JP3327462B2 - 米の炊飯用水の活性化方法 - Google Patents

米の炊飯用水の活性化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は米の炊飯用水の活性
化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水を活性化する方法として、水に
磁界を印加して磁化する方法、遠赤外線を照射する方
法、及びこれらを併用して行う方法などがある。これら
の中でも、より有効に水を活性化できるという観点か
ら、磁界を印加する方法と遠赤外線を照射する方法とを
併用する方法が好ましく用いられている。
【0003】特開平1−266892号公報では、25
00〜4000ガウスの磁界を印加するとともに、水分
子の吸収スペクトルに共鳴する8〜14μmの波長帯域
の遠赤外線を照射して、水を活性化させる方法が開示さ
れている。また、特開平2−211288号公報では、
1000〜8000ガウスの磁界を印加するとともに、
波長ピークが3〜13μmの波長領域に存在する遠赤外
線を照射して、水を活性化する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法によって活性化された水を用いて、例えば、米の炊飯
を行うと、以下のような問題を生じる。すなわち、米を
通常の炊飯方法の手順にしたがって炊き上げた後、10
℃以下で、約36時間以上冷凍保存すると、炊き上がっ
た米飯の粘性及び弾性が低下するとともに、テクスチュ
アの上昇が起こり、いわゆる冷や飯となって加熱しても
元の炊き立ての状態に戻すことは不可能であった。この
ため、このような米飯を電子レンジなどで加熱しても、
炊き上がりに近い状態に戻すことはできず、味が著しく
低下するために、コンビニエンスストアなどでは、この
ような米飯を使用した食品については廃棄処分されてい
た。また、このような水を用いて、麺やパンなどを製造
した場合においても、老化などの問題が生じていた。
【0005】本発明の目的は、上記問題を発生しない、
米の炊飯用として用いる新規な水の活性化方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、水に磁界を加えて磁化させた後、遠赤外線
(1)を照射して水を活性化させる方法において、前記
磁界は3000〜5000ガウスであり、前記遠赤外線
(1)の波長ピークの存在領域が4〜40μmであるこ
とを特徴とする、米の炊飯用水の活性化方法に関する。
【0007】図1は、米飯の10℃における弾性率及び
粘性率の放置時間依存性を示したグラフである。図2
は、米飯の10℃におけるテクスチュアの放置時間依存
性を示したグラフである。図1から明らかなように、本
発明の方法によって活性化された水を用いて炊飯した米
飯は、10℃において長時間放置した場合においても、
従来の方法によって活性化された水を用いて炊飯した米
飯に比較して、粘性率及び弾性率ともに高いことが分か
る。また、図2に見られるように、従来の水を用いた場
合、及び本発明の水を用いた場合ともに、放置時間が長
くなるとテクスチュアが上昇する傾向を示すが、本発明
の活性化方法を用いて、水を活性化した場合、その上昇
傾向は小さくなる。
【0008】したがって、本発明の活性化方法によって
活性化された水を用いて、米の炊飯を行った場合、鮮度
を保つために10℃以下で長時間保存しても、粘性及び
弾性の低下は著しくなく、また、テクスチュアの上昇も
あまり高くなく、いわゆる冷や飯の状態になることはな
い。その結果、このようにして保存された米を、電子レ
ンジなどを用いて再度加熱した場合には、炊き上がりに
近い状態の米を得ることができる。
【0009】この原因については明らかではないが、以
下のように推察される。一般に、米の炊飯は、水分15
%前後の米に水を加え、所定の温度に加熱することによ
って、水分65%前後の米飯に仕上げる調理過程のこと
をいう。この調理過程において、米中の澱粉は、加水さ
れてα化、糊化され、米飯となる。炊き上がった米飯を
長時間冷凍保存した場合においても、いわゆる冷や飯と
ならず、加熱処理した場合に炊き上がりに近い状態とな
