JP3327309B2 - 光ケーブル用ジャックおよびその組立て方法 - Google Patents

光ケーブル用ジャックおよびその組立て方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ケーブル用ジャックお
よびその組立て方法に係り、とくに光ケーブルの延長の
ために用いて好適な光ケーブル用ジャックおよびその組
立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの外周側を被覆層によって被
覆した光ケーブルを用いて信号の伝達を行なうことが広
く試みられるようになっている。このような光ケーブル
においては、その端部にJIS C5974に規定され
ているような光コネクタのプラグを接続するようにして
いる。このようなプラグがフォトトランジスタあるいは
フォトダイオードを内蔵した光−電気変換器または電気
−光変換器のジャックに挿入されるようになっており、
これによって信号の伝達を可能にしている。
【0003】両端に上記のプラグが接続された光ケーブ
ルの長さが不足する場合には、ケーブル同士を接続する
コネクタがあり、このようなコネクタによって複数本の
光ケーブルを互いに接続するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ケーブルの延
長のために用いられるコネクタは、ケーブルとコネクタ
との組合わせであって一体化されておらず、コネクタの
両側にそれぞれ光ケーブルの先端部に接続されたプラグ
を挿入して接続するようになっている。従って接続個所
が2個所になり、光損失が大きくなる欠点がある。
【0005】JIS C5974に規定されているコネ
クタプラグと接続される角型ジャックは光ケーブルと接
続されるものではなく、受光した光をさらに別の光ケー
ブルに伝送する機能を有していない。従ってこのような
構造は光ケーブルの延長には用いることができない。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、光ケーブルの延長が可能な光ケーブル
用ジャックおよびその組立て方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸線方向に延
びる光ファイバから成り、この光ファイバの外周側を被
覆層によって被覆した光ケーブルの先端部の近傍をその
外周の少なくとも一部の被覆とともにスリーブ状部材に
挿通し、光ケーブルが挿通されたスリーブ状部材をハウ
ジングの保持筒の内周部によって保持し、これによって
光ケーブルを半径方向に位置決めし、固定手段によって
スリーブ状部材をハウジングに組込んだ状態で軸線方向
に固定し、被覆層によって被覆された光ケーブルの先端
部と連続する部分をハウジングの入口の部分に形成され
た挿入孔によって保持し、しかも光ファイバの先端部を
スリーブ状部材の先端部から突出させ、突出された光ケ
ーブルの端面を鏡面加工し、光ファイバの上記鏡面加工
された端面がプラグ側の導光部の先端部に対向するよう
にプラグと着脱可能に接続するようにした光ケーブル用
ジャックに関するものである。
【0008】スリーブ状部材をハウジングに組込んだ状
態で固定する固定手段として、ハウジングに対して側方
から挿入されるロック部材を用いるようにし、スリーブ
状部材にフランジを形成し、側方から挿入されるロック
状部材を上記フランジと係合させてスリーブ状部材をハ
ウジングに対して軸線方向に固定すればよい。
【0009】スリーブ状部材を保持するためにハウジン
グに形成されている保持筒は、その長さ方向の中間位置
までスリーブ状部材が挿通されるようにし、プラグが接
続されると保持筒の中にプラグの先端部に設けられてい
る導光部が挿入されるようにし、これによってジャック
側の光ファイバの鏡面加工された端面とプラグ側の導光
部の端面とが保持筒内において互いに対向するように着
脱可能に接続する。
【0010】このような光ケーブル用ジャックを組立て
る場合には、まず光ケーブルの先端部の被覆層を除去
し、次いで光ケーブルの先端部をスリーブ状部材の中に
挿入するとともに、光ケーブルの先端部の光ファイバを
スリーブ状部材の先端部から突出させるようにし、スリ
ーブ状部材の先端部から突出されている光ファイバの先
端部を所定の形状の凹部が形成された熱板に押当てて鏡
面加工する。そして光ケーブルが挿通されているスリー
ブ状部材をハウジング内に組込むようにし、ハウジング
に対してスリーブ状部材を固定することによって、組立
てを完了する。
【0011】上記スリーブ状部材の先端部から光ファイ
バの先端部が突出され、光ファイバが適当な長さにカッ
トされるとともに、この後に熱板に形成されている段部
にスリーブ状部材の先端部を嵌合させて位置決めしなが
ら上記光ファイバの先端面を鏡面加工することによっ
