JPH0120460Y2 - - Google Patents

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JPH0120460Y2
JPH0120460Y2 JP3209384U JP3209384U JPH0120460Y2 JP H0120460 Y2 JPH0120460 Y2 JP H0120460Y2 JP 3209384 U JP3209384 U JP 3209384U JP 3209384 U JP3209384 U JP 3209384U JP H0120460 Y2 JPH0120460 Y2 JP H0120460Y2
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JP
Japan
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screw hole
sash frame
cap
screw
flange
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JP3209384U
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JPS60143875U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建物の躯体に取り付けるサツシ枠
の取付用ねじ孔における防水構造に関する。
アルミサツシなどのサツシ枠1を住宅の開口部
に取り付ける場合において、従来は、あらかじめ
サツシ枠1の所定の位置にねじ孔1aをあけてお
き、このサツシ枠1を開口部に嵌め込み、建て付
けを調整したのちに、ねじ2をねじ孔1aに挿通
して取り付けていた(第1図)。
ところで、サツシ枠1のねじ孔1aは、サツシ
枠1の製造工場からの出荷段階ですでにあけられ
ているので、建築現場では、単にねじ孔1aにね
じ2を挿通してサツシ枠1を建物の躯体に取り付
ければよく、簡単にかつ迅速に作業することがで
きる。
しかしながら、単にねじ孔1aにねじ2を挿通
して締め付けるだけでは、このねじ孔1aとねじ
2とが水密的に密着しがたいので、これらのわず
かな隙間から雨水などがサツシ枠1の裏側へ侵入
し、躯体の木質部や鉄骨部を腐食させ、耐久性を
損わせるという問題があつた。
この考案は、サツシ枠のねじ孔に有底円筒状の
キヤツプをあらかじめ嵌入しておき、このキヤツ
プの底部にねじを貫通させてサツシ枠を躯体に取
り付けることにより前記問題を解消したもので、
防水効果を高めて建物の耐久性を向上させること
のできるサツシ枠の取付用ねじ孔における防水構
造の提供を目的とするものである。
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図から第4図は、この考案の一実施例を示
すもので、サツシ枠20のねじ孔21に嵌入され
る有底円筒状のキヤツプ10は、たとえばゴムな
どの弾性変形が可能な樹脂などで作られている。
このキヤツプ10の円筒部12の一端(第2図で
上方)に開口された開口部13には、すりばち状
のフランジ14が、その小径部を一体に設けられ
ている。このフランジ14の傾斜角αは、後述す
るサツシ枠20のねじ孔21の周囲に形成された
凹所22の傾斜角βにほぼ一致させて設定した方
が水密効果の点からは望ましい。
またキヤツプ10の円筒部12の他端には、そ
の他端を閉塞する底板15が一体に設けられ、か
つこの円筒部12の外周には、前記キヤツプ10
をその底板15の側から前記ねじ孔21に嵌入し
た状態で、キヤツプ10の抜脱を防止する突部1
6が囲繞されている。この突部16の形状は、キ
ヤツプ10をねじ孔21に無理なく嵌入できるよ
うに先端先細り形状になつている。なおこの突部
16の上端部とフランジ14の下端部との間隔
は、サツシ枠20の板厚とほぼ同一に設定されて
いる。そして、これらフランジ14の外径D1と、
円筒部12の外径D2と、突部16の最大外径D3
と、サツシ枠20のねじ孔21の内径D4との関
係は、D1>D3>D4≧D2となつている。
一方、サツシ枠20の所要の位置には、ねじ孔
21がその周囲にすりばち状の凹所22を形成し
て設けられている。
このねじ孔21には、あらかじめ前述のように
構成されたキヤツプ10が、フランジ14をサツ
シ枠20の外方側にかつ底板15側をサツシ枠2
0の内側に向け突部16を弾性変形させて嵌め込
まれている。そして、フランジ14の下側の下端
部をねじ孔21の外方側の周縁に当接させかつ突
部16の上端部をねじ孔21の裏側の周縁に係止
して嵌め込まれているので、このキヤツプ10は
サツシ枠20の厚さ方向に移動することなくしつ
かりと固定されている。また、前記フランジ14
の下面は、ねじ孔21の凹所22の傾斜面に密着
するようになつている。
このようにキヤツプ10がねじ孔21に嵌入さ
れたサツシ枠20を、建物の開口部に取り付け、
建て付を調整したのち、ビス30を外方の側から
