JPS5941473Y2 - シヤツタ装置 - Google Patents

シヤツタ装置

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Publication number
JPS5941473Y2
JPS5941473Y2 JP8003280U JP8003280U JPS5941473Y2 JP S5941473 Y2 JPS5941473 Y2 JP S5941473Y2 JP 8003280 U JP8003280 U JP 8003280U JP 8003280 U JP8003280 U JP 8003280U JP S5941473 Y2 JPS5941473 Y2 JP S5941473Y2
Authority
JP
Japan
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shutter
weight
motor
guide rod
guide section
Prior art date
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Expired
Application number
JP8003280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS573929U (ja
Inventor
一美 田村
Original Assignee
株式会社東芝
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP8003280U priority Critical patent/JPS5941473Y2/ja
Publication of JPS573929U publication Critical patent/JPS573929U/ja
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Publication of JPS5941473Y2 publication Critical patent/JPS5941473Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は錘により常時閉鎖方向に付勢したシャッタをモ
ータにより開放回動させるようにしたシャッタ装置に関
する。
従来よりこの種のシャッタ装置では、例えばシャッタの
先端部に錘を固着し、その自重によりシャッタを鉛直方
向即ち閉鎖方向に付勢するようにしている。
しかしながら上記構成では、シャッタが閉鎖位置に近ず
くにつれ閉鎖方向へのモーメントが小となり閉鎖状態で
は極めて小さくなってしまうため、シャッタの両側に生
じる僅かな圧力差によってもシャッタが開いてしまって
気密性が不足したり、或いは例えば通風路を流れる排気
中の油塵がシャッタに付着してシャッタの回動抵抗が増
大すると、シャッタが完全に閉回動し得なくなる等の問
題があった。
また、上記事情に対処すべく錘を大形化すれば、シャッ
タの開放時における錘の通風抵抗が大きくなるだけでな
く、シャッタを開放回動させるためのモータのトルクを
大きくせねばならず全体として大形且つ高価なものとな
るという欠点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、従っ
てその目的は、錘を大形化せずどもシャッタの閉鎖位置
付近における閉鎖方向へのモーメントを大きく得ること
ができ、例えば油塵の付着等によりシャッタの回動抵抗
が増大してもこれを確実に閉回動させ得て気密性に優れ
、しかもこのようなものであってもモータを大形化する
必要が全くないシャッタ装置を提供するにある。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説明する。
まず第1図は例えば高層住宅等における排気路の配管構
成を示すもので、この第1図において、1は集中排気ダ
クト、2は例えば台所3に設けたレンジ用の換気扇、4
はこの換気扇2の図示しない排気口に連結した通風路、
5はこの通風路4を集中排気ダクト1に連結する通風胴
体である。
さて、6はこの通風胴体5に設けられ通風胴体5内ひい
ては通風路4を開閉する例えば防火用のシャッタ装置で
、これの具体的構成を以下第2図乃至第4図に基き述べ
る。
7は四角筒状をなす前記通風胴体5内に配置した短形状
のシャッタで、これは通風胴体5の左右両側壁間に軸受
8を介して枢支した回動軸9(五取着され該回動軸9を
中心に略鉛直の閉鎖位置(第4図中実線参照)と略水平
の全開位置(第4図中二点鎖線参照)との間で開閉回動
し得るようになっている。
10はシャッタ7に所定角度傾斜して突設したガイド杆
、11はシャッタ7に閉鎖方向(第4図中矢印Aにて示
す)のモーメントを付与すべく設けられた錘で、この錘
11はその略中央部に形成した透孔11aをガイド杆1
0に遊挿してガイド杆10に沿ってその取付基部10a
と先端部のストッパ10bとの間で移動自在となってお
り、シャッタ7の閉鎖状態においては斜め下向きとなる
ガイド杆10の先端部に自重により滑降してストッパ1
