JP3323828B2 - 移動部材の回収装置 - Google Patents

移動部材の回収装置

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JP3323828B2 JP10282499A JP10282499A JP3323828B2 JP 3323828 B2 JP3323828 B2 JP 3323828B2 JP 10282499 A JP10282499 A JP 10282499A JP 10282499 A JP10282499 A JP 10282499A JP 3323828 B2 JP3323828 B2 JP 3323828B2
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/02Shooting or hurling games

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば待機位置か
ら移動した矢等の移動部材を待機位置に回収する移動部
材の回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したような待機位置から移動した矢
を待機位置に回収する装置として、図23に示すものが
知られている。この回収装置は、図23(a)に示すよ
うに待機位置Wにある発射装置101にセットされた矢
103を、レール104上の走行体105が第1位置P
1に位置して紐状部材106が弛んでいる状態のとき
に、図23(b)に示すように目標位置Oにある標的1
02へ発射させ、その後、図23(c)に示すように、
レール104上の走行体105を第1位置P1から第2
位置P2へ走行させて紐状部材106を引っ張ることに
より、矢103を待機位置Wにある発射装置101に戻
して再度セットするように構成されている。なお、図2
3中の107は、待機位置Wに設けた矢検知センサであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記回収装
置による場合は、矢103を発射させたときに矢103
が紐状部材106から受ける抵抗を軽減すべく、紐状部
材106の長さに余裕を持たせていて、図23(b)に
示すように矢103が標的102に到達した状態におい
ても、弛むようにしている。
【0004】したがって、従来の回収装置にあっては、
矢103が標的102に到達した状態における弛み分の
長さに、発射装置101から標的102までの離隔距離
を加えた、比較的長い距離だけ走行体105を走行させ
る必要があり、そのために走行体105を走行させるレ
ール104の第2位置P2側が標的102よりも外側に
はみ出さざるを得ず、回収装置が大型化するという難点
があった。また、上述したような矢を標的に発射させる
構成をゲーム機に適用した場合には、一般に回収装置を
含めた全体を筺体にて覆う構成とされるが、その筺体も
回収装置のはみ出し部分だけ大型化する必要がある。こ
のことは、上述した回収装置を用いる限りにおいて、矢
の代わりに他の飛翔部材等の移動部材を用い、その移動
部材を回収する場合においても同様である。
【0005】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、小型化が図れる移動部材
の回収装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動部材の回収
装置は、待機位置から移動した移動部材を、これに一端
が取付けられ他端が固定位置に固定された紐状部材を介
して待機位置に回収する移動部材の回収装置であって、
該紐状部材の途中と一端との間を、紐状部材との接触位
置を変えつつ拘束し、かつ移動部材を待機位置に案内す
る拘束具と、紐状部材の拘束具と接触する部分と他端と
の間を、それとの接触位置を自在に変えつつ拘束する拘
束手段、およびその拘束手段を水平方向または水平方向
に対して斜め方向に往復移動させる移動手段を有し、移
動部材を回収する回収手段とを具備し、前記拘束手段は
中央部が湾曲され、その両端部が移動手段に取付けた取
付け部に支持された構成であり、紐状部材の他端側がこ
の拘束手段の内側に上側から下側へ通されている構成で
ある。
【0007】この構成は、例えば図24に示すように構
成できる。この図では、図24(a)に示すように、リ
ング状の移動部材70が待機位置Hから最大移動可能位
置Iまでの移動可能範囲Jの間を移動するゲーム機に対
して、本発明の移動部材の回収装置を適用しており、移
動部材70が移動した後にまたは移動前に、待機位置に
またはその近傍に設けたリング状の拘束具72と移動部
材70に一端を取付けた紐状部材71の他端が固定され
た固定位置75との間の紐状部材71部分を、図24
(b)に示すようにリングの内部に紐状部材71を通し
た回収手段74にて矢符76の方向に変位させる構成に
なっている。
【0008】そして、上述のように回収手段74を矢符
76の方向に変位させると、固定位置75と拘束具72
との間に存在する紐状部材71の長さが長くなり、これ
とは逆に拘束具72より移動部材70側の紐状部材71
が短くなっていき、最終的に移動部材70が待機位置H
に戻って回収される。その後、図24(c)に示すよう
に、移動部材70の移動を可能とすべく回収手段74は
矢符76とは逆方向に戻る。
【0009】但し、固定位置75と拘束具72との間の
離隔距離の長短によっては、回収手段74の変位量が同
一であっても、回収手段74の両側の紐状部材71の間
の角度θのため(図24(b)参照)、前記離隔距離が
長いと、短い場合よりも移動部材70の移動量は小さく
なる。従って、小型化をより効果的に実現するために
は、固定位置75と拘束具72との間の離隔距離を短く
することが好ましく、このようにすることにより移動部
材70の移動距離に対して回収手段74が約1/2程度
で変位すればよいことになる。
【0010】なお、上記拘束具72と回収手段74との
間の紐状部材71部分が、ゲーム機等の種類によっては
ゲーム機等の部材に接触することがあるが、その場合に
はゲーム機等の部材との接触を避けるべく拘束具72と
回収手段74との間に、紐状部材71の通る位置を規制
する案内具を設けることができる。また、矢符76の方
向は、図示例では水平方向としているが、鉛直方向や斜
め方向にすることもできる。但し、その方向はゲーム機
の全体構成に対して、全体構成が大きくはならない方向
とするのが好ましい。それ故に、図示例の場合には、移
動部材70の移動方向と同じ方向にしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る移動部
材の回収装置を景品ゲーム機本体に組み込んでなる景品
ゲーム機の全体を示す外観斜視図であり、図2はその景
品ゲーム機を白抜矢符方向から見た正面図である。
【0013】この景品ゲーム機は、一部を除きほぼ全体
が筺体1と操作部カバー2とで覆われていて、内部には
景品3を載置する載置部10と、景品3に向けて移動部