る理想的な米飯を得るには、上記水分が総てα化のため
に用いられていることが必要である。
【0010】しかしながら、前記約65%の水分の総て
がこのα化に使用されるものではなく、澱粉のミセル中
に入ったり、澱粉と結合したりして存在するものがあ
る。一般に、澱粉のα化に寄与する水を結合水と呼び、
後者のように澱粉と結合したりして存在する水を遊離
水、あるいは自由水という。したがって、米飯に占める
結合水の割合が高い程、澱粉のα化が促進される。結合
水の割合を高めて澱粉をα化させるには、米飯内におい
て網目状につながっている蛋白質のS−S結合の抵抗に
打ち勝って、炊飯時に加水された水が米の内部にまで侵
入することが必要である。
【0011】従来の方法によって活性化された水は、印
加する磁界の強さが十分でないため、以下に示すような
効果が付与されず、さらには照射する遠赤外線の波長も
3〜14μm程度のものであるため、水分子の振動の効
果を得ることができなかった。このため、水の活性化が
十分ではなく、このような水を用いて炊飯を行った場
合、米の内部にまで水が侵入することができず、α化に
使用されない余分な水が遊離水として米飯内に存在する
ものと考えられる。
【0012】一方、本発明の活性化方法における水(H
2 O)には、水の分解電圧2Vに相当する強い磁界が印
加されるので、前記水(H2 O)の一部は、H+ 及びO
-イオンに解離する。解離したイオンは周囲の水と結
合して、ヒドロニウムイオン(H3 + )とヒドロキシ
ルイオン(H3 2 - )とを形成する。ヒドロニウムイ
オンは、水分子H2 Oに余分な水素(H)がついている
ために非常に不安定である。このため、前記水素は水素
分子(H2 )を形成して、最終的に水より抜けて行く。
その結果、前記水中にはヒドロキシルイオンのみが残留
することになり、前記水はアルカリ側にシフトする。こ
れによって、前記水の酸化還元電位は減少し、水分子が
結合して構成されるクラスタも小さくなる。この酸化還
元電位の減少は、上述した蛋白質のS−S結合を、S−
H結合へ変換させる作用を有する。
【0013】蛋白質のS−H結合は、蛋白質のS−S結
合と比較すると、比較的容易に水分子を透過させること
ができる。したがって、水分子にクラスタのサイズが小
さくなったことと相俟って、本発明の活性化方法にした
がって、4000−4100ガウスの強い磁界が印加さ
れた水は、米の炊飯時において、米の内部にまで侵入し
やすい状態を呈する。
【0014】さらに、本発明の水の活性化方法において
は、前記のような磁界を印加した水に対して、さらに、
波長ピークが4〜40μmに存在する遠赤外線を照射す
るので、十分なる水の振動の効果を得ることができる。
したがって、米内部への侵入がより容易になるととも
に、結合水の増加の効果が得られるので、遊離水が極め
て少なくなって澱粉のα化が促進され、さらに、米飯の
中心部分から表面へ向けての水分の含有率についてもほ
ぼ一定に保たれる。このため、本発明の活性化方法によ
って活性化された水を用いて、炊飯を行った場合、長時
間冷凍保存した後も冷や飯とならず、理想的な米飯が得
られると考えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態
に則して詳細に説明する。本発明の水の活性化方法にお
いて、水に印加する磁界の強さの上限は、5000ガウ
スであることが必要であり、好ましくは4100ガウス
である。水に印加する磁界の強さの上限が5000ガウ
スを超えると、水の振動のバランスが崩れた状態とな
る。
【0016】また、水に印加する磁界の強さの下限は、
3000ガウスであることが必要であり、好ましくは3
500ガウス、さらに好ましくは3800ガウスであ
る。水に印加する磁界の強さの下限が3000ガウスよ
り小さいと、上述したような、酸化還元電位の低下、及
びクラスタのサイズを小さくすることができず、水の活
性化が不十分となる。
【0017】上記磁界の印加方法については特に限定さ
れるものではないが、以下に説明する遠赤外線の照射
を、図3に示すような簡易な装置を用いて連続して行う
という観点から、5.0−1.5mm、好ましくは2.