0bに衝止されている (第4図実線参照)。
12,12は通風胴体5の上下両内面に固定したシャッ
タストッパ、13.13はこのシャッタストッパ12.
12に夫々貼着したシール部材であり、シャッタ7は閉
鎖状態において上下両端部をこのシール部材13.13
に接触させて通風胴体5の上下両内面との間を気密に保
つようにしている。
14は通風胴体5の一方の外側壁に固定した略コ字状の
取付枠、15はこの取付枠14に取付けられシャッタ7
を開方向即ち反矢印A方向に回動させる駆動源たるモー
タであり、図示はしないがこのモータ15の内部には回
転子の回転を減速して出力軸16に伝達する歯車列、こ
の歯車列中に設けられ操作子17の抑圧により接続状態
となるクラッチ及びこのクラッチの接続時に出力軸16
の逆転を阻止するように作動する逆転防止機構等が設け
られている。
そして、通風胴体5の一方の側壁から外方に突出せる回
動軸9の一端部に円孤状に曲成された第一のアーム18
を取着すると共に、出力軸16の先端部には同じく円孤
状に曲成された第二のアーム19を取着し、これら第−
及び第2のアーム18及び19の円孤突面同志を上下に
対接せしめて出力軸16の回転力を回動軸9に伝達する
ようにしている。
20は取付枠14に取着されたシャッタ7の全開検知用
のマイクロスイッチで、これはシャッタ7が全開状態に
なるまで回動されるとき、第一のアーム18に当接され
てオフ作動し、モータ15を断電するようになっている
21は取付枠14に配設固定された電磁石装置で、これ
に通電すると鉄片22が鉄心21aに吸引されて復帰用
ばね23のばね力に抗して矢印B方向に回動し、この鉄
片22に取着した板ばね24がモータ15のクラッチ接
続用の操作子17を押圧するようになっている。
尚、第2図中25は取付枠14全体を覆うケースである
さて、以上の如く構成した本実施例では、換気扇2に通
電してその運転を開始すると、同時にシャッタ装置6の
モータ15及び電磁石装置21が通電される。
これにより鉄片22が矢印方向に回動して板ばね24に
より操作子17を押圧してモータ15の出力軸16が微
速で回動し、この出力軸16の回動により第二のアーム
19が第一のアーム18を押し上げるように付勢して回
動軸9ひいてはシャッタ7を錘11による矢印A方向へ
のモーメントに抗して徐々に開放回動させる。
ここで、シャッタ7がその閉鎖位置からガイド杆10が
水平状態となる中間位置(第4図中一点鎖線参照)に至
るまでの間において錘11はガイド杆10の先端部にあ
り、該中間位置から全開位置に至るまでの間において錘
11は自重によりガイド杆10に沿って移動してガイド
杆10の取付基部10aに位置するようになる。
こうしてシャッタ7が全開位置にまで回動すると、第一
のアーム18がマイクロスイッチ20の作動子20aを
押圧するため、該マイクロスイッチ20がオフ作動して
モータ15のみを断電し、シャッタ7は全開位置で停止
する。
そして、換気扇2の運転中は電磁石装置21が通電状態
に維持されているため、モータ15のクラッチは接続状
態にあり、従ってこのクラッチの接続と関連して作動す
る逆転防止機構も有効化されて出力軸16の逆転を阻止
するため、シャッタ7に錘11による閉方向(矢印A方
向)のモーメントが作用していても、シャッタ7はその
まま全開状態に保持され、台所3内の汚染空気は換気扇
2に吸引されて通風路4及び通風胴体5を通じて集中排
気ダクト1に排出される。
次に、換気扇2の運転を停止させると、同時に電磁石装
置21が断電される。
このため鉄片22が復帰用ばね23のばね力により反矢
印B方向に回動し、板ばね24による操作子17の押圧
を解いてモータ15のクラッチを解離状態にする。
これにより逆転防止機構も無効化されて出力軸16を逆
転自由状態にするため、シャッタ7は錘11によるモー
メントにより第一のアーム18及び第二のアーム19を
介して出力軸16を逆転させつつ矢印A方向に回動し略
鉛直の閉鎖状態に自動復帰する。
この場合にあっても、シャッタ7が全開位置からガイド
杆10が水平状態となる中間位置に至るまでの間にお・
いて錘11はガイド杆10の取付基部10aに位置して
おり、該中間位置から閉鎖位置に至るまでの間において
錘11は自重によりガイド杆10に沿って滑降してガイ
ド杆10の先端部に位置するようになる。
ところで、周知の如くシャッタ7の閉鎖方向咲印A方向
)へのモーメントは、回動軸9と錘11の重心との間の
水平方向距離が大きい程大となる。
而して、本実施例ではシャッタ7が閉鎖位置近くにまで
回動した場合でも、錘11はガイド杆10の先端部にあ
って錘11の重心は回動軸9から水平方向に所定距離能
れたところに位置しているから(第4図実線参照)、シ
ャッタ7には閉鎖方向へのモーメントが十分に作用して
いる。
このため、従来の如く錘をシャッタに直接取着していた
ところあらシャッタを閉鎖位置近くにまで回動すると閉
鎖方向へのモーメントが殆んど零になってしまうものと
は異なり、シャッタ7の両側に多少の圧力差が生じても
シャッタ7が自然開放することを防止し得、また例えば
排気中の油塵がシャッタ7ひいては軸受8に付着して回
動軸9の回動抵抗が増大するような事態に至ったとして