材としての円形リング状をした引っ掛け部材4を発射す
る発射手段20と、載置部10に隣接した位置であっ
て、引っ掛け部材4にて捉えた景品3を外部に排出する
排出部に設けた排出手段40とを具備する景品ゲーム機
本体に対し、引っ掛け部材4に連結した紐5を介して引
っ掛け部材4を回収する回収装置30が付設されてい
る。なお、操作部カバー2の外側には、後述するバーハ
ンドル6、発射棒7及び回収操作部31が操作可能とす
べく一部露出している。
【0014】まず、景品ゲーム機本体の構成を以下に説
明する。
【0015】筺体1の上面1a、操作部カバー2側の上
部1b、図2における手前側の側面1cおよび奧側の側
面1dは透明樹脂板からなり、筺体1の他の部分は外部
から見えない不透明な材料で構成されている。上面1a
の透明樹脂板は、図2の左側に設けたねじ8bを緩める
と、図2の右側に設けたヒンジ(図示せず)の回りを揺
動して開口できると共に、その開口状態をガスダンパー
8cにより保持し、また閉塞時のダンパー機能を発揮で
きるようになっている。その開口状態においては、景品
3を載置部10上に載置することができる。景品3は、
この実施形態例では透明または半透明の球状カプセルに
品物を入れた物などが該当し、複数種類の大きさのもの
が適宜数準備されている。
【0016】図2における筺体1の左側(ゲームプレイ
ヤから見て前面側)には、演出用のスピーカ57と、コ
イン投入口58aと、コイン投入口58aに繋がって設
けられ、投入されたコインによりオンとなるコインスイ
ッチ58bと、ゲーム開始中に投入されたコインや正規
でないコインを返却口58e(図1参照)へ返却するコ
インブロッカー58dとが設けられ、また、筺体1の背
面1fにおける前面側には、例えば2桁数値の表示を行
う各桁7セグメントの表示領域を有する表示装置1gが
設けられ、図1に示すように操作部カバー2にはゲーム
プレー数を表示する表示装置2aと、ゲームをスタート
させる押しボタンからなるスタートスイッチ58cとが
設けられている。
【0017】本景品ゲーム機は、制限時間可変モードと
制限時間一定モードとの一方を選択でき、表示装置1g
は制限時間可変モードの場合には、まず2桁数値を高速
で一方向に(例えば00〜99の数値を小→大へと1サ
イクルで繰り返して)変化するように表示し、スタート
スイッチ58cを押して(オンして)2桁数値の変化を
停止させ、停止時の表示数値を秒数で表示してなる制限
時間を、その後表示する。制限時間一定モードの場合
は、表示装置1gは予め設定してある制限時間を表示す
る。これら制限時間は、スタートスイッチ58cをオン
した後の経過時間に伴って減少していく。経過時間は、
後述する制御部50に備わったタイマに基づいて変更さ
れる。
【0018】載置部10は、水平部11と、段付き部1
2と、第1の傾斜領域13と、第2の傾斜領域14とか
ら構成されている。第2の傾斜領域14は、これと第1
の傾斜領域13に取り付けたヒンジ15(図9参照)を
介して第1の傾斜領域13と異なる傾斜角に調整でき
る。傾斜角が調整された第2の傾斜領域14は、ヒンジ
15の揺動抵抗により、または、第2の傾斜領域14の
下側に長さ調整可能な支持棒を配置すること等により調
整角度に保持される。上記水平部11は、景品3の球状
カプセルが偏った位置に配置されるのを抑制する機能を
有し、また、例えば段付き部12、第1の傾斜領域13
および第2の傾斜領域14に位置していた景品3が回転
して水平部11へ戻ってきて水平部11上の他の景品3
に衝突したときに、水平であるが故に景品3同士を離隔
分散させる機能も有している。この水平部11は、全面
が平坦であってもよいが、景品3を分散させるべく、小
さな窪みを部分的に設けた構成としてもよい。
【0019】更に、この水平部11における段付き部1
2とは反対側である筺体内奥部には、景品3を背面1f
から離すための景品離隔手段16が設けられている。こ
の景品離隔手段16としては、この実施形態例では図2
および図3(平面図)に示すように、アクリル樹脂等か
らなる平板をその上側を段付き部12側に傾けて配して
いると共に、上端部を波形の凹凸状に形成したものを使
用している。この景品離隔手段16が無い場合には、背
面1fに沿って1直線上に景品3が並び、引っ掛け部材
4を発射しても背面1fや隣の景品3が邪魔して引っ掛
け部材4が景品3に引っ掛からなくなる虞れがあるが、
この景品離隔手段16を設けておくと、背面1fから景
品3が離れると共に隣り合う景品3の間に隙間が形成さ
れ易くなり、引っ掛け部材4を景品3に引っ掛けること
が可能となる。なお、景品離隔手段16は背面1f側だ
けでなく、側面1c、1d側にも設けるようにしてもよ
く、また、上端部の凹凸形状は波形に限らず、ノコギリ
刃状や山形等としてもよい。但し、このような凹凸を景
品離隔手段16に設けないようにしてもよい。この場合
には、隣り合う景品3が1直線上に並ぶことを回避でき
ないものの、側壁からは景品3を離すことは可能であ
る。
【0020】また、上記段付き部12、第1の傾斜領域
13および第2の傾斜領域14は、景品3の移動を困難
にすべく設けている。
【0021】図4は発射手段20を示す正面図、図5
(a)は発射手段20の内部構造を示す正面図、図5
(b)は発射手段20に備わった引張り力検出手段29
を示す平面図、図6は発射棒7に連結された発射部材2
4の近傍を示す平面図、図7は発射部材24の上側に設
けられ、引っ掛け部材4を待機位置Aと発射位置Bとに
位置調整する位置調整手段28を示す平面図、図8は発
射棒7および発射部材24が鉛直軸回りに揺動する状態
を示す平面図である。
【0022】発射手段20は、図4に示すように筺体1
内に設けたフレーム9の水平部9aに取付けられ、回転
軸21aを有する支持部21と、その回転軸21aにて
回転可能に支持された右上がりに傾斜した枠体22と、
図5に示すように枠体22の上側であって、図右側に設
けられた引っ掛け部材4を収納する収納部23と、同じ
く図左側に設けられ、発射棒7が連結された発射部材2
4と、発射部材24と枠体22とに両端を係止してあ
り、発射部材24を図右側に引っ張り付勢するための引
っ張りばね25と、枠体22の上側であって、図6(平
面図)に示すように発射部材24の側方(図下側)に形
成した突起24aの移動を前端位置Eと後端位置Fとで
規制するストッパー26a、26bと、枠体22の発射
部材24の移動域を挟む位置に立設した所定高さの高さ
調整具22aの上端に掛け渡した支持板22b(図7参
照)に取り付けたソレノイド28aを有する位置調整手
段28と、発射部材24の移動域を挟んで枠体22の両
側端部(高さ調整具22aの外側)から各々上方に延出
させた2つの側板27aの上端に掛け渡した支持板27
c(図4参照)の下側に取付けられ、発射棒7(発射部
材24を含む)の引っ張り力を検出する図5に示す引張
り力検出手段29とを有する。
【0023】上記発射棒7は、発射部材24の突起24
aがストッパー26aと26bとで位置規制される間に
おいて移動でき、突起24aがストッパー26aにて位
