JP3327276B2 - 筆記具の組立構造 - Google Patents

筆記具の組立構造

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JP3327276B2 JP34012699A JP34012699A JP3327276B2 JP 3327276 B2 JP3327276 B2 JP 3327276B2 JP 34012699 A JP34012699 A JP 34012699A JP 34012699 A JP34012699 A JP 34012699A JP 3327276 B2 JP3327276 B2 JP 3327276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筆記具の組立構造に
係り、更に詳しくは、筆記具を構成する部品相互の組み
立てを簡易且つ迅速に行うことのできる筆記具の組立構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】ボールペン等公知の筆記具は、外筒と、
この外筒内に挿入されるとともに、内部空間内にインキ
が充填されたリフィルと、このリフィルの前端に装着さ
れるペン先ホルダーと、当該ペン先ホルダーの外周をカ
バーするように前記外筒の前端側にねじ込み固定される
三角垂形状をなすテーパーと、前記外筒の後端に装着さ
れる尾栓とを備えて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな筆記具にあっては、部品点数が多く、従って、その
組立工数も多くなるという不都合がある。また、前記筆
記具における部品相互の組み立ては、例えば、テーパー
の基端内周と外筒の前端側外周に見られるように、ねじ
構造を採用するのが一般的であり、それらの加工も面倒
なものとなる。しかも、ねじ構造を設ける場合には、部
品自体にある程度の肉厚を必要とすることから、外筒の
薄肉化を図ることができず、その分、リフィルの径を細
くしなければならなくなり、これがインキ充填量を制約
するという不都合を招来する。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、筆記具の部品点数
の削減を図るとともに、ねじ構造を一切用いることのな
い相互の組み立てを可能とし、個々の構成部品の加工工
数も削減できる筆記具の組立構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、外筒と、この外筒内に配置されるととも
に前端側が外筒の前端よりも前方に突出するペン先ホル
ダー部を一体に備えたリフィルと、前記ペン先ホルダー
部の前端に装着されるペン先と、前記リフィルの後端側
に装着されて当該リフィルを閉塞する尾栓とからなり、
前記リフィルを外筒内に挿入してリフィルの後端に尾栓
を嵌合したときに、前記リフィルの前端側と尾栓との間
に前記外筒が挟み込まれてこれらが一体化される、とい
う構成を採っている。このような構成とすれば、キャッ
プを除き、筆記具の部品点数を四点として従来タイプよ
り少なくすることができるとともに、各部品を相互に組
み立てる際に、リフィルを外筒内に挿入して当該リフィ
ルの後端に尾栓を嵌合させるだけで足りることとなる。
従って、その組み立てを簡易且つ迅速に行うことがで
き、生産効率の飛躍的改善を図ることができる。しか
も、嵌合タイプであるため、部品相互が、可燃物と不燃
物というように、異なる材質で形成されている場合の分
別廃棄も極めて容易なものとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるリフィルの前端側
外周面と尾栓の外周面には、前記外筒の前端及び後端に
突き当たる段部がそれぞれ形成される、という構成を採
ることが好ましい。このような構成により、外筒の装着
位置が自動的に決定できるとともに、組み立て不良を防
止することができ、ねじ構造を採用しなくとも、外筒が
軸方向に位置ずれする虞を未然に防止することができ
る。
【0007】また、前記外筒を金属製の薄肉パイプ材に
より形成し、前記リフィルを、前記外筒の内周に略接す
る外径に設けるとよい。これにより、リフィル内に充填
されるインキを増量させることができ、短寸な筆記具と
しても十分なインキ量を確保することができる。
【0008】なお、本明細書において、位置若しくは方
向を示す用語である「前」とは、特に明記しない限り、
筆記具のペン先側について用いられ、「後」とは、その
軸方向の反対側について用いられる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1には、本実施例に係る筆記具の概略斜
視図が示され、図2には、その分解斜視図が示されてい
る。これらの図において、筆記具10は、外周面を飾る
外筒11と、この外筒11内に配置されるリフィル12
と、当該リフィル12の後端側に嵌合した状態で前記外
筒11の後端側に位置する尾栓13と、筆記具10の使
用に際して尾栓13及び前記外筒11の後端側外周領域
に装着されるキャップ15とを備えて構成されている。
