JP3321962B2 - コイル部品およびそれを用いた電子回路装置 - Google Patents

コイル部品およびそれを用いた電子回路装置

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JP3321962B2
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ用として有効な
コイル部品およびそれを用いた電子回路装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、盗難防止システムに使用する警報
音を発するタグや自動認識装置に使用するデータキャリ
アのようにコイル部品をアンテナとして使用するケース
が増えてきた。
【0003】以下に従来のコイル部品について説明す
る。図13は従来のアンテナ用のコイル部品の正面図
で、図14は他の従来のアンテナ用のコイル部品の斜視
図で、図15は従来の一般的なコイル部品の底面図で、
図16は図15のコイル部品の斜視図である。
【0004】図13、図14、図15および図16にお
いて、11は巻線部、12はフェライトコア、13は端
子板、14,14′は端子、15,15′は引出線、1
6,16′は巻線引出溝で、引出線15,15′が短く
構成できるように通常は、端子14,14′から鍔の外
周への最短距離を結ぶ線O−Aに対し、端子14,1
4′と巻線引出溝16,16′を結ぶ線O−Bの角度∠
AOBは45度以内に設けられている。
【0005】以上のように構成されたコイル部品につい
て、以下その動作について説明する。まず、図13のア
ンテナ用のコイル部品の場合、フェライトコア12が端
子14,14′を植設した端子板13に接着された後、
端子14に絶縁被膜付銅線が絡げられ、巻始め側の引出
線15を通って巻線部11が形成され、巻終わり側の引
出線15′を経由して端子14′に絡げられた後、半田
付けにより引出線15と端子14および引出線15′と
端子14′が電気的に接続される。この後、端子14,
14′は回路部品および半導体部品を搭載した基板に接
続される。
【0006】また、図14のアンテナ用のコイル部品の
場合、絶縁被膜付粘着銅線を使用し、巻型を使って巻線
部11を形成した後、アルコール塗布あるいは加熱によ
り巻線を互いに粘着させた後、巻型から取り外す。この
時、巻始め側の引出線15と巻終わり側の引出線15′
はフリーな状態で、回路部品および半導体部品を搭載し
た基板に接続される。
【0007】また、図15および図16の一般的なコイ
ル部品の場合、ドラム形のフェライトコア12に端子1
4,14′が植設された後、端子14に絶縁被膜付銅線
が絡げられ、巻始め側の引出線15が巻線引出溝16を
通って巻線部11が形成され、巻終わり側の引出線1
5′が巻線引出溝16′を通って端子14′に絡げられ
た後、半田付けにより引出線15と端子14および引出
線15′と端子14′が電気的に接続された構造となっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図13に示される従来のアンテナ用のコイル部品の構成
では、細長い形状には適するが、円板形の薄い形状には
不適当であるし、フェライトコア12が細長いため折れ
やすいという問題点を有していた。
【0009】また、上記の図14に示される従来のアン
テナ用のコイル部品の構成では、巻始め側の引出線15
と巻終わり側の引出線15′はフリーな状態であるた
め、回路基板との接続時に断線が生じやすく、接続の自
動化が困難で、しかも、粘着銅線を使用するため粘着に
時間を要し、巻線作業の高速化が難しいという問題点を
有していた。
【0010】また、上記の図15および図16に示され
る一般的なコイル部品の構成では、引出線15,15′
が短く構成できるように通常は、端子から鍔の外周への
最短距離を結ぶ線O−Aに対し、端子と巻線引出溝を結
ぶ線O−Bの角度∠AOBは45度以内に設けられてい
るため、端子14,14′を内側に折り曲げると引出線
15,15′が引っ張られて断線するため、端子14,
14′を内側に折り曲げることができないので、薄型化
が難しいという問題点を有していた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、円板形の薄い形状で衝撃に強く、巻線作業の高速化
が可能で、回路基板との接続が容易で、しかも、端子を
内側に折り曲げても断線の生じないコイル部品およびそ
れを用いた電子回路装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のコイル部品は、鍔に設けた巻線の引出溝の位
置が端子から鍔の外周への最短距離を結ぶ線に対し60
度以上の角度を持った構成を有している。
【0013】
【作用】この構成によって、円板形の薄い形状でフェラ
イトコアを使用していないため衝撃に強く、粘着銅線を
使う必要がないため巻線作業の高速化が可能で、端子を
有するため回路基板との接続が容易で、しかも、鍔に設
けた巻線の引出溝の位置が端子から鍔の外周への最短距
離を結ぶ線に対し60度以上の角度を持っているため、
端子を内側に折り曲げても断線の生じないコイル部品を
実現することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1、図2および図3は、本発明の一実施
例におけるアンテナ用のコイル部品を示すもので、図1
は平面図、図2は側面図、図3は斜視図である。
【0016】図1、図2、図3において、1は合成樹脂
により両端に鍔1aを有するように形成されたコイルボ
ビン、2,2′はこのコイルボビン1の鍔1aの内周部
に植設された端子、3はコイルボビン1の鍔1a間に巻
回された被膜導線からなる巻線部、4,4′はこの巻線
部3の両端の引出線、5,5′はコイルボビン1の鍔1
aの外周部に形成された巻線の引出溝であり、コイルボ
ビン1の鍔1aに植設された端子2,2′に巻線部3の
引出線4,4′を巻付けて半田付けされており、端子
2,2′から鍔1aの外周への最短距離を結ぶ線O−A
に対し、端子2,2′と巻線の引出溝5,5′を結ぶ線
O−Bの角度∠AOBは60度以上の角度に構成されて
いる。6はコイルボビン1の内側に設けた空洞部であ