もシャッタ7を確実に自然閉鎖させることができる。
更に本実施例は、シャッタ7の閉鎖位置においても十分
なモーメントを得るために単に錘11をシャッタ7に対
し離間させて設けたに留るものではなく、錘11をシャ
ッタ7に対し所定角度傾斜させて突設したガイド杆10
に移動自在に設けるようにしたものであるからシャッタ
7を開放回動させるモータ15のトルクは小さくて済む
何となれば、モータ15の必要トルクはシャッタ7が閉
鎖位置から開放位置へ開放回動する間における閉鎖方向
への最大モーメントに打ち勝つよう定められるものであ
るが、もし錘11がガイド杆10の先端部に固定的に設
けられているとすれば、この場合の最大モーメントM。
は錘11の重心が回動軸9を通る水平線上に位置したと
きのモーメントであるのに対し、本実施例では前述の如
く錘11をガイド杆10に移動自在に設けたため、シャ
ッタ7が前述の中間位置を越えて更に開放回動されると
錘11がその自重によりガイド杆10の取付基部10a
に移動するところからその重心と回動軸9との水平方向
距離は短くなり、従ってこの場合の最大モーメントMは
前記最大モーメントM。
よりも必ず小となるためである。
尚、上記実施例ではガイド部として棒状のガイド杆10
を設けこれに錘11を移動自在に遊挿するようにしたが
、本考案はこれに限られるものではなく、例えばガイド
部としてチューブ状のガイド管をシャッタに取付け、該
ガイド管内に球状の錘をころがり移動自在に収納するよ
うにしてもよい。
本考案は以上述べたように、シャッタにこれに対し所定
角度傾斜させたガイド部を突設し該ガイド部に錘を移動
自在に設けてシャッタの閉鎖状態において錘が自重によ
りガイド部の先端部に滑降するようにしたところに特徴
を有するものであって、この結果、錘を大形のものとせ
ずともシャッタの閉鎖位置における閉鎖方向へのモーメ
ントを大きなものとすることができ、もつで例えば排気
中の油塵の付着等によりシャッタの回動抵抗が増大して
もシャッタを確実に自然閉鎖させることができ、しかも
このような効果を奏するものでありなからモータのトル
クは小さくて済むシャッタ装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は排気路の配管
構成を示す断面図、第2図は防火用シャッタ装置に適用
した拡大分解斜視図、第3図は同拡大横断面図、第4図
は同拡大縦断面図である。 図中、2は通風路、7はシャッタ、10はガイド杆(ガ
イド部)、11は錘、15はモータである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動によって通風路を開閉するシャッタを錘により常時
    閉鎖方向に付勢すると共にモータにより略鉛直の閉鎖位
    置から略水平の全開位置へ開放回動させるようにしたも
    のにおいて、前記シャッタにこれに対し所定角度傾斜さ
    せたガイド部を突設し該ガイド部に前記錘を移動自在に
    設けて前記シャッタの閉鎖状態において該錘が自重によ
    り前記ガイド部の傾斜に沿って該ガイド部の先端部に滑
    降するようにしたことを特徴とするシャッタ装置
JP8003280U 1980-06-09 1980-06-09 シヤツタ装置 Expired JPS5941473Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8003280U JPS5941473Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 シヤツタ装置

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JP8003280U JPS5941473Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 シヤツタ装置

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Publication Number Publication Date
JPS573929U JPS573929U (ja) 1982-01-09
JPS5941473Y2 true JPS5941473Y2 (ja) 1984-11-30

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ID=29442487

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JP8003280U Expired JPS5941473Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 シヤツタ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020184333A1 (ja) * 2019-03-14 2021-10-14 日本碍子株式会社 ダンパー開閉装置

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