JP2001150870A - 筆記具のキャップ装着構造 - Google Patents

筆記具のキャップ装着構造

Info

Publication number
JP2001150870A
JP2001150870A JP34012899A JP34012899A JP2001150870A JP 2001150870 A JP2001150870 A JP 2001150870A JP 34012899 A JP34012899 A JP 34012899A JP 34012899 A JP34012899 A JP 34012899A JP 2001150870 A JP2001150870 A JP 2001150870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
outer cylinder
peripheral surface
refill
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34012899A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuki Matsuzaki
伸樹 松▲崎▼
Seiji Kimura
星示 木村
Shinya Takatani
信也 高谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP34012899A priority Critical patent/JP2001150870A/ja
Publication of JP2001150870A publication Critical patent/JP2001150870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記具におけるキャップを一定の位置に嵌め
込むことができ、抜き取りの困難性も回避してキャップ
を破損させることのないキャップ装着構造を提供するこ
と。 【解決手段】 外筒11の後端部近傍の外周面に段部4
0が設けられ、この段部40を含む外筒11の後端部領
域にキャップ15が装着される。キャップ15の内周面
は、当該キャップ15の軸方向に延びる複数のリブ39
が設けられており、キャップ15を外筒11の後端部外
周に嵌め込んだときに、各リブ39の前端部39Aが段
部40に突き当たってキャップ15の嵌め込み位置を一
定に規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具のキャップ
装着構造に係り、更に詳しくは、キャップの嵌め込み量
を一定に規制して当該キャップを破損等から保護するこ
とができ、且つ、キャップの抜き取りも一定の力で行う
ことのできる筆記具のキャップ装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ボールペン等公知の筆記具は、先端側に
ペン先が設けられたインキ充填用のリフィルと、このリ
フィルを内部に挿入してこれを保持する外筒と、当該外
筒の端部外周領域に着脱自在に設けられたキャップとを
備えて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャップは、外筒の端部外周領域に嵌め込む構成である
ため、この嵌め込み力を強くした場合に、以後のキャッ
プ抜き取りを困難にするという不都合がある。そこで、
このような不都合を解消する手段としては、キャップの
内周側に周方向リブを設ける一方、外筒の外周面に周溝
を形成し、これら周方向リブと周溝とを相互に「パチ
ン」と嵌合させた位置を嵌め込み限とする構成等が知ら
れている。
【0004】ところが、実際のキャップ装着に際して
は、外筒とキャップとの嵌め込みを強く行い過ぎる場合
が多くあり、これによって、周溝を通過した位置まで周
方向リブが嵌め込まれてしまい、以後のキャップ抜き取
りを困難にするという不都合を招来する。また、キャッ
プが樹脂製である場合には、金属製に比べて強度的にも
弱いことに起因してキャップを割ってしまうという不都
合もある。更に、キャップの中には、ペン先の乾燥等を
防止するためのボールが装填されたものが存在し、この
ボールをキャップ内の定位置に保持するためのリブを設
ける場合がある。そこで、このようなリブを利用してキ
ャップの嵌め込み位置を規制するキャップ装着構造を提
供できれば利便性を図ることができる。
【0005】
【発明の目的】ここに、本発明の目的は、キャップの嵌
め込み量を確実に規制して一定の位置に嵌め込むことが
でき、且つ、抜き取りの困難性を回避するとともに、キ
ャップを破損等から有効に保護することのできる筆記具
のキャップ装着構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、筆記具の外筒端部に着脱自在に設けられ
たキャップの装着構造において、前記筆記具の外筒端部
近傍の外周面にストッパ部を設ける一方、前記キャップ
の内周面に、当該キャップの軸方向に延びるリブを設