置規制させる箇所が前端位置Eで、突起24aがストッ
パー26bにて位置規制させる箇所が後端位置Fであ
る。この発射棒7は、摘み7aを把持して突起24aを
後端位置Fに近付ける程引っ張りばね25により引っ張
り力を強く受ける。そして、摘み7aを離すと引っ張り
ばね25による引っ張り力にて発射部材24が弾発的に
スライドして前端位置Eになると、突起24aがストッ
パー26bに当接する。発射棒7に作用する引っ張りば
ね25による引っ張り力は、引張り力検出手段29にて
検出される。
【0024】この引張り力検出手段29は、図5に示す
ように、発射部材24に一端を係止した糸29aと、糸
29aを導く2つの離隔配設したローラ29b、29c
と、糸29aの他端が一方の端部に係止され、他方の端
部が固定されている引っ張りばね29dと、糸29aの
途中に取り付けられ、引っ張りばね29dの伸縮により
スライドする検出子29eと、検出子29eのスライド
域と対向させて設けた抵抗素子(図示せず)と、スライ
ドする検出子29eに取り付けられ、抵抗素子に接触す
るワイパ(図示せず)とからなる。抵抗素子とワイパと
は、直線摺動ポテンショメータを構成し、この直線摺動
ポテンショメータは検出子29eの移動距離を抵抗値の
変化に基づき検出する。この検出値を用いて換算する
と、発射棒7に作用する引っ張りばね25による引っ張
り力を推定できる。
【0025】収納部23は、発射部材24の前進移動方
向にあり、引っ掛け部材4を収納するようになってい
る。位置調整手段28はソレノイド28aを有し、その
可動部28bの先端に係止片28cが取り付けられてい
る。可動部28bの進退により係止片28cが引っ掛け
部材4を待機位置Aと発射位置Bとに位置調整する。こ
こで、待機位置Aは、可動部28bが進出した場合の位
置で、発射位置Bは可動部28bが退入した場合の位置
である。
【0026】上記係止片28cは、その下端部の両端部
を除いた箇所に開口部28dが形成され、この開口部2
8dより引っ掛け部材4の後端部が挿通する。この状態
のまま、引っ掛け部材4が発射位置Bに位置するとき、
前記発射部材24を引っ張りばね25にて弾発的にスラ
イドさせると、その先端24b(図6参照)が引っ掛け
部材4に弾発力を付与させる。引っ掛け部材4が待機位
置Aおよび発射位置Bにあるときは、後述する回収装置
30により引っ掛け部材4が収納部23に戻されること
により、紐5は引っ掛け部材4の発射方向とは逆の後端
側に位置し、その紐5を挿通させるべく、待機位置Aお
よび発射位置Bにある引っ掛け部材4における後端下方
である枠体22部分には貫通した紐通し穴22cが形成
されている。この紐通し穴22cは、紐5との接触位置
を変えつつ紐5を拘束し、かつ引っ掛け部材4を待機位
置Aに案内する拘束具として機能する。
【0027】収納部23に引っ掛け部材4が収納されて
いるか否かは、収納部23に発光部51aと受光部51
bとを水平方向に配した透過式の光センサ51にて検出
され(図7参照)、また、収納部23から引っ掛け部材
4が発射されたか否かは、収納部23に発光部52aと
受光部52bとを上下方向に配した透光式の光センサ5
2にて検出される(図5参照)。これらの検出は、引っ
掛け部材4が発光部51aからの光を遮ることにより行
われる。光センサ52を配設する位置は、収納部23に
おける引っ掛け部材4の発射方向側の端部寄り位置とす
る。その理由は、引っ掛け部材4の発射を失敗して引っ
掛け部材4が元の収納状態に、つまり発射位置Bに戻っ
た場合には、光センサ52が引っ掛け部材4の発射を検
出せず、再度の発射を可能とするためである。なお、光
センサ51、52は反射式のものを使用してもよい。ま
た、光センサ51、52に代えて、引っ掛け部材4に磁
気材料を混入させたものを使用し、これを磁気センサ等
により検出する近接センサを用いてもよく、また、接触
の有無による機械的なスイッチを用いてもよい。
【0028】上記枠体22には、図6に示すように引っ
掛け部材4の発射方向を調整すためのバーハンドル6が
固定されている。このバーハンドル6を把持して左右方
向に動かすと、図8に示すように枠体22全体が支持部
21の回転軸21aの回りを所定角度範囲内で揺動す
る。
【0029】上記排出手段40は、引っ掛け部材4にて
捉えた景品3を外部に排出するためのものであり、図9
および図10に示すように構成されている。図9は、図
2の左側を拡大して示す正面図であり、図10は図9に
おけるG−G線での断面図である。排出手段40は、載
置部10の第2の傾斜領域14に繋がっている落とし部
41と、その落とし部41の下側に設けられた通路部4
2と、通路部42の出側に設けられた取出し部43と、
筺体1の左側(ゲームプレイヤから見て前面側)に、上
部に取り付けたヒンジ44aを介して下部が内部に入り
込むことで揺動する開閉蓋44と、開閉蓋44の開閉角
度を規制するストッパー45とからなる。
【0030】落とし部41は、図10に示すように左側
を急に右側を緩やかに傾斜させている樋状に形成され、
下端の窄まった部分に開口41aが形成されている。通
路部42は、図10に示すように両側に離隔配設した側
板42aと42aとの間に、図9に示すように高さ方向
中間部において右側を高く左側を低くして傾斜部42b
が形成されている。傾斜部42bより上側の図右側に
は、景品3の落下防止のために背面板42cが設けら
れ、傾斜部42bの上方と左方は開口されている。ま
た、傾斜部42bより下側の図左側には、取出し部43
に落下してきた景品3が傾斜部42bの下側に入り込む
のを防止する前面板42dが設けられ、傾斜部42bの
下方と図右方は開口されている。また、通路部42にお
ける傾斜部42bより上側には、発光部56aと受光部
56bとを対向する2枚の側板42aのそれぞれに有す
る透光式の光センサ56が設けられている。光センサ5
6は、発光部56aを景品3の落下域を臨ませて配され
ており、景品3が発光部56aからの光を遮光すること
により景品3の払出しを検出する。この光センサ56は
透光式のものに代えて、反射式のものを使用することが
できる。また、光センサ56に代えて、磁気センサ等の
近接センサを用いてもよく、また、接触の有無による機
械的なスイッチを用いてもよい。但し、前者の場合は景
品3に磁性を有するものを使用する必要がある。一方、
後者の場合は景品3の材質に制限はない。
【0031】取出し部43は、開閉蓋44側に傾斜部4
3aが形成され、その傾斜部43aの通路部42側は平
坦部43bが形成され、平坦部43bの上には景品3が
落下により受ける衝撃を和らげるためのクッション材4
3bが敷かれている。傾斜部43aは、景品3をクッシ
ョン材43b上に位置させるべく設けられ、開閉蓋44
を開閉する際に景品3との接触を回避する。
【0032】次に、このように構成された景品ゲーム機
本体に対して付設された、本発明の要部である移動部材
(引っ掛け部材)の回収装置30を説明する。
【0033】この回収装置30は、図1に示すように操
作部カバー2の外側に露出して設けた回収操作部31
と、図2に示すようにこの回収操作部31からの信号に
