付板部32とは機筐側板15を左右側から挟持させてピンあるいはボルト・ナット等の連動ピン35により互いに連結すればよく、取付が容易になる。
この場合、機筐側板15を挟んで前後移動板17と取付板部32を位置させ、取付板部32に設けた連動ピン35を前後移動板17に係合させ、連動ピン35は機筐側板15に設けたガイド案内用長孔36に前後移動自在に挿通し、連動ピン35により前後移動板17と取付板部32とは共に移動するので、連動ピン35は前後移動板17の移動も案内するガイド体を兼用させている。
したがって、部品点数および組立工数を少なくして、コストを低くする。
【0015】
しかして、穀粒案内部30の左右の取付板部32の間の上部には上部ガイド部38を設け、上部ガイド部38は前後に所定の幅を有しており、穀粒案内部30の案内部下縁33が機筐1の機筐底板34上に当接した状態で機筐1の上側内面(蓋部材または天板39の下面)に当接しているから、調節螺子軸25により従動軸9を前後移動させてチェン13の張り具合を調節するとき、穀粒案内部30は、上部ガイド部38と案内部下縁33の上下両面により案内されて前後移動する。
したがって、穀粒案内部30の案内部下縁33は機筐1の機筐底板34の上面に常時接触して摺接移動し、穀粒案内部30の一部または全部が移動による捻じれ湾曲変形を抑制あるいは防止する。
【0016】
この場合、穀粒や塵埃等が存在する機筐底板34には案内部下縁33が当接し、上部ガイド部38は穀粒や塵埃等が堆積しない天板39に摺接させるから、穀粒案内部30の移動は頗る円滑になる。
また、穀粒案内板部31の取付板部下縁37も機筐底板34上を摺動するから、穀粒案内部30の左右側も案内されて、一層、穀粒案内部30の移動に伴う変形を防止する。また、穀粒案内板部31は機筐底板34の左右両側を移動するので、案内部下縁33と合わせた接触面積は少なく、穀粒や塵埃等の存在からの影響を受けずに、穀粒案内部30の移動を案内する。
【0017】
また、穀粒案内部30は、その取付板部32を前記機筐側板15の内面に摺接させているから、取付板部32と機筐側板15の面接触部分によっても移動案内作用を奏し、一層安定して移動し、穀粒案内部30の移動に伴う変形を防止する。
しかして、穀粒案内部30は、穀粒案内板部31と、左右の取付板部32と、上部ガイド部38とにより箱形状に形成しているから、強度を向上させ、移動の際の変形を抑制する。また、穀粒案内板部31の案内部下縁33と、左右の取付板部32の外面と、取付板部32の取付板部下縁37と、上部ガイド部38との夫々が機筐1の内面に摺接するから、一層、移動の際の変形を抑制し、合理的な構成となる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、搬送方向に長く形成した機筐1の一端または中間上方位置の供給部2から該供給部2の他端側の排出部6へ供給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を設け、該搬送コンベア7のチェン13を掛け回す従動スプロケット8は、前記機筐1に対して前後移動自在のテンション調節機構Tの一対の前後移動板17に従動軸9により取付け、前記一対の前後移動板17には前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置して前記搬送コンベア7の搬送する穀粒を案内する左右方向の穀粒案内部30を共に移動するように取付け、前記穀粒案内部30は、前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置する左右方向の円弧状の穀粒案内板部31と、該穀粒案内板部31の左右側に機筐1の機筐側板15の内面と平行に設けた取付板部32とにより構成し、前記穀粒案内板部31の上部に全幅に渡って上部ガイド部38を設け、該上部ガイド部38は前記機筐1の内側上面に当接する上面38Aと該上面38Aに続いて前記穀粒案内板部31の上部に一体状に連設する縦面38Bとにより構成し、前記上部ガイド部38の前記上面38Aおよび縦面38Bの左右両側には前記取付板部32を一体状に連設し、前記穀粒案内部30の案内部下縁33を前記機筐1の機筐底板34に当接させると共に、前記上部ガイド部38の上面38Aを前記機筐1の内側上面に当接させた横送り搬送装置としたものであるから、穀粒案内部30の一部または全部が移動による捻じれ湾曲変形を抑制あるいは防止する。
本発明は、前記穀粒案内部30の各取付板部32の取付板部下縁37は機筐1の機筐底板34の上面に当接させた横送り搬送装置としたものであるから、穀粒案内部30の全体剛性を向上させ、チェン13のテンション調節に伴う移動の際、変形や捻じれの発生を抑制あるいは防止する。
本発明は、前記穀粒案内部30は、前記上部ガイド部38の前記上面38Aおよび縦面38Bの左右両側を前記取付板部32と一体状に連設して、前記穀粒案内板部31と前記取付板部32と上部ガイド部38とにより箱形状に形成した横送り搬送装置としたものであるから、穀粒案内部30の全体剛性を向上させ、移動の際の抵抗が分散して円滑に移動し、変形や捻じれの発生を抑制あるいは防止する。
