JP3325120B2 - 部品認識方法及び装置 - Google Patents

部品認識方法及び装置

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JP3325120B2
JP3325120B2 JP17898094A JP17898094A JP3325120B2 JP 3325120 B2 JP3325120 B2 JP 3325120B2 JP 17898094 A JP17898094 A JP 17898094A JP 17898094 A JP17898094 A JP 17898094A JP 3325120 B2 JP3325120 B2 JP 3325120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品等の検査対象
物をその画像データを解析することにより部品の位置決
めを行う部品認識方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、部品認識ソフトやパターンマ
ッチング法を用いた部品認識装置がある。ここでは、例
えば、基板に装着された電子部品の画像をカメラを通し
て取り込み、この画像データと予め記憶された画像パタ
ーンとを比較し、両者の相関度に応じて電子部品の位置
及び角度を認識・特定している。このような技術につい
ては、例えば、特開平5−250475号、特開平5−
288520号並びに特開平5−114027号等に開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、各部品に1対
1に対応した認識ソフトを開発する必要があり、これに
は、以下の問題点があった。 新しい形状をした部品がでる度に、その認識ソフトも
新たに設計する必要がある。 特殊な(又は、認識しにくい)形状で、かつ、使用頻
度が低い部品専用の認識ソフトを開発することは非効率
的である。 スキャンを用いた認識では、ノイズ対策のため、特別
な処理が必要となる。
【0004】上記問題点を改善する方法として、前記の
パターンマッチング法を採用することが考えられるが、
それにも以下の問題点がある。 パターンマッチングの処理に非常に時間がかかる。 従来のパターンマッチングでは、各画素(各ピクセ
ル)毎にマッチングの成否を判断しているが、それをサ
ブピクセル毎に行うことが困難である。また、サブピク
セル毎に認識を行うと、更に時間がかかってしまう。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、簡略化したテンプレートを用いることで高速なパタ
ーンマッチングを行い、以って、正確に部品を認識する
ことができる部品認識方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の部品認
識方法は、種々の部品データをもとに複数の点で構成さ
れるテンプレートであって、部品の一辺の端に存在する
リードに対して2つの点を設定することにより構成され
るテンプレートを作成し、このテンプレートと検査対象
である部品の画像とのパターンマッチングを行い、その
パターンマッチングの結果に基づいて部品の位置及び角
度を認識することを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の部品認識方法は、注目さ
れるべきリードが横長か否かを判定し、横長であると判
定された場合には、当該リードを幅方向に2つに分割
し、その分割された各リードについてテンプレート点を
設けることにより、種々の部品データをもとに複数の点
で構成されるテンプレートを作成し、このテンプレート
と検査対象である部品の画像とのパターンマッチングを
行い、そのパターンマッチングの結果に基づいて部品の
位置及び角度を認識することを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の部品認識装置は、各種の
部品データを記憶する部品データ記憶手段と、この部品
データに基づき複数の点より構成されるテンプレートで
あって、部品の一辺の端に存在するリードに対して2つ
の点を設定することにより構成されるテンプレートを作
成する手段と、撮像された検査対象である部品の画像と
前記テンプレートとの相関値を計算することにより、両
者のパターンマッチングを行う手段とを具備したことを
特徴としている。
