JP3325687B2 - 流量検出装置 - Google Patents

流量検出装置

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JP3325687B2
JP3325687B2 JP00421594A JP421594A JP3325687B2 JP 3325687 B2 JP3325687 B2 JP 3325687B2 JP 00421594 A JP00421594 A JP 00421594A JP 421594 A JP421594 A JP 421594A JP 3325687 B2 JP3325687 B2 JP 3325687B2
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針 保 明 小
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株式会社大洋バルブ製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管路中の流体の小流量を
確実に検出することができるとともに、管路抵抗を最小
限に押えることができる流量検出装置を提供することを
目的とする。
【0002】
【従来の技術】給水ポンプから送り出された水を、所定
の箇所に給水する給水系においては、管路中に小流量を
検出するための流量検出装置が用いられている。
【0003】一般にこのような流量検出装置は、管路中
に接続されるケーシングと、ケーシング内に揺動自在に
取付けられたフラッパとを備え、フラッパの揺動運動に
基づいて流量を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような流量検出
装置において、給水ポンプ停止時にフラッパはケーシン
グの弁座に当接して閉となり、給水ポンプが作動して小
流量が流れるとフラッパはケーシングの弁座から離れて
開となり、この間のフラッパの揺動運動が検知される。
また、給水ポンプにより通常の流量(大流量)が流れる
と、フラッパは常に開状態となる。
【0005】しかしながら、管路中に弁座を有するケー
シングを接続した場合、通常運転時に大流量が流れる
と、ケーシングの弁座が大きな管路抵抗となることがあ
る。また流量検出装置はケーシングを有するので、ケー
シングの製造コストが大きくなるという問題もある。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、通常運転時の管路抵抗を押えながら、小流
量運転時の流量を確実に検出することができ、かつ製造
コストを低く押えることができる流量検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体が流れる
管路内に装着されたブラケットと、このブラケットに揺
動自在に取付けられるとともに、閉時に管路断面の一部
を覆う測定フラッパと、前記ブラケットに揺動自在に取
付けられるとともに、閉時に前記測定フラッパ以外の管
路断面を覆う逃しフラッパと、前記測定フラッパの揺動
運動に基づいて流体の所定流量を検知する検知部とを備
え、前記逃しフラッパは前記ブラケットに対してスプリ
ングにより閉方向に付勢され、流体が前記所定流量以上
流れた場合に開となることを特徴とする流量検出装置で
ある。
【0008】
【作用】本発明によれば、管路内に流体が流れると測定
フラッパが揺動し、測定フラッパの揺動運動に基づいて
検知部により流体の所定流量が検知される。流体が所定
流量以上流れると、逃しフラッパがスプリングの力に対
して開となるので、管路抵抗を小さくすることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1乃至図4は本発明による流量検出装置
の一実施例を示す図である。
【0010】図1および図2において、流量検出装置は
流体が流れる管路(例えば直径65mm)30内に装着さ
れたブラケット10を備えている。ブラケット10は正
面からみて(図1参照)、井形状となしており、ターミ
ナルボックス20の下方フランジ20aに固着されてい
る。またターミナルボックス20は下方フランジ20a
によって、管路30に形成された取付フランジ30aに
固定されている。
【0011】ブラケット10の上方部には、流体の流れ
方向(矢印L方向)と直交する揺動軸15を介してカム
体16が揺動自在に取付られており、このカム体16に
は、流体測定用の測定フラッパ11が取付ボルト24に
より取付けられている。測定フラッパ11は、閉時に管
路30の断面のうち上方の一部を覆うように配置されて
おり、流体が流れるにつれて開となり、その下端部11
aがブラケット10の案内部28に沿って移動する。
【0012】また図1に示すように、測定フラッパ11
の右方、左方および下方には、各々逃しフラッパ12
a,12b,12cが設けられている。各逃しフラッパ
12a,12b,12cは、各々ブラケット10に揺動
軸13,13b,13cを介して揺動自在に取付けられ
ている。また各揺動軸のうち揺動軸13aは井形状ブラ
ケット10の右方部10aに沿って、揺動軸13bはブ
ラケット10の左方部分10bに沿って、揺動軸13c
はブラケット10の下方部10cに沿って各々設けられ
ている。
【0013】各逃しフラッパ12a,12b,12c
は、閉時に管路30の断面のうち、測定フラッパ11以
外の部分を覆うように配置されている。また各逃しフラ
ッパ12a,12b,12cは、各スプリング14a,
14b,14cによりブラケット10に閉方向に押付け
られており、流体が所定小流量(例えば10l/min )流
れるまでは閉となり、これ以上流れた場合にスプリング
14a,14b,14cの力に抗して開となるようにな
っている。
【0014】次にスプリング14,14b,14cの特
性について図4により詳述する。各スプリング14a,
14b,14cには、予め10l/min 流れる流体の力に
対応する初期トルクTが与えられている。またスプリ
ング14a,14b,14cのばね定数は非常に小さく
なっており、流体が10l/min を越えると各逃しフラッ
パ12a,12b,12cは直ちに開となる。そして初
期トルクTに対して例えば1.2倍だけ多いトルクT
がスプリング14a,14b,14cに作用したと
き、各逃しフラッパ12a,12b,12cが90°
(全開)開くようになっている。このため、流量が10
l/min 以上流れた場合、各逃しフラッパ12a,12
