JP3323594B2 - 積層シート - Google Patents

積層シート

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JP3323594B2 JP19650393A JP19650393A JP3323594B2 JP 3323594 B2 JP3323594 B2 JP 3323594B2 JP 19650393 A JP19650393 A JP 19650393A JP 19650393 A JP19650393 A JP 19650393A JP 3323594 B2 JP3323594 B2 JP 3323594B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、積層シート、詳しくは接着性に
優れた、半硬質塩化ビニル樹脂組成物から得られるシー
トとアルミニウム材料とを積層して得られる積層シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】塩化ビ
ニル系樹脂は、可塑剤の添加量により用途に応じて幅広
い物性のものが得られる。これらの塩化ビニル系樹脂
は、可塑剤の添加量により、硬質、半硬質、軟質に大別
されるが、このうち、「半硬質」とは、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対して可塑剤5〜30重量部を添加し
たものをいい、建材用シート等に用いられている。
【0003】これまで半硬質用の安定剤としては、Cd
/Ba系安定剤が用いられてきたが、毒性の問題から低
毒性のBa/Zn系安定剤やCa/Zn系安定剤等への
代替が望まれている。しかし、Ba/Zn系安定剤等を
配合した組成物は、Cd/Ba系安定剤を配合した組成
物に比べ、接着性に劣るという欠点があった。この接着
性は、建材用途では重要な性能で、Cdを用いない安定
剤の確立には不可欠な問題であった。Ba/Zn系安定
剤に金属酸化物を併用して耐熱性や体積固有抵抗を上げ
ることが特開昭52−29848号公報や特開平4−3
18047号公報に提案されている。
【0004】しかしながら、これらの検討は軟質配合に
対してのものであり、接着性は問題とされない用途のも
のであった。軟質配合では、農業用シートのように接着
性が高くないほうが好ましいものもある。このように、
Ba/Zn系安定剤等を配合した塩化ビニル系樹脂組成
物の接着性を改善する方法は確立されておらず、Cd/
Ba系安定剤をBa/Zn系安定剤等で代替するために
は、接着性改良が強く望まれていた。
【0005】従って、本発明の目的は、接着性に優れ
た、半硬質塩化ビニル系樹脂組成物を用いた積層シート
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行なった結果、塩化ビニル系樹脂に、可塑剤、Zn化
合物とアルカリ土類金属化合物の有機酸化物からなる安
定剤、アルカリ土類金属及び/又はアルミニウムの酸化
物、水酸化物、塩基性塩、珪酸塩の1種又は2種以上の
混合物、並びにβ−ジケトン化合物を併用することで、
Cd/Ba系安定剤を用いることなく上記目的を達成し
得ることを知見した。
【0007】本発明は上記知見に基づきなされたもの
で、下記(A)成分〜(E)成分からなる塩化ビニル系
樹脂組成物から得られるシートとアルミニウム材料とを
積層して得られる積層シートを提供するものである。 (A)塩化ビニル系樹脂 100 重量部 (B)可塑剤 5〜30 重量部 (C)Zn化合物とアルカリ土類金属の有機酸塩からなる安定剤 0.5〜10 重量部 (D)アルカリ土類金属及び/又はアルミニウムの酸化物、水酸化物、塩基性塩 、珪酸塩の1種又は2種以上の混合物 0.05〜5 重量部 (E)下記〔化2〕の一般式(I)で示されるβ−ジケトン化合物 0.01〜0.5重量部
【化2】
【0008】以下、本発明に用いられる塩化ビニル系樹
脂組成物について更に詳細に説明する。本発明に用いら
れる(A)塩化ビニル系樹脂としては、例えば、ポリ塩
化ビニル、五塩素化ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化
ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共
重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−スチレン−