【0009】請求項4に記載の部品認識装置は、各種の
部品データを記憶する部品データ記憶手段と、注目され
るべきリードが横長か否かを判定し、横長であると判定
された場合には、当該リードを幅方向に2つに分割し、
その分割された各リードについてテンプレート点を設け
ることにより、種々の部品データに基づき複数の点より
構成されるテンプレートを作成する手段と、撮像された
検査対象である部品の画像と前記テンプレートとの相関
値を計算することにより、両者のパターンマッチングを
行う手段とを具備したことを特徴としている。
【0010】請求項5に記載の部品認識装置は、請求項
3又は4において、前記パターンマッチングの結果に対
してさらにプロフィールを用いることにより部品認識精
度を向上させるようにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載される部品認識方法において
は、部品の一辺の端に存在するリードについて2つの点
を設けてなる簡略されたテンプレートと部品画像とのパ
ターンマッチングを行うことにより、高速な部品認識を
行うことができる。
【0012】請求項に記載の部品認識方法では、部品
のリードが横長か否かを自動的に判定し、横長と判定さ
れた場合には、それを画面上、2つに分割し、その分割
された各リードについてテンプレート点を設けるように
しているので、特に、検出角度の誤差を少なくして部品
の位置決め精度を向上させることができる。すなわち、
横長のリードの例えば中心にテンプレート点を設ける
と、テンプレート点の位置が左右互い違いの方向へずれ
たときに、そのずれが検出角度の大きな誤差となって現
れてしまう。また、テンプレートによるパターンマッチ
ングの後に、例えばプロフィールによる高精度認識を行
ったとしても、角度のずれを正確に補正することは困難
である。
【0013】しかしながら、上記のようにリードを画面
上2つに分割することにより、まず、各テンプレート点
を小さな面積の中で設定することになるので位置精度が
向上するとともに、テンプレート点を4箇所で設定する
ので、位置ずれがあっても角度誤差に対する影響が少な
い。よって、テンプレートによるパターンマッチングの
時点で、検出角度の誤差を少なくすることができ、位置
決め精度を向上させることができる。
【0014】また、請求項3に記載の部品認識装置にお
いては、部品の一辺の端に存在するリードについて2つ
の点を設けてなる簡略されたテンプレートと部品画像と
のパターンマッチングを行うことにより、高速な部品認
識を行うことができる。また、請求項4に記載の部品認
識装置では、部品のリードが横長か否かを自動的に判定
し、横長と判定された場合には、それを画面上、2つに
分割し、その分割された各リードについてテンプレート
点を設けるようにしているので、特に、検出角度の誤差
を少なくして部品の位置決め精度を向上させることがで
きる。さらに、請求項5に記載の部品認識装置において
は、プロフィールを用いることにより部品認識精度が向
上する。
【0015】
【実施例】
(1)実施例の構成 図1は、本発明の実施例の部品認識装置の全体構成を示
すブロック図である。この装置は、主に、部品の画像を
取り込むカメラ1、各種の部品データの記憶部を含む上
位コントローラ2、パターンマッチングの状態等を監視
するモニター3並びに画像処理装置4より構成される。
画像処理装置4において、カメラ1で取り込まれた部品
の画像はA/D変換部5により画像データに変換された
後、パターンマッチング部7へ供給される。一方、前記
の部品データに基づき、テンプレート作成部8が自動的
にテンプレートを作成し、そのデータをパターンマッチ
ング部7へ供給する。本発明の特徴はこのテンプレート
を自動的に作成するようにしたことにあり、これについ
ては、後に詳細に説明する。
【0016】パターンマッチング部7は、供給される画
像データとテンプレートとのパターンマッチングを行
う。もし、このパターンマッチングの処理においてエラ
ーが発生した際には、エラー検出部9により検出され、
再度、パターンマッチングが行われる。このテンプレー
トを用いたパターンマッチングにより概略の部品の位置
と傾きが求められる。このパターンマッチングの結果を
示すデータは精検出部10へ送られ、ここで、プロフイ
ールを用いて部品の正確な位置決めが行われる。この処
理においてエラーが発生した場合には、エラー検出部1
1で検出される。このようにして求められた部品の位置