0−1.5mmの間隙を有する磁石中を、通過させて行
うことが好ましい。
【0018】なお、前記間隙は狭小であるため、通常の
水圧のみで前記間隙を通過させようとすると、作業性が
著しく低下する。そこで、このような場合には、ポンプ
を用いて磁界を印加すべき水を加圧した後に、前記間隙
を通過させる。しかしながら、活性化処理すべき水に対
して十分な磁界を印加するためには、前記間隙中を通過
する際の流速を好ましくは1.0〜3.0m/sec、
さらに好ましくは2.5−3.0m/secとなるよう
に、前記水を加圧する。前記磁石としては、フェライト
などの酸化物磁石、サマリウムコバルトなどの希土類系
磁石などを用いることができるほか、ソレノイドとした
電磁石を用いることもできる。
【0019】また、本発明の水の活性化方法では、波長
ピークが4〜40μm、好ましくは4〜28μmの領域
に存在する遠赤外線(1)を照射することが必要であ
る。照射する遠赤外線の波長が上記範囲外であると、水
の活性化が不十分となる。
【0020】上述のような波長の遠赤外線の照射方法に
ついても、特に限定されるものではないが、図3に示す
ような簡易な装置を用いて、上記磁界印加と連続して行
うためには、タウマリンセラミックス(4−10μ
m)、角閃岩安山岩(4−14μm)、角閃岩海緑岩
(4−28μm)、角閃岩流紋岩(4−40μm)など
のセラミックス粒子からなるセラミックス濾材中を通過
させて、前記水に遠赤外線を照射することが好ましい。
前記セラミックス粒子中を通過する水に遠赤外線を効率
よく照射するためには、前記セラミックス粒子の直径は
5−15mmであることが好ましい。
【0021】また、本発明においては、前記遠赤外線
(1)を照射する以前に、波長ピークが4〜40μmの
領域に存在する遠赤外線(2)を、活性化すべき水に照
射して、予備活性化処理することが好ましい。この遠赤
外線(2)の照射方法についても、上記遠赤外線(1)
の照射方法と同様に、図3に示すような簡易な装置を用
いて、磁界印加及び遠赤外線(1)の照射と連続させて
行うことが好ましい。具体的には、直径1.0−2.0
mmのタウマリンセラミックス(4−10μm)、角閃
岩安山岩(4−14μm)、角閃岩海緑岩(4−28μ
m)などからなるセラミックス粒子で構成される濾材中
を通過させて、前記水に遠赤外線(2)を照射する。
【0022】さらに、前記遠赤外線(1)を照射する以
前に、波長ピークが4〜14μmの領域に存在する遠赤
外線(3)を、活性化すべき水に照射して、予備活性化
処理することが好ましい。この場合においても、上記同
様の理由から、直径1.0−2.0mmのタウマリンセ
ラミックス(4−10μm)、角閃岩安山岩(4−14
μm)などからなるセラミックス粒子から構成される濾
材中を通過させることにより、遠赤外線(3)を照射す
る。
【0023】また、前記遠赤外線(1)を照射する以前
に、波長ピークが4〜10μmの領域に存在する遠赤外
線(4)を、活性化すべき水に対して照射することが好
ましい。この場合においても、直径1.0mm−2.0
mmのタウマリンセラミックス(4−10μm)などか
らなるセラミックス粒子中で構成される濾材中を通過さ
せて、遠赤外線(4)を照射させることが好ましい。
【0024】以上、遠赤外線(2)〜(4)の照射は、
遠赤外線(1)の照射に付随して、単独で行うこともで
きるし、これらの内、任意の2つを選択して行うことも
できる。また、遠赤外線(2)〜(4)の照射の総て
を、遠赤外線(1)の照射に付随させて行うこともでき
る。
【0025】遠赤外線(2)〜(4)の内、2つ以上を
選択して照射する場合、その照射順序については、活性
化すべき水に磁界を印加して磁化処理した後であって、
前記遠赤外線(1)を照射する以前であれば、特に限定
されるものではない。しかしながら、水の振動の活性化
のために、波長ピークの存在領域がより短波長側にある
遠赤外線、すなわち、遠赤外線(4)、(3)及び
(2)の順序で照射することが好ましい。
【0026】以下、本発明の方法によって活性化された
水を得るための手順について説明する。図3は、本発明
の水の活性化方法において使用可能な、水活性化用のカ
ートリッジの一例を示す図である。図3においては、波
長ピーク4〜40μmの遠赤外線(1)を照射するため
の第1の濾材1に加え、波長ピーク4〜28μm,4〜
14μm及び4〜10μmの遠赤外線(2),(3)及
び(4)を照射するための、第2,第3及び第4の濾材
2,3及び4を設けている。
【0027】原水タンク(図示せず)から排出された原