より駆動制御されるモータ32と、このモータ32から
の力を受けるチェーン33と、チェーン33からの力を
受ける軸部材34と、チェーン33の途中に取付けら
れ、紐5の途中と係合して紐5を引っ張ったり緩めたり
する紐送り具35と、紐5における引っ掛け部材4との
連結部と紐送り具35との係合部との間であって、フレ
ーム9に取り付けられたテンションセンサ部36とから
なる。
【0034】回収操作部31は、図11および図12に
示すように、水平軸回りに回転する回転盤31aと、こ
れを回転させるハンドル31bと、操作部カバー2内に
設けられ、回転盤31aの回転中心に一端を連結した回
転軸31cと、この回転軸31cを回転可能に支持する
軸部材31dと、回転軸31cの他端に取り付けた回転
板31eと、回転板31eに付設した検出部31fとか
らなる。回転板31eと検出部31fとは、ロータリー
エンコーダ31gを構成する。ハンドル31bを所定方
向に回転させると、回転板31eが回転し、検出部31
fが回転板31eの回転に比例した回転パルスを出力す
る。
【0035】上記チェーン33は、図13および図14
に示すように、モータ32の回転軸に取り付けたギア3
2aと、モータ32よりゲーム機前面側に設けた軸部材
34の回転軸に取り付けたギア34aとに掛け渡されて
いて、モータ32の正逆回転により二点鎖線にて示すよ
うに一定範囲を往復動する。チェーン33に取り付けた
紐送り具35は、取付け部35aと、これに支持された
U字状の拘束手段35bとを有し、その拘束手段35b
は直線状の両端部35c、35dを取付け部35aに取
付け支持され、かつ中央の湾曲部35eを軸部材34側
に傾けている。
【0036】図15に示すように、モータ32の回転軸
32bに取り付けた回転板32cと検出部32dとはロ
ータリーエンコーダ32eを構成する。モータ32の回
転制御は、回収操作部31におけるハンドル31bの回
転に伴いロータリーエンコーダ31gが検出する回転パ
ルスと、モータ32側のロータリーエンコーダ32eが
検出する回転パルスとに基づき、後述する制御部(CP
U)が後者を前者に一致乃至は対応させるようにして行
われる。なお、モータ32は、例えば直流モータからな
り、デューティ駆動される。
【0037】紐送り具35は、この往復動により紐5を
引っ張ったり緩めたりする。詳細には、図2に示すよう
に紐5はその一端が引っ掛け部材4に、他端がテンショ
ンセンサ部36に連結されていて、図16乃至図19に
示すように紐5の途中はU字状の拘束手段35bの内側
を通っている。拘束手段35bに対する紐5の通し方
は、その他端側を拘束手段35bの内部を上側から下側
へ通すようにして行われている。図16は紐を緩めた状
態を示す正面図、図17はその左側面図、図18は紐を
引っ張った状態を示す正面図、図19はその左側面図で
ある。
【0038】モータ32の回転により往復動する紐送り
具35が紐引っ張り方向(図右方向)へ移動することに
より紐5を引っ張る。このとき、上述のように湾曲部3
5eを軸部材34側に傾けているので、湾曲部35eと
端部35cとの境界部分35fが実質的な紐5の引っ張
り部として機能する。そして、境界部分35fが移動す
る下方には、その移動方向の全長に亘って紐状部材受け
手段としての紐受け溝37が設けられている。この紐受
け溝37は紐5が引っ掛からないように上側外表面が平
滑面となっている。逆に、紐送り具35が紐緩め方向
(図左方向)へ移動することにより紐5を緩める。この
とき、上述のように紐5はその他端側を拘束手段35b
の内部を上側から下側へ通されているため、紐送り具3
5が紐緩め方向へ移動することに伴って、図16に示す
ように端部35cによる拘束が外れた紐5部分がもう一
方の端部35dの上側か下側(図示例では上側)を通っ
て垂れ下がっていき、その垂れ下がった紐5部分は紐受
け溝37に受けられる。これに対して、紐5の他端側を
拘束手段35bの内部を下側から上側へ通した場合に
は、紐5における端部35cとテンションセンサ部36
に連結された他端との間の部分が、拘束手段35bの紐
緩め方向側への移動に伴って垂れると共に、その垂れた
部分が端部35cにて引っ張られていくことにより紐5
が部分的に絡まる虞れがある。このようにして生じた絡
み部分は、引っ掛け部材4を発射手段20にて発射した
ときの抵抗を発生させ、引っ掛け部材4の飛距離に悪影
響を及ぼすことになるため、本実施形態のように絡まる
部分を発生させないようにすることが好ましい。なお、
上記紐受け溝37は、本実施形態では溝底部の断面形状
をコの字状にしているが、半円形やV字状、或いは上が
広い台形状などにしてもよい。また、紐受け溝37の上
方開口の幅は、緩められた紐5が前記幅方向に変位する
寸法に応じた値に設定すればよい。
【0039】上述のように往復動する紐送り具35の両
端停止位置は、図13および図14に示すようにチェー
ン33に取り付けた遮光片53を透光式の光センサ5
4、55が検出することで規制される。センサ54はゲ
ームプレイヤ側の所定の紐緩め位置Cに配設され、遮光
片53の移動域を挟んで設けた発光部54aと受光部5
4bとからなる。センサ55はモータ32側の所定の紐
引張り位置Dに配設され、遮光片53の移動域を挟んで
設けた発光部55aと受光部55bとからなる。光セン
サ54、55は、ロータリーエンコーダに基づく制御に
よる場合にモータ32が誤動作しても、紐5や回収手段
が破壊するのを防止すべく設けている。なお、光センサ
54、55は、反射式のものを使用してもよい。また、
光センサ54、55に代えて、磁気センサ等の近接セン
サを用いてもよく、また、接触の有無による機械的なス
イッチを用いてもよい。但し、前者の場合は遮光片53
の代わりに磁性のある金属片等を用いる。一方、後者の
場合は、材質に制限はない。
【0040】また、紐5は、引っ掛け部材4と紐送り具
35との間の部分がテンションセンサ部36を通る。こ
のテンションセンサ部36は、図2に示すフレーム9に
固定した固定具36aと、この固定具36aに取付けた
水平軸36fの回りに回転自在に支持された、後述のよ
うに案内具として機能するロータ36bと、引っ掛け部
材4からの紐5をロータ36bへ案内すべく紐5が内部
を挿通されるコの字状の案内具36cと、引っ掛け部材
4からの紐5がロータ36bを経た後に導かれる可動部
36dを備えたテンションセンサ36eとからなる。上
記ロータ36bは、紐5の拘束手段35bにて拘束され
た部分と紐5の一端との間を、紐5との接触位置を変え
つつ所定方向に案内する案内具として機能する。このロ
ータ36bを支持する水平軸36fには、「課題を解決
するための手段」の欄で説明した他端と案内具(ロー
タ)36bとの離隔距離を接近させるべく、その他端が
固定されている。
【0041】上記可動部36dは紐5を通す輪を有し、
図16および図17に示す紐5が緩んだ状態では水平方
向より若干下に下がっていて、テンションセンサ36e
は紐5にテンションが作用していないことを検出する。
このテンションセンサ36eとしては、例えばマイクロ