決めデータは、前記上位コントローラ2へ供給されると
ともに、D/A変換部12を介して画像信号に変換さ
れ、その画像等がモニター3に表示される。
【0017】図2、図3及び図4は、各々、テンプレー
ト作成部8、パターンマッチング部7及び精検出部10
の詳細構成を示すブロック図である。これらの構成及び
動作については、各々後述する。
【0018】(2)実施例の動作 次に、テンプレート作成動作について詳細に説明する。
テンプレートとしては、実際の画像を用いることもでき
る。しかしながら、そのようにすると、部品の点数分の
画像を予め記憶しておく必要があり、このため、テンプ
レート用の記憶容量がかさんでしまうばかりでなく、パ
ターンマッチングに長時間を要する。そこで、本発明で
は、リードの長さや本数といった部品の特徴を表す部品
データを部品ライブラリに予め記憶させておき、この部
品ライブラリの部品データによって、その部品の特徴を
示す部分にテンプレート点を設定するようにしている。
これによって、より少ないテンプレート点でパターンマ
ッチングを行うことができるので、記憶容量が少なくて
済むとともに高速化を図ることができる。また、部品ラ
イブラリをスキャンなどのような他の分品認識の手法に
も用いることができるので、汎用性があり経済的であ
る。よって、この実施例では、テンプレートを図形のま
ま用いないで、4〜16個の点の集合として作成するよ
うにした。
【0019】図5は、部品本体から突出したリードの画
像の一例を示している。この画像は、部品に所定方向か
ら光を照射し、それを上記のカメラ1で撮像することに
より得られる。ここでは、リード1本に対して2個のテ
ンプレート点を想定する。ここで、つのテンプレート点
はリードの中心に設けられ、他のテンプレート点はリー
ド付近の背景、たとえば、リードの先端縁を挟んで上記
テンプレート点と線対称位置に設けられる。これら2つ
のテンプレート点で1本のリードについてのパターンマ
ッチングが行われる。
【0020】上記のようなパターンマッチングをリード
が存在する全ての方向について行うわけであるが、1つ
の方向に複数のリードが存在している場合には、図6で
矢印で示すように、両端のリードについてパターンマッ
チングが行われる。すなわち、リードが3本のトランジ
スタについては、その各リードについてパターンマッチ
ングが行われ、一方、QFP型のICパッケージについ
ては、一辺の両端のリードについてのみパターンマッチ
ングが行われる。一方、リード長よりリード幅の方が大
きい場合については、図5で示す方法を用いると、その
リードを特定するようなテンプレート点をうまく選定す
ることができないため、図7に示すように、1本のリー
ドの幅方向に2個のテンプレート点を設ける。これらテ
ンプレート点の位置は、リードの側縁Sを一つの辺とす
る正方形を想定したときに、その正方形の中心とされ
る。
【0021】次に、テンプレート作成部8の動作につい
て、図2並びに図8〜図10に示すフローチャートを用
いて説明する。先ず、注目リード決定部21は、検査対
象物である電子部品における注目リードを決定する。こ
こでは、ある注目方向が指示され、その注目方向にリー
ドが存在するか否かが判定される(ステップST1)。
リードが存在し、かつ、その数が「1」である場合に
は、そのリードを注目リードとして決定する(ステップ
ST2及びST3)。次に、リード長さ/幅比較部22
は、注目リードのリード長とリード幅とを比較し(ステ
ップST4)、リード幅の方が大きい場合には、図9に
示す処理が行われる(ステップST5)。
【0022】図9に示す処理はリード分割部24の機
能に対応するものであり、注目リードが図7に示すよう
に横長と判断された場合に起動される。その最初のステ
ップST21では、リード幅LWがリード長LLの2倍
以上であるか否かが判定される。リード幅LWがリード
長LLの2倍以上と判定された場合には、ステップST
22に進み、横長リードの両端に2つのリードが存在す
るものとみなす。一方、上記と逆の場合には、ステップ
ST23に進み、注目リードのリード幅の中心から2つ
に分割する。
【0023】次に、上記のように2つに分けたリードの
両方に注目して(ステップST6)、図10に示す処理
を行う(ステップST7)。この処理は、ステップ
ST4において注目リードが横長でないと判断された場
合にも行われる。処理は、テンプレート点決定部23