て、より効率的にかつ正確に鏡面加工が行なわれること
になる。
【0012】本発明は一端にジャックを備えるととも
に、他端にプラグを備え、これによって光ケーブルを延
長するのに用いて好適な光ケーブル用ジャックおよびそ
の製造方法を提供するものであって、そのジャック部の
製造を容易にするための上記の構造およびその組立て方
法を提供するものであって、とくにジャックに接続され
る光ファイバの先端部に鏡面処理を施すとともに、光フ
ァイバの先端部の位置決めを行なうためにスリーブ状部
材を用いることを特徴としている。このようなスリーブ
状部材の中に光ファイバを挿入するとともに、鏡面処理
を行なった後にハウジングにスリーブ状部材が組込まれ
るようになっている。また上記スリーブ状部材を金属ま
たは合成樹脂成形体から構成するとともに、光ケーブル
の固定にかしめを施すか接着を行なうことによって光ケ
ーブルの先端部にスリーブ状部材が固定されることにな
る。
【0013】
【作用】本発明に係る光ケーブル用ジャックは、その光
ファイバの鏡面加工された端面がプラグ側の導光部の端
面に対向するように着脱可能にプラグに接続されること
になる。
【0014】組立て方法に係る発明によれば、光ケーブ
ルの先端部の被覆層を除去し、光ケーブルの先端部をス
リーブ状部材の中に挿通し、光ファイバの先端部を鏡面
加工し、スリーブ状部材をハウジング内に組込み、ハウ
ジングに対してスリーブ状部材を固定することによって
光ケーブル用ジャックが組立てられる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る光ケーブル用
ジャックをプラグと接続した状態を示すものであって、
ジャックと接続される光ケーブル10はその中心部に光
軸方向に延びる光ファイバ11を備えている。光ファイ
バ11の外周側は内側被覆12と外側被覆13とによっ
てそれぞれ被覆されるようになっている。そして光ケー
ブル10の先端側の部分は外側被覆13が除去されると
ともに、さらに先端側の部分は内側被覆12が除去され
るようになっており、外側被覆13が除去された部分が
スリーブ状部材16に挿入されている。
【0016】このスリーブ状部材16はフランジ17を
備えている。そして光ケーブル10の先端部が挿入され
たスリーブ状部材16がハウジング20の中心部に軸線
方向に延びるように形成されている保持筒21に挿入さ
れるようになっている。なおこのときに光ケーブル10
はその基端側の部分が挿入孔27を通してハウジング2
0内に導入される。
【0017】ハウジング20にはその上下の部分に側方
に開放されたスリット22を備え、このスリット22を
通してロック爪23が挿入されるようになっている。ロ
ック爪23はほぼU字状をなす切込み24を備え(図3
参照)、この切込み24が上記フランジ17の後側の部
分においてスリーブ状部材16の外周側に係合されるよ
うになっている。従ってこのようなロック爪23とハウ
ジング20の保持筒21の端面とによってスリーブ状部
材16のフランジ17が挟着されて固定されることにな
る。
【0018】上記ハウジング20にはさらに上下に係合
孔25が形成されるとともに、先端側開口の内周面には
図3に示すような案内溝26が軸線方向に沿って形成さ
れている。
【0019】このように本実施例に係る光ケーブル用ジ
ャックは、中心部に光軸方向に延びる光ファイバ11の
外周側に被覆層12、13によって被覆を施した光ケー
ブル10の先端側の部分を外側被覆13を除去してスリ
ーブ状部材16内に挿通するようにしている。そしてこ
のようなスリーブ状部材16の先端側から光ケーブル1
0の光ファイバ11が突出するようにし、スリーブ状部
材16をハウジング20の保持筒21内にその長さ方向
のほぼ中間位置まで挿入し、ロック爪23によってこの
スリーブ状部材16をハウジング20に固定するように
している。
【0020】このような光ケーブル用ジャックはその先
端側の光ファイバ11の端面がプラグ40側の導光部の
端面に対向するようにプラグ40に着脱可能に接続され
るようになっている。プラグ40は図1に示すように、
先端側に接続用突部41を備え、この突部41の中心部
を光ファイバ42が貫通するように配されている。また
接続用突部41の外周側には筒状嵌合部43が連設され
ており、上記保持筒21の外周部に嵌合されている。ま
た筒状嵌合部43の外周面には係合用突起44が形成さ
れている。この係合用突起44は上記ジャック側のハウ
ジング20の係合孔25に係合されるようになってい
る。また筒状嵌合部43の外周側には軸線方向に延びる
突条45が形成されており(図6参照)、この突条45
が上記ジャックのハウジング20の入口側の開口の両側
に形成されている案内溝26に係合されるようになって
いる。
【0021】図1に示すようにこの光ケーブル用ジャッ
クがプラグ40と接続されると、スリーブ状部材16の
