JP3326009B2 - 手摺材の接続構造 - Google Patents
手摺材の接続構造Info
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- E04—BUILDING
- E04F—FINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
- E04F11/00—Stairways, ramps, or like structures; Balustrades; Handrails
- E04F11/18—Balustrades; Handrails
- E04F11/181—Balustrades
- E04F11/1812—Details of anchoring to the wall or floor
- E04F11/1814—Covers for the base portions of the balustrade posts
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- Structural Engineering (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
固定される補助手摺において、補助手摺を構成する手摺
材の端部を、壁面や床面あるいは他の手摺材に接続する
構造に関するものである。
手摺は、手摺材としてステンレス鋼管等の管状材を曲げ
加工してなり、その端部に固定座金やブラケット等の接
続具を溶接やネジ止めにより固定して接続部位が形成さ
れていた。また、近年では多様な接続基部に対応できる
ように、手摺材の端部に、ネジ孔を有するブッシュ材を
嵌め込んで固定し、各種接続具をブッシュ材に固定ボル
トで容易に締結して接続部位を形成するものがある。
座金等の接続具を予め溶接やネジ止めで手摺材に一体的
に固定しておくものでは、接続具の固定作業が面倒であ
り、また手摺材端部外周に溶接痕やネジ頭が露出して外
観や感触が悪いという問題がある。
むものでは、ブッシュ材の外周に圧締結用の溝や凹部を
加工して手摺材端部の外周をかしめて圧締結するが、こ
のようなブッシュ材は圧締結に対する強度の点から中実
状の鋼材を加工して形成されるとともに、固定ボルトを
がたつきなく固定するために螺合部分のストロークを長
くする必要があることから、ブッシュ材が大きくなり、
製造コストが高く、手摺材の重量も増加して搬送作業等
の作業性を低下させるという問題があった。
材の端部に接続受け具を設けて接続具を容易に固定でき
るとともに、製造コストを低減し、軽量化を図り、さら
に耐食性を向上する手摺材の接続構造を提供することを
目的とするものである。
に本発明は、金属製の冠状ナット部材と、冠状ナット部
材に内嵌される合成樹脂製の押え部材とよりなる接続受
け具を管状手摺材の開口端部に嵌入して、冠状ナット部
材の側壁部に形成した受け孔に手摺材外周面を圧締結し
て固定し、押え部材の中心及び冠状ナット部材の中心頂
部に形成したネジ孔に接続具を結合して構成される。
状ナット部材の開口部周縁には切欠部を形成し、押え部
材の底面部には弾性突起を形成し、切欠部と弾性突起を
係合して冠状ナット部材と押え部材を回り止めして構成
される。
記手摺材は、鋼管製の心材の表面に軟質合成樹脂製の表
面材を一体に被覆して構成される。
れば、接続受け具に形成されたネジ孔にボルト等の締結
手段により各種の接続具を容易に手摺材端部に取り付け
ることができ、しかも接続受け具は鋼板のプレス成形等
で製造できる冠状ナット部材と射出成形等で製造できる
押え部材とで容易かつ高精度に製造できるため、製造コ
ストを低減することができ、さらに冠状ナット部材と押
え部材とのネジ孔により接続具の螺合締結部分のストロ
ークを長くして接続具をがたつきなく強固に取り付ける
ことができる。
1は固定座金50を接続具5として接続基部6である建
物壁面60に接続固定してなる手摺材の接続構造を示す
もので、固定座金50は固定ボルト51によって、手摺
材1の開口端部11に設けられた接続受け具2に締結さ
れている。
手摺材1に嵌入されるように開口端部11の内径とほぼ
同径の外径を有する金属製の冠状ナット部材3と冠状ナ
ット部材3に内嵌される合成樹脂製の押え部材4とより
なり、押え部材4を冠状ナット部材3に内嵌した状態
で、冠状ナット部材3の側壁部33に形成された受け孔
34に対応する部分で手摺材1の外周面12をかしめて
手摺材1と接続受け具2とを圧締結して一体化してい
る。
プレス加工して製造されるもので、円筒状の側壁部33
には周囲4箇所に等間隔で円形状の受け孔34が形成さ
れており、球面状の頂部31の中心にはネジ孔32が形
成され、さらに円筒状の側壁部33の開口部35の縁部
には2箇所に切欠部36が形成されている。
優れた合成樹脂材を射出成形等して製造されるもので、
冠状ナット部材3の内径とほぼ等しい外径を有し、先端
は球面状であり冠状ナット部材3内への嵌入を容易にす
る形状になっており、中心には冠状ナット部材3のネジ
孔32と同径のネジ孔41が全長にわたって貫通するよ
うに形成されている。さらに、底面部42の一部には凹
状切欠部44が形成され、その凹状切欠部44との間隙
によって弾性変形可能な略L字状の弾性突起43が外周
面より突出している。
に嵌入固定するには、押え部材4を冠状ナット部材3に
内嵌した状態でかしめ機にセットして手摺材開口端部1
1内に挿入する。このとき、押え部材4の弾性突起43
は、図3に示すように、冠状ナット部材3の切欠部36
に係合され、弾性突起43の弾性によって押え部材4が
容易に脱落しないようになっている。また切欠部36は
かしめ機に対する位置決めにもなっている。
れた手摺材1の外周面12を、嵌入されている冠状ナッ
ト部材3の受け孔34に対応する4箇所でかしめること
により、手摺材1の内面に圧締結突起15が突設し、冠
状ナット部材3の受け孔34に係合して固定される。こ
のとき、押え部材4によって冠状ナット部材3の変形を
防止することができる。
13に軟質合成樹脂製の表面材14を被覆して一体に成
形されるもので、外観及び触感をを良好にするととも
に、圧締結部においては、心材13が冠状ナット部材3
と強固に係合するとともに、表面材14は合成樹脂の弾
性によって圧締結部分の心材13の凹部を塞いで目だた
なくすることができる。
示すように、接続具5である固定座金50の中心部に形
成された透孔52を押え部材4のネジ孔41に合わせ、
裏面凹部55側より固定ボルト51を挿通させてネジ孔
41に螺合する。固定ボルト51は押え部材4を貫通し
て冠状ナット部材3のネジ孔32に螺合締結される。こ
のとき、押え部材4のネジ孔41と冠状ナット部材3の
ネジ孔32との間隔がネジのピッチに合わなくても、押