無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル−アルキル、
シクロアルキル又はアリールマレイミド共重合体、塩化
ビニル−スチレン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビ
ニル−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−イソプレン共
重合体、塩化ビニル−塩素化プロピレン共重合体、塩化
ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三元共重合体、塩
化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−
マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル
酸エステル共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体、塩化ビニル−ウレタン共重合体等が挙げられ
る。
【0009】本発明に用いられる(B)可塑剤として
は、エステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、リン酸エス
テル系可塑剤等が挙げられる。上記エステル系可塑剤と
しては、フタル酸,トリメリット酸,ピロメリット酸,
アジピン酸,セバチン酸,アゼライン酸等の酸と、n−
プロパノール,イソプロパノール,nーブタノール,イ
ソブタノール,tert−ブタノール,n−ペンタノー
ル,イソペンタノール,tert−ペンタノール,n−
ヘキサノール,イソヘキサノール,n−ヘプタノール,
イソヘプタノール,n−オクタノール,イソオクタノー
ル,2ーエチルヘキサノール,n−ノナノール,イソノ
ナノール,n−デカノール,イソデカノール,ラウリル
アルコール,ミリスチルアルコール,パルミチルアルコ
ール,ステアリルアルコール等の直鎖及び分岐のアルキ
ルアルコール単独又は混合物とからなるエステルや、ブ
タンジオールとアジピン酸とのエステルの様なポリエス
テル可塑剤等が挙げられる。
【0010】上記エポキシ系可塑剤としては、エポキシ
化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ヒマシ油、
エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル、オクチルエポキシス
テアレート、エポキシトリグリセライド、エポキシヘキ
サヒドロフタル酸ジイソデシルや、エピクロルヒドリン
とビスフェノールAとの低分子量反応生成物樹脂の様な
エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0011】上記リン酸エステル系可塑剤としては、ト
リクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェー
ト、モノブチルジキシレニルホスフェート、トリオクチ
ルホスフェート等が挙げられる。
【0012】上記可塑剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂
100重量部に対して5〜30重量部であり、好ましく
は10〜25重量部である。
【0013】本発明に用いられる(C)Zn化合物とア
ルカリ土類金属化合物からなる安定剤〔以下、「(C)
安定剤」という〕としては、Ba/Zn系安定剤、Ca
/Zn系安定剤、Mg/Zn系安定剤等が挙げられる。
上記Ba/Zn系安定剤は、Ba系安定剤とZn系安定
剤とを組合わせた安定剤であり、液状でも粉末でもよ
い。上記Ba系安定剤としては、ステアリン酸バリウ
ム,オレイン酸バリウム,ラウリン酸バリウム等の脂肪
酸バリウム塩や安息香酸バリウム,m−トルイル酸バリ
ウム,p−tert−ブチル安息香酸バリウム等の芳香
族カルボン酸バリウム塩、塩基性炭酸バリウムの様な塩
基性塩、ジステアリルフォスフェイトのバリウム塩等の
リン酸エステルバリウム塩等が、また、上記Zn系安定
剤としては、ステアリン酸亜鉛,パルミチン酸亜鉛,ミ
リスチン酸亜鉛,ラウリン酸亜鉛,オレイン酸亜鉛等の
脂肪酸亜鉛塩や安息香酸亜鉛,m−トルイル酸亜鉛,p
−tert−ブチル安息香酸亜鉛等の芳香族カルボン酸