先端部から突出している光ファイバ11の先端部がプラ
グ40側の光ファイバ42の先端部と互いに対向するよ
うになり、これらの端面を通して光の伝送が行なわれる
ように光結合が行なわれることになる。
【0022】このようにプラグ40と着脱可能に接続さ
れる光ケーブル用ジャックの組立ては図2および図3に
示すような方法によって行なわれる。これを順を追って
説明すると、まず光ケーブル10の外側被覆13と内側
被覆12とを除去する。ここで外側被覆13の先端部か
ら内側被覆12が少し突出するように両者の除去量を変
更するとともに、内側被覆12の先端側からさらに光フ
ァイバ11が所定の長さ以上突出するようにする。
【0023】そして外側被覆13が除去された光ケーブ
ル10の先端部にスリーブ状部材16を結合し、スリー
ブ状部材16の内部に光ファイバ11が先端側で露出し
ている光ケーブル10を挿入する。スリーブ状部材16
を真鍮等の金属によって製造した場合には、このスリー
ブ状部材16のフランジ17よりも後側の部分を半径方
向中心側に押し潰すようにし、これによって内側被覆1
2の外側からスリーブ状部材16をかしめるようにして
圧着し、光ケーブル10に対してスリーブ状部材16を
固定する。なおスリーブ状部材16をプラスチックによ
って製作する場合には、このスリーブ状部材16を接着
によって光ケーブル10の内側被覆12の外周面に固定
するようにすればよい。
【0024】この後にスリーブ状部材16の先端部に突
出されている光ファイバ11の余分な長さを除去する。
そしてこの後にこの光ファイバ11のスリーブ状部材1
6から突出している先端部の端面を鏡面加工する。この
鏡面加工は図4に示すような熱板31を用いる。熱板3
1には段部32が形成されるとともに、この段部32の
底の部分にはさらに凹部33が形成されている。
【0025】光ケーブル10のスリーブ16によって保
持されている先端側の部分を熱板31の段部32に嵌合
させるとともに、スリーブ状部材16を静かに前進さ
せ、この熱板31に対して直角に押当て、これによって
熱板31の段部32にスリーブ状部材16の先端部を嵌
合密着させる。このときに光ケーブル10の直角度を得
るために、スリーブ状部材16を適当な保持手段によっ
て保持して機械的に押当てるようにし、しかもその押当
て力も適当な値に設定することが好ましい。
【0026】熱板31は光ファイバ11を構成する透明
樹脂の熱変形温度に予め加熱しておく。すなわち例えば
80℃程度の温度に加熱しておき、この状態で光ファイ
バ11を熱板31の凹部33に押圧すると、この凹部3
3の曲面にならって熱変形しながらこの光ファイバ11
の先端側の端面が凸レンズ面に加工される。
【0027】このようにしてスリーブ状部材16の先端
部から突出する光ファイバ11の端面を熱板31で鏡面
加工したならば、この後にハウジング20内にスリーブ
状部材16を組込む。このときにハウジング20の保持
筒21によってスリーブ状部材16を保持する。そして
所定の位置まで正しくスリーブ状部材16を挿入したな
らば、スリット22を通してロック爪23をこのハウジ
ング20内に挿入し、スリーブ状部材16のフランジ1
7を用いてスリーブ状部材16をハウジング20に固定
する。
【0028】ロック爪23の切込み24はその奥の部分
が上記スリーブ状部材16の外径と同じ曲率を有すると
ともに、切込み24の入口側の部分がスリーブ状部材1
6の外径よりもやや小さな値になっており、これによっ
て少し強くロック爪23を押込むとこの後にロック爪2
3が脱落しないようになる。これによって図1に示すよ
うな光ケーブル用ジャックが組立てられる。
【0029】外筐がハウジング20から構成される本実
施例に係る光ケーブル用ジャックは図6に示すように、
角型プラグ40と接続される。この角型プラグ40と接
続された状態の内部構造は図1に示すようになり、この
プラグ40の先端側の接続用突部41がハウジング20
の中に挿入され、係合用突起44が係合孔25と係合さ
れるとともに、両側の突条45が案内溝26に係合され
ることになり、これによってこのジャックがプラグ40
と正しく接続されるようになる。このような構造によれ
ば、図1に示すようにジャック側の光ケーブル10の光
ファイバ11の先端部とプラグ40側の光ファイバ42
の先端部との間が接続個所であってその部分が1個所し
かなく、このために伝達ロスが少なくなる。
【0030】図7は両側に抜け防止用爪50を備えるプ
ラグ40と接続する状態を示すものである。このような
プラグ40をジャックに接続すると、このジャックの両
側に設けられている係合用凹部51に抜け防止爪50が
係合されることになり、これによってプラグ40とジャ
ックとの接続が達成される。
【0031】図8に示すプラグ40もその両側に抜け防
止爪50を備えており、この爪50がプラグ側の係合用
突部52に係合されるようになっている。なおこの場合
