JP3326386B2 - リザーバータンクの固定構造 - Google Patents

リザーバータンクの固定構造

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリザーバータンクの
固定構造に関する。詳しくは、車両に用いられるパワー
ステアリング用オイルポンプに対するリザーバータンク
の取り付け構造であって、取り付け方向を自由に設定で
きる汎用性のあるリザーバータンクの固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の車両にはパワーステアリングが用
いられるようになってきている。そのためエンジンによ
り駆動されるオイルポンプが設けられると共に、その循
環する油を貯溜するオイルリザーバータンクが設けられ
ている。そして、このオイルリザーバータンクが樹脂製
で直接金属製のオイルポンプに取り付けられたものがあ
る。
【0003】図3は従来のオイルリザーバータンクがオ
イルポンプに直接取り付けられた構造を示す図で、
(a)は分解斜視図、(b)は一部断面図である。この
オイルポンプに対するリザーバータンクの取り付け構造
は、(a)図の如く、オイルポンプ1の本体部2の上部
が円柱状に形成され、その円柱状部3の上端近傍にOリ
ング挿入用の環状溝4が形成され、本体部2の上面には
リザーバータンク取り付け用のねじ孔5が複数箇所に穿
設されている。
【0004】一方リザーバータンク6はその下部が前記
オイルポンプの円柱状部3に嵌合できる円筒状をなし、
上部にタンクキャップ7が設けられ、下部にオイルポン
プの取り付け用ねじ孔5に対応して取り付け孔8が穿設
された取り付け片9が形成されている。また、キャップ
7には文字10が表示され、タンク側面にはリターンパ
イプ11が設けられている。
【0005】そして、オイルポンプ1にリザーバータン
ク6を取り付け固定するには、図3(b)の如く、オイ
ルポンプ1の環状溝4にOリング10を挿入し、その状
態で円柱状部3にリザーバータンク6の下部を嵌合さ
せ、予め金属カラー11を圧入した取り付け孔8にボル
ト14を挿通し、オイルポンプのねじ孔5に螺入して締
付固定するのである。なお、取り付け孔8に金属製のカ
ラー11を挿入する理由は、樹脂のクリープによる締付
力低下を防止するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来のオイルポ
ンプに対するリザーバータンクの固定構造では、コスト
が高く、また、ボルトによる固定方法であるため、リタ
ーンパイプの方向又はキャップの文字の方向を任意の方
向に設定することができない。(図の如く3本のボルト
を等間隔で用いた場合は3方向にのみ方向を変えること
ができる。)このため異なった車種への流用が困難であ
るという問題がある。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、低コス
トで、且つリターンパイプの方向又はキャップの文字の
方向を任意の方向に設定することができるオイルリザー
バータンクの固定構造を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、金属製のオイルポンプ20に樹脂製のリザーバータ
ンク21を取り付け緊締バンド22で固定するリザーバ
ータンクの固定構造であって、前記オイルポンプ20
は、上部にOリング挿入用の環状溝25が形成されて該
環状溝25にはOリング26が挿入され、該環状溝25
から下方には、テーパーが付けられて下方にゆくほど直
径が小さくなる逆円錐台状に形成されたリザーバータン
ク取付部24が形成され、前記リザーバータンク21
は、下部が開放した円筒状をなし、その下部はオイルポ
ンプ20への取付部27となっており、該オイルポンプ
への取付部27の外周にはテーパーが付けられて下方に
ゆくほど直径が大きくなる円錐状に形成され、該円錐状
部には可撓性を持たせるため複数箇所に切り込み29が
設けられ、前記緊締バンド22は、前記オイルポンプ2
0のリザーバータンク取付部24に嵌合したリザーバー
タンク21のオイルポンプへの取付部27の外周を緊締
することを特徴とする。
【0009】この構成を採ることにより、リザーバータ
ンク21のポンプへの取付部27を緊締バンド22で固
定する構造であるためリザーバータンク21の取付方向
を変えリターンパイプ及びキャップの文字の方向を自由
に設定することができる。
【0010】また、請求項2の発明は、前記リザーバー
タンク21のオイルポンプへの取付部27の上部及び下
部には前記緊締バンド22のずれを防止する突条28及
び突起30が形成されていることを特徴とする。この構
成を採ることにより、リザーバータンク21のポンプへ
の取付部27から緊締バンド22がはずれるのを防止す
ることができ、確実な固定が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図で、(a)は分解斜視図、(b)は部分拡大断面図図
である。本実施の形態は、金属製のオイルポンプに樹脂
製のリザーバータンクを取付固定するリザーバータンク
の固定構造であり、オイルポンプ20とリザーバータン
ク21と緊定バンド22とよりなる。そして、オイルポ
ンプ20は金属製で、本体23の上部にはリザーバータ
ンク取付部24が形成され、該リザーバータンク取付部
24は(b)図に示すように上部にOリング挿入用の環
状溝25が形成され、該環状溝25にはOリング26が
挿入されている。また、該環状溝25から下方にはテー
パーが付けられ、下方にゆくほど直径が小さくなる逆円
錐台状に形成されている。
【0012】一方、リザーバータンク21は樹脂製で、
下部が開放した円筒状をなし、その下部はオイルポンプ
20への取付部27となっており、該オイルポンプへの
取付部27の上部の外周には環状の突条28が形成さ
れ、該突条28から下方に向かって内周は円筒状のまま
であるが、外周にはテーパーが付けられ、下方にゆくほ
ど直径が大きくなる円錐状になっている。なお、該円錐