水を、配管内を通って水活性化用のカートリッジ10の
直前に設けられたポンプ(図示せず)によって加圧し、
水活性化用のカートリッジ10の入水口8から水活性化
用のカートリッジ10に入水させて、前記磁界印加手段
7に設けられた間隙中を上記したような流速で通過させ
る。このとき、磁界印加手段7から前述したような大き
さの磁界を印加する。
【0028】磁界を印加されることにより磁化した水
は、順次、第4の濾材4、第3の濾材3、第4の濾材2
に至り、各々を通過することによって、波長ピーク4〜
10μm,4〜14μm及び4〜28μmの遠赤外線
(4),(3)及び(2)が照射され、予備活性化処理
される。次に、予備活性化処理された水は、第1の濾材
1に至り、これを通過することによって、波長ピーク4
〜40μmの遠赤外線(1)が照射される。
【0029】以上のようにして活性化された水は、バッ
フルプレート6内部の、球状のタウマリンセラミックス
(直径2mm)からなる波動矯正セラミックス5内部を
通過することによって、水の持つ悪い波動が矯正され、
出水口9から出水される。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例に則して、さらに詳細
に説明する。 (実施例1) 本実施例においては、図3に示すように、本発明の必須
要件である遠赤外線(1)の照射に付随させて、遠赤外
線(2)〜(4)を照射した。遠赤外線(1)を照射す
る第1の濾材1には、直径2.0mmの角閃岩流紋岩か
らなるセラミックス粒子を用いた。第2の濾材2及び第
3の濾材3には、それぞれ直径2.0mmの角閃安山岩
からなるセラミックス粒子及び直径2.0mmの角閃岩
海緑岩からなるセラミックス粒子を用いた。さらに、第
4の濾材4には、直径2.0mmのタウマリンセラミッ
クス粒子を充填して用いた。また、磁界印加手段7に
は、磁束密度が4000ガウスであり、1.5mmの間
隙を有するフェライト磁石を用いた。以上のようにして
構成した水活性化用のカートリッジ中に、「発明の実施
の形態」で述べた手順にしたがって原水を通過させた。
【0031】上記活性化処理された水を用い、常法にし
たがって洗米した後、炊飯した。炊き上がった米の弾性
率、粘性率、及びテクスチュアの10℃における放置時
間依存性を調べることによって、米飯における冷や飯度
合いを調べ、米のα化の割合を評価した。結果を図1及
び2に示す。
【0032】なお、弾性率はテクスチロメーターを用い
て、6粒という条件で実施した。同様に、粘性率はX線
の装置を用いて、25粒という条件で行い、テクスチュ
アはファリノグラフを用いて、50粒という条件で実施
した。
【0033】比較例 図3に示すような水活性化用のカートリッジ10におい
て、第3の濾材3及び第4の濾材4のみを用いて遠赤外
線を照射し、磁化印加手段7における印加磁界を180
0ガウスとした以外は、実施例と同様にして活性化され
た水を製造した。得られた活性加水を用い、実施例1と
同様に常法にしたがって米の炊飯処理を行い、炊き上が
った米飯の冷や飯の度合いを実施例と同様にして調べ、
米のα化の割合を評価した。結果を図1及び2に示す。
【0034】図1から明らかなように、実施例に示す本
発明の方法によって活性化された水を用いて炊飯を実施
した場合、放置時間約16時間に至るまでは、比較例に
示す従来の方法によって活性化された水を用いて炊飯を
実施した場合と同様に粘性率は減少するが、放置時間約
9時間を過ぎたところで粘性率の減少の割合が緩慢にな
る。したがって、本発明の方法によって活性化された水
を用いて炊飯した米飯は、10℃で長時間保存した場合
においても、粘性率の低下が少ないことが分かる。
【0035】同様に、弾性率についても、放置時間約2
4時間に至るまでは、本発明の方法による活性化水、及
び従来の方法による活性化水を用いて炊飯した米飯は、
双方とも減少する。しかしながら、約24時間を過ぎた
ところで、本発明の方法による活性化水を用いて炊飯し
た米飯の弾性率の減少は停止する。したがって、本発明
の方法によって活性化された水を用いて炊飯した米飯
は、10℃で長時間保存した場合においても、弾性率の
低下が少ないことが分かる。
【0036】また、図2から明らかなように、米飯のテ
クスチュアは、本発明の方法による活性化水をい用いて
炊飯を行った場合、及び従来の方法による活性化水を用
いて炊飯を行った場合の双方において、米飯のテクスチ
ュアは増加するが、前者の増加割合の方が小さいことが
分かる。以上より、本発明の方法によって活性化された
水を用いて米の炊飯を行った場合は、10℃という低温