におけるプラグ40とジャックとの接続時の内部構造は
図1に示す構造と同一である。
【0032】このような光ケーブル用ジャックが先端部
に接続された光ケーブル10は図9に示すようにその反
対側の端部に光ミニプラグ55が接続された状態で使用
されてよい。あるいはまた光ケーブル10のジャックと
は反対側の端部には図10に示すように角型プラグ40
が接続されてよい。さらにはまた両側に抜け防止爪50
が取付けられている角型プラグ40が図11に示すよう
に接続されるようにしてもよい。このような構成によれ
ば、単なる着脱動作のみによって簡単に接続を行ない得
る光ケーブルを提供することが可能になる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、光ケーブルの先
端部の近傍をその外周の少なくとも一部の被覆とともに
スリーブ状部材に挿通し、このスリーブ状部材をハウジ
ングの保持筒内に挿入して保持しながら半径方向の位置
決めを行なうとともに、固定手段によってスリーブ状部
材をハウジングに組込んだ状態で軸線方向に固定し、被
覆層によって被覆された光ケーブルの先端部と連続する
部分をハウジングの入口側の部分に形成された挿入孔に
よって保持するようにしたものであって、上記光ファイ
バの先端部をスリーブ状部材の先端部から突出させ、し
かも端面を鏡面加工して、この光ファイバの端面をプラ
グ側の導光部の端面に対向するようにプラグと着脱可能
に接続するようにしたものである。
【0034】従ってこのような構成によれば、例えばJ
IS C5974に規定されているようなコネクタプラ
グと着脱可能に接続可能であって接続個所が1個所しか
ない光ケーブル用ジャックを提供することが可能にな
る。従ってこのようなジャックを用いることによって、
光ケーブルを任意に延長することが可能になる。しかも
光ファイバケーブルはその先端部の近傍を外周の少なく
とも一部の被覆とともにスリーブ状部材に挿通して該ス
リーブ状部材を保持筒によって保持し、さらに被覆層に
よって被覆された光ケーブルの先端部と連続する部分を
ハウジングの入口側の部分に形成された保持孔によって
保持しているために、被覆によって光ファイバが保護さ
れ、このために被覆の終端の部分において光ファイバに
応力が集中することがない。
【0035】上記固定手段をハウジングに対して側方か
ら挿入されるロック部材から構成し、スリーブ状部材に
形成されているフランジに対して側方から挿入されたロ
ック部材を係合させることによってスリーブ状部材を軸
線方向に固定させるようにすると、スリーブ状部材をハ
ウジングに対して容易にかつ確実に固定することが可能
になる。
【0036】ハウジングの保持筒の中間位置までスリー
ブ状部材を挿通するようにし、プラグと接続されると保
持筒の中にプラグの先端部に設けられている導光部が挿
入され、光ファイバの鏡面加工された端面とプラグの中
を挿通する導光部とを保持筒内において互いに対向させ
ると、ジャック側の光ファイバとプラグ側の導光部の半
径方向の位置決めを正しく行なった状態で両者を接続す
ることが可能になる。
【0037】請求項1の発明の光ケーブル用ジャックを
組立てるに際して、光ケーブルの先端部の被覆層を除去
し、光ケーブルの先端部をスリーブ状部材の中に挿入す
るとともに、光ケーブルの先端部の光ファイバをスリー
ブ状部材の先端部から突出させ、スリーブ状部材の先端
部から突出している光ファイバの先端面を中心部が外周
側よりもへこんでいる曲面の凹部が形成された熱板に押
当てて鏡面加工し、光ケーブルが挿通されているスリー
ブ状部材をハウジング内に組込み、ハウジングに対して
スリーブ状部材を固定するようにした光ケーブルの組立
て方法によれば、非常に簡潔な製造工程によって光ケー
ブル用ジャックを組立てることが可能になり、光ケーブ
ルの延長用のジャックを提供することが可能になる。
【0038】スリーブ状部材の先端部から光ファイバの
先端部を突出させるとともに、光ケーブルを適当な長さ
にカットし、熱板に形成されている段部にスリーブ状部
材の先端部を整合させて位置決めしながら光ファイバの
先端部を鏡面加工することによって、プラグ側の導光部
と対向する部分を鏡面とすることが可能になり、この部
分で光が散乱することが防止され、伝達ロスを最小限に
抑えることが可能な光ケーブル用ジャックが得られるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ケーブル用ジャック
の縦断面図である。
【図2】同光ケーブル用ジャックを組立てる動作を示す
工程図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】光ファイバの端面を鏡面加工するための熱板を
示す縦断面図である。
【図5】熱板による鏡面加工の動作を示す縦断面図であ
る。
【図6】角型プラグとの接続を示す分解斜視図である。