る。
【0017】以上のように構成された本実施例のアンテ
ナ用のコイル部品について、以下その動作を説明する。
【0018】すなわち本実施例のアンテナ用のコイル部
品は、端子2,2′から鍔1aの外周への最短距離を結
ぶ線O−Aに対し、端子2,2′と巻線の引出溝5,
5′を結ぶ線O−Bの角度∠AOBが60度以上に構成
されているため、端子2,2′を内側に折り曲げても引
出線4,4′が引っ張られて断線することがない。
【0019】図4および図5は、本発明の他の実施例に
おけるアンテナ用のコイル部品を示す平面図で、図4は
巻線の引出溝5,5′を端子2,2′の同じ側に構成し
たもので、図5は巻線の引出溝5を1個で構成したもの
である。
【0020】図6、図7、図8、図9および図10は、
本発明の実施例におけるアンテナ用のコイル部品の端子
の形状を示す斜視図で、図6は端子2の断面形状が長方
形になるように構成し、端子2をコイルボビン1の内側
に折り曲げ易くしたものである。図7は端子2の断面形
状が長円形あるいは楕円形になるように構成し、端子2
をコイルボビン1の内側に折り曲げ易くしたものであ
る。図8は端子2の根元を他の部分よりも細く構成し、
端子2をコイルボビン1の内側に折り曲げ易くしたもの
である。図9は端子2の根元を他の部分よりも偏平に構
成し、端子2をコイルボビン1の内側に折り曲げ易くし
たものである。図10は端子2の中間部分が折れ曲がっ
て構成されており、端子2をコイルボビン1の内側に折
り曲げたとき端子2の先端とコイルボビン1の空洞部6
に組込んで電子機器を構成する回路基板とが密着し、接
続を容易にすることができるものである。
【0021】図11、図12は上述した本発明のコイル
部品を利用して電子回路装置を構成する実施例の斜視図
と断面図である。
【0022】すなわち、コイルボビン1の空洞部6内に
は各種回路部品や半導体部品を組込んでコイルとともに
回路ユニットを構成する回路基板7が組込まれて、コイ
ルボビン1の端子2,2′を折り曲げて接続して電子回
路装置を構成している。
【0023】この回路基板7の代わりに、回路基板7と
ともに半導体チップ、時計部品、電池などを組込んでも
よい。
【0024】また、図12に示すように、コイルボビン
1の空洞部6内に段差8を設け、回路基板7の位置決め
と支持を行うこともできる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、両端に鍔を有す
るコイルボビンに巻線を施し、上記鍔の内周部に植設さ
れた端子に上記巻線の引出線を巻付け、半田付けして構
成したコイル部品において、鍔に設けた巻線の引出溝の
位置が端子から鍔の外周への最短距離を結ぶ線に対し6
0度以上の角度を持たせ、コイルボビンの鍔に植設され
た端子を内側に折り曲げて、コイルボビン内側に取り付
けた基板、あるいは半導体チップ、時計部品、電池と電
気的に接続を行うことにより、円板形の薄い形状で衝撃
に強く、巻線作業の高速化が可能で、電子回路装置を構
成する場合にも回路基板との接続が容易で、しかも、端
子を内側に折り曲げても断線の生じないものを提供する
ことができる。
【0026】さらに、端子の形状を偏平に構成したり、
あるいは端子の根元を他の部分よりも細く構成したり、
あるいは端子が中間部分で折れ曲がったり段差を持った
形状に構成し、さらにコイルボビンの内側の面に段差を
設けることにより、上記の効果を、さらに高めた優れた
ものを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるコイル部品の平面図
【図2】同コイル部品の側面図
【図3】同コイル部品の斜視図
【図4】同他の実施例におけるコイル部品の平面図
【図5】同他の実施例におけるコイル部品の平面図
【図6】同端子形状を示す要部の斜視図
【図7】同端子形状の要部の斜視図
【図8】同端子形状の要部の斜視図
【図9】同端子形状の要部の斜視図
【図10】同端子形状の要部の斜視図
【図11】同コイル部品を用いた電子回路装置の斜視図
【図12】同他の実施例におけるコイル部品を用いた電
子回路装置の断面図
【図13】従来のアンテナ用のコイル部品の正面図
【図14】従来の他のアンテナ用のコイル部品の斜視図
【図15】従来の一般的なコイル部品の底面図
【図16】従来の一般的なコイル部品の斜視図
【符号の説明】
1 コイルボビン 2,2′ 端子 3 巻線部 4,4′ 引出線 5,5′ 巻線の引出溝 6 空洞部 7 回路基板 8 段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 5/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に鍔を有するコイルボビンに巻線を
    施し、上記鍔の内周部に植設された端子に上記巻線の引
    出線を巻付け半田付けし、上記鍔に設けた巻線の引出溝
    の位置が端子から鍔の外周への最短距離を結ぶ線に対し
    60度以上の角度を持たせたコイル部品。
  2. 【請求項2】 端子の形状を偏平にした請求項1記載の
    コイル部品。
  3. 【請求項3】 端子の根元を他の部分よりも細く構成し
    た請求項1記載のコイル部品。
  4. 【請求項4】 端子が中間部分で折れ曲がり段差を持っ
    た形状とした請求項1記載のコイル部品。
  5. 【請求項5】 コイルボビンの内側の面に段差を設けた
    請求項1記載のコイル部品。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコイル部品のコイルボビ
    ンの内側に、回路部品および半導体部品を搭載した基
    板、時計部品、電池あるいは半導体チップの少なくとも
    一種を取り付けた電子回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のコイルボビンの鍔に植設
    された端子を内側に折り曲げて、コイルボビン内側に取
    り付けた基板、半導体チップ、時計部品、あるいは電池
    と電気的に接続を行った電子回路装置。
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