スイッチ等が使用される。一方、図18および図19に
示す紐5が張った状態では、可動部36dは水平方向に
なり、この角度変化を受けてテンションセンサ36eは
紐5にテンションが作用していることを検出する。これ
らの検出結果は後述するCPUに与えられ、CPUはテ
ンション作用の検出結果に基づいて引っ掛け部材4が収
納部23に収納されたことを検知する。
【0042】図20は、このように構成された本実施形
態に係る移動部材の回収装置および上述のように構成さ
れた景品ゲーム機本体を制御する制御回路のブロック図
である。
【0043】景品ゲーム機は、CPUからなる制御部5
0を有し、かつ、各部操作のための制御プログラムが記
憶されたROM50aと、操作中のデータを一時的に記
憶するRAM50bとを備えている。制御部50は、景
品ゲーム機本体に設けられた光センサ51、光センサ5
2、光センサ56、スタートスイッチ58c、コインス
イッチ58bおよびロータリーエンコーダ31gから入
力される信号と、回収装置に設けられたテンションセン
サ36e、光センサ54、光センサ55およびロータリ
ーエンコーダ32eから入力される信号と、ROM50
aから読み込んだ制御プログラムと、RAM50bから
のデータとに従って、景品ゲーム機本体側の各種制御駆
動部であるソレノイド28a、スピーカ57、表示装置
2a、表示装置1gおよびコインブロッカー58dを駆
動制御すると共に、回収装置側の制御駆動部であるモー
タ32を駆動制御する。制御部50には、前述したよう
にタイマを備えている。
【0044】このように構成された本実施形態の景品ゲ
ーム機は、ゲームプレイヤの操作に伴って、図21およ
び図22に表すフローチャートに示すように制御され
る。
【0045】景品ゲーム機を作動させるべく電源スイッ
チ(図示せず)をオンすると、制御部50は各センサの
初期設定を行うと共に、景品ゲーム機本体側の表示装置
1g、ソレノイド28aおよびスピーカ57を制御し、
かつ回収装置側のモータ32を制御する。これにより、
表示装置1gは演出用の表示を行い、スピーカ57は所
定の内容を音声出力し、ソレノイド28aは引っ掛け部
材4を待機位置Aにセットできる状態となる。また、回
収装置側のモータ32は引っ掛け部材4が収納部32に
収納されてない場合には、図18に示すように収納させ
るべく紐引張り位置Dに紐送り具35を移動させた後
に、図16に示すように紐緩め位置Cに移動させる(ス
テップST1)。このとき、紐送り具35の紐引張り位
置D側への変位に伴って、テンションセンサ部(固定位
置)36とロータ(案内具)36bとの間に存在する紐
5の長さが長くなり、これとは逆に紐通し穴(拘束具)
22cより引っ掛け部材4側の紐5の長さが短くなって
いき、最終的に引っ掛け部材4が収納部23に戻って回
収され、待機位置Aにセットされ、その後、紐送り具3
5が紐緩め位置Cに移動するため紐5は弛んだ状態とな
る。また、弛んだ紐5は紐受け溝37に入った状態とな
っている。この状態は、コインが投入されるまで維持さ
れる。
【0046】コインが投入されると、コインブロッカー
58dがオン(ON)となる(ステップST2)。次
に、制限時間可変モードか否かを判定する(ステップS
T3)。そして、制限時間一定モードの場合には、表示
装置1gは予め定めている制限時間を設定し(ステップ
ST4)、ソレノイド28aをONする(ステップST
5)。つまり、可動部28bが引っ込んで引っ掛け部材
4を待機位置Aから発射位置Bに移動させる。なお、制
限時間可変モードに設定するか、制限時間一定モードに
設定するかについては、予めセットアップしておく。一
方、ステップST3において、制限時間可変モードの場
合には、表示装置1gはそれまでの演出用の表示から切
り換えて、制限時間の設定をすべくその設定のための2
桁数値を高速で変更して表示させ(ステップST6)、
スタートスイッチ58cがONされると停止数値に応じ
た制限時間を設定し(ステップST7)、ステップST
5に進む。上述した制限時間の設定に伴って、表示装置
1gはその制限時間を表示し、その後、タイマーがスタ
ートして経過に伴って残り時間を表示する。
【0047】次に、ゲームプレイヤが獲得を希望する景
品3に対し、バーハンドル6を把持して左右方向を定
め、発射棒7を引っ張って引っ掛け部材4の到達位置を
予測し、適当な力のときに発射棒7を離すと、引っ掛け
部材4は載置部10の方へ飛び出す。このとき、紐5は
弛んでいると共に、弛んだ紐5は紐状部材受け溝37に
入った状態であり、紐5がその近傍にある突起等に引っ
掛かることが防止される。なお、紐5の長さは、引っ掛
け部材4の最大移動距離よりも若干長くしておき、引っ
掛け部材4の移動距離を、紐5が制限しないようにする
のが好ましい。ここで、引っ掛け部材4の最大移動距離
とは、発射手段20の収納部23から景品離隔手段16
までの距離である。
【0048】そして、場合によっては、引っ掛け部材4
は景品3に確実に引っ掛かったり、外れ気味で引っ掛か
ったり、外れたりする。また、引っ掛け部材4が勢いよ
く飛び出したとき、光センサ52は飛び出した引っ掛け
部材4の後端部が光を遮ることにより引っ掛け部材4が
発射されたことを検出する(ステップST8)。但し、
発射を失敗して少ししか移動しない場合には再度の発射
を可能とすべく、上述したように光センサ52はその設
置位置を設定してあって、引っ掛け部材4の発射が失敗
の場合は検出しない。
【0049】光センサ52による引っ掛け部材4の検出
が行われると、次にソレノイド28aをオフ(OFF)
する(ステップST9)。これにより、可動部28bが
飛び出す。つまり、後で収納部23に引っ掛け部材4が
戻ってきたとき、それを待機位置Aに待機させる状態に
する。
【0050】次に、回収操作部31のハンドル31bを
把持して回転させる。このとき、確実に引っ掛け部材4
が景品3に引っ掛かっている場合は引っ掛け部材4が景
品3から外れないようにしてハンドル31bを回転させ
る。これに伴って紐送り具35が紐引っ張り方向へ移動
していく。また、外れ気味に引っ掛かっている場合はバ
ーハンドル6を左右方向の適当な方向へ回すことを操作
に加えたりして、ハンドル31bを回転させ、引っ掛け
部材4が景品3に確実に引っ掛かるようにする。但し、
引っ掛け部材4が景品3から外れることもある。なお、
ハンドル31bでの操作により引っ掛け部材4を移動さ
せるには、タイムラグがある。すなわち、紐5がピンと
張るまでは引っ掛け部材4を移動させることができな
い。
【0051】ハンドル31bの回転に伴って、ロータリ
ーエンコーダ31gの回転板31eが回転し、ロータリ
ーエンコーダ31gからの検出パルスに応じて制御部5
0は、回収装置30におけるモータ32の回転速度を設
定し、モータ32の回転を制御する。これにより、回収
装置30のチェーン33が周回移動し、紐送り具35が
モータ32側へ移動していって紐5を引っ張り、引っ掛
け部材4をゲームプレイヤ側に引きずりつつ移動させ
る。
【0052】この間、巻き切ったか否かを判定する(ス