【0011】前記外筒11は、本実施例では、押し出し
成形で得ることのできる金属製の薄肉パイプにより形成
されており、その後部領域は、後端に向かって僅かに縮
径する外径に設けられている。この外筒11の前端側に
は、当該外筒11の軸方向に沿って所定間隔を隔てて位
置する平面視略円形の穴17,18がそれぞれ形成され
ている。
【0012】前記リフィル12は、樹脂材料によって一
体成形された透光性を有するパイプ状に設けられてい
る。このリフィル12は、前端側が次第に縮径するテー
パー状に設けられてペン先ホルダー部19を一体に備え
た形状に設けられ、当該ペン先ホルダー部19の前端側
内周面にペン先20を直接嵌合して当該ペン先20を保
持できるように設けられている。
【0013】図3に示されるように、リフィル12の前
端側外周面には、前記外筒11の肉厚に略対応する落差
に設けられて当該外筒11の前端に突き当たる段部21
がリフィル12の周方向全域に形成されている。また、
段部21に隣接する後方二箇所位置には、前記穴17,
18に開通する縮径部23,24がそれぞれ形成されて
いる。そして、これら縮径部23,24を跨がってリフ
ィル12の後端までの領域に亘り、前記外筒11との間
で空気通路となる溝26が軸方向に沿って形成されてい
る。本実施例では、特に限定されるものではないが、溝
26は、図4及び図5に示されるように、リフィル12
の周方向90度間隔位置に形成され、これにより、前記
穴17,18と、縮径部23,24及び溝26を通って
外気がリフィル12の後端側まで取り込み可能となって
いる。
【0014】前記尾栓13は樹脂材料により形成されて
おり、当該尾栓13は、リフィル12の後端側内周に嵌
合する筒軸30と、この筒軸30の後方に一体成形され
たコーン31とにより構成されている。筒軸30とコー
ン31との間には外筒11の肉厚に略対応するとともに
当該外筒11の後端に突き当たる段部33が尾栓13の
周方向全域に形成されている。筒軸30において、前記
段部33よりも僅かに前方位置から筒軸30の前端より
やや後方位置までの領域は肉厚軸部35とされている。
ここで、肉厚軸部35の外周面には、周方向180度間
隔位置に軸方向に延びる溝36が形成されており、これ
により、リフィル12と尾栓13との間で空気通路が形
成され、リフィル12の後端側に取り込まれた空気をリ
フィル12内に流通できるようになっている。なお、尾
栓13は、段部33が外筒11の後端に突き当たったと
きに、筒軸30の軸方向略中間外周位置にリフィル12
の後端が位置するように設けられている(図3参照)。
【0015】前記キャップ15は、樹脂材料によって形
成されているとともに、後端すなわち図3中右端が次第
に縮径して一端を閉塞する筒状に設けられている。キャ
ップ15の後端側内周面には、周方向略90度間隔を隔
ててリブ39がキャップ15の軸方向に沿って形成され
ている。各リブ39の前端39Aは、キャップ15を外
筒11の後部外周面側に装着したときに、前記段部33
の後端側に形成された後方段部40に突き当たるように
設けられ、これにより、外筒11に対するキャップ15
の過大なる嵌め込みが規制できるようになっている。
【0016】なお、前記ペン先20は、その後端にフラ
ンジ付き短筒部41を備えており、この短筒部41がペ
ン先ホルダー部19の前端側内周面に嵌合し、これによ
り、リフィル20にペン先20が固定されることとな
る。
【0017】以上の構成において、筆記具10を組み立
てる場合には、先ず、ペン先20をペン先ホルダー部1
9に嵌合した状態でインキをリフィル12内に充填す
る。そして、このリフィル12の後端から当該リフィル
12を外筒11の前端側から挿入する。この挿入は、外
筒11の前端がリフィル12の前端側外周面に設けられ
た段部21に突き当たる位置まで行われる。
【0018】次いで、外筒11の後端から尾栓13を挿
入し、この尾栓13の筒軸30をリフィル12の後端側
内周面に嵌合させて当該リフィル12を閉塞することと
なる。この際、尾栓13は、外筒11の後端が段部33
に突き当たる位置を挿入限とされており、この状態で、
肉厚軸部35の外周面とリフィル12の内周面とがしっ
かりと嵌合するようにななっている。
【0019】筆記具10の使用に伴って、図示しないイ
ンキが消費されると、外筒11に形成された穴17,1
8及び縮径部23,24に外気が取り込まれ、この縮径
部23,24内に取り込まれた外気は、溝26を伝わっ
てリフィル12の後端側に流通することとなる。そし
て、リフィル12の後端と段部33との間の空間内に流
れた空気は、リフィル12と尾栓13との間に形成され
る溝36を通じてリフィル12内に流通し、これによ
り、リフィル12内が略大気圧に保たれることとなり、
インキの流動性を良好に維持することとなる。この際、
リフィル12は、透光性を有する樹脂材料によって形成
されているため、前記穴17,18を通じてインキの残
量を段階的に確認することができる。
【0020】また、筆記具10の使用に際しては、外筒
11の後端側外周面にキャップ15が嵌め込まれること
となるが、この嵌め込みは、キャップ15の内周面に形