b,12cは直ちに開となり、管路抵抗を小さく押える
ことができる。
【0015】他方、ブラケット10の上方部に取付けら
れたカム体16は、カム16aおよびストッパ23を有
している。このうち、ストッパ23はターミナルボック
ス20の下方フランジ20aの突起29と係合してカム
体16の逆方向の回動を防止するものである。またカム
体16aは、ターミナルボックス20内に設けられたシ
ャフト17の下端と係合している。すなわちシャフト1
7は、ターミナルボックス20内に設けられたシャフト
カバー21内に上下方向に移動自在に配置されており、
少しでも流体が流れると測定フラッパ11およびカム体
16が揺動軸15を中心として揺動し、カム16aがシ
ャフト17を上方へ持上げるようになっている。またシ
ャフト17のマグネット18が固着されており、シャフ
トカバー21外方に設けられたリードスイッチ19近傍
にマグネット18が達すると、リードスイッチ19が作
動して流体の流れを検知するようになっている。なお、
シャフト17の上方には、シャフト17を下方に付勢す
るスプリング(図示せず)が配置されている。
【0016】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0017】まず、流量検出装置の取付作用について述
べる。管路30に形成された取付フランジ30aを介し
て、測定フラッパ11および逃しフラッパ12a,12
b,12cが取付けられたブラケット10を管路30内
に挿入する。この場合、逃しフラッパ12a,12bを
スプリング14a,14bの力に抗して開方向に折り畳
み、逃しフラッパ12a,12bを取付フランジ30a
の内周面32の内部に位置させる。このようにしてブラ
ケット10を管路30内に容易に挿入することができ
る。次に取付フランジ30aに、ターミナルボックス2
0の下方フランジ20aを固定する。
【0018】給水ポンプ(図示せず)が停止中、各フラ
ッパ11,12a,12b,12cは図1乃至図3に示
す実線の閉位置にある。給水ポンプが作動して、管路3
0内に流体が矢印L方向に流れ始めると、測定フラッパ
11およびカム体16が一体となって揺動し、カム体1
6のカム16aがシャフト17を上方へ持上げる。
【0019】小流量運転時に、流体が所定の小流量(1
0l/min)流れると、シャフト17のマグネット18がリ
ードスイッチ19に接近してリードスイッチ19を作動
させ、所定の小流量の流量を検知する。この間、逃しフ
ラッパ12a,12b,12cは閉となっているので、
所定小流量を確実に検出することができる。
【0020】他方、通常運転において所定小流量以上流
体が流れると、各逃しフラッパ12a,12b,12c
が、各々のスプリング14a,14b,14cの力に抗
して開となる。
【0021】図4に示すように、各スプリング14a,
14b,14cのばね定数は小さくなっており、流体が
10l/min 以上流れると各逃しフラッパ12a,12
b,12cは直ちに開となる。そして、トルクT1 =初
期トルクTo×1.2が各スプリング14a,14b,
14cに作用すると、各逃しフラッパ12a,12b,
12cは約90°の全開となり、管路抵抗が最小限に押
えられる。
【0022】以上説明したように、本実施例によれば、
小量運転時における流体の所定小流量を確実に検出する
ことができるとともに、通常運転において所定小流量以
上流体が流れた場合に、管路の抵抗を最小限に押えるこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、管
路内に所定流量の流体が流れると、測定フラッパの揺動
運動に基づいて検知部がこれを検知する。この間、逃し
フラッパは閉となっているので、所定流量の検出を確実
に行なうことができる。また流体が所定流量以上流れる
と、逃しフラッパが開となるので、管路抵抗を小さく押
えることができる。更に管路中にフラッパが取付けられ
たブラケットを挿入するだけで流量検出装置の取付け作
業を行うことができるので、流量検出内用にケーシング
を特別設ける必要がなく、コスト低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量検出装置の一実施例を示す正
面図であって、管路を仮想線で示した図。
【図2】図1に示す流量検出装置の側面図。
【図3】図1に示す流量検出装置の底面図。
【図4】逃しフラッパ開度と、逃しフラッパのスプリン
グトルクとの関係を示す図。
【符号の説明】
10 ブラケット 11 測定フラッパ 12a,12b,12c 逃しフラッパ 14a,14b,14c スプリング 16 カム体 16a カム 17 シャフト 18 マグネット 19 リードスイッチ 30 管路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体が流れる管路内に装着されたブラケッ
    トと、 このブラケットに揺動自在に取付けられるとともに、閉
    時に管路断面の一部を覆う測定フラッパと、 前記ブラケットに揺動自在に取付けられるとともに少な
    くとも測定フラップの右方および左方に設けられ、閉時
    に前記測定フラッパ以外の管路断面を覆う右方の逃しフ
    ラッパおよび左方の逃しフラッパと、 前記測定フラッパの揺動運動に基づいて流体の所定流量
    を検知する検知部とを備え、 前記右方の逃しフラッパはブラケットの右方部に沿って
    設けられた揺動軸を介して揺動するとともに、前記左方
    の逃しフラッパはブラケットの左方部に沿って設けられ
    た揺動軸を介して揺動し、 前記右方の逃しフラッパおよび前記左方の逃しフラッパ
    は、前記ブラケットに対してスプリングにより閉方向に
    付勢され、流体が前記所定流量以上流れた場合に開とな
    ることを特徴とする流量検出装置。
  2. 【請求項2】右方の逃しフラッパのスプリングと左方の
    逃しフラッパのスプリングには、所定流量に対応する初
    期トルクが加えられ、右方の逃しフラッパのスプリング
    と左方の逃しフラッパのスプリングは初期トルクの少な
    くとも1.2倍のトルクが作用した場合に、右方の逃し
    フラッパと左方の逃しフラッパが略全開となるようなば
    ね定数を有することを特徴とする請求項1記載の流量検
    出装置。
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