テップST10)。この巻き取り判定は、光センサ51
がオン、テンションセンサ36dがオン、かつ、光セン
サ55がオンとなっている条件を満たすか否かに基づい
て行われる。そして、巻き切っていないと判定した場合
には、回収操作部31に設けられたロータリーエンコー
ダ31gからの回転パルスに基づいてモータ32の回転
速度を決め(ステップST11)、その決めた回転速度
に基づいてモータ32を回転駆動させる(ステップST
12)。このとき、モータ32側のロータリーエンコー
ダ32eからの回転パルスから得られるモータ回転速度
と較べる(ステップST13)。そして、モータ32の
回転速度が、回収操作部31側のロータリーエンコーダ
31gに基づいて決められたモータ回転速度よりも遅い
か速いかを判定し(ステップST14)、遅い場合に
は、モータ32の回転速度を増加させ(ステップST1
5)、速い場合にはモータ32の回転速度を低下させる
(ステップST16)。これにより、巻き取りに対応し
たモータ32の回転速度が得られるようにしている。そ
して、光センサ56の検出結果に基づいて景品3が取れ
ていないと判定され(ステップST17)、かつタイム
オーバー(すなわちゲーム終了)ではないとき(ステッ
プST18)は、ステップST10に戻り、これを繰り
返す。
【0053】このようにして景品3が引きずられつつ移
動させるとき、一般的には引っ掛け部材4は載置部10
上を倒れた状態(載置部10と平行となった状態)で移
動していくため、球状カプセルの景品3の下部に当接し
た状態で景品3を引きずることになる。また、景品3に
は載置部10からの摩擦力や、引っ掛け部材4からの引
っ張り力等が作用する。このような力関係の下で引く力
を強くすると、引っ掛け部材4が景品3を上に押し上
げ、景品3の下を通って景品移動状態が解除されてしま
うため、ゆっくりとハンドル31bを回転させるのがよ
い。但し、制限時間との関係であまりゆっくりと回転さ
せると、ゲーム終了となる。
【0054】このように注意しつつハンドル31bを回
転させていくと、景品3は載置部10の水平部11上を
移動していく。そして、段付き部12は、本実施形態で
は水平部11に対し盛り上がった状態に形成されてい
て、これにより引っ掛け部材4にて移動されている景品
3には大きな引きずり抵抗(摩擦抵抗)が作用する。こ
のとき、紐5を強く引っ張ると、引っ掛け部材4が景品
3を上に押し上げて景品3から引っ掛け部材4が外れて
しまう。このような段付き部12を越えると、景品3は
引っ掛け部材4により第1の傾斜領域13を引きずられ
つつ移動されて、その後第2の傾斜領域14を引きずら
れつつ移動される。このとき、景品3は傾いている第1
の傾斜領域13および第2の傾斜領域14を移動するた
め、引っ掛け部材4から外れ易い状態になる。この第2
の傾斜領域14は、傾きを自由に調整できるので、景品
3の重さや大きさ或いは形状等、および引っ掛け部材4
の断面形状や高さ寸法等に応じて適当な角度に調整して
おく。第2の傾斜領域14を越えると、排出手段40に
達する。この間において、上述したようにステップST
10〜ステップST18の制御が繰り返し行われてい
る。そして、ステップST18において、タイムオーバ
ー(残り時間が0になった)と判定されると、強制的に
巻き取りを行う(ステップST19)。この強制巻き取
りは、モータ32の回転により紐送り具35を紐引張り
位置Dへ移動させて行われる。なお、テンションセンサ
36eは紐5が引張り力が過大になって切断しないよう
に監視しており、可動部36dが水平方向になると制御
部50はモータ32を停止させる。
【0055】上記強制巻き取りにより、引っ掛け部材4
が収納部23に収納される。このとき、ソレノイド28
aがオフとなっていて可動部28bが飛び出しているた
め、引っ掛け部材4は収納部23に待機位置Aで収納さ
れる。そして、この場合は、景品3を取れないため、光
センサ56では景品3を取れていないとの検出が行わ
れ、ゲームオーバーの演出を行う(ステップST2
2)。この演出は、次のプレイのためのもので、スピー
カ57および表示装置1gにて演出を行う。その後、終
了状態となる(ステップST23)。
【0056】ところで、景品3が排出手段40に到達す
ると、景品3は落とし部41より落下し、通路部42を
通って取出し部43へ導かれる。このとき、通路部42
に設けた光センサ56が景品3の払出しを検出する。
【0057】そして、光センサ56が景品3を取れたと
判定すると(ステップST20)、景品の払出しの演出
をし(ステップST21)、終了状態とする(ステップ
ST23)。
【0058】次に、モータ32を逆回転させ、それまで
ピンと張っていた紐5を発射可能状態に緩める(ステッ
プST24)。なお、このモータ32の逆回転は、ロー
タリーエンコーダ32eに基づいて行われ、一定回転パ
ルスに達した時点で停止するようになっている。
【0059】以上の制御により1回分のゲームが終了し
(ステップST25)、続いて、次のゲームの準備に入
るべく、ステップST1に戻り、以降上述の制御を繰り
返す。このとき、投入したコインに基づき定まるゲーム
回数が複数の場合、ゲームプレイ数を表示する表示装置
2aにおけるゲームプレイ数は実行したゲーム回数に応
じて減算した数が表示される。
【0060】したがって、本実施形態の回収装置による
場合には、引っ掛け部材4を収納部23に回収等させる
べく、案内具として機能するロータ36bと、紐5の他
端が連結固定されたテンションセンサ部36との間にお
ける紐5部分を、紐送り具35を紐引張り位置Dまで移
動させて、概略楔状に(但し角度は逐次変化する)引っ
張っていく。このため、紐送り具35の紐引張り位置D
側への変位に伴って、テンションセンサ部(固定位置)
36とロータ(案内具)36bとの間に存在する紐5の
長さが長くなり、これとは逆に紐通し穴(拘束具)22
cより引っ掛け部材4側の紐5の長さが短くなってい
き、最終的に引っ掛け部材4が収納部23に戻って回収
される。このとき、テンションセンサ部(固定位置)3
6とロータ(案内具)36bとの間の離隔距離がほぼ0
に近いため、引っ掛け部材4の移動距離に対して約1/
2程度の変位量で紐5を変位させればよく、従来の約半
分の大きさの回収装置を提供できる。なお、案内具とし
ては、本実施形態では紐5の送り方向を変えるべくロー
タ36bを1つ用いているが、2以上を使用する場合に
も同様に適用できる。
【0061】なお、本発明は、上述した実施形態に限ら
ず、例えば以下のような実施形態とすることもできる。
【0062】また、上述した実施形態では明言していな
いが、紐として、糸や軟性の樹脂材、或いは鎖状の金属
材などの紐状部材を使用することができる。
【0063】また、上述した実施形態では移動部材の回
収装置を、景品を引っ張るゲームに適用しているので、
移動部材として引っ掛け部材を使用しているが、本発明
はこれに限らない。例えば、種々のゲームや抽選機など
に適用する場合は、移動部材を待機位置から移動させ
る、景品等の対象物に応じた移動部材を使用すればよ