け、前記キャップを外筒に嵌め込んだときに、前記リブ
の前端部がストッパ部に突き当たり可能に設けられる、
という構成を採っている。このような構成とすれば、リ
ブがキャップの軸方向に延びているため、ストッパ部を
乗り越えてキャップが嵌め込まれる虞を効果的に防止す
ることができるとともに、リブがキャップ全体の補強と
して作用して当該キャップの耐久強度を向上させ、これ
によって、キャップを割れから保護することが可能とな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、前記ストッパ部
は、外筒の後部周方向に形成された段部により構成さ
れ、前記リブはキャップの内周面に複数形成されて前記
段部の複数箇所に突き当たり可能に設けられる、という
構成を採ることが好ましい。このように複数のリブとす
ることで、リブの前端がストッパ部を強制的に通過する
虞を確実に防止できるとともに、キャップの耐久強度も
一層強化することができる。
【0008】なお、本明細書において、位置若しくは方
向を示す用語である「前」とは、特に明記しない限り、
筆記具のペン先側について用いられ、「後」とは、その
軸方向の反対側について用いられる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1には、本実施例に係る筆記具の概略斜
視図が示され、図2には、その分解斜視図が示されてい
る。これらの図において、筆記具10は、外周面を飾る
外筒11と、この外筒11内に配置されるリフィル12
と、当該リフィル12の後端側に嵌合した状態で前記外
筒11の後端側領域を形成する尾栓13と、筆記具10
の使用に際して尾栓13及び前記外筒11の後端側外周
領域に装着されるキャップ15とを備えて構成されてい
る。
【0011】前記外筒11は、本実施例では、押し出し
成形で得ることのできる金属製の薄肉パイプにより形成
されており、その後部領域は、後端に向かって僅かに縮
径する外径に設けられている。この外筒11の前端側に
は、当該外筒11の軸方向に沿って所定間隔を隔てて位
置する平面視略円形の穴17,18がそれぞれ形成され
ている。
【0012】前記リフィル12は、樹脂材料によって一
体成形された透光性を有するパイプ状に設けられてい
る。このリフィル12は、前端側が次第に縮径するテー
パー状に設けられてペン先ホルダー部19を一体に備え
た形状に設けられ、当該ペン先ホルダー部19の前端側
内周面にペン先20を直接嵌合して当該ペン先20を保
持できるように設けられている。
【0013】図3に示されるように、リフィル12の前
端側外周面には、前記外筒11の肉厚に略対応する落差
に設けられて当該外筒11の前端に突き当たる段部21
がリフィル12の周方向全域に形成されている。また、
段部21に隣接する後方二箇所位置には、前記穴17,
18に開通する縮径部23,24がそれぞれ形成されて
いる。そして、これら縮径部23,24を跨がってリフ
ィル12の後端までの領域に亘り、前記外筒11との間
で空気通路となる溝26が軸方向に沿って形成されてい
る。本実施例では、特に限定されるものではないが、溝
26は、図4及び図5に示されるように、リフィル12
の周方向90度間隔位置に形成され、これにより、前記
穴17,18と、縮径部23,24及び溝26を通って
外気がリフィル12の後端側まで取り込み可能となって
いる。
【0014】前記尾栓13は樹脂材料により形成されて
おり、当該尾栓13は、リフィル12の後端側内周に嵌
合する筒軸30と、この筒軸30の後方に一体成形され
たコーン31とにより構成されている。筒軸30とコー
ン31との間には外筒11の肉厚に略対応するとともに
当該外筒11の後端に突き当たる段部33が尾栓13の
周方向全域に形成されている。筒軸30において、前記
段部33よりも僅かに前方位置から筒軸30の前端より
やや後方位置までの領域は肉厚軸部35とされている。
ここで、肉厚軸部35の外周面には、周方向180度間
隔位置に軸方向に延びる溝36が形成されており、これ
により、リフィル12と尾栓13との間で空気通路が形
成され、リフィル12の後端側に取り込まれた空気をリ
フィル12内に流通できるようになっている。なお、尾
栓13は、段部33が外筒11の後端に突き当たったと
きに、筒軸30の軸方向略中間外周位置にリフィル12
の後端が位置するように設けられている(図3参照)。
【0015】前記キャップ15は、樹脂材料によって形
成されているとともに、後端すなわち図3中右端が次第
に縮径して一端を閉塞する筒状に設けられている。キャ
ップ15の後端側内周面には、周方向略90度間隔を隔
ててリブ39がキャップ15の軸方向に沿って形成され
ている。各リブ39の前端39Aは、キャップ15を外
筒11の後部外周面側に装着したときに、前記段部33
の後端側に形成されたストッパ部として作用する後方段
部40に突き当たるように設けられ、これにより、外筒
11に対するキャップ15の過大なる嵌め込みが規制で
きるようになっている。
【0016】なお、前記ペン先20は、その後端にフラ
ンジ付き短筒部41を備えており、この短筒部41がペ