で長時間保存した場合においても、米飯の冷や飯となる
度合いが小さく、米のα化が促進されていることが分か
る。
【0037】(実施例2)実施例1と同様にして実験を
行った。ただし、新米と古米とを使用し、それぞれにつ
いて、0時間、24時間、60時間の各経過時間につい
て、米飯の粘りと硬さとを測定した。本発明は「磁気
水」と表示したものである。比較例として、磁気水の代
わりに水道水を使用した。これらの結果を図4に示す。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば活性化の度合いの高い水を得ることができる。この
ため、この水を用いて米の炊飯などをした場合は、米の
α化が促進され、冷や飯となる度合いの著しく低い米飯
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】米飯の10℃における弾性率及び粘性率の放置
時間依存性を示す図である。
【図2】米飯の10℃におけるテクスチュアの放置時間
依存性を示す図である。
【図3】本発明の水の活性化方法において使用すること
のできる、水活性化用のカートリッジの一例を示す図で
ある。
【図4】本発明の磁気水および水道水を使用した場合に
ついて、10℃以下で保存したときの硬さと粘りとの経
時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 第1の濾材 2 第2の濾材 3 第3の濾材 4 第4の濾材 5 波動矯正セラミックス 6 パッフルプレート 7 磁界印加手段 8 給水口 9 出水口 10 水活性化用のカートリッジ A 水の流れる方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 寿男 東京都中央区佃1−11−3−1212 (72)発明者 藤原 謙次 東京都港区芝浦4丁目9番25号 株式会 社 ローソン内 (56)参考文献 特開 平2−115094(JP,A) 特開 平2−211288(JP,A) 特開 平2−131186(JP,A) 登録実用新案3005589(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/48 C02F 1/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に磁界を加えて磁化させた後、遠赤外
    線(1)を照射して水を活性化させる方法において、 前記磁界は3000〜5000ガウスであり、前記遠赤
    外線(1)の波長ピークの存在領域が4〜40μmであ
    ることを特徴とする、米の炊飯用水の活性化方法。
  2. 【請求項2】 前記遠赤外線(1)の波長ピークの存在
    領域は4〜35μmであることを特徴とする、請求項1
    に記載の米の炊飯用水の活性化方法。
  3. 【請求項3】 前記磁界は4000〜4100ガウスで
    あることを特徴とする、請求項1又は2に記載の米の炊
    飯用水の活性化方法。
  4. 【請求項4】 前記遠赤外線(1)を照射する前に、波
    長ピークの存在領域が4〜28μmの領域である遠赤外
    線(2)を照射して、前記水に予備活性化処理を施すこ
    とを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の水
    の炊飯用水の活性化方法。
  5. 【請求項5】 前記遠赤外線(1)を照射する前に、波
    長ピークの存在領域が4〜14μmである遠赤外線
    (3)を照射して、前記水に予備活性化処理を施すこと
    を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の水の
    炊飯用水の活性化方法。
  6. 【請求項6】 前記遠赤外線(1)を照射する前に、波
    長ピークの存在領域が4〜10μmである遠赤外線
    (4)を照射して、前記水に予備活性化処理を施すこと
    を特徴とする、請求項1〜5のいずれか一に記載の水の
    炊飯用水の活性化方法。
  7. 【請求項7】 前記水への磁界印加は、前記水をポンプ
    で加圧することにより、間隙1.5mm−5.0mmの
    磁石中を、流速1.0−3.0m/secで通過させて
    行うことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記
    載の水の炊飯用水の活性化方法。
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