い。例えば、対象物が上述した実施形態と同様に品物を
入れたカプセルである場合には、吸盤を先端に有する矢
を移動部材として用いればよい。また、対象物が品物を
入れたカプセルであって、カプセルに磁石を付着させて
いるものの場合には、磁石そのものを移動部材として、
或いは磁石を先端に有する矢を移動部材として用いれば
よい。また、対象物が面ファスナーを付けた景品である
場合には、その相手側の面ファスナーを先端に有する矢
を移動部材として用いればよい。また、対象物がダーツ
の標的(ダート盤)である場合は、ダーツの矢を移動部
材として用いればよい。以上は一例であり、要は待機位
置から移動部材が、上述の実施形態での載置部等の床材
の上方を飛翔しまたは床材の上を滑って移動し、その移
動した移動部材を待機位置に回収する一般の装置やゲー
ムなどに適用できることは勿論である。以上の場合にお
いて、拘束具、拘束手段および案内具の形状は、ゲーム
機等に応じて適宜定めればよい。
【0064】また、上述した実施形態では、モータを回
転させてチェーンを周回駆動しているが、チェーンの代
わりに、ベルトを駆動させる構成としてもよい。また、
レールに沿って紐送り具を往復移動させる構成としても
よい。このとき、紐送り具は直線状に敷いたレールに沿
って直線状に移動させたり、曲がった状態に敷いたレー
ルに沿って曲線状に移動させたりしてもよい。また、ラ
ックとピニオンとを用いて紐送り具を直線的に往復移動
させる構成としてもよい。
【0065】以上説明したように、請求項1の発明は、
待機位置から移動した移動部材を、これに一端が取付け
られ他端が固定位置に固定された紐状部材を介して待機
位置に回収する移動部材の回収装置であって、該紐状部
材の途中と一端との間を、紐状部材との接触位置を変え
つつ拘束し、かつ移動部材を待機位置に案内する拘束具
と、紐状部材の拘束具と接触する部分と他端との間を、
それとの接触位置を自在に変えつつ拘束する拘束手段、
およびその拘束手段を水平方向または水平方向に対して
斜め方向に往復移動させる移動手段を有し、移動部材を
回収する回収手段とを具備し、前記拘束手段は中央部が
湾曲され、その両端部が移動手段に取付けた取付け部に
支持された構成であり、紐状部材の他端側がこの拘束手
段の内側に上側から下側へ通されている構成である。
【0066】この構成にあっては、紐状部材の途中が任
意の方向に変位されると、前記固定位置と拘束具との間
に存在する紐状部材の長さが長くなり、これとは逆に拘
束具より移動部材側の紐状部材の長さが短くなってい
き、最終的に移動部材が待機位置に戻って回収される。
このとき、回収手段による紐状部材の変位量が同一であ
っても、固定位置と拘束具との間の離隔距離に応じて拘
束具より移動部材側の紐状部材の長さに差異が生じるも
のの、移動部材の移動距離に対して最小1/2程度の変
位量で紐状部材を変位させればよく、長さ寸法を従来の
半分程度にし得る。
【0067】また、この構成にあっては、回収手段は移
動手段が往路のときに紐状部材が移動部材材を待機位置
側へ引っ張っていって回収し、帰路のときには紐状部材
を緩めて移動部材を移動可能な状態にできる。更に、往
路で紐状部材をピンと張った状態にした後に帰路になっ
たとき、ピンと張った状態の長さ寸法に近い状態で紐状
部材を解き放すことが可能になる。
【0068】請求項2の発明において、紐状部材の固定
された他端と拘束具とを接近させて設けている構成とす
ることができる。
【0069】この構成とする場合は、紐状部材の変位量
を移動部材の移動距離の約1/2程度にできる。
【0070】請求項3の発明において、紐状部材の途中
の方向を変えるべく、紐状部材との接触位置を変えつつ
案内する案内具が設けられ、紐状部材の固定された他端
とその案内具とを接近させて設けている構成とすること
ができる。
【0071】請求項4の発明において、前記移動手段
は、前記拘束手段が取付けられた周回移動する無端のベ
ルトまたはチェーンと、該ベルトまたはチェーンを周回
駆動させる駆動手段とを備え、該駆動手段が遠隔操作に
より制御される構成とすることができる。
【0072】請求項5の発明において、前記待機位置に
前記移動部材を飛翔させる発射手段が付設されている構
成とすることができる。
【0073】請求項6の発明において、前記発射手段
は、紐状部材が緩められている状態で移動部材を発射す
る構成とすることができる。
【0074】請求項7の発明において、前記移動手段の
移動方向に沿って紐状部材の垂れ下がり部分を受ける紐
状部材受け手段が設けられている構成とすることができ
る。
【0075】この構成にあっては、紐状部材の垂れ下が
り部分は紐状部材受け手段にて受けられるので、紐状部
材が他の部分で引っ掛かることが防止され、安定した紐
状部材の動きが確保される。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1、3、4、5および6による場合には、紐状部材の途
中が任意の方向に変位されると、前記固定位置と拘束具
との間に存在する紐状部材の長さが長くなり、これとは
逆に拘束具より移動部材側の紐状部材の長さが短くなっ
ていき、最終的に移動部材が待機位置に戻って回収され
る構成であるので、移動部材の移動距離に対して最小1
/2程度の変位量で紐状部材を変位させればよく、長さ
寸法を従来の半分程度にし得る。また、前記回収手段
は、紐状部材の拘束具と接触する部分と他端との間を、
それとの接触位置を自在に変えつつ拘束する拘束手段
と、その拘束手段を任意の方向に往復移動させる移動手
段とを備える構成であるので、回収手段は移動手段が往
路のときに紐状部材が移動部材材を待機位置側へ引っ張
っていって回収し、帰路のときには紐状部材を緩めて移
動部材を移動可能な状態にできる。更に、回収手段は水
平方向または水平方向に対して斜め方向に変位する構成
であり、その拘束手段は中央部が湾曲され、その両端部
が移動手段に取付けた取付け部に支持された構成であ
り、紐状部材の他端側がこの拘束手段の内側に上側から
下側へ通されている構成であるので、往路で紐状部材を
ピンと張った状態にした後に帰路になったとき、ピンと
張った状態の長さ寸法に近い状態で紐状部材を解き放す
ことが可能になる。
【0077】また、請求項2によれば、紐状部材の固定
された他端と拘束具とを接近させて設けている構成であ
るので、紐状部材の変位量を移動部材の移動距離の約1
/2程度にできる。
【0078】請求項7によれば、前記移動手段の移動方
向に沿って紐状部材の垂れ下がり部分を受ける紐状部材
受け手段が設けられている構成であるので、紐状部材の
垂れ下がり部分は紐状部材受け手段にて受けられるの
で、紐状部材が他の部分で引っ掛かることが防止され、
安定した紐状部材の動きが確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装置
を組み込んだ景品ゲーム機の全体を示す外観斜視図であ
る。
【図2】図1の景品ゲーム機を白抜矢符方向から見た正
面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装置