【図7】抜け防止爪を有する角型プラグとの接続を示す
外観斜視図である。
【図8】抜け防止爪を有する角型プラグとの接続を示す
外観斜視図である。
【図9】反対側端部に光ミニプラグが接続された光ファ
イバの平面図である。
【図10】反対側端部に角型プラグが接続された光ファ
イバの平面図である。
【図11】反対側端部に抜け防止爪を有する角型プラグ
が接続された光ファイバの平面図である。
【符号の説明】
10 光ケーブル 11 光ファイバ 12 内側被覆 13 外側被覆 16 スリーブ状部材 17 フランジ 20 ハウジング 21 保持筒 22 スリット 23 ロック爪 24 切込み 25 係合孔 26 案内溝 27 挿入孔 31 熱板 32 段部 33 凹部 40 プラグ 41 接続用突部 42 光ファイバ 43 筒状嵌合部 44 係合用突起 45 突条 50 抜け防止爪 51 係合用凹部 52 係合用突部 55 光ミニプラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−258203(JP,A) 特開 平5−253656(JP,A) 特開 平3−158446(JP,A) 特開 平2−304508(JP,A) 特開 平2−43509(JP,A) 実開 昭58−50412(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38 G02B 6/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光軸方向に延びる光ファイバから成り、外
    周側が被覆層によって被覆されている光ケーブルと、 前記光ケーブルの先端側の部分が挿通されるようになっ
    ており、前記光ケーブルの先端部の近傍をその外周の少
    なくとも一部の被覆とともに半径方向に位置決めするス
    リーブ状部材と、 前記光ケーブルが挿通された前記スリーブ状部材を内周
    部に受入れて保持する保持筒を有するハウジングと、 前記スリーブ状部材を前記ハウジングに組込んだ状態で
    軸線方向に固定する固定手段と、 前記ハウジングの入口側の部分に形成され、前記被覆層
    によって被覆された光ケーブルの前記先端部と連続する
    部分を保持する挿入孔と、 をそれぞれ具備し、前記光ファイバの先端部は前記スリ
    ーブ状部材の先端部から突出されており、しかも端面が
    鏡面加工され、該光ファイバの端面がプラグ側の導光部
    の端面に対向するようにプラグと着脱可能に接続される
    ことを特徴とする光ケーブル用ジャック。
  2. 【請求項2】前記固定手段が前記ハウジングに対して側
    方から挿入されるロック部材から構成されるとともに、
    前記スリーブ状部材にフランジが形成され、側方から挿
    入されたロック部材が前記フランジと係合されて前記ス
    リーブ状部材が軸線方向に固定されることを特徴とする
    請求項1に記載の光ケーブル用ジャック。
  3. 【請求項3】前記ハウジングの保持筒の中間位置まで前
    記スリーブ状部材が挿通されるとともに、前記プラグと
    接続されると前記保持筒の中に前記プラグの先端部に設
    けられている導光部が挿入され、前記光ファイバの鏡面
    加工された端面と前記プラグの中を挿通する導光部の端
    面とが前記保持筒内において互いに対向することを特徴
    とする請求項1に記載の光ケーブル用ジャック。
  4. 【請求項4】前記光ケーブルの先端部の被覆層を除去
    し、 前記光ケーブルの先端部を前記スリーブ状部材の中に挿
    入するとともに、前記光ケーブルの先端部の光ファイバ
    を前記スリーブ状部材の先端部から突出させ、 前記スリーブ状部材の先端部から突出している前記光フ
    ァイバの先端面を中心部が外周部よりもへこんでいる曲
    の凹部が形成された熱板に押当てて鏡面加工し、 前記光ケーブルが挿通されている前記スリーブ状部材を
    ハウジング内に組込み、前記 ハウジングに対して前記スリーブ状部材を固定する
    ようにした、ことを特徴とする請求項1に記載の 光ケーブル用ジャッ
    クの組立て方法。
  5. 【請求項5】前記スリーブ状部材の先端部から前記光フ
    ァイバの先端部が突出され、前記光ファイバが適当な長
    さにカットされるとともに、前記熱板に形成されている
    段部に前記スリーブ状部材の先端部を嵌合させて位置決
    めしながら前記光ファイバの先端面が鏡面加工されるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の光ケーブル用ジャック
    の組立て方法。
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