亜鉛塩、酸化亜鉛、ジステアリルフォスフェイトの亜鉛
塩等のリン酸エステル亜鉛塩等が挙げられる。
【0014】上記Ca/Zn系安定剤としては、前述の
Zn系安定剤に、Ca系安定剤としてステアリン酸カル
シウム,オレイン酸カルシウム,ラウリン酸カルシウム
等の脂肪酸カルシウム塩や安息香酸カルシウム,m−ト
ルイル酸カルシウム,p−tert−ブチル安息香酸カ
ルシウム等の芳香族カルボン酸カルシウム塩、塩基性炭
酸カルシウムの様な塩基性塩、ジステアリルフォスフェ
イトのカルシウム塩等のリン酸エステルカルシウム塩等
を組合せた安定剤が挙げられる。
【0015】上記Mg/Zn系安定剤としては、前述の
Zn系安定剤に、Mg系安定剤としてステアリン酸マグ
ネシウム,オレイン酸マグネシウム,ラウリン酸マグネ
シウム等の脂肪酸マグネシウム塩や安息香酸マグネシウ
ム,m−トルイル酸マグネシウム,p−tert−ブチ
ル安息香酸マグネシウム等の芳香族カルボン酸マグネシ
ウム塩、塩基性炭酸マグネシウムの様な塩基性塩、ジス
テアリルフォスフェイトのマグネシウム塩等のリン酸エ
ステルマグネシウム塩等を組合せた安定剤が挙げられる
他、ハイドロタルサイトの様な無機層状化合物とZn化
合物とを組合せた安定剤も挙げられる。
【0016】上記(C)安定剤の添加量は、塩化ビニル
系樹脂100重量部に対して0.5〜10重量部であ
り、好ましくは1〜5重量部である。
【0017】本発明に用いられる(D)アルカリ土類金
属及び/又はアルミニウムの酸化物、水酸化物、塩基性
塩、珪酸塩〔以下、「(D)無機化合物」という〕のう
ち、酸化物又は水酸化物としては、Mg (OH)2,Mg
O,Ca (OH)2,CaO,Al(OH)3,BaO,B
a(OH)2 等が挙げられ、塩基性塩としては、塩基性
炭酸マグネシウム、塩基性炭酸カルシウム、塩基性炭酸
バリウム、塩基性リン酸マグネシウム、塩基性リン酸カ
ルシウム、塩基性リン酸バリウム、塩基性リン酸アルミ
ニウム等が挙げられ、珪酸塩としては、珪酸カルシウ
ム,珪酸マグネシウム,珪酸ナトリウム等が挙げられ、
このうち、アルカリ土類金属及び/又はアルミニウムの
酸化物又は水酸化物が特に好ましい。
【0018】上記(D)無機化合物の添加量は、塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対して0.05〜5重量部、
好ましくは0.1〜3重量部、更に好ましくは0.2〜
1重量部である。
【0019】
【0020】
【0021】上記〔化2〕の一般式(I)中、R1 及び
3 がアルキル基のとき、該アルキル基としては、メチ
ル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチ
ル,イソブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,t
ert−ペンチル,n−ヘキシル,n−ヘプチル,te
rt−ヘプチル,n−オクチル,イソオクチル,n−ノ
ニル,イソノニル,n−デシル,イソデシル,n−ドデ
シル,イソドデシル,n−トリデシル,イソトリデシ
ル,n−テトラデシル,イソテトラデシル,n−ペンタ
デシル,イソペンタデシル,n−ヘキサデシル,イソヘ
キサデシル,n−ヘプタデシル,イソヘプタデシル,n
−オクタデシル,イソオクタデシル,n−ノナデシル,
イソノナデシル等が挙げられる。上記R1 及びR3 がア
リール基のとき、該アリール基としては、フェニル,ナ
フチル,アントラニル,ビフェニル,ターフェニル等が
挙げられる。上記R1 及びR3 がアルキルアリール基の
とき、該アルキルアリール基としては、フェニル基に上
記アルキル基が置換されたもの,例えば、p−メチルフ
ェニル,p−エチルフェニル,p−n−プロピルフェニ
ル,p−イソプロピルフェニル,p−n−ブチルフェニ
ル,p−イソブチルフェニル,p−tert−ブチルフ
ェニル,p−n−ペンチルフェニル,p−イソペンチル
フェニル,p−n−ヘキシルフェニル,n−イソヘキシ
ルフェニル,p−n−ヘプチルフェニル,p−イソヘプ
チルフェニル,p−n−オクチルフェニル,p−イソオ
クチルフェニル,p−2−エチルヘキシルフェニル,p
−n−ノニルフェニル,p−イソノニルフェニル,p−
n−デシルフェニル,p−イソデシルフェニル等が挙げ
られる。上記R1 及びR3 がアリールアルキル基のと
き、該アリールアルキル基としては、ベンジル,フェニ
ルエチル,フェニルプロピル等が挙げられる。上記R1