ン先ホルダー部19の前端側内周面に嵌合し、これによ
り、リフィル20にペン先20が固定されることとな
る。
【0017】以上の構成において、筆記具10を組み立
てる場合には、先ず、ペン先20をペン先ホルダー部1
9に嵌合した状態でインキをリフィル12内に充填す
る。そして、このリフィル12の後端から当該リフィル
12を外筒11の前端側から挿入する。この挿入は、外
筒11の前端がリフィル12の前端側外周面に設けられ
た段部21に突き当たる位置まで行われる。
【0018】次いで、外筒11の後端から尾栓13を挿
入し、この尾栓13の筒軸30をリフィル12の後端側
内周面に嵌合させて当該リフィル12を閉塞することと
なる。この際、尾栓13は、外筒11の後端が段部33
に突き当たる位置を挿入限とされており、この状態で、
肉厚軸部35の外周面とリフィル12の内周面とがしっ
かりと嵌合するようにななっている。
【0019】筆記具10の使用に伴って、図示しないイ
ンキが消費されると、外筒11に形成された穴17,1
8及び縮径部23,24に外気が取り込まれ、この縮径
部23,24内に取り込まれた外気は、溝26を伝わっ
てリフィル12の後端側に流通することとなる。そし
て、リフィル12の後端と段部33との間の空間内に流
れた空気は、リフィル12と尾栓13との間に形成され
る溝36を通じてリフィル12内に流通し、これによ
り、リフィル12内が略大気圧に保たれることとなり、
インキの流動性を良好に維持することとなる。この際、
リフィル12は、透光性を有する樹脂材料によって形成
されているため、前記穴17,18を通じてインキの残
量を段階的に確認することができる。
【0020】また、筆記具10の使用に際しては、外筒
11の後端側外周面にキャップ15が嵌め込まれること
となるが、この嵌め込みは、キャップ15の内周面に形
成された複数のリブ39の各前端39Aが、前記尾栓1
3の周方向に形成された後方段部40にそれぞれ同時に
突き当たる位置を限度としているため、過大なる嵌め込
みによってキャップ15の抜き出しが困難になるという
虞は回避されることとなる。
【0021】従って、本発明の前記実施例によれば、キ
ャップ15の過大なる嵌め込みを規制することができ、
嵌め込み過多によるキャップの抜き出しを困難にすると
いう従来の不都合を解消することができる。
【0022】なお、前記実施例では、キャップ15が外
筒11の後端側外周面に嵌め込まれる場合の嵌め込み位
置を規制する構造を図示、説明したが、本発明はこれに
限定されるものではない。例えば、ペン先20側を保護
すべくキャップ15を外筒11の前端側に嵌め込む場合
の位置規制も行う場合には、前記実施例と同様の段部を
外筒11の前端側に設けておけばよい。
【0023】また、前記実施例では、ストッパ部が尾栓
13に形成された後方段部40により構成された場合を
示したが、当該段部40は、外筒11の外周面に設ける
ことであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記筆記具の端部近傍の外周面に設けられたストッパ部
に対し、キャップの内周面軸方向に設けられたリブの前
端が突き当たることでキャップの嵌め込み位置を規制可
能としたから、リブがストッパを乗り越える位置までキ
ャップが嵌め込まれる虞を効果的に防止することができ
る。しかも、リブがキャップ全体の補強として作用する
ことで当該キャップの耐久強度を向上させることがで
き、ひいては、キャップを割れから効果的に保護するこ
とが可能となる。
【0025】また、前記ストッパ部は、外筒の周方向に
形成された段部により構成され、前記リブはキャップの
内周面に複数形成されて前記段部の複数箇所に突き当た
り可能とされているから、キャップの過大なる嵌め込み
力が加えられても、各リブが等しく段部に突き当たるこ
とで、嵌め込み限を越える嵌め込みを確実に阻止するこ
とができ、更に、キャップの耐久強度を一層強化するこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る筆記具の概略斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】図1の中央部縦拡大断面図。
【図4】図3のA−A線に沿う矢視拡大断面図。
【図5】図3のB−B線に沿う矢視拡大断面図。
【図6】図3のC−C線に沿う矢視拡大断面図。
【符号の説明】
10 筆記具 11 外筒 15 キャップ 39 リブ 39A 前端 40 後方段部(ストッパ部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高谷 信也 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具の外筒端部に着脱自在に設けられ
    たキャップの装着構造において、前記筆記具の外筒端部
    近傍の外周面にストッパ部を設ける一方、前記キャップ
    の内周面に、当該キャップの軸方向に延びるリブを設
    け、前記キャップを外筒に嵌め込んだときに、前記リブ