を組み込んだ景品ゲーム機に備わった載置部近傍を示す
平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装置
を組み込んだ景品ゲーム機に備わった発射手段を示す正
面図である。
【図5】(a)は本発明の実施の形態に係る移動部材の
回収装置を組み込んだ景品ゲーム機に備わった発射手段
の内部構造を示す正面図、(b)はその発射手段に備わ
ったばね機構を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装置
を組み込んだ景品ゲーム機に備わった発射手段を構成す
る発射部材を示す平面図である。
【図7】図6の発射部材の上側に設けられ、引っ掛け部
材を待機位置と発射位置とに位置調整するソレノイドを
有する位置調整手段を示す平面図である。、
【図8】図6の発射部材が鉛直軸回りに揺動する状態を
示す平面図である。
【図9】図2の左側に存在する排出手段を拡大して示す
正面図である。
【図10】図9におけるG−G線での断面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機に備わった回収装置を構成
する回転操作部を示す側面図である。
【図12】図11の回転操作部に備わったロータリーエ
ンコーダ近傍を示す正面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機に備わった回収装置を示す
正面図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機に備わった回収装置を示す
平面図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機に備わった回収装置を構成
するモータの内部構造を示す平面図(断面図)である。
【図16】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機に備わった回収装置が紐を
緩めた状態を示す正面図である。
【図17】図16の左側面図である。
【図18】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機に備わった回収装置が紐を
引っ張った状態を示す正面図である。
【図19】図18の左側面図である。
【図20】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機を制御する制御回路のブロ
ック図である。
【図21】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機を制御回路が制御するフロ
ーチャート(前半部分)である。
【図22】本発明の実施の形態に係る移動部材の回収装
置を組み込んだ景品ゲーム機を制御回路が制御するフロ
ーチャート(後半部分)である。
【図23】従来の移動部材の回収装置を説明するための
模式図(正面図)である。
【図24】本発明に係る移動部材の回収装置の基本構成
を説明する模式図(正面図)である。
【符号の説明】
4 引っ掛け部材 5 紐 20 発射手段 22c 紐通し穴(拘束具) 23 収納部 30 回収装置 31 回収操作部 36b ロータ(案内具) 70 移動部材 71 紐状部材 72 拘束具 74 回収手段 75 固定位置
フロントページの続き (72)発明者 山崎 厚 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (72)発明者 松井 義和 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (72)発明者 芝宮 正和 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (72)発明者 本田 貴 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−262365(JP,A) 実開 昭52−76765(JP,U) 実公 昭44−3643(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/00 - 11/00 A63H 1/00 - 37/00 A63B 69/00 A63B 69/36 F41B 5/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機位置から移動した移動部材を、これ
    に一端が取付けられ他端が固定位置に固定された紐状部
    材を介して待機位置に回収する移動部材の回収装置であ
    って、 該紐状部材の途中と一端との間を、紐状部材との接触位
    置を変えつつ拘束し、かつ移動部材を待機位置に案内す
    る拘束具と、紐状部材の拘束具と接触する部分と他端との間を、それ
    との接触位置を自在に変えつつ拘束する拘束手段、およ
    びその拘束手段を水平方向または水平方向に対して斜め
    方向に往復移動させる移動手段を有し、移動部材を回収
    する回収手段とを具備し、 前記拘束手段は中央部が湾曲され、その両端部が移動手
    段に取付けた取付け部に支持された構成であり、紐状部
    材の他端側がこの拘束手段の内側に上側から下側へ通さ
    れている ことを特徴とする移動部材の回収装置。
  2. 【請求項2】 紐状部材の固定された他端と拘束具とを
    接近させて設けていることを特徴とする請求項1に記載
    の移動部材の回収装置。
  3. 【請求項3】 紐状部材の途中の方向を変えるべく、紐
    状部材との接触位置を変えつつ案内する案内具が設けら
    れ、紐状部材の固定された他端とその案内具とを接近さ
    せて設けていることを特徴とする請求項1に記載の移動
    部材の回収装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、前記拘束手段が取付け
    られた周回移動する無端のベルトまたはチェーンと、該
    ベルトまたはチェーンを周回駆動させる駆動手段とを備
    え、該駆動手段が遠隔操作により制御されることを特徴
    とする請求項1乃至のいずれかに記載の移動部材の回
    収装置。
  5. 【請求項5】 前記待機位置に前記移動部材を飛翔させ
    る発射手段が付設されていることを特徴とする請求項1
    乃至のいずれかに記載の移動部材の回収装置。
  6. 【請求項6】 前記発射手段は、紐状部材が緩められて
    いる状態で移動部材を発射することを特徴とする請求項
    に記載の移動部材の回収装置。
  7. 【請求項7】 前記移動手段の移動方向に沿って紐状部
    材の垂れ下がり部分を受ける紐状部材受け手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに
    記載の移動部材の回収装置。
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