の機能に対応している。即ち、その最初のステップST
31において、各注目リードの中心位置の濃度を設定
し、これをテンプレート点を示すデータとしてメモリ
(図示せず)に記憶する。この濃度とは、注目リードの
画像の明暗に対応するものであり、反射光を用いて撮像
した場合には、リードが白、背景が黒となり、逆に、透
過光を用いて撮像した場合には、リードが黒、背景が白
となる。この「白」の画像濃度を「255」の値で表
し、一方、「黒」の画像濃度を「0」の値で表す。次
に、ステップST32において、注目リード付近の背景
の任意の位置の濃度を設定し、それを他のテンプレート
点としてメモリに記憶する。このようにして、各リード
について2個のテンプレート点が設けられる。
【0024】上記の処理の後、又は、ステップST1に
おいて、注目方向にリードが存在しないと判定された場
合には、ステップST8に進み、他の注目方向に変えら
れる。このようにして、ステップST1〜ST7の処理
が各注目方向について行われ、全ての注目方向について
それらの処理が終了した場合には、ステップST9を経
てこのテンプレート作成処理が終了する。
【0025】次に、ステップST2において、注目方向
にリード数が複数あると判断された場合には、ステップ
ST10へ進む。このステップにおいて、両端に位置す
るリードの内、一方が注目される。次のステップST1
1においては、当該注目リードについて、そのリード長
とリード幅が比較され、リード幅が大きいと判断された
場合には、ステップST12に進み、上記処理が実行
される。この処理により横長リードが便宜上2つのリ
ードに分割され、次のステップST13において、その
2つに分割されたリードの内の外側に位置するリードが
注目される。これにより、ある注目方向に位置する一端
のリードが特定される。このステップST13の処理の
後、或いは、ステップST11において注目リードが横
長ではないと判断された場合、ステップST14に進
み、上記処理が実行される。この処理により、特定
された注目リードについて2つのテンプレート点が設け
られる。
【0026】次に、ステップST15において、上記両
端のリードの内、もう一方のリードが注目される。その
後、そのリードについて、ステップST11〜ST14
の処理と同様の処理がステップST16〜ST19にお
いて実行される。このようにして、注目方向に存在する
両端のリードの双方について、各々、テンプレート点が
設けられる。ステップST19の処理の後、ステップS
T8へ進む。
【0027】図11は、本発明を具現化した部品認識ソ
フトの全体構成を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートの最初のステップSP1の詳細な処理内容が
上記の図8〜図10に示した処理である。このようなテ
ンプレート作成処理の後、次のステップSP2におい
て、パターンマッチングの処理が実行される。このパタ
ーンマッチング処理では、所定の範囲内でテンプレート
を平行及び回転移動させ、それぞれの位置・角度での部
品画像とテンプレートとの一致の度合い、即ち、相関度
(ここでは相関値)が計算される。先ず、図3に示す移
動量計算部31がテンプレートの平行移動量及び回転移
動量を計算する。尚、本発明では、1回当たりの移動量
を比較的大きくとることにより、パターンマッチングの
判断の高速化を図っている。
【0028】先ず、検査対象である部品の各リードの長
さと幅の中で最も短いものの大きさをl[mm]とする。
例えば、図12に示す横長のリードを有するチップの場
合には、リードの長さがこの「l」に相当し、トランジ
スタの場合には、各リードの幅がこの「l」に相当す
る。一回当たりの実際の部品の移動量m[mm]は、平行
移動量及び回転移動量共にl[mm]の80%とした(即
ち、m[mm]=0.8・l[mm])。また、画面上にお
ける平行移動量α[mm]及び回転移動量b[°]は、各
々以下の式で与えられる。
【0029】
【数1】α[pix]=m[mm]×R ここで、Rは実寸[mm]を画面上の大きさ[pix]に
変換する係数を示す。
【0030】
【数2】 b[°]=360[°]m[mm]/πL[mm] ここで、L[mm]は部品の外形寸法の縦長と横長の内
の長いほうの大きさを示す(図12参照)。
【0031】図3に示すテンプレート移動部は、上記の
ように計算された平行・回転移動量に応じてテンプレー
トを移動する。次に、相関値計算部33は移動されたテ