及びR3 がシクロアルキル基のとき、該シクロアルキル
基としては、シクロペンチル,シクロヘキシル,シクロ
ヘプタン,2,2,2−ビシクロオクタン等が挙げられ
る。上記〔化2〕の式中、R2 は、R1,3 と同様であ
るか、又は−CORを示し、Rは上記アルキル基若しく
はアリール基を示す。但し、R1 及びR3 の双方が水素
原子であることはない。
【0022】上記(E)βージケトン化合物の添加量
は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜
0.5重量部、好ましくは0.05〜0.3重量部であ
る。
【0023】上記βージケトン化合物の好ましい具体例
を下記〔化3〕の化合物No.1〜〔化16〕の化合物No.1
4 に示す。
【0024】
【化3】
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】
【化13】
【0035】
【化14】
【0036】
【化15】
【0037】
【化16】
【0038】本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂組成
物は、一般に塩化ビニル系樹脂に用いられる安定剤とし
ての金属塩、例えば脂肪酸塩,芳香族酸塩,リン酸エス
テル塩,亜リン酸エステル塩等の有機酸金属塩やハイド
ロタルサイトの様な無機化合物や紫外線吸収剤、ヒンダ
ードアミン系光安定剤、抗酸化剤、充填剤、改質剤、亜
リン酸エステル、滑剤、防曇剤、防霧剤、顔料等と併用
されても良く、特にハイドロタルサイトは他の性能にほ
とんど影響を与えずに熱安定性を改善するので併用する
ことが好ましい。
【0039】
【実施例】以下の実施例により本発明をより詳細に説明
するが、これにより本発明は何ら限定されるものではな
い。
【0040】実施例1〜16及び比較例1〜4の塩化ビ
ニル系樹脂組成物についての熱安定性、着色性及び接着
性は、下記する、接着性試験、熱安定性試験及び着色性
試験に基づいて評価した。 接着性試験:アルミマイラー(アルミ蒸着ポリエステル
フィルム)のアルミ層に接着剤を塗布したものに、塩化
ビニル系樹脂組成物により作成したシートをプレス機を
用いて、170℃×50Kg/cm2 ×5分でプレス接
着して試験片を得た。得られた試験片を70℃の水張デ
シケーターで所定の日数を経過させたのち、該試験片を
一定の大きさに切り、半分に折り曲げて折り曲げた部分
のマイラーとアルミの剥離又はアルミと上記シートの剥
離が起きるまで、折り曲げ動作を繰り返す。剥離の起こ
る部分がマイラーとアルミとの間かアルミと上記シート
との間かによって、下記評価基準に沿って接着性を評価
した。 評価基準:目視判定による10段階評価であり、下記の
如くして段階てきに評価した。 優 10 マイラーのみ剥がれる 7 マイラーにアルミが僅かに付着して剥がれる 4 マイラーにほとんどのアルミが付着して剥がれる 劣 1 マイラーにアルミ全部が付着して剥がれる
【0041】熱安定性試験:塩化ビニル系樹脂組成物を
180℃×30rpm×0.6mm×5分の条件でロー
ル混練して得られたシートを190℃ギヤオーブン中で
の黒化までの時間を10分間隔で評価した。
【0042】着色性試験:上記熱安定性試験と同様にし
て得られたシートを180℃×5分×1mmにプレスし
て得られるプレスシートの黄色度を測定した。
【0043】実施例1〜6及び比較例1 〈配合物〉 塩化ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル) 100 重量部 D O P 25 〃 エポキシ化大豆油 3 〃 二酸化チタン 5 〃 オレイン酸亜鉛 0.3 〃 オレイン酸バリウム 0.7 〃 安息香酸バリウム 0.2 〃 フェノール系抗酸化剤*1 0.1 〃 ステアロイルベンゾイルメタン 0.4 〃 (上記〔化6〕に示す化合物No.4) リン系抗酸化剤*2 0.3 〃 〔表1〕に示す(D)無機化合物 〔表1〕参照 〃
【0044】*1:旭電化工業株式会社製 アデカス
タブ AO−50(下記〔化17〕に示す化合物)
【0045】
【化17】
【0046】*2:旭電化工業株式会社製 アデカス
タブ 1500(下記〔化18〕に示す化合物)
【0047】
【化18】
【0048】
【表1】
【0049】*3:DHT−4A(協和化学(株)製ハ
イドロタルサイト) Mg4.5 Al2 (OH)13CO3 ・3.5H2