キヤツプ10の底板15を貫通させて躯体に取り
付ける。この場合において、ビス30をある程度
締めつければ、ビス30のサラモミ部31と、キ
ヤツプ10のフランジ14の内周面(上面)およ
びフランジ14の外周面(下面)と、ねじ孔21
の周囲の傾斜面とがそれぞれ水密的に密着する。
したがつて、雨水がビス30の取付部にかかつて
も、キヤツプ10には防水ワツシヤ的機能が備わ
つているので、サツシ枠20の裏側への雨水の侵
入を防ぎ、建物の躯体の耐久性を向上させること
ができる。万が一、ビス30の取り付け忘れやビ
ス30の締め付け忘れなどがあつても、このキヤ
ツプ10のフランジ14の下面は、ねじ孔21の
凹所22に密着し、また抜脱防止の突部16を設
けているので、キヤツプ10がねじ孔21からは
ずれることがなく、また水密性を十分に発揮する
ことができる。
なお、キヤツプ10を建築現場でねじ孔21に
嵌め込んでもよいが、工場などでねじ孔21の孔
あけ後に嵌入しておけば、キヤツプ10を嵌め忘
れるということがない。
なお、上記実施例ではキヤツプ10の素材とし
て樹脂を用いたものについて説明したが、フラン
ジ14とねじ孔21周囲の凹所22との密着性に
すぐれ、また弾性変形が可能であれば、金属など
他の素材であつてもよい。またフランジ14の形
状は、スリバチ状ではなくてもよく、要はねじ孔
21の周囲の形状に対応できるように形成されて
いればよい。たとえば、ねじ孔21の周囲が面一
になつている場合には、前記フランジ14を、円
筒部12に対し直角に突設すればよい。さらに、
突部16は円筒部12の外周全周に囲繞されてい
る必要はなく、要は抜脱防止機能が発揮できれば
突起を数箇所にのみ設けるだけでもよい。
以上説明したように、この考案は、サツシ枠の
ねじ孔に、フランジを形成した有底円筒状のキヤ
ツプをあらかじめ嵌入しておき、このキヤツプの
底部にねじを貫通させてサツシ枠を躯体に取り付
けるようにしたので、キヤツプのフランジがねじ
孔の周囲に水密的に密着する。そのために、ねじ
の螺入部に雨水などがかかつても、その雨水がサ
ツシ枠の裏側に侵入することがなく、防水効果を
高めて建物の耐久性を向上させることができる。
また、ねじ孔には有底円筒状のキヤツプが、その
フランジと突部とをねじ孔の上下周縁に係止して
嵌め込んでいるので、たとえねじの取り付けを忘
れても、従来のようにねじ孔があいたままになつ
たり、キヤツプがはずれることがなく、防水効果
にすぐれているばかりではなく、美観的にも好ま
しい。
【図面の簡単な説明】
第1図はサツシ枠の取付状態を示す従来例を示
すもので、第2図から第4図はこの考案の一実施
例を示すもので、第2図はキヤツプの断面図、第
3図はサツシ枠にねじ孔をあけた状態の断面図、
第4図はキヤツプをねじ孔に嵌合しねじを貫通さ
せた状態を示す断面図である。 10……キヤツプ、12……円筒部、13……
開口部、14……フランジ、15……底板、16
……突部、20……サツシ枠、21……ねじ孔、
30……ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サツシ枠を建物の躯体に取り付けるためのねじ
    を挿通するサツシ枠のねじ孔に、一方端にフラン
    ジが形成され、かつ円筒部の他端部外周に突部が
    形成されるとともに、円筒部の他端部に前記ねじ
    の円筒部への挿入時に破断される底部が形成され
    たキヤツプが、前記フランジをねじ孔の外方側の
    周縁に当接させかつ前記突部をねじ孔の裏側の周
    縁に係止して嵌め込まれてなることを特徴とする
    サツシ枠の取付用ねじ孔における防水構造。
JP3209384U 1984-03-06 1984-03-06 サツシ枠の取付用ねじ孔における防水構造 Granted JPS60143875U (ja)

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JP3209384U JPS60143875U (ja) 1984-03-06 1984-03-06 サツシ枠の取付用ねじ孔における防水構造

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JPS60143875U JPS60143875U (ja) 1985-09-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173342A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Lixil Corp 開口部装置の止水構造

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JP2014173342A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Lixil Corp 開口部装置の止水構造

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