ンプレートと部品画像との相関値を計算する。この相関
値の計算等については、種々の文献等に開示されてお
り、公知であるため、その説明を省略する。このような
相関値の計算が、テンプレートの移動毎のそれぞれの位
置・角度について行われる。全ての位置・角度について
相関値が計算された後、相関値ソート部34がその相関
値の大きい順に並び替えを行う(図11のステップSP
3)。ここで、上位より一定数(例えば、10個)の相
関値についてのテンプレートの位置・角度のデータが選
出され(ステップSP4)、位置/角度記憶部35がこ
れら10組の位置・角度データを記憶する。
【0032】次に、図4に示す精検出部10がパターン
マッチング部7で求められた10組の位置・傾きの候補
をもとにプロフィールを用いて各リードの先端を求め、
各辺の中心を計算し、以って、部品の正確な位置・傾き
を算出する。先ず、リード先端検出部41が10組の候
補の各々についてリード先端検出の検出を行う(ステッ
プSP5、SP6)。
【0033】先ず、パターンマッチングで求められたデ
ータを用いて、プロフィール位置テンプレートをアフィ
ン変換し、プロフィール直線(図13のL1)を求め
る。このアフィン変換については、公知であるため、そ
の説明を省略する。このプロフィール直線L1に従っ
て、リードの先端の仮の座標Aを求める。次に、このプ
ロフィール直線L1上で、部品の内側方向に部品ライブ
ラリで指定される所定のオフセット量だけずらした点B
を設定する。この点Bを通り、かつ、プロフィール直線
L1と直交する直線L2を求め、当該直線L2とリード
の両端との交点E1、E2を求める。これらの点E1、
E2の中心点Cをリードの幅方向の中心とする。
【0034】次に、この中心点Cを通り、かつ、プロフ
ィール直線L1と平行の直線L3を設定し、この直線L
3とリードの先端との交点Pを求める。この点Pがリー
ドの先端を示す真の座標となる。このような手順を全て
のリードについて行い、以って、リード先端を検出す
る。なお、縮尺のずれによるプロフィール位置のずれを
低減するために、一つ前のリード先端の検出の際に求め
られた点B、C間の距離をもとにプロフィール位置の補
正が行われる。部品の同一辺上の全てのリードの検出に
成功すれば、その辺のリード先端の検出が終了する。リ
ード先端の検出に失敗した場合には、その辺に属する全
てのリードに対して次の候補を用いて上記と同様の手順
でリード先端検出が行われる(ステップSP7、SP1
0参照)。以上の手順の繰り返しで、全てのリードにつ
いてその先端座標が求められる。
【0035】次に、辺中心計算部42が各辺に属するリ
ード先端座標の中点を計算し、それが各辺の中心となる
(ステップSP8)。その後、重心位置/傾き検出部4
3が計算された各辺の中心の内、向かい合う辺の中心を
結ぶ線分を設定し、その線分の中点を部品の重心位置と
するとともに、その線分の傾きを部品の傾きとする(ス
テップSP9)。4つの辺の全てにリードが存在する場
合に、向かい合う辺の組が2組できるので、それら2組
の平均を重心位置・傾きとする。
【0036】ステップSP5〜SP7、SP10の繰り
返し処理において、10番目以内の候補の全てについて
リード先端検出がうまくいかなかった場合には、ステッ
プSP5からSP12へ進み、ステップSP11を介し
てステップSP2に戻り、2回目のパターンマッチング
が行われる。その際、ステップSP11においては、パ
ターンマッチングでのテンプレートを回転させる初期位
置での角度が、この実施例では回転角度の1/2だけシ
フトさせられる。その後、上記と同様の処理が行われる
こととなるが、この2回目のパターンマッチングで得ら
れた10組の候補の全てについてもリード先端検出が成
功しなかった場合には、ステップSP12からステップ
SP13へ進み、部品認識が失敗した旨が表示され、こ
の部品認識処理が終了する。このようにして、各部品に
ついて2回パターンマッチングの処理が行われることと
なる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、予め記憶
された部品データをもとに自動的に複数の点より構成さ
れるテンプレートを作成し、当該テンプレートと検査対
象である部品画像とのパターンマッチングを行うことに
より、部品の位置及び角度を認識するようにしたので、
高速に部品認識を行うことができ、また、新たな部品に