え部材4が適宜スライドすることによってピッチを合わ
せることができる。
50は、固定ボルト51が手摺材開口端部11の端面か
らその内部にわたって押え部材4と冠状ナット部材3に
より螺合部分のストロークを長くしているため、ぐらつ
くことなく中心部に強固に固定される。そして、図1に
示すように接続基部6である建物壁面60に埋設された
アンカーボルト61に固定座金50のフランジ部53に
形成された透孔54を貫挿させてナット62を締結して
固定する。なお図1において固定座金50にはカバー材
7を被せて外観を良くしている。
面120として手摺材1をT字状に接続する例を示すも
のである。この変形例においては、接続具5は台座80
であり、手摺材10の外周面120を受ける受け部81
と接続受け具2を嵌入した手摺材1の開口端部11に外
嵌されるスリーブ82を有してなる。そして、その接続
方法においては、前記固定座金50の場合とは異なり、
台座80を接続基部6である手摺材10側に予め固定ビ
ス83によって固定しておき、手摺材10にこの台座8
0が取り付けられた状態でスリーブ82を手摺材1の開
口端部11に外嵌し、手摺材10に形成された孔部16
から固定ボルト51を挿入し、中心部に形成された透孔
84を貫通して押え部材4及び冠状ナット部材3のネジ
孔41及び32に螺合緊締して固定する。
511が介在されて手摺材10の円筒状内面に対する固
定ボルト51の座りを良くしている。また、手摺材10
の孔部16にはキャップ9が嵌合されて孔部16を塞ぐ
ようになっている。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
材の開口端部に内嵌された接続受け具のネジ孔に接続基
部に応じた接続具を螺合締結するだけで容易に接続部位
を構成でき、さらに接続受け具は金属製の冠状ナット部
材に合成樹脂製の押え部材を内嵌してなるので、中実鋼
材を機械加工したりする必要がなく、安価かつ軽量に製
造することができる。
れる受け孔は金属製冠状ナット部材に形成されることで
圧締結部を金属部同士で強固に係合することができ、し
かも接続具の螺合部分はその大部分を合成樹脂製の押え
部材に螺合することで腐食を防止し、その先端を冠状ナ
ット部材の頂部に螺合して長いストロークで接続受け具
に螺合できるため、ぐらつきなく強固に接続具を固定で
きる。
に形成された切欠部と押え部材底面部に突設される弾性
突起とを係合することにより、冠状ナット部材と押え部
材の離脱を防止して、接続作業を容易にすることができ
る。
合成樹脂製の表面材を被覆して形成することにより感触
の優れた手摺を構成することができるとともに、圧締結
により接続受け具を一体に設けるので、溶接のために表
面材を剥したりする作業の必要がなく、また圧締結部に
表面材が埋め込まれて心材の凹部をめだたなくし、各種
接続具との密着性を高めることができる。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 管状の手摺材(1)の開口端部(11)内に設
けた接続受け具(2)に取り付けられる接続具(5)を介し
て前記手摺材(1)を接続基部(6)に接続する手摺材の接
続構造において、前記接続受け具(2)は金属製の冠状ナ
ット部材(3)と冠状ナット部材(3)に内嵌される合成樹
脂製の押え部材(4)とよりなり、前記冠状ナット部材
(3)は頂部(31)にネジ孔(32)を有するとともに側壁部(3
3)に受け孔(34)を有し、前記押え部材(4)は中心を貫通
するネジ孔(41)を有してなり、前記冠状ナット部材(3)
の受け孔(34)に手摺材外周面(12)を圧締結してなること
を特徴とする手摺材の接続構造。 - 【請求項2】 接続受け具(2)は、冠状ナット部材(3)
の開口部(35)の周縁に切欠部(36)を有するとともに、押
え部材(4)の底面部(42)には弾性突起(43)を有してな
り、前記切欠部(36)に弾性突起(43)を係合して前記冠状
ナット部材(3)に押え部材(4)を回り止めしてなること
を特徴とする請求項1記載の手摺材接続構造。 - 【請求項3】 手摺材(1)は、鋼管製の心材(13)の表面
に軟質合成樹脂製の表面材(14)を一体に被覆してなるこ
とを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の手
摺材の接続構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP13246294A JP3326009B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 手摺材の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13246294A JP3326009B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 手摺材の接続構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317263A JPH07317263A (ja) | 1995-12-05 |
JP3326009B2 true JP3326009B2 (ja) | 2002-09-17 |
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Family Applications (1)
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JP13246294A Expired - Fee Related JP3326009B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 手摺材の接続構造 |
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JP (1) | JP3326009B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
KR101475374B1 (ko) * | 2014-10-28 | 2014-12-22 | (주)행성화학 | 내부 압입 연결부를 포함하는 난간 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP13246294A patent/JP3326009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07317263A (ja) | 1995-12-05 |
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