【0050】上記の実施例1〜6及び比較例1ついての
評価結果を下記〔表2〕示す。
【0051】
【表2】
【0052】実施例7〜13及び比較例2、3 〈配合物〉 塩化ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル) 100 重量部 D O P 12 〃 エポキシ化大豆油 3 〃 オレイン酸Zn 0.3 〃 オレイン酸Ba 0.7 〃 安息香酸Ba 0.2 〃 フェノール系抗酸化剤*1 0.1 〃 ステアロイルベンゾイルメタン 0.4 〃 (上記〔化6〕に示す化合物No.4) リン系抗酸化剤*2 0.3 〃 〔表3〕に示す(D)無機化合物 〔表3〕参照 〃
【0053】
【表3】
【0054】上記実施例7〜13及び比較例2、3につ
いての評価結果を下記〔化4〕に示す。
【0055】
【表4】
【0056】実施例14〜16及び比較例4 〈配合物〉 塩化ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル) 100 重量部 D O P 25 〃 エポキシ化大豆油 3 〃 オレイン酸Zn 0.3 〃 オレイン酸Ca 0.8 〃 p-tert-ブチル安息香酸Ca 0.2 〃 フェノール系抗酸化剤*1 0.2 〃 ジベンゾイルメタン 0.2 〃 (上記〔化12〕に示す化合物No.10 ) リン系抗酸化剤*2 0.3 〃 〔表5〕に示す(D)無機化合物 〔表5〕参照 〃
【0057】
【表5】
【0058】上記実施例14〜16及び比較例4につい
ての評価結果を下記〔表6〕に示す。
【0059】
【表6】
【0060】本発明の如く、上記(D)無機化合物を添
加することによって、比較例1と実施例1〜6の比較、
及び比較例2、3と実施例7〜13の比較から明らかな
ように、Ba/Zn系安定剤の接着性が、比較例4と実
施例14〜16の比較からCa/Zn系安定剤の接着性
が、大幅に改善されることが判った。また、比較例3か
ら上記(D)無機化合物の添加量は0.01重量部では
効果が小さいことが判った。このように、Cd/Ba系
安定剤を用いなくても、接着性に優れた、半硬質の塩化
ビニル系樹脂組成物が、上記(D)無機化合物、特にカ
ルシウムやマグネシウムの酸化物又は水酸化物と酸化物
といった低毒性の化合物を添加することによって得られ
た。
【0061】
【発明の効果】本発明は、接着性に優れた、半硬質塩化
ビニル系樹脂組成物を用いた積層シートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 27/06 C08L 27/06 (72)発明者 林 英美 埼玉県浦和市白幡5丁目2番13号 旭電 化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−247300(JP,A) 特開 平4−332747(JP,A) 特開 平4−318047(JP,A) 特開 平4−202452(JP,A) 特開 平3−157437(JP,A) 特開 平2−274750(JP,A) 特開 昭63−46248(JP,A) 特開 昭60−161451(JP,A) 特開 昭52−29848(JP,A) 特開 平1−314160(JP,A) 特表 平7−508066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08 C08L 27/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)成分〜(E)成分からなる塩
    化ビニル系樹脂組成物から得られるシートとアルミニウ
    ム材料とを積層して得られる積層シート。 (A)塩化ビニル系樹脂 100 重量部 (B)可塑剤 5〜30 重量部 (C)Zn化合物とアルカリ土類金属の有機酸塩からなる安定剤 0.5〜10 重量部 (D)アルカリ土類金属及び/又はアルミニウムの酸化物、水酸化物、塩基性塩 、珪酸塩の1種又は2種以上の混合物 0.05〜5 重量部(E)下記〔化1〕の一般式(I)で示されるβ−ジケトン化合物 0.01〜0.5重量部 【化1】
  2. 【請求項2】 上記アルミニウム材料がアルミニウム蒸
    着フィルムであることを特徴とする請求項1記載の積層
    シート
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