状部には可撓性を持たせるため複数箇所に切り込み29
が設けられており、切り込み29と切り込み29との中
間の下部には突起30が形成されている。また、突条2
8及び切り込み29は、図2(b)の如くオイルポンプ
20にリザーバータンク21を組付けた状態で環状溝2
5より下方に位置するように設けられる。
【0013】また、リザーバータンク21の上部には給
油用のキャップ31が着脱可能に設けられ、該キャップ
の上面には文字32が表示されている。また前記環状の
突条28の上方にリターンパイプ33が設けられてい
る。
【0014】また、緊締バンド22は金属製で、バンド
34の一端に他端をガイドする金具35が設けられ、該
金具35にはウォーム35が回転可能に設けられてい
る。またバンド34の他端には前記ウォーム35に噛み
合う複数のスリット36が形成されている。なお、バン
ド34の幅は、リザーバータンク21の突条29と突起
30との間に挿入可能な幅とする。
【0015】このように構成された本実施の形態は図2
に示すようにして組立られる。即ち、先ず(a)図の如
く、オイルポンプ20の環状溝25にOリング26を挿
入し、リザーバータンク21のポンプへの取付部27、
即ち突条28と突起30との間に緊締バンド22を緩く
セットする。
【0016】次いで、(b)図の如くオイルポンプ20
のリザーバータンク取付部24にリザーバータンク21
のポンプへの取付部27を嵌合させる。この際リザーバ
ータンク21の下端がオイルポンプ20のリザーバータ
ンク取付部24下端の段差24aに突き当たるまで押し
込む。
【0017】次いで(c)図の如く緊締バンド22を、
そのウォーム35を回転しバンド34を締め上げ、リザ
ーバータンク21のポンプへの取付部27の内面をポン
プ20のリザーバータンク取付部24の外周に密着させ
る。このように組付けることによりポンプ20のリザー
バータンク取付部24の外周が逆テーパであるためリザ
ーバータンク21がポンプ20より離脱することはな
い。なお、緊締バンド22を緊締する際リザーバータン
ク21のポンプへの取付部27には切り込み部29によ
り可撓性が付与されているため、内側に曲げることは容
易である。
【0018】また、緊締バンド22を緊締する前に、リ
ザーバータンク21の向きを変えることは容易であるた
め、リターンパイプの向き、及びキャップの文字の向き
を自由に変えることができる。
【0019】また図3に示した従来のリザーバータンク
の固定構造では、リザーバータンクに3個のカラーを必
要とし、またそのカラーを圧入する必要があり、ポンプ
には3ヵ所にねじ孔と3本のポルトを必要とする等によ
りコスト高となるが、本実施の形態ではポンプ及びリザ
ーバータンクの他には1個の緊締バンドを要するのみ
で、構成部品及び加工工程の低減によりコストダウンが
可能となる。
【0020】
【発明の効果】本発明のリザーバータンクの固定構造に
依れば、ポンプのリザーバータンク取付部の外周が逆テ
ーパであるため該取付部に取り付けれたリザーバータン
クがポンプより離脱することはなく確実に固定される。
また、リザーバータンク21のポンプへの取付部27を
緊締バンド22で固定する構造であるためリザーバータ
ンク21の取付方向を自由に変えることが可能となり、
複数の車種に対応した汎用性を有する安価なリザーバー
タンクの固定構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、(a)は分解
斜視図、(b)は一部拡大断面図である。
【図2】本発明の実施の形態のリザーバータンクの取り
付け順序を説明するための図である。
【図3】従来のオイルリザーバータンクのオイルポンプ
への取付構造を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)
は一部拡大断面図である。
【符号の説明】
20…オイルポンプ 21…リザーバータンク 22…緊締バンド 23…ポンプ本体 24…リザーバータンク取付部 25…環状溝 26…Oリング 27…ポンプへの取付部 28…突条 29…切り込み 30…突起 31…キャップ 32…文字 33…リターンパイプ 34…バンド 35…ウォーム 36…スリット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のオイルポンプ(20)に樹脂製
    のリザーバータンク(21)を取り付け緊締バンド(2
    2)で固定するリザーバータンクの固定構造であって、 前記オイルポンプ(20)は、上部にOリング挿入用の
    環状溝(25)が形成されて該環状溝(25)にはOリ
    ング(26)が挿入され、該環状溝(25)から下方に
    は、テーパーが付けられて下方にゆくほど直径が小さく
    なる逆円錐台状に形成されたリザーバータンク取付部
    (24)が形成され、 前記リザーバータンク(21)は、下部が開放した円筒
    状をなし、その下部はオイルポンプ(20)への取付部
    (27)となっており、該オイルポンプへの取付部(2
    7)の外周にはテーパーが付けられて下方にゆくほど直
    径が大きくなる円錐状に形成され、該円錐状部には可撓
    性を持たせるため複数箇所に切り込み(29)が設けら
    れ、 前記緊締バンド(22)は、前記オイルポンプ(20)
    のリザーバータンク取付部(24)に嵌合したリザーバ
    ータンク(21)のオイルポンプへの取付部(27)の
    外周を緊締することを特徴とするリザーバータンクの固
    定構造。
  2. 【請求項2】 前記リザーバータンク(21)のオイル
    ポンプへの取付部(27)の上部及び下部には前記緊締
    バンド(22)のずれを防止する突条(28)及び突起
    (30)が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のリザーバータンクの固定構造。
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