    の前端部がストッパ部に突き当たり可能に設けられてい
    ることを特徴とする筆記具のキャップ装着構造。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ部は、外筒の後部周方向に
    形成された段部により構成され、前記リブはキャップの
    内周面に複数形成されて前記段部の複数箇所に突き当た
    り可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の筆記具のキャップ装着構造。
JP34012899A 1999-11-30 1999-11-30 筆記具のキャップ装着構造 Pending JP2001150870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34012899A JP2001150870A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 筆記具のキャップ装着構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34012899A JP2001150870A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 筆記具のキャップ装着構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001150870A true JP2001150870A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18334000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34012899A Pending JP2001150870A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 筆記具のキャップ装着構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001150870A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305736A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Sailor Pen Co Ltd:The 筆記具
JP2012081661A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Micro Kk 筆記具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305736A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Sailor Pen Co Ltd:The 筆記具
JP2012081661A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Micro Kk 筆記具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022105631A (ja) 筆記具
GB2310170A (en) Pen and cap with air pressure equalisation
KR100763662B1 (ko) 필기구
JP2906391B2 (ja) 筆記具用キャップ
JP2001150870A (ja) 筆記具のキャップ装着構造
EP3081387B1 (en) Ballpoint pen
JP4596489B2 (ja) 中綿式筆記具
JP3327276B2 (ja) 筆記具の組立構造
JPH01148598A (ja) 万年筆のためのインク供給装置
US6575650B1 (en) Pressure sensed ink-filled pen
JP4617543B2 (ja) キャップ
JPH11115366A (ja) 筆記具
JP4161129B2 (ja) 塗布具
JP3262485B2 (ja) 液式筆記具
JP4326812B2 (ja) ペン先取付構造
JP3648583B2 (ja) 筆記具の一時的インキ溜め部材
JP2000043477A (ja) ボールペン用キャップ
JP4815036B2 (ja) 万年筆用ペン芯および万年筆のペン先構造
JP4572459B2 (ja) インキタンクの開栓構造
EP3815923A1 (en) Writing implement
JP4014952B2 (ja) 消しゴム取付構造
JP2581473Y2 (ja) 筆記具のキャップ
JP2532699Y2 (ja) 筆記具
JP3946340B2 (ja) 筆記具のキャップの嵌合構造
JP3929275B2 (ja) 筆記具の軸筒

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413