成されたリブ39の前端39Aが後方段部40に突き当
たる位置を限度としているため、過大なる嵌め込みによ
ってキャップ15の抜き出しが困難になるという虞は回
避されることとなる。
【0021】従って、本発明の前記実施例によれば、筆
記具10を構成する部品相互の連結位置にねじを全く使
用していない嵌合方式としたから、極めて簡易且つ迅速
なる組み立てを実現できるという効果を得る。
【0022】なお、前記実施例では、リフィル12と尾
栓13に設けられた段部21,33は、リフィル12と
尾栓13の周方向全域に形成された場合を図示、説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、散点的
若しくは一点に段部21,33が形成されていれば足り
る。また、溝26,36の形成数も各複数列設けなくて
もよく、少なくとも一列の溝があればよい。
【0023】また、前記実施例では、穴17,18に対
応してリフィル12の外周面に縮径部23,24を設け
たが、これらの縮径部23,24を設けることなく溝2
6に直接通じるようにしてもよい。但し、縮径部23,
24を設ければ、穴17,18と溝26とが連通する位
置を確認することなく外筒11内にリフィル12を挿入
するだけで良い点で有利となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ペン先ホルダー部を一体に備えたリフィルを外筒内に挿
入した状態で、リフィルの後端に尾栓を嵌合すること
で、リフィルと尾栓との間に外筒を挟み込んで一体化さ
せる構成としたから、筆記具の部品点数を従来タイプよ
り少なくすることができる他、部品相互の組み立てに際
して、嵌合させるだけで足りるようになり、簡易且つ迅
速に組み立てを行うことができ、これにより、生産効率
の飛躍的改善を図ることができる。また、嵌合タイプで
あるため、部品相互の分別廃棄も極めて容易に行うこと
ができる。
【0025】また、リフィルの前端側外周面と尾栓の外
周面に段部を設けてこれらの各段部が外筒の前端及び後
端に突き当たる構成としたから、外筒の装着位置が自動
的に決定できるとともに、組み立て不良を防止すること
ができ、ねじ構造を採用しなくとも、部品相互の軸方向
位置ずれを未然に防止することができる。
【0026】更に、外筒を金属製の薄肉パイプ材により
形成する一方、リフィルを、外筒の内周に略接する外径
に設けた構成では、リフィル内に充填されるインキを増
量させることができ、短寸な筆記具であっても十分なイ
ンキ量を確保することができる。しかも、金属製の外筒
が有する質感をリフィル等と異ならせることができるた
め、高級感を付与することも可能となる他、ねじ構造を
用いないことと相俟って、薄肉な金属パイプを用いて軽
量化も達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る筆記具の概略斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】図1の中央部縦拡大断面図。
【図4】図3のA−A線に沿う矢視拡大断面図。
【図5】図3のB−B線に沿う矢視拡大断面図。
【図6】図3のC−C線に沿う矢視拡大断面図。
【符号の説明】
10 筆記具 11 外筒 12 リフィル 13 尾栓 15 キャップ 19 ペン先ホルダー部 21 段部 33 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−286196(JP,A) 実開 平9−563(JP,U) 実公 昭47−5216(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 5/00 - 8/24 B43K 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、この外筒内に配置されるととも
    に前端側が外筒の前端よりも前方に突出するペン先ホル
    ダー部を一体に備えたリフィルと、前記ペン先ホルダー
    部の前端に装着されるペン先と、前記リフィルの後端側
    に装着されて当該リフィルを閉塞する尾栓とからなり、 前記リフィルを外筒内に挿入してリフィルの後端に尾栓
    を嵌合したときに、前記リフィルの前端側と尾栓との間
    に前記外筒が挟み込まれてこれらが一体化されることを
    特徴とする筆記具の組立構造。
  2. 【請求項2】 前記リフィルの前端側外周面と尾栓の外
    周面には、前記外筒の前端及び後端に突き当たる段部が
    それぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の筆記具の組立構造。
  3. 【請求項3】 前記外筒は金属製の薄肉パイプ材により
    形成され、前記リフィルは、前記外筒の内周に略接する
    外径に設けられていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の筆記具の組立構造。
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