対しても汎用性のある部品認識方法及び装置を提供でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品認識装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1中のテンプレート作成部の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1中のパターンマッチング部の詳細構成を示
すブロック図である。
【図4】図1中の精検出部の詳細構成を示すブロック図
である。
【図5】テンプレート点の設定方法を説明するための図
である。
【図6】部品の種類に応じたリードの配置を示す図であ
る。
【図7】横長のリードを有する部品についてのテンプレ
ート点の設定方法を説明するための図である。
【図8】テンプレート作成処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図9】図8のフローチャート中の処理の内容を示す
フローチャートである。
【図10】図8のフローチャート中の処理の内容を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の部品認識方法の全体的な処理内容を
示すフローチャートである。
【図12】テンプレートの移動量計算に使用される各値
を説明するための図である。
【図13】プロフィールを用いたリード先端検出処理を
説明するための図である。
【符号の説明】
6 画像記憶部 7 パターンマッチング部 8 テンプレート作成部 32 テンプレート移動部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 G01B 11/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の部品データをもとに複数の点で構
    成されるテンプレートであって、部品の一辺の端に存在
    するリードに対して2つの点を設定することにより構成
    されるテンプレートを作成し、このテンプレートと検査
    対象である部品の画像とのパターンマッチングを行い、
    そのパターンマッチングの結果に基づいて部品の位置及
    び角度を認識することを特徴とする部品認識方法。
  2. 【請求項2】 注目されるべきリードが横長か否かを判
    定し、横長であると判定された場合には、当該リードを
    幅方向に2つに分割し、その分割された各リードについ
    てテンプレート点を設けることにより、種々の部品デー
    タをもとに複数の点で構成されるテンプレートを作成
    し、このテンプレートと検査対象である部品の画像との
    パターンマッチングを行い、そのパターンマッチングの
    結果に基づいて部品の位置及び角度を認識することを特
    徴とする部品認識方法。
  3. 【請求項3】 各種の部品データを記憶する部品データ
    記憶手段と、この部品データに基づき複数の点より構成
    されるテンプレートであって、部品の一辺の端に存在す
    るリードに対して2つの点を設定することにより構成さ
    れるテンプレートを作成する手段と、撮像された検査対
    象である部品の画像と前記テンプレートとの相関値を計
    算することにより、両者のパターンマッチングを行う手
    段とを具備したことを特徴とする部品認識装置。
  4. 【請求項4】 各種の部品データを記憶する部品データ
    記憶手段と、注目されるべきリードが横長か否かを判定
    し、横長であると判定された場合には、当該リードを幅
    方向に2つに分割し、その分割された各リードについて
    テンプレート点を設けることにより、種々の部品データ
    に基づき複数の点より構成されるテンプレートを作成す
    る手段と、撮像された検査対象である部品の画像と前記
    テンプレートとの相関値を計算することにより、両者の
    パターンマッチングを行う手段とを具備したことを特徴
    とする部品認識装置。
  5. 【請求項5】 前記パターンマッチングの結果に対して
    さらにプロフィールを用いることにより部品認識精度を
    向上させるようにしたことを特徴とする請求項3又は4
    記載の部品認識装置。
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