本発明は、前記穀粒案内部30は、穀粒案内板部31と前記取付板部32と上部ガイド部38とにより箱形状に形成すると共に、前記取付板部32は前記機筐側板15の内面に摺接するように構成した横送り搬送装置としたものであるから、一層、穀粒案内部30の全体剛性を向上させ、移動の際の抵抗が分散して円滑に移動し、変形や捻じれの発生を抑制あるいは防止し、また、組立を容易にして組立精度も向上させる。
本発明は、前記穀粒案内部30は、前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置する左右方向の穀粒案内板部31の左右側に機筐1の機筐側板15と平行な取付板部32を設けて形成し、該取付板部32の前記従動軸9を基準に上下二か所には前記前後移動板17に係合する連動ピン35を設けた横送り搬送装置としたものであるから、連動ピン35は穀粒案内部30と前後移動板17の移動案内するガイド体を兼用させ、部品点数および組立工数を少なくして、コストを低くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】横送り搬送装置の側面図。
【図2】従動スプロケット部分の側面図。
【図3】同断面図。
【図4】A−A断面図。
【図5】穀粒案内部の斜視図。
【図6】従動スプロケット部分の横断平面図。
【図7】B−B断面図。
【符号の説明】
1…機筐1、2…供給部、5…落口、6…排出部、7…搬送コンベア、8…従動スプロケット、9…従動軸、10…駆動スプロケット、11…駆動軸、12…搬送体、13…チェン、15…機筐側板、18…軸受部材、17…前後移動板、16…従動軸案内長孔、20…案内部材、19…案内溝、25…調節螺子軸、27…取付部、30…穀粒案内部、31…穀粒案内板部、32…取付板部、35…連動ピン、36…ガイド案内用長孔、34…機筐底板、33…案内部下縁、37…取付板部下縁、38…上部ガイド部、39…天板。
Claims (5)
- 搬送方向に長く形成した機筐1の一端または中間上方位置の供給部2から該供給部2の他端側の排出部6へ供給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を設け、該搬送コンベア7のチェン13を掛け回す従動スプロケット8は、前記機筐1に対して前後移動自在のテンション調節機構Tの一対の前後移動板17に従動軸9により取付け、前記一対の前後移動板17には前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置して前記搬送コンベア7の搬送する穀粒を案内する左右方向の穀粒案内部30を共に移動するように取付け、前記穀粒案内部30は、前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置する左右方向の円弧状の穀粒案内板部31と、該穀粒案内板部31の左右側に機筐1の機筐側板15の内面と平行に設けた取付板部32とにより構成し、前記穀粒案内板部31の上部に全幅に渡って上部ガイド部38を設け、該上部ガイド部38は前記機筐1の内側上面に当接する上面38Aと該上面38Aに続いて前記穀粒案内板部31の上部に一体状に連設する縦面38Bとにより構成し、前記上部ガイド部38の前記上面38Aおよび縦面38Bの左右両側には前記取付板部32を一体状に連設し、前記穀粒案内部30の案内部下縁33を前記機筐1の機筐底板34に当接させると共に、前記上部ガイド部38の上面38Aを前記機筐1の内側上面に当接させた横送り搬送装置。
- 請求項1において、前記穀粒案内部30の各取付板部32の取付板部下縁37は機筐1の機筐底板34の上面に当接させた横送り搬送装置。
- 請求項1または請求項2において、前記穀粒案内部30は、前記上部ガイド部38の前記上面38Aおよび縦面38Bの左右両側を前記取付板部32と一体状に連設して、前記穀粒案内板部31と前記取付板部32と上部ガイド部38とにより箱形状に形成した横送り搬送装置。
- 請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記穀粒案内部30は、穀粒案内板部31と前記取付板部32と上部ガイド部38とにより箱形状に形成すると共に、前記取付板部32は前記機筐側板15の内面に摺接するように構成した横送り搬送装置。
- 請求項1〜請求項4の何れか1項において、前記穀粒案内部30は、前記従動スプロケット8の後方および下方に所定間隔を置いて位置する左右方向の穀粒案内板部31の左右側に機筐1の機筐側板15と平行な取付板部32を設けて形成し、該取付板部32の前記従動軸9を基準に上下二か所には前記前後移動板17に係合する連動ピン35を設けた横送り搬送装置。
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